JP6531511B2 - センサ - Google Patents

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本発明は、センサに関し、特に、エンジン排ガス用のNOxセンサに関する。
エンジン排ガス用のNOxセンサとして、センサ素子を取り囲む内側保護カバーと該内側保護カバーを取り囲む外側保護カバーとの二重構造の保護カバーを備えるものが知られている(例えば、特許文献1参照)。
この種のNOxセンサでは、内側及び外側の保護カバーにはそれぞれセンサ素子に排ガスを流通させるためのガス流通孔が形成されているところ、エンジンの始動時に発生する水がガス流通孔から保護カバー内へ浸入してセンサ素子に付着することを防止するために様々な対策が検討されている。
特開2011−38953号公報
一方で、センサ素子の応答性を速くするためには、保護カバー内外での排ガスの交換性を向上させる必要がある。そのためには、ガス流通孔の開口率を大きくしたり、排ガスがセンサ素子に流れ易くなるようにガス流通孔を配置したりする必要があることから、保護カバー内への水の浸入を防止することが難しくなる。そして、保護カバー内へ侵入した水がセンサ素子に付着した場合には、センサ素子が高温に加熱された状態であることから、センサ素子にクラックが発生するおそれがある。
開示のセンサは、センサ素子への水の付着を抑制することを目的とする。
開示のセンサは、エンジンからの排ガスを測定するセンサ素子と、前記センサ素子を取り囲むように配され、複数のガス流通孔が形成された内側保護カバーと、前記内側保護カバーを取り囲むように配され、複数のガス流通孔が形成された外側保護カバーと、前記内側保護カバーに張られた第1の電熱線とを備える。
上記センサは、前記外側保護カバーに張られた第2の電熱線を備えてもよい。
上記センサは、前記センサ素子が、排ガス中のNOxを測定するものでもよい。
開示のセンサによれば、センサ素子への水の付着を抑制できる。
本発明の一実施形態に係るNOxセンサを示す断面図である。 本発明の他の実施形態に係るNOxセンサを示す断面図である。 本発明の他の実施形態に係るNOxセンサを示す断面図である。
以下、本発明の一実施形態を、図面を参照しながら説明する。図1は、一実施形態に係るエンジン排ガス用のNOxセンサ10を示す断面図である。この図に示すように、NOxセンサ10は、排気ガス中のNOx(窒素化合物)の濃度を検出するセンサ素子12と、該センサ素子12が挿通された筒状のケース14と、ケース14内に配されセンサ素子12を保持するホルダ16と、ケース14を排気管1に取り付けるための取付金具18と、ケース14の先端に取り付けられた保護カバー20とを備えている。
センサ素子12は、先端側(図中下側)が排気管1内に配された帯板状のものであり、先端側に検知部(図示省略)が設けられている。このセンサ素子12は、例えば、ジルコニア(ZrO)固体電解質の積層構造体であり、ジルコニアの酸素イオン電導性を応用したセンサ基板である。
ケース14の先端部は、排気管1内に配されており、センサ素子12は、ケース14の先端部から排気管1の内側へ突出している。ケース14には、コントロールユニットに接続されたケーブルが挿通されており(共に図示省略)が接続されており、センサ素子12は、該ケーブルを介してコントロールユニットに接続されている。
ホルダ16は、ケース14の先端部近傍に配されており、センサ素子12をケース14に対して同軸に位置するように保持している。このホルダ16は、ケース14の軸方向に見て円状に形成されており、排気管1側の外周部はテーパ状に形成されている。一方、ケース14の内壁には、段差部14Bが設けられ、この段差部14Bに後述の内側保護カバー22の基端部22Bが係合している。ホルダ16は、不図示の抑えリングにより排気管1側に押されており、ホルダ16のテーパ状の外周部が内側保護カバー22の基端部22Bに押し当てられている。
取付金具18は、排気管1に形成された開口1Aの縁部に固定されたナットである。ケース14の先端近傍にはネジ部14Aが形成されており、このネジ部14Aが取付金具18と螺合することにより、ケース14が取付金具18を介して排気管1に固定されている。
保護カバー20は、内側保護カバー22と外側保護カバー24とを備えている。内側保護カバー22は、一端(以下、先端という)が閉塞され、他端(以下、基端という)が開口された筒状の部材である。この内側保護カバー22の開口縁部(上述の基端部22B)は径方向外側に屈曲されており、該基端部22Bがケース14の内壁の段差部に係合している。
内側保護カバー22の基端側は、ケース14の先端内側に嵌め込まれており、内側保護カバー22は、ケース14の先端の開口縁部から排気管1内に突出している。ここで、内側保護カバー22は、センサ素子12の検知部を取り囲んでいる。
また、内側保護カバー22の周壁には、複数のガス流通孔22Aが形成されている。ガス流通孔22Aは、排ガスを内側保護カバー22内に流通させるための小孔であり、周方向及び軸方向に間隔を空けて配されている。
外側保護カバー24は、一端(以下、先端という)が閉塞され他端(以下、基端という)が開口された筒状の部材である。この外側保護カバー24の開口縁部は径方向外側に屈曲されており、ケース14の外壁の段差部に係合している。
外側保護カバー24の基端側は、ケース14の先端外側に嵌め込まれており、外側保護カバー24は、ケース14の先端の外周部から排気管1内に突出している。ここで、外側保護カバー24は、内側保護カバー22を取り囲んでいる。すなわち、内側保護カバー22と外側保護カバー24とにより二重構造の保護カバー20が構成されている。
また、外側保護カバー24の周壁には、複数のガス流通孔24Aが形成されている。ガス流通孔24Aは、排ガスを外側保護カバー24内に流通させるための小孔であり、周方向及び軸方向に間隔を空けて配されている。また、ガス流通孔24Aは、ガス流通孔22Aよりも大径とされている。
内側保護カバー22の内壁には、電熱線30が貼り付けられている。この電熱線30は、例えば、ニクロム線やカンタル線等であり、ガス流通孔22Aを塞がないように蛇行して張り巡らされている。電熱線30の両端は、ホルダ16に設けられたコネクタ31及び不図示のケーブルを介してコントロールユニットに接続されており、電熱線30は、コントロールユニットから電流が供給されることで発熱する。
ここで、内側保護カバー22は、SUS等の伝熱性の高い金属で形成されており、電熱線30の発熱により全体が加熱される。また、電熱線30の発熱量は、内側保護カバー22の内壁及び外壁に付着した水を蒸発させることができる大きさに設定されている。
外側保護カバー24の内壁には、電熱線30と同様の素材及び機能の電熱線32が貼り付けられている。この電熱線32は、ガス流通孔24Aを塞がないように蛇行して張り巡らされている。電熱線32の両端は、ケース14に設けられた不図示のコネクタ及び不図示のケーブルを介してコントロールユニットに接続されており、電熱線32は、コントロールユニットから電流が供給されることで発熱する。
ここで、外側保護カバー24は、SUS等の伝熱性の高い金属で形成されており、電熱線32の発熱により全体が加熱される。また、電熱線32の発熱量は、外側保護カバー24の内壁及び外壁に付着した水を蒸発させることができる大きさに設定されている。
以上説明したように、本実施形態に係るNOxセンサ10は、センサ素子12を取り囲むように配され、複数のガス流通孔22Aが形成された内側保護カバー22と、内側保護カバー22を取り囲むように配され、複数のガス流通孔24Aが形成された外側保護カバー24との二重構造とされている。これにより、NOxセンサ10は、排気管1内からセンサ素子12への排ガスの流通が可能になる一方で、エンジン始動時に発生する水が排気管1内からセンサ素子12へ到達し難くなるように構成されている。
さらに、NOxセンサ10では、内側保護カバー22に張られた電熱線30により内側保護カバー22が水を蒸発させる温度(熱量)まで加熱される。これにより、エンジン始動時に発生する水が、外側保護カバー24のガス流通孔24Aから侵入して内側保護カバー22の内壁や外壁に付着した場合には、内側保護カバー22の熱により蒸発される。従って、水がセンサ素子12に付着することを抑制でき、センサ素子12のクラックの発生を抑制できる。
また、NOxセンサ10では、外側保護カバー24に張られた電熱線32により外側保護カバー24が水を蒸発させる温度(熱量)まで加熱される。これにより、エンジン始動時に発生する水が、外側保護カバー24の外壁や内壁に付着した場合には、外側保護カバー24の熱により蒸発される。従って、水のセンサ素子12への付着をより一層効果的に抑制できる。
なお、本発明は、上述の実施形態に限定されるものではなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で、適宜変形して実施することが可能である。
例えば、上述の実施形態では、電熱線32を外側保護カバー24に設けたが、これは必須ではなく、図2に示すように、電熱線30を内側保護カバー22に設けるのみで、外側保護カバー24には電熱線を設けないようにしてもよい。
また、電熱線30、32をそれぞれ内側保護カバー22、外側保護カバー24の内壁に貼り付けたが、各カバーの外壁に貼り付けてもよく、あるいは、各カバーの内壁及び外壁の双方に貼り付けてもよい。
さらに、電熱線30、32の配線方法は、上述の実施形態のものには限られない。例えば、図3に示すように、電熱線30、32をセンサの軸心周りに旋回する螺旋状に配線してもよい。
1 排気管、10 NOxセンサ、12 センサ素子、14 ケース、14A ネジ部、14B 段差部、16 ホルダ、18 取付金具、20 保護カバー、22 内側保護カバー、22A ガス流通孔、22B 基端部、24 外側保護カバー、24A ガス流通孔、30 電熱線、31 コネクタ、32 電熱線

Claims (2)

  1. エンジンからの排ガスを測定するセンサ素子と、
    前記センサ素子を取り囲むように配され、複数のガス流通孔が形成された内側保護カバーと、
    前記内側保護カバーを取り囲むように配され、複数のガス流通孔が形成された外側保護カバーと、
    前記内側保護カバーの内壁に貼り付けられた第1の電熱線と
    前記外側保護カバーの内壁に貼り付けられた第2の電熱線と、
    前記第2の電熱線を発熱させるコントロールユニットと、
    を備えるセンサ。
  2. 前記センサ素子が、排ガス中のNOxを測定する
    請求項1に記載のセンサ。
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