JP4938587B2 - ガスセンサ - Google Patents

ガスセンサ Download PDF

Info

Publication number
JP4938587B2
JP4938587B2 JP2007206924A JP2007206924A JP4938587B2 JP 4938587 B2 JP4938587 B2 JP 4938587B2 JP 2007206924 A JP2007206924 A JP 2007206924A JP 2007206924 A JP2007206924 A JP 2007206924A JP 4938587 B2 JP4938587 B2 JP 4938587B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
gas
wall
inner diameter
cylindrical member
circulation port
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2007206924A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2009042052A (ja
Inventor
雅史 安藤
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
NGK Spark Plug Co Ltd
Original Assignee
NGK Spark Plug Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by NGK Spark Plug Co Ltd filed Critical NGK Spark Plug Co Ltd
Priority to JP2007206924A priority Critical patent/JP4938587B2/ja
Publication of JP2009042052A publication Critical patent/JP2009042052A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4938587B2 publication Critical patent/JP4938587B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Measuring Oxygen Concentration In Cells (AREA)

Description

本発明は、排気ガスなどの被測定ガス中の特定ガス濃度を検出するための酸素センサ,NOxセンサ,HCセンサといったガスセンサなどのように、ガス検出用のガス検出素子と、ガス検出素子の径方向周囲を取り囲むハウジングと、ガス検出素子を保護する有底筒状のプロテクタと、を備えたガスセンサに関する。
従来、排気ガスなどの被測定ガス中の特定ガス濃度を検出するための酸素センサ,NOxセンサ,HCセンサといったガスセンサなどのように、ガス検出用のガス検出素子と、ガス検出素子の径方向周囲を取り囲むハウジングと、ガス検出素子を保護する有底筒状のプロテクタと、を備えたガスセンサが知られている。
このようなガスセンサに求められる特性の1つとしては、ガス検出の応答性の速さがあり、応答性を向上させるには、例えば、被測定ガスを速やかに導入するためにプロテクタのガス流通口を大きくする(開口面積を拡大する)方法がある。
しかし、ガス流通口の開口面積を拡大すると、被測定ガスとともに水滴などの異物が侵入しやすくなる。そして、活性化のために高温(例えば、300[℃]以上)に維持されたガス検出素子に対して水滴などの低温の異物が付着すると、熱衝撃によりガス検出素子が破損する虞がある。
そこで、水滴などの異物がガス検出素子に到達し難くなるように、外側筒状部材のガス流通口と内側筒状部材のガス流通口とを互いに重ならないよう配置した構成のガスセンサが提案されている(特許文献1)。
また、外側筒状部材に内向きに延設されたガイド部を設けることで、被測定ガスの導入時に旋回流を生じさせて、水滴などの異物がガス検出素子に到達するのを抑制する構成のガスセンサが提案されている(特許文献2)。
特開2001−074686号公報(請求項1など) 特開2004−109125号公報(請求項1など)
しかしながら、上記従来のガスセンサにおいては、水滴などの異物がガス検出素子に到達し難くなるものの、それに伴い被測定ガスを速やかにガス検出素子に到達させることが難しくなる虞がある。
つまり、上記従来のガスセンサは、水滴などの異物がガス検出素子に到達し難くなる構成を採ることに伴い、異物のみならず被測定ガスについてもガス検出素子に到達しがたくなり、ガス検出の応答性が低下する可能性がある。
そこで、本発明はこうした問題に鑑みなされたものであり、水滴などの異物がガス検出素子に到達し難くしつつ、被測定ガスがガス検出素子に到達しやすくなる構成のガスセンサを提供することを目的とする。
かかる目的を達成するためになされた請求項1に記載の発明は、後端側から先端側にかけて軸線方向に延びると共に、先端部に被測定ガスに接触させるガス接触部を有するガス検出素子と、ガス接触部を先端から突き出させた状態でガス検出素子の径方向周囲を取り囲むハウジングと、ガス検出素子のガス接触部を覆うように、ハウジングに固定させた有底筒状のプロテクタと、を備えたガスセンサであって、プロテクタは、筒状の外側側壁を有するともに外側側壁の先端側に設けられる外側底壁を有してなる有底筒状の外側筒状部材と、外側側壁の内部に少なくとも一部が配置される筒状の内側側壁を有するともに、内側側壁の先端側に設けられる内側底壁を有してなる有底筒状の内側筒状部材と、を備えており、外側筒状部材は、被測定ガスを内部に導入するための複数の外壁ガス流通口を外側側壁に備えており、内側筒状部材は、外側筒状部材の内部に導入された被測定ガスを内部に導入するための複数の内壁ガス流通口を内側側壁に備えており、外壁ガス流通口は、内壁ガス流通口よりも軸線方向の後端側に配置されると共に、ガス検出素子の先端は、内壁ガス流通口よりも軸線方向の先端側に配置され、軸線方向に垂直な断面における内側側壁の内径寸法のうち、外壁ガス流通口の形成位置に対応する位置の内径寸法を外壁流通口内径寸法とし、内壁ガス流通口の形成位置における内径寸法を内壁流通口内径寸法とした場合において、内側筒状部材は、内壁流通口内径寸法が外壁流通口内径寸法よりも小さい形状であり、内側側壁は、軸線方向に垂直な断面における内側側壁の内径寸法を変更するための寸法変更部と、寸法変更部の先端側に接続し、軸線方向に垂直な断面における内径寸法が寸法変更部の最小内径寸法と等しい寸法をなす最小内径部と、寸法変更部の後端側に接続し、軸線方向に垂直な断面における内径寸法が寸法変更部の最大内径寸法以上となる最大内径部と、を備えており、内壁ガス流通口は、内側側壁のうち寸法変更部または最小内径部に形成されており、外壁ガス流通口は、外側側壁のうち内側側壁の最大内径部に対応する位置に形成されており、さらに、最小内径部の先端に連結する内側底壁には、被測定ガスを該内側筒状部材の外部に排出するための内側底壁流通口を有し、ガス検出素子の先端が最小内径部の内側に位置してなること、を特徴とするガスセンサである。
つまり、このガスセンサは、外壁ガス流通口および内壁ガス流通口の軸線方向における形成位置がそれぞれ異なっており、外側筒状部材のガス流通口と内側筒状部材のガス流通口とが互いに重ならないため、水滴などの異物がガス検出素子に到達し難い構成である。
また、このガスセンサは、内壁流通口内径寸法が外壁流通口内径寸法より小さく形成された内側筒状部材を備えて構成されている。つまり、内側筒状部材は、自身の内部領域のうち、内壁ガス流通口の形成位置における内部領域(内壁流通口内部領域)が外壁ガス流通口の形成位置における内部領域(外壁流通口内部領域)よりも狭い構成となる。
そして、一定量の流体(ガスなど)における移動速度は、一般に、容積の大きい領域よりも容積の小さい領域の方が高速となる。このため、内壁流通口内部領域が外壁流通口内部領域よりも狭い構成の内側筒状部材は、内壁流通口内部領域が外壁流通口内部領域と略同寸法となる構成の内側筒状部材に比べて、内壁流通口内部領域における被測定ガスの流速が速くなる。
このような構成の内側筒状部材を備えるガスセンサは、被測定ガスを速やかにガス検出素子のガス接触部まで導入できる。
よって、本発明のガスセンサは、水滴などの異物がガス検出素子に到達し難くしつつ、被測定ガスがガス検出素子に到達しやすくなる。
また、本発明のガスセンサにおいては、内側側壁は、軸線方向に垂直な断面における内側側壁の内径寸法を変更するための寸法変更部と、寸法変更部の先端側に接続し、軸線方向に垂直な断面における内径寸法が寸法変更部の最小内径寸法と等しい寸法をなす最小内径部と、寸法変更部の後端側に接続し、軸線方向に垂直な断面における内径寸法が寸法変更部の最大内径寸法以上となる最大内径部と、を備えており、内壁ガス流通口は、内側側壁のうち寸法変更部または最小内径部に形成されており、外壁ガス流通口は、外側側壁のうち内側側壁の最大内径部に対応する位置に形成されている。
このガスセンサでは、内壁ガス流通口が寸法変更部または最小内径部に形成されており、外壁ガス流通口が外側側壁のうち最大内径部に対応する位置に形成されている。これにより、内側筒状部材は、内壁流通口内径寸法が外壁流通口内径寸法より小さい形状となる。
よって、本発明によれば、内壁流通口内径寸法が外壁流通口内径寸法より小さい構成を実現できるため、上述のように、水滴などの異物がガス検出素子に到達し難くしつつ、被測定ガスがガス検出素子に到達しやすいガスセンサを実現できる。
なお、「外側側壁のうち最大内径部に対応する位置」とは、「外側側壁の軸線方向における位置のうち、内側側壁の最大内径部と軸線方向における位置が同一となる位置」を意味する。
また、本発明のガスセンサは、最小内径部の先端に連結する内側底壁には、被測定ガスを内側筒状部材の外部に排出するための内側底壁流通口を有し、ガス検出素子の先端が最小内径部の内側に位置してなるよう構成されている。
このように内側底壁流通口を設けることで、内側筒状部材は、内壁ガス流通口から内側底壁流通口に至るガスの移動経路を確保できるため、被測定ガスを速やかに導入できる構成となる。
よって、本発明によれば、内側筒状部材における被測定ガスの導入を迅速に行うことができるため、応答性の向上を図ることができる。
また、本発明のガスセンサにおいては、外壁ガス流通口は、内壁ガス流通口よりも軸線方向の後端側に配置される。
このように外壁ガス流通口と内壁ガス流通口との相対的な位置関係を設定したプロテクタは、外側側壁の内面と内側側壁の外面との間の隙間領域において、被測定ガスの流通方向を一方向(軸線方向の先端側向き方向)に設定できる。そして、このようなプロテクタは、隙間領域でのガスの流通方向が複数となる構成のプロテクタに比べて、隙間領域での被測定ガスの移動が円滑となり、内側筒状部材に対して被測定ガスを迅速に導入できる構成となる。
よって、本発明によれば、内側筒状部材における被測定ガスの導入を迅速に行うことができるため、応答性の向上を図ることができる。
また、本発明のガスセンサにおいては、ガス検出素子の先端は、内壁ガス流通口よりも軸線方向の先端側に配置される。
つまり、外壁ガス流通口が内壁ガス流通口よりも軸線方向の後端側に配置される場合には、内側筒状部材への被測定ガスの流入方向は先端側向きになる。このため、ガス接触部が内壁ガス流通口よりも軸線方向の先端側に配置されたガスセンサは、導入された被測定ガスが速やかにガス接触部の近傍に移動する構成となる。
よって、本発明によれば、導入された被測定ガスが速やかにガス接触部の近傍に移動することから、応答性の向上を図ることができる。
次に、上述のガスセンサは、請求項2に記載のように、寸法変更部として、軸線方向に垂直な断面における内径寸法が軸線方向にかけて徐々に変化するテーパ部、または軸線方向に垂直な板面形状の段差部を有する形状の寸法変更部を備えることができる。
つまり、テーパ部および段差部は、内径寸法が最大となる端部と内径寸法が最小となる端部を備えることから、寸法変更部として用いることができる。
なお、寸法変更部は、テーパ部および段差部の組み合わせ構成としても良い。
次に、上述のガスセンサにおいては、請求項3に記載のように、外側筒状部材は、外壁ガス流通口の端部から内側に向けて延設される外側ガイド体を備える、という構成を採ることができる。
外側ガイド体は、被測定ガスが内側筒状部材の外周面を取り囲むように、被測定ガスの旋回流を生じさせる機能を有する。このため、外側ガイド体を備えるプロテクタは、この旋回流に伴い発生する慣性力により、相対的に重い成分(水滴など)と相対的に軽い成分(被測定ガス)とを分離できる。
このとき、分離された重い成分(水滴など)は、外側筒状部材の内周面に押しつけられるため、被測定ガスとともに異物(水滴など)が導入された場合でも、内側筒状部材の内部まで異物(水滴など)が到達しにくくなり、ガス検出素子を保護できる。
そして、内壁流通口内径寸法が外壁流通口内径寸法より小さい構成の内側筒状部材を備えるプロテクタに対して、外側ガイド体を備える外側筒状部材を組み合わせることで、被測定ガスをガス検出素子に到達しやすくしつつ、水滴などの異物がガス検出素子に到達し難くすることができる。
よって、本発明によれば、水滴などの異物がガス検出素子に到達し難くしつつ、被測定ガスがガス検出素子に到達しやすくなる構成のガスセンサを実現できる。
次に、上述のガスセンサにおいては、請求項4に記載のように、内側筒状部材は、内壁ガス流通口の端部から内側に向けて延設される内側ガイド体を備える、という構成を採ることができる。
内側ガイド体は、被測定ガスが内側筒状部材の内部に導入される際に、被測定ガスがガス検出素子(ガス接触部)を取り囲むように、被測定ガスの旋回流を生じさせる機能を有している。このため、内側ガイド体を備えるプロテクタは、この旋回流に伴い発生する慣性力により、相対的に重い成分(水滴など)と相対的に軽い成分(被測定ガス)とを分離できる。
このとき、分離された重い成分(水滴など)は、内側筒状部材の内周面に押しつけられるため、被測定ガスとともに異物(水滴など)が導入された場合でも、ガス検出素子まで異物(水滴など)が到達しにくくなり、ガス検出素子を保護できる。
そして、内壁流通口内径寸法が外壁流通口内径寸法より小さい構成の内側筒状部材に対して、内側ガイド体を組み合わせることで、被測定ガスをガス検出素子に到達しやすくしつつ、水滴などの異物がガス検出素子に到達し難くすることができる。
よって、本発明によれば、水滴などの異物がガス検出素子に到達し難くしつつ、被測定ガスがガス検出素子に到達しやすくなる構成のガスセンサを実現できる。
以下に本発明にかかる実施の形態を図面と共に説明する。
なお、以下に示す実施形態では、ガスセンサの一種であって、自動車や各種内燃機関における空燃比フィードバック制御に使用するために、測定対象となる排ガス中の特定ガスを検出するガス検出素子(ガスセンサ素子)が組み付けられるとともに、内燃機関の排気管に装着される全領域空燃比センサ2(以下、空燃比センサ2ともいう)について説明する。
(1)空燃比センサ全体の構成
図1は、本発明を適用した実施形態の空燃比センサ2の全体構成を示す断面図である。
空燃比センサ2は、排気管に固定するためのネジ部39が外表面に形成された筒状のハウジング38と、軸線方向(空燃比センサ2の長手方向:図中上下方向)に延びる板状形状をなすガス検出素子4と、ガス検出素子4の径方向周囲を取り囲むように配置される筒状のセラミックスリーブ6と、軸線方向に貫通するコンタクト挿通孔68の内壁面がガス検出素子4の後端部の周囲を取り囲む状態で配置される絶縁コンタクト部材66と、ガス検出素子4と絶縁コンタクト部材66との間に配置される5個の接続端子10と、ガス検出素子4の先端部周囲を覆うようにハウジング38の先端側外周に固定された有底筒状のプロテクタ42と、を備えている。
ガス検出素子4は、軸線方向に延びる板状形状をなし、測定対象となるガスに向けられる先端側(図中下方)に保護層に覆われた検出部8が形成され、後端側(図中上方)の外表面のうち表裏の位置関係となる第1板面21および第2板面23に電極端子部30,31,32,34,36が形成されている。接続端子10は、ガス検出素子4と絶縁コンタクト部材66との間に配置されることで、ガス検出素子4の電極端子部30,31,32,34,36にそれぞれ電気的に接続される。また、接続端子10は、外部からセンサの内部に配設されるリード線46にも電気的に接続されており、リード線46が接続される外部機器と電極端子部30,31,32,34,36との間に流れる電流の電流経路を形成する。
なお、ガス検出素子4は、特定ガスが検出部8に接触すると、特定ガスの濃度等に応じたセンサ出力信号を電極端子部から出力する構成である。
ハウジング38は、軸線方向に貫通する貫通孔54を有し、貫通孔54の径方向内側に突出する棚部52を有する略筒状形状に構成されている。また、ハウジング38は、検出部8を貫通孔54の先端側外部に配置し、電極端子部30,31,32,34,36を貫通孔54の後端側外部に配置する状態で貫通孔54に挿通されたガス検出素子4を保持するよう構成されている。さらに、棚部52は、軸線方向に垂直な平面に対して傾きを有する内向きのテーパ面として形成されている。
なお、ハウジング38の貫通孔54の内部には、ガス検出素子4の径方向周囲を取り囲む状態で、環状形状のセラミックホルダ51、粉末充填層53,56(以下、滑石リング53,56ともいう)、および上述のセラミックスリーブ6が、この順に先端側から後端側にかけて積層されている。また、セラミックスリーブ6とハウジング38の後端部40との間には、加締パッキン57が配置されており、セラミックホルダ51とハウジング38の棚部52との間には、滑石リング53やセラミックホルダ51を保持し、気密性を維持するための金属ホルダ58が配置されている。なお、ハウジング38の後端部40は、加締パッキン57を介してセラミックスリーブ6を先端側に押し付けるように、加締められている。
つまり、ハウジング38は、検出部8を先端から突き出させた状態でガス検出素子4の径方向周囲を取り囲む構成である。
ガス検出素子4は、軸線方向に延びる板状形状に形成された素子部と、同じく軸線方向に延びる板状形状に形成されたヒータとが積層されて、長方形状の軸断面を有する板状形状に形成されている。なお、空燃比センサ2として用いられるガス検出素子4は従来公知のものであるため、その内部構造等の詳細な説明は省略する。
ガス検出素子4は、図1に示すように、先端側(図1における下方)の検出部8が排気管に固定されるハウジング38の先端より突出すると共に、後端側の電極端子部30,31,32,34,36がハウジング38の後端より突出した状態で、ハウジング38の内部に固定される。
そして、ハウジング38の後端側外周には、外筒44が固定されている。また、外筒44の後端側(図1における上方)の開口部には、ガス検出素子4の各電極端子部30,31,32,34,36とそれぞれ電気的に接続される5本のリード線46(図1では3本が図示)が挿通されるリード線挿通孔61が形成されたグロメット50が配置されている。
また、ハウジング38の後端部40より突出されたガス検出素子4の後端側(図1における上方)には、絶縁コンタクト部材66が配置される。なお、この絶縁コンタクト部材66は、ガス検出素子4の後端側の表面に形成される電極端子部30,31,32,34,36の周囲に配置されている。
(2)プロテクタ42の構成
次に、プロテクタ42は、複数のガス流通口を有する有底筒状に形成されており、ガス検出素子4の突出部分を覆う状態で、ハウジング38の先端側(図1における下方)外周に溶接等によって取り付けられている。
プロテクタ42は、金属製(例えば、ステンレスなど)であり、有底筒状の外側筒状部材81と、外側筒状部材81の内側に配置した有底筒状の内側筒状部材91と、を備えた二重構造に形成されている。
外側筒状部材81は、筒状の外側側壁82を有するともに外側側壁82の先端側に設けられる外側底壁83を有して構成される。また、外側筒状部材81は、外側側壁82に複数(本実施形態では、8個)の外壁ガス流通口84を備えて構成されている。
内側筒状部材91は、外側側壁82の内部に配置される筒状の内側側壁92を有するともに、内側側壁92の先端側に設けられる内側底壁93を有して構成される。また、内側筒状部材91は、内側側壁92に複数(本実施形態では、8個)の内壁ガス流通口94を備えて構成される。
内側側壁92は、軸線方向の後端側から先端側にかけて、固定部95,固定用段差部96,最大内径部97,寸法変更段差部98,最小内径部99を備えて構成されている。
寸法変更段差部98は、軸線方向に垂直な板面形状に形成されており、軸線方向に垂直な断面における内側側壁92の内径寸法を変更するために備えられている。また、最大内径部97は、軸線方向に垂直な断面における内径寸法が寸法変更段差部98の最大内径寸法と等しい寸法となるように形成されている。さらに、最小内径部99は、軸線方向に垂直な断面における内径寸法が寸法変更段差部98の最小内径寸法と等しい寸法となるように形成されている。
内壁ガス流通口94は、内側側壁92のうち最小内径部99において、周方向にわたり複数箇所に形成されている。
内側筒状部材91は、内側底壁93において、被測定ガスを内側筒状部材91の内部から外部に排出するための内側底壁流通口100を備えて構成されている。
他方、外壁ガス流通口84は、外側側壁82のうち内側側壁92の最大内径部97に対応する位置において、周方向にわたり複数箇所に形成されている。つまり、外壁ガス流通口84は、軸線方向における形成位置が内壁ガス流通口94とは異なっている。
また、外側筒状部材81は、外側底壁83において、被測定ガスを外側筒状部材81の内部から外部に排出するための外側底壁流通口85を備えて構成されている。
そして、内側筒状部材91は、軸線方向に垂直な断面における内側側壁92の内径寸法のうち、外壁ガス流通口84の形成位置に対応する位置の内径寸法(外壁流通口内径寸法D1)と、内壁ガス流通口94の形成位置における内径寸法(内壁流通口内径寸法D2)とを比較した場合において、内壁流通口内径寸法D2が外壁流通口内径寸法D1よりも小さい形状(D2<D1となる形状)に構成されている。
(3)実施形態の効果
以上説明したように、空燃比センサ2は、外壁ガス流通口84および内壁ガス流通口94の軸線方向における形成位置がそれぞれ異なっており、外側筒状部材81のガス流通口と内側筒状部材91のガス流通口とが互いに重ならないため、水滴などの異物がガス検出素子4に到達し難い構成である。
また、この空燃比センサ2は、内壁流通口内径寸法D2が外壁流通口内径寸法D1より小さく形成された内側筒状部材91を備えて構成されている。つまり、内側筒状部材91は、自身の内部領域のうち、内壁ガス流通口94の形成位置における内部領域(内壁流通口内部領域72)が外壁ガス流通口84の形成位置における内部領域(外壁流通口内部領域71)よりも狭い構成となる。
そして、一定量の流体(ガスなど)における移動速度は、一般に、容積の大きい領域よりも容積の小さい領域の方が高速となる。このため、内壁流通口内部領域72が外壁流通口内部領域71よりも狭い構成の内側筒状部材91は、内壁流通口内部領域が外壁流通口内部領域と略同寸法となる構成の内側筒状部材に比べて、内壁流通口内部領域72における被測定ガスの流速が速くなる。
このような構成の内側筒状部材91を備える空燃比センサ2は、被測定ガスを速やかにガス検出素子4の検出部8まで導入できる。
よって、本実施形態の空燃比センサ2は、水滴などの異物がガス検出素子4に到達し難くしつつ、被測定ガスがガス検出素子4に到達しやすくなる。これにより、空燃比センサ2は、ガス検出素子4が破損しがたく、ガス検出の応答性に優れたものとなる。
次に、本実施形態の空燃比センサ2は、内側筒状部材91の内側底壁93において、被測定ガスを外部に排出するための内側底壁流通口100を備えている。
このように内側底壁流通口100を設けることで、内側筒状部材91は、内壁ガス流通口94から内側底壁流通口100に至るガスの移動経路を確保できるため、被測定ガスを速やかに導入できる構成となる。
よって、本実施形態の空燃比センサ2によれば、内側筒状部材91における被測定ガス(排気ガス)の導入を迅速に行うことができるため、応答性の向上を図ることができる。
次に、本実施形態の空燃比センサ2は、外壁ガス流通口84が内壁ガス流通口94よりも軸線方向の後端側に配置される構成である。
このように外壁ガス流通口84と内壁ガス流通口94との相対的な位置関係を設定したプロテクタ42は、外側側壁82と内側側壁92との間の隙間領域における被測定ガスの流通方向を一方向(軸線方向の先端側向き方向)に設定できる。そして、このようなプロテクタ42は、隙間領域でのガスの流通方向が複数となる構成のプロテクタに比べて、隙間領域での被測定ガスの移動が円滑となり、内側筒状部材91に対して被測定ガスを迅速に導入できる構成となる。
よって、本実施形態の空燃比センサ2によれば、内側筒状部材91における被測定ガスの導入を迅速に行うことができるため、応答性の向上を図ることができる。
そして、本実施形態の空燃比センサ2は、外壁ガス流通口84が内壁ガス流通口94よりも軸線方向の後端側に配置されるとともに、ガス検出素子4の検出部8(ガス接触部)が内壁ガス流通口94よりも軸線方向の先端側に配置される構成である。
つまり、外壁ガス流通口84が内壁ガス流通口94よりも軸線方向の後端側に配置される場合には、内側筒状部材91への被測定ガスの流入方向は先端側向きになる。このため、検出部8(ガス接触部)が内壁ガス流通口94よりも軸線方向の先端側に配置された空燃比センサ2は、導入された被測定ガスが速やかに検出部8(ガス接触部)の近傍に移動する構成となる。
よって、本実施形態の空燃比センサ2によれば、導入された被測定ガス(排気ガス)が速やかに検出部8(ガス接触部)の近傍に移動することから、応答性の向上を図ることができる。
なお、本実施形態においては、検出部8が特許請求の範囲におけるガス接触部に相当し、寸法変更段差部98が寸法変更部に相当している。
(4)第2実施形態
次に、第2実施形態として、寸法変更部としてのテーパ部を有する第2プロテクタ142を備えて構成される第2空燃比センサ102について説明する。
なお、第2空燃比センサ102は、上記実施形態(以下、第1実施形態ともいう)の全領域空燃比センサ2と比べて、プロテクタ以外の構成は基本的に同様であるため、共通する構成部分については同一符号を付して詳細な説明は省略し、特徴的な構成部分を中心に説明する。
図2に、第2空燃比センサ102の先端部分の拡大断面図を示す。
図2に示すように、第2プロテクタ142は、複数のガス流通口を有する有底筒状に形成されており、ガス検出素子4の突出部分を覆う状態で、ハウジング38の先端側外周に溶接等によって取り付けられている。
第2プロテクタ142は、金属製(例えば、ステンレスなど)であり、有底筒状の外側筒状部材81と、外側筒状部材81の内側に配置した有底筒状の第2内側筒状部材191と、を備えた二重構造に形成されている。なお、外側筒状部材81は、第1実施形態と同様の構成であるため、説明は省略する。
第2内側筒状部材191は、外側側壁82の内部に配置される筒状の第2内側側壁192を有するともに、第2内側側壁192の先端側に設けられる第2内側底壁193を有して構成される。また、第2内側筒状部材191は、第2内側側壁192に複数(本実施形態では、8個)の第2内壁ガス流通口194を備えて構成されている。
第2内側側壁192は、軸線方向の後端側から先端側にかけて、固定部195,固定用段差部196,最大内径部197,寸法変更テーパ部198,最小内径部199を備えて構成されている。
寸法変更テーパ部198は、軸線方向に垂直な断面における内径寸法が軸線方向にかけて徐々に変化するテーパ形状に形成されており、軸線方向に垂直な断面における第2内側側壁192の内径寸法を変更するために備えられている。また、最大内径部197は、軸線方向に垂直な断面における内径寸法が寸法変更テーパ部198の最大内径寸法と等しい寸法となるように形成されている。さらに、最小内径部199は、軸線方向に垂直な断面における内径寸法が寸法変更テーパ部198の最小内径寸法と等しい寸法となるように形成されている。
第2内壁ガス流通口194は、第2内側側壁192のうち寸法変更テーパ部198において、周方向にわたり複数箇所(本実施形態では、8個)に形成されている。
第2内側筒状部材191は、第2内側底壁193に被測定ガスを外部に排出するための内側底壁流通口200を備えて構成されている。
他方、外壁ガス流通口84は、外側側壁82のうち第2内側側壁192の最大内径部197に対応する位置において、周方向にわたり複数箇所に形成されている。つまり、外壁ガス流通口84は、軸線方向における形成位置が第2内壁ガス流通口194とは異なっている。
そして、第2内側筒状部材191は、軸線方向に垂直な断面における第2内側側壁192の内径寸法のうち、外壁ガス流通口84の形成位置に対応する位置の内径寸法(第2外壁流通口内径寸法D3)と、第2内壁ガス流通口194の形成位置における内径寸法(第2内壁流通口内径寸法D4)とを比較した場合において、第2内壁流通口内径寸法D4が第2外壁流通口内径寸法D3よりも小さい形状(D4<D3となる形状)に構成されている。
なお、第2内壁ガス流通口194の形成位置である寸法変更テーパ部198は、内径寸法が一定ではないため、第2内側側壁192のうち寸法変更テーパ部198の領域における内径寸法の平均値を第2内壁流通口内径寸法D4とする。
以上説明したように、第2空燃比センサ102は、第1実施形態の空燃比センサ2と同様に、外壁ガス流通口84および第2内壁ガス流通口194の軸線方向における形成位置がそれぞれ異なるため、水滴などの異物がガス検出素子4に到達し難い構成である。
また、第2内側筒状部材191は、自身の内部領域のうち、第2内壁ガス流通口194の形成位置における内部領域(第2内壁流通口内部領域172)が外壁ガス流通口84の形成位置における内部領域(第2外壁流通口内部領域171)よりも狭い構成となる。
このように、第2内側筒状部材191は、第1実施形態の内側筒状部材91と同様に、第2内壁流通口内部領域172が第2外壁流通口内部領域171よりも狭い構成であるため、内壁流通口内部領域が外壁流通口内部領域と略同寸法となる構成の内側筒状部材に比べて、第2内壁流通口内部領域172における被測定ガスの流速が速くなる。
このような構成の第2内側筒状部材191を備える第2空燃比センサ102は、第1実施形態の空燃比センサ2と同様に、被測定ガスを速やかにガス検出素子4の検出部8まで導入できる。
よって、第2実施形態の第2空燃比センサ102は、第1実施形態の空燃比センサ2と同様に、水滴などの異物がガス検出素子4に到達し難くしつつ、被測定ガスがガス検出素子4に到達しやすくなる。これにより、第2空燃比センサ102は、ガス検出素子4が破損しがたく、ガス検出の応答性に優れたものとなる。
また、第2空燃比センサ102の第2プロテクタ142は、テーパ形状の寸法変更テーパ部198を有する第2内側筒状部材191を備えている。
このようなテーパ形状の寸法変更テーパ部198を備える第2内側筒状部材191は、寸法変更テーパ部198において、軸線方向に垂直な断面における内径寸法が後端側から先端側にかけて徐々に縮小する構成となる。
このように緩やかに内径寸法が変更される構成の第2内側筒状部材191は、内径寸法が急激に変化する構成に比べて、圧力の急激な変化が生じがたくなるため、ガスの流れにおける乱流が生じがたくなり、被測定ガスの円滑な移動を可能にする。
また、第2プロテクタ142は、第2内壁ガス流通口194が寸法変更テーパ部198に形成されており、被測定ガスが第2内側側壁192に沿って第2内壁ガス流通口194に円滑に導入される。
これらのことから、第2プロテクタ142は、乱流の発生による被測定ガスの滞留が生じがたくなり、被測定ガスが第2内壁ガス流通口194まで円滑に到達できるとともに、被測定ガスが第2内側側壁192に沿って第2内壁ガス流通口194に円滑に導入できる構成となる。
よって、第2空燃比センサ102は、寸法変更テーパ部198を有する第2プロテクタ142を備えることにより、被測定ガスをより迅速にガス検出素子4の検出部8まで導入可能となる。
なお、第2実施形態においては、寸法変更テーパ部198が特許請求の範囲における寸法変更部に相当している。
(5)第3実施形態
次に、第3実施形態として、外側ガイド体を有する第3プロテクタ242を備えて構成される第3空燃比センサ202について説明する。
なお、第3空燃比センサ202は、第2実施形態の第2空燃比センサ102と比べて、プロテクタ以外の構成は基本的に同様であるため、共通する構成部分については同一符号を付して詳細な説明は省略し、特徴的な構成部分を中心に説明する。
図3に、第3空燃比センサ202の先端部分の拡大断面図を示す。
図3に示すように、第3プロテクタ242は、複数のガス流通口を有する有底筒状に形成されており、ガス検出素子4の突出部分を覆う状態で、ハウジング38の先端側外周に溶接等によって取り付けられている。
第3プロテクタ242は、金属製(例えば、ステンレスなど)であり、有底筒状の第2外側筒状部材181と、第2外側筒状部材181の内側に配置した有底筒状の第2内側筒状部材191と、を備えた二重構造に形成されている。なお、第2内側筒状部材191は、第2実施形態と同様の構成であるため、説明は省略する。
第2外側筒状部材181は、筒状の第2外側側壁182を有するともに、第2外側側壁182の先端側に設けられる第2外側底壁183を有して構成される。また、第2外側筒状部材181は、第2外側側壁182に複数(本実施形態では、8個)の第2外壁ガス流通口184を備えて構成されるとともに、さらに、第2外壁ガス流通口184の端部から内側に向けて延設される外側ガイド体185を備えて構成されている。
なお、第2外壁ガス流通口184は、第2外側側壁182のうち第2内側側壁192の最大内径部197に対応する位置において、周方向にわたり複数箇所に形成されている。つまり、第2外壁ガス流通口184は、軸線方向における形成位置が第2内壁ガス流通口194とは異なっている。
そして、外側ガイド体185は、第2外側側壁182のうち第2外壁ガス流通口184に隣接して設けられており、第2外側側壁182の一部をコ字状に切り欠いて、その切り欠け片を内向きに曲げ加工することで形成される。
ここで、図3に示す第2外側筒状部材181におけるA−A線端面図を図6に示す。なお、図6では、第2外側筒状部材181のみを図示しており、第2内側筒状部材191,ガス検出素子4については、図示を省略している。
図6に示すように、外側ガイド体185は、軸線方向に垂直な断面における第2外側側壁182の外周の接線に対して所定角度αをなす位置まで曲げ加工されることで形成される。
なお、第2外側側壁182のうち、外側ガイド体185の加工にあたりコ字状に切り欠いた部分は、第2外壁ガス流通口184として形成される。また、図6に示すように、第2外壁ガス流通口184は、軸線方向に垂直な断面における第2外側側壁182の外周において、45°間隔で複数(具体的には8個)形成されている。
このように構成された外側ガイド体185は、被測定ガスが第2外壁ガス流通口184を通じて第2外側筒状部材181に導入される際に、被測定ガスが第2内側筒状部材191の外周面を取り囲むように、被測定ガスの旋回流を生じさせる機能を有する。
このため、外側ガイド体185を備える第3プロテクタ242は、この旋回流に伴い発生する慣性力により、相対的に重い成分(水滴など)と相対的に軽い成分(被測定ガス)とを分離できる。
このとき、分離された重い成分(水滴など)は、第2外側筒状部材181の内周面に押しつけられるため、被測定ガスとともに異物(水滴など)が導入された場合でも、第2内側筒状部材191の内部まで異物(水滴など)が到達しにくくなり、ガス検出素子4の被水を防止できる。
また、第2内側筒状部材191は、第2実施形態と同様に、第2内壁流通口内径寸法D4が第2外壁流通口内径寸法D3よりも小さく(D4<D3)、第2内壁流通口内部領域172が第2外壁流通口内部領域171よりも狭い構成である。このため、第2内側筒状部材191は、内壁流通口内部領域が外壁流通口内部領域と略同寸法となる構成の内側筒状部材に比べて、第2内壁流通口内部領域172における被測定ガスの流速が速くなる。
このような構成の第2内側筒状部材191を備える第3空燃比センサ202は、第1実施形態の空燃比センサ2と同様に、被測定ガスを速やかにガス検出素子4の検出部8まで導入できる。
これらのことから、第3空燃比センサ202は、第2内壁流通口内部領域172が第2外壁流通口内部領域171よりも狭い構成と、外側ガイド体185を有する構成とを組み合わせたものであり、被測定ガスをガス検出素子4に到達しやすくしつつ、水滴などの異物がガス検出素子4に到達し難くすることができる。
よって、第3空燃比センサ202によれば、水滴などの異物がガス検出素子4に到達し難くしつつ、被測定ガスがガス検出素子4に到達しやすくなる構成のガスセンサを実現できる。
(6)第4実施形態
次に、第4実施形態として、内側ガイド体を有する第4プロテクタ342を備えて構成される第4空燃比センサ302について説明する。
なお、第4空燃比センサ302は、第1実施形態の空燃比センサ2と比べて、プロテクタ以外の構成は基本的に同様であるため、共通する構成部分については同一符号を付して詳細な説明は省略し、特徴的な構成部分を中心に説明する。
図4に、第4空燃比センサ302の先端部分の拡大断面図を示す。
図4に示すように、第4プロテクタ342は、複数のガス流通口を有する有底筒状に形成されており、ガス検出素子4の突出部分を覆う状態で、ハウジング38の先端側外周に溶接等によって取り付けられている。
第4プロテクタ342は、金属製(例えば、ステンレスなど)であり、有底筒状の外側筒状部材81と、外側筒状部材81の内側に配置した有底筒状の第3内側筒状部材291と、を備えた二重構造に形成されている。なお、外側筒状部材81は、第1実施形態と同様の構成であるため、説明は省略する。
第3内側筒状部材291は、外側側壁82の内部に配置される筒状の第3内側側壁292を有するともに、第3内側側壁292の先端側に設けられる第3内側底壁293を有して構成される。また、第3内側筒状部材291は、第3内側側壁292に複数(本実施形態では、8個)の第3内壁ガス流通口294を備えて構成されている。さらに、第3内側筒状部材291は、第3内壁ガス流通口294の端部から内側に向けて延設される内側ガイド体290を備えて構成されている。
第3内側側壁292は、軸線方向の後端側から先端側にかけて、固定部295,固定用段差部296,最大内径部297,寸法変更段差部298,最小内径部299を備えて構成されている。
寸法変更段差部298は、軸線方向に垂直な板面形状に形成されており、軸線方向に垂直な断面における第3内側側壁292の内径寸法を変更するために備えられている。また、最大内径部297は、軸線方向に垂直な断面における内径寸法が寸法変更段差部298の最大内径寸法と等しい寸法となるように形成されている。さらに、最小内径部299は、軸線方向に垂直な断面における内径寸法が寸法変更段差部298の最小内径寸法と等しい寸法となるように形成されている。
第3内壁ガス流通口294は、第3内側側壁292のうち最小内径部299において、周方向にわたり複数箇所に形成されている。
第3内側筒状部材291は、第3内側底壁293に被測定ガスを外部に排出するための第3内側底壁流通口300を備えて構成されている。
そして、内側ガイド体290は、第3内側側壁292のうち第3内壁ガス流通口294に隣接して設けられており、第3内側側壁292の一部をコ字状に切り欠いて、その切り欠け片を内向きに曲げ加工することで形成される。
なお、内側ガイド体290の詳細についての図示は省略するが、内側ガイド体290は、図6に示す外側ガイド体185と略同様の構成である。つまり、内側ガイド体290は、軸線方向に垂直な断面における第3内側側壁292の外周の接線に対して所定角度αをなす位置まで曲げ加工される。
なお、第3内側側壁292のうち、内側ガイド体290の加工にあたりコ字状に切り欠いた部分は、第3内壁ガス流通口294として形成される。また、第3内壁ガス流通口294は、軸線方向に垂直な断面における第3内側側壁292の外周において、45°間隔で複数(具体的には8個)形成されている。
このように構成された内側ガイド体290は、被測定ガスが第3内壁ガス流通口294を通じて第3内側筒状部材291に導入される際に、被測定ガスがガス検出素子4を取り囲むように、被測定ガスの旋回流を生じさせる機能を有する。
このため、内側ガイド体290を備える第4プロテクタ342は、この旋回流に伴い発生する慣性力により、相対的に重い成分(水滴など)と相対的に軽い成分(被測定ガス)とを分離できる。
このとき、分離された重い成分(水滴など)は、第3内壁ガス流通口294の内周面に押しつけられるため、被測定ガスとともに異物(水滴など)が導入された場合でも、ガス検出素子4の検出部8まで異物(水滴など)が到達しにくくなり、ガス検出素子4の被水を防止することができる。
そして、第3内側筒状部材291は、軸線方向に垂直な断面における第3内側側壁292の内径寸法のうち、外壁ガス流通口84の形成位置に対応する位置の内径寸法(第3外壁流通口内径寸法D5)と、第3内壁ガス流通口294の形成位置における内径寸法(第3内壁流通口内径寸法D6)とを比較した場合において、第3内壁流通口内径寸法D6が第3外壁流通口内径寸法D5よりも小さい形状(D6<D5となる形状)に構成されている。
つまり、第3内側筒状部材291は、自身の内部領域のうち、第3内壁ガス流通口294の形成位置における内部領域(第3内壁流通口内部領域372)が外壁ガス流通口84の形成位置における内部領域(第3外壁流通口内部領域371)よりも狭い構成となる。
このように、第3内側筒状部材291は、第1実施形態の内側筒状部材91と同様に、第3内壁流通口内部領域372が第3外壁流通口内部領域371よりも狭い構成であるため、内壁流通口内部領域が外壁流通口内部領域と略同寸法となる構成の内側筒状部材に比べて、第3内壁流通口内部領域372における被測定ガスの流速が速くなる。
このような構成の第3内側筒状部材291を備える第4空燃比センサ302は、第1実施形態の空燃比センサ2と同様に、被測定ガスを速やかにガス検出素子4の検出部8まで導入できる。
これらのことから、第4空燃比センサ302は、第3内壁流通口内部領域372が第3外壁流通口内部領域371よりも狭い構成と、内側ガイド体290を有する構成とを組み合わせたものであり、被測定ガスをガス検出素子4に到達しやすくしつつ、水滴などの異物がガス検出素子4に到達し難くすることができる。
よって、第4空燃比センサ302によれば、水滴などの異物がガス検出素子4に到達し難くしつつ、被測定ガスがガス検出素子4に到達しやすくなる構成のガスセンサを実現できる。
なお、第4実施形態においては、寸法変更段差部298が特許請求の範囲における寸法変更部に相当している。
(7)第5実施形態
次に、第5実施形態として、外側ガイド体および内側ガイド体を有する第5プロテクタ442を備えて構成される第5空燃比センサ402について説明する。
なお、第5空燃比センサ402は、第1実施形態の空燃比センサ2と比べて、プロテクタ以外の構成は基本的に同様であるため、共通する構成部分については同一符号を付して詳細な説明は省略し、特徴的な構成部分を中心に説明する。
図5に、第5空燃比センサ402の先端部分の拡大断面図を示す。
図5に示すように、第5プロテクタ442は、複数のガス流通口を有する有底筒状に形成されており、ガス検出素子4の突出部分を覆う状態で、ハウジング38の先端側外周に溶接等によって取り付けられている。
第5プロテクタ442は、金属製(例えば、ステンレスなど)であり、有底筒状の第2外側筒状部材181と、第2外側筒状部材181の内側に配置した有底筒状の第3内側筒状部材291と、を備えた二重構造に形成されている。
なお、第2外側筒状部材181は、第1実施形態と同様の構成であり、第3内側筒状部材291は、第4実施形態と同様の構成であるため、第2外側筒状部材181および第3内側筒状部材291についての説明は省略する。
上述したように、第3内側筒状部材291は、第1実施形態の内側筒状部材91と同様に、第3内壁流通口内部領域372が第3外壁流通口内部領域371よりも狭い構成であるため、内壁流通口内部領域が外壁流通口内部領域と略同寸法となる構成の内側筒状部材に比べて、第3内壁流通口内部領域372における被測定ガスの流速が速くなる。
このような構成の第3内側筒状部材291を備える第5空燃比センサ402は、第1実施形態の空燃比センサ2と同様に、被測定ガスを速やかにガス検出素子4の検出部8まで導入できる。
また、第5プロテクタ442は、外側ガイド体185および内側ガイド体290を備えており、上述したように、被測定ガスの旋回流を生じさせる機能を有することから、この旋回流に伴い発生する慣性力により、相対的に重い成分(水滴など)と相対的に軽い成分(被測定ガス)とを分離できる。
とりわけ、第5プロテクタ442は、外側ガイド体185および内側ガイド体290の2箇所で重い成分と軽い成分とを分離できることから、被測定ガスとともに異物(水滴など)が導入された場合でも、より一層、第3内側筒状部材291の内部まで異物(水滴など)が到達しにくくなり、ガス検出素子4の被水を防止できる。
これらのことから、第5空燃比センサ402は、第3内壁流通口内部領域372が第3外壁流通口内部領域371よりも狭い構成と、外側ガイド体185および内側ガイド体290を有する構成とを組み合わせたものであり、被測定ガスをガス検出素子4に到達しやすくしつつ、水滴などの異物がガス検出素子4に到達し難くすることができる。
よって、第5空燃比センサ402によれば、水滴などの異物がガス検出素子4に到達し難くしつつ、被測定ガスがガス検出素子4に到達しやすくなる構成のガスセンサを実現できる。
(8)実施形態の効果の確認
上述した各実施形態の効果を確認するために、被測定ガス中の特定ガス成分を検出する応答速度試験と、被水によるガス検出素子の耐性を確認する被水耐性試験とを行った。
まず、応答速度試験は、ガスセンサを内径が50[mm]の排気管内に突き出すように取り付けて、次いで、ガスバーナを用いてプロパンガスを燃焼させて排気管内に流速2.5[m/sec]で燃焼ガスを噴射することで実施した。このとき、ガスバーナの噴射開始の−2〜0秒間は、空気の過剰率λを0.95とし、2秒間経過後に空気の過剰率λを1.05に切り換えて、ガスセンサのセンサ出力を検出することにより、応答速度試験を行った。
なお、比較例として、内壁流通口内径寸法と外壁流通口内径寸法とが等しい内側筒状部材を有する比較用プロテクタ43を備える比較用ガスセンサについても、応答速度試験を行った。比較用ガスセンサは、プロテクタ以外の構成は、第1実施形態の空燃比センサ2(ガスセンサ)と同様の構成である。
図8に、比較用ガスセンサの先端部分の拡大断面図を示す。
比較用プロテクタ43は、二重構造であり、外側ガス挿通孔45が内側ガス挿通孔47よりも軸線方向における後端側に配置されており、内側ガス挿通孔47がガス検出素子4の検出部8よりも先端側に配置されている。また、比較用プロテクタ43は、内壁流通口内径寸法と外壁流通口内径寸法とが等しい内側筒状部材を備えている。
ここで、図7に、各実施形態のガスセンサおよび比較用ガスセンサを用いた応答速度試験の試験結果を示す。
図7の試験結果は、横軸がガスバーナによる燃焼ガスの噴射経過時間であり、切換時間を0秒として表しており、縦軸がガス成分を検出したセンサ出力値である。
ここでは、噴射経過時間が−2秒〜0秒間における平均出力値を0[%]とし、噴射経過時間が18秒〜20秒間における平均出力値を100[%]として、センサ出力値を表した。そして、100[%]出力値に至るまでの推移をグラフで表した。
図7の試験結果によれば、本発明の実施形態に係る各ガスセンサは、比較用ガスセンサに比べて、センサ出力値の立ち上がりが若干遅いものの、センサ出力値が80%値を超えるまでの所要時間が約0.8[sec]以下である。このレベルの応答性を備えるガスセンサは、実用条件下において使用可能な能力を備えていると判断できる。
次に、被水耐性試験について説明する。図9に被水耐性試験の試験方法を表した説明図を示す。
被水耐性試験は、ガスセンサを内径50[mm]の排気管内に突き出すように取り付け、次いで、図9に示すように、この排気管内において、水滴73をガスセンサに向けてノズル70から0.2[MPa]の噴射圧で噴射するとともに、流速3.0[m/sec]で5秒間送風した後に5秒間停止することを3回繰り返して行った。また、この際、ガスセンサの軸Zに対し、20度傾けて水蒸気を噴射した。ここで、ガスセンサは通常測定状況、即ちヒータを加熱した状況で試験を行った。
ここで、表1に、各実施形態のガスセンサおよび比較用ガスセンサを用いた被水耐性試験の試験結果を示す。
Figure 0004938587
被水耐性試験の直後に、プロテクタ内のガス検出素子の外観を観察して水滴付着の有無を確認するとともに割れ破損の有無を確認した結果、[表1]に示すように、第1実施形態〜第5実施形態のガスセンサは、全試験実施数(10本)においてガス検出素子の割れが認められず、良好であった。しかし、比較用プロテクタ43を備える比較用ガスセンサは、10本中8本について、ガス検出素子の割れ破損が認められた。
これら2つの試験結果によれば、本実施形態のガスセンサは、水滴などの異物がガス検出素子に到達し難く、被水による破損が生じがたいガスセンサであるとともに、実用上使用可能な応答性を発揮できる程度に被測定ガスがガス検出素子に到達しやすい構成のガスセンサであることが判る。
(9)他の実施形態
以上、本発明の実施形態について説明したが、本発明の実施の形態は、上記実施形態に何ら限定されることはない。
例えば、ガスセンサは、全領域空燃比センサに限られることはなく、プロテクタを備えるガスセンサであればNOxセンサ、酸素センサなどであっても良い。
また、ガス検出素子は、板型形状の素子に限られることはなく、プロテクタにより保護される用途に用いられるガス検出素子であれば任意の形状を採ることができる。
さらに、プロテクタは、外壁ガス流通口が内壁ガス流通口よりも軸線方向の後端側に配置される構成に限られることはなく、外壁ガス流通口が内壁ガス流通口よりも軸線方向の先端側に配置される構成であってもよい。
また、ガスセンサは、ガス検出素子のガス接触部がプロテクタの内壁ガス流通口よりも軸線方向の先端側に配置される構成に限られることはなく、ガス検出素子のガス接触部がプロテクタの内壁ガス流通口よりも軸線方向の後端側に配置される構成であってもよい。あるいは、軸線方向において、ガス検出素子のガス接触部がプロテクタの内壁ガス流通口と同じ位置に配置される構成であってもよい。
さらに、プロテクタは、外側筒状部材および内側筒状部材のうちガス流通口よりも先端側の領域に、内部に溜まった水などを排出するための水抜き用開口部を設けても良い。
全領域空燃比センサの全体構成を示す断面図である。 第2空燃比センサの先端部分の拡大断面図である。 第3空燃比センサの先端部分の拡大断面図である。 第4空燃比センサの先端部分の拡大断面図である。 第5空燃比センサの先端部分の拡大断面図である。 図3に示す第2外側筒状部材におけるA−A線端面図である。 各実施形態のガスセンサを用いた応答速度試験の試験結果である。 比較用ガスセンサの先端部分の拡大断面図である。 被水耐性試験の試験方法を表した説明図である。
符号の説明
2…全領域空燃比センサ、4…ガス検出素子、8…検出部、10…接続端子、38…ハウジング、42…プロテクタ、44…外筒、81…外側筒状部材、82…外側側壁、83…外側底壁、84…外壁ガス流通口、85…外側底壁流通口、91…内側筒状部材、92…内側側壁、93…内側底壁、94…内壁ガス流通口、97…最大内径部、98…寸法変更段差部、99…最小内径部、100…内側底壁流通口、102…第2空燃比センサ、142…第2プロテクタ、181…第2外側筒状部材、182…第2外側側壁、183…第2外側底壁、184…第2外壁ガス流通口、185…外側ガイド体、191…第2内側筒状部材、192…第2内側側壁、193…第2内側底壁、194…第2内壁ガス流通口、197…最大内径部、198…寸法変更テーパ部、199…最小内径部、200…内側底壁流通口、202…第3空燃比センサ、242…第3プロテクタ、290…内側ガイド体、291…第3内側筒状部材、292…第3内側側壁、293…第3内側底壁、294…第3内壁ガス流通口、297…最大内径部、298…寸法変更段差部、299…最小内径部、300…第3内側底壁流通口、302…第4空燃比センサ、342…第4プロテクタ、402…第5空燃比センサ、442…第5プロテクタ。

Claims (4)

  1. 後端側から先端側にかけて軸線方向に延びると共に、先端部に被測定ガスに接触させるガス接触部を有するガス検出素子と、
    前記ガス接触部を先端から突き出させた状態で前記ガス検出素子の径方向周囲を取り囲むハウジングと、
    前記ガス検出素子の前記ガス接触部を覆うように、前記ハウジングに固定させた有底筒状のプロテクタと、
    を備えたガスセンサであって、
    前記プロテクタは、
    筒状の外側側壁を有するともに前記外側側壁の先端側に設けられる外側底壁を有してなる有底筒状の外側筒状部材と、
    前記外側側壁の内部に少なくとも一部が配置される筒状の内側側壁を有するともに、前記内側側壁の先端側に設けられる内側底壁を有してなる有底筒状の内側筒状部材と、
    を備えており、
    前記外側筒状部材は、前記被測定ガスを内部に導入するための複数の外壁ガス流通口を前記外側側壁に備えており、
    前記内側筒状部材は、前記外側筒状部材の内部に導入された前記被測定ガスを内部に導入するための複数の内壁ガス流通口を前記内側側壁に備えており、
    前記外壁ガス流通口は、前記内壁ガス流通口よりも前記軸線方向の後端側に配置されると共に、前記ガス検出素子の先端は、前記内壁ガス流通口よりも前記軸線方向の先端側に配置され、
    前記軸線方向に垂直な断面における前記内側側壁の内径寸法のうち、前記外壁ガス流通口の形成位置に対応する位置の内径寸法を外壁流通口内径寸法とし、前記内壁ガス流通口の形成位置における内径寸法を内壁流通口内径寸法とした場合において、
    前記内側筒状部材は、前記内壁流通口内径寸法が前記外壁流通口内径寸法よりも小さい形状であり
    前記内側側壁は、
    前記軸線方向に垂直な断面における前記内側側壁の内径寸法を変更するための寸法変更部と、
    前記寸法変更部の先端側に接続し、前記軸線方向に垂直な断面における内径寸法が前記寸法変更部の最小内径寸法と等しい寸法をなす最小内径部と、
    前記寸法変更部の後端側に接続し、前記軸線方向に垂直な断面における内径寸法が前記寸法変更部の最大内径寸法以上となる最大内径部と、
    を備えており、
    前記内壁ガス流通口は、前記内側側壁のうち前記寸法変更部または前記最小内径部に形成されており、
    前記外壁ガス流通口は、前記外側側壁のうち前記内側側壁の前記最大内径部に対応する位置に形成されており、
    さらに、前記最小内径部の先端に連結する前記内側底壁には、前記被測定ガスを該内側筒状部材の外部に排出するための内側底壁流通口を有し、前記ガス検出素子の先端が前記最小内径部の内側に位置してなること、
    を特徴とするガスセンサ。
  2. 前記寸法変更部は、前記軸線方向に垂直な断面における内径寸法が前記軸線方向にかけて徐々に変化するテーパ部、または前記軸線方向に垂直な板面形状の段差部を有する形状であること、
    を特徴とする請求項1に記載のガスセンサ。
  3. 前記外側筒状部材は、前記外壁ガス流通口の端部から内側に向けて延設される外側ガイド体を備えること、
    を特徴とする請求項1または2に記載のガスセンサ。
  4. 前記内側筒状部材は、前記内壁ガス流通口の端部から内側に向けて延設される内側ガイド体を備えること、
    を特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載のガスセンサ。
JP2007206924A 2007-08-08 2007-08-08 ガスセンサ Active JP4938587B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2007206924A JP4938587B2 (ja) 2007-08-08 2007-08-08 ガスセンサ

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2007206924A JP4938587B2 (ja) 2007-08-08 2007-08-08 ガスセンサ

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2009042052A JP2009042052A (ja) 2009-02-26
JP4938587B2 true JP4938587B2 (ja) 2012-05-23

Family

ID=40442943

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2007206924A Active JP4938587B2 (ja) 2007-08-08 2007-08-08 ガスセンサ

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP4938587B2 (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US8585013B2 (en) 2009-09-01 2013-11-19 Electronics And Telecommunications Research Institute Magnetic microvalve using metal ball and method of manufacturing the same

Family Cites Families (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP3829026B2 (ja) * 1999-04-19 2006-10-04 日本碍子株式会社 ガスセンサ
JP4194648B2 (ja) * 1999-07-23 2008-12-10 日本特殊陶業株式会社 ガスセンサ
JP2007017452A (ja) * 2001-02-28 2007-01-25 Denso Corp ガスセンサ
JP4518054B2 (ja) * 2001-02-28 2010-08-04 株式会社デンソー ガスセンサ
JP3978384B2 (ja) * 2002-10-04 2007-09-19 日本特殊陶業株式会社 ガスセンサ
JP4725494B2 (ja) * 2006-04-27 2011-07-13 株式会社デンソー ガスセンサ

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US8585013B2 (en) 2009-09-01 2013-11-19 Electronics And Telecommunications Research Institute Magnetic microvalve using metal ball and method of manufacturing the same

Also Published As

Publication number Publication date
JP2009042052A (ja) 2009-02-26

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP6276662B2 (ja) ガスセンサ
JP4838871B2 (ja) ガスセンサ
JP5993782B2 (ja) ガスセンサ
US9759586B2 (en) Gas sensor
JP2008096419A (ja) ガスセンサ
JP2008145288A (ja) ガスセンサ取付構造
JP5722829B2 (ja) ガスセンサ
US9995707B2 (en) Gas sensor
JP2009025076A (ja) ガスセンサ
JP2009145268A (ja) ガスセンサ
JP4938587B2 (ja) ガスセンサ
JP6239899B2 (ja) ガスセンサ
JP5139373B2 (ja) ガスセンサの取り付け構造及び保護カバー付きガスセンサ
US7827849B2 (en) Gas sensor
JP4683118B2 (ja) ガスセンサ
JP4938588B2 (ja) ガスセンサ
JP4315656B2 (ja) ガスセンサの取り付け構造と取り付け方法
JP6233223B2 (ja) ガスセンサ
JP4817419B2 (ja) ガスセンサ
JP2011145235A (ja) ガスセンサ
JP6086855B2 (ja) ガスセンサ
US10969372B2 (en) Gas sensor
JP7510847B2 (ja) ガスセンサ
JP2011203242A (ja) ガスセンサ及びガスセンサの製造方法
JP2013238588A (ja) ガスセンサ

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20100623

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20111104

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20111115

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20120110

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20120131

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20120223

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20150302

Year of fee payment: 3

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 4938587

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

S531 Written request for registration of change of domicile

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313531

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250