JP6528625B2 - 部品実装装置、部品実装方法及びプログラム。 - Google Patents
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Description
図1を用いて、本発明の一実施形態(第1の実施形態)について説明する。図1は、本実施形態(第1の実施形態)に係る部品実装装置100の構成を示すブロック図である。
図2乃至図7を用いて、本発明の他の実施形態(第2の実施形態)について説明する。まず、図2を用いて、本実施形態(第2の実施形態)の部品実装装置200の構成について説明する。図2は、本実施形態(第2の実施形態)に係る部品実装装置200の構成を示すブロック図である。
次に、図3及び図4を用いて、部品実装方法について説明する。図3は、本実施形態(第2の実施形態)に係る部品実装装置200を用いて、基板201上のランド202に、はんだ221を敷設した状態を示す状態図である。図4は、本実施形態(第2の実施形態)に係る部品実装装置200を用いて、基板201上に部品211を搭載した状態を示す状態図である。
ここで、上記式(1)の「X222a+Lx221a/2」は、X212を基準とした、はんだ221aの右端の位置を算出している。また、「−Lx211/2」は、X212を基準とした電極211aの左端の位置を算出している。そして、上記式(1)は、はんだ221aの右端の位置から電極211aの左端の位置を減算して、これら、はんだ221aの右端と電極211aの左端との距離として、Lxa1を算出している。
ここで、「−Lx211/2+Lx211a」は、X212を基準とした、電極211aの右端の位置を示している。また、「X222a−Lx221a/2」は、X212を基準とした、はんだ221aの左端の位置を算出している。そして、上記式(2)は、電極211aの右端の位置から、はんだ221aの左端の位置を減算して、これら、電極211aの右端と、はんだ221aの左端との距離として、Lxa2を算出している。
次に、Lxa1≦LX221a,Lxa2≦Lx221aであるか否かを判定する。この場合は、電極211aと、はんだ221aの横方向の長さが同じか、又は電極211aの横方向の長さよりも、はんだ221aの横方向の長さの方が長いこととなり、すなわち、Lx221a≧Lx211aとなる。これにより、電極211aのX方向左端から右端まで、はんだ221aが接触しているといえる。このため、Lxa1≦LX221a,Lxa2≦Lx221aである場合、Lxaは、電極211aの横方向の長さであるため、以下の式(4)で表される。
次に、Lxa1<Lx221a,Lxa2>Lx221aであるか否かを判定する。この場合は、電極211aのX方向左端は、はんだ221aと接触しているが、右端が、はんだ221aと接触していないことになる。このため、Lxa1≦Lx221a,Lxa2>Lx221aである場合、Lxaは、以下の式(5)で表される。なお、この場合、電極211aは、はんだ221aに対し、左側にずれていることとなる。
次に、Lxa1>Lx221a,Lxa2<Lx221aであるか否かを判定する。この場合は、電極211aのX方向左端は、はんだ221aと接触しておらず、右端は、はんだ221aと接触していることになる。このため、Lxa1>Lx221a,Lxa2<Lx221aである場合、Lxaは、以下の式(6)で表される。なお、この場合、電極211aは、はんだ221aに対し、右側にずれていることとなる。
このように、上記条件にあてはめて、電極211aと、はんだ221aとの接触長さであるLxaを算出する。
ここで、上記式(7)の「Lx211/2」は、X212を基準とした電極211bの右端の位置を算出している。また、「X222b−Lx221b/2」は、X212を基準とした、はんだ221bの左端の位置を算出している。そして、上記式(7)は、電極211bの右端の位置から、はんだ221bの左端の位置を減算して、これら、電極211bの右端と、はんだ221bの左端との距離として、Lxb1を算出している。
ここで、「X222b+Lx221b/2」は、X212を基準とした、はんだ221bの右端の位置を算出している。また、「Lx211/2−Lx211b」は、X212を基準とした、電極211bの左端の位置を示している。そして、上記式(8)は、はんだ221bの右端の位置から電極211bの左端の位置を減算して、これら、電極211bの左端と、はんだ221bの右端との距離として、Lxb2を算出している。
次に、Lxb1≦LX221b,Lxb2≦Lx221bであるか否かを判定する。この場合は、電極211bと、はんだ221bの横方向の長さが同じか、又は電極211bの横方向の長さよりも、はんだ221bの横方向の長さの方が長いこととなり、すなわち、Lx221b≧Lx211bとなる。これにより、電極211bのX方向左端から右端まで、はんだ221bが接触しているといえる。このため、Lxb1≦Lx221b,Lxb2≦Lx221bである場合、Lxbは、電極211bの横方向の長さであるため、以下の式(10)で表される。
次に、Lxb1<Lx221b,Lxb2>Lx221bであるか否かを判定する。この場合は、電極211bのX方向左端は、はんだ221bと接触しているが、右端が、はんだ221bと接触していないことになる。このため、Lxb1≦Lx221b,Lxb2>Lx221bである場合、Lxbは、以下の式(11)で表される。なお、この場合、電極211bは、はんだ221bに対し、左側にずれていることとなる。
次に、Lxb1>Lx221b,Lxb2<Lx221bであるか否かを判定する。この場合は、電極211bのX方向左端は、はんだ221bと接触しておらず、右端は、はんだ221bと接触していることになる。このため、Lxb1>Lx221b,Lxb2<Lx221bである場合、Lxbは、以下の式(12)で表される。なお、この場合、電極211bは、はんだ221bに対し、右側にずれていることとなる。
このように、上記条件にあてはめて、電極211bと、はんだ221bとの接触長さであるLxbを算出する。
次に、Lyaを算出する。この場合も、Lxaを算出する場合と同様に、部品211の電極211aの下端と、はんだ221aの上端との距離として、Lya1を算出する。また、部品211の電極211aの上端と、はんだ211aの下端との距離として、Lya2を算出する。以下、式(14)及び(15)を用いて、Lya1及びLya2を算出する。上述したように、部品211の電極211aの下端と、はんだ221aの上端との距離をLya1とすると、Lya1は、以下の式(14)で表される。
ここで、上記式(14)の「Y222a+Ly221a/2」は、Y212を基準とした、はんだ221aの上端の位置を算出している。また、「−Ly211/2」は、Y212を基準とした電極211aの下端の位置を算出している。そして、上記式(14)は、はんだ221aの上端の位置から電極211aの下端の位置を減算して、これら、はんだ221aの上端と電極211aの下端との距離として、Lya1を算出している。
ここで、上記式(15)の「Ly211/2」は、Y212を基準とした、電極211aの上端の位置を算出している。また、「Y222a−Ly221a/2」は、はんだ221aの下端の位置を算出している。そして、上記式(15)は、電極211aの上端の位置から、はんだ221aの下端の位置を減算して、これら、電極211aの右端と、はんだ221aの左端との距離として、Lya2を算出している。
次に、Lya1≦Ly221a,Lya2≦Ly221aであるか否かを判定する。この場合は、はんだ221aと電極211aとの縦方向の長さが同じか、又は電極211aの縦方向の長さよりも、はんだ221aの縦方向の長さの方が、長いこととなり、すなわち、Ly221a≧Ly211となる。これにより、電極211aの上端から下端まで、はんだ221aが接触しているといえる。このため、Lya1≦Ly221a,Lya2≦Ly221aである場合、Lyaは、電極211aの縦方向の長さであるため、以下の式(17)で表される。
次に、Lya1<Ly221a,Lya2>Ly221aであるか否かを判定する。この場合は、部品211の電極211aの縦方向下端は、はんだ221と接触しているが、上端は、はんだ221と接触していないこととなる。このため、Lya1<Ly221a,Lya2>Ly221aである場合、Lyaは、以下の式(18)で表される。
次に、Lya1>Ly221a,Lya2<Ly221aであるか否かを判定する。この場合は、部品211の縦方向上端は、はんだ221と接触しているが、下端は、はんだ221と接触していないこととなる。このため、Lya1>Ly221a,Lya2<Ly221aである場合、Lyaは、以下の式(19)で表される。
このように、上記条件にあてはめて、電極211aと、はんだ221aとの接触長さであるLyaを算出する。
ここで、上記式(20)の「Y222b+Ly221b/2」は、Y212を基準とした、はんだ221bの上端の位置を算出している。また、「−Ly211/2」は、Y212を基準とした電極211bの下端の位置を算出している。そして、上記式(20)は、はんだ221bの上端の位置から電極211bの下端の位置を減算して、これら、はんだ221bの上端と電極211bの下端との距離として、Lyb1を算出している。
ここで、上記式(21)の「Ly211/2」は、Y212を基準とした、電極211aの上端の位置を算出している。また、「Y222b−Ly221b/2」は、はんだ221bの下端の位置を算出している。そして、上記式(21)は、電極211bの上端の位置から、はんだ221bの下端の位置を減算して、これら、電極211bの右端と、はんだ221bの左端との距離として、Lyb2を算出している。
次に、Lyb1≦Ly221b,Lyb2≦Ly221bであるか否かを判定する。この場合は、はんだ221bと電極211bとの縦方向の長さが同じか、又は電極211bの縦方向の長さよりも、はんだ221bの縦方向の長さの方が、長いこととなり、すなわち、Ly221b≧Ly211となる。これにより、電極211bの上端から下端まで、はんだ221bが接触しているといえる。このため、Lyb1≦Ly221b,Lyb2≦Ly221bである場合、Lybは、はんだ221bの縦方向の長さであるため、以下の式(23)で表される。
次に、Lyb1<Ly221b,Lyb2>Ly221bであるか否かを判定する。この場合は、部品211の電極211bの縦方向下端は、はんだ221と接触しているが、上端は、はんだ221と接触していないこととなる。このため、Lyb1<Ly221b,Lyb2>Ly221bである場合、Lybは、以下の式(24)で表される。
次に、Lyb1>Ly221b,Lyb2<Ly221bであるか否かを判定する。この場合は、部品211の縦方向上端は、はんだ221と接触しているが、下端は、はんだ221と接触していないこととなる。このため、Lyb1>Ly221b,Lyb2<Ly221bである場合、Lybは、以下の式(25)で表される。
このように、上記条件にあてはめて、電極211bと、はんだ221bとの接触長さであるLybを算出する。
そして、これらΔX及びΔYを原点の座標値に加算し、部品の補正搭載位置を算出する。
ここで、「(X222b−Lx221b/2)」は、X212からの、はんだ221bの左端の位置を算出している、また、「X222a+Lx221a/2」は、はんだ221aの右端の位置を算出している。
ここで、「(Y222b−Ly221b/2)」は、Y212からの、はんだ221bの下端の位置を算出している。また、「(Y222a+Ly221a/2)」は、はんだ221aの上端の位置を算出している。
ここで、「(Y222a−Ly221a/2)」は、Y212からの、はんだ221aの下端の位置を算出している。また、「(Y222b+Ly221b/2)」は、はんだ221bの上端の位置を算出している。
次に、図5を用いて、本実施形態(第2の実施形態)の実施例1について説明する。図5は、本実施形態(第2の実施形態)に係る部品実装装置200において、基板201上のランド202a,202bに、はんだ221a,221bを敷設した状態を示す状態図である。
X222b=0.35,Y222b=0,
Lx221a=0.5,Ly221a=0.5,
Lz221a=0.25,Lx221b=0.5,
Ly221b=0.5,Lz221b=0.1,
X212=0,Y212=0,
Lx211=1.0,Ly211=0.5,
Lx211a=0.25,Ly211b=0.25とする。上記数値の単位は、全て[mm]であり、以降、同様とする。
Lxa1=(−0.55+0.5/2)−(−1.0/2)=0.2となる。なお、「(−0.55+0.5/2)」は、X212からの、はんだ221aの右端の位置を算出している。すなわち、はんだ221aの右端は、X212から「−0.3」に位置している。また、「−1.0/2」は、X212からの、電極211aの左端の位置を算出している。すなわち、電極211aの左端は、X212から「−0.5」に位置している。したがって、はんだ221aの右端と電極211aの左端との距離は、「0.2」となる。
Lxa2=(−1.0/2+0.25)−(−0.55−0.25)=0.55となる。なお、「(−1.0/2+0.25)」は、X212からの、電極211aの右端の位置を算出している。すなわち、電極211aの右端は、X212から「−0.25」に位置している。また、「(−0.55−0.25)」は、X212からの、はんだ221aの左端の位置を算出している。すなわち、はんだ221aの左端は、X212から「−0.8」に位置している。したがって、電極211aの右端と、はんだ221aの左端との距離は、「0.55」となる。
Lxb1=(0.35+0.5/2)−(1.0/2−0.25)=0.35となる。なお、「(0.35+0.5/2)」は、X212からの、はんだ221bの右端の位置を算出している。すなわち、はんだ221bの右端は、X212から「0.6」に位置している。また、「(1.0/2−0.25)」は、X212からの、電極211bの左端の位置を算出している。すなわち、電極211bの左端は、X212から「0.25」に位置している。したがって、はんだ221bの右端と電極211bの左端との距離は、「0.35」となる。
Lxb2=(1.0/2)−(0.35−0.5/2)=0.4となる。なお、「(1.0/2)」は、X212からの、電極211bの右端の位置を算出している。すなわち、電極211bの右端は、X212から「0.5」に位置している。また、「(0.35−0.5/2)」は、X212からの、はんだ221bの左端の位置を算出している。すなわち、はんだ221bの左端は、X212から「0.1」に位置している。したがって、電極211bの右端と、はんだ221bの左端との距離は、「0.4」となる。
ΔX=(0.2−0.25)/2=−0.025となる。すなわち、X方向における左方向に0.025移動させる位置が、補正搭載位置となる。
Lya1=(−0.5/2)−(0.5/2)=0.5となる。ここで、「(−0.5/2)」は、Y212からの、電極211aの下端の位置を算出している。すなわち、電極211aの下端は、Y212から「−0.25」に位置している。また、「0.5/2」は、Y212からの、はんだ221aの上端の位置を算出している。すなわち、はんだ221aの上端は、Y212から「0.25」に位置している。したがって、電極211aの下端と、はんだ221aの上端との距離は、「0.5」となる。
Lya2=(−0.5/2)−(0.5/2)=0.5となる。
Lyb1=0.5となる。
Lyb2=0.5となる。そして、これら「Lyb1=0.5」及び「Lyb2=0.5」を上記条件にあてはめると、「Lyb1=0.5」=「Ly221b=0.5」、「Lyb2=0.5」=「Ly221b=0.5」より、Lyb=0.5となる。
ΔY=(0.5−0.5)/2=0となる。すなわち、LyaとLybとを対比すると、Lya及びLybが「0.50」であり、これらLya及びLybが釣り合っていることがいえる。これにより、Y方向における補正量は、「0」となる。以上より、ΔX=「0.025」となり、ΔY=「0」となる。
次に、図6を用いて、本実施形態(第2の実施形態)の実施例2について説明する。図6は、本実施形態(第2の実施形態)に係る部品実装装置200において、基板上のランドに、はんだを敷設した状態を示す状態図である。
X122b=0.55,Y122b=0,
LX121a=0.5,LY121a=0.5,LZ121a=0.2,
LX121b=0.5,LY121b=0.5,LZ121b=0.1,
X=112=0,Y112=0,
LX111=1.0,LY=0.5,
LX111a=0.25,LX111b=0.25,とする。
Lxa1=(−0.35+0.5/2)−(−1.0/2)=0.4となる。なお、「(−0.35+0.5/2)」は、X212からの、はんだ221aの右端の位置を算出している。すなわち、はんだ221aの右端は、X212から「−0.1」に位置している。また、「−1.0/2」は、X212からの、電極の左端の位置を算出している。すなわち、電極の左端は、X212から「−0.5」に位置している。したがって、はんだ221aの右端と電極の左端との距離は、「0.4」となる。
Lxa2=(−1.0/2+0.25)−(−0.35−0.25)=0.35となる。なお、「(−1.0/2+0.25)」は、X212からの、電極の右端の位置を算出している。すなわち、電極の右端は、X212から「−0.25」に位置している。また、「(−0.35−0.25)」は、X212からの、はんだ221aの左端の位置を算出している。すなわち、はんだ221aの左端は、X212から「−0.6」に位置している。したがって、電極の右端と、はんだ221aの左端との距離は、「0.35」となる。
Lxb1=(0.55+0.5/2)−(1.0/2−0.25)=0.55となる。なお、「(0.55+0.5/2)」は、X212からの、はんだ221bの右端の位置を算出している。すなわち、はんだ221bの右端は、X212から「0.55」に位置している。また、「(1.0/2−0.25)」は、X212からの、電極の左端の位置を算出している。すなわち、電極の左端は、X212から「0.25」に位置している。したがって、はんだ221bの右端と電極の左端との距離は、「0.55」となる。
Lxb2=(1.0/2)−(0.55−0.5/2)=0.2となる。なお、「(1.0/2)」は、X212からの、電極の右端の位置を算出している。すなわち、電極の右端は、X212から「0.5」に位置している。また、「(0.55−0.5/2)」は、X212からの、はんだ221bの左端の位置を算出している。すなわち、はんだ221bの左端は、X212から「0.3」に位置している。したがって、電極の右端と、はんだ221bの左端との距離は、「0.2」となる。
ΔX=(0.25−0.2)/2=0.025となる。すなわち、X方向における右方向に0.025移動させる位置が、補正搭載位置となる。
Lya2=(0−0.5/2)−(0.5/2)=0.5となる。
Lyb1=0.5となる。
Lyb2=0.5となる。そして、これら「Lyb1=0.5」及び「Lyb2=0.5」を上記条件にあてはめると、「Lyb1=0.5」=「Ly221b=0.5」、「Lyb2=0.5」=「Ly221b=0.5」より、Lyb=0.5となる。
ΔY=(0.5−0.5)/2=0となる。すなわち、LyaとLybとを対比すると、Lya及びLybが「0.50」であり、これらLya及びLybが釣り合っていることがいえる。これにより、Y方向における補正量は、「0」となる。以上より、ΔX=「0.025」となり、ΔY=「0」となる。
次に、図7を用いて、本実施形態(第2の実施形態)の実施例3について説明する。図7は、本実施形態(第2の実施形態)に係る部品実装装置200において、基板201上のランド202に、はんだ221を敷設した状態を示す状態図である。
X222b=0.35,Y222b=0.1,
Lx221a=0.5,Ly221a=0.5,Lz221a=0.25,
Lx221b=0.5,Ly221b=0.5,Lz221b=0.1,
X212=0,Y212=0,
Lx211=1.0,Ly211=0.5,とする。
Lxa1=(−0.55+0.5/2)−(−1.0/2)=0.2となる。なお、「(−0.55+0.5/2)」は、X212からの、はんだ221aの右端の位置を算出している。すなわち、はんだ221aの右端は、X212から「−0.3」に位置している。また、「−1.0/2」は、X212からの、電極の左端の位置を算出している。すなわち、電極の左端は、X212から「−0.5」に位置している。したがって、はんだ221aの右端と電極の左端との距離は、「0.2」となる。
Lxa2=(−1.0/2+0.25)−(−0.55−0.25)=0.55+ΔXとなる。なお、「(−1.0/2+0.25)」は、X212からの、電極の右端の位置を算出している。すなわち、電極の右端は、X212から「−0.25」に位置している。また、「(−0.55−0.25)」は、X212からの、はんだ221aの左端の位置を算出している。すなわち、はんだ221aの左端は、X212から「−0.8」に位置している。したがって、電極の右端と、はんだ221aの左端との距離は、「0.55」となる。
Lxb1=(0.35+0.5/2)−(1.0/2−0.25)=0.35−ΔXとなる。なお、「(0.35+0.5/2)」は、X212からの、はんだ221bの右端の位置を算出している。すなわち、はんだ221bの右端は、X212から「0.6」に位置している。また、「(1.0/2−0.25)」は、X212からの、電極の左端の位置を算出している。すなわち、電極の左端は、X212から「0.25」に位置している。したがって、はんだ221bの右端と電極の左端との距離は、「0.35」となる。
Lxb2=(1.0/2)−(0.35−0.5/2)=0.2となる。なお、「(1.0/2)」は、X212からの、電極の右端の位置を算出している。すなわち、電極の右端は、X212から「0.5」に位置している。また、「(0.35−0.5/2)」は、X212からの、はんだ221bの左端の位置を算出している。すなわち、はんだ221bの左端は、X212から「0.1」に位置している。したがって、電極の右端と、はんだ221bの左端との距離は、「0.4」となる。
ΔX=(0.2−0.25)/2=−0.025となる。すなわち、X方向における左方向に0.025移動させる位置が、補正搭載位置となる。
Lya1=(0−0.5/2)−(0.5/2)=0.5となる。ここで、「(0−0.5/2)」は、Y212からの、電極211aの下端の位置を算出している。すなわち、電極211aの下端は、Y212から「−0.25」に位置している。また、「0.5/2」は、Y212からの、はんだ221aの上端の位置を算出している。すなわち、はんだ221aの上端は、Y212から「0.25」に位置している。したがって、電極211aの下端と、はんだ221aの上端との距離は、「0.5」となる。
Lya2=(−0.5/2)−(0.5/2)=0.5となる。
Lyb1=0.5となる。
Lyb2=0.5となる。そして、これら「Lyb1=0.5」及び「Lyb2=0.5」を上記条件にあてはめると、「Lyb1=0.5」=「Ly221b=0.5」、「Lyb2=0.5」=「Ly221b=0.5」より、Lyb=0.4となる。
ΔY=(0.5−0.4)/2=0.05となる。すなわち、Y方向における上方に0.05移動させる位置が、補正搭載位置となる。
本発明の他の実施形態(第3の実施形態)について説明する。本実施形態の部品実装装置は、上述の部品実装装置200に対し、算出部にて目標搭載位置の値を補正する補正値の算出方法が異なり、他の点は同様である。したがって、同様の点は、その説明を省略する。参照図面は、図2乃至図7とする。
以下、Lxa及びLyaの算出方法について示す。
同様に、電極211aの右端とはんだ221aの左端の距離をLxa2とすると、Lxa2は以下の式で表される。
このとき、Lxa1>Lx221a,Lxa2>Lx221aの場合は、Lx221a<Lx211aであり、はんだ221aのX方向左端から右端まで電極111aが接触していることになる。この場合、Lxaは、以下の式で表される。
ただし、この場合はんだ印刷後検査により不良と判断されることが一般的である。
次に、Lxa1≦Lx221a,Lxa2>Lx221aの場合は、電極211aのX方向左端ははんだ221aと接触しているが、右端がはんだ221aと接触していないことになる。この場合、Lxaは、以下の式で表される。
次に、Lxa1>Lx221a,Lxa2≦Lx221aの場合は、電極211aのX方向右端ははんだ221aと接触しているが、左端がはんだ221aと接触していないことになる。この場合、Lxaは、以下の式で表される。
また、搭載位置のY方向補正量をΔY、部品211の下端とはんだ221aの上端の距離をLya1とすると、Lya1は以下の式で表される。
同様に、部品211の上端とはんだ221aの下端の距離をLya2とすると、Lya2は以下の式で表される。
このとき、Lya1>LY121a,Lya2>LY121aの場合は、Ly221a<Ly211であり、はんだ221aのY方向下端から上端まで部品211が接触していることになる。この場合、Lyaは、以下の式で表される。
次に、Lya1≦Ly221a,Lya2≦Ly221aの場合は、Ly221a≧Ly211であり、部品211のY方向下端から上端まではんだ221aが接触していることになる。この場合、Lyaは、以下の式で表される。
次に、Lya1≦Ly221a,Lya2>Ly221aの場合は、部品211のY方向下端ははんだ221aと接触しているが、上端がはんだ221aと接触していないことになる。この場合、Lyaは、以下の式で表される。
Lya1>LY221a,Lya2≦Ly221aの場合は、部品211のY方向上端ははんだ221aと接触しているが、下端がはんだ221aと接触していないことになる。この場合、Lyaは、以下の式で表される。
なお、Lxb及びLybの算出方法については、上述のLxa及びLyaの算出方法と同様であるため、その説明を省略する。
本例は、はんだ221aの体積が多く、はんだの位置がランドに対して左側にずれている。ここで、ランド202aの中心とランド202bの中心を結ぶ線分の中点を原点とし、部品目標搭載位置112を原点とする。
X222b=0.35,Y222b=0,
Lx221a=0.5,Ly221a=0.5,Lz221a=0.25,
Lx121b=0.5,Ly121b=0.5,Lz121b=0.1,
X112=0,Y112=0,
Lx111=1.0,Ly111=0.5,
Lx211a=0.25,Lx211b=0.25とする。上記数値の単位は全てmmであり、以降の例についても同様である。
Lxa=0.55+ΔX ・・・−0.55<ΔX≦−0.3の場合
Lxa=0.25 ・・・−0.3<ΔX<−0.05の場合
Lxa=0.2−ΔX ・・・−0.05≦ΔX<0.2の場合
Lya=0.5 ・・・ΔY=0の場合
Lya=0.5−ΔY ・・・ΔY>0の場合
Lya=0.5+ΔY ・・・ΔY<0の場合
Lza=0.25となる。
Lxb=0.4+ΔX ・・・−0.4<ΔX≦−0.15の場合
Lxb=0.25 ・・・−0.15<ΔX<0.1の場合
Lxb=0.35−ΔX ・・・0.1≦ΔX<0.35の場合
Lyb=0.5 ・・・ΔY=0の場合
Lyb=0.5−ΔY ・・・ΔY>0の場合
Lyb=0.5+ΔY ・・・ΔY<0の場合
Lzb=0.1となる。
La=Lxa+0.75 ・・・(1)´
Lb=Lxb+0.6 ・・・(1)´´となり、(1)´と(1)´´より、La=LbとなるようにΔX=0.1とする。
本例は、上記実施例1に示す例と異なり、はんだの位置がランドに対して右側にずれている。
X222b=0.55,Y222b=0,
Lx221a=0.5,Ly221a=0.5,Lz221a=0.2,
Lx221b=0.5,Ly221b=0.5,Lz221b=0.1,
X212=0,Y212=0,
Lx211=1.0,Ly211=0.5,
Lx211a=0.25,Lx211b=0.25とする。
Lxa=0.35+ΔX ・・・−0.35<ΔX≦−0.1の場合
Lxa=0.25 ・・・−0.1<ΔX<0.15の場合
Lxa=0.4−ΔX ・・・0.15≦ΔX<0.4の場合
Lya=0.5 ・・・ΔY=0の場合
Lya=0.5−ΔY ・・・ΔY>0の場合
Lya=0.5+ΔY ・・・ΔY<0の場合
Lza=0.2となる。
Lxb=0.2+ΔX ・・・−0.2<ΔX≦0.05の場合
Lxb=0.25 ・・・0.05<ΔX<0.3の場合
Lxb=0.55−ΔX ・・・0.3≦ΔX<0.55の場合
Lyb=0.5 ・・・ΔY=0の場合
Lyb=0.5−ΔY ・・・ΔY>0の場合
Lyb=0.5+ΔY ・・・ΔY<0の場合
Lza=0.1となる。
La=Lxa+0.7 ・・・(1)´
Lb=Lxb+0.6 ・・・(1)´´となる。
本例は、上記実施例1に対し、はんだ121bの位置がランドに対して上側にずれている。
X222b=0.35,Y222b=0.1,
Lx221a=0.5,Ly221a=0.5,Lz221a=0.25,
Lx221b=0.5,Ly221b=0.5,Lz121b=0.1,
X212=0,Y212=0,
Lx211=1.0,Ly211=0.5,
Lx211a=0.25,Lx211b=0.25とする。
Lxa=0.55+ΔX ・・・−0.55<ΔX≦−0.3の場合
Lxa=0.25 ・・・−0.3<ΔX<−0.05の場合
Lxa=0.2−ΔX ・・・−0.05≦ΔX<0.2の場合
Lya=0.5 ・・・ΔY=0の場合
Lya=0.5−ΔY ・・・ΔY>0の場合
Lya=0.5+ΔY ・・・ΔY<0の場合
Lza=0.25となる。
Lxb=0.4+ΔX ・・・−0.4<ΔX≦−0.15の場合
Lxb=0.25 ・・・−0.15<ΔX<0.1の場合
Lxb=0.35−ΔX ・・・0.1≦ΔX<0.35の場合
Lyb=0.5 ・・・ΔY=0.1の場合
Lyb=0.6−ΔY ・・・ΔY>0.1の場合
Lyb=0.4+ΔY ・・・ΔY<0.1の場合
Lzb=0.1となる。
La=Lxa+0.75 ・・・(1)´
Lb=Lxb+0.6 ・・・(1)´となり、
(1)´と(1)´より、La=LbとなるようにΔX=0.1とする。
160 情報取得部
170 情報記憶部
180 算出部
190 実装部
Claims (7)
- 基板に敷設された、第1及び第2のはんだの情報、及び前記基板に実装する部品の情報を取得する情報取得手段と、
前記情報取得手段により取得された、第1及び第2のはんだの情報と部品の情報とに基づく、前記部品の一辺に沿った第1の方向における前記部品と前記第1及び第2のはんだとの接触長、及び前記第1の方向に直交する第2の方向における前記部品と前記第1及び第2のはんだとの接触長をを略一致させる位置に部品を実装する実装手段と
を具備することを特徴とする基板実装装置。 - 前記第1の方向における前記第1及び第2のはんだの接触長の差分、及び第2の方向における第1及び第2のはんだの接触長の差分を算出する差分算出手段と、
前記差分算出手段により算出された各差分を2で除し、この除した値を、前記差分算出手段により差分を算出する際における所定の部品の搭載位置の値に加算して部品実装位置を算出する実装位置算出手段と、をさらに備える、
ことを特徴とする請求項1記載の基板実装装置。 - 前記第1のはんだの一方の端部と前記第2のはんだの他方の端部との距離を算出する距離算出手段と、
前記距離算出手段により算出された距離が、部品の長さよりも長い場合には、警告を出力する警告出力手段と、をさらに備える、
ことを特徴とする請求項1又は2記載の基板実装装置。 - 前記情報取得手段は、
はんだの情報として、はんだの位置及び形状に関する情報を取得する、
ことを特徴とする請求項1乃至3の何れか一項に記載の基板実装装置。 - 前記情報取得手段は、
部品の情報として部品の位置及び形状に関する情報を取得する、
ことを特徴とする請求項1乃至4の何れか一項に記載の基板実装装置。 - 基板に敷設された、第1及び第2のはんだの情報及び前記基板に実装する部品の情報を取得し、
取得した第1及び第2のはんだの情報、基板の情報と部品の情報とに基づく、前記部品の一辺に沿った第1の方向における前記部品と前記第1及び第2のはんだとの接触長、及び第1の方向に直交する第2の方向における前記部品と前記第1及び第2のはんだとの接触長を略一致させる位置に部品を実装すること
を特徴とする基板実装方法。 - コンピュータに、
基板に敷設された第1及び第2のはんだの情報及び前記基板に部品を実装する部品の情報を取得する取得処理と、
前記取得処理により取得した前記第1及び第2のはんだの情報と部品の情報とに基づく、前記部品の一辺に沿った第1の方向における前記部品と前記第1及び第2のはんだとの接触長、及び前記第1の方向に直交する第2の方向における前記部品と前記第1及び第2のはんだとの接触長を略一致させる位置に前記部品を実装する実装処理と、を実行させる、
ことを特徴とするプログラム。
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