JP6528625B2 - 部品実装装置、部品実装方法及びプログラム。 - Google Patents

部品実装装置、部品実装方法及びプログラム。 Download PDF

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Description

本発明は、部品実装装置及び部品実装方法に関し、特に、基板に部品を実装する部品実装装置及び部品実装方法に関する。
部品実装装置は、基板に部品を実装する際、敷設部にて基板上のランドに、はんだを敷設する。この際、部品実装装置は、検査部にて、はんだの位置、面積、高さ、体積等を計測し、計測した値が所定の許容範囲に含まれているか否かを判定する。そして、部品実装装置は、計測した値が所定の許容範囲に含まれていると判定した場合には、部品搭載部にて部品を基板上の所定位置に搭載する。その後、部品実装装置は、接合部にて、はんだを熔解及び固化させ、基板と部品とを接合する。
このとき、検査部にて、はんだの位置等が所定の許容範囲に含まれていないと判定された場合、部品の搭載位置を移動させる必要がある。例えば、特許文献1には、検査装置及び部品搭載システムに関する技術が開示されている。この特許文献1記載の技術は、両電極の部品を接合するランドに敷設された、はんだの高さ、体積に差がある場合、部品の搭載位置を、はんだの高さが低い方、体積が少ない方に移動させている。
特開2006−313100号公報
しかしながら、上記特許文献1記載の技術は、複数のはんだに部品を載せる際、複数のはんだに対して部品が均等に載らない可能性がある。この状態で、はんだを熔解すると、はんだの界面張力により部品が一方のはんだ側に引き寄せられたり、傾いたりする可能性がある。
本発明の目的は、はんだを熔解させた際におけるはんだの界面張力を考慮して部品の搭載位置を定め、部品を搭載する目標位置の位置ズレをより確実に抑制することが可能な部品実装装置、部品実装方法プログラムを提供することにある。
上記目的を達成するために、本発明に係る部品実装装置は、基板に敷設された、第1及び第2のはんだの情報、及び前記基板に実装する部品の情報を取得する情報取得手段と、前記情報取得手段により取得された、第1及び第2のはんだの情報と部品の情報とに基づく、前記部品の一辺に沿った第1の方向における前記部品と前記第1及び第2のはんだとの接触長、及び前記第1の方向に直交する第2の方向における前記部品と前記第1及び第2のはんだとの接触長をを略一致させる位置に部品を実装する実装手段とを具備して構成される。
上記目的を達成するために、本発明に係る部品実装方法は、基板に敷設された、第1及び第2のはんだの情報及び前記基板に実装する部品の情報を取得し、取得した第1及び第2のはんだの情報、基板の情報と部品の情報とに基づく、前記部品の一辺に沿った第1の方向における前記部品と前記第1及び第2のはんだとの接触長、及び第1の方向に直交する第2の方向における前記部品と前記第1及び第2のはんだとの接触長を略一致させる位置に部品を実装することを特徴とする。
上記目的を達成するために、本発明に係るプログラムは、コンピュータに、基板に敷設された第1及び第2のはんだの情報及び前記基板に部品を実装する部品の情報を取得する取得処理と、前記取得処理により取得した前記第1及び第2のはんだの情報と部品の情報とに基づく、前記部品の一辺に沿った第1の方向における前記部品と前記第1及び第2のはんだとの接触長、及び前記第1の方向に直交する第2の方向における前記部品と前記第1及び第2のはんだとの接触長を略一致させる位置に前記部品を実装する実装処理と、を実行させる。
本発明によれば、はんだを熔解させた際におけるはんだの界面張力を考慮して部品の搭載位置を定め、部品を搭載する目標位置の位置ズレをより確実に抑制することができる。
本発明の一実施形態(第1の実施形態)に係る部品実装装置の構成を示すブロック図である。 本発明の他の実施形態(第2の実施形態)に係る部品実装装置の構成を示すブロック図である。 本発明の他の実施形態(第2の実施形態)に係る部品実装装置において、基板上のランドにはんだを敷設した状態を示す状態図である。 本発明の他の実施形態(第2の実施形態)に係る部品実装装置において、基板上に部品を搭載した状態を示す状態図である。 本発明の他の実施形態(第2の実施形態)に係る部品実装装置において、基板上のランドにはんだを敷設した状態を示す状態図である。 本発明の他の実施形態(第2の実施形態)に係る部品実装装置において、基板上のランドにはんだを敷設した状態を示す状態図である。 本発明の他の実施形態(第2の実施形態)に係る部品実装装置において、基板上のランドにはんだを敷設した状態を示す状態図である。
以下、図面を用いて、本発明の実施形態について説明する。
(第1の実施形態)
図1を用いて、本発明の一実施形態(第1の実施形態)について説明する。図1は、本実施形態(第1の実施形態)に係る部品実装装置100の構成を示すブロック図である。
図1に例示されるように、本実施形態の部品実装装置100は、情報取得部160及び実装部190を具備している。情報取得部160は、基板に敷設された、第1及び第2のはんだの情報、及び基板に実装する部品の情報を取得する。ここで、はんだの情報とは、はんだを平面視した際の形状、縦横の長さ、中心位置等をいう。また、部品の情報とは、部品の形状、予め定めた設計上の部品の目標搭載位置等をいう。
そして、実装部190は、情報取得部160により取得された、第1及び第2のはんだの情報と部品の情報とに基づく、部品の一辺に沿った第1の方向における部品と第1及び第2のはんだとの接触長、及び第1の方向に直交する第2の方向における部品と第1及び第2のはんだとの接触長をを略一致させる位置に部品を実装する。
このように、本実施形態の部品実装装置100は、はんだの情報と部品の情報とを用いて部品の目標搭載位置の補正量を算出しており、すなわち、はんだの界面張力を加味して部品の目標搭載位置の補正量を算出している。
よって、本実施形態によれば、はんだを熔解させた際における、はんだの界面張力を考慮して部品の搭載位置を定め、部品を搭載する目標位置の位置ズレをより確実に抑制することができる。
(第2の実施形態)
図2乃至図7を用いて、本発明の他の実施形態(第2の実施形態)について説明する。まず、図2を用いて、本実施形態(第2の実施形態)の部品実装装置200の構成について説明する。図2は、本実施形態(第2の実施形態)に係る部品実装装置200の構成を示すブロック図である。
部品実装装置200は、敷設部250、情報取得部260、情報記憶部270、算出部280及び実装部290を具備し、これらを用いて、基板に電子部品等の部品を実装する。
本実施形態において、部品実装装置200は、算出部280を用いて基板に対する、はんだの敷設ずれ、はんだの界面張力を考慮して、目標搭載位置の値を補正する点を主たる特徴としている。
以下、部品実装装置200の具体的な構成について説明する。なお、本実施形態の部品実装装置200は、上述したように、算出部280にて目標搭載位置の値を補正する点が主たる特徴であり、算出部280以外の他の構成については、既知の技術であるため、簡略的な説明に留め、具体的な説明を省略する。
敷設部250は、メタルマスクと称呼される図示しない金属板を有する。この金属板は、基板のはんだの敷設位置にあわせた開口を有している。そして、敷設部250は、金属板と基板とを接触させ、金属板の開口にはんだを充填し、その後、基板から金属板を剥がすことで、基板に、はんだを敷設する。
情報取得部260は、基板の表面に対し所定の光を照射する照射部と、照射された部分を撮像する撮像部と、撮像した画像から、はんだの位置及び形状を計測する制御部と、を有する。なお、情報取得部260は、既知の技術であるカメラ、ラインセンサ、又はレーザ等を用いて、はんだの位置及び形状を計測している。
情報記憶部270は、部品の目標搭載位置及び部品の形状に関する情報を記憶する。部品の目標搭載位置は、各ランドの重心を結ぶ線分の中点である。情報記憶部270には、利用者により上述の情報が入力されると、これら上述の情報を記憶する。
算出部280は、はんだの情報と部品の情報とから、はんだと部品の電極との接触長を算出し、この接触長が釣り合うように部品の補正搭載位置を算出する。この算出方法については、後述する。
実装部290は、算出部280により算出された補正量を加味した補正搭載位置に部品を実装する。そして、実装部290は、はんだを熔解及び固化させて、基板と部品とを接合する。
(部品実装方法)
次に、図3及び図4を用いて、部品実装方法について説明する。図3は、本実施形態(第2の実施形態)に係る部品実装装置200を用いて、基板201上のランド202に、はんだ221を敷設した状態を示す状態図である。図4は、本実施形態(第2の実施形態)に係る部品実装装置200を用いて、基板201上に部品211を搭載した状態を示す状態図である。
まず、図3に例示されるように、基板201上のランド202に、はんだ221を敷設する。ここで、はんだ221の敷設方法は、上述したように、メタルマスクと称呼される金属板(不図示)と基板201とを接触させる。メタルマスクの開口に、はんだ221を充填し、その後、基板201からメタルマスクを剥がすことで、基板201に、はんだ221が敷設される。なお、通常、メタルマスクの開口は、四角形であることが多く、これに伴い、敷設される、はんだ221の形状は、直方体となる。
次に、基板201に、はんだ221が敷設されると、情報取得部260は、はんだ221の情報を取得する。ここで、はんだ221の情報とは、はんだ221の横の長さLx、縦の長さLy、中心位置(X、Y)、高さLz等の情報である。ここで、はんだ221の中心位置(X、Y)は、後述する部品211の中心位置を原点とし、部品211の長手方向をX軸とし、部品211の短手方向をY軸とした座標系での座標値である。
以下、本実施形態では、はんだ221aの横方向の長さをLx221aとし、はんだ221aの縦方向の長さをLy221aとする。また、はんだ221aの中心位置の座標を(X222a,Y222a)とする。同様に、はんだ221bの横方向の長さをLx221bとし、はんだ221bの縦方向の長さをLy221bとする。また、はんだ221bの中心位置の座標を(X222b,Y222b)とする。そして、情報取得部260は、取得した、はんだ221の情報を算出部280に出力する。
また、情報記憶部270は、基板201に実装する部品211の情報を記憶する。ここで、部品211の情報とは、部品211の縦横の長さ、部品の中心位置等の情報である。ここで、部品の中心位置の初期位置は、部品211を接合する二つのランド202の重心を結んだ線分の中点としている。また、部品の中心位置を原点として、部品211の長手方向をX軸とし、部品211の短手方向をY軸としている。情報記憶部270は、利用者により部品211の情報が入力されると、その情報を記憶している。そして、情報記憶部270は、記憶した部品211の情報を算出部280に出力する。
次に、算出部280は、情報取得部260から出力された、はんだ221a,221bの情報と、情報記憶部270から出力された部品211の電極211a,211b情報とを用いて、部品211の電極211aと、はんだ221a(電極211bと、はんだ221bとも同様)との接触長を算出する。このとき、接触長として、上述のX軸方向における接触長及びY方向における接触長を算出している。また、算出部280は、X軸方向における各はんだ221a,221bの接触長の差分、及びY軸方向における各はんだ221a,221bの接触長の差分に基づいて、補正量ΔX及びΔYを算出する。また、算出部280は、この補正量ΔXを原点のX座標の値に加算し、補正量ΔYを原点のY座標の値に加算する。この値が補正搭載位置となる。実装部290は、上述の補正搭載位置に部品を搭載する。そして、実装部290は、はんだを熔解及び固化させて、基板に部品を接合する。
以下、補正搭載位置の算出方法について説明する。本実施形態では、はんだ221aと電極211aとの接触長と、はんだ221bと電極211bとの接触長と、が釣り合う位置を補正搭載位置としている。以下、はんだ221aと電極211aとの接触長、及びはんだ221bと電極211bとの接触長の算出方法を示す。
このことから、はんだ221aと部品211の電極211aとが接触している横方向の接触長をLxaとし、はんだ221bと電極211bとが接触している横方向の接触長をLxbとする。同様に、縦方向の接触長をLya,Lybとする。なお、高さ方向については、部品サイズが数mm以下の部品が大半であり、部品の両端を接合する、はんだの間では高さ方向に大きな差が生じることは少ないため、影響は小さいと考えられるため、考慮しないものとする。
まず、はんだ221aと部品211の電極211aとが接触している横方向の長さであるLxaから算出する。Lxaを求める場合、部品211の電極211aの左端と、はんだ221aの右端との距離として、Lxa1を算出する。また、部品211の電極211aの右端と、はんだ221aの左端との距離として、Lxa2を算出する。以下、式(1)及び式(2)を用いて、Lxa1及びLxa2を算出する。
上述したように、部品211の電極211aの左端と、はんだ221aの右端との距離をLxa1とすると、Lxa1は、以下の式(1)で表される。
Lxa1=(X222a+Lx221a/2)−(−Lx211/2)・・・(1)

ここで、上記式(1)の「X222a+Lx221a/2」は、X212を基準とした、はんだ221aの右端の位置を算出している。また、「−Lx211/2」は、X212を基準とした電極211aの左端の位置を算出している。そして、上記式(1)は、はんだ221aの右端の位置から電極211aの左端の位置を減算して、これら、はんだ221aの右端と電極211aの左端との距離として、Lxa1を算出している。
上述したように、部品211の電極211aの右端と、はんだ221aの左端との距離をLxa2とすると、Lxa2は、以下の式(2)で表される。
Lxa2=(−Lx211/2+Lx211a)−(X222a−Lx221a/2)・・・(2)

ここで、「−Lx211/2+Lx211a」は、X212を基準とした、電極211aの右端の位置を示している。また、「X222a−Lx221a/2」は、X212を基準とした、はんだ221aの左端の位置を算出している。そして、上記式(2)は、電極211aの右端の位置から、はんだ221aの左端の位置を減算して、これら、電極211aの右端と、はんだ221aの左端との距離として、Lxa2を算出している。
そして、これらLxa1及びLxa2の夫々と、はんだ221aの横方向の長さを対比し、これらLxa1及びLxa2の、はんだ221aの横方向の長さに対する長短により、Lxaの長さが算出される。以下の条件にあてはめ、該当する条件によりLxaが算出される。
まず、Lxa1>Lx221a,Lxa2>Lx221aであるか否かを判定する。この場合は、はんだ221aの横方向の長さよりも、電極211aの横方向の長さの方が長いこととなり、すなわち、Lx221a<Lx211aとなる。これにより、電極211aが、はんだ221aのX方向左端から右端まで接触しているといえる。このため、Lxa1>Lx221a及びLxa2>Lx221aの場合、Lxaは、はんだ221aの横方向の長さであるため、以下の式(3)で表される。
Lxa=Lx221a・・・(3)

次に、Lxa1≦LX221a,Lxa2≦Lx221aであるか否かを判定する。この場合は、電極211aと、はんだ221aの横方向の長さが同じか、又は電極211aの横方向の長さよりも、はんだ221aの横方向の長さの方が長いこととなり、すなわち、Lx221a≧Lx211aとなる。これにより、電極211aのX方向左端から右端まで、はんだ221aが接触しているといえる。このため、Lxa1≦LX221a,Lxa2≦Lx221aである場合、Lxaは、電極211aの横方向の長さであるため、以下の式(4)で表される。
Lxa=Lx211a・・・(4)

次に、Lxa1<Lx221a,Lxa2>Lx221aであるか否かを判定する。この場合は、電極211aのX方向左端は、はんだ221aと接触しているが、右端が、はんだ221aと接触していないことになる。このため、Lxa1≦Lx221a,Lxa2>Lx221aである場合、Lxaは、以下の式(5)で表される。なお、この場合、電極211aは、はんだ221aに対し、左側にずれていることとなる。
Lxa=Lxa1・・・(5)

次に、Lxa1>Lx221a,Lxa2<Lx221aであるか否かを判定する。この場合は、電極211aのX方向左端は、はんだ221aと接触しておらず、右端は、はんだ221aと接触していることになる。このため、Lxa1>Lx221a,Lxa2<Lx221aである場合、Lxaは、以下の式(6)で表される。なお、この場合、電極211aは、はんだ221aに対し、右側にずれていることとなる。
Lxa=Lxa2・・・(6)

このように、上記条件にあてはめて、電極211aと、はんだ221aとの接触長さであるLxaを算出する。
次に、はんだ221bと部品211の電極211bとが接触している横方向の長さであるLxbを算出する。Lxbを求める場合、部品211の電極211bの右端と、はんだ221bの左端との距離として、Lxb1を算出する。また、部品211の電極211bの左端と、はんだ221bの右端との距離として、Lxb2を算出する。以下、式(7)及び式(8)を用いて、Lxb1及びLxb2を算出する。
上述したように、部品211の電極211bの右端と、はんだ221bの左端との距離をLxb1とすると、Lxb1は、以下の式(7)で表される。
Lxb1=(Lx211/2)−(X222b−Lx221b/2)・・・(7)

ここで、上記式(7)の「Lx211/2」は、X212を基準とした電極211bの右端の位置を算出している。また、「X222b−Lx221b/2」は、X212を基準とした、はんだ221bの左端の位置を算出している。そして、上記式(7)は、電極211bの右端の位置から、はんだ221bの左端の位置を減算して、これら、電極211bの右端と、はんだ221bの左端との距離として、Lxb1を算出している。
上述したように、部品211の電極211bの左端と、はんだ221bの右端との距離をLxa2とすると、Lxa2は、以下の式(8)で表される。
Lxb2=(X222b+Lx221b/2)−(Lx211/2−Lx211b)・・・(8)

ここで、「X222b+Lx221b/2」は、X212を基準とした、はんだ221bの右端の位置を算出している。また、「Lx211/2−Lx211b」は、X212を基準とした、電極211bの左端の位置を示している。そして、上記式(8)は、はんだ221bの右端の位置から電極211bの左端の位置を減算して、これら、電極211bの左端と、はんだ221bの右端との距離として、Lxb2を算出している。
そして、これらLxb1及びLxb2の夫々と、はんだ221bの横方向の長さを対比し、これらLxb1及びLxb2の、はんだ221bの横方向の長さに対する長短により、Lxbの長さが算出される。以下の条件にあてはめ、該当する条件によりLxbが算出される。
まず、Lxb1>Lx221b,Lxb2>Lx221bであるか否かを判定する。この場合は、はんだ221bの横方向の長さよりも、電極211bの横方向の長さの方が長いこととなり、すなわち、Lx221b<Lx211bとなる。これにより、電極211bの右端から左端まで、はんだ221bが接触していないといえる。このため、Lxb1>Lx221b,Lxb2>Lx221bの場合、Lxbは、はんだ221bの横方向の長さであるため、以下の式(9)で表される。
Lxb=Lx221b・・・(9)

次に、Lxb1≦LX221b,Lxb2≦Lx221bであるか否かを判定する。この場合は、電極211bと、はんだ221bの横方向の長さが同じか、又は電極211bの横方向の長さよりも、はんだ221bの横方向の長さの方が長いこととなり、すなわち、Lx221b≧Lx211bとなる。これにより、電極211bのX方向左端から右端まで、はんだ221bが接触しているといえる。このため、Lxb1≦Lx221b,Lxb2≦Lx221bである場合、Lxbは、電極211bの横方向の長さであるため、以下の式(10)で表される。
Lxb=Lx211b・・・(10)

次に、Lxb1<Lx221b,Lxb2>Lx221bであるか否かを判定する。この場合は、電極211bのX方向左端は、はんだ221bと接触しているが、右端が、はんだ221bと接触していないことになる。このため、Lxb1≦Lx221b,Lxb2>Lx221bである場合、Lxbは、以下の式(11)で表される。なお、この場合、電極211bは、はんだ221bに対し、左側にずれていることとなる。
Lxb=Lxb1・・・(11)

次に、Lxb1>Lx221b,Lxb2<Lx221bであるか否かを判定する。この場合は、電極211bのX方向左端は、はんだ221bと接触しておらず、右端は、はんだ221bと接触していることになる。このため、Lxb1>Lx221b,Lxb2<Lx221bである場合、Lxbは、以下の式(12)で表される。なお、この場合、電極211bは、はんだ221bに対し、右側にずれていることとなる。
Lxb=Lxb2・・・(12)

このように、上記条件にあてはめて、電極211bと、はんだ221bとの接触長さであるLxbを算出する。
ここで、算出したLxaとLxbとが等しい場合には、はんだ221aと、はんだ221bとは、X方向において、釣り合っていることがいえる。これに対し、Lxaの方が、Lxbよりも大きい場合、はんだ221aが、はんだ221bに対して、接触長さが長いこととなる。また、Lxaの方が、Lxbよりも小さい場合、はんだ221aが、はんだ221bに対して、接触長さが短いこととなる。したがって、LxaとLxbとの差分を半分とした値が、X方向における補正量ΔXとなる。ΔXは、以下の式(13)で表される。
ΔX=(Lxa−Lxb)/2・・・(13)

次に、Lyaを算出する。この場合も、Lxaを算出する場合と同様に、部品211の電極211aの下端と、はんだ221aの上端との距離として、Lya1を算出する。また、部品211の電極211aの上端と、はんだ211aの下端との距離として、Lya2を算出する。以下、式(14)及び(15)を用いて、Lya1及びLya2を算出する。上述したように、部品211の電極211aの下端と、はんだ221aの上端との距離をLya1とすると、Lya1は、以下の式(14)で表される。
Lya1=(Y222a+Ly221a/2)−(−Ly211/2)・・・(14)

ここで、上記式(14)の「Y222a+Ly221a/2」は、Y212を基準とした、はんだ221aの上端の位置を算出している。また、「−Ly211/2」は、Y212を基準とした電極211aの下端の位置を算出している。そして、上記式(14)は、はんだ221aの上端の位置から電極211aの下端の位置を減算して、これら、はんだ221aの上端と電極211aの下端との距離として、Lya1を算出している。
上述したように、部品211の電極211aの上端と、はんだ221aの下端との距離をLya2とすると、Lya2は、以下の式(15)で表される。
Lya2=(Ly211/2)−(Y222a−Ly221a/2)・・・(15)

ここで、上記式(15)の「Ly211/2」は、Y212を基準とした、電極211aの上端の位置を算出している。また、「Y222a−Ly221a/2」は、はんだ221aの下端の位置を算出している。そして、上記式(15)は、電極211aの上端の位置から、はんだ221aの下端の位置を減算して、これら、電極211aの右端と、はんだ221aの左端との距離として、Lya2を算出している。
そして、これらLya1及びLyb2と、はんだ221aの縦方向の長さとを対比し、これらLya1及びLyb2の、はんだ221aの縦方向の長さに対する長短により、Lyaの長さを算出する。以下の条件にあてはめ、該当する条件によりLyaを算出する。
まず、Lya1>Ly221a,Lya2>Ly221aであるか否かを判定する。この場合は、はんだ221aの縦方向の長さよりも、電極221aの縦方向の長さの方が長いこととなり、すなわち、Ly221a<Ly211aとなる。これにより、電極211aの上端から下端まで電極が接触していないといえる。このため、Lya1>Ly221a,Lya2>Ly221aである場合、Lyaは、はんだ221aの縦方向の長さであるため、以下の式(16)で表される。
Lya=L221a・・・(16)

次に、Lya1≦Ly221a,Lya2≦Ly221aであるか否かを判定する。この場合は、はんだ221aと電極211aとの縦方向の長さが同じか、又は電極211aの縦方向の長さよりも、はんだ221aの縦方向の長さの方が、長いこととなり、すなわち、Ly221a≧Ly211となる。これにより、電極211aの上端から下端まで、はんだ221aが接触しているといえる。このため、Lya1≦Ly221a,Lya2≦Ly221aである場合、Lyaは、電極211aの縦方向の長さであるため、以下の式(17)で表される。
Lya=Ly211a・・・(17)

次に、Lya1<Ly221a,Lya2>Ly221aであるか否かを判定する。この場合は、部品211の電極211aの縦方向下端は、はんだ221と接触しているが、上端は、はんだ221と接触していないこととなる。このため、Lya1<Ly221a,Lya2>Ly221aである場合、Lyaは、以下の式(18)で表される。
Lya=Lya1・・・(18)

次に、Lya1>Ly221a,Lya2<Ly221aであるか否かを判定する。この場合は、部品211の縦方向上端は、はんだ221と接触しているが、下端は、はんだ221と接触していないこととなる。このため、Lya1>Ly221a,Lya2<Ly221aである場合、Lyaは、以下の式(19)で表される。
Lya=Lya2・・・(19)

このように、上記条件にあてはめて、電極211aと、はんだ221aとの接触長さであるLyaを算出する。
次に、Lybを算出する。この場合、部品211の電極211bの下端と、はんだ221bの上端との距離として、Lyb1を算出する。また、部品211の電極211bの上端と、はんだ211bの下端との距離として、Lyb2を算出する。以下、式(20)及び(21)を用いて、Lyb1及びLyb2を算出する。上述したように、部品211の電極211bの下端と、はんだ221bの上端との距離をLyb1とすると、Lyb1は、以下の式(20)で表される。
Lyb1=(Y222b+Ly221b/2)−(−Ly211/2)・・・(20)

ここで、上記式(20)の「Y222b+Ly221b/2」は、Y212を基準とした、はんだ221bの上端の位置を算出している。また、「−Ly211/2」は、Y212を基準とした電極211bの下端の位置を算出している。そして、上記式(20)は、はんだ221bの上端の位置から電極211bの下端の位置を減算して、これら、はんだ221bの上端と電極211bの下端との距離として、Lyb1を算出している。
上述したように、部品211の電極211bの上端と、はんだ221bの下端との距離をLyb2とすると、Lyb2は、以下の式(21)で表される。
Lyb2=(Ly211/2)−(Y222b−Ly221b/2)・・・(21)

ここで、上記式(21)の「Ly211/2」は、Y212を基準とした、電極211aの上端の位置を算出している。また、「Y222b−Ly221b/2」は、はんだ221bの下端の位置を算出している。そして、上記式(21)は、電極211bの上端の位置から、はんだ221bの下端の位置を減算して、これら、電極211bの右端と、はんだ221bの左端との距離として、Lyb2を算出している。
そして、これらLyb1及びLyb2と、はんだ221bの縦方向の長さとを対比し、これらLyb1及びLyb2の、はんだ221bの縦方向の長さに対する長短により、Lybの長さを算出する。以下の条件にあてはめ、該当する条件によりLybを算出する。
まず、Lyb1>Ly221b,Lyb2>Ly221bであるか否かを判定する。この場合は、はんだ221bの縦方向の長さよりも、電極221bの縦方向の長さの方が長いこととなり、すなわち、Ly221b<Ly211bとなる。これにより、電極211bの上端から下端まで電極が接触していないといえる。このため、Lyb1>Ly221b,Lyb2>Ly221bである場合、Lybは、電極211bの縦方向の長さであるため、以下の式(22)で表される。
Lyb=Ly211b・・・(22)

次に、Lyb1≦Ly221b,Lyb2≦Ly221bであるか否かを判定する。この場合は、はんだ221bと電極211bとの縦方向の長さが同じか、又は電極211bの縦方向の長さよりも、はんだ221bの縦方向の長さの方が、長いこととなり、すなわち、Ly221b≧Ly211となる。これにより、電極211bの上端から下端まで、はんだ221bが接触しているといえる。このため、Lyb1≦Ly221b,Lyb2≦Ly221bである場合、Lybは、はんだ221bの縦方向の長さであるため、以下の式(23)で表される。
Lyb=Ly221b・・・(23)

次に、Lyb1<Ly221b,Lyb2>Ly221bであるか否かを判定する。この場合は、部品211の電極211bの縦方向下端は、はんだ221と接触しているが、上端は、はんだ221と接触していないこととなる。このため、Lyb1<Ly221b,Lyb2>Ly221bである場合、Lybは、以下の式(24)で表される。
Lyb=Lyb1・・・(24)

次に、Lyb1>Ly221b,Lyb2<Ly221bであるか否かを判定する。この場合は、部品211の縦方向上端は、はんだ221と接触しているが、下端は、はんだ221と接触していないこととなる。このため、Lyb1>Ly221b,Lyb2<Ly221bである場合、Lybは、以下の式(25)で表される。
Lyb=Lyb2・・・(25)

このように、上記条件にあてはめて、電極211bと、はんだ221bとの接触長さであるLybを算出する。
ここで、算出したLyaとLybとが等しい場合には、はんだ221aと、はんだ221bとは、Y方向において、釣り合っていることがいえる。これに対し、Lyaの方が、Lybよりも大きい場合、はんだ221aが、はんだ221bに対して、接触長さが長いこととなる。また、Lyaの方が、Lybよりも小さい場合、はんだ221aが、はんだ221bに対して、接触長さが短いこととなる。したがって、LyaとLybとの差分を半分とした値が、Y方向における補正量ΔYとなる。ΔYは、以下の式(26)で表される。
ΔY=(Lya−Lyb)/2・・・(26)

そして、これらΔX及びΔYを原点の座標値に加算し、部品の補正搭載位置を算出する。
なお、はんだ221aの右端と、はんだ221bの左端との距離が部品211の横幅Lx211よりも長い場合には、はんだ221a,はんだ221bの何れかが部品と接触していないこととなるため、警告を出力する。この場合、以下の式(27)で表される。
(X222b−Lx221b/2)−(X222a+Lx221a/2)>Lx211・・・(27)

ここで、「(X222b−Lx221b/2)」は、X212からの、はんだ221bの左端の位置を算出している、また、「X222a+Lx221a/2」は、はんだ221aの右端の位置を算出している。
同様に、はんだ221aの上端と、はんだ221bの下端との距離、又は、はんだ221aの下端と、はんだ221bの上端との距離が部品211の縦幅Ly211よりも長い場合、はんだ221a,はんだ221bの何れかが部品と接触していないこととなるため、警告を出力する。この場合、以下の式(28)及び(29)で表される。
(Y222b−Ly221b/2)−(Y222a+Ly221a/2)>Ly211・・・(28)

ここで、「(Y222b−Ly221b/2)」は、Y212からの、はんだ221bの下端の位置を算出している。また、「(Y222a+Ly221a/2)」は、はんだ221aの上端の位置を算出している。
(Y222a−Ly221a/2)−(Y222b+Ly221b/2)>Ly221・・・(29)

ここで、「(Y222a−Ly221a/2)」は、Y212からの、はんだ221aの下端の位置を算出している。また、「(Y222b+Ly221b/2)」は、はんだ221bの上端の位置を算出している。
このように、上述の場合には、警告を出力することで、はんだ221a,はんだ221bの何れかが部品と接触していないことを把握することが可能となり、このようなエラーに対して迅速に対応することができる。
(実施例1)
次に、図5を用いて、本実施形態(第2の実施形態)の実施例1について説明する。図5は、本実施形態(第2の実施形態)に係る部品実装装置200において、基板201上のランド202a,202bに、はんだ221a,221bを敷設した状態を示す状態図である。
本例では、ランド202aの中心とランド202bの中心とを結ぶ線分の中点を原点とする。また、はんだ221aの体積が大きく、はんだ221aがランド202aに対して左側にずれている。
X222a=−0.55,Y222a=0,
X222b=0.35,Y222b=0,
Lx221a=0.5,Ly221a=0.5,
Lz221a=0.25,Lx221b=0.5,
Ly221b=0.5,Lz221b=0.1,
X212=0,Y212=0,
Lx211=1.0,Ly211=0.5,
Lx211a=0.25,Ly211b=0.25とする。上記数値の単位は、全て[mm]であり、以降、同様とする。
上記式(1)より、
Lxa1=(−0.55+0.5/2)−(−1.0/2)=0.2となる。なお、「(−0.55+0.5/2)」は、X212からの、はんだ221aの右端の位置を算出している。すなわち、はんだ221aの右端は、X212から「−0.3」に位置している。また、「−1.0/2」は、X212からの、電極211aの左端の位置を算出している。すなわち、電極211aの左端は、X212から「−0.5」に位置している。したがって、はんだ221aの右端と電極211aの左端との距離は、「0.2」となる。
上記式(2)より、
Lxa2=(−1.0/2+0.25)−(−0.55−0.25)=0.55となる。なお、「(−1.0/2+0.25)」は、X212からの、電極211aの右端の位置を算出している。すなわち、電極211aの右端は、X212から「−0.25」に位置している。また、「(−0.55−0.25)」は、X212からの、はんだ221aの左端の位置を算出している。すなわち、はんだ221aの左端は、X212から「−0.8」に位置している。したがって、電極211aの右端と、はんだ221aの左端との距離は、「0.55」となる。
そして、これら「Lxa1=0.2」及び「Lxa2=0.55」を上記条件にあてはめると、「Lxa1=0.2」≦「Lx221a=0.5」、「Lxa2=0.55」>「Lx221a=0.5」より、Lxaは「0.2」となる。
同様に、はんだ221bのX方向における界面長さを算出する。
上記式(1)より、
Lxb1=(0.35+0.5/2)−(1.0/2−0.25)=0.35となる。なお、「(0.35+0.5/2)」は、X212からの、はんだ221bの右端の位置を算出している。すなわち、はんだ221bの右端は、X212から「0.6」に位置している。また、「(1.0/2−0.25)」は、X212からの、電極211bの左端の位置を算出している。すなわち、電極211bの左端は、X212から「0.25」に位置している。したがって、はんだ221bの右端と電極211bの左端との距離は、「0.35」となる。
上記式(2)より、
Lxb2=(1.0/2)−(0.35−0.5/2)=0.4となる。なお、「(1.0/2)」は、X212からの、電極211bの右端の位置を算出している。すなわち、電極211bの右端は、X212から「0.5」に位置している。また、「(0.35−0.5/2)」は、X212からの、はんだ221bの左端の位置を算出している。すなわち、はんだ221bの左端は、X212から「0.1」に位置している。したがって、電極211bの右端と、はんだ221bの左端との距離は、「0.4」となる。
そして、これら「Lxb1=0.35」及び「Lxb2=0.4」を上記条件にあてはめると、「Lxb1=0.35」≦「Lx221b=0.5」、「Lxb2=0.4」≦「Lx221b=0.5」より、Lxbは「0.25」となる。
そして、これらLxa及びLxbを用いて、ΔXを算出する。
上記式(6)より、
ΔX=(0.2−0.25)/2=−0.025となる。すなわち、X方向における左方向に0.025移動させる位置が、補正搭載位置となる。
ここで、LxaとLxbとを対比すると、Lxaが「0.20」であるのに対し、Lxbが「0.25」である。このため、はんだ221aと電極211aとの接触長さよりも、はんだ221bと電極211bとの接触長さの方が、「0.05」長いことがいえる。これにより、「0.05」を半分にした値「0.025」がX方向における補正量となる。
次に、はんだ221aのY方向における界面長さを算出する。
上記式(7)より、
Lya1=(−0.5/2)−(0.5/2)=0.5となる。ここで、「(−0.5/2)」は、Y212からの、電極211aの下端の位置を算出している。すなわち、電極211aの下端は、Y212から「−0.25」に位置している。また、「0.5/2」は、Y212からの、はんだ221aの上端の位置を算出している。すなわち、はんだ221aの上端は、Y212から「0.25」に位置している。したがって、電極211aの下端と、はんだ221aの上端との距離は、「0.5」となる。
また、上記式(8)より、
Lya2=(−0.5/2)−(0.5/2)=0.5となる。
ここで、「(−0.5/2)」は、Y212からの、はんだ211aの下端の位置を算出している。また、「0.5/2」は、電極211aの上端の位置を算出している。したがって、はんだ211aの下端と、電極211aの上端との距離は、「0.5」となる。
そして、これら「Lya1=0.5」及び「Lya2=0.5」を上記条件にあてはめると、「Lya1=0.5」=「Ly221a=0.5」、「Lya2=0.5」=「Ly221a=0.5」より、Lya=0.5となる。
同様に、はんだ221bのY方向における界面長さを算出する。
上記式(7)より、
Lyb1=0.5となる。
また、上記式(8)より、
Lyb2=0.5となる。そして、これら「Lyb1=0.5」及び「Lyb2=0.5」を上記条件にあてはめると、「Lyb1=0.5」=「Ly221b=0.5」、「Lyb2=0.5」=「Ly221b=0.5」より、Lyb=0.5となる。
そして、これらLya及びLybを用いて、ΔYを算出する。
上記式(12)より、
ΔY=(0.5−0.5)/2=0となる。すなわち、LyaとLybとを対比すると、Lya及びLybが「0.50」であり、これらLya及びLybが釣り合っていることがいえる。これにより、Y方向における補正量は、「0」となる。以上より、ΔX=「0.025」となり、ΔY=「0」となる。
(実施例2)
次に、図6を用いて、本実施形態(第2の実施形態)の実施例2について説明する。図6は、本実施形態(第2の実施形態)に係る部品実装装置200において、基板上のランドに、はんだを敷設した状態を示す状態図である。
本例では、実施例1と異なり、はんだ221aの位置がランド202aに対して右側にずれている。
X122a=−0.35,Y122a=0,
X122b=0.55,Y122b=0,
LX121a=0.5,LY121a=0.5,LZ121a=0.2,
LX121b=0.5,LY121b=0.5,LZ121b=0.1,
X=112=0,Y112=0,
LX111=1.0,LY=0.5,
LX111a=0.25,LX111b=0.25,とする。
上記式(1)より、
Lxa1=(−0.35+0.5/2)−(−1.0/2)=0.4となる。なお、「(−0.35+0.5/2)」は、X212からの、はんだ221aの右端の位置を算出している。すなわち、はんだ221aの右端は、X212から「−0.1」に位置している。また、「−1.0/2」は、X212からの、電極の左端の位置を算出している。すなわち、電極の左端は、X212から「−0.5」に位置している。したがって、はんだ221aの右端と電極の左端との距離は、「0.4」となる。
上記式(2)より、
Lxa2=(−1.0/2+0.25)−(−0.35−0.25)=0.35となる。なお、「(−1.0/2+0.25)」は、X212からの、電極の右端の位置を算出している。すなわち、電極の右端は、X212から「−0.25」に位置している。また、「(−0.35−0.25)」は、X212からの、はんだ221aの左端の位置を算出している。すなわち、はんだ221aの左端は、X212から「−0.6」に位置している。したがって、電極の右端と、はんだ221aの左端との距離は、「0.35」となる。
そして、これら「Lxa1=0.4」、「Lxa2=0.35」を上記条件にあてはめると、「Lxa1=0.4」≦「Lx221a=0.5」、「Lxa2=0.35」≦「Lx221a=0.5」より、Lxaは「0.25」となる。
同様に、はんだ221bのX方向における界面長さを算出する。
上記式(1)より、
Lxb1=(0.55+0.5/2)−(1.0/2−0.25)=0.55となる。なお、「(0.55+0.5/2)」は、X212からの、はんだ221bの右端の位置を算出している。すなわち、はんだ221bの右端は、X212から「0.55」に位置している。また、「(1.0/2−0.25)」は、X212からの、電極の左端の位置を算出している。すなわち、電極の左端は、X212から「0.25」に位置している。したがって、はんだ221bの右端と電極の左端との距離は、「0.55」となる。
上記式(2)より、
Lxb2=(1.0/2)−(0.55−0.5/2)=0.2となる。なお、「(1.0/2)」は、X212からの、電極の右端の位置を算出している。すなわち、電極の右端は、X212から「0.5」に位置している。また、「(0.55−0.5/2)」は、X212からの、はんだ221bの左端の位置を算出している。すなわち、はんだ221bの左端は、X212から「0.3」に位置している。したがって、電極の右端と、はんだ221bの左端との距離は、「0.2」となる。
そして、これら「Lxb1=0.55」、「Lxb2=0.2」を上記条件にあてはめると、「Lxb1=0.55」>「Lx221b=0.5」、「Lxb2=0.2」≦「Lx221b=0.5」より、Lxbは「0.2」となる。
そして、これらLxa及びLxbを用いて、ΔXを算出する。
上記式(6)より、
ΔX=(0.25−0.2)/2=0.025となる。すなわち、X方向における右方向に0.025移動させる位置が、補正搭載位置となる。
ここで、LxaとLxbとを対比すると、Lxaが「0.25」であるのに対し、Lxbが「0.2」である。このため、はんだ221aと電極211aとの接触長さの方が、はんだ221bと電極211bとの接触長さよりも、「0.05」長いことがいえる。これにより、「0.05」を半分した値「0.025」がX方向における補正量となる。
次に、はんだ221aのY方向における界面長さを算出する。
上記式(7)より、Lya1=(0−0.5/2)−(0.5/2)=0.5+ΔYとなる。ここで、「(0−0.5/2)」は、Y212からの、電極211aの下端の位置を算出している。すなわち、電極211aの下端は、Y212から「−0.25」に位置している。また、「0.5/2」は、Y212からの、はんだ221aの上端の位置を算出している。すなわち、はんだ221aの上端は、Y212から「0.25」に位置している。したがって、電極211aの下端と、はんだ221aの上端との距離は、「0.5」となる。
また、上記式(8)より、
Lya2=(0−0.5/2)−(0.5/2)=0.5となる。
ここで、「(0−0.5/2)」は、Y212からの、はんだ211aの下端の位置を算出している。また、「0.5/2」は、電極211aの上端の位置を算出している。したがって、はんだ211aの下端と、電極211aの上端との距離は、「0.5」となる。
そして、これら「Lya1=0.5」及び「Lya2=0.5」を上記条件にあてはめると、「Lya1=0.5」=「Ly221a=0.5」、「Lya2=0.5」=「Ly221a=0.5」より、Lya=0.5となる。
同様に、はんだ221bのY方向における界面長さを算出する。
上記式(7)より、
Lyb1=0.5となる。
また、上記式(8)より、
Lyb2=0.5となる。そして、これら「Lyb1=0.5」及び「Lyb2=0.5」を上記条件にあてはめると、「Lyb1=0.5」=「Ly221b=0.5」、「Lyb2=0.5」=「Ly221b=0.5」より、Lyb=0.5となる。
そして、これらLya及びLybを用いて、ΔYを算出する。
上記式(12)より、
ΔY=(0.5−0.5)/2=0となる。すなわち、LyaとLybとを対比すると、Lya及びLybが「0.50」であり、これらLya及びLybが釣り合っていることがいえる。これにより、Y方向における補正量は、「0」となる。以上より、ΔX=「0.025」となり、ΔY=「0」となる。
(実施例3)
次に、図7を用いて、本実施形態(第2の実施形態)の実施例3について説明する。図7は、本実施形態(第2の実施形態)に係る部品実装装置200において、基板201上のランド202に、はんだ221を敷設した状態を示す状態図である。
本例では、実施例1の例から、はんだ221bの位置がランド202に対して上側にずれている。
X222a=−0.55,Y222a=0,
X222b=0.35,Y222b=0.1,
Lx221a=0.5,Ly221a=0.5,Lz221a=0.25,
Lx221b=0.5,Ly221b=0.5,Lz221b=0.1,
X212=0,Y212=0,
Lx211=1.0,Ly211=0.5,とする。
上記式(1)より、
Lxa1=(−0.55+0.5/2)−(−1.0/2)=0.2となる。なお、「(−0.55+0.5/2)」は、X212からの、はんだ221aの右端の位置を算出している。すなわち、はんだ221aの右端は、X212から「−0.3」に位置している。また、「−1.0/2」は、X212からの、電極の左端の位置を算出している。すなわち、電極の左端は、X212から「−0.5」に位置している。したがって、はんだ221aの右端と電極の左端との距離は、「0.2」となる。
上記式(2)より、
Lxa2=(−1.0/2+0.25)−(−0.55−0.25)=0.55+ΔXとなる。なお、「(−1.0/2+0.25)」は、X212からの、電極の右端の位置を算出している。すなわち、電極の右端は、X212から「−0.25」に位置している。また、「(−0.55−0.25)」は、X212からの、はんだ221aの左端の位置を算出している。すなわち、はんだ221aの左端は、X212から「−0.8」に位置している。したがって、電極の右端と、はんだ221aの左端との距離は、「0.55」となる。
そして、これら「Lxa1=0.2」及び「Lxa2=0.55」を上記条件にあてはめると、「Lxa1=0.2」≦「Lx221a=0.5」、「Lxa2=0.55」>「Lx221a=0.5」より、Lxaは「0.2」となる。
同様に、はんだ221bのX方向における界面長さを算出する。
上記式(1)より、
Lxb1=(0.35+0.5/2)−(1.0/2−0.25)=0.35−ΔXとなる。なお、「(0.35+0.5/2)」は、X212からの、はんだ221bの右端の位置を算出している。すなわち、はんだ221bの右端は、X212から「0.6」に位置している。また、「(1.0/2−0.25)」は、X212からの、電極の左端の位置を算出している。すなわち、電極の左端は、X212から「0.25」に位置している。したがって、はんだ221bの右端と電極の左端との距離は、「0.35」となる。
上記式(2)より、
Lxb2=(1.0/2)−(0.35−0.5/2)=0.2となる。なお、「(1.0/2)」は、X212からの、電極の右端の位置を算出している。すなわち、電極の右端は、X212から「0.5」に位置している。また、「(0.35−0.5/2)」は、X212からの、はんだ221bの左端の位置を算出している。すなわち、はんだ221bの左端は、X212から「0.1」に位置している。したがって、電極の右端と、はんだ221bの左端との距離は、「0.4」となる。
そして、これら「Lxb1=0.35」及び「Lxb2=0.4」を上記条件にあてはめると、「Lxb1=0.35」≦「Lx221b=0.5」、「Lxb2=0.2」≦「Lx221b=0.4」より、Lxbは「0.25」となる。
そして、これらLxa及びLxbを用いて、ΔXを算出する。
上記式(6)より、
ΔX=(0.2−0.25)/2=−0.025となる。すなわち、X方向における左方向に0.025移動させる位置が、補正搭載位置となる。
ここで、LxaとLxbとを対比すると、Lxaが「0.20」であるのに対し、Lxbが「0.25」である。このため、はんだ221aと電極211aとの接触長さよりも、はんだ221bと電極211bとの接触長さの方が、「0.05」長いことがいえる。これにより、「0.05」を半分にした値「0.025」がX方向における補正量となる。
次に、はんだ221aのY方向における界面長さを算出する。
上記式(7)より、
Lya1=(0−0.5/2)−(0.5/2)=0.5となる。ここで、「(0−0.5/2)」は、Y212からの、電極211aの下端の位置を算出している。すなわち、電極211aの下端は、Y212から「−0.25」に位置している。また、「0.5/2」は、Y212からの、はんだ221aの上端の位置を算出している。すなわち、はんだ221aの上端は、Y212から「0.25」に位置している。したがって、電極211aの下端と、はんだ221aの上端との距離は、「0.5」となる。
また、上記式(8)より、
Lya2=(−0.5/2)−(0.5/2)=0.5となる。
ここで、「(−0.5/2)」は、Y212からの、はんだ211aの下端の位置を算出している。また、「0.5/2」は、電極211aの上端の位置を算出している。したがって、はんだ211aの下端と、電極211aの上端との距離は、「0.5」となる。
そして、これら「Lya1=0.5」及び「Lya2=0.5」を上記条件にあてはめると、「Lya1=0.5」=「Ly221a=0.5」、「Lya2=0.5」=「Ly221a=0.5」より、Lya=0.5となる。
同様に、はんだ221bのY方向における界面長さを算出する。
上記式(7)より、
Lyb1=0.5となる。
また、上記式(8)より、
Lyb2=0.5となる。そして、これら「Lyb1=0.5」及び「Lyb2=0.5」を上記条件にあてはめると、「Lyb1=0.5」=「Ly221b=0.5」、「Lyb2=0.5」=「Ly221b=0.5」より、Lyb=0.4となる。
そして、これらLya及びLybを用いて、ΔYを算出する。
上記式(12)より、
ΔY=(0.5−0.4)/2=0.05となる。すなわち、Y方向における上方に0.05移動させる位置が、補正搭載位置となる。
ここで、LyaとLybとを対比すると、Lyaが「0.50」であるのに対し、Lybが「0.40」である。このため、はんだ221aと電極211aとの接触長の方が、はんだ221bと電極211bとの接触長よりも、「0.1」長いことがいえる。これにより、「0.1」を半分にした値「0.05」がY方向における補正量となる。以上より、ΔX=「0.025」となり、ΔY=「0。05」となる。
このように、本実施形態では、はんだ221a,211bの情報と部品211の電極221a,221bの情報とを用いて部品の目標搭載位置の補正量を算出しており、すなわち、はんだ221a,221bの界面張力を加味して部品の目標搭載位置の補正量を算出している。
よって、本実施形態によれば、はんだ221a,221bを熔解させた際における、はんだ221a,221bの界面張力を考慮して部品211の電極211a,211bの搭載位置を定め、部品211を搭載する目標位置の位置ズレを、より確実に抑制することができる。
なお、本実施形態における各処理を実行させるためのプログラムを、フレキシブルディスク、CD−ROM、MOなどのコンピュータ読取可能な記録媒体に格納して配布し、当該プログラムをコンピュータにインストールすることにより、上述の処理動作を実行する装置を構成してもよい。「CD−ROM」とは、「Compact Disk Read−Only Memory」の略である。「MO」とは、「Magneto−Optical disk」の略である。
(第3の実施形態)
本発明の他の実施形態(第3の実施形態)について説明する。本実施形態の部品実装装置は、上述の部品実装装置200に対し、算出部にて目標搭載位置の値を補正する補正値の算出方法が異なり、他の点は同様である。したがって、同様の点は、その説明を省略する。参照図面は、図2乃至図7とする。
界面張力は、はんだと部品の界面長さ、即ち部品とはんだが接触しているX方向及びY方向の長さと、はんだの高さの総和に比例する。高さ方向については、はんだの高さが部品の高さよりも高いと、一般的にはんだ印刷後検査により不良と判断されて部品の搭載を行わないため、部品の電極とはんだが接触している長さははんだの高さと同一である。以降、X方向及びY方向について、部品の電極とはんだが接触している長さについて示す。はんだ221aと部品211の電極211aの界面長さをLa、はんだ221aと電極211aが接触しているX方向の長さをLxa、はんだ221aと電極211aが接触しているY方向の長さをLyaとすると、Laは以下の式で表される。
La=Lxa+Lya+LZ121a・・・(1)

以下、Lxa及びLyaの算出方法について示す。
搭載位置のX方向補正量をΔX、電極211aの左端と、はんだ221aの右端の距離をLxa1とすると、Lxa1は、以下の式で表される。
Lxa1=(X222a+Lx221a/2)−(X212+ΔX−Lx211/2)・・・(2)

同様に、電極211aの右端とはんだ221aの左端の距離をLxa2とすると、Lxa2は以下の式で表される。
Lxa2=(X212+ΔX−Lx211/2+Lx211a)−(X222a−Lx221a/2)・・・(3)

このとき、Lxa1>Lx221a,Lxa2>Lx221aの場合は、Lx221a<Lx211aであり、はんだ221aのX方向左端から右端まで電極111aが接触していることになる。この場合、Lxaは、以下の式で表される。
Lxa=LX221a・・・(4)

ただし、この場合はんだ印刷後検査により不良と判断されることが一般的である。
次に、Lxa1≦Lx221a,Lxa2≦Lx221aの場合は、Lx221a≧Lx211aであり、電極211aのX方向左端から右端まではんだ221aが接触していることになる。この場合、Lxaは、以下の式で表される。
Lxa=Lx211a・・・(5)

次に、Lxa1≦Lx221a,Lxa2>Lx221aの場合は、電極211aのX方向左端ははんだ221aと接触しているが、右端がはんだ221aと接触していないことになる。この場合、Lxaは、以下の式で表される。
Lxa=Lxa1・・・(6)

次に、Lxa1>Lx221a,Lxa2≦Lx221aの場合は、電極211aのX方向右端ははんだ221aと接触しているが、左端がはんだ221aと接触していないことになる。この場合、Lxaは、以下の式で表される。
Lxa=Lxa2 ・・・(7)

また、搭載位置のY方向補正量をΔY、部品211の下端とはんだ221aの上端の距離をLya1とすると、Lya1は以下の式で表される。
Lya1=(Y222a+Ly221a/2)−(Y212+ΔY−Ly211/2) ・・・(8)

同様に、部品211の上端とはんだ221aの下端の距離をLya2とすると、Lya2は以下の式で表される。
Lya2=(Y212+ΔY+Ly211/2)−(Y222a−Ly221a/2) ・・・(9)

このとき、Lya1>LY121a,Lya2>LY121aの場合は、Ly221a<Ly211であり、はんだ221aのY方向下端から上端まで部品211が接触していることになる。この場合、Lyaは、以下の式で表される。
Lya=Ly221a・・・(10)

次に、Lya1≦Ly221a,Lya2≦Ly221aの場合は、Ly221a≧Ly211であり、部品211のY方向下端から上端まではんだ221aが接触していることになる。この場合、Lyaは、以下の式で表される。
Lya=Ly211・・・(11)

次に、Lya1≦Ly221a,Lya2>Ly221aの場合は、部品211のY方向下端ははんだ221aと接触しているが、上端がはんだ221aと接触していないことになる。この場合、Lyaは、以下の式で表される。
Lya=Lya1・・・(12)

Lya1>LY221a,Lya2≦Ly221aの場合は、部品211のY方向上端ははんだ221aと接触しているが、下端がはんだ221aと接触していないことになる。この場合、Lyaは、以下の式で表される。
Lya=Lya2・・・(13)

なお、Lxb及びLybの算出方法については、上述のLxa及びLyaの算出方法と同様であるため、その説明を省略する。
以上、式(2)乃至式(13)を用いて、式(1)の値が、LaとLbとで等しくなるようにΔX及びΔYを決定し、ΔX及びΔYを部品目標搭載位置212に加算して、部品の補正搭載位置を算出する。ここで、Lxa、Lya、Lxb、Lybが0以下の場合、電極211aとはんだ221aあるいは電極211bと221bが接触していないことになるため、Lxa、Lya、Lxb、Lybは0より大きい値となるようにΔX及びΔYを決定する必要がある。また、はんだ221aとはんだ221bのX方向距離が部品211のX方向長さより長い場合、すなわち、(X222b−Lx221b/2)−(X222a+Lx221a/2)>X211が成立する場合は、ΔXによらず部品211とはんだ221aあるいははんだ221bが接触しないことになるため、補正不能として警告を行う。
同様に、はんだ221aとはんだ221bのY方向距離が部品211のY方向長さよりも長い場合、すなわち、(Y222b−Ly221b/2)−(Y222a+Ly221a/2)>Y211、又は(Y222a−Ly221a/2)−(Y222b+Ly221b/2)>Y211のいずれかが成立する場合は、ΔYによらず部品211とはんだ221aあるいははんだ221bが接触しないことになるため、接合不良が発生する可能性が高いと判断して警告を行う。
(実施例1)
本例は、はんだ221aの体積が多く、はんだの位置がランドに対して左側にずれている。ここで、ランド202aの中心とランド202bの中心を結ぶ線分の中点を原点とし、部品目標搭載位置112を原点とする。
X222a=−0.55,Y222a=0,
X222b=0.35,Y222b=0,
Lx221a=0.5,Ly221a=0.5,Lz221a=0.25,
Lx121b=0.5,Ly121b=0.5,Lz121b=0.1,
X112=0,Y112=0,
Lx111=1.0,Ly111=0.5,
Lx211a=0.25,Lx211b=0.25とする。上記数値の単位は全てmmであり、以降の例についても同様である。
上記式(2)〜(13)より
Lxa=0.55+ΔX ・・・−0.55<ΔX≦−0.3の場合
Lxa=0.25 ・・・−0.3<ΔX<−0.05の場合
Lxa=0.2−ΔX ・・・−0.05≦ΔX<0.2の場合

Lya=0.5 ・・・ΔY=0の場合
Lya=0.5−ΔY ・・・ΔY>0の場合
Lya=0.5+ΔY ・・・ΔY<0の場合

Lza=0.25となる。
また、式(2)〜(13)より
Lxb=0.4+ΔX ・・・−0.4<ΔX≦−0.15の場合
Lxb=0.25 ・・・−0.15<ΔX<0.1の場合
Lxb=0.35−ΔX ・・・0.1≦ΔX<0.35の場合

Lyb=0.5 ・・・ΔY=0の場合
Lyb=0.5−ΔY ・・・ΔY>0の場合
Lyb=0.5+ΔY ・・・ΔY<0の場合

Lzb=0.1となる。
ΔYによらずLya=Lybとなり、かつ部品とはんだの接触長は長い方が望ましいため、ΔY=0とする。
式(1)より
La=Lxa+0.75 ・・・(1)´
Lb=Lxb+0.6 ・・・(1)´´となり、(1)´と(1)´´より、La=LbとなるようにΔX=0.1とする。
(実施例2)
本例は、上記実施例1に示す例と異なり、はんだの位置がランドに対して右側にずれている。
X222a=−0.35,Y222a=0,
X222b=0.55,Y222b=0,
Lx221a=0.5,Ly221a=0.5,Lz221a=0.2,
Lx221b=0.5,Ly221b=0.5,Lz221b=0.1,
X212=0,Y212=0,
Lx211=1.0,Ly211=0.5,
Lx211a=0.25,Lx211b=0.25とする。
式(2)〜(13)より
Lxa=0.35+ΔX ・・・−0.35<ΔX≦−0.1の場合
Lxa=0.25 ・・・−0.1<ΔX<0.15の場合
Lxa=0.4−ΔX ・・・0.15≦ΔX<0.4の場合

Lya=0.5 ・・・ΔY=0の場合
Lya=0.5−ΔY ・・・ΔY>0の場合
Lya=0.5+ΔY ・・・ΔY<0の場合

Lza=0.2となる。
また、式(2)〜(13)より
Lxb=0.2+ΔX ・・・−0.2<ΔX≦0.05の場合
Lxb=0.25 ・・・0.05<ΔX<0.3の場合
Lxb=0.55−ΔX ・・・0.3≦ΔX<0.55の場合

Lyb=0.5 ・・・ΔY=0の場合
Lyb=0.5−ΔY ・・・ΔY>0の場合
Lyb=0.5+ΔY ・・・ΔY<0の場合

Lza=0.1となる。
上記実施例1と同様に、ΔYによらずLya=Lybとなり、かつ部品とはんだの接触長は長い方が望ましいため、ΔY=0とする。
式(1)より
La=Lxa+0.7 ・・・(1)´
Lb=Lxb+0.6 ・・・(1)´´となる。
(1)´と(1)´´より、La=LbとなるようにΔX=0.25とする。
(実施例3)
本例は、上記実施例1に対し、はんだ121bの位置がランドに対して上側にずれている。
X222a=−0.55,Y222a=0,
X222b=0.35,Y222b=0.1,
Lx221a=0.5,Ly221a=0.5,Lz221a=0.25,
Lx221b=0.5,Ly221b=0.5,Lz121b=0.1,
X212=0,Y212=0,
Lx211=1.0,Ly211=0.5,
Lx211a=0.25,Lx211b=0.25とする。
式(2)〜(13)より
Lxa=0.55+ΔX ・・・−0.55<ΔX≦−0.3の場合
Lxa=0.25 ・・・−0.3<ΔX<−0.05の場合
Lxa=0.2−ΔX ・・・−0.05≦ΔX<0.2の場合

Lya=0.5 ・・・ΔY=0の場合
Lya=0.5−ΔY ・・・ΔY>0の場合
Lya=0.5+ΔY ・・・ΔY<0の場合

Lza=0.25となる。
また、式(2)〜(13)より
Lxb=0.4+ΔX ・・・−0.4<ΔX≦−0.15の場合
Lxb=0.25 ・・・−0.15<ΔX<0.1の場合
Lxb=0.35−ΔX ・・・0.1≦ΔX<0.35の場合

Lyb=0.5 ・・・ΔY=0.1の場合
Lyb=0.6−ΔY ・・・ΔY>0.1の場合
Lyb=0.4+ΔY ・・・ΔY<0.1の場合

Lzb=0.1となる。
ΔYの決定方法の一つとして、Y方向の界面張力が釣り合うようすることが考えられる。この場合、ΔY=0.05となる。
式(1)より
La=Lxa+0.75 ・・・(1)´
Lb=Lxb+0.6 ・・・(1)´となり、
(1)´と(1)´より、La=LbとなるようにΔX=0.1とする。
100 部品実装装置
160 情報取得部
170 情報記憶部
180 算出部
190 実装部

Claims (7)

  1. 基板に敷設された、第1及び第2のはんだの情報、及び前記基板に実装する部品の情報を取得する情報取得手段と、
    前記情報取得手段により取得された、第1及び第2のはんだの情報と部品の情報とに基づく、前記部品の一辺に沿った第1の方向における前記部品と前記第1及び第2のはんだとの接触長、及び前記第1の方向に直交する第2の方向における前記部品と前記第1及び第2のはんだとの接触長をを略一致させる位置に部品を実装する実装手段と
    を具備することを特徴とする基板実装装置。
  2. 前記第1の方向における前記第1及び第2のはんだの接触長の差分、及び第2の方向における第1及び第2のはんだの接触長の差分を算出する差分算出手段と、
    前記差分算出手段により算出された各差分を2で除し、この除した値を、前記差分算出手段により差分を算出する際における所定の部品の搭載位置の値に加算して部品実装位置を算出する実装位置算出手段と、をさらに備える、
    ことを特徴とする請求項1記載の基板実装装置。
  3. 前記第1のはんだの一方の端部と前記第2のはんだの他方の端部との距離を算出する距離算出手段と、
    前記距離算出手段により算出された距離が、部品の長さよりも長い場合には、警告を出力する警告出力手段と、をさらに備える、
    ことを特徴とする請求項1又は2記載の基板実装装置。
  4. 前記情報取得手段は、
    はんだの情報として、はんだの位置及び形状に関する情報を取得する、
    ことを特徴とする請求項1乃至3の何れか一項に記載の基板実装装置。
  5. 前記情報取得手段は、
    部品の情報として部品の位置及び形状に関する情報を取得する、
    ことを特徴とする請求項1乃至4の何れか一項に記載の基板実装装置。
  6. 基板に敷設された、第1及び第2のはんだの情報及び前記基板に実装する部品の情報を取得し、
    取得した第1及び第2のはんだの情報、基板の情報と部品の情報とに基づく、前記部品の一辺に沿った第1の方向における前記部品と前記第1及び第2のはんだとの接触長、及び第1の方向に直交する第2の方向における前記部品と前記第1及び第2のはんだとの接触長を略一致させる位置に部品を実装すること
    を特徴とする基板実装方法。
  7. コンピュータに、
    基板に敷設された第1及び第2のはんだの情報及び前記基板に部品を実装する部品の情報を取得する取得処理と、
    前記取得処理により取得した前記第1及び第2のはんだの情報と部品の情報とに基づく、前記部品の一辺に沿った第1の方向における前記部品と前記第1及び第2のはんだとの接触長、及び前記第1の方向に直交する第2の方向における前記部品と前記第1及び第2のはんだとの接触長を略一致させる位置に前記部品を実装する実装処理と、を実行させる、
    ことを特徴とするプログラム。
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