JP5938864B2 - 基板検査装置、部品実装システム、基板検査方法、プログラム - Google Patents
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Description
図1は、本実施形態の基板検査装置100を含む部品実装システム1の構成例を示している。本実施形態の部品実装システム1は、基板のしかるべき位置に対して部品をはんだ付けすることにより部品実装を行うものであり、そのための複数の装置から成る。また、本実施形態の部品実装システム1は、SMT(Surface Mount Technology)に対応する。SMTは、基板上に部品を装着し、基板上の部品実装面に対してはんだ付けを行うことにより部品の固定と接続を行うというものであり、はんだ印刷工程、部品装着工程、リフロー工程の順で進行する。
図2(a)および図2(b)は、はんだ印刷装置2(はんだ印刷工程)によりはんだの塗布が行われた基板10の状態例を示す平面図および側面図である。
上記チップ部品は、リフロー工程後において「部品浮き」と呼ばれるはんだ付け不良が発生する場合がある。この部品浮きとは、チップ型の部品の一方の端部が基板から浮き上がる(立ち上がる)ことではんだと電極の接合が不良となる現象である。なお、このような不良は、「部品立ち(マンハッタンあるいはツームストーン)」などともいわれる。
本実施形態の基板検査装置100は、上記のはんだ体積と接触面積の関係を考慮した部品浮きについての不良判定を的確に行うことができるように構成される。以下に、基板検査装置100の構成について説明する。
図7は基板検査装置100のCPU101がプログラムを実行することにより実現される機能部の構成例を示している。CPU101は、図示するようにはんだ情報取得部111、部品情報取得部112、評価値算出部113、不良判定部114および通知制御部115としての各機能部を備える。また、同図においては、RAM102が記憶するデータのうち、CPU101が基板検査に利用するデータとして、はんだ情報210と部品情報220が示される。
図8は、はんだ情報210の構造例を示している。このはんだ情報210は、1つの基板10についてはんだ測定装置3が測定した結果を反映している。はんだ情報210は、図示するように、部品識別子領域211、パッド情報領域212、はんだ体積領域213、はんだ外形領域214およびはんだ印刷位置領域215を対応付けた構造を有する。
図10を参照して、先に図7に示した評価値算出部113の構成例について説明する。この図に示す評価値算出部113は、評価値算出部113は、接触面積算出部121、乗算部122および評価値演算部123を備える。
SVa=Sa・Va
SVb=Sb・Vb
E=|(SVa/SVb)−1|
上記のように求められる評価値Eは、乗算値SVaとSVbが等しければ「0」であり、両者の差が大きくなるのに応じて増加する。これは、評価値Eが大きいほど部品浮きが発生する可能性が高くなることを意味している。この評価値Eは、乗算値SVaとSVbにより求められるが、乗算値SVaとSVbは、それぞれ、はんだ体積Vaと接触面積Saの積、はんだ体積Vbと接触面積Sbの積である。つまり、先に図4と図5により説明したように部品浮きの原因となるはんだ体積と接触面積の両方の要素が含まれたものとなっている。
不良判定部114は、上記のように求められた評価値Eに基づいて、以下のように判定対象の部品ごとに不良判定処理を実行する。つまり、不良判定部114は、評価値Eと予め設定された閾値thとを比較して
E≦th
が成立するか否かについて判定する。不良判定部114は、判定対象の部品30について、上式が成立した場合に部品浮きの発生は無いとみてよいとみなし、不良無しであると判定する。これに対して、評価値Eが閾値thを越えて上式が成立しなかった場合には、以降のリフロー工程によってはんだ浮きが発生する可能性が高いとして、不良有りと判定する。
図14は、図1に示した部品実装システム1により行われる、1枚の基板10を対象とする工程手順例を示すフローチャートである。まず、はんだ印刷装置2は、はんだ印刷工程としてのはんだ印刷を行う(ステップS101)。これにより基板10のパッド11に対してはんだ21が塗布される。
図15のフローチャートは、上記図14のステップS107としての基板不良判定のために基板検査装置100が実行する処理手順例を示している。この図に示す処理は、図7および図8に示したCPU101における機能部が実行するものとしてみることができる。
2 印刷装置
3 はんだ測定装置
4 部品装着装置
5 部品測定装置
6 リフロー炉
10 基板
11、11a、11b パッド
30 部品
31、31a、31b 電極
100 基板検査装置
111 はんだ情報取得部
112 部品情報取得部
113 評価値算出部
114 不良判定部
115 通知制御部
121 接触面積算出部
122 乗算部
123 評価値演算部
Claims (6)
- はんだ印刷工程により基板のパッドに塗布されたはんだを対象とした測定結果としてはんだ体積を含むはんだ情報を取得するはんだ情報取得部と、
前記はんだ印刷工程の後の部品装着工程によって前記基板に装着された部品を対象とした測定結果を含む部品情報を取得する部品情報取得部と、
前記はんだ情報と前記部品情報とに基づいて、判定対象の部品とパッドの接触面積を算出し、当該算出された接触面積と前記はんだ体積とに基づいて、リフロー工程後の前記判定対象の部品ごとのはんだ付けが不良となる可能性の有無を判定するのに利用する評価値を求める評価値算出部と、
前記評価値に基づいてリフロー工程後の前記判定対象の部品ごとのはんだ付けが不良となる可能性の有無を判定する不良判定部と
を備え、
前記はんだ情報は、前記はんだを対象とした測定結果として、はんだの外形を示すはんだ外形と、はんだが塗布された基板上の座標を示すはんだ印刷位置をさらに含み、
前記部品情報は、前記部品を対象とした測定結果として、部品の外形を示す部品外形と、部品が装着された基板上の座標を示す部品装着位置を含み、
前記評価値算出部は、
前記はんだ外形と前記はんだ印刷位置と前記部品外形と前記部品装着位置に基づいて、前記判定対象の部品とパッドごとの前記接触面積を算出し、前記判定対象の部品とパッドごとの前記接触面積と前記はんだ体積を乗算した乗算値に基づいて評価値を求める
ことを特徴とする基板検査装置。 - 前記評価値算出部は、
前記判定対象の部品が接合されるパッドごとに対応して求められた前記乗算値の相違の割合を評価値として求める
ことを特徴とする請求項1に記載の基板検査装置。 - 前記不良判定部は、基板におけるすべての部品のはんだ付けについて不良となる可能性無しと判定した場合に、基板の不良が無いと判定する
ことを特徴とする請求項1または請求項2に記載の基板検査装置。 - 基板のパッドにはんだを塗布するはんだ印刷工程を行うはんだ印刷装置と、
前記はんだ印刷装置により塗布されたはんだを対象として測定を行い、その測定結果としてはんだ体積を含むはんだ情報を生成するはんだ測定装置と、
前記はんだ印刷装置によりはんだが塗布された前記基板に部品を装着する部品装着工程を行う部品装着装置と、
前記部品装着装置により装着された前記部品を対象として測定を行い、その測定結果を含む部品情報を生成する部品測定装置と、
前記部品装着装置により前記部品が装着された前記基板を加熱して前記はんだを溶融させることにより、装着された前記部品を前記パッドにはんだ付けするリフロー工程を行うリフロー炉と、
前記基板におけるはんだ付けが不良となる可能性を検査する基板検査装置とを備え、
前記基板検査装置は、
前記はんだ測定装置からはんだ印刷工程により基板のパッドに塗布されたはんだを対象とした測定結果としてはんだ体積を含む前記はんだ情報を取得するはんだ情報取得部と、
前記部品装着装置から前記はんだ印刷工程の後の部品装着工程によって前記基板に装着された部品を対象とした測定結果を含む前記部品情報を取得する部品情報取得部と、
前記はんだ情報と前記部品情報とに基づいて、判定対象の部品とパッドの接触面積を算出し、当該算出された接触面積と前記はんだ体積とに基づいて、リフロー工程後の前記判定対象の部品ごとのはんだ付けが不良となる可能性の有無を判定するのに利用する評価値を求める評価値算出部と、
前記評価値に基づいてリフロー工程後の前記判定対象の部品ごとのはんだ付けが不良となる可能性の有無を判定する不良判定部と
を備え、
前記はんだ情報は、前記はんだを対象とした測定結果として、はんだの外形を示すはんだ外形と、はんだが塗布された基板上の座標を示すはんだ印刷位置をさらに含み、
前記部品情報は、前記部品を対象とした測定結果として、部品の外形を示す部品外形と、部品が装着された基板上の座標を示す部品装着位置を含み、
前記評価値算出部は、
前記はんだ外形と前記はんだ印刷位置と前記部品外形と前記部品装着位置に基づいて、前記判定対象の部品とパッドごとの前記接触面積を算出し、前記判定対象の部品とパッドごとの前記接触面積と前記はんだ体積を乗算した乗算値に基づいて評価値を求める
ことを特徴とする部品実装システム。 - はんだ印刷工程により基板のパッドに塗布されたはんだを対象とした測定結果としてはんだ体積を含むはんだ情報を取得するはんだ情報取得ステップと、
前記はんだ印刷工程の後の部品装着工程によって前記基板に装着された部品を対象とした測定結果を含む部品情報を取得する部品情報取得ステップと、
前記はんだ情報と前記部品情報とに基づいて、判定対象の部品とパッドの接触面積を算出し、当該算出された接触面積と前記はんだ体積とに基づいて、リフロー工程後の前記判定対象の部品ごとのはんだ付けが不良となる可能性の有無を判定するのに利用する評価値を求める評価値算出ステップと、
前記評価値に基づいてリフロー工程後の前記判定対象の部品ごとのはんだ付けが不良となる可能性の有無を判定する不良判定ステップと、
を有し、
前記はんだ情報は、前記はんだを対象とした測定結果として、はんだの外形を示すはんだ外形と、はんだが塗布された基板上の座標を示すはんだ印刷位置をさらに含み、
前記部品情報は、前記部品を対象とした測定結果として、部品の外形を示す部品外形と、部品が装着された基板上の座標を示す部品装着位置を含み、
前記評価値算出ステップにおいて、
前記はんだ外形と前記はんだ印刷位置と前記部品外形と前記部品装着位置に基づいて、前記判定対象の部品とパッドごとの前記接触面積を算出し、前記判定対象の部品とパッドごとの前記接触面積と前記はんだ体積を乗算した乗算値に基づいて評価値を求める
ことを特徴とする基板検査方法。 - コンピュータを、
はんだ印刷工程により基板のパッドに塗布されたはんだを対象とした測定結果としてはんだ体積を含むはんだ情報を取得するはんだ情報取得手段、
前記はんだ印刷工程の後の部品装着工程によって前記基板に装着された部品を対象とした測定結果を含む部品情報を取得する部品情報取得手段、
前記はんだ情報と前記部品情報とに基づいて、判定対象の部品とパッドの接触面積を算出し、当該算出された接触面積と前記はんだ体積とに基づいて、リフロー工程後の前記判定対象の部品ごとのはんだ付けが不良となる可能性の有無を判定するのに利用する評価値を求める評価値算出手段、
前記評価値に基づいてリフロー工程後の前記判定対象の部品ごとのはんだ付けが不良となる可能性の有無を判定する不良判定手段、
として機能させ、
前記はんだ情報は、前記はんだを対象とした測定結果として、はんだの外形を示すはんだ外形と、はんだが塗布された基板上の座標を示すはんだ印刷位置をさらに含み、
前記部品情報は、前記部品を対象とした測定結果として、部品の外形を示す部品外形と、部品が装着された基板上の座標を示す部品装着位置を含み、
前記評価値算出手段は、
前記はんだ外形と前記はんだ印刷位置と前記部品外形と前記部品装着位置に基づいて、前記判定対象の部品とパッドごとの前記接触面積を算出し、前記判定対象の部品とパッドごとの前記接触面積と前記はんだ体積を乗算した乗算値に基づいて評価値を求める
プログラム。
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JP2011207451A JP5938864B2 (ja) | 2011-09-22 | 2011-09-22 | 基板検査装置、部品実装システム、基板検査方法、プログラム |
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JP2013069872A JP2013069872A (ja) | 2013-04-18 |
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2011
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