JP6528598B2 - 二次電池の拡散抵抗同定装置 - Google Patents

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Description

本発明は、等価回路モデルに基づき示される二次電池の内部インピーダンスにおいて、拡散抵抗として評価される部分を同定する装置に関する。
例えば電気自動車やハイブリッド車のように電動化された車両に搭載される二次電池であるバッテリを制御する際に、バッテリの充電状態(State Of Charge)の推定精度を向上させることはバッテリパックの容量削減に繋がり、コストの大幅な低減に寄与するため重要である。このSOCを推定するため、バッテリの等価回路モデルを用いた手法が研究されている(例えば、特許文献1参照)。
また、出願人は、図6に示すようにフォスター型等価回路を用いて、直流抵抗Rsと、バトラーボルマー式より導出される電流依存性を持つ反応抵抗RBVと、抵抗及びキャパシタの並列回路とが複数直列に接続された拡散抵抗からなるモデルにより、バッテリの状態を推定する装置について出願している(特許文献2参照)。
特開2012−159414号公報 特願2014−208263号
特許文献2では、等価回路モデルの拡散抵抗を(0)式のワールブルグインピーダンスZ(s)で表し、同式中の未知数のパラメータRd,τdを同定することでインピーダンスを求めている。
Figure 0006528598
ここで、(0)式は、図7に示すように、同式をナイキスト線図上で表した場合に、拡散抵抗に対応する周波数特性の直線部分の傾きが45度になることを示している。例えば正極の材料がマンガン系や三元系であるリチウムイオン電池については、実際の測定データから、上記直線部分の傾きがほぼ45度になることが分かっている。
しかしながら、例えば正極の材料がオリビン系である電池については、発明者が周波数特性を実測した結果、図8に示すように、直線部分の傾きが45度にならない場合があることが分かった。この原因は、正極材料の結晶構造の違いによると推定され、今後、正極に様々な材料が使用されると、特許文献2の技術では拡散抵抗を正確に推定できない場合があると考えられる。
本発明は上記事情に鑑みてなされたものであり、その目的は、周波数特性の直線部分の傾きがどのような角度であっても、拡散抵抗を同定できる二次電池の拡散抵抗同定装置を提供することにある。
請求項1記載の二次電池の拡散抵抗同定装置によれば、角度特定部は、フォスター型等価回路モデルに基づいて(1)式のワールブルグインピーダンスZ(s)で示される二次電池の内部インピーダンスをナイキスト線図上で表す。
Figure 0006528598
係数特定部は、(1)式のインピーダンスの周波数特性が線形に変化する区間の角度をナイキスト線図上で特定すると、予め実測により求めた(1)式のパラメータR,前記線形に変化する区間の伸び方より同定した同パラメータτを、それぞれに未知の係数K,Kτを乗じたK,Kττに置き換えて等価回路の伝達関数を一般化した式について、前記角度を与えて等価回路の実部及び虚部を求め、伝達関数の係数ai,bi(i=0,1,…,n−1)と係数K,Kτとを特定する。拡散抵抗同定部は、事前にある温度においてインピーダンスZ(s)実測した際の、前記等価回路を構成する並列回路の抵抗値を基準値Rrefiに設定すると共に、前記並列回路の容量値を基準値Crefiに設定し、Ri=K・Rrefi,Ri・Ci=K τ ・Rrefi・Crefiとして二次電池の拡散抵抗を同定する。
すなわち、ある温度についての二次電池のインピーダンスは実測すれば求めることができるので、その実測結果を基準値として用いることが可能である。そして、(1)式のパラメータR,τが温度や電池の劣化度合いに応じて変化する状態を、上述のように係数K,Kτを乗じたK,Kττに置き換えて表すことができる。
したがって、上記の構成を採用することで、二次電池の電極に選択した材料に応じて、ナイキスト線図上で表現されるインピーダンスの周波数特性が線形に変化する区間の傾きが、45度以外のどのような値を示す場合でも、係数K,Kτを特定することにより二次電池の拡散抵抗を同定することが可能になる。
また、係数特定部は、前記一般化した伝達関数に、(3)式を用いる。
Figure 0006528598
一実施形態であり、(1)式のパラメータR,τ,xと、ナイキスト線図で表現されるインピーダンスの周波数特性との関係を説明する図 フォスター型等価回路を示す図 具体的手法の処理手順を示すフローチャート 電池状態推定装置の構成を示す機能ブロック図 電池ECUにおいて、拡散抵抗同定装置の機能を実現する部分を示す機能ブロック図 特許文献2において用いた等価回路モデルを示す図 ナイキスト線図で表現した周波数特性の直線部分の傾きが、45度になる例を示す図 ナイキスト線図で表現した周波数特性の直線部分の傾きが、45度にならない例を示す図
以下、一実施形態について説明する。図4に示す電池状態推定装置は、例えば、車載主機としての回転電機(モータジェネレータ)を備える車両や、アイドリングストップシステムなど車載補機電池を活用する車両に適用される。電池パック10は、組電池20と、電池ECU30とを備えている。組電池20は、複数の電池セル20aの直列接続体から構成され、図示しないモータジェネレータ等と電力の授受を行う。電池セル20aは、2次電池である。
電池パック10は、電圧センサ21と、温度センサ22と、電流センサ23とを備えている。電圧センサ21は、各電池セル20aの端子間電圧を検出する電圧検出手段である。温度センサ22は、組電池20(各電池セル20a)の温度を検出する温度検出手段である。電流センサ23は、組電池20に流れる充放電電流Iを検出する電流検出手段である。
電池ECU30は、CPU31、メモリ32、及び図示しないI/O等を備えるコンピュータとして構成されている。電池ECU30には、前記電流Iと共に、電圧センサ21により検出された電池セル20aの端子間電圧CCVと、温度センサ22により検出された電池温度Tとが入力される。CPU31は、絶対SOCに基づいて、電池セル20aの開放端電圧OCVを算出する。ここで、上記絶対SOCは、電池ECU30の前回の処理周期で算出された絶対SOCが用いられる。また、本実施形態では、絶対SOC及び開放端電圧OCVが予め関係付けられたOCVマップを用いて、開放端電圧OCVを算出する。OCVマップは、メモリ32に記憶されている。なお、絶対SOCは、電池セル20aの定格容量Ah0に対する現在の充電量の比率のことである。満充電から現在の温度で放電した際の電池セル20aの放電可能容量を満充電容量Ahfと定義すると、定格容量Ah0は、満充電容量Ahfの最大値のことである。定格容量Ah0は、電池セル20aの温度に依存する。
CPU31は、図6に示す電池セル20aの電池モデルについて各パラメータを推定する。この電池モデルは、前述したように直流抵抗モデル、反応抵抗モデル、及び拡散抵抗モデルの直列接続体として表されている。「R」は溶液中や電極の通電抵抗を表す直流抵抗を示し、「V」は直流抵抗Rにおける電位差を示す。
「VBV」は、正極及び負極における電極界面反応を表す反応抵抗RBVにおける電位差を示す。「Rw1,Rw2,…」は、活物質中や溶液中のイオン拡散を表す拡散抵抗における抵抗成分を示し、「Cw1,Cw2, …」は、経過時間とともに抵抗が変化することを表現するための容量成分項を示し、「V」は拡散抵抗における電位差を示す。拡散抵抗は、抵抗成分及び容量成分の並列接続体が複数個直列に接続された構成とする。
なお、図6に示す反応抵抗モデルは直流抵抗のみで表されており、モデルにおける時定数が無視されている。これは、本実施形態において、電池ECU30(CPU31)の1処理周期が、反応抵抗における時定数よりも十分長く設定されているためである。
図5に示す拡散抵抗同定装置33は、電池セル20aの端子間電圧CCV,開放端電圧OCV,電流I,直流抵抗Rにおける電位差V及び反応抵抗RBVにおける電位差VBVに基づいて、拡散抵抗の抵抗成分Rwi及び容量成分Cwiを算出する。R算出部34は、電池温度Tに基づいて直流抵抗Rを算出する。直流抵抗Rの算出に電池温度Tを用いるのは、直流抵抗Rが電池セル20aの温度に依存するためである。本実施形態では、直流抵抗R及び電池温度Tが予め関係付けられたRマップを用いて直流抵抗Rを算出する。Rマップは、電池温度Tが高いほど直流抵抗Rが低くなるように適合されている。この直流抵抗Rはインピーダンスアナライザーを用いて測定したもので、Rマップはメモリ32に記憶されている。
β算出部35は、電池温度Tに基づいて、反応抵抗に係るパラメータである反応抵抗パラメータβを算出する。反応抵抗パラメータβの算出に電池温度Tを用いるのは、反応抵抗パラメータβが電池セル20aの温度に依存するためである。本実施形態では、反応抵抗パラメータβの自然対数「lnβ」と、電池温度T(絶対温度)の逆数「1/T」とが予め関係付けられたβマップを用いて、反応抵抗パラメータβを算出する。VBV算出部36は、反応抵抗パラメータβと電流Iとから電位差VBVを算出する。乗算器37は、直流抵抗Rと電流Iとを乗じて電位差Vを算出する。拡散抵抗同定部38は、入力される各パラメータより抵抗成分Rwi及び容量成分Cwiを算出する。
以下では、拡散抵抗同定装置33において実行される拡散抵抗同定方法の原理について説明する。下記の(1)式はワールブルグインピーダンスZ(s)であり、x=1/2とすれば(0)式,すなわち特許文献2における(eq23)に等しくなる。
Figure 0006528598
(1)式右辺のtanh(τs)の項は、ナイキスト線図上において極低周波領域の曲線部分を表しており、R/(τs)の項は直線部分に対応する。そして、xは直線の傾き,角度を表し、R/τ は直線の伸び方を表す。
図1に示すように、パラメータRは、原点から曲線とRe軸との交点までの距離に対応しており、直流抵抗成分を表している。また、パラメータτ=R・Cが変わると、ナイキスト線図の形は変わらないが、同じ周波数におけるインピーダンスのナイキスト線図上での位置が変わる。
前述のように、特許文献2では、直線の傾きが45度(x=1/2)であることを前提に、未知のパラメータR,τを求めてインピーダンスZw(s)を同定している。本実施形態では任意の角度について(1)式に相当する等価回路の伝達関数を求めたい。
ここで、インピーダンスの等価回路として、図2に示すフォスター型等価回路1を考える。この等価回路1におけるインピーダンスの伝達関数は、(2)式で表される。
Figure 0006528598
(2)式は、図2に示す等価回路1における、各並列回路の抵抗値Rと容量値Cとの比率を表している、と見ることもできる。そこで、事前に(オフラインで)ある温度において(2)式のインピーダンスZ(s)を求めておく。この時の各並列回路の抵抗値Rと容量値Cとを、基準値としてRref,Crefとする。
温度の変化や電池の劣化度合いにより(1)式においてパラメータR,τが変化した状態は、R→K,τ→Kττに置き換えることができると考えられる。これらを総合すると、(2)式は(3)式のような一般式で表すことができる。
Figure 0006528598
そして、(3)式の未知の係数K,Kτを、実機についてオンラインで学習することで同定すれば、(3)式の各R,Cを求めることができる。各R,Cの具体式は、(4)式のようになる。
Figure 0006528598
次に、上記の原理に基づく具体的な拡散抵抗の同定方法について説明する。先ず、拡散抵抗を近似する等価回路1の伝達関数a,b(i=0,…,n−1)を、(5)式のようにおく。(i=0,…,n−1)
Figure 0006528598
(5)式の左辺におけるa,bは、等価回路1におけるR,Cで表現される未知数であり、nはRC並列回路の次数である。伝達関数の係数a,bを求めるには、これらの未知数と同じ数の方程式が必要となる。そこで、(5)式の左辺を、右辺のように実部と虚部とに分けることで、1つの周波数におけるインピーダンスから2つの方程式を立てる。つまり、最低でも未知数の半数相当の周波数についてのインピーダンスが分かれば未知数を特定することができる。
(5)式にs=jωを代入し展開すると、(6)式のようになる。
Figure 0006528598
ここで、次数nが奇数の場合と偶数の場合とで、実部と虚部との方程式が異なるが、以下では次数nが奇数の場合について考える。(6)式で実線を付した虚数jのべき数が偶数の項が実部となり、(6)式で破線を付した虚数jのべき数が奇数の項が虚部となるから、実部の式,虚部の式はそれぞれ(7),(8)式となる。
Figure 0006528598
ちなみに、次数nが偶数の場合、実部の式,虚部の式はそれぞれ(7e),(8e)式となる。
Figure 0006528598
(7),(8)式に、k(≧n)個の周波数(角速度ω)のインピーダンスを与えて式を立てると(9)式のように行列式が得られる。したがって、伝達関数の係数a,bは、(10)式を、例えば最小二乗法により解くことで得られる。
Figure 0006528598
このように係数a,bを得て、(2)式より各R,Cを求める。伝達関数は連分数展開しても良いが、今回はフォスター型の等価回路を用いているので、(2)式に示すように部分分数展開する。更に、(2)式に係数K,Kτを加えて(3)式のように一般化し、係数K,Kτを学習により同定することで各R,Cを、すなわち拡散抵抗を求める。
以上に説明した具体的な方法の実行手順について一部詳細を補足しつつ、図3に示すフローチャートにより説明する。先ず、等価回路モデルの次数nを決定し(S1)、等価回路モデルについてステップ応答等を適用し、パラメータRを求める(S2)。前述したようにパラメータRは直流抵抗成分であるから、このようにして実測できる。
次に、実際にナイキスト線図上に表される周波数特性のデータについて、拡散抵抗部分に相当する線形変化部分を特定し、特定した部分のデータを抜き出す(S3)。ここで、(S2)で先にRを求めておく理由を説明する。R,Cを個別に求めるためには図1における曲線部分(極低周波数領域)まで測定できれば良いが、実際の電流・電圧波形において該当の周波数成分はほとんど含まれていないため測定するのは困難である。また、直線部分のみのデータでは、τは分かるがR,Cの分離ができない。そこで、ステップ応答でRを先に決定しておくことで、測定が困難な周波数領域のインピーダンスの周波数成分を使わずに済む。そして、上述のように抜き出したデータから、直線部分の式,つまり傾き((1)式中のパラメータx)を決定する(S4,角度特定部)。
続いて、k個の周波数(角速度ω)のインピーダンスを選択すると(S5)、(9)式のように行列式を立てる。そして、ステップS2で得たパラメータRと、ステップS4で決定した直線の式とを用い、(10)式を最小二乗法等により解いて、伝達関数の係数a,bを求める(S6)。それから、伝達関数を(2)式のように部分分数展開し(S7)、それに係数K,Kτを加えて(3)式のように一般化すると(S8)、係数K,Kτを学習により同定して(S9)各R,Cを求める(S10)。ステップS6〜S9は、係数特定部に相当する。また、ステップS9及びS10は、図5に示す拡散抵抗同定部38により実行される。
尚、ステップS2は、ステップS6を実行する以前に実行すれば良い。また、ステップS1はステップS5を実行する以前に実行すれば良い。更に、ステップS5はステップS6を実行する以前に実行すれば良い。
以上のように本実施形態によれば、等価回路モデルに基づいて(1)式のワールブルグインピーダンスZ(s)で示される二次電池の内部インピーダンスをナイキスト線図上で表す。そして、インピーダンスの周波数特性が線形に変化する区間の角度をナイキスト線図上で特定すると、(1)式のパラメータR,τを、それぞれに未知の係数K,Kτを乗じたK,Kττに置き換えて、部分分数展開した等価回路の伝達関数を(3)式のように一般化したものについて、伝達関数の係数a,bと係数K,Kτとを特定することで二次電池の拡散抵抗を同定する。したがって、二次電池の電極に選択した材料に応じて、ナイキスト線図上で表現されるインピーダンスの周波数特性が線形に変化する区間の傾きがどのような値を示す場合でも、係数K,Kτを特定することにより二次電池の拡散抵抗を同定することが可能になる。
また、等価回路モデルとしてフォスター型等価回路1は、複数のRC並列回路が直列に接続された形態であるから、次数nが増えた場合でも等価回路のパラメータの変化の仕方に規則性があるため伝達関数が複雑にならず、更に同定するパラメータ数を増やさなくても良いため計算を容易に行うことができる。そして、(1)式のパラメータRを予め実測により求めて(3)式を特定した上で係数K,Kτを特定するので、測定が困難な周波数領域のインピーダンスの周波数成分を使わずに済む。
本発明は上記した、又は図面に記載した実施形態にのみ限定されるものではなく、以下のような変形又は拡張が可能である
(10)式は、最小二乗法以外の方法で解いても良い。
図面中、1はフォスター型等価回路、33は拡散抵抗同定装置、34はRs算出部、35はβ算出部、36はVBV算出部、37は乗算器、38は拡散抵抗同定部である。

Claims (1)

  1. フォスター型等価回路モデル(1)に基づいて(1)式のワールブルグインピーダンスZ(s)で示される二次電池の内部インピーダンスをナイキスト線図上で表した際に、
    Figure 0006528598
    前記インピーダンスの周波数特性が線形に変化する区間の角度をナイキスト線図上で特定する角度特定部(S4)と、
    予め実測により求めた(1)式のパラメータR,前記線形に変化する区間の伸び方より同定した同パラメータτを、それぞれに未知の係数K,Kτを乗じたK,Kττに置き換えて前記等価回路の伝達関数を一般化した式について、前記角度を与えて前記等価回路の実部及び虚部を求め、前記伝達関数の係数ai,bi(i=0,1,…,n−1)と前記係数K,Kτとを特定する係数特定部(S6〜S9)と、
    事前にある温度においてインピーダンスZ(s)実測した際の、前記等価回路を構成する並列回路の抵抗値を基準値Rrefiに設定すると共に、前記並列回路の容量値を基準値Crefiに設定し、Ri=K・Rrefi,Ri・Ci=K τ ・Rrefi・Crefiとして前記二次電池の拡散抵抗を同定する拡散抵抗同定部(38)とを備え、
    前記係数特定部は、前記一般化した伝達関数に、(3)式を用いることを特徴とする二次電池の拡散抵抗同定装置。
    Figure 0006528598
    但し、nは前記並列回路の次数を示す。
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