JP6256027B2 - 二次電池の等価回路のパラメータ推定装置及びパラメータ推定方法 - Google Patents

二次電池の等価回路のパラメータ推定装置及びパラメータ推定方法 Download PDF

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Description

本発明は、二次電池の等価回路のパラメータ推定装置及びパラメータ推定方法に関する。
例えば、ハイブリッド自動車(HV)又は電気自動車(EV)などの車両には二次電池が搭載されている。このような二次電池の充電状態(SOC:State of Charge)を逐次推定することは、バッテリパックの容量削減に大きく寄与するため重要である。
二次電池の等価回路モデルを使用する方法が二次電池の充電状態を推定するために用いられる(例えば特許文献1参照)。特許文献1記載の技術では、二次電池を等価回路モデルで模擬し、等価回路モデルの各パラメータを逐次最小2乗法により推定している。そして、その算出された各パラメータを用いて開回路電圧(OCV:Open Circuit Voltage)を算出している。さらに、予め記録された開回路電圧(OCV)と充電状態(SOC)との関係に基づいて、その開回路電圧(OCV)に対応する充電状態の値(SOC)を算出している。一般に、SOCを推定するため等価回路モデルを用いた方法が知られている。
他方、周波数応答分析(FRA:Frequency Response Analyzer)の計測分野においては、インピーダンスのナイキスト線図を描くことで等価回路モデル中の各パラメータを推定する方法が知られている(例えば、特許文献2参照)。この特許文献2記載の技術では、電流または電圧を階段状または矩形波状に変化させたときの各時間の電圧または電流の変化を用いてインピーダンスの周波数特性を測定し、ナイキスト線図を描いている。
特開2011−122951号公報 特開2006−162283号公報
特許文献1記載の技術を用いてRC並列回路をn個直列に接続したRC直並列回路を等価回路モデルとすると、この等価回路モデルにおいてSOC推定精度を向上するためには直列接続個数を増加する、すなわちnを大きくすることが考えられるが、高次の計算を必要とするため演算量が大幅に増加してしまう。例えば、ハイブリッド自動車(HV)又は電気自動車(EV)などの車両バッテリ制御技術にこの演算方法を用いようとしても、例えば演算装置の処理能力及び搭載メモリ量に制約があることが多いため、実写環境下において充分な精度でSOCを推定することが困難である。
特許文献2記載の技術を用いてインピーダンスのナイキスト線図に基づき等価回路モデルのパラメータを推定したとしても、ナイキスト線図の全体を精度良く描こうとした場合に必要な周波数成分数が多くなり演算量が膨大になる。また、FRAの計測器は、ユーザが指示できれば必要な周波数成分を含んだ信号を発生させることができるものの、例えば前述の車両内環境下では二次電池の電流、電圧は主に主機モータの電流に応じて変化するため、周波数成分がユーザによる運転パターンに大きく依存する。このためFRA計測器に周波数成分を指示したとしても実車環境に応じた周波数成分を網羅していない場合も考えられる。また電流、電圧を矩形波状に変化させることも困難である。したがって、ナイキスト線図全体を精度良く描くことが困難である。
さらに高周波数領域では、二次電池の等価回路モデルの容量成分が0に近づき、ほぼ抵抗成分R0のみとなりやすいが、この高周波領域ではインピーダンスの絶対値が小さくなってしまい、電流変化又は/及び電圧変化が生じにくい。このため、実車環境下ではノイズの影響が大きく測定が困難である。
本発明の目的は、推定演算量を大幅に削減し、実車環境下においても二次電池の等価回路モデルのSOCを精度良く推定できるようにした二次電池の等価回路モデルのパラメータ推定装置およびパラメータ推定方法を提供することにある。
請求項1記載の発明によれば、推定部は、二次電池が等価的に評価された等価回路モデルのパラメータのうち一部の第1抵抗を含む第1パラメータを周波数領域により算出した後、この算出された第1パラメータを除く残りの第2パラメータを時間領域により算出するため、大幅に推定演算量を削減できる。推定部は、第1抵抗の抵抗値を周波数領域により算出するための周波数として、二次電池に接続された主機モータ以外のコンポーネントであって主機モータに並列接続されたDCDCコンバータ、エアコンディショナのコンプレッサ、インバータのうち何れか少なくとも一つ以上のコンポーネントから発生され重畳された周波数成分の信号を用いて推定する。このため第1抵抗の抵抗値を精度良く求めることができ、S/Nの高いインピーダンス計測処理ができるようになる。実車環境下の限られたリソースの中でも、精度良くSOCを推定できる。
請求項2記載の発明によれば、推定部は、等価回路モデルのパラメータのうち第1抵抗の抵抗値を周波数領域により算出した後、この算出された第1抵抗以外の第2パラメータを時間領域により算出するため、大幅に推定演算量を削減できる。これにより、実車環境下の限られたリソースの中でも、精度良くSOCを推定できる。
請求項3記載の発明によれば、推定部は、等価回路モデルのパラメータのうち第1抵抗の抵抗値を周波数領域により算出した後、この算出された第1抵抗以外の第2パラメータを周波数領域において最小2乗法を用いて算出するため、大幅に推定演算量を削減できる。推定部は、第1抵抗の抵抗値を周波数領域により算出するための周波数として、二次電池に接続された主機モータ以外のコンポーネントであって主機モータに並列接続されたDCDCコンバータ、エアコンディショナのコンプレッサ、インバータのうち何れか少なくとも一つ以上のコンポーネントから発生され重畳された周波数成分の信号を用いて推定する。このため第1抵抗の抵抗値を精度良く求めることができ、S/Nの高いインピーダンス計測処理ができるようになる。実車環境下の限られたリソースの中でも、精度良くSOCを推定できる。
本発明の一実施形態に係るシステムブロック構成例を概略的に示す電気的構成図 二次電池の等価回路モデルの一例 二次電池の充電状態の推定処理の流れの一例を概略的に示すフローチャート 二次電池の等価回路モデルにおいて二次成分まで考慮した場合のインピーダンスのナイキスト線図の一例 第1抵抗のパラメータを推定するための処理内容の一例を概略的に示すフローチャート (a)〜(d)は処理内容の一例をナイキスト線図上で示す説明図
以下、本発明の一実施形態を説明する。図1は、本実施形態に係る二次電池の等価回路パラメータの推定装置1の電気的構成を概略的なブロック図により示す。
車両内には主機モータによる主機負荷2が搭載されている。この負荷2には二次電池3のセル群から電力供給されている。電圧値測定部4が二次電池3のセルの電圧値を測定するために設けられており、温度測定部5が二次電池3の温度を測定するために設けられる。主機モータによる負荷2のほかには他の負荷(他負荷)6が接続されており、この他負荷6にも二次電池3のセル群から電力供給されている。
他負荷6としては、例えばDCDCコンバータ、エアコンディショナのコンプレッサ、インバータなどが挙げられる。電流値測定部7は、二次電池3の電流値を測定するために設けられる。
演算部8は、例えばマイクロコンピュータを用いて構成され、この演算部8には、電圧値測定部4の電圧値測定情報、温度測定部5の温度測定情報、及び、電流値測定部7の電流値測定情報が与えられる。演算部8は、これらの測定情報の少なくとも一部以上を用いて二次電池3の等価回路のパラメータの値を演算する。
二次電池3は、図2に示す等価回路モデル9に模擬できる。この図2に示す二次電池3の等価回路モデル9は、二次電池3の純電圧要素10と内部インピーダンス要素11とを端子間に備える。この内部インピーダンス要素11は、抵抗(第1抵抗相当)R0と、この抵抗R0に複数個直列接続されコンデンサC1…Cn及び抵抗R1…Rnがそれぞれ並列接続されたRC直並列回路12と、を備える。抵抗R0は0次成分となる。
なお、RC直並列回路12は、そのRC並列回路の直列接続個数を1個としても良い。ここで、電流値測定部7は、二次電池3から負荷2及び6に流れる電流値Iを測定することで二次電池3に流れる電流を測定でき、電圧値測定部4は、二次電池3の両端子間の電圧値を測定できる。
この図2において、VOCV(OCV:Open Circuit Voltage)が開回路電圧を示しており、Vzを過電圧と定義すると、開回路電圧VOCVは、電気化学的並平衡状態における電極間の電位差を示しており、過電圧Vzは二次電池3に電流が流れたときの二次電池3の内部インピーダンス要素11による電圧降下を示している。なお、厳密に言えば、インダクタ成分なども存在するが、例えば無視可能な程度となるため図2には図示していない。二次電池3の充電状態(SOC)を知るため、このような等価回路モデル9を使用する。
図3は二次電池の充電状態を推定するための演算部による処理を概略的に示すフローチャートである。演算部8は、二次電池3の電流値i(t)、電圧値v(t)、温度T(t)の情報をそれぞれ電流値測定部7、電圧値測定部4、温度測定部5から取得する(S1)。演算部8は、まず一次成分となる抵抗R0のパラメータ(抵抗値)を推定する(S2)。このステップS2の詳細は後述する。演算部8は、この算出された抵抗R0のパラメータを用いて、その他の抵抗R1…Rn及びコンデンサC1…Cnのパラメータ(各インピーダンス値)を推定する(S3)。また、このステップS3の方法は、時間領域と周波数領域における演算処理を組み合わせた演算処理方法、または、周波数領域の演算処理方法となるが、その詳細については、演算例1、演算例2を挙げてそれぞれ後述する。
そして、演算部8は、これらのパラメータ(各インピーダンス値)に応じて開回路電圧VOCVを演算する(S4)。さらに、演算部8は、ステップS4において算出された開回路電圧VOCV、事前に算出されていた開回路電圧VOCV−充電状態(SOC)のマップ、温度測定部5の温度情報、に応じて二次電池3の充電状態(SOC)を推定する(S5)。演算部8は、これらのステップS1〜S5の処理を一定周期T0毎に実施する。
図4は等価回路モデル9において二次成分まで考慮した場合のインピーダンスのナイキスト線図を示している。また図5は、演算部8が図3のステップS2において抵抗R0のパラメータ(抵抗値)を推定するための処理内容をフローチャートにより概略的に示している。この図5に示す処理は実車環境にて行なわれる。また図6(a)〜図6(d)は処理内容をナイキスト線図で表している。
図4に示すインピーダンスのナイキスト線図において、抵抗R0付近では実部Reがほぼ一定となる。すなわち、高周波数領域において虚部Imのみが変化する特性となる。なお、インダクタンス成分が含まれるため、厳密には高周波数領域において虚部Imが正になることもある。そして、低周波数になるに従い、コンデンサC1、C2の一次成分、二次成分の影響が大きくなり、図示破線に沿うような特性となる。ただし、この図4に示す破線は理論的に考慮した場合の理想的な波形を示すが、実測定上では図4の実線に示すように破線の一部に沿った特性となる。
二次電池3およびその周辺回路の設計者は、特に虚部Imの成分が0に近づく周波数範囲を実験的手法などで予め算出できる。すなわち、設計者は抵抗R0を跨いで虚部Imが変化する周波数f0を含む周波数範囲を経験的に求めておくことができる。この周波数f0は例えば数百Hz〜数kHzの範囲内に予め設定することができる。
実車環境下では、図5に示すように、演算部8は、この予め求められた周波数f0の第1のインピーダンスZ1を、例えばウェーブレット変換を用いて周波数領域で算出する(S11)。なお、ここでインピーダンスZ1を周波数領域で算出する手法はウェーブレット変換処理に限られるものではない。
次に、演算部8は、周波数f0におけるインピーダンスZ1の虚部Imに注目し、インピーダンスZ1の虚部Imが0であれば(S12:YES)、抵抗R0の抵抗値を、算出された第1のインピーダンスZ1の実部Reに設定する(S13)。逆に、演算部8は、第1のインピーダンスZ1の虚部Imが0でなく負であれば(S12:NO、S14:YES)、周波数f0より高周波数f0+Δf(但しΔf>0)において第2のインピーダンスZ2を算出する(S15)。この第2のインピーダンスZ2はウェーブレット変換処理の手法を用いて算出できる。なお、ここでもインピーダンスZ2を周波数領域で算出する手法はウェーブレット変換処理に限られるものではない。ここで、Δfは数百Hz程度の値を採用することができる。
また、演算部8は、インピーダンスZ1が0でなく正であれば(S12:NO、S14:NO)、周波数f0より低周波数f0−Δf(但しΔf>0)において第2のインピーダンスZ2を算出する(S16)。
例えば、図6(a)に示すように、演算部8は、第1のインピーダンスZ1の虚部Imが負であれば、高周波数f0+Δfにおいて第2のインピーダンスZ2を算出する。高周波数f0+Δfで求めれば、第2のインピーダンスZ2は第1のインピーダンスZ1に比較して虚部Imが正方向に遷移することになり、第2のインピーダンスZ2はナイキスト線図上の実軸との交点方向に動く。
また、図6(b)に示すように、演算部8は、第1のインピーダンスZ1の虚部Imが正であれば、その低周波数f0−Δfにおいて第2のインピーダンスZ2を算出する。低周波数f0−Δfで求めれば、第2のインピーダンスZ2は第1のインピーダンスZ1に比較してその虚部Imが負方向に遷移することになり、第2のインピーダンスZ2はナイキスト線図上で実軸との交点方向に動く。
そして、演算部8は、これらの第1及び第2のインピーダンスZ1及びZ2の虚部Imに注目し、これらの虚部Imの符号が同じであるか判定する(S17)。演算部8は、虚部Imの符号が同一であれば(S17:YES)、これらの第1及び第2のインピーダンスZ1及びZ2を例えば直線近似処理して外方に挿引(外挿)し(S18)、ナイキスト線図の実軸との交点を求め虚部Imが0となる実部Reを算出する。このとき、この算出された実部Reを抵抗R0の抵抗値とする(S20)。
例えば、図6(c)に示すように、第1及び第2のインピーダンスZ1及びZ2の虚部Imが共に負であるときには、これらのインピーダンスZ1及びZ2を外挿することでナイキスト線図の実軸との交点を求めることで抵抗R0の抵抗値を求めることができる。これは、第1及び第2のインピーダンスZ1及びZ2の虚部Imが共に正であるときも同様となる。
逆に、演算部8は、ステップS17において虚部Imの符号が互いに異なれば(S17:NO)、第1及び第2のインピーダンスZ1及びZ2を例えば直線近似処理して内方に挿引(内挿)し(S19)、ナイキスト線図の実軸との交点を求め虚部Imが0となる実部Reを算出する(S20)。
例えば、図6(d)に示すように、第1のインピーダンスZ1の虚部Imが負であり、第2のインピーダンスZ2の虚部Imが正であるときには、これらのインピーダンスZ1及びZ2を内挿することでナイキスト線図の実軸との交点を求め、抵抗R0の抵抗値を求めることができる。これは、第1のインピーダンスZ1の虚部Imが正であり、第2のインピーダンスZ2の虚部Imが負であるときも同様となる。
以下、図3に示したステップS3のパラメータ推定方法の詳細例(演算例1、演算例2)を挙げ、図3のステップS2に示したように抵抗R0の抵抗値(インピーダンスZ0)を予め算出した場合と、抵抗R0の抵抗値を予め算出しない場合とで、その演算量を比較する。
<演算例1:ステップS3に時間領域の差分方程式を用いた場合の演算例>
図2の等価回路モデルにおいてn=2とすると、インピーダンスZ(s)は下記の(1)式のような伝達関数により求めることができる。
Figure 0006256027
このインピーダンスZ(s)は、その分子が2次式であり分母も2次式となる。この(1)式では、分子の2次、1次、0次の各係数をa、b、cとし、分母の2次、1次、0次の各係数を「1」、d、eとしている。またこのインピーダンスZ(s)に流れる電流をI(s)とすると、このインピーダンスZ(s)にかかる電圧V(s)は、下記の(2)式のようになる。
Figure 0006256027
また、Tをサンプリング周期として下記の(3)式のように定義する。
Figure 0006256027
この(3)式を用いて電圧V(s)を離散化すると、下記の(4)式のように求めることができる。
Figure 0006256027
この(4)式を時間領域の差分方程式によって表わすと、下記の(5)式のようになる。
Figure 0006256027
ここで、最小二乗法を用いて計測値にフィットする関数の係数を求めることを考える。最小二乗法は、測定値にフィットするように関数の係数を求める手法であり、測定値と関数の残差の二乗和を最小とするように係数を決定する。例えば、関数の残差をeとすれば、下記の(6)式のように残差eを定義できる。
Figure 0006256027
また、このとき残差eの二乗ノルムは、下記の(7)式のように計算できる。
Figure 0006256027
この(7)式が最小となる条件は、下記の(8)式を満たす場合であり、この条件を満たすxの値は(9)式のように求められる。すなわち、いわゆる擬似逆行列((9)式のyの係数部)を求めることで、最小二乗法による残差eの二乗ノルムが最小となる条件を満たす係数を求めることができる。
Figure 0006256027
そこで、前述の(5)式を行列式に展開すると、下記の(10)式のように求められる。
Figure 0006256027
最小二乗法による残差eの二乗ノルムが最小となる条件を満たすように(10)式を変換すると、(11)式のように求められる。
Figure 0006256027
抵抗R0の抵抗値が予め求められていない場合、xが5×1の行列式となるため、この行列式を解くために最低5つの方程式が必要となる。この場合、7サンプリング分の電圧測定値V、電流測定値Iを必要とする。
しかし、抵抗R0の抵抗値が予め求められていると、(1)式に代わるインピーダンスZ(s)の伝達関数は、下記の(12)式のようにR0の項がなくなる。
Figure 0006256027
このインピーダンスZ(s)は、その分子が1次式であり分母も2次式となる。この(12)式では、分子の1次、0次の各係数をf、gとし、分母の2次、1次、0次の各係数を「1」、h、iとしている。(5)式と同様に(12)式を時間領域の差分方程式によって表現すると、下記の(13)式のように表すことができる。
Figure 0006256027
この(13)式を行列式に展開すると、下記の(14)式のように求められる。
Figure 0006256027
最小二乗法による残差eの二乗ノルムが最小となる条件を満たすように(14)式を変換すると、下記の(15)式のように求められる。
Figure 0006256027
抵抗R0の抵抗値が予め求められていると、xが4×1の行列式となるため、この行列式を解くため4つの方程式で解くことができる。したがって6回分の電圧測定値V、電流測定値Iのサンプリング値のみで時間領域の差分方程式を用いて解くことができる。未知数が一つ減少すると、必要な連立方程式の数が減少することになり、行列式の次数が下がる。すると、必要な電流測定値I、電圧測定値Vのサンプリング数を減少させることができる。
以下、抵抗R0の抵抗値を予め算出しない場合と、抵抗R0の抵抗値を予め算出した場合とについて、擬似逆行列(yの係数)の計算量を詳細に考察する。
「A」がN行M列とすると、
(X1)N行M列の行列「A」について、(i,j)要素と(j,i)要素を入れ替えたM行N列の転置行列「A」を作成する。
(X2)転置行列「A」と、行列「A」とを乗算する。
(X3)乗算結果「AA」の逆行列を計算する。
(X4)逆行列(AA)−1と転置行列「A」を乗算する。
これらの(X1)〜(X4)の処理が必要となる。(X1)では行列の入替処理となり加減乗除処理は必要としない。(X2)ではN×M×M回の乗算と(N−1)×M×M回の加減算処理が必要となる。(X3)ではM行×M列の行列の逆行列を計算するため、ガウスの消去法(掃き出し法)を用いるとO(M^3)の処理が必要となる。(X4)ではN×M×M回の乗算処理とN×M×(M−1)回の加減算処理が必要となる。
例えばn=2とすると、
抵抗R0の抵抗値を予め求めない場合にはM=6となる。このため、(X2)では36N回の乗算処理と、36(N−1)回の加減算処理を必要とする。(X3)では数百回の処理(例えば252回の乗算処理と210回の加減算処理)を必要とする。(X4)では数十回の処理(例えば36N回の乗算処理と30N回の加減算処理)を必要とする。(X2)〜(X4)を合計すると、乗算処理が例えば72N+252回、加減算処理が例えば66N+174回となる。
逆に、抵抗R0の抵抗値を予め求めている場合にはM=4となる。このため、(X2)では16N回の乗算と16(N−1)回の加減算処理を必要とする。(X3)ではガウスの消去法を用いると数十回(例えば80回の乗算処理と60回の加減算処理)で良い。(X4)では十数回(例えば16N回の乗算処理と12N回の加減算処理)で良い。これらの(X2)〜(X4)を合計しても、乗算処理が例えば32N+80回、加減算処理が例えば28N+44回となる。これにより、抵抗R0の抵抗値が予め算出されていれば、大幅に処理回数を削減できることがわかる。
なお、抵抗R0の抵抗値を予め算出する際には、前述したように周波数領域において直線近似する必要があるが、この近似処理に必要な処理数は、周波数成分数×(加減算処理1回+乗算処理1回)×2(実部と虚部)となり、抵抗R0の抵抗値を予め算出しない場合に比較してこの分だけ演算量が増加する。しかしながら、この演算量は、前述の処理削減量に比較すれば微々たるものであり、この増加分を考慮したとしても減少分の寄与度が大きく、大幅に処理回数を削減できる。
また、抵抗R0の抵抗値が予め算出されている場合には、これらの処理時間は必要な電流測定値I、電圧測定値Vのサンプリング数の減少分だけ減少することになる。これにより、さらに処理時間を低減できることになる。
(演算例2:他の演算例)
s→jωとした他の演算例について演算量を考慮する。図2の等価回路モデルにおいてn=2とすると、インピーダンスZ(jω)は下記の(16)式のように表すことができる。
Figure 0006256027
ここで、a=1/(R1×C1)、b=1/(R2×C2)、c=1/C1、d=1/C2、e=R0、とすると、インピーダンスZ(jω)は下記の(17)式のように表すことができる。
Figure 0006256027
このインピーダンスZ(jω)はその分子が2次式であり分母も2次式となる。この(17)式を行列式に展開すると、下記の(18)式のように求められる。
Figure 0006256027
前述したように、最小二乗法による残差eの二乗ノルムが最小となる条件を満たすように(18)式を変換すると、下記の(19)式のように求められる。
Figure 0006256027
抵抗R0の抵抗値が予め求められていない場合、xが6×1の行列式となるため、この行列式を解くために最低でも3つの周波数においてインピーダンスZ(jω)を推定しなければならない。したがって、行列Aは最低6×6行列となる。
他方、抵抗R0の抵抗値が予め求められていると、(16)式に代わるインピーダンスZ(jω)の伝達関数は、下記の(20)式のようにR0の項がなくなる。
Figure 0006256027
ここで、a=1/(R1×C1)、b=1/(R2×C2)、c=1/C1、d=1/C2、とすると、インピーダンスZ(jω)は下記の(21)式のように表すことができる。
Figure 0006256027
このインピーダンスZ(jω)はその分子が1次式であり、分母が2次式となる。この(21)式を行列式に展開すると、下記の(22)式のように求められる。
Figure 0006256027
さらに前述したように、最小二乗法による残差eの二乗ノルムが最小となる条件を満たすように(22)式を変換すると、下記の(23)式のように求められる。
Figure 0006256027
抵抗R0の抵抗値が予め求められている場合、xが4×1の行列式となるため、この行列式を解くためには、2つの周波数においてインピーダンスZ(jω)を推定すれば良くなり、行列Aの行数、列数は4×4行列で良い。
すなわち、抵抗R0の抵抗値が予め求められていると、伝達関数の分子の次数を低減でき、未知数が減少することで行列式の次数が下がり、必要な周波数成分も下がる。抵抗R0の抵抗値を予め算出せず例えば周波数領域で全てのパラメータを算出する場合と比較して演算量を削減できる。このような計算手法を用いても演算量を大幅に削減できる。
<まとめ>
本実施形態によれば、演算部8は、等価回路モデル9のパラメータのうちまず例えば抵抗R0の抵抗値を例えばナイキスト線図上などで周波数領域により算出した後、この算出された抵抗R0の抵抗値を除く残りの抵抗R1…Rnの抵抗値、コンデンサC1…Cnの容量値を時間領域の例えば差分方程式などを用いて算出している。すると、差分方程式を用いて算出するときに未知数が1つ減少するため演算量を大幅に削減できる。また、等価回路モデル9の全てのパラメータを時間領域で算出するよりも演算量を削減できる。これにより、実車環境下の限られたリソースの中でも、精度良くSOCを推定できる。
また、演算部8が抵抗R0の抵抗値を周波数領域により算出するときには、予め定められた周波数範囲内における2つの周波数のインピーダンスZ1、Z2を算出し、これらのインピーダンスZ1、Z2を直線近似することで虚部Imがゼロとなる条件を満たす実部Reを抵抗R0の抵抗値として算出している。このため、演算量を極力少なくしながら抵抗R0の抵抗値を極力正確に求めることができる。全てのパラメータを推定するために、全ての周波数領域のナイキスト線図を描く必要がなくなり、抵抗R0付近のインピーダンスのナイキスト線図を描けばよいため、実車環境下の限られたリソースの中でも精度良く抵抗R0を容易に推定することができる。
また、別の例では、演算部8は、等価回路モデル9のパラメータのうちまず例えば抵抗R0の抵抗値を例えばナイキスト線図上などで周波数領域により算出した後、この算出された抵抗R0の抵抗値を除く残りの抵抗R1…Rnの抵抗値、コンデンサC1…Cnの容量値を周波数領域において最小2乗法を用いて算出している。すると、未知数が1つ減少するため演算量を大幅に削減できる。
(適用例)
図1において、主機負荷2は車両内の主機モータを示すが、この主機モータの駆動制御パターンによる変化だけでは、電流測定値I、電圧測定値Vに数kHz以上の高周波成分は生じにくい。そこで、演算部8は、二次電池3以外に接続されている主機負荷2以外の他負荷6から発生され重畳された周波数成分の信号を用いて抵抗R0の抵抗値を推定しても良い。例えば、演算部8は、主機負荷2以外の負荷6から発生され重畳された周波数成分の一部又は全部におけるインピーダンスを前述の第1インピーダンスZ1、第2インピーダンスZ2とし、内挿又は外挿して虚部Imが0となる実部Reを求めることで抵抗R0の抵抗値を推定しても良い。前述したように、主機モータ以外の他負荷6としては、例えばDCDCコンバータ(スイッチングレギュレータ)、エアコンディショナのコンプレッサ、インバータなどが挙げられる。
DCDCコンバータは例えば100kHz、エアコンディショナのコンプレッサは例えば20kHz、インバータは例えば5〜10kHzのスイッチング周波数成分をそれぞれ発生するため、これらの周波数成分が電流値測定部7の電流測定値I、電圧値測定部4の電圧測定値Vにも含まれることになる。演算部8は、例えばウェーブレット変換処理などを用い、各他負荷6の発生成分がどのような周波数成分を含んでいるかを判定でき、さらに前述のインピーダンスZ1、Z2に対応するインピーダンスを算出できる。そして、演算部8は、例えば直線近似することで抵抗R0の抵抗値を精度良く求めることができる。
本適用例によれば、演算部8は他負荷6から発生され重畳された周波数成分の信号を用いて抵抗R0を推定するため、抵抗R0の抵抗値を精度良く求めることができ、S/Nの高いインピーダンス計測処理ができる。
(他の実施形態)
本発明は、前述実施形態に限定されるものではなく、例えば、以下に示す変形または拡張が可能である。
等価回路モデル9は、抵抗R0と、抵抗R0に直列接続されたRC直並列回路12とを備えた形態を示したが、等価回路モデル9はこの形態に限られるものではない。例えば、インダクタンス成分を含んで構成することもできる。
第1パラメータとして抵抗R0の抵抗値、第2パラメータとしてそれ以外の抵抗R1…Rn、コンデンサC1…Cnの値に適用した実施形態を示したが、これに限定されるものではない。例えば、抵抗R0と共に抵抗R1の抵抗値を第1パラメータとして加入しても良いし、さらに抵抗R2の抵抗値などを第1パラメータとして加入しても良い。
なお、特許請求の範囲に付した括弧付き符号は本願明細書の構成要素に対応する符号を付したものであり構成要素の一例を挙げたものである。したがって、本願に係る発明は当該特許請求の範囲の構成要素に付した符号の要素に限られるわけではなく、特許請求の範囲内の用語又はその均等の範囲で様々な拡張が可能である。
図面中、2は主機による負荷、3は二次電池、6は他負荷(主機以外のコンポーネント)、8は演算部(推定部)、9は等価回路モデル、を示す。

Claims (8)

  1. ハイブリッド自動車又は電気自動車などの車両に搭載される二次電池(3)が等価回路モデル(9)に置換された状態で、前記二次電池(3)の検出電流及び検出電圧に応じて前記二次電池(3)の等価回路モデル(9)のパラメータを推定する推定部(8)を備え、
    前記推定部(8)は、前記二次電池(3)が等価的に評価された等価回路モデル(9)のパラメータのうち一部の第1抵抗(R0)を含む第1パラメータを周波数領域により算出した後、この算出された第1パラメータを除く残りの第2パラメータを時間領域により算出し
    前記推定部(8)は、前記第1抵抗(R0)の抵抗値を周波数領域により算出するための周波数として、前記二次電池(3)に接続された主機モータ以外のコンポーネント(6)であって前記主機モータに並列接続されたDCDCコンバータ、エアコンディショナのコンプレッサ、インバータのうち何れか少なくとも一つ以上のコンポーネントから発生され重畳された周波数成分の信号を用いて推定することを特徴とする二次電池の等価回路のパラメータ推定装置。
  2. 請求項1記載の二次電池の等価回路のパラメータ推定装置において、
    記推定部(8)は、前記周波数領域において得られる複数のインピーダンス(Z1、Z2)を直線近似することで虚部がゼロとなる条件を満たす実部を前記第1抵抗(R0)の抵抗値として算出することを特徴とする二次電池の等価回路のパラメータ推定装置。
  3. ハイブリッド自動車又は電気自動車などの車両に搭載される二次電池(3)が等価回路モデル(9)に置換された状態で、前記二次電池(3)の検出電流及び検出電圧に応じて前記二次電池(3)の等価回路モデル(9)のパラメータを推定する推定部(8)を備え、
    前記推定部(8)は、前記二次電池(3)が等価的に評価された等価回路モデル(9)のパラメータのうち一部の第1抵抗(R0)を含む第1パラメータについて、周波数領域において得られる複数のインピーダンス(Z1、Z2)を直線近似することで虚部がゼロとなる条件を満たす実部を前記第1抵抗(R0)の抵抗値として算出した後、この算出された第1抵抗(R0)を除く残りの第2パラメータを周波数領域において最小2乗法により算出し、
    前記推定部(8)は、前記第1抵抗(R0)の抵抗値を周波数領域により算出するための周波数として、前記二次電池(3)に接続された主機モータ以外のコンポーネント(6)であって前記主機モータに並列接続されたDCDCコンバータ、エアコンディショナのコンプレッサ、インバータのうち何れか少なくとも一つ以上のコンポーネントから発生され重畳された周波数成分の信号を用いて推定することを特徴とする二次電池の等価回路のパラメータ推定装置。
  4. 請求項1〜3の何れか一項に記載の二次電池の等価回路のパラメータ推定装置において、
    前記等価回路モデル(9)は、第1抵抗(R0)と、前記第1抵抗(R0)に1又は複数個直列接続され、コンデンサ(C1、C2…Cn)及び第2抵抗(R1、R2…Rn)が並列接続されたRC直並列回路(12)と、を備えて構成され、
    前記推定部(8)は、前記第1パラメータとして前記第1抵抗(R0)の抵抗値を算出することを特徴とする二次電池の等価回路のパラメータ推定装置。
  5. 請求項〜4の何れか一項に記載の二次電池の等価回路のパラメータ推定装置において、
    前記推定部(8)は、前記第1抵抗(R0)の抵抗値を周波数領域により算出するときに、予め定められた周波数範囲内における第1及び第2周波数の第1及び第2インピーダンス(Z1、Z2)を算出し、前記第1及び第2インピーダンス(Z1、Z2)を直線近似することで虚部がゼロとなる条件を満たす実部を前記第1抵抗(R0)の抵抗値として算出することを特徴とする二次電池の等価回路のパラメータ推定装置。
  6. ハイブリッド自動車又は電気自動車などに搭載される二次電池(3)が等価回路モデル(9)に置換された状態で、前記二次電池(3)の検出電流及び検出電圧に応じて前記二次電池の等価回路モデル(9)のパラメータを推定部(8)により推定する推定方法であって、
    前記推定部(8)は、前記二次電池(3)が等価的に評価された等価回路モデル(9)のパラメータのうち一部の第1抵抗(R0)を含む第1パラメータを周波数領域により算出し、
    前記推定部(8)は、前記算出された第1パラメータを除く残りの第2パラメータを時間領域により算出するものであり、
    前記推定部(8)は、前記第1抵抗(R0)の抵抗値を周波数領域により算出するための周波数として、前記二次電池(3)に接続された主機モータ以外のコンポーネント(6)であって前記主機モータに並列接続されたDCDCコンバータ、エアコンディショナのコンプレッサ、インバータのうち何れか少なくとも一つ以上のコンポーネントから発生され重畳された周波数成分の信号を用いて推定することを特徴とする二次電池の等価回路のパラメータ推定方法。
  7. 請求項6記載の二次電池の等価回路のパラメータ推定方法において、
    前記推定部(8)は、前記周波数領域において得られる複数のインピーダンス(Z1、Z2)を直線近似することで虚部がゼロとなる条件を満たす実部を前記第1抵抗(R0)の抵抗値として算出することを特徴とする二次電池の等価回路のパラメータ推定方法。
  8. ハイブリッド自動車又は電気自動車などの車両に搭載される二次電池(3)が等価回路モデル(9)に置換された状態で、前記二次電池(3)の検出電流及び検出電圧に応じて前記二次電池(3)の等価回路モデル(9)のパラメータを推定部(8)により推定する推定方法であって、
    前記推定部(8)は、前記二次電池(3)が等価的に評価された等価回路モデル(9)のパラメータのうち一部の第1抵抗(R0)を含む第1パラメータについて、周波数領域において得られる複数のインピーダンス(Z1、Z2)を直線近似することで虚部がゼロとなる条件を満たす実部を前記第1抵抗(R0)の抵抗値として算出し、
    前記推定部(8)は、前記算出された第1抵抗(R0)を除く残りの第2パラメータを周波数領域において最小2乗法により算出するものであり、
    前記推定部(8)は、前記第1抵抗(R0)の抵抗値を周波数領域により算出するための周波数として、前記二次電池(3)に接続された主機モータ以外のコンポーネント(6)であって前記主機モータに並列接続されたDCDCコンバータ、エアコンディショナのコンプレッサ、インバータのうち何れか少なくとも一つ以上のコンポーネントから発生され重畳された周波数成分の信号を用いて推定することを特徴とする二次電池の等価回路のパラメータ推定方法。
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