JP6527383B2 - ローラ部材の清掃装置及び清掃方法 - Google Patents
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Description
例えば、掻き取り部を無端状のベルトによって構成し、該ベルトの幅方向一端縁を、回転しているローラ部材の表面の幅方向全域にわたって接触させつつ、該ベルトを回動させることによってローラ部材の表面を清掃するように構成し、且つ、ローラ部材よりも幅方向外側においてベルトに付着した異物をブラシで掻き取りつつダクトで吸引することによって除去するように構成されたローラ部材の清掃装置が提案されている(特許文献2参照)。
(特許文献2参照)。
ローラ部材の清掃装置であって、
前記ローラ部材の幅方向において前記ローラ部材よりも短く形成され、且つ、回転している前記ローラ部材の表面に接触しつつ前記幅方向に移動可能な掻き取り部と、
前記ローラ部材の前記幅方向外側に配されて、前記掻き取り部に付着した異物を除去可能な除去部とを備える。
また、除去部が、掻き取り部に付着した異物をローラ部材の幅方向外側で除去することができる。
このように、掻き取り部が幅方向においてローラ部材よりも短く形成されており、しかも、除去部がローラ部材の幅方向外側に配されていることによって、省スペース化を図ることができる。
また、ローラ部材の表面における異物の付着状況に応じて、所望の位置に掻き取り部を移動させて掻き取ることができるため、ローラ部材の清掃が効率的となる。
従って、省スペースであり、しかも、ローラ部材を効率的に清掃可能となる。
前記幅方向における前記掻き取り部の位置を検知可能な検知部と、
前記検知部の検知結果に基づいて前記掻き取り部を前記幅方向に移動させる移動制御部とをさらに備える。
これにより、より効率的にローラ部材を清掃することができる。
前記幅方向における前記掻き取り部の位置を検知可能な検知部と、
前記検知部の検知結果に基づいて、前記掻き取り部が前記ローラ部材の表面に接触している清掃状態と、前記ローラ部材の表面から離間している非清掃状態とに切り替える切替制御部をさらに備えることが好ましい。
これにより、より効率的にローラ部材を清掃することができる。
ローラ部材の清掃方法であって、
回転している前記ローラ部材の表面に、前記ローラ部材の幅方向において前記ローラ部材よりも短く形成された掻き取り部を接触させつつ幅方向に移動させ、
前記ローラ部材の前記幅方向外側において、前記掻き取り部に付着した異物を除去部によって除去する。
また、ローラ部材の幅方向外側において、掻き取り部に付着した異物を除去部によって除去することができる。
このように、掻き取り部が幅方向においてローラ部材よりも短く形成されており、しかも、ローラ部材の幅方向外側で除去部によって掻き取り部に付着した異物を除去することによって、省スペース化を図ることができる。
また、ローラ部材の表面における異物の付着状況に応じて、所望の位置に掻き取り部を移動させて掻き取ることができるため、ローラ部材の清掃が効率的となる。
従って、省スペースであり、しかも、ローラ部材を効率的に清掃可能となる。
前記幅方向における前記掻き取り部の位置を検知部によって検知し、
前記検知部の検知結果に基づいて前記掻き取り部を前記幅方向に移動させることが好ましい。
これにより、より効率的にローラ部材を清掃することができる。
前記幅方向における前記掻き取り部の位置を検知部によって検知し、
前記検知部の検知結果に基づいて、前記掻き取り部が前記ローラ部材の表面に接触している清掃状態と、前記ローラ部材の表面から離間している非清掃状態とを切り替えることが好ましい。
これにより、より効率的にローラ部材を清掃することができる。
また、清掃装置1は、支持台11、13を備えており、該支持台11、13は、ローラ部材20の両端部を支持するようになっている。
また、清掃装置1は、掻き取り部3を幅方向に移動させるための第1の移動機構5を備える。
また、清掃装置1は、ローラ部材20の移動等を制御する制御部9を備える。
かかるローラ部材20としては、回転駆動することによってシート部材30を下流側に搬送する駆動ローラ、及び、シート部材30の移動に伴って回転する従動ローラ等が挙げられる。なお、これら駆動ローラ及び従動ローラは、これらがニップ部分を形成するように構成された一対のニップローラとして使用され得る。
ローラ部材20は、例えばステンレス鋼等の金属材料から形成されている。
掻き取り部3は、ローラ部材20の表面に押し当てられることによって、ローラ部材20と接触している。
また、掻き取り部3は、ローラ部材20を形成する材料よりも柔らかい材料から形成されている。
このような掻き取り材3は、例えば、樹脂材料から形成されている。
ローラ部材20の表面20aに対して掻き取り部3の先端部3aが接触する角度は、該表面20aに付着した異物を除去可能であれば特に限定されるものではないが、例えば、該表面20aの接線方向に対して0〜45°とすることができる。
また、このような角度で掻き取り部3の先端部3aがローラ部材20に接触しているとき、掻き取り部3は、1〜10mm撓んだ状態となっていることが好ましい。撓みの程度を表す長さは、掻き取り部3の先端の変位量を意味する。
また、上記エアシリンダのエア圧を0.1〜0.4MPaとすることによって、上記のように1〜10mm撓んだ状態とすることができる。
かかる撓みの程度は、例えば、掻き取り部3の厚みを適宜設定することによって、適宜設定され得る。
かかる掻き取り部3の幅方向の長さは、ローラ部材20の幅よりも短ければ、特に限定されるものではなく、適宜設定することができる。
従って、例えばこれらを考慮して、掻き取り部3の幅方向の長さを適宜設定することができる。
図1に示す態様では、第1の移動機構5は、ローラ部材20の幅方向に沿うように配された、幅方向においてローラ部材20よりも長く、且つ、軸中心に回転可能なネジ部5aと、該ネジ部5aと平行であって該ネジ部5aよりもローラ部材20側に配された棒状の案内部5bと、案内部5bに挿入される貫通孔を有し、掻き取り部材3を保持しつつ案内部5bに案内されて移動可能な保持部5cと、ネジ部5aと螺合するナット孔と案内部5bが挿入される貫通孔とを有し、ネジ部5aと案内部5bとを連結しており、且つ、保持部5cが回転可能に連結されている連結部5dと、ネジ部5aを回転させる駆動部5eとを備えている。駆動部5eは、例えば防爆モータであり、支持台11の内部に配されている。
また、第1の移動機構5による掻き取り部3の移動速度は、特に限定されるものではなく、適宜設定することができる。
なお、第1の移動機構5として、上記以外の態様を採用してもよい。
なお、回動機構16は、掻き取り部3を上記のように回動させることが可能であれば、特に限定されるものではなく、適宜設計することができる。例えば、上記のようにエアシリンダを備え、該エアシリンダによって保持部5cと共に掻き取り部3を回動させる態様を採用し得る。
また、かかる回動機構16による掻き取り部3のローラ部材20への押し当ての程度は、例えば上記と同様にして設定し得る。
なお、第2の移動機構17は、除去部7を上記のように移動させることが可能であれば、特に限定されるものではなく、適宜設計することができる。
具体的には、制御部9による制御により、異物を掻き取った掻き取り部3が除去部7と対向する位置まで移動し、除去部7の一対の回転ブラシ部7aの間に挟まれることが可能な位置まで回動すると、一対の回転ブラシ部7aが掻き取り部3を挟む位置まで除去部7が移動し、回転ブラシ部7aが回転することによって掻き取り部3に付着した異物を掻き取り、掻き取った異物を吸引部7dによって吸引するようになっている。
また、制御部9は、掻き取り部3の回動を制御する機能を有している。具体的には、回動機構16と電気的に接続されて(図1の破線参照)、該回動機構16による掻き取り部3の回動方向及び回動量を制御する機能を有している。
かかる制御部9としては、中央演算処理装置(CPU)等が挙げられる。
ローラ部材20の清掃方法であって、
回転しているローラ部材20の表面20aに、ローラ部材20の幅方向においてローラ部材20よりも短く形成された掻き取り部3を接触させつつ幅方向に移動させ、
ローラ部材20よりも上記幅方向外側において、掻き取り部3に付着した異物を除去部7によって除去する。
ここで、掻き取り部3を回動させることなく(すなわち、掻き取り部材3がローラ部材20を押圧された状態で)ローラ部材20の幅方向外側まで移動させた場合には、該幅方向外側に移動した瞬間に、押圧が解放されて掻き取り部3の撓みが戻ろうとし、この反動によって掻き取り部3から異物が落下するおそれがある。
しかし、上記のように、ローラ部材20の表面20aと接触している位置において掻き取り部3を回動することによって、上記撓みの反動に起因した異物の落下を、抑制し得る。
また、除去部7が、掻き取り部3に付着した異物をローラ部材20の幅方向外側で除去することができる。
また、ローラ部材20の表面20aにおける異物の付着状況に応じて、所望の位置に掻き取り部3を移動させて掻き取ることができるため、ローラ部材20の清掃が効率的となる。
従って、省スペースであり、しかも、ローラ部材20を効率的に清掃可能となる。
また、ローラ部材20の幅方向外側において、掻き取り部3に付着した異物を除去部7によって除去することができる。
また、ローラ部材20の表面20aにおける異物の付着状況に応じて、所望の位置に掻き取り部3を移動させて掻き取ることができるため、ローラ部材20の清掃が効率的となる。
従って、省スペースであり、しかも、ローラ部材20を効率的に清掃可能となる。
なお、第1実施形態と共通する部分については共通の符号を付して説明を繰り返さない。
また、制御部9は、検知部19の検知結果に基づいて掻き取り部3を幅方向に移動させる機能を有している。このように、本実施形態では、制御部9が移動制御部にも相当する。
また、制御部9は、検知部19の検知結果に基づいて掻き取り部3がローラ部材20の表面20aに接触しており、該表面20aを清掃可能な位置と、ローラ部材20の表面20aから離間しており、該表面20aを清掃不能な非清掃位置との間で回動させる機能を有している。すなわち、検知部19の検知結果に基づいて掻き取り部3がローラ部材20の表面20aと接触している清掃状態と、ローラ部材20の表面20aから離間している非清掃状態とを切り替える切り替え機能を有している。このように、本実施形態では、制御部9が切り替え制御部にも相当する。
また、本実施形態の清掃方法においては、幅方向における掻き取り部3の位置を検知部19によって検知し、検知部19の検知結果に基づいて掻き取り部3を幅方向に移動させる。さらに、検知部19の検知結果に基づいて掻き取り部3を回動させてローラ部材20の表面20aに接触している清掃状態と、ローラ部材20の表面20aから離間している非清掃状態とを切り替える。
それ以外の構成については、第1実施形態と同様であるため、説明を繰り返さない。
かかる検知部19としては、例えば、近接センサー、リミットスイッチ、光電管センサー等が挙げられる。
これにより、より効率的にローラ部材20を清掃することができる。
これにより、より効率的にローラ部材20を清掃することができる。
Claims (6)
- ローラ部材の清掃装置であって、
前記ローラ部材の幅方向において前記ローラ部材よりも短く形成され、且つ、回転している前記ローラ部材の表面に接触しつつ前記幅方向に移動可能な掻き取り部と、
前記ローラ部材の前記幅方向外側に配されて、前記掻き取り部に付着した異物を除去可能な除去部とを備え、
前記除去部は、互いに対向して配されて回転することによって前記掻き取り部に付着した異物を掻き取って除去する一対の回転ブラシ部を有する、ローラ部材の清掃装置。 - 前記幅方向における前記掻き取り部の位置を検知可能な検知部と、
前記検知部の検知結果に基づいて前記掻き取り部を前記幅方向に移動させる移動制御部とをさらに備えた、請求項1に記載のローラ部材の清掃装置。 - 前記幅方向における前記掻き取り部の位置を検知可能な検知部と、
前記検知部の検知結果に基づいて、前記掻き取り部が前記ローラ部材の表面に接触している清掃状態と、前記ローラ部材の表面から離間している非清掃状態とを切り替える切替制御部とをさらに備えた、請求項1または2に記載の清掃装置。 - ローラ部材の清掃方法であって、
回転している前記ローラ部材の表面に、前記ローラ部材の幅方向において前記ローラ部材よりも短く形成された掻き取り部を接触させつつ幅方向に移動させ、
前記ローラ部材の前記幅方向外側において、前記掻き取り部に付着した異物を除去部によって除去し、
前記除去部は、互いに対向して配されて回転することによって前記掻き取り部に付着した異物を掻き取って除去する一対の回転ブラシ部を有する、ローラ部材の清掃方法。 - 前記幅方向における前記掻き取り部の位置を検知部によって検知し、
前記検知部の検知結果に基づいて前記掻き取り部を前記幅方向に移動させる、請求項4に記載のローラ部材の清掃方法。 - 前記幅方向における前記掻き取り部の位置を検知部によって検知し、
前記検知部の検知結果に基づいて、前記掻き取り部が前記ローラ部材の表面に接触している清掃状態と、前記ローラ部材の表面から離間している非清掃状態とを切り替える、請求項4または5に記載の清掃方法。
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