JP6526592B2 - エレベーター - Google Patents

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Description

本発明は、建築構造物に設けられた乗り場の出入り口や乗りかごの開口部に設けられる枠部材を有するエレベーターに関するものである。
エレベーターには、人や物を乗り降りするために、建築構造物の各階に出入り口が設けられている。同様に、人や物が載置される乗りかごにも人や物が出入りする開口部が設けられている。また、出入り口の外縁部や乗りかごの開口部の外縁部には、開口を囲むようにして枠部材が設けられている。
従来の枠部材としては、例えば特許文献1に記載されているようなものがある。特許文献1には、凸型L字ガイド部を有する左右縦枠と凹型L字ガイド孔を有する上枠によって構成されたエレベーターの乗り場出入口枠が記載されている。そして、特許文献1に記載された技術は、左右縦枠と上枠を連結・固定する場合、凹型L字ガイド孔に凸型L字ガイド部を挿入するとともに、ボルトにて固定している。
特開平11−255454号公報
しかしながら、乗り場の出入り口や、乗りかごの開口部は、四角形状に開口されているため、その角部は、直角に形成されている。また、近年では、意匠性を向上させるために、縦枠と上部枠が連結される角部が湾曲した枠部材が求められている。そして、角部が湾曲した枠部材を出入り口や開口部に取り付けた場合、枠部材の角部と出入り口や開口部の角部との間に隙間が発生する。その結果、従来の枠部材を有するエレベーターでは、枠部材の角部と出入り口や開口部の角部との間に隙間が発生し、乗り場の出入り口や乗りかごの開口部の美観が損なわれる、という問題を有していた。
本発明の目的は、上記の問題点を考慮し、縦枠と上部枠が連結される角部が湾曲した枠部材であっても乗り場の出入り口や乗りかごの開口部の美観が損なわれることを防ぐことができるエレベーターを提供することにある。
上記課題を解決し、本発明の目的を達成するため、本発明のエレベーターは、乗り場の出入り口、又は乗りかごの開口部に設けられる枠部材を備えたエレベーターである。
枠部材は、一対の縦枠と、上部枠と、角部枠と、を備えている。一対の縦枠は、出入り口又は開口部における水平方向の両側に配置される。上部枠は、出入り口又は開口部における上下方向の上端部に配置される。角部枠は、縦枠と上部枠を連結し、出入り口又は開口部の角部に配置される。
また、縦枠、上部枠及び角部枠は、枠本体と、鍔部とを有する。枠本体は、出入り口又は開口部における化粧面を有する側板の開口側の縁部と対向する。そして、鍔部は、枠本体から突出し、側板の縁部を覆うと共に化粧面と対向する。また、鍔部は、枠本体から化粧面に向けて傾斜して設けられる。
本発明のエレベーターによれば、乗り場の出入り口や乗りかごの開口部の美観が損なわれることを防ぐことができる。
本発明の第1の実施の形態例にかかるエレベーターを示す概略構成図である。 本発明の第1の実施の形態例にかかる枠部材を乗り場側から見た正面図である。 本発明の第1の実施の形態例にかかる枠部材の角部枠を昇降路側から背面図である。 本発明の第1の実施の形態例にかかる枠部材の角部枠を示す側面図である。 本発明の第1の実施の形態例にかかる枠部材の角部を示す斜視図である。 図2に示すA−A線断面図である。 図2に示すB−B線断面図である。 本発明の第1の実施の形態例にかかる枠部材において仕上げ壁が傾斜した状態を示す断面図である。 本発明の第2の実施の形態例にかかる枠部材を示す断面図である。 本発明の第3の実施の形態例にかかる枠部材の縦枠を示す断面図である。 本発明の第3の実施の形態例にかかる枠部材の縦枠を示す断面図である。 本発明の第3の実施の形態例にかかる枠部材の上部枠を示す断面図である。 本発明の第3の実施の形態例における枠部材の縦枠を示すもので、図11よりも仕上げ壁と建屋側ドアの間隔が狭い例を示す断面図である。 本発明の第4の実施の形態例にかかる枠部材の縦枠を示す断面図である。 本発明の第5の実施の形態例にかかる枠部材の縦枠を示す断面図である。 本発明の第6の実施の形態例にかかる枠部材の縦枠を示す断面図である。
以下、エレベーターの実施の形態例について、図1〜図16を参照して説明する。なお、各図において共通の部材には、同一の符号を付している。
1.第1の実施の形態例
1−1.エレベーターの構成
まず、第1の実施の形態例(以下、「本例」という。)にかかるエレベーターの構成について、図1を参照して説明する。
図1は、本例のエレベーターの構成例を示す概略構成図である。
図1に示すように、本例のエレベーター1は、建物構造物内に形成された昇降路110内を昇降動作する。エレベーター1は、人や荷物を載せる乗りかご120と、ロープ130と、釣合錘140と、巻上機100とを備える。昇降路110は、建築構造物内に形成され、その頂部には機械室160が設けられている。
巻上機100は、機械室160に配置され、ロープ130を巻き掛けることにより乗りかご120を昇降させる。また、巻上機100の近傍には、ロープ130が装架される反らせ車150が設けられている。
乗りかご120は、ロープ130を介して釣合錘140と連結される。そして、巻上機100が駆動することで、乗りかご120及び釣合錘140は、昇降路110内を昇降する。
ここで、建築構造物200の各階における乗りかご120が停止する乗り場201には、人や物が乗りかご120へ出入りするための出入り口202が設けられている。出入り口202は、四角形状に開口している。出入り口202にける昇降路110側には、建屋側ドアユニット180が設けられている。建屋側ドアユニット180は、出入り口202における上下方向の上端部に設けられている。建屋側ドアユニット180には、建屋側ドア182が開閉可能に取り付けられている。
また、出入り口202における昇降路110と反対側、すなわち乗り場201側の外縁部には、乗り場側枠部材10が固定されている。乗り場側枠部材10の詳細な構成については、後述する。
乗りかご120は、中空の直方体状に形成されたかご室121と、かご側ドアユニット122と、かご側ドア123とを有している。かご室121における乗り場201側と対向する一面には、開口部124が形成されている。開口部124は、四角形状に開口している。かご室121の開口部124の外縁部には、かご側枠部材90が固定されている。
かご室121の開口部124における乗り場201側には、かご側ドアユニット122が設けられている。かご側ドアユニット122は、開口部124における上下方向の上端部に設けられている。かご側ドアユニット122には、かご側ドア123が開閉可能に取り付けられている。
1−2.乗り場側枠部材
次に、図2〜図7を参照して、乗り場側枠部材10及びかご側枠部材90の詳細な構成について説明する。なお、かご側枠部材90の構成は、乗り場側枠部材10の構成と同一であるためその説明は省略する。
図2は、乗り場側枠部材10を乗り場側から見た正面図、図3は、乗り場側枠部材10における角部を乗りかご側から見た背面図である。
図2に示すように、乗り場側枠部材10は、一対の縦枠11、11と、上部枠12と、2つの角部枠13、13とを有している。一対の縦枠11、11は、出入り口202における水平方向の両側に配置されている。上部枠12は、出入り口202における上下方向の上端部に配置されている。図2及び図3に示すように、角部枠13は、縦枠11の上下方向の上端部に配置されている。そして、角部枠13は、縦枠11と上部枠12を連結し、出入り口202の角部に配置される。
また、縦枠11と角部枠13、及び上部枠12と角部枠13は、不図示の連結部材により連結されている。
[角部枠]
次に、図3〜図5を参照して角部枠13の構成について説明する。
図4は、角部枠13を示す側面図、図5は、角部枠13を示す斜視図である。
図3〜図5に示すように、角部枠13は、枠本体21と、鍔部22と、突起23とを有している。枠本体21は、略垂直に屈曲し、かつ内側が湾曲した形状に形成されている。枠本体21は、第1平面部21aと、第2平面部21bと、湾曲面部21cと、面取り部21dと、第1連結面21eと、第2連結面21fと、端面部21gと、接続面部21hとを有している。
第1平面部21aは、角部枠13を出入り口202に取り付けた際に、出入り口202の上端部において水平方向と平行に配置される。第1連結面21eは、第1平面部21aにおける出入り口202の側部と対向する端部と反対側の端部から略垂直に連続している。角部枠13を出入り口202に取り付けた際に、第1連結面21eは、後述する上部枠12の端面と対向する。
第1平面部21aにおける第1連結面21eと連続する端部と反対側の端部には、接続面部21hが連続している。接続面部21hにおける第1平面部21aが連続する端部と反対側の端部には、第2平面部21bが連続している。
第2平面部21bは、角部枠13を出入り口202に取り付けた際に、出入り口202の側部において上下方向と平行に配置される。第2連結面21fは、第2平面部21bにおける接続面部21hと連続する端部と反対側の端部に連続して設けられている。また、第2連結面21fは、第2平面部21bと略垂直に連続している。角部枠13を出入り口202に取り付けた際に、第2連結面21fは、後述する縦枠11の端面と対向する。
角部枠13を出入り口202に取り付けた際に、第1平面部21a、第2平面部21b及び接続面部21hは、出入り口202の外縁部と対向する。そして、第1平面部21a及び第2平面部21bには、出入り口202を構成し、かつ化粧面となる仕上げ壁203の端面が当接する。また、接続面部21hと仕上げ壁203における開口側の縁部との間には、隙間Sが形成される。なお、仕上げ壁203は、側板の一例を示し、乗りかご120では、かご室121を形成する側板パネルが側板の一例を示す。
また、第1平面部21a、第2平面部21b、接続面部21h、第1連結面21e及び第2連結面21fにおける仕上げ壁203が当接する側と反対側、すなわち昇降路110側の端部には、端面部21gが略垂直に連続している。端面部21gは、角部枠13を出入り口202に取り付けた際に、乗り場201と反対側、すなわち昇降路110側を臨む。
湾曲面部21cは、第1連結面21eにおける第1平面部21aと反対側の端部、及び第2連結面21fにおける第2平面部21bと反対側の端部から略垂直に連続している。湾曲面部21cは、第1連結面21e側の端部から第2連結面21f側の端部にかけて所定の曲率半径で湾曲している。
角部枠13を出入り口202に取り付けた際に、湾曲面部21cは、仕上げ壁203の縁部よりも開口側、すなわち内側に配置される。また、湾曲面部21cにおける端面部21gが連続する端部と反対側の端部には、面取り部21dが連続している。
面取り部21dは、枠本体21における乗り場201側の角部のうち、仕上げ壁203と対向する側の角部と反対側の角部を曲面状に形成したものである。
鍔部22は、面取り部21dにおける湾曲面部21cと反対側の端部から連続して設けられている。また、鍔部22は、第1平面部21a、第2平面部21b及び接続面部21hと略垂直に連続している。
鍔部22は、扇形の平板状に形成されている。鍔部22は、枠本体21の第1平面部21a、第2平面部21b及び接続面部21hの端部から、湾曲面部21cとは反対方向に向けて突出している。鍔部22の外縁部は、湾曲面部21cと同心円上に形成されている。そして、鍔部22の外縁部の曲率半径は、湾曲面部21cの曲率半径よりも大きく設定される。
この鍔部22は、角部枠13を出入り口202に取り付けた際に、仕上げ壁203の化粧面である乗り場201側の一面203aと対向する。そして、鍔部22は、仕上げ壁203における開口側の縁部を覆う。そのため、枠本体21と仕上げ壁203の縁部に形成された隙間Sは、鍔部22によって覆われる。これにより、出入り口202を乗り場201側から見た際に、仕上げ壁203と角部枠13の枠本体21との隙間が隠され、乗り場側枠部材10の美観の向上を図ることができる。
さらに、隙間Sにコーキング材を充填する手間を省くことができ、乗り場側枠部材10の取り付け作業の作業性を向上させることができる。
鍔部22における第1平面部21a、第2平面部21b及び接続面部21hからの突出長さは、少なくとも枠本体21と仕上げ壁203の開口側の縁部の間に生じた隙間Sを覆うことが可能な長さであればよい。すなわち、鍔部22の突出長さは、枠本体21と仕上げ壁203の縁部との隙間の長さよりも長く設定される。
また、本例の角部枠13では、鍔部22を湾曲面部21cと同心円となる扇形状に形成した例を説明したが、これに限定されるものではない。鍔部22は、六角形や八角形等の多角形により形成し、複数の直線を組み合わせることで全体として円弧と類似する形状としてもよい。また、湾曲面部21cも鍔部22と同様用に、六角形や八角形等の多角形により形成し、複数の直線を組み合わせることで全体として円弧と類似する形状としてもよい。
また、鍔部22における第1平面部21a、第2平面部21b及び接続面部21hの反対側の端部、すなわち外縁部には、突起23が連続して形成されている。
突起23は、角部枠13を出入り口202に取り付けた際に、鍔部22における乗り場201側を向く正面部22aとは反対側の背面部22bに形成されている。なお、正面部22aは、枠本体21の湾曲面部21c及び面取り部21dと共に角部枠13の化粧面となる。背面部22bは、角部枠13を出入り口202に取り付けた際に、仕上げ壁203の一面203aと対向する。
突起23は、背面部22bから仕上げ壁203に向けて突出している。突起23は、鍔部22の外縁部に沿って連続する突条部である。すなわち、突起23は、鍔部22が延在する方向に沿って連続する突起23は、角部枠13を出入り口202に取り付けた際に、仕上げ壁203の一面203aに当接する。
[上部枠]
次に、図3及び図6を参照して、上部枠12の構成について説明する。
図6は、図2に示すA−A線断面図である。
図3及び図6に示すように、上部枠12は、枠本体25と、鍔部22と、突起23とを有している。枠本体25は、略直方体状に形成されている。枠本体25は、上部枠12を出入り口202に取り付けた際に、仕上げ壁203の開口よりも内側に配置される。
枠本体25は、仕上げ壁203の縁部と対向する平面部25aと、平面部25aと対向する対向面部25bと、面取り部25cと、端面部25dとを有している。また、枠本体25は、角部枠13の第1連結面21eと対向する2つの連結面25eを有している。
平面部25aにおける乗り場201側の端部には、仕上げ壁203が当接する。また、平面部25aには、L字状に形成された固定部材41が固定ボルト43を介して固定される。
平面部25aにおける乗り場201側と反対側の端部には、端面部25dが略垂直に連続している。端面部25dには、上部継ぎ足し枠42が当接する。また、上部継ぎ足し枠42は、固定ボルト43を介して固定部材41に固定される。これにより、上部枠12は、固定部材41を介して上部継ぎ足し枠42に固定される。
ここで、出入り口202の化粧面となる仕上げ壁203と、建屋側ドアユニット180及び建屋側ドア182との間には、建築構造物200の構造壁204が配置されている。上部継ぎ足し枠42は、構造壁204の厚さに応じて、その長さが調整される。これにより、仕上げ壁203及び乗り場側枠部材10と、建屋側ドアユニット180及び建屋側ドア182との隙間が、上部継ぎ足し枠42によって覆われる。また、上部継ぎ足し枠42には、建屋側ドアユニット180が固定される。
また、上部枠12と角部枠13を連結した際、平面部25aが、角部枠13の第1平面部21aと同一平面上に配置され、対向面部25bが角部枠13の湾曲面部21cと同一平面上に配置される。対向面部25bにおける端面部25dと反対側の端部には、面取り部25cが連続している。
面取り部25cは、枠本体25における乗り場201側の角部のうち、仕上げ壁203と対向する側の角部と反対側の角部を曲面状に形成したものである。この面取り部25cの曲率半径は、角部枠13の面取り部21dの曲率半径と同じに設定されている。そして、面取り部25cは、上部枠12と角部枠13を連結した際、角部枠13の面取り部21dと連続するように配置される。
鍔部26は、面取り部25cにおける対向面部25bと反対側の端部から連続して設けられている。また、鍔部26は、平面部25aにおける端面部25dと反対側の端部から略垂直に連続している。
鍔部26は、平板状に形成されている。鍔部26は、平面部25aの端部から、対向面部25bと反対方向に向けて突出している。鍔部26は、上部枠12を出入り口202に取り付けた際に、仕上げ壁203の一面203aと対向する。そして、鍔部26は、仕上げ壁203の縁部と、仕上げ壁203及び枠本体25に生じた隙間を覆う。その結果、角部枠13の鍔部22と同様に、仕上げ壁203と上部枠12の枠本体25との隙間が覆われ、乗り場側枠部材10の美観の向上を図ることができる。
また、鍔部26は、上部枠12と角部枠13を連結した際に、角部枠13の鍔部22と連結するように配置される。鍔部26における乗り場201側を向く正面部26aは、角部枠13における鍔部22の正面部22aと同一平面上に配置される。
さらに、鍔部26における正面部26aと反対側の背面部26bには、突起27が形成されている。なお、角部枠13と同様に、正面部26aは、枠本体25の対向面部25b及び面取り部25cと共に上部枠12の化粧面となる。そして、背面部26bは、上部枠12を出入り口202に取り付けた際に、仕上げ壁203の一面203aと対向する。
突起27は、背面部26bから仕上げ壁203に向けて突出している。突起27は、鍔部26の外縁部に沿って連続する突条部である。上部枠12と角部枠13を連結した際に、突起27は、角部枠13の突起23と連続するように配置される。また、突起27は、上部枠12を出入り口202に取り付けた際に、仕上げ壁203の一面203aに当接する。
[縦枠]
次に、図3及び図7を参照して、一対の縦枠11の構成について説明する。
図7は、図2に示すB−B線断面図である。
図3及び図7に示すように、縦枠11は、枠本体15と、鍔部16と、突起17とを有している。枠本体15は、上部枠12の枠本体25と同様に、略直方体状に形成されている。枠本体15は、縦枠11を出入り口202に取り付けた際に、仕上げ壁203の開口よりも内側に配置される。
枠本体15は、平面部15aと、対向面部15bと、面取り部15cと、端面部15dとを有している。また、枠本体15は、角部枠13の第2連結面21fと対向する連結面15eを有している。
平面部15aには、上部枠12の平面部25aと同様に、仕上げ壁203が当接する。また、枠本体15は、固定部材51を介して側部継ぎ足し枠52に連結される。枠本体15と固定部材51との固定、及び固定部材51と側部継ぎ足し枠52との固定は、それぞれ固定ボルト53により行われる。
縦枠11と角部枠13を連結した際、平面部15aが、角部枠13の第2平面部21bと同一平面上に配置され、対向面部15bが角部枠13の湾曲面部21cと同一平面上に配置される。
なお、面取り部15cは、上部枠12の面取り部25cと同様に、枠本体15の角部を曲面状に形成したものである。この面取り部15cの曲率半径は、上部枠12の面取り部25c及び角部枠13の面取り部21dの曲率半径と同じに設定されている。そして、面取り部15cは、縦枠11と角部枠13を連結した際に、角部枠13の面取り部21dと連続するように配置される。これにより、乗り場側枠部材10における乗り場201側の角部全体が、曲面状に面取りされることで、乗り場側枠部材10の意匠性の向上を図ることができる。
鍔部16は、上部枠12と同様に、面取り部15cにおける対向面部15bと反対側の端部から連続して設けられている。また、鍔部16は、平面部15aにおける端面部15dと反対側の端部から略垂直に連続している。また、鍔部16は、上部枠12の鍔部26と同一の構成を有しているため、その説明は省略する。
そして、鍔部16は、縦枠11を出入り口202に取り付けた際に、仕上げ壁203の一面203aと対向し、仕上げ壁203の縁部と、仕上げ壁203及び枠本体15に生じた隙間を覆う。これにより、角部枠13及び上部枠12と同様に、仕上げ壁203と縦枠11の枠本体15との隙間が覆われ、乗り場側枠部材10の美観の向上を図ることができる。
また、鍔部16は、縦枠11と角部枠13を連結した際に、角部枠13の鍔部22に連続するように配置される。鍔部16における乗り場201側を向く正面部16aは、角部枠13における鍔部22の正面部22aと同一平面上に配置される。
さらに、鍔部16における正面部16aと反対側の背面部16bには、突起17が形成されている。突起17は、背面部16bから仕上げ壁203に向けて突出している。突起17は、鍔部16の外縁部に沿って連続する突条部である。縦枠11と角部枠13を連結した際に、突起17は、角部枠13の突起23と連続するように配置される。また、突起17は、縦枠11を出入り口202に取り付けた際に、仕上げ壁203の一面203aに当接する。
本例の乗り場側枠部材10によれば、鍔部16、22、26に突起17、23、27を設けたことで、縦枠11、上部枠12及び角部枠13と、仕上げ壁203の一面203aとの間に生じる隙間を突起17、23、27で覆うことができる。また、縦枠11、上部枠12及び角部枠13の突起17、23、27は、鍔部16、22、26に沿って連続して延在する突状であるため、仕上げ壁203と間を隙間なく覆うことが可能となる。
その結果、縦枠11、上部枠12及び角部枠13と仕上げ壁203の一面203aとの間に生じた隙間に、コーキング材等を充填する手間を省くことができ、作業性を向上させることができる。さらに、乗り場側枠部材10の美観がコーキング材によって損なわれることを防ぐことも可能となる。
図8は、仕上げ壁203が水平方向及び上下方向で形成される平面に対して傾斜した状態を示す断面図である。
図8に示すように、仕上げ壁203が傾斜したりして、仕上げ壁203と乗り場側枠部材10との取り付け誤差が発生するおそれがある。その結果、仕上げ壁203の一面203aと、鍔部16、22、26との間に生じる隙間が大きくなるおそれがある。
これに対し、本例の乗り場側枠部材10によれば、鍔部16、22、26に突起17、23、27により、鍔部16、22、26と仕上げ壁203の一面203aに生じた隙間を埋めることできる。これにより、取り付け誤差によって生じた仕上げ壁203の一面203aとの隙間を、コーキング材等を用いることなく塞ぐことができ、乗り場側枠部材10の美観が損なわれることを防ぐことができる。
なお、突起17、23、27の突出形状、すなわち水平方向又は上下方向で切断した断面形状は、種々に設定されるものである。例えば、突起17、23、27の突出先端の角部を曲面状に形成した場合、突起17、23、27の突出先端を仕上げ壁203の傾斜に追従させて常に接触させることができる。
また、突起17、23、27の突出先端を鋭角に形成し、突起17、23、27の断面形状を三角形状に形成した場合、突起17、23、27を仕上げ壁203に食い込ませることができる。その結果、仕上げ壁203の一面203aと乗り場側枠部材10との間に生じる隙間を確実に塞ぐことができる。
2.第2の実施の形態例
次に、第2の実施の形態例にかかるエレベーターについて図9を参照して説明する。
図9は、第2の実施の形態例にかかるエレベーターにおける乗り場側枠部材の要部を示す断面図である。
第2の実施の形態例にかかる乗り場側枠部材70が、第1の実施の形態例にかかる乗り場側枠部材10と異なる点は、鍔部の形状である。そのため、ここでは、鍔部について説明し、第1の実施の形態例にかかる乗り場側枠部材10と共通する部分には、同一の符号を付して重複した説明を省略する。
図9に示すように、乗り場側枠部材70における縦枠71は、枠本体75と鍔部76とを有している。鍔部76は、枠本体75における乗り場201と反対側の端部から仕上げ壁203に向けて突出している。また、鍔部76は、枠本体75の端部から仕上げ壁203の一面203aに向けて傾斜している。そして、鍔部76の先端部は、仕上げ壁203の一面203aに当接する。
なお、乗り場側枠部材70を構成する不図示の上部枠及び角部枠も、縦枠71と同様に鍔部を有している。そして、上部枠及び角部枠の鍔部も縦枠71の鍔部76と同様に、仕上げ壁203の一面203aに向けて傾斜している。
その他の構成は、上述した第1の実施の形態例にかかるエレベーターの乗り場側枠部材10と同様であるため、それらの説明は省略する。このような構成を有する乗り場側枠部材70によっても、上述した第1の実施の形態例にかかる乗り場側枠部材10と同様の作用及び効果を得ることができる。
3.第3の実施の形態例
次に、図10〜図12を参照して、第3の実施の形態例にかかるエレベーターについて説明する。
図10は、第3の実施の形態例にかかる乗り場側枠部材の縦枠及び上部枠を示す断面図、図11は、第3の実施の形態例にかかる乗り場側枠部材の縦枠を示す断面図、図12は、第3の実施の形態例にかかる乗り場側枠部材の上部枠を示す断面図である。
ここで、上述した第1の実施の形態例にかかる乗り場側枠部材(以下、単に「枠部材」という)10、及び第2の実施の形態例にかかる枠部材70は、仕上げ壁203の一面203aから建屋側ドア182までの間隔を調整するために、固定枠の一例を示す上部継ぎ足し枠42及び側部継ぎ足し枠52が設けられている。そのため、枠本体15、25、75と上部継ぎ足し枠42又は側部継ぎ足し枠52との間には、継ぎ目が発生し、枠部材全体の美観が低下していた。
第3の実施の形態例にかかる枠部材300は、このような美観の低下を防ぐことができるものである。そのため、第1の実施の形態例にかかる枠部材10と共通する部分には、同一の符号を付して重複した説明を省略する。
図10及び図11に示すように、枠部材300の縦枠301及び上部枠302は、枠本体305と、鍔部306と、突起307とを有している。枠本体305は、一つの過度部が円弧状に切り欠かれた略直方体状に形成されている。そして、枠本体305は、鍔部306から略垂直に屈曲し、鍔部306から離反する方向に向けて延在している。
枠本体305における仕上げ壁203の縁部と対向する平面部305aには、複数の溝部311が形成されている。複数の溝部311は、仕上げ壁203と建屋側ドア182が対向する方向(以下、「幅方向」という)に沿って等間隔に形成されている。また、複数の溝部311は、平面部305aにおいて幅方向と直交し、平面部305aと対向面部15bが対向する方向とも直交する方向、すなわち枠本体305が延伸する方向に連続して形成されている。
また、枠本体305には、複数の空隙部312が形成されている。複数の空隙部312は、平面部305aに形成された複数の溝部311における隣り合う2つの溝部311の間に位置するように形成されている。枠本体305に複数の空隙部312を形成することで、枠本体305の軽量化を図ることができる。
図11に示すように、枠本体305における幅方向の長さは、仕上げ壁203と建屋側ドア182の間隔に対応して設定されている。そして、枠本体305の平面部305aには、固定枠の一例を示す側部固定枠321が配置されている。
側部固定枠321は、長手方向と直交する方向で切断した断面形状が略コの字状をなす鋼材である。側部固定枠321は、出入り口202における昇降路110側の端部において、上下方向に沿って固定されている。また、側部固定枠321の上下方向の下端部は、建屋側ドア182が開閉可能に摺動する不図示のドアレールに固定される。側部固定枠321の上下方向の上端部は、後述する上部固定枠322に連結される。そして、側部固定枠321は、上部固定枠322と共に枠部材300を支持する。
側部固定枠321における構造壁204と反対側の一面には、枠本体305の平面部305aが重なり合う。また、側部固定枠321は、平面部305aにおける端面部305d側の端部の近傍に配置される。そして、枠本体305は、側部固定枠321に固定ボルト53を介して固定される。
これにより、側部固定枠321は、枠本体305によって覆われる。そのため、出入り口202を通過する乗客から、側部固定枠321は、枠本体305によって隠されるため、側部固定枠321が露出することで枠部材300の美観が損なわれることを防ぐことができる。
さらに、枠本体305が側部固定枠321と重なり合うのは、枠本体305における乗客から視認されない平面部305a側である。そのため、枠本体305と側部固定枠321との継ぎ目は、枠部材300の幅方向において隠すことができる。その結果、出入り口202を通過する乗客から枠本体305と側部固定枠321との継ぎ目が視認されなくなるため、枠部材300の美観の向上を図ることができる。
また、枠本体305における固定ボルト53が挿入される固定穴は、複数の溝部311における隣り合う2つの溝部311の間に形成される。枠本体305における2つの溝部311の間には、空隙部312が形成されているため、固定ボルト53を固定穴にねじ込む作業を容易に行うことができる。
また、枠本体305における建屋側ドア182側の端面である端面部305dには、平板状の防護板331が配置されている。防護板331は、枠本体305における端面部305d側の側部固定枠321との継ぎ目を覆う。これにより、枠本体305と側部固定枠321との継ぎ目が全て隠されるため、枠部材300の美観が、枠本体305と側部固定枠321との継ぎ目によって低下することを防ぐことができる。
さらに、防護板331が配置されるのは、仕上げ壁203よりも奥側となる建屋側ドア182と対向する一面である。そのため、乗客から視認されにくい位置に防護板331が配置されるため、防護板331によって枠部材300の美観が低下することがない。
また、図12に示すように、上部枠302における枠本体305の平面部305aには、固定枠の一例を示す上部固定枠322が固定ボルト53に固定されている。上部固定枠322は、出入り口202における昇降路110側の上端部に固定されている。また、上部固定枠322には、建屋側ドアユニット180が取り付けられる。
上部枠302においても、縦枠301と同様に、上部固定枠322は、上部枠302の枠本体305によって覆われる。さらに、枠本体305と側部固定枠321との継ぎ目は、枠部材300の幅方向において隠される。そのため、出入り口202を通過する乗客から上部固定枠322及び、この上部固定枠322と枠部材300との継ぎ目が視認されることを防ぐことができ、枠部材300の美観が低下することを防ぐことができる。
さらに、上部枠302においても、縦枠301と同様に、建屋側ドア182側の端面である端面部305dには、平板状の防護板331が配置される。
図13に示す例では、図11及び図12に示す例よりも、仕上げ壁203から建屋側ドア182までの間隔が狭い例を示している。図13に示す出入り口202に枠部材300を設置する場合、枠本体305を切断し、枠本体305の幅方向の長さを仕上げ壁203から建屋側ドア182までの間隔に対応させる。これにより、仕上げ壁203から建屋側ドア182までの間隔に対応した枠部材300を簡単に得ることができる。その結果、鍔部306に設けた突起307を確実に仕上げ壁203の一面203aに当接させることができる。
ここで、枠本体305の平面部305aには、幅方向に沿って等間隔に複数の溝部311が形成されている。そのため、枠本体305を切断する作業者は、複数の溝部311を目印にしながら切断作業を行うことができる。その結果、枠本体305を切断する作業を容易に行うことができる。
さらに、枠本体305には、軽量化を図るために複数の空隙部312が形成されている。そして、空隙部312を通過する箇所を切断する場合、枠本体305を切断する際に生じる切断抵抗を軽減することも可能となる。
また、角部枠の枠本体においても仕上げ壁203から建屋側ドア182まで延在し、に上述した縦枠301及び上部枠302の枠本体305と同様の構成を有しているため、その説明は省略する。なお、角部枠の第1平面部には、上部固定枠322が重なり合い、角部枠の第2平面部には、側部固定枠321が重なり合う。
その他の構成は、上述した第1の実施の形態例にかかるエレベーターの乗り場側枠部材10と同様であるため、それらの説明は省略する。このような構成を有する乗り場側枠部材300によっても、上述した第1の実施の形態例にかかる乗り場側枠部材10と同様の作用及び効果を得ることができる。
4.第4の実施の形態例
次に、第4の実施の形態例にかかるエレベーターについて図14を参照して説明する。
図14は、第4の実施の形態例にかかる乗り場側枠部材の縦枠を示す断面図である。
この第4の実施の形態例は、第3の実施の形態例にかかる防護板の形状を変更したものである。そのため、ここでは防護板についてのみ説明し、第3の実施の形態例と共通する部分には、同一の符号を付して重複した説明を省略する。
図14に示すように、防護板331Aは、一部が略垂直に屈曲した略L字状に形成されている。防護板331Aは、防護片331aと、折り返し片331bとを有している。防護片331aは、平板状に形成されており、枠本体305の端面部305d及び側部固定枠321と重なり合う。
折り返し片331bは、防護片331aにおける構造壁204とは反対側の端部、すなわち出入り口202を乗客が通過する側の端部から略垂直に屈曲している。そして、折り返し片331bは、枠本体305における対向面部305bに重なり合う。
折り返し片331bを設けたことで、枠本体305における切断される側の端部である端面部305dは、折り返し片331bによって覆われる。そのため、枠本体305の切断面が露出されることがなく、枠部材300の美観の向上を図ることができる。さらに、枠本体305の幅方向の長さに誤差が生じ、所定の長さよりも短くても、その誤差を折り返し片331bによって隠すことができる。
その他の構成は、上述した第1の実施の形態例にかかるエレベーターの乗り場側枠部材10と同様であるため、それらの説明は省略する。このような構成を有する防護板331Aを設けても、上述した第1の実施の形態例にかかる乗り場側枠部材10と同様の作用及び効果を得ることができる。
5.第5の実施の形態例
次に、第5の実施の形態例にかかるエレベーターについて図15を参照して説明する。
図15は、第5の実施の形態例にかかる乗り場側枠部材の縦枠を示す断面図である。
ここで、建築構造物200の仕上げ壁203と構造壁204との間には、仕上げ壁203を設置する際の調整用の隙間である調整代が設けられている。そのため、乗り場側から仕上げ壁203に力が加わると、仕上げ壁203が構造壁204側に押し込まれるおそれがあった。そのため、図15に示すように、第5の実施の形態例にかかる枠部材では、縦枠11に壁支持部材400を設けている。ここでは、壁支持部材400について説明し、第1の実施の形態例にかかる枠部材10と共通する部分には、同一の符号を付して重複した説明を省略する。
図15に示すように、壁支持部材400は、固定片401と、支持片402とを有している。固定片401は、縦枠11における枠本体15の平面部15aに固定されている。また、固定片401は、平面部15aにおける鍔部16側の端部の近傍に、所定の間隔を空けて固定ボルト53を介して固定されている。所定の間隔としては、例えば、仕上げ壁203の厚さ分の長さとなる。
支持片402は、固定片401における鍔部16側の端部から略垂直に連続している。そのため、壁支持部材400は、略L字状に屈曲して形成されている。固定片401を枠本体15に固定した場合、支持片402は、鍔部16と所定の間隔を空けて対向する。
仕上げ壁203は、壁支持部材400の支持片402と、鍔部16との間に挿入される。そのため、仕上げ壁203は、支持片402と鍔部16によって挟持される。そして、乗り場側から仕上げ壁203に力が加わっても、仕上げ壁203には支持片402が当接する。これにより、仕上げ壁203が構造壁204側に押し込まれることを防ぐことができる。
また、支持片402に鍔部16と同様に、仕上げ壁203に向けて突出する突起を設けてもよい。さらに、支持片402を固定片401の端部から仕上げ壁203に向けて傾斜させてもよく、あるいは弾性を有する板ばねで支持片402を構成してもよい。さらに、また、上部枠12においても壁支持部材400を設けてもよい。
6.第6の実施の形態例
次に、第6の実施の形態例にかかるエレベーターについて図16を参照して説明する。
図16は、第6の実施の形態例にかかる乗り場側枠部材の縦枠を示す断面図である。
第6の実施の形態例にかかる枠部材では、第3の実施の形態例にかかる枠部材300に、第5の実施の形態例にかかる枠部材と同様に、壁支持部材400を設けたものである。図16に示すように、壁支持部材400は、枠本体305の平面部305aに固定ボルト53を介して固定される。ここで、壁支持部材400を固定する固定ボルト53が挿入される固定穴は、空隙部312が形成された箇所に設けることが好ましい。これにより、固定ボルト53を固定穴にねじ込む作業を容易に行うことができる。
図16に示す第6の実施の形態例にかかる枠部材300の縦枠301においても、第5の実施の形態例にかかる縦枠11と同様に、仕上げ壁203が構造壁204側に押し込まれることを支持片402によって防ぐことができる。
なお、本発明は上述しかつ図面に示した実施の形態に限定されるものではなく、特許請求の範囲に記載した発明の要旨を逸脱しない範囲内で種々の変形実施が可能である。
なお、本明細書において、「平行」及び「直交」等の単語を使用したが、これらは厳密な「平行」及び「直交」のみを意味するものではなく、「平行」及び「直交」を含み、さらにその機能を発揮し得る範囲にある、「略平行」や「略直交」の状態であってもよい。
1…エレベーター、 10、70、300…乗り場側枠部材(枠部材)、 11、71、301…縦枠、 12、302…上部枠、 13…角部枠、 15、21、25、75、305…枠本体、 15a、25a、305a…平面部、 15b、25b,305b…対向面部、 15c、21d、25c…面取り部、 15e、25e…連結面、 15d、25d、305d…端面部、 16、22、26、76、306…鍔部、 16a、22a、26a…正面部、 16b、22b、26b…背面部、 17、23、27、307…突起、 21a…第1平面部、 21b…第2平面部、 21c…湾曲面部、 21e…第1連結面、 21f…第2連結面、 90…かご側枠部材、 100…巻上機、 110…昇降路、 121…かご室、 122…側ドアユニット、 123…かご側ドア、 124…開口部、 130…ロープ、 140…釣合錘、 150…反らせ車、 160…機械室、 180…建屋側ドアユニット、 182…建屋側ドア、 200…建築構造物、 201…乗り場、 202…出入り口、 203…仕上げ壁(側板)、 203a…一面(化粧面)、 204…構造壁、 311…溝部、 312…空隙部、 321…側部固定枠(固定枠)、 322…上部固定枠(固定枠)、 311、311A…防護板、 400…壁支持部材、 401…固定片、 402…支持片

Claims (10)

  1. 乗り場の出入り口、又は乗りかごの開口部に設けられる枠部材を備えたエレベーターにおいて、
    前記枠部材は、
    前記出入り口又は前記開口部における水平方向の両側に配置される一対の縦枠と、
    前記出入り口又は前記開口部における上下方向の上端部に配置される上部枠と、
    前記縦枠と前記上部枠を連結し、前記出入り口又は前記開口部の角部に配置される角部枠と、を備え、
    前記縦枠、前記上部枠及び前記角部枠は、
    前記出入り口又は前記開口部における化粧面を有する側板の開口側の縁部と対向する枠本体と、
    前記枠本体から突出し、前記側板の前記縁部を覆うと共に前記化粧面と対向する鍔部と、を有し、
    前記鍔部は、前記枠本体から前記化粧面に向けて傾斜して設けられる
    エレベーター。
  2. 前記鍔部における前記化粧面と対向する一面において、かつ前記枠本体と反対側の端部には、前記化粧面に向けて突出する突起が設けられる
    請求項1に記載のエレベーター。
  3. 前記突起は、前記鍔部が延在する方向に沿って連続する突条部である
    請求項2に記載のエレベーター。
  4. 前記鍔部における前記枠本体からの突出長さは、前記枠本体と前記側板の前記縁部との隙間の長さよりも長く設定される
    請求項1に記載のエレベーター。
  5. 前記角部枠における前記出入り口又は前記開口部における開口側には、所定の曲率を有する曲率面部が形成される
    請求項1に記載のエレベーター。
  6. 前記縦枠及び前記上部枠を支持する固定枠を有し、
    前記固定枠は、前記枠本体における前記縁部と対向する平面部に固定される
    請求項1に記載のエレベーター。
  7. 前記枠本体における前記鍔部から延在する長さは、前記側板から前記出入り口に設けられた建屋側ドア又は前記乗りかごの開口部に設けられたかご側ドアまでの間隔に応じて設定される
    請求項6に記載のエレベーター。
  8. 前記枠本体には、複数の空隙部が形成されている
    請求項6に記載のエレベーター。
  9. 前記枠本体の前記平面部には、前記枠本体が前記鍔部から延在する方向に等間隔に形成された複数の溝部が形成されている
    請求項6に記載のエレベーター。
  10. 前記枠本体に固定された壁支持部材を有し、
    前記壁支持部材は、前記鍔部と対向する支持片を有し、
    前記側板の前記縁部は、前記鍔部と前記支持片との間に挿入される
    請求項1に記載のエレベーター。
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