JP6526331B1 - エレベーターのかご - Google Patents

エレベーターのかご Download PDF

Info

Publication number
JP6526331B1
JP6526331B1 JP2018521129A JP2018521129A JP6526331B1 JP 6526331 B1 JP6526331 B1 JP 6526331B1 JP 2018521129 A JP2018521129 A JP 2018521129A JP 2018521129 A JP2018521129 A JP 2018521129A JP 6526331 B1 JP6526331 B1 JP 6526331B1
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
panel
car
opening
closing
design
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2018521129A
Other languages
English (en)
Other versions
JPWO2019150467A1 (ja
Inventor
宗一 中林
宗一 中林
亮 田澤
亮 田澤
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mitsubishi Electric Building Techno-Service Co Ltd
Original Assignee
Mitsubishi Electric Building Techno-Service Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Mitsubishi Electric Building Techno-Service Co Ltd filed Critical Mitsubishi Electric Building Techno-Service Co Ltd
Application granted granted Critical
Publication of JP6526331B1 publication Critical patent/JP6526331B1/ja
Publication of JPWO2019150467A1 publication Critical patent/JPWO2019150467A1/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B66HOISTING; LIFTING; HAULING
    • B66BELEVATORS; ESCALATORS OR MOVING WALKWAYS
    • B66B11/00Main component parts of lifts in, or associated with, buildings or other structures
    • B66B11/02Cages, i.e. cars
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B66HOISTING; LIFTING; HAULING
    • B66BELEVATORS; ESCALATORS OR MOVING WALKWAYS
    • B66B5/00Applications of checking, fault-correcting, or safety devices in elevators

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Civil Engineering (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Structural Engineering (AREA)
  • Cage And Drive Apparatuses For Elevators (AREA)
  • Maintenance And Inspection Apparatuses For Elevators (AREA)

Abstract

【解決手段】天井パネル(21)と、床パネル(23)と、壁パネル(30)と、壁パネル(30)のかご内部(26)の側に取り付けられる巾木(34)と、天井パネル(21)と床パネル(23)とに回転自在に取り付けられてかご内部(26)に向かって開放可能な左開閉パネル(40A)と、左開閉パネル(40A)のかご内部(26)の側に着脱自在に取り付けられる着脱巾木(44)と、着脱巾木(44)のかご外側に設けられる施錠解錠装置(50)と、を備え、左開閉パネル(40A)および着脱巾木(44)の大きさと意匠とは、壁パネル(30)および巾木(34)の大きさと意匠と同一である。これにより、かご内部(26)の意匠性を保ちつつ、かご内部(26)からかご(20)の外及び昇降路(10)の内部に設置された機器の保守、点検が可能なかご(20)を提供できる。

Description

本発明は、エレベーターのかごの構造に関する。
エレベーターの昇降路の中には制御装置や巻上機のような機器が配置されている。このような昇降路の中に配置された機器の保守、点検を行う場合には、技術者が昇降路内に入って保守、点検を行う必要がある。しかし、保守、点検の際に昇降路の中に入ることは、作業の効率化の観点から改善の余地がある。
そこで、エレベーターのかごの側板に点検口を設けて、昇降路内に設置された機器の点検をかごの中から行うことが可能なかごの構造(例えば、特許文献1参照)、或いは、側板を上下方向にスライドさせてかごの側壁の一部を開放し、機器の点検をかごの中から行うことができるかごの構造(例えば、特許文献2参照)などが提案されている。
特開2011−68428号公報 特開2015−51815号公報
しかし、特許文献1に記載された点検口はかご内部の壁面と意匠が異なるので見栄えが悪くなり、特許文献2に記載され構造は側板をスライドさせるレールがかご内部から見えるため見栄えが悪くなるという問題がある。また、エレベーターのかごは乗客が搭乗するものであるから、乗客が搭乗している際に点検口が開放されないように点検口或いはスライド式の側板に施錠解錠装置を取り付けることが必要となる。しかし、このような施錠解錠装置をかご内部の意匠面に配置すると見栄えが悪くなる上、保守、点検を行う技術者以外の者が誤って点検口を解錠し、点検口を開放してしまう可能性がある。
そこで、本発明は、かご内部の意匠性を保ちつつ、保守、点検を行う技術者のみがかご内部からかごの外及び昇降路内に設置された機器の保守、点検が可能なかごを提供することを目的とする。
本発明のエレベーターのかごは、天井パネルと、床パネルと、壁パネルと、前記壁パネルのかご内部の側に取り付けられる化粧板と、一方の側部が上下の回転ピンを介して前記天井パネルと前記床パネルとに回転自在に取り付けられて、他方の側部が前記かご内部に向かって開放可能な開閉パネルと、前記開閉パネルの前記かご内部の側に着脱自在に取り付けられる着脱化粧板と、前記開閉パネルの前記着脱化粧板のかご外側に設けられて前記開閉パネルの施錠解錠を行う施錠解錠装置と、を備え、前記かご内部から見た前記開閉パネルの大きさと意匠とは前記かご内部から見た前記壁パネルの大きさと意匠と同一であり、前記かご内部から見た前記開閉パネルに取り付けられた前記着脱化粧板の大きさと意匠とは前記かご内部から見た前記壁パネルに取り付けられた化粧板の大きさと意匠と同一であること、を特徴とする。
このように、かご内部から見た開閉パネルの大きさと意匠及び着脱化粧板の大ききと意匠を壁パネルの大きさと意匠及び化粧板の大きさと意匠と同一とすることにより、かご内部の意匠の統一性を確保して見栄えを向上させつつ、かご内部からかごの外及び昇降路内に設置された機器の保守、点検が可能となる。また、化粧板と全く同一意匠の着脱化粧板のかご外側に施錠解錠装置を隠すことにより、乗客が施錠解錠装置に気づくことを抑制し、保守、点検を行う技術者以外の者が誤って開閉パネルを開放してしまうことを抑制できる。
本発明のエレベーターのかごにおいて、前記化粧板は、前記壁パネルの下辺部の前記かご内部の側に取り付けられる巾木で、前記着脱化粧板は、前記開閉パネルの下辺部の前記かご内部の側に着脱自在に取り付けられる着脱巾木としてもよい。
開閉パネルの下辺部に設けられる着脱巾木は目立ちにくいので、着脱巾木のかご外側に施錠解錠装置を配置することにより、乗客が施錠解錠装置に気づくことをさらに抑制し、保守、点検を行う技術者以外の者が誤って開閉パネルを開放してしまうことをさらに抑制できる。
本発明のエレベーターのかごにおいて、前記開閉パネルと前記壁パネルとの間の縦目地の幅は、前記壁パネル間の縦目地の幅と同一としてもよい。
このように、縦目地の幅を同一にすることにより、更に意匠の統一性確保することができると共に、乗客が施錠解錠装置に気づくことをさらに抑制し、保守、点検を行う技術者以外の者が誤って開閉パネルを開放してしまうことをさらに抑制できる。
本発明のエレベーターのかごにおいて、前記開閉パネルの前記他方の側部と、前記開閉パネルの前記他方の側部と縦目地を形成する前記壁パネルの側部とは、それぞれ意匠面からかご外側に向かって折り曲げられた折り曲げ部を有し、前記開閉パネルの前記他方の側部に設けられた折り曲げ部の折り曲げ角度は、90度よりも大きくしてもよい。
この構成により、開閉パネルの折り曲げ部が壁パネルの折り曲げ部と干渉することがなくなり、開閉パネルと壁パネルとの縦目地の幅を狭くして、壁パネル間の縦目地の幅と同一幅にすることができる。
本発明は、かご内部の意匠性を保ちつつ、かご内部からかごの外及び昇降路内に設置された機器の保守、点検が可能なかごを提供することができる。
実施形態のかごを用いたエレベーターの平面断面図である。 実施形態のかごを用いたエレベーターの立面断面図である。 実施形態のかごを内部から見た斜視図である。 実施形態のかごの左開閉パネルの施錠解錠装置を含む左右方向の断面図である。 実施形態のかごの左開閉パネルの施錠解錠装置を含む前後方向の断面図である。 実施形態のかごの左開閉パネルを開放した状態をかご内部から見た斜視図である。 実施形態のかごの左開閉パネルと壁パネルとの平面断面図と縦目地の平面断面図である。
以下、図面を参照しながら本実施形態のエレベーター100のかご20について説明する。最初に図1、図2を参照しながら実施形態のかご20を用いたエレベーター100について説明する。以下の説明では、昇降路10の延びる方向を上下方向、かご20の乗場11の側を前側、反対側を後側、かご内部26から乗場11に向かって右側をかご20の右側、左側をかご20の左側として説明する。
図1、図2に示すように、エレベーター100は、ビルの昇降路10の内部に配置されたかご20を図示しないガイドレールに沿って上下方向に移動させ、ビルの各階の間でかご20に搭乗した乗客を輸送するものである。エレベーター100は、乗客を乗せるかご20と、かご20に接続されたワイヤ16と、ワイヤ16に接続された釣り合い錘15と、ワイヤ16を巻き上げてかご20を上下方向に移動させる巻上機14と、巻上機14やかご20のかごドア25の開閉等を制御する制御装置13とを含んでいる。制御装置13は一階部分の昇降路10の内部の左側の壁面に取り付けられており、巻上機14は、一階部分の昇降路10の内部の後側の壁面に沿って取り付けられている。
図2に示すように、かご20が一階で停止した状態では、かご20の床パネル23の上面は、一階の乗場11の床面と同一面となっており、乗場ドア12、かごドア25が開となると乗客がかご20に乗り降りできる。この状態において、制御装置13の上端はかご20の天井パネル21と床パネル23の間の天井パネル21寄りで制御装置13の下端は、かご20の床パネル23よりも少し低い位置となる。また、巻上機14は、主要部が床パネル23よりも上側となり、一部が床パネル23の下側となっている。
図1、図2に示すように、エレベーター100のかご20は、天井パネル21と、床パネル23と、前壁24と、かごドア25と、複数の壁パネル30と、左開閉パネル40Aと後開閉パネル40Bと、で構成される箱状の筐体である。
かご20の左側の壁面は、前側の左開閉パネル40Aと、中央と後側の壁パネル30によって構成されており、後側の壁面は、左側の後開閉パネル40Bと、中央と右側の壁パネル30とで構成されており、右側の壁面は、3枚の壁パネル30によって構成されている。
図3に示すように、左開閉パネル40Aは、一方の側部である前側部40Fの上端面に上回転ピン45が取り付けられており、前側の側部の下端面には上回転ピン45と同軸に下回転ピン46が取り付けられている。上回転ピン45は、天井パネル21のフランジ22に設けられた穴に回転自在に嵌まり込んでおり、下回転ピン46は、床パネル23の左端前側に設けられた穴に回転自在に嵌まり込んでいる。左開閉パネル40Aは、前側部40Fの上回転ピン45、下回転ピン46を中心に回転し、他方の側部である後側部40Rがかご20のかご内部26に向かって開放可能である。
図3に示すように、壁パネル30は、パネル本体31と、下辺部のかご内部26の側に取り付けられた化粧板である巾木34とを含んでいる。パネル本体31のかご外側には、上部補強部材32と、下部補強部材33とが取り付けられている。巾木34は、下部補強部材33のかご内部26の側に嵌め込まれている。図4に示すように、左開閉パネル40Aは、パネル本体41と、下辺部のかご内部26の側に着脱自在に取り付けられた着脱化粧板である着脱巾木44とを含んでいる。パネル本体41のかご外側には、上部補強部材42と、下部補強部材43とが取り付けられている。着脱巾木44は、下部補強部材43のかご内部26の側に嵌め込まれている。
図4、図7に示すように、パネル本体41は、平板状でかご内部26の側の意匠面41aと、前側部40Fと後側部40Rとに設けられる意匠面41aからかご外側に向かって折り曲げられた折り曲げ部41bと、を有している。
図4に示すように、上部補強部材42は、溝形断面の長手部材でウェブがパネル本体41のかご外側に取り付けられている。また。下部補強部材43は、略S字状に折り曲げ成形された長手部材で、溝部がかご内部26の側に向いた上側部分43aと溝部がかご外側に向いた下側部分43bとを含んでいる。上側部分43aの上側のフランジはパネル本体41のかご外側に取り付けられている。上側部分43aの下側のフランジの上面には、着脱巾木44のフランジを挟みこむ取り付け金物43cが設けられている。着脱巾木44は、意匠面44aと意匠面44aから下部補強部材43に向かって延びる2つのフランジ44bとを含んでいる。フランジ44bを下部補強部材43の上側部分43aの上側フランジと取り付け金物43cとに嵌合させることにより着脱巾木44をパネル本体41に取り付けることができる。また、ドライバ等の道具によって着脱巾木44をパネル本体41から取り外すことができる。
図3に示すように、左開閉パネル40Aの後側部40Rの下辺部には、左開閉パネル40Aの施錠解錠を行う施錠解錠装置50が取り付けられている。図4、図5に示すように、施錠解錠装置50は、左開閉パネル40Aの下辺部に取り付けられた下部補強部材43の上側部分43aの中に取り付けられている。着脱巾木44が下部補強部材43に嵌め込まれると、施錠解錠装置50は、着脱巾木44のかご外側に位置することになるので、かご内部26から見えなくなる。
施錠解錠装置50は、下部補強部材43の上側部分43aのウェブに取り付けられたシャフト51と、シャフト51の周りに回動可能に取り付けられた回転板52と、回転板52に取り付けられた上ロック棒53と下ロック棒54と、シャフト51に取り付けられたシリンダーキー55と、を含んでいる。
上ロック棒53は、回転板52の上側の取り付け穴に回転自在に取り付けられ、下補強部材の上側部分43aの上側フランジに設けられた長穴43d、上部補強部材42のフランジに設けられた長穴42a、天井パネル21のフランジ22に設けられた長穴22aを貫通している。また、下ロック棒54は、回転板52の下側の取り付け穴に回転自在に取り付けられ、下補強部材の長穴43eと床パネル23の長穴23bとを貫通している。長穴43d、42a、22aは、前後方向の長さが上ロック棒53の直径よりも大きく、シャフト51の中心から後側に向かって延び、左右方向の幅は上ロック棒53の直径より少し大きい程度の長穴である。また、長穴43e、23bは、シャフト51の中心から前側に向かって延びる長穴である。
シリンダーキー55は、鍵を差し込むと回転板52が回動可能となり鍵を外すと回転板52の回動を拘束するものである。
施錠解錠装置50は、シリンダーキー55に鍵を差し込んで上ロック棒53の取り付け板が真上で、下ロック棒54の取り付け位置が真下になるように回転板52を回動させると、図5に実線で示すように、上ロック棒53の上端が天井パネル21のフランジ22に設けられた長穴22aに嵌合し、下ロック棒54の下端が床パネル23の長穴23bに嵌合して左開閉パネル40Aを閉状態に保持する。また、図5に一転鎖線で示すように、回転板52を上ロック棒53の取り付け位置と下ロック棒54の取り付け位置が水平になるように回動させると、上ロック棒53、下ロック棒54の天井パネル21のフランジ22、床パネル23との嵌合が解かれ、左開閉パネル40Aが開閉可能となる。
以上、左開閉パネル40Aの構成について説明したが、後開閉パネル40Bの構成は左開閉パネル40Aと同一構成なので、説明は省略する。
左開閉パネル40Aを開放する際には、以下のような手順で開放する。まず、図3に示すような左開閉パネル40Aが閉じた状態で、着脱巾木44をドライバ等の工具を用いて下部補強部材43から取り外す。すると、図4、図5に示すように、かご内部26から施錠解錠装置50のシリンダーキー55が見える。鍵をシリンダーキー55に差し込んで、図5に一点鎖線で示すように、回転板52を上ロック棒53の取り付け位置と下ロック棒54の取り付け位置が水平になる位置まで回動させる。すると、上ロック棒53、下ロック棒54の天井パネル21のフランジ22、床パネル23との嵌合が外れる。左開閉パネル40Aの下部補強部材43をかご内部26に向かって手前に引くと、図6に示すように、左開閉パネル40Aの後側部40Rがかご内部26に向かって移動し、左開閉パネル40Aが開放される。図6に示すように、左開閉パネル40Aを開放すると左開閉パネル40Aと同一の大きさの開口28が出現する。図2に示すように、かご20が一階に停止している場合には、この開口28は、制御装置13の正面に位置するので、図6に示すように技術者29は、この開口28から制御装置13の保守、点検を行うことができる。
また、同様の手順で後開閉パネル40Bを開放すると、後側の開口28が出現する。後側の開口28は巻上機14の正面に位置するので、技術者29は、この後側の開口28から巻上機14の保守、点検を行うことができる。
そして、制御装置13、巻上機14の保守、点検が終了したら、左開閉パネル40A、後開閉パネル40Bを閉じ、上ロック棒53の取り付け位置が真上で、下ロック棒54の取り付け位置が真下になるように回転板52を回動させ、シリンダーキー55から鍵を抜くと左開閉パネル40A、後開閉パネル40Bが閉止される。そして、着脱巾木44を下部補強部材43に取り付けるとかご20は、図3に示すような当初の状態に戻る。
以上説明した、かご20の左開閉パネル40Aと後開閉パネル40Bの大きさとかご内部26から見た各意匠面41aの意匠は、各壁パネル30の大きさとかご内部26から見た各意匠面31aの意匠と同一である。また、左開閉パネル40Aと後開閉パネル40Bにそれぞれ取り付けられた着脱巾木44の大きさとかご内部26から見た着脱巾木44の意匠面44aの意匠は、各壁パネル30に取り付けられた各巾木34の大きさとかご内部26から見た各巾木34の各意匠面34aの意匠と同一である。これにより、かご内部26の意匠の統一性を確保して見栄えを向上させつつ、かご内部26からかご20の外及び昇降路10の内部に設置された機器の保守、点検を行うことが可能となる。
また、上記のような構成なので、かご内部26にいる乗客には、どのパネルが開閉可能なパネルなのか全く気付かないようになっている。さらに、施錠解錠装置50が着脱巾木44のかご外側に隠れて見えないようにしている。これにより、乗客が施錠解錠装置50に気づくことを抑制し、保守、点検を行う技術者以外の者が誤って左開閉パネル40A、後開閉パネル40Bを開放してしまうことを抑制できる。
図7(a)、図7(b)に示すように、左開閉パネル40Aの後側部40Rの折り曲げ部41bは、意匠面41aからかご外側に向かう折り曲げ角度θ1が90度以上となっている。また、左開閉パネル40Aの折り曲げ部41bと対向する壁パネル30の折り曲げ部31bの意匠面31aからかご外側に向かう折り曲げ角度θ2は略90度となっている。
このため、図7に一点鎖線で示すように、上回転ピン45、下回転ピン46の周りに左開閉パネル40Aを回転させて、左開閉パネル40Aを開放する場合に、折り曲げ部41bが隣接する壁パネル30の折り曲げ部31bと干渉することがなくなるので、図7(b)に示す左開閉パネル40Aの後側部40Rと隣接する壁パネル30との間に形成される縦目地47の幅d1を狭くできる。これにより、図7(b)に示す左開閉パネル40Aの後側部40Rと隣接する壁パネル30との間に形成される縦目地47の幅d1を図7(c)に示す互いに隣接する壁パネル30の間に形成される縦目地37の幅d2と同一幅にできる。このように、縦目地47、37の幅を同一にすることにより、かご内部26の意匠の統一性をさらに確保しつつ、かご内部26からかご20の外及び昇降路10の内部に設置された機器の保守、点検を行うことが可能となる。また、乗客が施錠解錠装置50に気づくことを更に抑制し、保守、点検を行う技術者以外の者が誤って左開閉パネル40A、後開閉パネル40Bを開放してしまうことを更に抑制できる。
以上説明した実施形態のかご20では、左開閉パネル40Aの下辺部に取り付けられる着脱巾木44のかご外側に施錠解錠装置50を配置することとして説明したが、これに限らず、例えば、壁パネル30の上辺部に化粧板として天井見切り板を取り付け、左開閉パネル40Aの上辺部に同一の大きさと意匠を備える着脱天井見切り板を取り付け、そのかご外側に施錠解錠装置50を配置してもよい。
10 昇降路、11 乗場、12 乗場ドア、13 制御装置、14 巻上機、15 釣り合い錘、16 ワイヤ、20 かご、21 天井パネル、22 フランジ、22a,23a,42a,43d,43e 長穴、23 床パネル、24 前壁、25 かごドア、26 かご内部、28 開口、29 技術者、30 壁パネル、31,41 パネル本体、31a,34a,41a,44a 意匠面、31b,41b 折り曲げ部、32,42 上部補強部材、33,43 下部補強部材、34 巾木、37,47 縦目地、40A 左開閉パネル、40B 後開閉パネル、40F 前側部、40R 後側部、43a 上側部分、43b 下側部分、43c 取り付け金物、44 着脱巾木、44b フランジ、45 上回転ピン、46 下回転ピン、50 施錠解錠装置、51 シャフト、52 回転板、53 上ロック棒、54 下ロック棒、55 シリンダーキー、100 エレベーター、d1,d2 幅、θ1,θ2 角度。

Claims (4)

  1. エレベーターのかごであって、
    天井パネルと、
    床パネルと、
    壁パネルと、
    前記壁パネルのかご内部の側に取り付けられる化粧板と、
    一方の側部が上下の回転ピンを介して前記天井パネルと前記床パネルとに回転自在に取り付けられて、他方の側部が前記かご内部に向かって開放可能な開閉パネルと、
    前記開閉パネルの前記かご内部の側に着脱自在に取り付けられる着脱化粧板と、
    前記開閉パネルの前記着脱化粧板のかご外側に設けられて前記開閉パネルの施錠解錠を行う施錠解錠装置と、を備え、
    前記かご内部から見た前記開閉パネルの大きさと意匠とは前記かご内部から見た前記壁パネルの大きさと意匠と同一であり、前記かご内部から見た前記開閉パネルに取り付けられた前記着脱化粧板の大きさと意匠とは前記かご内部から見た前記壁パネルに取り付けられた化粧板の大きさと意匠と同一であること、
    を特徴とするエレベーターのかご。
  2. 請求項1に記載のエレベーターのかごであって、
    前記化粧板は、前記壁パネルの下辺部の前記かご内部の側に取り付けられる巾木であり、
    前記着脱化粧板は、前記開閉パネルの下辺部の前記かご内部の側に着脱自在に取り付けられる着脱巾木であること、
    を特徴とするエレベーターのかご。
  3. 請求項1または2に記載のエレベーターのかごであって、
    前記開閉パネルと前記壁パネルとの間の縦目地の幅は、前記壁パネル間の縦目地の幅と同一であること、
    を特徴とするエレベーターのかご。
  4. 請求項3に記載のエレベーターのかごであって、
    前記開閉パネルの前記他方の側部と、前記開閉パネルの前記他方の側部と縦目地を形成する前記壁パネルの側部とは、それぞれ意匠面からかご外側に向かって折り曲げられた折り曲げ部を有し、
    前記開閉パネルの前記他方の側部に設けられた折り曲げ部の折り曲げ角度は、90度よりも大きいこと、
    を特徴とするエレベーターのかご。
JP2018521129A 2018-01-31 2018-01-31 エレベーターのかご Active JP6526331B1 (ja)

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
PCT/JP2018/003122 WO2019150467A1 (ja) 2018-01-31 2018-01-31 エレベーターのかご

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP6526331B1 true JP6526331B1 (ja) 2019-06-05
JPWO2019150467A1 JPWO2019150467A1 (ja) 2020-02-06

Family

ID=66730741

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2018521129A Active JP6526331B1 (ja) 2018-01-31 2018-01-31 エレベーターのかご

Country Status (3)

Country Link
JP (1) JP6526331B1 (ja)
CN (1) CN111629986B (ja)
WO (1) WO2019150467A1 (ja)

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP7248159B1 (ja) 2022-01-31 2023-03-29 フジテック株式会社 エレベータのかご室

Family Cites Families (15)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US4144689A (en) * 1978-02-23 1979-03-20 Westinghouse Electric Corp. Joint for interconnecting panels
JPS621186Y2 (ja) * 1981-05-18 1987-01-12
JP2000255943A (ja) * 1999-03-02 2000-09-19 Toshiba Fa Syst Eng Corp エレベータのかご室
NZ520792A (en) * 2002-08-14 2005-05-27 Fletcher Building Holdings Ltd A closure assembly of an opening of or in a building or like structure, said closure assembly including at least two mutually pivoted panels mounted with the mutual pivot axis at least substantially vertical and so as to be movable between a closed condition whereby said at least two panels at least
JP4293855B2 (ja) * 2003-06-30 2009-07-08 三菱電機株式会社 エレベータの乗りかご
CN201038681Y (zh) * 2006-05-09 2008-03-19 陈启星 预埋在踢脚线后面墙体内的布线槽
FI124982B (fi) * 2009-11-18 2015-04-15 Kone Corp Hissikorin hätäpoistumisovi
JP6178177B2 (ja) * 2013-09-05 2017-08-09 株式会社日立製作所 エレベータ装置
CN203946103U (zh) * 2014-07-14 2014-11-19 长春长客-庞巴迪轨道车辆有限公司 新型地铁车辆端部柜
WO2016162710A1 (en) * 2015-04-07 2016-10-13 Otis Elevator Company Locking system for panels of an elevator car and method of controlling access to an elevator shaft from the inside the car
US9745172B2 (en) * 2015-04-17 2017-08-29 Inpro Corporation Elevator cab protection system
JP6074024B1 (ja) * 2015-12-25 2017-02-01 東芝エレベータ株式会社 乗りかご
CN205857927U (zh) * 2016-06-21 2017-01-04 中山欧朗金属制品有限公司 分体快装锁面板
CN206203631U (zh) * 2016-10-12 2017-05-31 王群文 电梯厢内部系统装潢的模块化结构
CN107060147A (zh) * 2017-03-22 2017-08-18 上海华艺展览服务有限公司 一种蜂窝板及其连接件

Also Published As

Publication number Publication date
CN111629986B (zh) 2021-10-26
CN111629986A (zh) 2020-09-04
JPWO2019150467A1 (ja) 2020-02-06
WO2019150467A1 (ja) 2019-08-08

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP6250190B2 (ja) エレベータのかごドア装置
CN105392730B (zh) 电梯的轿厢门锁定装置
TWI531521B (zh) Vibration suppressing device for elevator hoist
EP1016614B1 (en) Controller for elevators
JP6526331B1 (ja) エレベーターのかご
JP2007091430A (ja) エレベータ装置
JP2013116807A (ja) エレベータのホールドア装置
CN110436313B (zh) 可打开的电梯轿壁板
JP2014189386A (ja) エレベータ制御盤及びそれを用いたエレベータ装置
JP5579159B2 (ja) エレベータのドアロック機構
JP2019142667A (ja) エレベータの乗場ドア解錠装置
JP2016222415A (ja) エレベータの乗りかご
JP2016145101A (ja) エレベータードア装置
JP5603178B2 (ja) エレベータ乗りかごの照明カバー装置
JP6289601B1 (ja) エレベータの三方枠装置
JP2009274835A (ja) エレベータ操作盤
JP2009096618A (ja) エレベータかご操作盤装置
JP2011152979A (ja) エレベータドア装置
JP7576410B2 (ja) エレベーター装置
CN113998570B (zh) 电梯装置
WO2016208071A1 (ja) エレベータのかご
WO2024042565A1 (ja) エレベーターの乗場ドア装置
JP2004067293A (ja) エレベータの戸開保持器具
JP6963756B2 (ja) エレベータ用乗場ドア及びエレベータ
WO2020003350A1 (ja) エレベータの制御盤

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20180423

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20190409

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20190507

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 6526331

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

S533 Written request for registration of change of name

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313533

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250