JP6522923B2 - 注出キャップ - Google Patents
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Description
本発明に係る注出キャップは、内容物が収容される容器本体に装着され、天壁部に内容物の注出孔が形成されたキャップ本体を備える注出キャップであって、前記天壁部における注出孔の開口周縁部には、前記天壁部と一体に形成され、前記注出孔と前記容器本体内とを連通する連通筒が下方に向けて延設され、前記連通筒内には、上下動自在に配設された弁体と、前記連通筒の下端部から前記連通筒の径方向の内側に向けて突出し、前記弁体が着座することで前記連通筒内と前記容器本体内との連通を遮断する弁座部と、前記注出孔と前記弁座部との間に配置され、内部に前記弁体が下方から進入自在とされた有頂筒状の規制筒部と、が設けられ、前記規制筒部の周壁部には、前記規制筒部内と前記注出孔とを連通する連絡孔が形成され、前記規制筒部の内周面は、下方から上方に向かうに従い漸次、前記径方向の内側に向けて延び、前記連通筒の内周面のうち、前記弁座部に対して上下方向の両側から連なる各部分は、上下方向に沿って弁座部側に向かうに従い漸次、前記径方向の内側に向けて延び、前記規制筒部の頂壁部には、上下一対の成形金型のうちの下型に突設され、上型に形成された位置決め孔内に嵌合される位置決めピンが挿通される挿通孔が形成され、前記挿通孔は、下方から上方に向かうに従い漸次、縮径していることを特徴とする。
この注出キャップによれば、内容物を勢いよく注出したとしても、この内容物から圧力を受けた弁体が規制筒部の頂壁部に単に当接することで、弁体の弁座部からの更なる離間移動を規制することができる。したがって、頂壁部による弁体の移動の規制が、その後の弁体の復元変位に影響を与えるのを抑えることが可能になり、弁体による連通、遮断の切り替えを確実に実施することができる。すなわち、規制筒部に代えて、例えば連通筒の内周面に配置された突起により弁体の移動を規制した場合には、内容物を勢いよく注出したときに、この突起が弁体に噛み込んで弁体の復元変位を阻害するおそれがある。
また、連通筒の内周面のうち、弁座部に対して下方から連なる部分(以下、「弁座下部分」という。)が、上側に向かうに従い漸次、前記径方向の内側に向けて延びている。したがって、弁体を連通筒内に弁座下部分からスムーズに挿入することが可能になり、弁体を容易に配置することができる。
さらに、連通筒の内周面のうち、弁座部に対して上方から連なる部分(以下、「弁座上部分」という。)が、下側に向かうに従い漸次、前記径方向の内側に向けて延びている。また規制筒部の内周面も、下方から上方に向かうに従い漸次、前記径方向の内側に向けて延びている。これらにより、キャップ本体を成形する上下一対の成形金型のうちの下型を、キャップ本体から下方に離型させるときに、下型を、弁座上部分および規制筒部の内周面から、弁座部の損傷を抑えつつスムーズに離型させることが可能になり、成形性を高めることができる。
本実施形態の注出キャップ10は、図1および図2に示されるように、例えば、弾性変形可能な容器本体1に装着される。図示の例では、容器本体1として、二重容器を採用している。容器本体1は、内容器2(内層)と、外容器3(外層)と、が剥離可能に積層されてなる。外容器3には、内容器2との間に外気を吸気する図示しない吸気孔が設けられている。
天壁部11には、上方に向けて突出する注出筒16が形成されている。注出筒16内は前記注出孔12となっていて、容器本体1内に連通している。注出筒16および注出孔12は、キャップ軸O1よりも前側に位置していて、注出キャップ10から内容物を注出し易くなっている。
なお以下では、前記平面視において、連通筒17の軸線O2に直交する方向を径方向(連通筒の径方向)といい、連通筒17の軸線O2回りに周回する方向を周方向(連通筒の周方向)という。
弁体22は、連通筒17内に自重により上下動自在に配設されている。弁体22としては、球状のボール弁が採用されている。
弁座部23は、連通筒17の下端部から径方向の内側に向けて突出し、弁体22が着座することで連通筒17内と容器本体1内との連通を遮断する。弁座部23は、周方向の全周にわたって延びる環状に形成されている。
規制筒部24の周壁部には、規制筒部24内と注出孔12とを連通する連絡孔29が形成されている。連絡孔29は、周方向に間欠的に複数形成されている。連絡孔29は、連通筒17の縦断面視において径方向よりも上下方向に長い。
連結体31は、上下一対の成形金型を用いた射出成型により成形される。連結体31は、蓋体14をヒンジ部15回りに後側に向けて回転させて展開した状態(蓋体14が180°開放した状態)で成形され、キャップ本体13の周壁部の内周面、天壁部11の下面、連通筒17の外周面、および弁空間27の内面は、上下一対の成形金型のうちの下型により形成される。
なおその後、弁体22を連通筒17内に下方から弁座下部分25を通して挿入することで、注出キャップ10が形成される。
また、容器本体1の姿勢を変化させることなく、容器本体1を押圧し、その後に押圧を解除することにより、内容物を注出することもできる。この場合、容器本体1を押圧して内容物を注出した後、押圧を解除したときに、吸気孔を通して内容器2と外容器3との間に外気を吸気することができる。
さらにキャップ本体13、蓋体14およびヒンジ部15が一体に形成されているので、前述のように成形性を高めることによる作用効果が顕著に奏功される。
前記実施形態では、容器本体1として、内容器2が外容器3の内面に剥離可能に積層された積層剥離型容器を採用したが、本発明はこれに限定されず、内容器2と外容器3との間に予め隙間が確保された二重容器を採用してもよい。また容器本体1として、二重容器でなく、例えば通常のペットボトルなどの単層の容器を採用してもよい。
10 注出キャップ
11 天壁部
12 注出孔
13 キャップ本体
17 連通筒
22 弁体
23 弁座部
24 規制筒部
24a 頂壁部
28 挿通孔
29 連絡孔
P 位置決めピン
Claims (2)
- 内容物が収容される容器本体に装着され、天壁部に内容物の注出孔が形成されたキャップ本体を備える注出キャップであって、
前記天壁部における注出孔の開口周縁部には、前記天壁部と一体に形成され、前記注出孔と前記容器本体内とを連通する連通筒が下方に向けて延設され、
前記連通筒内には、
上下動自在に配設された弁体と、
前記連通筒の下端部から前記連通筒の径方向の内側に向けて突出し、前記弁体が着座することで前記連通筒内と前記容器本体内との連通を遮断する弁座部と、
前記注出孔と前記弁座部との間に配置され、内部に前記弁体が下方から進入自在とされた有頂筒状の規制筒部と、が設けられ、
前記規制筒部の周壁部には、前記規制筒部内と前記注出孔とを連通する連絡孔が形成され、
前記規制筒部の内周面は、下方から上方に向かうに従い漸次、前記径方向の内側に向けて延び、
前記連通筒の内周面のうち、前記弁座部に対して上下方向の両側から連なる各部分は、上下方向に沿って弁座部側に向かうに従い漸次、前記径方向の内側に向けて延び、
前記規制筒部の頂壁部には、上下一対の成形金型のうちの下型に突設され、上型に形成された位置決め孔内に嵌合される位置決めピンが挿通される挿通孔が形成され、
前記挿通孔は、下方から上方に向かうに従い漸次、縮径していることを特徴とする注出キャップ。 - ヒンジ部を介して前記キャップ本体に連結され、前記天壁部を開閉する蓋体を備え、
前記キャップ本体、前記蓋体および前記ヒンジ部は一体に形成されていることを特徴とする請求項1に記載の注出キャップ。
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JP2014222929A JP6522923B2 (ja) | 2014-10-31 | 2014-10-31 | 注出キャップ |
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Family Applications (1)
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