JP5614772B2 - ポンプの合成樹脂製弁構造 - Google Patents

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Description

本発明は、ポンプのシリンダの吸込口に設けられるポンプの合成樹脂製弁構造に関する。
ポンプのシリンダの吸込口に弁座を設けて、この弁座に当接させた弁板を連結片を介してシリンダ内の筒部に連結したポンプが従来技術として知られている。
特開2001−310144号公報
従来技術では、弁座に当接させる弁板の肉厚が厚いため、これを合成樹脂材で成形すると弁板にヒケが発生し易く、すると弁座に当接する弁板のシール部分のシール性が悪くなり、これが原因で吐出量が不安定になるおそれがあるばかりか、場合によっては吐出不能という事態が発生する。
本発明は、上記課題を解決するためになされたもので、弁板にヒケが発生することを防止して安定した吐出量を保持可能なポンプの合成樹脂製弁構造を提供することを目的とする。
上記課題を解決するために、本発明は、容器体内に垂下したシリンダ11底壁に設けた弁座14に開閉可能に弁板32を当接させて吸込弁34を形成した弁部材30を備え、前記シリンダ内から起立する作動部材20にノズルヘッド25を装着させ、前記作動部材20の上下動により容器体内の液を吸い上げてノズルヘッド25から吐出可能に設けたポンプの合成樹脂製弁構造において、
前記弁座14を囲む嵌合筒部31をシリンダ11周壁の下部へ嵌合させると共に、前記弁座14へ当接させた弁板32を連結部33を介して前記嵌合筒部31へ連結させ、さらに前記弁板32の中央部を薄肉部38に形成し、
この薄肉部38は前記弁板32の下面中央部に凹部を設けることで形成し、かつ凹部の回りの弁板下面部分が上記弁座14に当接するように形成した
さらに、本発明は、前記連結部33を周方向へ伸長する3つの弾性片で構成している。



本発明は、弁板に薄肉部を設けるため、合成樹脂材で弁板を成形する際に、弁板にヒケが発生することを防止することができ、このため弁板の弁座に当接するシール部分のシール性が損なわれることがなく、したがって安定した吐出量を保持可能である。
また、本発明は、薄肉部を弁板の下面に凹部を設けることで形成したので、合成樹脂材で弁板を成形する際の金型の型抜きが可能となり、したがって弁部材を一体成形することができる。
本発明に係るポンプの合成樹脂製弁構造の断面図である。 要部を示す拡大図である。 弁部材を成形する金型の略示図である。 比較例としてのポンプの合成樹脂製弁構造の断面図である。
以下、本発明の実施の形態について、図面を参照しながら詳細に説明する。
1は容器体で、胴部の上端から肩部を介して口頸部2を起立する。
10はポンプで、容器体1内へ垂下したシリンダ11内へ環状ピストン12の外周面を摺動自在に嵌合させると共に、シリンダ底壁に形成した吸込口13の周縁部を上方へ屈曲して弁座14を形成する。
20は作動部材で、環状ピストン12から起立するステム21内へ嵌合させた下面閉塞の流路形成筒22を環状ピストン12の内周面へ摺動自在に挿通させると共に、流路形成筒22の周面に流入口23をする。25は流路形成筒22へ連通するノズル連通筒をステム21内へ嵌合させたノズルヘッドである。
30は弁部材で、弁座14を囲む嵌合筒部31をシリンダ11の周壁下端部内へ嵌合させると共に、弁座14に当接させた弁板32を周方向へ伸長する連結部33としての、例えば1つないし3つの弾性片を介して嵌合筒部31上端へ連結することにより吸込弁34を形成し、さらに嵌合筒部31の上端から周壁35を起立して、周壁35に一対の流出口36を軸対称の位置に設けると共に、周壁35上端から肩部を介して柱状部37を立設する。
弁板32の弁座14に当接する部分を除いた弁板部分、本実施形態では弁板32の中央部を薄肉部38に形成する。薄肉部38は弁板32の中央部の下部に凹部を設けることで形成する。
図3は弁部材30を合成樹脂材で成形する場合の金型40を示すもので、金型40は嵌合筒部31と吸込弁34を成形する第1金型部分40aとその他の弁部材部分を成形する第2金型部分40bとから構成されており、溶融樹脂は第2金型部分40bに形成されたゲート40cを介して充填される。
成形後、左右方向(紙面に対して垂直方向)に開閉可能な第2金型部分40bを型開きすると共に、第1金型部分40aを下方へ型抜きする。嵌合筒部31の上端から起立する周壁35には一対の流出口36が左右に設けられているため、第2金型部分40bの型開きが可能である。
合成樹脂材を用いて成形する際には、肉厚の厚い部分にヒケが発生し易く、したがって図4に示すように弁板32の肉厚が一様である場合には、弁板32にヒケが生じて弁座14へ当接するシール部分のシール性が悪くなることがあるが、本発明のように弁板32に薄肉部を設けることでヒケの発生を防止することができる。
このように弁板32に薄肉部を設ける理由はヒケの発生を防止するためであるから、ヒケ発生を防止できる程度に薄肉部の肉厚を設定すれば足りる。すなわち薄肉部の肉厚を過度に薄くしたり、あるいは弁板32全体を薄肉にすると剛性が低下して吐出時、すなわち弁板32の閉弁時に生じる液圧により弁板32が下方へ変形してシール不能になるため、ヒケ防止と剛性低下防止との双方を考慮して薄肉部の肉厚を設定する。
本実施形態では、弁板32の下面に凹部を設けることで薄肉部を形成しているが、これは金型の型開きを考慮した場合に、成形上凹部を弁板32の上面に設けることはできないからであり、したがって弁板32を別体に成形して接着等により弁部材30に連結するようにすれば凹部を弁板32の上面に設けることができる。
次に作用について説明する。
容器体内の液体を吐出するには、ノズルヘッド25を押し下げればよい。すると初期状態では環状ピストン12が静止したままステム21と共に流路形成筒22がばね力に抗して下降するため、流入口23が開口する。その後環状ピストン12がステム21により押下げられるため、シリンダ11内の液体が加圧されて流入口23から流路形成筒22内へ流入し、さらにノズルヘッド25のノズルから吐出する。その間弁板32は弁座14に押付けられて吸込口13を閉鎖している。
ノズルヘッド25から手を離すと、ばね力により流路形成筒22を介してステム21と環状ピストン12が押し上げられるため、弁板32は連結部33を介して弁座14から離間すると共に、吸込口13を介して吸込まれた容器体内の液体は周壁35に形成された一対の流出口36からシリンダ11内へ流入する。
本発明は、ポンプのシリンダの吸込口に設けられるポンプの合成樹脂製弁構造の分野に利用することができる。
10 ポンプ
11 シリンダ
12 環状ピストン
13 吸込口
14 弁座
20 作動部材
21 ステム
22 流路形成筒
30 弁部材
32 弁板
33 連結部
34 吸込弁
35 周壁
36 流出口
37 柱状部
38 薄肉部

Claims (2)

  1. 容器体内に垂下したシリンダ(11)底壁に設けた弁座(14)に開閉可能に弁板(32)を当接させて吸込弁(34)を形成した弁部材(30)を備え、前記シリンダ内から起立する作動部材(20)にノズルヘッド(25)を装着させ、前記作動部材(20)の上下動により容器体内の液を吸い上げてノズルヘッド(25)から吐出可能に設けたポンプの合成樹脂製弁構造において、
    前記弁座(14)を囲む嵌合筒部(31)をシリンダ(11)周壁の下部へ嵌合させると共に、前記弁座(14)へ当接させた弁板(32)を連結部(33)を介して前記嵌合筒部(31)へ連結させ、さらに前記弁板(32)の中央部を薄肉部(38)に形成し、
    この薄肉部(38)は前記弁板(32)の下面中央部に凹部を設けることで形成し、かつ凹部の回りの弁板下面部分が上記弁座(14)に当接するように形成したことを特徴とするポンプの合成樹脂製弁構造。
  2. 前記連結部(33)を周方向へ伸長する3つの弾性片で構成したことを特徴とする請求項記載のポンプの合成樹脂製弁構造。
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