JP7211766B2 - 容器装着用ポンプのノズルヘッド - Google Patents

容器装着用ポンプのノズルヘッド Download PDF

Info

Publication number
JP7211766B2
JP7211766B2 JP2018204461A JP2018204461A JP7211766B2 JP 7211766 B2 JP7211766 B2 JP 7211766B2 JP 2018204461 A JP2018204461 A JP 2018204461A JP 2018204461 A JP2018204461 A JP 2018204461A JP 7211766 B2 JP7211766 B2 JP 7211766B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
wall portion
top plate
lightening hole
peripheral wall
nozzle
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2018204461A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2020070047A (ja
Inventor
宏太郎 藤原
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Yoshino Kogyosho Co Ltd
Original Assignee
Yoshino Kogyosho Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Yoshino Kogyosho Co Ltd filed Critical Yoshino Kogyosho Co Ltd
Priority to JP2018204461A priority Critical patent/JP7211766B2/ja
Publication of JP2020070047A publication Critical patent/JP2020070047A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP7211766B2 publication Critical patent/JP7211766B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Closures For Containers (AREA)
  • Nozzles (AREA)

Description

本発明は、容器装着用ポンプのノズルヘッドに関する。
例えば泡吐出器のノズルヘッドとして、天板の中心部からポンプ本体への連結筒部を、中心の外側の天板部分から内周壁部及び外周壁部をそれぞれ垂設するとともに、前記天板の下面に連設させて、連結筒の上部から内周壁部及び外周壁部を貫通して側外方へ突設したものが知られている(特許文献1)。また前記天板から、前記連結筒部及び外周壁部に連続させて内周壁部と交差する補強用の複数の垂下壁部が垂設されている。
特開2012-11306
特許文献1に開示されたタイプのノズルヘッドは、液体を吐出するポンプや泡吐出器のヘッドとして用いられるが、押し易くするために、ノズルヘッドの上面を、押圧面として広く形成している。その結果、ノズルヘッドの体積も大きくなり、多くの樹脂を必要とするという問題があった。
また、この種のノズルヘッドは、天板へ水がかかる環境にある、手との接触が多く摩耗し易い等の理由から、天板の加飾が困難であった。
本発明の第1の目的は、より少ない材料で製造することが可能なノズルヘッドを提供することである。
本発明の第2の目的は、天板への加飾が容易なノズルヘッドを提供することである。
第1の手段は、ポンプ本体31への連結筒部10を天板4から垂設するとともに、この連結筒部10の上部からノズル筒14を前方へ突出させており、
前記ノズル筒14の頂壁部16を前記天板4に連設させるとともに、これら頂壁部16と天板4との連設箇所Aに、或いは当該連設箇所から前記天板4前方の頂壁部分に亘って、前記ノズル筒14の筒孔h上方に位置する第1肉抜き孔B1を当該筒孔hへ突き抜けるように穿設させており
かつ、前記天板4のうちで前記頂壁部16と前記天板4との連設箇所A以外の部分に、前記第1肉抜き孔B1と別個に、前記天板4の下方へ突き抜けるように第2肉抜き孔B2を穿設させており、
前記第1肉抜き孔B1 及び前記第2の肉抜き孔B2の穿設部位の上面に、これら第1肉抜き孔B1及び第2の肉抜き孔B2を閉塞する閉塞シート26を貼設させている容器装着用ポンプのノズルヘッドであって、
前記天板4の下面外周部から外周壁部12を、また前記連結筒部10と前記外周壁部12との間の天板部分下面から、内周壁部13をそれぞれ垂設させており、
前記ノズル筒14は、前記内周壁部13及び前記外周壁部12を貫通するように形成されており、
前記第2肉抜き孔B2は、上方から見て、前記連結筒部10と前記内周壁部13との間、及びこの内周壁部13と前記外周壁部12との間にそれぞれ位置するように、前記天板4に形成した
本手段は、図1に示す如く、ポンプ本体31への連結筒部10を天板4から垂設させるとともに、連結筒部10の上部からノズル筒14を前方へ突出させたノズルヘッドにおいて、前記ノズル筒14の頂壁部16を天板4に連設させ、頂壁部16と天板4との連設箇所Aに、或いは当該連設箇所から天板4前方の頂壁部分に亘って、前記ノズル筒14の筒孔h上方に位置する第1肉抜き孔B1を穿設させている。これにより、樹脂量を少なくすることができる。
なお、前記第1肉抜き孔B1の穿設部位の上面には、この第1肉抜き孔B1を閉塞する閉塞シート26を前記頂壁部16の上面に貼設させている。これにより、ノズル筒内から第1肉抜き孔B1を介して内容物が外部へ吹き出すことを防止している。
なお、「シート」とはフィルムを含むものとする。
また本手段では、図2に点線で示す如く、前記天板4のうちで前記頂壁部16と天板4との連設箇所A以外の部分に穿設された第2肉抜き孔B2を有している。具体的には、第2肉抜き孔B2は、上方から見て、前記連結筒部10と前記内周壁部13との間、及びこの内周壁部13と前記外周壁部12との間にそれぞれ位置するように、前記天板4に形成している。これにより、さらに樹脂量を軽減することができる。
なお、第2肉抜き孔B2の穿設部位にも閉塞シートを貼付している。
第2の手段は、第1の手段を有し、かつ前記閉塞シート26は、インサート成形により、前記第1肉抜き孔B1及び前記第2肉抜き孔B2の穿設部位の上面に形成された。
本手段では、前記ノズルヘッドを金型成形する場合において、閉塞シート26をインサート成形により前記第1肉抜き孔B1及び前記第2肉抜き孔B2の穿設部位に付設することを提案している。この構成によれば、ノズルヘッド2の成形後にシートを貼付する場合と比較して、作業に手数がかからず、貼付し損なうことが少ない。
第3の手段は、第2の手段を有し、かつ
前記第1肉抜き孔B1の穿設部位より前側に位置させて、前記頂壁部16から係止突起22を上方へ隆起させるとともに、この係止突起22の後面に前記閉塞シート26の前端部を当接又は近接させた。
本手段では、図1に示すように、前記第1肉抜き孔B1の穿設部位の前側から上方へ隆起させた係止突起22の後面に前記閉塞シート26の前端部を当接又は近接させている。
この形態は、本発明のノズルヘッドを金型成形するときに有利な構造である。
この成形工程では、図6(A)に示すように、前記ノズル筒14の筒孔hの輪郭を画定するために横抜きピン94が用いられる。こうすることにより、図6(B)に矢示する如く、成形品から引き抜かれる横抜きピンに引きずられて前記閉塞シート26が横ズレすることを防止できるからである。
の手段は、第1の手段から第の手段のいずれかを有し、かつ
前記閉塞シート26を、装飾性を有する加飾シートとした。
本手段では、前記閉塞シート26を、装飾性を有する加飾シートとすることを提案している。これにより、ノズルヘッド2の上面に容易に加飾することができる。
なお、必須条件ではないが、加飾シートをインサート成形によりヘッド本体3の天板4に付設してもよい。これにより、ノズルヘッドの成形後に加飾シートを貼付する場合に比べて、作業が効率的となり、また貼付位置がずれて体裁を損なうことも少ない。
さらに、必須条件ではないが、第1肉抜き孔B1及び第2肉抜き孔B2を形成する場合に、これら全ての肉抜き孔を一枚の閉塞シートで塞ぐようにしてもよい。
第1の手段に係る発明によれば、ノズル筒14の頂壁部16を天板4に連設させるとともに、前記頂壁部16と前記天板4との連設箇所Aに、或いは当該連設箇所から天板4前方の頂壁部分に亘って、前記ノズル筒14の筒孔h上方に位置する第1肉抜き孔B1を穿設させたから、樹脂量を少なくすることができる。
また第1の手段に係る発明によれば、前記天板4のうちで前記頂壁部16と天板4との連設箇所A以外の部分に第2肉抜き孔B2を穿設したから、さらに樹脂量を少なくすることができる。
第2の手段に係る発明によれば、閉塞シート26をインサート成形により、前記第1肉抜き孔B1及び前記第2肉抜き孔B2の穿設部位の上面に形成したから、手数がかからず、貼り損いを生じにくい。
第3の手段に係る発明によれば、前記第1肉抜き孔B1の穿設部位より前側に位置させて、前記頂壁部16から係止突起22を上方へ隆起させるとともに、この係止突起22の後面に前記閉塞シート26の前端部を当接又は近接させたから、閉塞シート26の横ズレを生じにくい。
の手段に係る発明によれば、閉塞シート26を、装飾性を有する加飾シートとしたから、ノズルヘッド2の上面に容易に加飾することができる。


本発明の実施形態に係るノズルヘッドの縦断面図である。 図1のノズルヘッドの平面図である。 図2の正面図である。 図2のノズルヘッドのIV-IV方向で見た断面図である。 図1のノズルヘッドをポンプ本体に装着した状態を示す図である。 図1のノズルヘッドの成形工程の説明図であり、 同図(A)は、成形に用いられる金型用ブロックを想像線で模式的に示した説明図、 同図(B)は、成形品のノズル筒から横抜きピンを引き抜く工程の説明図である。
図1から図4は、本発明の実施形態に係るノズルヘッド2を示している。
このノズルヘッド2は、本実施形態において、図1に示す如く、ヘッド本体3と、閉塞シート26と、防水リング28とで形成されている。
もっともこれらの構造は適宜変更することができ、例えば防水リングは省略しても構わない。またこれら各部材は、例えば合成樹脂で形成することができる。
前記ヘッド本体3は、ほぼ水平な天板4を有し、この天板4の中心部5下面から連結筒部10を、天板4の下面外周部から外周壁部12を、また連結筒部10と外周壁部12との間の天板部分下面から、内周壁部13をそれぞれ同心状に垂設させている。
ここで内周壁部13は、図示例のように天板4と一体のものに限らない。例えば天板4から短い嵌合筒部を垂下し、この嵌合筒部に別体である内周壁部13の上端を嵌合させてもよい。この場合、天板4と内周壁部13の嵌合部分との間に隙間を設けて、そこから外気が導入される構造としても構わない。
前記連結筒部10は、外周壁部12及び内周壁部13よりも長く垂下し、また図示例では、外周壁部12に比べて内周壁部13を長く形成している。これらの構造は適宜変更することができる。外周壁部12を省略するときには、内周壁部13に相当する補助周壁部を、連結筒部10と天板4の外周縁部mとの間から垂下する。
図示例では、連結筒部10の上半部の内面には、後述の筒状部材39の上端に突き当てるための縦リブ10aを縦設している。
また前記連結筒部10の上部から、内周壁部13及び外周壁部12をそれぞれ貫通してノズル筒14が前方へ(図示例では前上方へ)突設されている。本明細書では、ノズル筒14のうち、連結筒部10寄りの部分を基部14a、ノズル筒の先端(前端)寄りの部分を先部14bと称する。
また本明細書においては、説明の便宜上、図1の左方を“前”と、同図の右方を“後”と、図面に直交する方向を“左右”と称するものとする。
前記ノズル筒14の基部14aの頂壁部分は天板4の下面と連設されている。もっともこの構成は適宜変更することができる。例えばノズル筒を天板4の輪郭の外側へ突出させないで、ノズル筒14の頂壁部の全体を天板4に連設させた構造も本発明の技術的範囲に含まれる。
なお、本明細書において、「連設」とは、ノズル筒の頂壁部分と天板の一部とが連続的に合体して一つの壁体となることをいう。
また前記天板4の下面からは、前記連結筒部10及び外周壁部12に両端部を連続させて、内周壁部13と交差する垂下壁部24を垂設している。図示例では、連結筒部10から、左方、右方、及び後方へ延びる3枚の垂下壁部24が設けられている。もっともこれらの構造は適宜変更することができる。
防水リング28は、前記内周壁部13の下部に取り付けられている。
本発明においては、少なくとも前記ノズル筒14の頂壁部16と天板4との連設箇所Aに第1肉抜き孔B1が穿設されている。こうすることにより、ノズルヘッドの成形に必要な樹脂量を低減することができる。
また少なくとも前記第1肉抜き孔B1の穿設部位の上面を閉塞シート26で閉塞している。こうすることにより、ノズル筒14内から第1肉抜き孔B1を介して泡が外部へ噴出することを防止している。本明細書において、“穿設部位”とは、第1肉抜き孔の開口箇所及びその周囲の頂壁部分をいうものとする。
本実施形態では、図2に示す如く、当該第1肉抜き孔B1を天板4前方の頂壁部分に延長しており、これによってさらに樹脂量を低減することができる。
好適な図示例では、前記連設箇所A以外の天板部分にも第2肉抜き孔B2が穿設されているが、これに関しては後述する。
本実施形態において、前記ノズル筒14は、断面図である図4に示す如く、頂壁部16の左右両端部16aの上面を、閉塞シート26の貼着代として残して、頂壁部16の幅方向中間部に第1肉抜き孔B1を開口している。
本実施形態では、前記第1肉抜き孔B1は、上方から見て図2に点線で示す如く、天板4の中心部5からノズル筒14の先部14bに亘って延びる略帯形状に形成されている。
もっとも当該第1肉抜き孔B1は、前記ノズル筒14の前端よりも後側の位置で終端している。仮に第1肉抜き孔B1がノズル筒14の前端まで延びていると、ノズル筒の先端の吐出口の上縁を閉塞シート26の前端部で形成することになるが、そのようにすると、ズレなどにより、吐出口を適当に形成できないと考えられるからである。
前記先部14bの頂壁部分の前端部からは係止突起22を上方へ隆起させている。この係止突起22の後面には、後述の閉塞シート26の前端部を当接又は近接させている。後述の横抜きピン94を引き抜く際に閉塞シート26が横ずれすることを防止するためである。
また図示例では、前記ノズル筒14は、前方から見て、図3に示す如く、頂壁部16と底壁部18と左右一対の側壁部20とで形成される四角筒状に形成されている。
本発明のノズルヘッド2を金型成形する場合に、前記第1肉抜き孔B1を含むノズル筒14の筒孔hの輪郭は、図6(B)に示す、上向き凸部96を有する横抜きピン94を用いて画定することができる。前記上向き凸部96は、少なくとも前記第1肉抜き孔B1を対応する形状を有する。成形工程に関しては後述する。
本実施形態では、前記上向き凸部96を有する横抜きピン94の引き抜きを確実とするため、図示のように前上方へ突設されたノズル筒14の第1肉抜き孔B1の前端から前記ノズル筒14の頂壁部16の前端下縁に亘って水平面Sを設けている。このようにすることにより、前記上向き凸部96をノズル筒14の筒孔h内から無理抜きすることが可能となる。
図示例では、図4に示す如く、前記頂壁部16の下面の幅方向中間部に、第1肉抜き孔B1と同じ幅で、下方に開口する凹溝16bを形成し、この凹溝の上底面を前記水平面Sとしている。
前記第2肉抜き孔B2は、前記天板4のうち前記ノズル筒14の頂壁部16との連設箇所A以外の箇所に、天板の強度を損なわない限度において、広範囲に設けることが望ましい。それにより、多くの樹脂量を削減することができるからである。
図示例では、前記連結筒部10と前記内周壁部13との間、及び、内周壁部13と外周壁部12との間において、前記垂下壁部24で仕切られた区間毎に、第2肉抜き孔B2を穿設している。
前記閉塞シート26は、本実施形態において、前記第1肉抜き孔B1及び全ての第2肉抜き孔B2を覆うように前記天板4の全面及びノズル筒14の先部14bの上面に亘る形状に形成されている。
こうした形状とすることにより、前記閉塞シート26を加飾シートとした場合に、加飾範囲を広くすることができる。
また前記閉塞シート26で第2肉抜き孔B2を覆うことで、後述の案内筒部32cと連結筒部10との隙間からシリンダ部材34内へ水が浸入することを防止できる。もっともこれらの構造は適宜変更することができる。
前記閉塞シート26はインサート成形によりヘッド本体3に付設することができる。
図5は、本発明のノズルヘッドを組み込んだ容器装着用吐出ポンプ30を示している。図示例の吐出器は、泡吐出器として形成されているが、この構造は適宜変更することができ、液体吐出ポンプであっても構わない。
容器装着用吐出ポンプ30のうちでノズルヘッド2以外の部分(ポンプ本体31という)は、公知であるので、その構造及び作用を簡単に説明する。
前記ポンプ本体31は、図示しない容器体の口頸部の外面に装着された装着部材32と、装着部材から容器体内へ垂設されたシリンダ部材34と、シリンダ部材内へ上方付勢状態で下半部を挿入した作動部材本体36とを有する。
図示の装着部材32は、容器体の口頸部に嵌合された装着筒部32aの上端から内向きフランジ32bを介して案内筒部32cを起立している。なお、内向きフランジ32bと防水リング28との間には、スペーサ42が嵌挿されている。
シリンダ部材34の上半部は大径のエアシリンダ34aに、またシリンダ部材の下半部は小径の液体用シリンダ(図示せず)に形成されている。
作動部材本体36は、前記連結筒部10に連結させたピストンガイド37を有し、このピストンガイドの上下方向中間部に、前記エアシリンダ内に摺接するエアピストン38を連係させ、かつピストンガイドの下端部に、前記液体用シリンダ内に摺接させた液体用ピストン(図示せず)を連結させている。
また、前記ピストンガイド37の上部内に小径の下半筒部39aを、また連結筒部10内に大径の上半筒部39bをそれぞれ嵌合させた筒状部材39を設けている。前記上半筒部39b内に発泡部材40を装着している。
また前記下半筒部39aの下方には、液体用逆止弁Vを設け、これら下半筒部39aと液体用逆止弁との間の空間を気液混合室Gとしている。
前記下半筒部39aの外面には、前記エアシリンダ34aの内部とエア用逆止弁を介して連通する連通溝Pが形成されている。
そして前記ノズルヘッド2を押し下げると、前記液体用シリンダ内の液体及びエアシリンダ34a内の空気が、それぞれ液体用逆止弁V及びエア用逆止弁を介して、ピストンガイドの上部内に設定された気液混合室Gへ圧送され、気液混合室で混合する。この混合流体が前記発泡部材40を通過することで起泡し、その泡がノズル筒14から外部へ放出される。
また上記押下げが解放されると、ノズルヘッド2及び作動部材本体36が上昇し、前記液体用逆止弁V及びエア用逆止弁が閉じるとともに、外気導入弁を介してエアシリンダ内に外気が導入され、また液体吸上げ用の逆止弁(図示せず)を介して容器体内の液体が液体用シリンダ内に吸い上げられる。
図6は、ノズルヘッドのヘッド本体3を金型で形成する工程の説明図である。
図6(A)は、ヘッド本体3を成形するための金型を想像線で模式的に描いている。
同図中、90は、下向きの空洞(キャビティ)を有する固定式の第1金型ブロックであり、主としてヘッド本体3の表側の輪郭を画定する。前記係止突起22の形状も、離型時のアンダーカットにならないように、第1金型ブロックのキャビティに掘り込む。
また92は前記第1金型ブロックの下面に当接可能な可動式の第2金型ブロック(コア)であり、主としてヘッド本体3の裏側の輪郭を画定する。
両ブロックのパーティション面に沿って横孔が貫設されている。
94は、前記横孔内へ挿入された横抜きピンであり、主としてノズル筒14の筒孔hの輪郭を画定する。
これら第1金型ブロック90と第2金型ブロック92と横抜きピン94とを相互に当接させることでヘッド本体形成用の金型が形成されるように設けている。
なお、第1金型ブロック90と第2金型ブロック92との何れか一方には、図示しない樹脂注入路(スプルー)が設けられている。
前記横抜きピン94の上面は、図6(B)に示す如く、前記第1肉抜き孔B1及び水平面Sの形状に対応する上向き凸部96が隆起されている。
また図示はしないが、第2金型ブロック92の上面からも各第2肉抜き孔B2の形状に対応する複数の台状突起部(図示せず)が隆起されている。
ヘッド本体3を成形するときには、予め前記第1金型ブロック90のキャビティ内に閉塞シート26をセットしておく。
次に前記第1金型ブロック90と第2金型ブロック92と横抜きピン94とを図6(A)の如く当接させると、前記上向き凸部96及び台状突起部が前記閉塞シート26に突き当たる。
この状態で、前記スプルーを介して金型内に樹脂を注入すると、第1肉抜き孔B1及び第2肉抜き孔B2を有するヘッド本体3が成形される。
そして成形品が冷えた後に、前記第2金型ブロック92を第1金型ブロック90から離脱させるとともに、成形品から横抜きピン94を引きぬく。このときに、前述のノズル筒14の頂壁部16の下側には、前記水平面Sが形成されているので、前記ノズル筒14の先部14bの弾性変形により、横抜きピン94を容易に引き抜くことができる。
本発明のノズルヘッド2は、前述の如く、上下方向に分離可能な第1金型ブロック90及び第2金型ブロック92と前記ノズル筒14の内部の輪郭を画定する横抜きピン94とを用いて射出成形可能な形状に形成されている。
“第1金型ブロック90及び第2金型ブロック92と横抜きピン94とで射出形成可能な形状”とは、成形品からこれら各金型を引き離すときに、離型方向(上下方向)と直交する方向に無理抜きで引き抜くことができない大きさの凹凸(アンダーカット)を有しない形状を意味する。
2…ノズルヘッド 3…ヘッド本体 4…天板 5…中心部
10…連結筒部 10a…縦リブ 12…外周壁部 13…内周壁部(補助周壁部)
14…ノズル筒 14a…基部 14b…先部
16…頂壁部 16a…端部 16b…凹溝 18…底壁部 20…側壁部
22…係止突起 24…垂下壁部 26…閉塞シート 28…防水リング
30…容器装着用吐出ポンプ
31…ポンプ本体 32…装着部材 32a…装着筒部
32b…内向きフランジ 32c…案内筒部
34…シリンダ部材 34a…エアシリンダ 36…作動部材本体
37…ピストンガイド 38…エアピストン
39…筒状部材 39a…下半筒部 39b…上半筒部
40…発泡部材 42…スペーサ
90…第1金型ブロック(キャビティ側金型ブロック)
92…第2金型ブロック(コア側金型ブロック)
94…横抜きピン 96…上向き凸部
A…連設箇所 B1…第1肉抜き孔 B2…第2肉抜き孔
G…気液混合室 h…筒孔 m…外周縁部 O…筒軸 P…連通溝 S…水平面
V…液体用逆止弁

Claims (4)

  1. ポンプ本体(31)への連結筒部(10)を天板(4)から垂設するとともに、この連結筒部(10)の上部からノズル筒(14)を前方へ突出させており、
    前記ノズル筒(14)の頂壁部(16)を前記天板(4)に連設させるとともに、これら頂壁部(16)と天板(4)との連設箇所(A)に、或いは当該連設箇所から前記天板(4)前方の頂壁部分に亘って、前記ノズル筒(14)の筒孔(h)上方に位置する第1肉抜き孔(B1)を当該筒孔(h)へ突き抜けるように穿設させており
    かつ、前記天板(4)のうちで前記頂壁部(16)と前記天板(4)との連設箇所(A)以外の部分に、前記第1肉抜き孔(B1)と別個に、前記天板(4)の下方へ突き抜けるように第2肉抜き孔(B2)を穿設させており、
    前記第1肉抜き孔(B1) 及び前記第2の肉抜き孔(B2)の穿設部位の上面に、これら第1肉抜き孔(B1)及び第2の肉抜き孔(B2)を閉塞する閉塞シート(26)を貼設させている容器装着用ポンプのノズルヘッドであって、
    前記天板(4)の下面外周部から外周壁部(12)を、また前記連結筒部(10)と前記外周壁部(12)との間の天板部分下面から、内周壁部(13)をそれぞれ垂設させており、
    前記ノズル筒(14)は、前記内周壁部(13)及び前記外周壁部(12)を貫通するように形成されており、
    前記第2肉抜き孔(B2)は、上方から見て、前記連結筒部(10)と前記内周壁部(13)との間、及びこの内周壁部(13)と前記外周壁部(12)との間にそれぞれ位置するように、前記天板(4)に形成した容器装着用ポンプのノズルヘッド。
  2. 前記閉塞シート(26)は、インサート成形により、前記第1肉抜き孔(B1) 及び前記第2肉抜き孔(B2)の穿設部位の上面に形成されたことを特徴とする請求項1に記載の容器装着用ポンプのノズルヘッド。
  3. 前記第1肉抜き孔(B1)の穿設部位より前側に位置させて、前記頂壁部(16)から係止突起(22)を上方へ隆起させるとともに、この係止突起(22)の後面に前記閉塞シート(26)の前端部を当接又は近接させたことを特徴とする、請求項2に記載の容器装着用ポンプのノズルヘッド。
  4. 前記閉塞シート(26)を、装飾性を有する加飾シートとしたことを特徴とする、請求項1から請求項のいずれかに記載の容器装着用ポンプのノズルヘッド。
JP2018204461A 2018-10-30 2018-10-30 容器装着用ポンプのノズルヘッド Active JP7211766B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2018204461A JP7211766B2 (ja) 2018-10-30 2018-10-30 容器装着用ポンプのノズルヘッド

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2018204461A JP7211766B2 (ja) 2018-10-30 2018-10-30 容器装着用ポンプのノズルヘッド

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2020070047A JP2020070047A (ja) 2020-05-07
JP7211766B2 true JP7211766B2 (ja) 2023-01-24

Family

ID=70546931

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2018204461A Active JP7211766B2 (ja) 2018-10-30 2018-10-30 容器装着用ポンプのノズルヘッド

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP7211766B2 (ja)

Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US20040084481A1 (en) 2002-11-06 2004-05-06 Foster Donald D. Foaming liquid dispenser
JP2005066578A (ja) 2003-08-28 2005-03-17 Yoshino Kogyosho Co Ltd 液体吐出器
JP2011148535A (ja) 2010-01-22 2011-08-04 Daiwa Can Co Ltd ポンプ式泡吐出容器

Family Cites Families (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH084438Y2 (ja) * 1986-02-04 1996-02-07 株式会社吉野工業所 小型ポンプ用合成樹脂製ノズル
JPH0513418Y2 (ja) * 1988-02-05 1993-04-08
JP3457404B2 (ja) * 1994-10-31 2003-10-20 株式会社吉野工業所 液体吐出器の押下げヘッド
EP2022730B1 (en) * 2006-05-29 2013-08-14 Shin-Etsu Polymer Co. Ltd. Substrate container

Patent Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US20040084481A1 (en) 2002-11-06 2004-05-06 Foster Donald D. Foaming liquid dispenser
JP2005066578A (ja) 2003-08-28 2005-03-17 Yoshino Kogyosho Co Ltd 液体吐出器
JP2011148535A (ja) 2010-01-22 2011-08-04 Daiwa Can Co Ltd ポンプ式泡吐出容器

Also Published As

Publication number Publication date
JP2020070047A (ja) 2020-05-07

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US4953791A (en) Manually operated trigger type dispenser, method of assembling the same, and a spinner for use in the dispenser
US4911361A (en) Manually operated trigger type dispenser, method of assembling the same, and a spinner for use in the dispenser
WO2016084320A1 (ja) トリガー式液体噴出器
EP0302994B1 (en) A manually operated trigger type dispenser, method of assembling the same, and a spinner for use in the dispenser
JP4942554B2 (ja) トリガー式液体噴出器
JP7211766B2 (ja) 容器装着用ポンプのノズルヘッド
JP5388200B2 (ja) 液状物吐出ポンプ
CN202480325U (zh) 模具流道结构
KR100846851B1 (ko) 금형조립체의 밀핀장치
CN208392548U (zh) 一种盲镶式牛角进浇口
KR101659535B1 (ko) 진공 사출금형
CN211683229U (zh) 一种汽车结构件注塑模具
JP5614772B2 (ja) ポンプの合成樹脂製弁構造
KR20080037245A (ko) 사출성형용 금형 및 이를 이용한 성형방법
CN211917593U (zh) 一种注塑模具的行位顶流道
CN206870311U (zh) 发泡注塑模具浇口独立冷却机构
JP6281765B2 (ja) 二色成形金型及びこの金型を使用した二色成形品の製造方法並びに二色成形品
JP2016088536A (ja) 注出キャップ
JP5413975B2 (ja) 搬送容器の壁構造
JP7144196B2 (ja) 容器装着用ポンプのノズルヘッド
CN104309073A (zh) 一种在滑块内部进胶的注塑模具
JP6385810B2 (ja) トリガー式液体噴出器
CN114147921B (zh) 汽车出风口装饰框注塑模具
CN211542161U (zh) 新能源汽车外饰件模具热流道反向顶块脱模机构
JP3050553U (ja) 金 型

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20210506

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20220322

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20220330

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20220524

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20220810

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20221109

C60 Trial request (containing other claim documents, opposition documents)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: C60

Effective date: 20221109

A911 Transfer to examiner for re-examination before appeal (zenchi)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A911

Effective date: 20221121

C21 Notice of transfer of a case for reconsideration by examiners before appeal proceedings

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: C21

Effective date: 20221124

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20230111

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20230112

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 7211766

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150