JP7144196B2 - 容器装着用ポンプのノズルヘッド - Google Patents

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Description

本発明は、容器装着用ポンプのノズルヘッドに関する。
例えば泡吐出器のノズルヘッドとして、天板の中心部からポンプ本体への連結筒を、中心の外側の天板部分から内周壁部及び外周壁部をそれぞれ垂設するとともに、前記天板の下面に連設させて、連結筒の上部から内周壁部及び外周壁部を貫通して側外方へ突設したものが知られている(特許文献1)。また前記天板から、前記連結筒部及び外周壁部に連続させて内周壁部と交差する補強用の複数の垂下壁部が垂設されている。
特開2012-11306
特許文献1に開示されたタイプのノズルヘッドは、液体を吐出するポンプや泡吐出器のヘッドとして用いられるが、大き目で重量のあるヘッドとして設計される場合が多々あり、その結果としてより多くの材料が必要となる。
本発明の目的は、より少ない材料で製造することが可能なノズルヘッドを提供することである。
第1の手段は、ポンプ本体21への連結筒部10を天板4から垂設するとともに、この連結筒部10の上部からノズル14を側外方へ突出させてなるノズルヘッドであって、
前記連結筒部10の上部からノズル14に至る迄の流路形成筒の上部を天板4に連設させるとともに、天板4のうちで前記流路形成筒連設箇所A以外の部分に、当該天板4を突き抜ける少なくとも一つの肉抜き孔9を穿設させた。
本手段は、図1に示す如く、ポンプ本体21への連結筒部10を天板4から垂設させるとともに、連結筒部10の上部からノズル14を側外方へ突出させたノズルヘッドにおいて、前記連結筒部10の上部からノズル14に至る迄の流路形成筒の上部を天板4に連設させ、その流路形成筒連設箇所A以外の天板部分に、少なくとも一つの肉抜き孔9を穿設させている。これにより、樹脂量を少なくすることができる。
「肉抜き孔」とは、本明細書において、樹脂量を低減させるために開口させた貫通孔をいうものとする。
第2の手段は、第1の手段を有し、かつ前記肉抜き孔9を閉塞する閉塞シート16を前記天板4の表面Sに形成させてなる。
本手段では、図1に示す如く、前記肉抜き孔9を閉塞する閉塞シート16を前記天板4の表面Sに形成させている。これにより、天板の肉抜き孔9から水が入り、ポンプ本体の上部にかかることを防止できる。泡吐出器の如く、ポンプ本体の上部の一部(例えば作動部材と装着部材との隙間)に外気導入口を有するタイプの吐出器に適用される場合には、本手段の構成により、外気導入孔から水が入ることを防止でき、有利である。
本明細書において、“閉塞シートを天板の表面に形成させて”とは、インモールド成形により閉塞シートを天板の表面に形成すること、及び、既に成形されたノズルヘッドの天板の外側に閉塞シートを貼付することの双方を含むものとする。また「シート」とはフィルムを含むものとする。
また本明細書において“天板の表面”という時には、上表面及び下表面のいずれでも良いものとする。
好適な一実施例として、前記閉塞シート16として、前記天板4に穿設された複数の肉抜き孔9の全てを覆う一枚の不透明シートを、天板4の上表面SUに形成させることができる。こうすることにより、肉抜き孔9が利用者の目に止まって体裁を損なうことを回避できる。
第3の手段は、第2の手段を有し、かつ
前記閉塞シート16は、インモールド成形により天板4に形成された。
本手段では、閉塞シート16はインモールド成形により天板4に形成されているので、ノズルヘッド2の成形後にシートを貼付する場合と比較して、作業に手数がかからず、貼付し損なうことが少ない。
第4の手段は、第1の手段から第3の手段のいずれかを有し、かつ
前記天板4の流路形成筒連設箇所A以外に複数の肉抜き孔9を穿設するとともに、隣接する肉抜き孔同士の間の天板部分をブリッジ部8として、ブリッジ部8同士を相互に連結するとともに、これらブリッジ部8が連結筒部10で支持されるように形成した。
本手段では、前記天板4の流路形成筒連設箇所A以外に複数の肉抜き孔9を穿設するとともに、隣接する肉抜き孔同士の間の天板部分をブリッジ部8としている。そしてこれらブリッジ部8が連結筒部10で支持されるように形成することにより、天板4の強度を確保しつつ、ブリッジ部8同士の間に肉抜き孔9を穿設することにより、効率的に肉抜きをすることができる。
好適な実施例として、前記天板4は、その外周板部である周辺リング部6を含み、この周辺リング部6との中心部5とを放射状に接続する複数の天板部分を、ブリッジ部8として残して、これらブリッジ部8同士の間にそれぞれ前記肉抜き孔9を穿設することができる。さらに好適な一例として、前記天板4の中心部5と周辺リング部6との間に、前記複数のブリッジ部8と交差する環状の天板部分を中間リング部7として残して、内側肉抜き孔9及び外側肉抜き孔9をそれぞれ穿設し、かつ前記中間リング部7から内周壁部13を垂下している。こうすることにより、肉抜きをさらに効果的に行なうことができる。
第5の手段は、第1の手段から第4の手段のいずれかを有し、かつ
前記天板4の外周縁部eと前記連結筒部10との間に当該連結筒部10の上端部を囲む補助周壁部13を垂設するとともに、この補助周壁部13と前記外周縁部eとの間で前記天板4に少なくとも一つの肉抜き孔9が形成された。
本手段では、本手段では、図1に示す如く前記天板4の外周縁部eと前記連結筒部10との間から垂設された補助周壁部13の外側に肉抜き孔9を穿設することを提案する。
前記補助周壁部13は目的・用途に応じて直径が設計され、あまり大径にできないことが多い。図示の泡吐出器の場合には、案内筒部22cと連結筒部10との間の外気導入路Pに水が入らないようにする必要があり、案内筒部22cの外径と補助周壁部13の内径とは同程度である必要がある。天板4の直径を大きくすると、補助周壁部13の外側の天板部分の樹脂量が多くなるため、当該部分だけに肉抜き孔9を形成するだけで十分な肉抜きの効果が発揮される場合が多い。またこの場合には、前記閉塞シート16の形成を省略しても、泡吐出器の外気導入路に水が入らないので、なおさら有利である。
なお、実施形態では同じ周壁部を内周壁部と称しているが、それは外周壁部12に対する概念であり、本実施形態において外周壁部12は必須でないため、補助周壁部と称する。この説明は後述の第6の手段にも援用する。
第6の手段は、第1の手段から第4の手段のいずれかを有し、かつ
前記天板4の外周縁部eと前記連結筒部10との間に当該連結筒部10の上端部を囲む補助周壁部13を垂設するとともに、この補助周壁部13と前記連結筒部10の上端部との間で前記天板4に少なくとも一つの肉抜き孔9が形成された。
本手段では、図1に示す如く前記天板4の外周縁部eと前記連結筒部10との間から垂設された補助周壁部13の内側に肉抜き孔9を穿設することを提案する。仮に補助周壁部13の内側の天板部分の面積が相対的に大きい場合には、補助周壁部13の内側に肉抜き孔9を形成することで、十分な肉抜きの効果を挙げることができることが考えられる。
こうした場合には、
(イ)補助周壁部13の内側の狭い範囲に閉塞シート16を形成すればよいので、シートを節約できる、
(ロ)外観のデザインの設計の自由度が大となる、
(ハ)あえて補助周壁部13の外側にまで肉抜き孔9を設けて天板4の強度を低下させることを回避できる
などの利点がある。
第1の手段に係る発明によれば、天板4の流路形成筒連設箇所A以外の部分に、当該天板4を突き抜ける少なくとも一つの肉抜き孔9を穿設させたから、樹脂量を低減することができる。
第2の手段に係る発明によれば、肉抜き孔9を閉塞する閉塞シート16を前記天板4の表面Sに形成させたから、例えば浴室などに置かれた状態でシャワーの水などが前記肉抜き孔9を経由してポンプ本体21の上面へ降りかかることを回避できる。
第3の手段に係る発明によれば、閉塞シート16はインモールド成形により天板4に形成されているので、手数がかからず、貼り損いを生じにくい。
第4の手段に係る発明によれば、前記天板4の流路形成筒連設箇所A以外に複数の肉抜き孔9を穿設するとともに、隣接する肉抜き孔同士の間の天板部分をブリッジ部8として、ブリッジ部8同士を相互に連結するとともに、これらブリッジ部8が連結筒部10で支持されるように形成したから、天板4の強度を適当に担保しつつ天板4を十分に肉抜きすることができる。
第5の手段に係る発明によれば、前記天板4の外周縁部eと前記連結筒部10との間から補助周壁部13を垂設するとともに、この補助周壁部13と前記外周縁部eとの間で前記天板4に少なくとも一つの肉抜き孔9が形成されたから、補助周壁部13の外側の天板部分の面積が補助周壁部13の内側の天板部分の面積に比べて大きい場合に、肉抜き孔9の開口面積を大きくとることができ、肉抜きの効果を高めることができる。
第6の手段に係る発明によれば、前記天板4の外周縁部eと前記連結筒部10との間から補助周壁部13を垂設するとともに、この補助周壁部13と前記連結筒部10の上端部との間で前記天板4に少なくとも一つの肉抜き孔9を形成したから、補助周壁部13の内側の天板部分に肉抜き孔9を穿設することで所要の肉抜き量を実現することが可能な場合に有利である。
本発明の実施形態に係るノズルヘッドの縦断面図である。 図1のノズルヘッドの平面図である。 図2のノズルヘッドのIIIーIII方向で見た断面図である。 図1のノズルヘッドをポンプ本体に装着した状態を示す図である。
図1から図3は、本発明の実施形態に係るノズルヘッド2を示している。
このノズルヘッド2は、本実施形態において、図1に示す如く、ヘッド本体3と、閉塞シート16と、防水リング18とで形成されている。
もっともこれらの構造は適宜変更することができ、例えば防水リングは省略しても構わない。またこれら各部材は、例えば合成樹脂で形成することができる。
前記ヘッド本体3は、ほぼ水平な天板4を有し、この天板4の中心部5下面から連結筒部10を、天板4の下面外周部から外周壁部12を、また連結筒部10と外周壁部12との間の天板部分下面から、内周壁部13をそれぞれ同心状に垂設させている。
ここで内周壁部13は、図示例のように天板4と一体のものに限らない。例えば天板4から短い嵌合筒部を垂下し、この嵌合筒部に別体である内周壁部13の上端を嵌合させてもよい。この場合、天板4と内周壁部13の嵌合部分との間に隙間を設けて、そこから外気が導入される構造としても構わない。
前記連結筒部10は、外周壁部12及び内周壁部13よりも長く垂下し、また図示例では、外周壁部12に比べて内周壁部13を長く形成している。これらの構造は適宜変更することができる。外周壁部12を省略するときには、内周壁部13に相当する補助周壁部を、連結筒部10と天板9の外周縁部eとの間から垂下する。
図示例では、連結筒部10の下部は、大内径部10aに形成されており、この大内径部10aに、後述の空気用ピストンの取付け筒部の上部を嵌挿することが可能に設けている。この大内径部10aの上側には、後述の連通路Gを形成するための縦溝10bが形成されている。さらに前記連結筒部10の上半部の内面には、後述の筒状部材30の上端を係止させるための縦リブ10cを縦設している。
また前記連結筒部10の上部から、内周壁部13及び外周壁部12をそれぞれ貫通してノズル14が前方へ突設されている。このノズル14のうち、連結筒部10と外周壁部12との間にある部分を基部14a、外周壁部12より外方へ突出した部分を先部14bとする。
また本明細書においては、説明の便宜上、図1の左方を“前”と、同図の右方を“後”と、図面に直交する方向を“左右”と称するものとする。
前記ノズル14の基部14aの上部は天板4の下面と連設されている。
また前記天板4の下面からは、前記連結筒部10及び外周壁部12に両端部を連続させて、内周壁部13と交差する垂下壁部15を垂設している。図示例では、連結筒部10から、左方、右方、及び後方へ延びる3枚の垂下壁部15が設けられている。もっともこれらの構造は適宜変更することができる。
防水リング18は、前記内周壁部13の下部に取り付けられている。図示の防水リング18は、内周壁部13の下部内面に嵌着されたリング筒部18aを有し、このリング筒部18aの下端部外面から突出する外リブ18bを前記内周壁部13の下端面に当接させるとともに、リング筒部18aの下端部内面に内リブ18cを付設している。この内リブ18cは、外気導入が可能な程度の小間隙を存して、後述の案内筒部22cの上端部外面に近接するように設けている。
本発明においては、前記天板4に、当該天板4を突き抜ける少なくとも一つに肉抜き孔9を形成するとともに、この肉抜き孔9を覆う閉塞シート16を天板4の上表面SUに形成している。
前記肉抜き孔9は、ノズルヘッド2の材料である樹脂量を減少するために設ける。これにより、ノズルヘッド2の重量が小さくなり、製造コストを低減することができる。
前記天板4に肉抜き孔9を設ける理由としては、
第1に、ノズルヘッド2を構成する部位のうちで表面積が大きく、肉抜き箇所の面積を大きくとることで、樹脂量低減の効果を大きくすることができること
第2に、ノズルキャップの上端に位置する略水平の部位であり、金型の構造上で肉抜き孔9を形成することが比較的容易であること
第3に、表面積が広いため、閉塞シート16をインモールド成形等により形成する上でも都合がよいこと
などが挙げられる。
肉抜き孔9の開口箇所は、前記天板4のうちで連結筒部10及びノズル14を連設した部分(流路形成筒連設箇所A)以外の箇所とする。なお、流路形成筒とは連結筒部及びノズルの内部のことをいう。
好適な図示例では、図2に示す如く、複数の比較的小面積の肉抜き孔9を、天板4の全体に分散配置した構造としている。単一の大面積の肉抜き孔9を形成すると、天板4の強度上で支障を生ずる可能性があるため、上記構造とすることで、適切な強度を担保しつつ肉抜きの効果を高めるようにしているのである。
本実施形態では、天板4の外周部である周辺リング部6及び天板の中心部5と、この中心部5から周辺リング部6へ放射状に延びる複数のブリッジ部8とを残して、ブリッジ部8同士の間に肉抜き孔9を形成している。
図示例では、図1に示す如く、ブリッジ部8は、ノズル14の基部14a及び垂下壁部15の上方の天板部分で形成している。具体的には、前記ノズル14の基部14aの上方に幅広の第1ブリッジ部8aを、また垂下壁部15の上方に幅狭の第2ブリッジ部8bをそれぞれ形成している。もっとも垂下壁部15を設けない場合であっても、天板4の強度確保のために、複数のブリッジ部8を放射状に配列してブリッジ部同士の間に肉抜き孔9をそれぞれ穿設した構造としても構わない。
また本実施形態では、図2に示す如く、前記天板の中心部5と周辺リング部6との間に、前記ブリッジ部8に交差する中間リング部7を残して、この中間リング部7の内方に内側肉抜き孔9aを、中間リング部7の外方に外側肉抜き孔9bをそれぞれ穿設している。
図示例では、図1に示す如く、内周壁部13の上方の天板部分を中間リング部7としている。もっとも内周壁部13を省いて、中間リング部と内側肉抜き孔9aや外側肉抜き孔9bとを設けた構造としてもよい。
なお、本明細書において、“ブリッジ部”という用語は、第1ブリッジ部8a及び第2ブリッジ部8bのような直線的なブリッジの他に、中間リング部7のような環状ブリッジを含むものとする。
またブリッジ部が連結筒部によって支持されているというときには、第1ブリッジ部及び第2ブリッジ部のように連結筒部によって直接支持されている場合だけでなく、中間リング部7のように第1ブリッジ部及び第2ブリッジ部を介して間接的に支持されている場合も該当する。
また図示例では、外周壁部12の上方の天板部分を、周辺リング部6としているが、外周壁部12を省いて、周辺リング部6及びその内方に配置された肉抜き孔9を設けた構造としても構わない。また内周壁部13と外周壁部12との両方を省略して肉抜き孔9を設けた構造としてもよい。
前記閉塞シート16は、肉抜き孔9を塞ぐことで水の浸入を防ぐ機能を有する。特に中心部と中間リング部との間に肉抜き孔が穿設されている場合に、泡吐出器内への浸水を防止するために閉塞シートを貼付することが有効である。本実施形態では、天板4の上表面SUの側に閉塞シート16を貼設しているが、天板の下表面SLに閉塞シートを貼付した構造も本発明の技術的範囲から除外されない。
本明細書において「シート」というときは、フィルムを含むものとする。
前記閉塞シート16は、天板4の上側から肉抜き孔9を覆う覆合シートとし、かつ不透明の材料で形成することにより、肉抜き孔9が人目に触れることを防止し、ノズルヘッド2の体裁を良好とすることができる。さらに、前記閉塞シート16を、装飾を施した加飾シートとし、これにより、更に外観を向上することができる。
また本実施形態では、閉塞シート16はインモールド成形により天板4の上表面SUに形成されている。こうすることにより、予め成形されたノズルヘッド2の天板4に閉塞シート16を貼付する場合に比べて、効率的に製造することができる。また加飾した覆合シート16を用いる場合には、合成樹脂成形品自体に模様などの印刷を施す場合に比べて、加飾されたフィルムを金型にセットすればよいから、簡単に加飾を行うことができる。
図4は、本発明のノズルヘッドを組み込んだ容器装着用吐出ポンプを示している。図示例の吐出器は、泡吐出器として形成されているが、この構造は適宜変更することができ、液体吐出ポンプであっても構わない。
容器装着用吐出ポンプのうちでノズルヘッド2以外の部分(ポンプ本体21という)は、公知であるので、その構造及び作用を簡単に説明する。
前記容器装着用吐出ポンプ20は、装着部材22と、シリンダ部材24と、作動部材26とを具備している。これら各部材は、合成樹脂又は金属で形成することができる。
前記装着部材22は、容器体100の口頸部102へ嵌合可能な装着筒部22aを有し、この装着筒部22aの上端部から内向きフランジ22bを介して案内筒部22cを起立している。
前記シリンダ部材24は、前記装着部材22から垂下されている。図示のシリンダ部材24は、大径の空気用シリンダ24aから小径の液体用シリンダ24bを垂設するとともに、液体用シリンダ24bの下端から垂下する嵌合筒部24cに吸上げ用パイプ25の上部を嵌着させ、かつ前記空気用シリンダ24aの上部に付設した鍔部24dを、前記内向きフランジ22bと口頸部102との間に挟持させている。前記液体用シリンダ24bの下部内には第1液体用逆止弁(図示せず)を設けるとよい。
前記作動部材26は、シリンダ部材24に対して上方付勢状態で上下動可能に組み付けられたものである。
前記作動部材26は、好適な一実施例として、前記液体用シリンダ24bの内面を摺接可能なほぼ縦筒状の液体用ピストン(図示せず)を有し、この液体用ピストンの上部に、図4に示すピストンガイド28の筒体28aの下部を、また前記ノズルヘッド2の連結筒部10の下部に前記筒体28aの上部をそれぞれ嵌着させるとともに、この筒体28aの上下方向中間部の外周面に対して、空気用シリンダ24aの内面に摺接させた空気用ピストン(図示せず)を昇降可能に連係させた構造とすることができる。
空気用ピストンは、内周側に、ピストンガイド28の外面への取付け筒部(図示せず)を有し、この取付け筒部から図示しない隔壁部を外方突出させ、この隔壁部の先端部を空気用シリンダ24aに摺接している。
この隔壁部の一部には、第1空気用逆止弁(図示せず)が形成されており、また前記取付け筒部の下端と前記弁座とで第2空気用逆止弁(図示せず)が形成されている。
前記第1空気用逆止弁は、作動部材26と案内筒部22cとの間の外気導入路Pを介して外部に連通している。
また前記第2空気用逆止弁は前記筒体28aと連結筒部10との間に形成された連通路Gを介して後述の気液混合室R内に連通している。
前記ピストンガイド28の筒体28aの上部には第2液体用逆止弁VL2を形成する。図示例の第2液体用逆止弁VL2は、筒体28aの内面から突設する環状弁座の上に玉弁を載置させてなる。
前記筒体28aの上端部内には、前記玉弁の弁体押えとして、筒状部材30の下半部30aが嵌着されている。筒状部材30は、直筒状の上半部30bから下端小径の下半部30aを垂下させてなる。筒状部材30の下半部30aと第2液体用逆止弁VL2の弁座との間の空間は、気液混合室Rに形成されている。筒状部材30の下半部30aの外面には、前記連通路Gを気液混合室Rに連通させる連通溝31が形成されている。
また前記筒状部材30の上半部30b内には、発泡部材32が嵌合されている。
さらにノズルヘッド2の内周壁部13の下端と内向きフランジ22bの上面との間には図4に想像線で示す如く、スペーサ34を嵌挿させてもよい。
前記構成において、ノズルヘッド2を押し下げると、作動部材26がシリンダ部材24に対して下がる。
これにより、前記液体用ピストンは、液体用シリンダ24b内を下降して、当該液体用シリンダ24bの内部を高圧化させるので、第2液体用逆止弁VL2が開き、液体用シリンダ24b内の液体が第2液体用逆止弁を経由して、気液混合室R内に入る。
また空気用ピストンは、前記ピストンガイド28に遅れて下降するため、前記第2空気用逆止弁が開き、エアチャンバー(空気用ピストンと空気用シリンダ24aの底部との間の空間をいう)内の空気が第2空気用逆止弁及び連通路Gを介して気液混合室Rに入る。
気液混合室R内へ入った液体及び空気は相互に混合し、この混合流体が前記発泡部材32を通過することで起泡し、連結筒部10を経由してノズル14から外部へ放出される。
前記ノズルヘッド2の押し下げを解放すると、第2液体用逆止弁VL2が閉じるとともに第1液体用逆止弁が開き、容器体100から第1液体用逆止弁を介して液体用シリンダ24b内に液体が入る。またピストンガイド28が空気用ピストンより早く上昇することにより、第2空気用逆止弁が閉じるとともに第1空気逆止弁が開き、外気が外気導入路P及び第1空気逆止弁を介してエアチャンバー内に入る。
2…ノズルヘッド 3…ヘッド本体 4…天板 5…中心部 6…周辺リング部
7…中間リング部
8…ブリッジ部 8a…第1ブリッジ部 8b…第2ブリッジ部
9…肉抜き孔 9a…内側肉抜き孔 9b…外側肉抜き孔
10…連結筒部 10a…大内径部 10b…縦溝 10c…縦リブ
12…外周壁部 13…内周壁部(補助周壁部)
14…ノズル 14a…基部 14b…先部
15…垂下壁部 16…閉塞シート
18…防水リング 18a…リング筒部 18b…外リブ 18c…内リブ
20…容器装着用吐出ポンプ 21…ポンプ本体
22…装着部材 22a…装着筒部 22b…内向きフランジ 22c…案内筒部
24…シリンダ部材 24a…空気用シリンダ 24b…液体用シリンダ
24c…嵌合筒部 24d…鍔部 25…吸上げパイプ
26…作動部材
28…ピストンガイド 28a…筒体
30…筒状部材 30a…下半部 30b…上半部 31…連通溝
32…発泡部材 34…スペーサ
100…容器体 102…口頸部
A…流路形成筒連設箇所
e…外周縁部 G…連通路 P…外気導入路 R…気液混合室
S…表面 SU…上表面 SL…下表面
VL2…第2液用逆止弁

Claims (6)

  1. ポンプ本体(21)への連結筒部(10)を天板(4)から垂設するとともに、この連結筒部(10)の上部からノズル(14)を側外方へ突出させてなるノズルヘッドであって、
    前記連結筒部(10)の上部からノズル(14)に至る迄の流路形成筒の上部を天板(4)に連設させるとともに、天板(4)のうちで前記流路形成筒連設箇所(A)以外の部分に、当該天板(4)を突き抜ける少なくとも一つの肉抜き孔(9)を穿設させたことを特徴とする、容器装着用ポンプのノズルヘッド。
  2. 前記肉抜き孔(9)を閉塞する閉塞シート(16)を前記天板(4)の表面(S)に形成させてなることを特徴とする、請求項1記載の容器装着用ポンプのノズルヘッド。
  3. 前記閉塞シート(16)は、インモールド成形により天板(4)に形成されたことを特徴とする請求項2に記載の容器装着用ポンプのノズルヘッド。
  4. 前記天板(4)の流路形成筒連設箇所(A)以外に複数の肉抜き孔(9)を穿設するとともに、隣接する肉抜き孔同士の間の天板部分をブリッジ部(8)として、ブリッジ部(8)同士を相互に連結するとともに、これらブリッジ部(8)が連結筒部(10)で支持されるように形成したことを特徴とする、請求項1から請求項3のいずれかに記載の容器装着用ポンプのノズルヘッド。
  5. 前記天板(4)の外周縁部(e)と前記連結筒部(10)との間に当該連結筒部(10)の上端部を囲む補助周壁部(13)を垂設するとともに、この補助周壁部(13)と前記外周縁部(e)との間で前記天板(4)に少なくとも一つの肉抜き孔(9)が形成されたことを特徴とする、請求項1から請求項4のいずれかに記載の容器装着用ポンプのノズルヘッド。
  6. 前記天板(4)の外周縁部(e)と前記連結筒部(10)との間に当該連結筒部(10)の上端部を囲む補助周壁部(13)を垂設するとともに、この補助周壁部(13)と前記連結筒部(10)の上端部との間で前記天板(4)に少なくとも一つの肉抜き孔(9)が形成されたことを特徴とする、請求項1から請求項4のいずれかに記載の容器装着用ポンプのノズルヘッド。
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