JP2017065776A - 泡吐出器 - Google Patents

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Abstract

【課題】発泡部と吐出口との間に、作動部材の押し下げにより負圧を発生させるサックバック機構を設け、静止時におけるノズルからの液だれを効率的に防止できるとともに、発泡部の固化防止を図ることができる泡吐出器を提供する。【解決手段】液用シリンダ部14及び空気用シリンダ部12と連通する合流部Rを有し、合流部の下流側に起泡部36を設けた泡吐出器において、起泡部36と吐出口52との間に、作動部材20の押し下げにより下方へ弾性圧搾可能な押圧部Dを有し、押圧部Dの容積変化により負圧を発生させるサックバック機構Bを設けた。また上記サックバック機構Bと起泡部36との間の流路部分に、常時は閉鎖されており、上記押圧部Dを下方へ弾性圧搾したときに開くシール弁Sを設けた。【選択図】図1

Description

本発明は、泡吐出器に関する。
液用シリンダ内を摺動する液用ピストンから起立したステムの上端に押下げヘッドを付設するとともに、空気用シリンダ内を摺動する空気用ピストンをステムの外面に連係させて、液用シリンダからの液体と空気用シリンダからの空気とが混合した後ステム内の起泡部を通って泡として吐出するとともに、ステムに対する空気用ピストンの動きにより起泡部の上流側(下側)で負圧を生じさせ、起泡部の側方に形成したサックバック用流路を経由して、ノズル側の液体を吸い戻すものが知られている(特許文献1)。
特開2013−212848
サックバック機能を備えた泡吐出器は、静止時にノズルからの液だれを防止するのに有利である。しかしながら、特許文献1のものでは、起泡部の側方にサックバック用流路を確保しなければならず、負圧が発生する場所からノズルまでに距離があるのでサックバックの流れに対する流路抵抗も大であった。
また起泡部が上記ノズルの吐出口と連通しているので、起泡部に内容物が乾燥・固化して付着するおそれがあった。
また起泡部と隣接するサックバック用流路に関しても、内容物の固化により塞がる可能性があった。
本願発明の目的は、発泡部と吐出口との間に、作動部材の押し下げにより負圧を発生させるサックバック機構を設け、静止時におけるノズルからの液だれを効率的に防止できるとともに、発泡部の固化防止を図ることができる泡吐出器を提供することである。
第1の手段は、
容器体側からの吸上げ口19aと連続する液用シリンダ部14及び空気用シリンダ部12を有するシリンダ部材10と、
液用シリンダ部14内を摺動可能な液用ピストン22から起立した中空のステム24の上部に押下げヘッド40を付設するとともに、空気用シリンダ部12内を摺動可能な空気用ピストン32を上記ステム24に連係して設け、上方へ付勢してなる作動部材20と、
を具備し、
空気用シリンダ部12からの排気路Gを上記ステム24の一部に設けた合流部Rに連続させるとともにこの合流部Rの下流側のステム部分内に起泡部36を設けた泡吐出器において、
起泡部36と押下げヘッド40の吐出口52との間に、作動部材20の押し下げにより下方へ弾性圧搾可能な押圧部Dを有し、押圧部Dの容積変化により負圧を発生させるサックバック機構Bを設け、
かつ上記サックバック機構Bと起泡部36との間の流路部分に、常時は閉鎖されており、上記押圧部Dを下方へ弾性圧搾したときに開くシール弁Sを設けた。
本手段では、図1に示すように起泡部36と吐出口52との間に、作動部材20の押し下げにより負圧を発生させるサックバック機構Bを設けることを提案する。この機構は、下方へ弾性圧搾可能な押圧部Dを有し、押圧部Dの容積変化により負圧を発生させる。作動部材20への押下げ力のうちの一部は押圧部Dを弾性圧搾させて負圧を生じさせることに使われ、残りは、ポンプ機能を実現させるために用いられる。起泡部36と吐出口52との間に、負圧を発生させるサックバック機構Bを設けたので、その負圧がノズルの吐出口まで直ちに作用し、液だれを効果的に防止できる。
また本手段では、図1に示すように、サックバック機構Bと起泡部36との間の流路部分に押圧部Dと連動して開弁するシール弁Sを設けることを提案している。このシール弁Sは、常時は閉じているので、起泡部36が乾燥により固化することを防止する。
第2の手段は、第1の手段を有し、かつ
上記シール弁Sは、上記押圧部Dから垂下した押下げ棒80の下端部により、押圧部Dの圧搾時に、ステム24内に配置したスリット弁体72を強制的に拡開させることで開弁するように構成した。
本手段では、図1に示すように、押圧部Dから垂下した押下げ棒80により、ステム24内に配置したスリット弁体72が開くように構成することを提案する。作動部材20を真下に押下げる力が押圧部D及び押下げ棒80を介して直接的かつ直線的にスリット弁体72に作用するので、確実にシール弁Sを開弁させることができる。
第3の手段は、第2の手段を有し、かつ
上記押下げヘッド40の頂部45に垂直方向に開通するジョイント口60を開口するとともに、このジョイント口60の口縁に弾性隆起部76の外端部を連結することで上記押圧部Dを形成するとともに、上記弾性隆起部76と上記押下げ棒80とを一体成形した。
本手段では、図1に示すように、押下げヘッド40のジョイント口60に連結した弾性隆起部76と、押下げ棒80とを一体的に成形することを提案している。異なる機能を有するパーツを一体化することで部品数が少なくなり、また押下げヘッドへの組付けも容易となる。
第4の手段は、第1の手段から第3の手段のいずれかを有し、かつ
押下げヘッド40は、その底壁部44と頂部45とを補強板部54で連結している。
本手段では、図1に示すように、押下げヘッド40の底壁部44と頂部45とを補強板部54で連結することを提案している。これにより、押下げ力に対する押下げヘッド40の強度が向上する。
第5手段は、第1の手段から第4の手段のいずれかを有し、かつ
上記押下げヘッド40の頂部を覆うカバー62を昇降可能に取り付け、このカバー62を介して、上記押圧部Dを押し下げ可能に形成してなることを構成した。
本手段では、図1に示すように、押下げヘッド40の頂部を覆うカバー62を介して、押圧部Dを押し下げることができるようにしている。これによりカバー62を介して押圧部Dを全体的にかつ安定的に押し下げることができる。
第1の手段に係る発明によれば、起泡部36と吐出口52との間に、作動部材20の押し下げによる下方への弾性圧搾により負圧を発生させるサックバック機構Bを設けたから、静止状態の液だれを効果的に防止できる。
また上記サックバック機構Bと起泡部36との間の流路部分に、常時は閉鎖されており、上記押圧部Dを下方へ弾性圧搾したときに開くシール弁Sを設けたから、作動部材20を押し下げ操作したときのみ液体通路が開放され、起泡部36の乾燥による固化を防止できる。
第2の手段に係る発明によれば、押圧部Dから垂下した押下げ棒80の下端部により、押圧部Dの圧搾時に、ステム24内に配置したスリット弁体72を強制的に拡開させるから、簡単な構成でありながら、確実にシール弁Sの開閉が可能である。
第3の手段に係る発明によれば、サックバック機構の一部である弾性隆起部76とシール弁Sの構成要素である押下げ棒80とを一体成形したから、部品数を低減できる。
第4の手段に係る発明によれば、押下げヘッド40の底壁部44と上記ジョイント口60の周囲の頂壁部分と補強板部54で連結したから、押下げ操作時の押下げヘッド40の変形を防止できる。
第5の手段に係る発明によれば、上記押下げヘッド40の頂部を覆うカバー62を昇降可能に取り付け、このカバー62を介して、上記押圧部Dを押し下げ可能に形成したから、押圧部Dを安定して押し下げることができる。
本発明の第1実施形態に係る泡吐出器の縦断面図である。 図1の泡吐出器の押下げヘッドの平面図である。 図1の泡吐出器の使用状態説明図である。
図1から図3は、本発明の第1実施形態に係る泡吐出器を示す。この泡吐出器は、少なくとも装着部材2と、シリンダ部材10と、作動部材20とを含む。これら各部材は特にことわらない限り合成樹脂で形成することができる。
上記装着部材2は、装着筒4の上端から内向きフランジ状頂壁部6を突出するとともに、この内向きフランジ状頂壁部6の内周部からは保持筒部8を起立している。上記装着筒4は、容器体100の口頸部102へ嵌合(図示例では螺合)可能に形成している。なお、保持筒部8と後述の連結筒部43との間には間隙(空気通路)を設けるものとする。
シリンダ部材10は、大径の空気用シリンダ部12の下端から段差部を介して小径の液用シリンダ部14を垂設してなる。上記空気用シリンダ部12の上部に付設した鍔部12aを上記装着部材2の内面に取り付け、本願吐出器を容器体に組み付けたときに、上記鍔部12aが容器体100の口頸部102と上記内向きフランジ状頂壁部6との間に挟持されるように構成している。
液用シリンダ部14の下端部内面は漏斗状に縮径しており、この下端部からパイプ嵌合筒部18を下方へ延出している。このパイプ嵌合筒部18内には下端部に吸上げ口19aを有する吸上げパイプ19を嵌合させている。液用シリンダ部14の上記下端部内には、第1液体逆止弁V1Lを設ける。この弁は、例えば液用シリンダ部内に縦設したポペット弁体pの下端部と上記液用シリンダ部14の下端部内面との間に形成することができる。
作動部材20は、液用ピストン22と、ステム24と、空気用ピストン32と、接続筒部34と、起泡部36と、押下げヘッド40とを含む。
上記液用ピストン22は、上下に長い筒壁の下部を上記液用シリンダ部14の内周面に摺動可能に嵌挿させるとともに、残りの筒壁部分を上方へ突出している。液用ピストン22は、液用シリンダ部14の下部に挿入したコイルスプリングによって上方へ付勢されている。
上記ステム24は、上記液用ピストン22の外面から保持筒部8の内部を通って上方へ突出している。またステム24は、その筒壁内部に液体吐出弁V2Lを有し、かつ筒壁下部を上記液用ピストン22の上部外面に液密に嵌着させている。ステム24の下端部には鍔状弁座部24aを設ける。
上記接続筒部34は、下半部である小径筒部34aを、ステム24の上端部内面へ、また上半部である大径筒部34bを、連結筒部43へそれぞれ嵌着している。本明細書において、ステム24に押下げヘッド40を付設するとは、接続筒部34を介して間接的に付設することを含むものとする。
この小径筒部34aと上記液体吐出弁V2Lとの間の空間は合流部Rとする。また上記ステム24の上端部の内面と小径筒部34aの外面との間から、ステム24の上端部の上端面と接続筒部34の対向面との間に亘って第2連通溝G2を形成する。この第2連通溝は、空気用シリンダ部12から合流部Rへ至る排気路の一部を形成するものである。
上記起泡部36は、図示例では上記大径筒部34b内に嵌合させている。この起泡部36は、筒体の内面に適数の発泡ネットを横設させてなる。
空気用ピストン32は、上記ステム24の外面に昇降可能に嵌合する筒体32aを有し、この筒体から外方へリング板状に延出する隔壁32bの先端部を空気用シリンダ部12の内面に気密に当接している。隔壁32bの一部には第1空気用逆止弁V1Aを、筒体32aの下端とステム24の下端部には鍔状弁座部24aとの間には第2空気用逆止弁V2Aをそれぞれ形成する。また上記ステム24及び接続筒部34の各外面と上記筒体32a及び後述の連結筒部43の各内面との間には、第1連通溝G1を設ける。この第1連通溝G1と上述の第2連通溝G2とは、空気用シリンダ部12内から合流部Rへ連通する排気路Gを形成している。
押下げヘッド40は、図1に示す如く、ヘッド本体42と、カバー62と、シール部材68と、押下げ部材74とで構成されている。
上記ヘッド本体42は、上記大径筒部34b及びステム24の上部に下半部を嵌合させた連結筒部43を有し、この連結筒部43の上端部から外向きフランジ状の底壁部44を介して周壁部46を起立している。この周壁部46の一部からノズル50を前方突出している。上記連結筒部43の上部内面には適数のリブrを縦設している。
なお、本明細書ではノズルの突出方向を「前」と、突出方向と反対側を「後」と、前後方向と直交する方向を「右」・「左」というものとする。ノズル50の前端部(先端部)には吐出口52を開口している。
本実施形態では、上記連結筒部43を底壁部44より上方へ延長し、この延長壁部43aと延長壁部43aより前方の底壁部分とヘッド本体42の頂部45とを連結する補強板部54を底壁部44から起立している。しかしながら、延長壁部43aを省略して、補強板部54が上記ヘッド本体42の頂部45及び底壁部44のみを連結するように形成しても構わない。
補強板部54の向きは、好適な図示例では、ヘッド本体42内の泡の流れを妨げないように、図2に点線で示すように、ノズル50の突出方向(前方)に平行に配置している。
また補強板部54の配置は、好適な図示例では、ノズル50形成箇所付近に、ノズル孔の上端側の頂部分とノズル孔の下端側と底壁部分とを連結するように設定している。ノズルを形成した箇所は、それ以外の箇所に比べて負荷がかかりやすく(カバー頂壁64のノズル部分とノズル側のヘッド部分を一緒に押圧することが多い為)強度的に弱いからである。
しかしながら、これら補強板部の向き・位置は適宜変更できるものとする。また補強板部の数も自由に設定することができ、好適な一例として押下げ棒の両側(例えばノズルに近い側と遠い側)の対照位置に一対の補強板部を設けてもよい。
また図示例では、上記周壁部46から垂下筒部48を下方へ延設している。この垂下筒部48の下端部内面には、嵌合リング49を嵌着している。この嵌合リング49は、上記保持筒部8の上端部に当接あるいは近接している。
さらに図示例では、上記ヘッド本体42の周壁部46の外面から外向きフランジ状頂壁部56を介して外周壁部58を垂下している。また上記周壁部46の上端部46aは外向きフランジ状頂壁部56より上方へ突出している。周壁部46の上端部46a内にはジョイント口60を開口している。
上記カバー62は、ヘッド本体42にその上面を覆うようにかつ昇降可能に取り付けられている。カバー62は、カバー頂壁64の外周部から垂下した摺動周壁66を上記ヘッド本体42の外周面に嵌合している。上記カバー頂壁64は、図2に示すように、ヘッド本体42の輪郭に対応するヘッド本体対応部分64aと、ノズルの輪郭に対応するノズル対応部分64bとを含む。
上記シール部材68は、支持筒部70の上端にスリット弁体72の周端部を連設している。スリット弁体72は、弾性膜に適当な形状のスリット72aを穿設してなる。支持筒部70の上端部は上記リブrの下端部に、また支持筒部70の下端部は接続筒部34の上端面にそれぞれ係止させている。
なお、シール部材の構造は、適宜変更することができる。例えば上述のスリット弁体72に代えて、中央部に弁孔を有する横板を設け、この横板の下面側で複数の弾性片で支承された閉塞部で弁孔を密閉させるととともに、その閉塞部を押下げ棒で押し下げて弁孔を開口するように構成することができる。
上記押下げ部材74は、弾性隆起部76と、押下げ棒80とで形成されている。
弾性隆起部76は、上記ジョイント口60の口縁に液密に嵌着され、口縁に対して隆起することで、上記カバー62を介して押し下げ可能な押圧部Dを形成している。図示例では、弾性隆起部76の外周部を2重筒状の嵌着部78とし、その2重筒の間に周壁部46の上端部46aを嵌着させている。そして弾性隆起部76を下方へ圧搾し、圧搾後の弾性復元によりヘッド本体42内が負圧化され、サックバック機構Bとして機能するように構成している。
図示の弾性隆起部76は、中心隆起部76aと環状の外周隆起部76bとの間が浅く凹んだ形状としている。
上記押下げ棒80は、弾性隆起部76の中心隆起部76aから連結筒部43内へ垂設され、その下端部をスリット弁体72に近接させている。図示例では、押下げ棒80の横断面形状を十字状としているが、その形状は適宜変更することができる。押下げ棒80の下端部とスリット弁体72とで起泡部36を外気から遮蔽するシール弁Sが形成されている。
上記構成において、まず本願の泡吐出器の一般的な作用を説明すると、装着部材2を容器体100の口頸部102に装着させ、次に作動部材20を押し下げると、第1液体逆止弁V2L及び第2空気逆止弁V2Aが開いて、空気用シリンダ部12から第1連通溝G1及び第2連通溝G2を介して合流部Rに入った空気が、液用シリンダ部14から上昇した液体と混合し、起泡部36で泡となって吐出口52から吐出される。作動部材20の押し下げを解除すると、第1液体逆止弁V2L及び第2空気逆止弁V2Aが閉じると共に、第1液体逆止弁V1L及び第1空気逆止弁V1Aが開いて容器体100内の液体が液用シリンダ部14へ、外気が空気用シリンダ部12内へそれぞれ入る。
本発明においては、まず図1の状態において、スリット弁体72が閉鎖しているので、起泡部36へ付着した液体の乾燥・固化を防いでいる。カバー62を押し下げると、カバー62が弾性隆起部76を押し下げ、押下げ棒80がスリット弁体72を強制的に広げる。さらにカバー62を押し続けると、作動部材20全体が下降する。
上記押下げを解放すると、弾性隆起部76が弾性復元することでヘッド本体42内が負圧化され、ノズル50から液体が吸い戻される。これにより、ノズルからの液漏れが防止される。また弾性隆起部76の弾性復元に押下げ棒80が上昇し、スリット弁体72が再び閉じる。
2…装着部材 4…装着筒 6…内向きフランジ状頂壁部 8…保持筒部
10…シリンダ部材 12…空気用シリンダ部 12a…鍔部
14…液用シリンダ部 18…パイプ嵌合筒部
19…吸い上げパイプ 19a…吸上げ口
20…作動部材 22…液用ピストン 24…ステム 24a…鍔状弁座部
32…空気用ピストン 32a…筒体 32b…隔壁
34…接続筒部 34a…小径筒部 34b…大径筒部 36…起泡部
40…押下げヘッド 42…ヘッド本体
43…連結筒部 43a…延長壁部
44…底壁部 45…頂部 46…周壁部 46a…上端部
48…垂下筒部 49…嵌合リング
50…ノズル 52…吐出口 54…補強板部 56…外向きフランジ状頂壁部
58…外周壁部 60…ジョイント口
62…カバー 64…カバー頂壁
64a…ヘッド本体対応部分 64b…ノズル対応部分
66…摺動周壁
68…シール部材 70…支持筒部 72…スリット弁体 72a…スリット
74…押下げ部材
76…弾性隆起部 76a…中心隆起部 76b…環状の外周隆起部
78…嵌着部 80…押下げ棒
B…サックバック機構 D…押圧部
G…排気路 G1…第1連通溝 G2…第2連通溝 p…ポペット弁体
R…合流部(合流部) r…リブ S…シール弁
V1L…第1液体逆止弁 V2L…第2液体吐出弁 V1A…第1空気逆止弁
V2A…第2空気逆止弁
100…容器体 102…口頸部

Claims (5)

  1. 容器体側からの吸上げ口(19a)と連続する液用シリンダ部(14)及び空気用シリンダ部(12)を有するシリンダ部材(10)と、
    液用シリンダ部(14)内を摺動可能な液用ピストン(22)から起立した中空のステム(24)の上部に押下げヘッド(40)を付設するとともに、空気用シリンダ部(12)内を摺動可能な空気用ピストン(32)を上記ステム(24)に連係して設け、上方へ付勢してなる作動部材(20)と、
    を具備し、
    空気用シリンダ部(12)からの排気路(G)を上記ステム(24)の一部に設けた合流部(R)に連続させるとともにこの合流部(R)の下流側のステム部分内に起泡部(36)を設けた泡吐出器において、
    起泡部(36)と押下げヘッド(40)の吐出口(52)との間に、作動部材(20)の押し下げにより下方へ弾性圧搾可能な押圧部(D)を有し、押圧部(D)の容積変化により負圧を発生させるサックバック機構(B)を設け、
    かつ上記サックバック機構(B)と起泡部(36)との間の流路部分に、常時は閉鎖されており、上記押圧部(D)を下方へ弾性圧搾したときに開くシール弁(S)を設けたことを特徴とする、泡吐出器。
  2. 上記シール弁(S)は、上記押圧部(D)から垂下した押下げ棒(80)の下端部により、押圧部(D)の圧搾時に、ステム(24)内に配置したスリット弁体(72)を強制的に拡開させることで開弁するように構成したことを特徴とする、請求項1記載の泡吐出器。
  3. 上記押下げヘッド(40)の頂部(45)に垂直方向に開通するジョイント口(60)を開口するとともに、このジョイント口(60)の口縁に弾性隆起部(76)の外端部を連結することで上記押圧部(D)を形成するとともに、上記弾性隆起部(76)と上記押下げ棒(80)とを一体成形したことを特徴とする、請求項2に記載の泡吐出器。
  4. 押下げヘッド(40)は、その底壁部(44)と頂部(45)とを補強板部(54)で連結していることを特徴とする、請求項1から請求項3のいずれかに記載の泡吐出器。
  5. 上記押下げヘッド(40)の頂部を覆うカバー(62)を昇降可能に取り付け、このカバー(62)を介して、上記押圧部(D)を押し下げ可能に形成してなることを構成したことを特徴とする、請求項1から請求項4の何れかに記載の泡吐出器。
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