JP6522324B2 - ガラス支持具 - Google Patents

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Description

本発明は、ガラス支持具に関し、特に、車両用のガラス板を車両の窓枠部に固定する際に使用されるガラス支持具に関する。
通常、自動車等の車両の窓枠部、例えばフロントウィンドウ、サイドウィンドウおよびリアウィンドウ等には、ガラス板が配置されている。このような窓枠部は、通常、車両側のボディフランジとガラス板とを、接着剤を介して接合させることにより構成される。ただし、接着剤の硬化にはある程度の時間を要するため、その間、ガラス板のボディフランジに対する位置が変化しないように、ガラス板を支持し固定する手段が必要となる。
これまで、このような手段として、支持クリップが使用されている(例えば特許文献1)。この支持クリップは、ガラス板に固定される基部と、該基部からボディフランジ側に向かって突出する支柱とを有する。また、ボディフランジには、支持クリップの支柱用の貫通孔が形成されている。そのため、ガラス板とボディフランジとを対向、接近させた際に、支持クリップの支柱がボディフランジの貫通孔に挿入され、これにより、ガラス板をボディフランジに固定(仮留め)することができる。
特開2011−105038号公報
このように、車両の窓枠部を製造する工程において、ガラス板を支持し固定する手段(以下、「仮固定手段」という)として、これまで支持クリップが使用されてきた。
なお、車両の窓枠部に使用されるガラス板の中には、かなり大きな寸法および重量を有するものが存在する。そのような大きなガラス板を支持し固定するためには、少なくとも2つ以上(通常、4つ以上)の仮固定手段を、ガラス板の所定の位置に設置する必要が生じる。
しかしながら、仮固定手段として支持クリップを使用した場合、一つの支持クリップの支柱が対応するボディフランジの貫通孔に挿入されると、これにより、ボディフランジに対するガラス板の位置が限定されてしまう。この傾向は、ボディフランジの貫通孔に支柱が挿入された支持クリップの数の増加とともに顕著となり、そのような支持クリップの数が増えるほど、ボディフランジに対するガラス板の配置の自由度は減少していく。このため、各支持クリップの支柱と、これに対応するボディフランジの貫通孔の位置が正確に整合していなければ、最終的に全ての支持クリップにおいて、それらの支柱をボディフランジの貫通孔に挿入することは難しくなるという問題がある。
そこで、このような問題に対処するため、支持クリップと面ファスナーを組み合わせて、これらを仮固定手段として使用することが考えられる。例えば、ガラス板の下側(窓枠部として完成した際の方向を意味する)の2箇所には、支持クリップを使用し(従って、ボディフランジの対応する2箇所には、貫通孔が形成される)、ガラス板の上側(窓枠部として完成した際の方向を意味する)の2箇所には、面ファスナーを設置する(従って、ボディフランジの対応する2箇所にも、面ファスナーが配置される)ような態様が考えられる。
このような態様では、第1の操作で、2つの支持クリップの支柱を、それぞれの対応する貫通孔に挿入することにより、ガラス板の下側がボディフランジに対して位置決め固定され、その後、第2の操作で、相互に対応する面ファスナー同士を接合することにより、ガラス板の上側がボディフランジに対して固定される。この場合、全ての仮固定手段を支持クリップで構成した場合とは異なり、例えば、第2の操作でガラス板の支持クリップの支柱がボディフランジの貫通孔に挿入できず、ガラス板をボディフランジを組み付けることができなくなるという問題に対処することができる。
しかしながら、このような態様では、面ファスナーは、ボディフランジおよびガラス板の両方に設置する必要がある。このため、窓枠部の製造に必要な部品の数が増え、これに伴い作業工程も煩雑化してしまう。その結果、製造効率が低下し、製造コストが上昇するという問題が生じ得る。
本発明は、このような背景に鑑みなされたものであり、本発明では、窓枠部の製造に必要な部品の数を増やすことなく、より簡単に、ボディフランジに対してガラス板を適正な位置に支持し固定することが可能なガラス支持具を提供することを目的とする。
本発明では、車両のボディフランジにガラス板を固定するガラス支持具であって、
前記ガラス支持具は、
相互に対向する第1の表面および第2の表面を有する基部と、
前記基部の前記第2の表面から前記基部と離れる方向に向かって突設される支柱と、
前記支柱の先端に配置され、前記支柱の先端から前記基部の前記第2の表面に向かって、前記支柱の軸に対して傾斜角を有して形成される傾斜部材と、
を備え、
前記支柱の先端は、前記軸を含むいずれかの平面内で、前記軸に対して揺れ動くことができる、ガラス支持具が提供される。
本発明では、窓枠部の製造に必要な部品の数を増やすことなく、より簡単に、ボディフランジに対してガラス板を適正な位置に支持し固定することが可能なガラス支持具を提供することができる。
本発明の一実施例によるガラス支持具の一構成例を概略的に示した斜視図である。 図1に示したガラス支持具の概略的な一断面図である。 図1に示したガラス支持具の概略的な側面図である。 本発明の一実施例によるガラス支持具の別の構成を概略的に示した斜視図である。 図4に示したガラス支持具の概略的な一断面図である。 本発明の一実施例によるガラス支持具のさらに別の構成を概略的に示した斜視図である。 図6に示したガラス支持具の概略的な側面図である。 仮固定手段を用いてガラス板をボディフランジに組み付けて、組立体を製造する際の様子を概略的に示した図である。 一つの仮固定手段の位置における組立体の断面を模式的に示した図である。
以下、本発明について説明する。
前述のように、車両用の窓枠部を製造する際にガラス板を支持し固定するための仮固定手段として、支持クリップと面ファスナーとを組み合わせて使用した場合、面ファスナーは、ボディフランジおよびガラス板の両方に設置する必要がある。このため、窓枠部の製造に必要な部品の数が増え、これに伴い作業工程も煩雑化してしまう。また、これにより製造効率が低下し、製造コストが上昇するという問題が生じ得る。
これに対して、本発明の一実施形態では、車両のボディフランジにガラス板を固定するガラス支持具であって、
前記ガラス支持具は、
相互に対向する第1の表面および第2の表面を有する基部と、
前記基部の前記第2の表面から前記基部と離れる方向に向かって突設される支柱と、
前記支柱の先端に配置され、前記支柱の先端から前記基部の前記第2の表面に向かって、前記支柱の軸に対して傾斜角を有して形成される傾斜部材と、
を備え、
前記支柱の先端は、前記軸を含むいずれかの平面内で、前記軸に対して揺れ動くことができる、ガラス支持具が提供される。
このようなガラス支持具では、例えば、車両用の窓枠部を製造する際に、ガラス支持具の先端部材がボディフランジに当接するなどして外力を受けた際に、ガラス支持具の支柱を、軸に対して揺れ動かすことができる。
従って、このようなガラス支持具をガラス板の所定の位置に設置して、仮固定手段として使用した場合、必要に応じて、ガラス支持具の支柱の先端位置を、支柱の軸からずらすことが可能となる。このため、ガラス支持具を介してガラス板をボディフランジに組み付ける際に、仮にガラス支持具の支柱の位置と、ボディフランジの貫通孔の位置とが、相互に厳密に整合していなくても、ボディフランジの貫通孔に、ガラス支持具の支柱の先端を比較的簡単に挿入することが可能となる。
また、ガラス支持具の先端部材がボディフランジの貫通孔に挿入されると、先端部材がボディフランジと係合されるため、これにより、ガラス支持具を介してガラス板をボディフランジに固定することができる。
さらに、ガラス支持具の先端部材には、ボディフランジとの間の係合が解除されることを抑制する第1の係止部が設けられている。このため、いったんガラス支持具の先端部材がボディフランジの貫通孔に挿入されると、その後は両者の間の係合状態が維持され、ガラス支持具がボディフランジの貫通孔から外れることは生じ難くなる。
このように、本発明の一実施形態では、ガラス板をボディフランジに組み付ける際に、ガラス支持具の支柱とボディフランジの貫通孔の間の位置合わせ作業の負担を軽減することが可能になり、より簡単に、ボディフランジに対してガラス板を適正に支持し固定することが可能となる。
また、本発明の一実施形態では、仮固定手段として、面ファスナーの代わりにガラス支持具を使用することができるため、面ファスナーを使用した場合に生じ得る問題、すなわち窓枠部の製造に必要な部品の数が増え、これに伴い作業工程が煩雑化してしまうという問題を軽減することが可能となる。また、その結果、本発明の一実施形態によるガラス支持具を使用した場合、窓枠部の製造効率が低下し、製造コストが上昇するという問題を軽減することが可能となる。
なお、本願において、支柱の「先端」とは、支柱の基部とは反対側の端部およびその近傍を含む部分を意味し、支柱の「頂点」とは、支柱の先端のうちの最突出部分を表すものとする。また、支柱の「根元」とは、支柱の基部側の端部およびその近傍を含む部分を意味し、支柱の「付根」とは、支柱の根元側の端部を表すものとする。
また、本明細書において、「平行」、「垂直」という言葉は、本発明の効果を損なわない程度のズレを許容するものである。
以下、図面を参照して、本発明の一実施形態について説明する。
(第1の実施形態)
以下、図1から図3を参照して、本発明の第1の実施形態によるガラス支持具(以下、「第1のガラス支持具」と称する)について、説明する。
図1には、第1のガラス支持具の斜視図を概略的に示す。また、図2には、図1における第1のガラス支持具の一断面を模式的に示す。より具体的には、図2は、第1のガラス支持具における支柱の軸を含む第1の平面(以下参照)に沿った、第1のガラス支持具の断面を模式的に示した図である。さらに、図3には、第1のガラス支持具をX方向(図1参照)から視認した際の、概略的な側面図を示す。
図1から図3に示すように、第1のガラス支持具100は、基部110と、支柱120と、先端部材138とを有する。さらに、第1のガラス支持具100は、補強部材160および/または第2の係止部180を有しても良い。基部110は、第1の表面112および第2の表面114を有する。
ここで、本願では、各部材の位置関係等を、相互に垂直な3軸(X軸、Y軸およびZ軸)を想定した3次元座標を用いて表す場合がある。この際には、図1に示すように、第1のガラス支持具100の基部110がXY平面内にあり、基部110に垂直な軸がZ軸であると仮定する。なお、ガラス支持具の基部が曲面状の場合、厳密には、「基部がXY平面内にある」という表現は正確ではない。しかしながら、本願では、記載を簡略化するため、そのような場合でも、曲面状の基部から直感的に想起し得る仮想的な平面が、XY平面内にあるものと仮定して、同様の表現を使用することにする。なお、本願において、基部110がXY平面内にある場合、または曲面状である場合を含めて、基部110は板状であると表現する。また、必要な場合、第1のガラス支持具100の基部110の第1の表面112の一つのコーナー部を、3軸の原点Oと仮定する(図1および図3参照)。
第1のガラス支持具100において、基部110の第1の表面112は、第1のガラス支持具100を仮固定手段として使用する際に、接着剤等を介してガラス板に接着される。第2の表面114は、第1の表面112とは反対側に位置し、この第2の表面114上には、第1のガラス支持具100を構成する各部材が配置される。なお、前述のように、基部110は、XY平面内にある。
支柱120は、基部110の第2の表面114から、基部110と離れる方向に向かって突設される。なお、図1〜図3に示した例では、支柱120の軸ALは、Z軸に平行ではなく、図3に示すように、Z軸から角度θ(0°<θ<±45°)だけ傾斜している。ただし、これは単なる一例であって、軸ALは、Z軸に略平行に延伸しても良い(すなわちθ=0)。より正確には、この角度θは、第1のガラス支持具100がボディフランジに係合される際の両者の配向状態に従って定められる。例えば、第1のガラス支持具100がボディフランジに対して略平行な状態で係合される場合、軸ALの角度θは、0に近くなり、第1のガラス支持具100がボディフランジに対して大きな傾斜状態で取り付けられる場合、軸ALの角度θ(の絶対値)は、より大きくなる。角度θは、例えば+10°〜+30°(または−10°〜−30°)の範囲であっても良い。
なお、角度θの符号は、軸ALに対する回転の方向を意味する。ここでは、便宜的に、図3に示す角度θの符号を正と仮定している。
支柱120は、先端130を有し、この先端130には、先端部材138が配置される。先端部材138は、支柱120と同一の材料で構成されても良く、および/または支柱120と一体成形されても良い。
先端部材138は、該先端部材138がボディフランジの貫通孔に挿入された際に、該ボディフランジ(の貫通孔)と係合する構造を有する。
より具体的には、図1〜図3に示すように、先端部材138は、2つの傾斜部材140で構成される。各傾斜部材140は、略短冊状の形状を有し、その長手軸が軸ALに対して実質的に傾斜角αおよび−α(0<α<90°)で傾斜した状態で、傾斜部材140は、支柱120の先端から基部110の第2の表面114に向かって形成されている。この傾斜角αは、例えば、20°〜50°の範囲であっても良い。この傾斜部材140は一部、上記のような範囲の傾斜角を有する部位を備えれば、すなわち支柱120から広がるような部位を備えれば、いかなる構造であってもよい。
また、各傾斜部材140は、軸ALに対して相互に対称となるように配置される。例えば、図1〜図3に示した例では、支柱120の軸ALを含み、かつ原点Oから延びるX軸とは交わらない(すなわちX軸に平行な)平面(図3参照)を「第1の平面135」としたとき、2つの傾斜部材140は、いずれも第1の平面135内で相互に対称に延伸するように配置されている。
各傾斜部材140は、弾性を有し、弾性変形することができる。すなわち、2つの傾斜部材140は、該傾斜部材140が、例えば図2の矢印Rで示した方向から外力を受けた際に、内向き(支柱120に近づく方向)に弾性変形することができる。本実施形態では、傾斜部材140のうち、支柱120の先端近傍は薄肉であり、基部110の第2の表面114に向かうにしたがって、テーパ状に徐々に厚肉となる構成をしている。このような構成とすることで、内向き(支柱120に近づく方向)に弾性変形することが容易となる。
また、各傾斜部材140の先端150には、第1の係止部151が形成されている。この第1の係止部151は、先端部材138がボディフランジの貫通孔に挿入された後に、このボディフランジとの間の係合が解除されることを抑制する役割を有する。すなわち、各傾斜部材140の先端150に第1の係止部151を設けることにより、いったん先端部材138がボディフランジの貫通孔に挿入されると、以降は、第1の係止部151によって、第1のガラス支持具100とボディフランジの間に、係合状態が維持されるようになる。
このような傾斜部材140の構造により、先端部材138は、ボディフランジの貫通孔に挿入された際に、ボディフランジ(の貫通孔)と係合することができる。
ここで、第1のガラス支持具100では、支柱120は、先端130(すなわち先端部材138)が外力を受けた際に、先端130が変形できるという特性を有する。より具体的には、支柱120の先端130は、外力を受けた際に、少なくとも第1の平面135内で揺れ動くことができる。
従って、第1のガラス支持具100を、ガラス板の所定の位置に設置して、仮固定手段として使用した場合、例えば、第1のガラス支持具100の先端部材138がボディフランジに当接するなどして外力を受けた際に、支柱120の先端130の位置を軸ALからずらすことができる。
このような効果により、第1のガラス支持具100では、ガラス板をボディフランジに取り付ける際に、第1のガラス支持具100の支柱120の位置と、ボディフランジの貫通孔の位置が、相互に厳密に整合していない場合であっても、ボディフランジの貫通孔に、ガラス支持具の支柱120の先端130を、比較的簡単に挿入することが可能となる。
また、前述のように、第1のガラス支持具100の先端部材138は、2つの傾斜部材140で構成され、これらの傾斜部材140の先端150には、第1の係止部151が形成されている。このため、いったん第1のガラス支持具100の先端部材138がボディフランジの貫通孔に挿入されると、その後も先端部材138とボディフランジとの間で係合が維持され、第1のガラス支持具100がボディフランジの貫通孔から外れることが有意に抑制される。
このように、第1のガラス支持具100では、ガラス板をボディフランジに組み付ける際に、第1のガラス支持具100の支柱120とボディフランジの貫通孔の間の位置合わせ作業の負担を軽減することが可能になり、より簡単に、ボディフランジに対してガラス板を適正に支持し固定することが可能となる。
また、仮固定手段として第1のガラス支持具100を使用した場合、面ファスナーを使用する必要がなくなるため、窓枠部の製造に必要な部品の数が増え、これに伴い作業工程が煩雑化してしまうという問題を軽減することが可能となる。また、これにより、窓枠部の製造効率が向上し、製造コストの上昇を抑制することが可能となる。
なお、図1〜図3に示した第1のガラス支持具100の各部材の構成は単なる一例であって、第1のガラス支持具100は、その他の構成を有しても良い。例えば、第1のガラス支持具100において、先端部材138は、該先端部材138がボディフランジの貫通孔に挿入された際に、ボディフランジと係合される機能を有する限り、その構造は特に限られない。特に、第1の係止部151は、先端部材138がボディフランジの貫通孔に挿入された後に、このボディフランジとの間の係合が解除されることを抑制する機能を有する限り、その形態は特に限られない。
同様に、支柱120は、先端130が軸ALを含む少なくとも一つの平面(第1の平面135に限定されない)内で揺れ動くことができる限り、その構成は、特に限られないことに留意する必要がある。例えば、支柱120の先端130は、軸ALを含む第1の平面135内で、軸ALに対して相互に反対の方向に振動できる構造であっても良い。その他にも様々な構成が想定される。
(各部分の仕様について)
次に、図1〜図3に示した第1のガラス支持具100を例に、ガラス支持具を構成する各部材の仕様等について、より詳しく説明する。なお、以下の記載では、明確化のため、各部材を説明する際に、図1〜図3に示した参照符号を使用する場合がある。ただし、本発明において、ガラス支持具を構成する各部材の態様は、図1〜図3に示した形態に限定されるものではない。
(基部110)
前述のように、基部110は、ガラス板に接合される側となる第1の表面112と、上部に各部材が配置される側となる第2の表面114とを有する。
基部110の材質は、特に限られない。基部110は、例えば樹脂で構成されても良い。
第1の表面112および/または第2の表面114は、例えば、矩形状、正方形状、円形状、または楕円形状など、各種形状を有しても良い。
第1の表面112および/または第2の表面の寸法は、特に限られない。例えば、第1の表面112および/または第2の表面114が矩形状の場合、短辺は7.5mm〜31mmの範囲であり、長辺は22mm〜60mmの範囲であっても良い。
また、基部110の形態は、特に限られない。例えば、基部110の第1の表面112は、平板表面の他、曲面状の表面であっても良い。第1の表面112の形態は、第1のガラス支持具100が接合されるガラス板の形状に合わせて、適宜選定される。
(支柱120)
支柱120は、先端130が軸ALを含む少なくとも一つの平面(例えば第1の平面135)内で、揺れ動くことができる限り、いかなる構成を有しても良い。
例えば、前述の第1のガラス支持具100の例では、図3に明確に示すように、支柱120は、略直方体の形状を有し、軸ALに平行な4つの側面を有する。このうち第1の平面135と平行な側面を、第1の側面122および第3の側面124とし、第1の平面135に対して垂直な側面を、第2の側面123および第4の側面125と称する(図2参照。ただし、図2において、第3の側面124は視認できない)。
ここで、第1の側面122および第3の側面124の幅W1は、第2の側面123および第4の側面125の幅W2に比べて細くなっている。例えば、幅W2は、2mm〜10mmであるのに対して、幅W1は、1mm〜5mmの範囲である。特に、支柱120の強度と支柱120の先端の揺れ動きとを両立させる観点から、W1:W2=1:2以上1:5以下であることが好ましい。
この場合、第1の側面122および第3の側面124と、第2の側面123および第4の側面125との間の剛性差により、支柱120の先端130が外力を受けた際に、支柱120(の先端130)を、第1の側面122および第3の側面124と平行な方向、すなわち第1の平面135内で振動させることが可能となる。
また逆に、第1の側面122および第3の側面124の幅W1を、第2の側面123および第4の側面125の幅W2よりも大きくした場合、第2の側面123および第4の側面125と平行な方向、すなわち第1の平面135に対して垂直な第2の平面内で、支柱120(の先端130)を振動させることが可能となる。
ただし、支柱の構造は、そのような直方体形状に限られるものではない。例えば、支柱として、細径(例えば直径1.0mm〜5.0mm)の円柱を採用しても良い。この場合、軸ALを含む全ての平面(軸ALを中心として、0〜360°回転して得られる全ての平面)内で、支柱の先端を軸ALから偏心させ、あるいは軸ALを中心に振動させることが可能になる。ただし、円柱の直径が細くなり過ぎると(例えば直径1.0mm未満)、使用の際に、支柱が破損するおそれがある。
あるいは、支柱は、先端(先端部材138)側と根元(基部110)側とで、剛性が異なる構造を有しても良い。例えば、支柱の先端側には、弾性のより大きな材料を適用し、支柱の根元側には、弾性のより小さな材料を適用した場合、支柱の先端が外力を受けた際に、支柱の先端を、選択的に、軸ALを含む少なくとも一つの平面内で揺れ動かすことが可能になる。
さらに、軸ALに沿って支柱の太さ(断面積)を変化させても良い。例えば、支柱を、該支柱の根元側から先端側に沿って、断面積が小さくなるようにテーパ状に構成した場合、支柱の先端が外力を受けた際に、支柱の先端を、選択的に、軸ALを含む少なくとも一つの平面内で揺れ動かすことが可能になる。
この他にも、支柱の構成として、様々な態様が考えられる。すなわち、支柱の構造は、先端が軸ALを含むいずれかの平面内で揺れ動くことができる限り、いかなる構成を有しても良い。
なお、軸ALを含む平面とは、軸AL全体を含む平面を指す。また本明細書では、支柱120の先端が軸ALに対して揺れ動くとは、外力によって支柱120の先端が軸ALからずれることを指し、支柱の先端が軸ALに対して偏心する、とも表現する。
(補強部材160)
第1のガラス支持具100は、さらに補強部材160を有し、この補強部材160は、基部110に、支柱120の根元部分(先端130とは反対の部分)に隣接した状態で配置される。
このような補強部材160を設置した場合、支柱120の基部110の側における弾性が小さくなる。すなわち、補強部材160により、支柱120の揺れ動きは先端130およびその近傍に限定され、支柱全体が変形することが抑制される。従って、補強部材160を設置することにより、第1のガラス支持具100の使用時に、支柱120が破損することが有意に抑制される。
補強部材160の形態は、特に限られず、補強部材は、支柱の根元部分の剛性を高め、支柱全体が変形することを抑制できる限り、いかなる形態であっても良い。例えば、補強部材160は、図1に示すような矩形状であっても良い。また、補強部材160は、基部110および/または支柱120と一体化形成されても良い。
なお、第1のガラス支持具100において、補強部材160は、必須の構成部材ではなく、可能な場合、省略しても良い。
(先端部材138および第1の係止部151)
先端部材138は、ボディフランジの貫通孔に挿入された際に、このボディフランジと係合する機能を有する。
例えば、図1〜図3の例では、先端部材138は、2つの傾斜部材140を有し、各傾斜部材140の先端150に、第1の係止部151が設けられる。
なお、図1〜図3の例では、各傾斜部材140は、支柱120の先端から基部110の第2の表面114に向かって所定の傾斜角で延伸する形態を有する。また、2つの傾斜部材140は、軸ALに対称な状態で、第1の平面135内で延在するように配置されている。しかしながら、これは単なる一例であって、2つの傾斜部材140は、別の態様で、支柱120の先端130に配置されても良い。例えば、2つの傾斜部材140は、軸ALに対称な状態で、第1の平面135に垂直な第2の平面内で延在するように配置されても良い。あるいは、2つの傾斜部材140は、軸ALに対して対称に配置されていなくても良い。すなわち、2つの傾斜部材140は、必ずしも軸ALを含む一つの平面内で延在するように配置されていなくても良い。また、2つの傾斜部材140は、必ずしも軸ALに対して対称な形状である必要はない。
また、先端部材138は、支柱120の先端から延伸されていれば、必ずしも支柱120の頂点から延伸されていなくても良い。
また、先端部材138は、図1〜図3に示した構成以外の構成を有しても良い。例えば、先端部材138は、1つもしくは3つ以上の傾斜部材140を有しても良い。1つの傾斜部材140を有する構成については、後述する。
なお、先端部材138は、弾性を有し、外力を受けた際に弾性変形できることが好ましい。この場合、ガラス支持具100の先端部材138の位置がボディフランジの貫通孔の位置と厳密に整合していなくても、先端部材138がボディフランジに当接した際に、先端部材138を変形させてボディフランジの貫通孔に挿入させることが可能になる。
また、弾性を有する先端部材138では、例えば、図2の矢印Rに示すように、先端部材138をボディフランジの貫通孔を通す際には、そのX軸に沿った寸法を収縮させて、貫通孔を通過させ易くすることができる上、いったん先端部材138が貫通孔を通過した後は、先端部材138の寸法が復元するため、先端部材138をボディフランジの貫通孔と係合させることが容易になる。
また、図2に示すように、先端部材138の基部110に最も近い位置(すなわち傾斜部材140の先端150)から、基部110までの距離をL1とし、先端部材138の基部110から最も遠い位置(すなわち、傾斜部材140の基部110とは反対側の端部)から基部110までの距離をL2としたとき、長さL1は、長さL2の5%以上であることが好ましい。この場合、支柱120の先端130を揺れ動かす際に、先端130の揺れ動きが先端部材138に妨害されるという問題が生じ難くなる。すなわち、先端部材138の動きが基部110によって拘束され、これにより、支柱120の先端130の偏心の動きが妨げられるという問題が生じ難くなる。特に、長さL1は、長さL2の10%以上であることが好ましく、20%以上であることがより好ましく、30%以上であることがさらに好ましい。
ここで、長さL1および長さL2は、図2に示す通り、それぞれの位置から基部110までの最短距離を指すものとする。
ところで、図1〜図3の例では、第1の係止部151は、各傾斜部材140のそれぞれの先端150に形成されている。しかしながら、第1の係止部151の配置および構成は、特に限られない。第1の係止部151は、先端部材138がボディフランジの貫通孔に挿入された後に、このボディフランジとの間の係合が解除されることを抑制する機能を有する限り、先端部材138のいかなる場所に、いかなる構成で配置されても良い。また、傾斜部材140の先端150によってボディフランジと係合し、ガラスを支持できる場合には、第1の係止部151は必須の構成部材ではなく、可能な場合、省略しても良い。
(第2の係止部180)
第1のガラス支持具100は、さらに、第2の係止部180を有しても良い。
第2の係止部180は、第1のガラス支持具100の支柱120がボディフランジの貫通孔に挿入され、ガラス板がボディフランジに組み付けられた後に、第1のガラス支持具100を介してガラス板を安定に支持し、ガラス板がボディフランジに対して「がたつく」ことを抑制する役割を有する。
従って、第2の係止部180は、そのような「がたつき」を抑制することができる限り、いかなる構成を有しても良い。
例えば、第2の係止部180は、図1〜図3に示したように、上部に突出する上端182を有するように構成されても良い。この上端182は、第1のガラス支持具100の支柱120がボディフランジの貫通孔に挿入された後、ボディフランジに対向する。この際、第2の係止部180は、ボディフランジに当接した状態で対向しても良く、またボディフランジと数mmの隙間を隔てた状態で対向しても良い。これにより、ボディフランジとガラス板の間のがたつきを低減した状態で、ガラス板をボディフランジに対して安定に支持、固定することができる。
なお、ボディフランジと数mmの隙間を設けるように第2の係止部180を形成することで、先端部材138をボディフランジの貫通孔に挿入し易くなり、かつボディフランジとガラス板のがたつきを低減できる。
第2の係止部180の上端182は、略平坦な先端面を有しても、略点状の先端を有しても良い。
なお、第1のガラス支持具100において、第2の係止部180は、必須の構成部材ではなく、可能な場合、省略しても良い。
(第2の実施形態)
次に、図4および図5を参照して、本発明の一実施形態による別のガラス支持具(以下、「第2のガラス支持具」と称する)について、説明する。
図4には、第2のガラス支持具200の概略的な斜視図を示す。また、図5には、第2のガラス支持具200の一断面を概略的に示す。なお、図5は、第2のガラス支持具200の第1の平面235(以下参照)に沿った断面図である。
図4に示すように、第2のガラス支持具200は、実質的に、前述の第1のガラス支持具100と同様の構成を有する。従って、図4および図5において、前述の第1のガラス支持具100と同様の部材には、図1〜図3で使用した参照符号に100を加えた参照符号が付されている。例えば、第2のガラス支持具200は、基部210、支柱220、先端部材238、補強部材260、および第2の係止部280を有する。
ただし、第2のガラス支持具200では、支柱220および先端部材238の構成が、第1のガラス支持具100の場合とは大きく異なっている。
より具体的には、第2のガラス支持部200において、支柱220は、基部110の第2の表面114から、基部110と離れる方向に向かって突設された、略直方体の形状を有する。また、支柱220は、軸ALを含み、かつ原点Oから延びるX軸とは交わらない(すなわちX軸に平行な)平面を「第1の平面235」としたとき、該第1の平面235と略垂直な第2の平面236内で揺れ動き得る先端230を有する。なお、第2の平面236は、図5において、軸ALと重なっている。
ここで、支柱220において、直方体の4つの側面のうち、第1の側面222、およびこれに対向する第3の側面224は、前記第1の平面235に平行に配置され、第2の側面223、およびこれに対向する第4の側面225は、前記第2の平面236に平行に配置される(特に図5参照。ただし、図5において、第3の側面224は視認されない)。また、第1の側面222および第3の側面224の幅W1は、第2の側面223および第4の側面225の幅W2よりも大きくなるように構成される。
この場合、第1の側面222または第3の側面224と、第2の側面223または第4の側面225の間の剛性の差により、支柱220の先端230は、第2の平面236内で揺れ動くことができる。
また、第2のガラス支持具200において、支柱220の先端230に配置される先端部材238は、2つの傾斜部材240を有する。各傾斜部材240は、略短冊状の形状を有し、これらの長手軸は、軸ALに対して実質的に傾斜角αおよび−α(0<α<90°)で傾斜した状態で、基部210に向かって延伸している。各傾斜部材240は、軸ALに対して相互に対称な状態で、第1の平面235内で延在するように配置される。
各傾斜部材240は、弾性を有し、弾性変形することができる。すなわち、2つの傾斜部材240は、該傾斜部材240が、例えば図5の矢印Pで示した方向から外力を受けた際に、内向き(支柱220に近づく方向)に弾性変形することができる。
なお、本実施形態においても、図5に示す長さL1は、長さL2の5%以上であることが好ましい。これにより、支柱220の先端230を揺れ動かす際に、先端230の移動が先端部材238に妨害されるという問題が生じ難くなる。すなわち、先端部材238の動きが基部210によって拘束され、これにより、支柱220の先端230の偏心の動きが妨げられるという問題が生じ難くなる。特に、長さL1は、長さL2の10%以上であることが好ましく、20%以上であることがより好ましく、30%以上であることがさらに好ましい。
このような構成の支柱220および先端部材238を有する第2のガラス支持具200においても、第1のガラス支持具100と同様の効果が得られることは当業者には明らかである。すなわち、第2のガラス支持具200を、ガラス板の所定の位置に設置して、仮固定手段として使用した場合、例えば、第2のガラス支持具200の先端部材238がボディフランジに当接するなどして外力を受けた際に、支柱220を軸ALから偏心させることができる。
また、第2のガラス支持具200の先端部材238は、2つの傾斜部材240で構成され、これらの傾斜部材240の先端250には、第1の係止部251が形成されている。このため、第2のガラス支持具200の先端部材238をボディフランジの貫通孔に挿入すると、先端部材238とボディフランジとを係合することが可能となる。
このような効果により、第2のガラス支持具200では、ガラス板をボディフランジに取り付ける際に、第2のガラス支持具200の支柱220の位置と、ボディフランジの貫通孔の位置が、相互に厳密に整合していない場合であっても、ボディフランジの貫通孔に、ガラス支持具の支柱220の先端230を、比較的簡単に挿入することが可能となる。
なお、第2のガラス支持具200においても、補強部材260および/または第1の係止部251および/または第2の係止部280は、不要な場合、省略しても良い。
(第3の実施形態)
次に、図6および図7を参照して、本発明の一実施形態によるさらに別のガラス支持具(以下、「第3のガラス支持具」と称する)について、説明する。
図6には、第3のガラス支持具300の概略的な斜視図を示す。また、図7には、図6に示した第3のガラス支持具300の概略的な側面図を示す。
図6および図7に示すように、第3のガラス支持具300は、実質的に、前述の第1のガラス支持具100と同様の構成を有する。従って、図6および図7において、前述の第1のガラス支持具100と同様の部材には、図1〜図3で使用した参照符号に200を加えた参照符号が付されている。例えば、第3のガラス支持具300は、基部310、支柱320、先端部材338、補強部材360、および第2の係止部380を有する。
ただし、第3のガラス支持具300では、先端部材338の構成が、第1のガラス支持具300の場合とは大きく異なっている。
より具体的には、第3のガラス支持具300において、支柱320の先端330に配置される先端部材338は、1つの傾斜部材341を有する。傾斜部材341の先端には、第1の係止部351が形成される。
傾斜部材341は、弾性を有し、弾性変形することができる。すなわち、傾斜部材341は、該傾斜部材341が、例えば図7の矢印Qで示した方向から外力を受けた際に、内向き(支柱320に近づく方向)に弾性変形することができる。
なお、第3のガラス支持部300において、支柱320は、軸ALに沿って延在する略直方体の形状を有する。また、支柱320は、軸ALを含み、かつ原点Oから延びるX軸とは交わらない(すなわちX軸に平行な)平面を「第1の平面335」としたとき、該第1の平面335内で揺れ動き得る先端330を有する。
このような構成の先端部材338を有する第3のガラス支持具300においても、第1のガラス支持具100と同様の効果が得られることは当業者には明らかである。すなわち、第3のガラス支持具300を、ガラス板の所定の位置に設置して、仮固定手段として使用した場合、例えば、第3のガラス支持具300の先端部材338がボディフランジに当接するなどして外力を受けた際に、支柱320を軸ALに対して揺り動かすことができる。
また、第3のガラス支持具300の先端部材338は、傾斜部材341を有し、この傾斜部材341の先端には、第1の係止部351が形成されている。このため、いったん第3のガラス支持具300の先端部材338がボディフランジの貫通孔に挿入されると、その後も先端部材338とボディフランジとの間で係合が維持され、第3のガラス支持具300がボディフランジの貫通孔から外れることが有意に抑制される。
このような効果により、第3のガラス支持具300では、ガラス板をボディフランジに取り付ける際に、第3のガラス支持具300の支柱320の位置と、ボディフランジの貫通孔の位置が、相互に厳密に整合していない場合であっても、ボディフランジの貫通孔に、ガラス支持具の支柱320の先端330を、比較的簡単に挿入することが可能となる。
なお、第3のガラス支持具300においても、補強部材360および/または第1の係止部351および/または第2の係止部380は、不要な場合、省略しても良い。
(ガラス支持具の使用形態)
次に、図8および図9を参照して、本発明の一実施形態によるガラス支持具の使用形態の一例について説明する。なお、以下の記載では、本発明の一実施形態によるガラス支持具の一例として、図1〜図3に示した第1のガラス支持具100を例に、その使用形態について説明する。
図8には、仮固定手段を用いてガラス板をボディフランジに組み付けて、組立体を製造する際の様子を概略的に示す。また、図9には、一つの仮固定手段の位置における組立体の断面を模式的に示す。
図8に示すように、例えば、自動車等の車両の窓枠部を製造する場合、まず、車両のボディフランジ470に対応するガラス板403が準備される。
ボディフランジ470は、第1の表面472および第2の表面474を有し、ガラス板403は、第1の表面405および第2の表面407を有する。
なお、実際の窓枠部の製造では、ボディフランジ470の第1の表面472および/またはガラス板403の第1の表面405の周囲に接着剤が設置されるが、図8および図9では明確化のため省略されている。
ボディフランジ470の4つのコーナー部のそれぞれの位置には、第1の表面472から第2の表面474まで貫通する、第1の貫通孔475a〜第4の貫通孔475dが形成される。ガラス板403の第1の表面405の4つのコーナー部のそれぞれの位置には、第1〜第4の仮固定手段485a〜485dが設置される。仮固定手段485a〜485dは、ボディフランジ470に形成されたそれぞれの貫通孔475a〜475dに対応する位置に配置される。
なお、ここでは、一例として、仮固定手段485a〜485dのうち、ガラス板403の上側の第3の仮固定手段485cおよび第4の仮固定手段485dに、前述の第1のガラス支持具100が使用されるものと仮定する。また、残りの第1および第2の仮固定手段485a、485bには、支柱を有する一般的な(支柱の先端が軸に対して偏心しない)支持クリップが使用されるものと仮定する。
ここで、上側の第3の仮固定手段485cおよび第4の仮固定手段485dは、第1のガラス支持具100の基部110の第1の表面114をガラス板403の第1の表面405に接着することにより、ガラス板403の第1の表面405の所定の位置に取り付けることができる。
次に、ガラス板403の第1の表面405がボディフランジ470の第1の表面472と対向するようにして、ガラス板403がボディフランジ470に対して配置される。
次に、ガラス板403をボディフランジ470に組み付けて、組立体401が製造される。
組立体401を製造する際には、図8に示すような配置状態において、第1の工程として、ガラス板403の下側のいずれか一つの仮固定手段(例えば第1の仮固定手段485a)の支柱をボディフランジ470の対応する貫通孔(例えば第1の貫通孔475a)に挿入する。これにより、この位置において、ガラス板403とボディフランジ470とが仮固定される。
次に、第2の工程として、ガラス板403の下側の残りの仮固定手段(例えば第2の仮固定手段485b)の支柱をボディフランジ470の対応する貫通孔(例えば第2の貫通孔475b)に挿入することにより、この位置において、ガラス板403とボディフランジ470とを仮固定する。これにより、ガラス板403の下側が、ボディフランジ470に対して支持され、固定される。
なお、この作業を容易に実施するため、図8に示すように、ボディフランジ470の第2の貫通孔475bは、長孔開口(水平方向の寸法が鉛直方向の寸法よりも大きな開口)を有しても良い。この場合、第2の仮固定手段485bと第2の貫通孔475bの間の水平方向における位置ずれを、ある程度緩和することができる。すなわち、第2の仮固定手段485bの支柱の中心が第2の貫通孔475bの中心から多少水平方向にずれていても、支柱を第2の貫通孔475bに通すことが可能になる。
次に、第3の工程として、ガラス板403の上側の一つの仮固定手段(例えば第3の仮固定手段485c)、すなわち第1のガラス支持具100の先端部材138を、ボディフランジ470の対応する貫通孔(例えば第3の貫通孔475c)に挿入することにより、この位置において、ガラス板403とボディフランジ470とを仮固定する。
ここで、前述のように、第1のガラス支持具100において、支柱120の先端130は、外力を受けた際に、軸ALから偏心することができる。
従って、この工程では、仮に第1のガラス支持具100の支柱120の中心位置と、ボディフランジ470の第3の貫通孔475cの中心位置が、相互に厳密に整合していなくても、ボディフランジ470の第3の貫通孔475cに、支柱120の先端130を、比較的簡単に挿入することができる。
また、前述のように、第1のガラス支持具100の先端部材138は、2つの傾斜部材140で構成され、これらの傾斜部材140の先端150には、第1の係止部151が形成されている。このため、いったん第1のガラス支持具100の先端部材138がボディフランジ470の第3の貫通孔475cに挿入されると、その後も先端部材138とボディフランジ470との間で係合が維持され、第1のガラス支持具100がボディフランジ470の第3の貫通孔475cから外れることが有意に抑制される。
さらに、第1のガラス支持具100の先端部材138は、図2の矢印Rに示す方向に弾性変形可能であっても良い。この場合、ガラス支持具100の先端部材138の位置がボディフランジ470の第3の貫通孔485cの位置と厳密に整合していなくても、先端部材138がボディフランジ470に当接した際に、先端部材138を変形させてボディフランジ470の第3の貫通孔485cに挿入させることが可能になる。また、いったん先端部材138が第3の貫通孔485cを通過した後は、先端部材138の寸法が復元するため、先端部材138をボディフランジ470の第3の貫通孔485cと係合させることが容易になる。
以上のような効果により、第3の仮固定手段485cとボディフランジ470との間で、図9に示すような係合状態を、比較的容易に得ることが可能となる。
なお、この第3の工程後には、図9に示すように、第1のガラス支持具100は、傾斜部材140の第1の係止部151がボディフランジ470の第2の表面474および第3の貫通孔475cと当接するような形態で、ボディフランジ470と係止する。
また、第1のガラス支持具100が第2の係止部180を有する場合、第2の係止部180の先端182は、ボディフランジ470の第1の表面472と当接した状態で、もしくは数mmの隙間を隔てた状態で対向し、これにより、ボディフランジ470に対するガラス板403のがたつきを、ある程度抑制することができる。
次に、第4の工程として、ガラス板403の上側の残りの仮固定手段(例えば第4の仮固定手段485d)、すなわち第1のガラス支持具100の先端部材138が、ボディフランジ470の対応する貫通孔(例えば第4の貫通孔475d)に挿入される。
第4の工程においても、第3の工程と同様、仮に第1のガラス支持具100の支柱120の中心位置と、ボディフランジ470の第4の貫通孔475dの中心位置が、相互に厳密に整合していなくても、ボディフランジ470の第4の貫通孔475dに、支柱120の先端130を、比較的簡単に挿入することができる。
また、いったん第1のガラス支持具100の先端部材138がボディフランジ470の第4の貫通孔475dに挿入されると、その後も先端部材138とボディフランジ470との間で係合が維持され、第1のガラス支持具100がボディフランジ470の第4の貫通孔475dから外れることが有意に抑制される。
さらに、第1のガラス支持具100の先端部材138が弾性変形機能を有する場合、ガラス支持具100の先端部材138の位置がボディフランジ470の第4の貫通孔485dの位置と厳密に整合していなくても、先端部材138がボディフランジ470に当接した際に、先端部材138を変形させてボディフランジ470の第4の貫通孔485dに挿入させることが可能になる。また、いったん先端部材138が第4の貫通孔485dを通過した後は、先端部材138の寸法が復元するため、先端部材138をボディフランジ470の第4の貫通孔485dと係合させることが容易になる。
特にこの第4の工程を実施する際には、ガラス板403は、3つのコーナー部において、既に仮固定手段485a〜485cを介してボディフランジに固定されている。このため、第4の仮固定手段485dと第4の貫通孔475dとの間の位置ずれは、比較的大きくなる可能性があり、その場合、従来の組立体の製造方法では、位置ずれに対処することが難しくなる。
しかしながら、第4の仮固定手段485dとして、第1のガラス支持具100を使用した場合、前述のような効果により、第4の仮固定手段485dとボディフランジ470の第4の貫通孔475dとの間で、図9に示すような係合状態を、比較的容易に得ることが可能となる。
第4の工程の後には、ガラス板403がボディフランジ470に適正に支持、固定され、ボディフランジ470の所定の位置にガラス板403が組み付けられた組立体401を得ることができる。
なお、以上の説明は、単なる一例であって、本発明によるガラス支持具は、その他の態様で使用されても良い。
例えば、図8および図9に示した例では、4つの仮固定手段485a〜485dのうち、上側2つの仮固定手段485cおよび485dが、第1のガラス支持具100で構成される。しかしながら、4つの仮固定手段485a〜485dのうち、最後に貫通孔と係合される仮固定手段のみが、第1のガラス支持具100で構成されても良い。あるいは、4つの仮固定手段485a〜485dの全てが、第1のガラス支持具100で構成されても良い。
また、第1のガラス支持具100の代わりに、第2または第3のガラス支持具200、300を使用しても良い。
さらに、ボディフランジ470に形成される貫通孔475a〜475dの形状は、特に限られず、これらの貫通孔475a〜475dの開口形状は、例えば、円形、楕円形、正方形、または矩形等であっても良い。その他にも各種変更が可能である。
本発明は、例えば、車両用のガラス部材を車両の窓枠部に固定する際に使用されるガラス支持具等に利用することができる。
100 第1のガラス支持具
110 基部
112 第1の表面
114 第2の表面
120 支柱
122 第1の側面
123 第2の側面
125 第4の側面
130 支柱の先端
135 第1の平面
138 先端部材
140 傾斜部材
150 傾斜部材の先端
151 第1の係止部
160 補強部材
180 第2の係止部
182 第2の係止部の上端
200 第2のガラス支持具
210 基部
212 第1の表面
214 第2の表面
220 支柱
222 第1の側面
223 第2の側面
225 第4の側面
230 支柱の先端
235 第1の平面
236 第2の平面
238 先端部材
240 傾斜部材
250 傾斜部材の先端
251 第1の係止部
260 補強部材
280 第2の係止部
282 第2の係止部の上端
300 第3のガラス支持具
310 基部
312 第1の表面
314 第2の表面
320 支柱
330 支柱の先端
335 第1の平面
338 先端部材
341 傾斜部材
351 第1の係止部
360 補強部材
380 第2の係止部
382 第2の係止部の上端
401 組立体
403 ガラス板
405 ガラス板の第1の表面
407 ガラス板の第2の表面
470 ボディフランジ
472 ボディフランジの第1の表面
474 ボディフランジの第2の表面
475a〜475d 貫通孔
485a〜485d 仮固定手段
AL 軸

Claims (13)

  1. 車両のボディフランジにガラス板を固定するガラス支持具であって、
    前記ガラス支持具は、
    相互に対向する第1の表面および第2の表面を有する基部と、
    前記基部の前記第2の表面から前記基部と離れる方向に向かって突設される支柱と、
    前記支柱の先端に配置され、前記支柱の先端から前記基部の前記第2の表面に向かって、前記支柱の軸に対して傾斜角を有して形成される傾斜部材と、
    を備え、
    前記支柱は、前記軸に平行な4つの側面を有し、第1の側面は、第3の側面と対向し、第2の側面は、第4の側面と対向し、
    前記第1の側面および前記第3の側面の幅と、前記第2の側面および第4の側面の幅との比は、1:2以上1:5以下であり、
    前記傾斜部材は、短冊状の形状を有し、前記支柱の軸に対して傾斜した状態で、前記支柱の先端から前記基部の第2の表面に向かって形成され、かつ、前記ボディフランジと係合する第1の係止部を備え、
    前記支柱の先端は、前記軸を含む、前記第1の側面と平行な第1の平面内で、前記軸に対して揺れ動くことができる、ガラス支持具。
  2. 前記支柱は、単一材料で構成される、請求項1に記載のガラス支持具。
  3. 前記支柱の軸は、前記基部に垂直な軸から角度θ(0°<θ<±45°)だけ傾斜している、請求項1または2に記載のガラス支持具。
  4. 前記第1の側面の幅は、1mm〜5mmの範囲である、請求項1乃至3のいずれか一つに記載のガラス支持具。
  5. 前記傾斜部材は、弾性を有する、請求項1乃至4のいずれか一つに記載のガラス支持具。
  6. 前記傾斜部材は、2つ設けられ、前記軸に対して対称に配置される、請求項1乃至5のいずれか一つに記載のガラス支持具。
  7. 前記2つの傾斜部材は、前記第1の平面内で延伸する、請求項6に記載のガラス支持具。
  8. 前記2つの傾斜部材は、前記軸を含む第2の平面内で延伸し、前記第2の平面は、前記第1の平面に対して垂直である、請求項6に記載のガラス支持具。
  9. 前記傾斜部材の前記基部に最も近い位置から前記基部までの距離をL1とし、前記傾斜部材の前記基部から最も遠い位置から前記基部からまでの距離をL2としたとき、長さL1は、長さL2の5%以上である、請求項1乃至のいずれか一つに記載のガラス支持具。
  10. 当該ガラス支持具は、さらに、前記基部に、前記支柱に隣接して配置された補強部材を有し、
    前記補強部材により、前記支柱は、前記基部の側で、前記軸に対する揺れ動きが抑制される、請求項1乃至のいずれか一つに記載のガラス支持具。
  11. 当該ガラス支持具は、前記傾斜部材が前記ボディフランジに設けられた貫通孔に挿入されて使用され、
    当該ガラス支持具は、さらに、前記基部の前記第2の表面に配置された、第2の係止部を有し、
    前記第2の係止部は、前記傾斜部材が前記ボディフランジの前記貫通孔に挿入された後に、前記ボディフランジと対向する、請求項1乃至10のいずれか一つに記載のガラス支持具。
  12. 前記ボディフランジは、第1の表面から第2の表面に至る貫通孔を有し、
    当該ガラス支持具を前記ボディフランジの前記第1の表面側から、前記貫通孔を貫通させて前記ボディフランジに組み付けた際に、前記第1の係止部は、前記ボディフランジの前記第2の表面および前記貫通孔と当接する、請求項1乃至11のいずれか一つに記載のガラス支持具。
  13. 前記支柱の先端は、前記軸を含む単一の平面内で、前記軸に対して揺れ動くことができる、請求項1乃至12のいずれか一つに記載のガラス支持具。
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