JP6520270B2 - ジブ連結構造 - Google Patents

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Description

本発明は、ジブ連結構造に関する。さらに詳しくは、ブームの先端部とジブの基端部との連結構造に関する。
特許文献1には、ジブ連結構造として、ブーム先端部の両側方に張り出したジブ連結軸と、二股形状のジブ基端部に設けられたジブ基端係合部とからなる構造が開示されている。ジブ基端係合部はU字形状でありジブ連結軸に係合可能となっている。ジブ基端係合部をジブ連結軸に係合させ、ジブ基端係合部の先端の貫通穴にピンを差し込むことで、ジブ基端係合部とジブ連結軸とを連結できる。
ジブ張出作業を行うには、まず、ブームを僅かに伸長させ、ついでジブをブームの下抱き位置に移動させ、ついでブームを全縮小する。そうすると、ジブ基端係合部にジブ連結軸が嵌め込まれる。つぎに、ジブ基端係合部の貫通穴にピンを差し込むことで、ジブ基端係合部とジブ連結軸とを連結する。つぎに、ブームを起仰させ、ジブをブーム先端部から吊り下げる。最後に、テンションロッドに張力を発生させることでジブを張り出す。
ところで、ブームの伸縮機構としてワイヤ伸縮機構が知られている(例えば、特許文献2)。ワイヤ伸縮機構を採用すれば、一本の油圧シリンダの伸縮動作により多段式ブームを同時伸縮させることができる。ワイヤ伸縮機構の場合、何らかの原因でブーム伸縮用ワイヤの張力バランスに狂いが生じると、油圧シリンダを全縮小にしてもブームが完全には縮小しなくなったり、縮小後に意図せずブームが伸長したりする、いわゆる自然伸長が生じる場合がある。ブームが自然伸長すると、ジブ張出作業においてピンがジブ連結軸に干渉して差し込めず、ジブ基端係合部とジブ連結軸とを連結できないという問題がある。
これに対して、ブームの自然伸長を見越して、ピンとジブ連結軸との間に遊びを持たせておけばよいとも考えられる。しかし、ジブを張り出した状態で作業を行うと、ジブに横方向の力が働く場合がある。この場合、ピンとジブ連結軸との間の遊びが大きすぎると、ジブが横揺れするという問題がある。
特開2006−264956号公報 特開平8−127494号公報
本発明は上記事情に鑑み、ブームが自然伸長してもジブ基端係合部とジブ連結軸とを連結でき、かつ、ジブを張り出した状態でジブの横揺れを抑制できるジブ連結構造を提供することを目的とする。
第1発明のジブ連結構造は、ブームの先端部とジブの基端部との連結構造であって、前記ブーム先端部の両側方に水平に張り出したジブ連結軸と、二股形状の前記ジブ基端部の各端部に設けられたジブ基端係合部と、を備え、前記ジブ基端係合部は、前記ジブ連結軸を嵌め込み可能なU字形状であり、前記ジブ連結軸の抜け止め用のピンを差し込むための差込孔が形成されており、一方の前記ジブ基端係合部の前記差込孔は、U字形状の底部よりも外側方に配置されており、外側方に配置された前記差込孔の位置は、前記ジブ基端係合部に前記ジブ連結軸を嵌め込み、前記ジブの先端部を前記ブームの側方に位置させた状態で、差し込まれた前記ピンと前記ジブ連結軸との間に隙間が形成され、かつ、前記ジブを張り出した状態で、差し込まれた前記ピンと前記ジブ連結軸との間の隙間が狭くなる位置であることを特徴とする。
第2発明のジブ連結構造は、ブームの先端部とジブの基端部との連結構造であって、前記ブーム先端部の両側方に水平に張り出したジブ連結軸と、二股形状の前記ジブ基端部の各端部に設けられたジブ基端係合部と、を備え、前記ジブ基端係合部は、前記ジブ連結軸を嵌め込み可能なU字形状であり、前記ジブ連結軸の抜け止め用のピンを差し込むための差込孔が形成されており、一方の前記ジブ基端係合部の前記差込孔は、U字形状の底部よりも外側方に配置されており、かつ、該差込孔と該底部との間の前記ジブの中心軸に沿う方向の距離は前記ジブ連結軸の外径と略同一であることを特徴とする。
第1、第2発明によれば、ジブ基端係合部とジブ連結軸とを連結する際には、ピンとジブ連結軸との間に隙間が形成されるので、ブームが自然伸長してもジブ基端係合部とジブ連結軸とを連結できる。また、ジブを張り出した際には、ピンとジブ連結軸との間の隙間が狭くなるので、ジブの横揺れを抑制できる。
ジブ15を格納した状態の移動式クレーンCの側面図である。 ジブ15をブーム14の下抱き位置に配置した状態のジブ15およびブーム14の側面図である。 ジブ15をブーム14の下抱き位置に配置した状態のジブ15およびブーム14の底面図である。 図3における領域IVの拡大図である。 図4におけるV矢視拡大図である。 図4におけるVI矢視拡大図である。 ジブ15を張り出した状態のジブ15およびブーム14の底面図である。 ジブ15をブーム先端部14aから吊り下げた状態の側面図である。 ジブ15を張り出した状態の側面図である。
つぎに、本発明の実施形態を図面に基づき説明する。
本発明の一実施形態に係るジブ連結構造は、例えば図1に示す移動式クレーンCに適用される。なお、本実施形態のジブ連結構造は、図1に示す移動式クレーンCに限定されず、種々のクレーンに適用できる。
(移動式クレーン)
まず、移動式クレーンCの基本的構造を説明する。
図1中符号11は走行車体であり、走行のための車輪が備えられている。走行車体11には旋回台12が搭載されており、旋回モータにより水平面内で360°旋回できるようになっている。旋回台12には運転室13が設けられている。
旋回台12にはブーム14が起伏自在に取り付けられている。ブーム14の基端部はピンで旋回台12に枢支されている。ブーム14と旋回台12との間には起伏シリンダが取付けられている。この起伏シリンダを伸長させるとブーム14が起仰し、起伏シリンダを収縮させるとブーム14が倒伏する。
ブーム14はテレスコピック状に構成された多段式ブームであり、伸縮シリンダにより伸縮動作する。ブーム14の伸縮機構はワイヤ伸縮機構である。ワイヤ伸縮機構とは、伸縮シリンダとブーム伸縮用ワイヤとからなり、ブーム伸縮用ワイヤによって伸縮シリンダの伸縮動作をブーム14の各筒体に伝達するよう構成された機構である。伸縮シリンダの伸縮動作により多段式ブームを同時伸縮させることができる。ワイヤ伸縮機構の場合、何らかの原因でブーム伸縮用ワイヤの張力バランスに狂いが生じると、伸縮シリンダを全縮小にしてもブームが完全には縮小しなくなったり、縮小後に意図せずブームが伸長したりする、いわゆる自然伸長が生じる場合がある。
ブーム14の先端部14aからは、図示しないフックを備えたワイヤロープが吊り下げられ、そのワイヤロープはブーム14に沿って旋回台12に導かれてウインチに巻き取られている。ウインチはホイストモータの駆動により正逆回転し、ワイヤロープを巻き取り、繰り出しすることでフックの上げ下げができる。
旋回台12の旋回、ブーム14の起伏、伸縮、フックの上げ下げを組合せることにより、立体空間内での荷揚げと荷降ろしが可能となっている。
また、移動式クレーンCにはジブ15が備えられている。ジブ15は全体として細長い棒状部材であり、その基端部15aは二股形状となっている。ブーム14を全伸長させたブーム長さでの揚程・作業半径よりもさらに大きな揚程・作業半径を得る場合に、ジブ15が用いられる。不使用時には、ジブ15はブーム14の側面に沿って格納される(図1参照)。使用時には、ジブ15の基端部15aとブーム14の先端部14aとを連結し、ジブ15をブーム14の前方に張り出す(図9参照)。
(ジブ連結構造)
つぎに、本実施形態のジブ連結構造を説明する。
本実施形態のジブ連結構造は、上記の様な移動式クレーンCにおいて、ブーム14の先端部14a(以下、「ブーム先端部14a」と称する。)とジブ15の基端部15a(以下、「ジブ基端部15a」と称する。)とを連結するための構造である。
図2および図3は、ジブ15をブーム14の底面に沿わせた下抱き位置に配置した状態の側面図および底面図である。後述のごとく、ジブ張出/格納作業においては、ジブ15を下抱き位置に配置した状態で、ブーム先端部14aとジブ基端部15aとの連結/解除を行う。
図3に示すように、ジブ15を下抱き位置に配置した状態では、ジブ基端部15aはブーム先端部14aに位置し、ジブ15の先端部はブーム14の側方に位置したオフセット配置となっている。なお、ジブ15の先端部はブーム14に対して運転室13の反対側に位置している。以下、オフセット配置においてジブ15の先端部が位置する側を左側、その反対側(運転室13側)を右側と称する。ただし、左右が逆の実施形態としてもよい。
図4に示すように、ブーム先端部14aには、その両側方に水平に張り出したジブ連結軸21、22が設けられている。左右のジブ連結軸21、22は同軸上に配置されている。また、二股形状のジブ基端部15aの各端部にはジブ基端係合部31、32が設けられている。
図5に示すように、右側のジブ基端係合部31は、一対のアーム31a、31aと、それらの根元部分を連結する底部31bとからなるU字形状に形成されている。ジブ基端係合部31のU字形状は、右側のジブ連結軸21の外径寸法より若干大きい内径寸法を有する。そのため、一対のアーム31a、31aの間にジブ連結軸21を嵌め込み可能となっている。なお、底部31bは、ジブ15を張り出した状態において、その内面がジブ連結軸21と接触し、ジブ15に作用する力をジブ連結軸21に伝達する部材である。
一対のアーム31a、31aの先端部には差込孔31h、31hが形成されている。ジブ基端係合部31にジブ連結軸21を嵌め込み、差込孔31h、31hにピン33を差し込むことで、ジブ連結軸21が抜け止めされる。これにより、ジブ基端係合部31とジブ連結軸21とを連結できる。
図6に示すように、左側のジブ基端係合部32は、一対のアーム32a、32aと、それらの根元部分を連結する底部32bとからなるU字形状に形成されている。ジブ基端係合部32のU字形状は、左側のジブ連結軸22の外径寸法より若干大きい内径寸法を有する。そのため、一対のアーム32a、32aの間にジブ連結軸22を嵌め込み可能となっている。なお、底部32bは、ジブ15を張り出した状態において、その内面がジブ連結軸22と接触し、ジブ15に作用する力をジブ連結軸22に伝達する部材である。
各アーム32a、32aの側面には拡張板32c、32cが外側に張り出した状態で設けられている。これら拡張板32c、32cに差込孔32h、32hが形成されている。ジブ基端係合部32にジブ連結軸22を嵌め込み、差込孔32h、32hにピン34を差し込むことで、ジブ連結軸22が抜け止めされる。これにより、ジブ基端係合部32とジブ連結軸22とを連結できる。
図4に示すように、左側のジブ基端係合部32には拡張板32cが設けられ、その拡張板32cに差込孔32hが形成されている。そのため、差込孔32hはジブ15を張り出した状態において荷重がかかる底部32bよりも外側方に配置されている。ジブ基端係合部31、32にジブ連結軸21、22を嵌め込み、ジブ15の先端部をブーム14の側方に位置させた状態では、差込孔32hに差し込まれたピン34とジブ連結軸22との間に隙間d1が形成される。
ところで、ジブ15は基端ブームに支持されており、ジブ連結軸21、22は先端ブームに固定されている。そのため、ブーム14が自然伸長した場合には、ジブ15の位置はそのままでジブ連結軸21、22がブーム先端方向に移動することになる。その結果、ジブ連結軸22はピン34に向かって移動することになる。通常時にピン34とジブ連結軸22との間に隙間がない場合には、ブーム14が自然伸長すると、ジブ連結軸22に干渉して差込孔32hにピン34を差し込むことができない。そのため、ジブ基端係合部32とジブ連結軸22とを連結できなくなる。
これに対して本実施形態では、ジブ基端係合部32とジブ連結軸22とを連結する際に、ピン34とジブ連結軸22との間に隙間d1が形成される。そのため、隙間d1の範囲内であればブーム14が自然伸長しても、ジブ連結軸22に干渉することなく差込孔32hにピン34を差し込むことができ、ジブ基端係合部32とジブ連結軸22とを連結できる。
図7は、ジブ15を張り出した状態の底面図である。ジブ15を張り出すと、オフセット配置であったジブ15が横方向に回動して、ブーム14に対してほぼ一直線状となる。すなわち、ジブ15の中心軸Oは、ブーム14の中心軸と平行となり、ジブ連結軸21、22に対して垂直となる。
図7に示すように、左側のジブ基端係合部32は、差込孔32hと底部32bとの間のジブ15の中心軸Oに沿う方向の距離Lが、ジブ連結軸22の外径と略同一である。ここで、「略同一」には、距離Lがジブ連結軸22の外径と同一の場合のほか、距離Lがジブ連結軸22の外径よりも若干大きい場合も含まれる。
ジブ15を張り出した状態では、差込孔32hに差し込まれたピン34とジブ連結軸22との間の隙間d2が、オフセット配置の場合(d1)よりも狭くなる。これは、ジブ15を張り出すと、オフセット配置であったジブ15が図7における反時計回りに回動し、ピン34がジブ連結軸22に近づくからである。
ジブ15を張り出した状態で作業を行うと、例えば荷を吊り下げたまま旋回した場合に、ジブ15に横方向の力が働く。この場合、ピン33、34とジブ連結軸21、22との間の遊びが大きすぎると、ジブ15が横揺れする。
これに対して、本実施形態では差込孔32hが前記位置に配置されているので、ピン34とジブ連結軸22とが接触しているか、ピン34とジブ連結軸22とに若干の遊びがある状態である。すなわち、ジブ連結軸22はジブ基端係合部32の底部32bとピン34とで挟まれ、前後から支えられた状態となる。そのため、ジブ15の図7における反時計回りの回動が抑制される。
以上のごとく、ジブ15を張り出した際には、ピン34とジブ連結軸22との間の隙間が狭くなるので、ジブ15の横揺れを抑制できる。なお、ジブ15の時計回りの回動は、右側のジブ連結軸21およびジブ基端係合部31に設けられた他の機構により抑制すればよい。
(ジブ張出作業)
つぎに、ジブ張出作業を説明する。
(1)図1に示すように、ジブ15を格納した状態では、ジブ15はブーム14の側面に沿って格納されている。
(2)まず、ブーム14を僅かに伸長させる。ついで、ジブ15をブーム14の底面に沿わせた下抱き位置に移動させる。ジブ15は第1ジブ支持部材16と第2ジブ支持部材17とによって支持されている。第1ジブ支持部材16には油圧シリンダ16aが備えられている。油圧シリンダ16aを伸長させることによりジブ15を回動させ、下抱き位置に移動させることができる。つぎに、ブーム14を全縮小する。そうすると、図2および図3に示す状態となる。この操作で、図4に示すように、ジブ基端係合部31、32にジブ連結軸21、22が嵌め込まれる。
(3)つぎに、差込孔31h、32hにピン33、34を差し込む。これにより、ジブ基端係合部31、32とジブ連結軸21、22とが連結される。ジブ15に設けられたテンションロッド15bの連結も行う。
ここで、ジブ15は、ジブ基端部15aがブーム先端部14aに位置し、ジブ15の先端部がブーム14の側方に位置したオフセット配置となっている。前述のごとく、ピン34とジブ連結軸22との間には隙間d1が形成されている。そのため、ブーム14が自然伸長しており、前記全縮小操作でブーム14が完全には縮小しなかったとしても、ジブ連結軸22に干渉することなく差込孔32hにピン34を差し込むことができる。すなわち、ジブ基端係合部32とジブ連結軸22とを連結できる。
(4)つぎに、ブーム14を起仰する。ついで、ブーム14を僅かに伸長させると、第1ジブ支持部材16および第2ジブ支持部材17の連結が解除される。そうすると、図8に示すように、ジブ15はジブ連結軸21、22を中心として回転し、ブーム先端部14aから吊り下げられた状態となる。
(5)ジブ15にはチルトシリンダ15cが搭載されている。チルトシリンダ15cのロッドはテンションロッド15bに連結されている。チルトシリンダ15cを伸長させるとテンションロッド15bに張力を発生させることができ、ジブ連結軸21、22を中心としてジブ15を前方に張り出すことができる。図9はチルトシリンダ15cを全伸長させたときの状態を示したものであり、ジブ15がブーム14に対してほぼ一直線状となっている。
ジブ15を張り出すと、ジブ基端係合部31、32の底部31b、32bがジブ連結軸21、22に接触する。そのため、ジブ15に作用する力は、ジブ基端係合部31、32の底部31b、32bからジブ連結軸21、22に伝達される。
図7に示すように、ジブ15を張り出した状態では、差込孔32hに差し込まれたピン34とジブ連結軸22との間の隙間d2が、オフセット配置の場合(d1)よりも狭くなる。ジブ連結軸22はジブ基端係合部32の底部32bとピン34とで挟まれ、前後から支えられた状態となる。そのため、ジブ15の横揺れを抑制できる。
(ジブ格納作業)
ジブ格納作業はジブ張出作業と逆の手順で行われる。ジブ格納作業においては、ジブ15を下抱き位置でオフセット配置にした状態で、差込孔31h、32hからピン33、34を抜き取る。この場合においても、ピン34とジブ連結軸22との間には隙間d1が形成されているので、ピン34とジブ連結軸22との間に摩擦力が働くことがなく、ピン34を簡単に抜き取ることができる。
14 ブーム
14a ブーム先端部
15 ジブ
15a ジブ基端部
21、22 ジブ連結軸
31、32 ジブ基端係合部
32c 拡張板
31h、32h 差込孔
33、34 ピン

Claims (2)

  1. ブームの先端部とジブの基端部との連結構造であって、
    前記ブーム先端部の両側方に水平に張り出したジブ連結軸と、
    二股形状の前記ジブ基端部の各端部に設けられたジブ基端係合部と、を備え、
    前記ジブ基端係合部は、前記ジブ連結軸を嵌め込み可能なU字形状であり、前記ジブ連結軸の抜け止め用のピンを差し込むための差込孔が形成されており、
    一方の前記ジブ基端係合部の前記差込孔は、U字形状の底部よりも外側方に配置されており、
    外側方に配置された前記差込孔の位置は、前記ジブ基端係合部に前記ジブ連結軸を嵌め込み、前記ジブの先端部を前記ブームの側方に位置させた状態で、差し込まれた前記ピンと前記ジブ連結軸との間に隙間が形成され、かつ、前記ジブを張り出した状態で、差し込まれた前記ピンと前記ジブ連結軸との間の隙間が狭くなる位置である
    ことを特徴とするジブ連結構造。
  2. ブームの先端部とジブの基端部との連結構造であって、
    前記ブーム先端部の両側方に水平に張り出したジブ連結軸と、
    二股形状の前記ジブ基端部の各端部に設けられたジブ基端係合部と、を備え、
    前記ジブ基端係合部は、前記ジブ連結軸を嵌め込み可能なU字形状であり、前記ジブ連結軸の抜け止め用のピンを差し込むための差込孔が形成されており、
    一方の前記ジブ基端係合部の前記差込孔は、U字形状の底部よりも外側方に配置されており、かつ、該差込孔と該底部との間の前記ジブの中心軸に沿う方向の距離は前記ジブ連結軸の外径と略同一である
    ことを特徴とするジブ連結構造。
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