JP6517180B2 - 魚介類エキスからの成分を有効成分として含む塩味増強用調味料及びその用途 - Google Patents
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Description
そこで、食塩の過剰摂取を防ぐために、飲食品中の食塩含有量を低くする減塩が行われている。しかしながら、減塩による塩味の低下は、飲食品の本来の風味を損なう場合があり、飲食品に含まれる食塩の一部を代替して、減塩による塩味の低下を抑えるための種々の塩味増強剤が提案されている。
塩味増強法は塩化カリウムを食塩の代替として使用する方法が一般的であったが、塩化カリウムには苦味があり、また摂取量によっては高カリウム血症のおそれがある。そこで、食塩の代替として塩化カリウムを用いない種々の塩味増強剤が提案されている。
特許文献1には、減塩用としても利用できる長鎖高度不飽和脂肪酸及び/又はそのエステル体並びにステロール及び/又はステロールエステルから成る飲食品の呈味向上剤が開示されている。特許文献1には、長鎖高度不飽和脂肪酸としてドコサヘキサエン酸が、コレステロール類似体であるステロールとして、β−シトステロール、β−シトスタノール等の植物ステロール及び植物スタノールが例示されている。
特許文献2には、セスキテルペン及び炭素数16〜18の飽和又は不飽和の高級脂肪酸からなる群から選ばれる少なくとも1種の柑橘系精油成分を含む、菓子類の塩味増強剤が開示されている。
特許文献3には、カレーリーフ及び/又はカレーリーフのオレオレジンの親水性溶媒抽出物を含有することを特徴とする塩味増強剤が開示されている。特許文献3には、かかる親水性溶媒抽出物が、リノール酸、オレイン酸及びパルミチン酸のいずれか一種以上の脂肪酸を含むことが開示されている。
特許文献4には、特定分子構造のジグリセライドの単独または2以上の混合物を含有する塩味増強剤または塩味様呈味改善剤が開示されている。
特許文献5には、細胞壁の少なくとも一部が破壊されており140メッシュ(140mesh;USA)を通過するユリ科野菜の植物組織の微粉砕物と、メイラード反応生成物および含硫化合物類を含む風味成分と、を含有する塩味増強剤が開示されている。特許文献5には、植物組織の微粉砕物が、破壊された細胞壁から外部へ露出または流出した状態で存在するコレステロールやβ−シトステロール等のステロール類を含むことが記載されている。更に、特許文献5には、塩味増強効果を発揮する風味成分がタマネギなどのユリ科植物由来の含硫化合物類および加熱調理時に生じるメイラード反応生成物であり、これらの風味成分がステロール類に吸着保持される点についての開示がある。
本発明の目的は、食塩を含む飲食品の本来の風味を損なうことなく十分な塩味を飲食品に付与することができる塩味増強用の調味料を提供することにある。
本発明にかかるドコサヘキサエン酸とコレステロール化合物の塩味増強用調味料の製造における使用方法は、ドコサヘキサエン酸とコレステロール化合物を塩味増強用調味料の有効成分として使用することを特徴とする。
本発明にかかる塩味を有する飲食品の製造にける該飲食品の減塩のための塩味増強用調味料の使用方法は、塩味増強用調味料が上記の塩味増強用調味料であることを特徴とする。
本発明は、上述した本発明者らの新たな知見に基づいて完成されたものである。すなわち、本発明者らがアサリエキスに塩味増強効果があることに着目したことによって、ドコサヘキサエン酸とコレステロール化合物の組合せによる塩味増強効果が初めて明らかとされ、これらの成分の組合せの塩味増強用の有効成分としての用途が確立され、本発明が完成された。
特許文献5には、ユリ科野菜の植物組織の粉砕物に、破壊された植物細胞の細胞壁から外部へ露出または流出したステロール類が含まれ、このステロール類が、塩味増強の有効成分としてのメイラード反応性生物や含硫化合物類の吸着や放出作用に寄与する点についての記載がある。しかしながら、特許文献5においては、ユリ科野菜の植物組織の粉砕物に含まれるステロール類の含有量についての開示はまったくない。従って、特許文献5はステロール類が塩味増強効果を発揮する有効成分として利用可能である点についてなんら開示も示唆もしていないことは明らかである。
更に、本発明にかかる塩味増強用の調味料は、食塩を含む飲食品の製造における塩味増強用の成分として使用することができる。
塩味増強用の有効成分としてDHAとコレステロール化合物の組合せにより飲食品に含まれる食塩の一部を代替することによって、飲食品の風味を損なうことなく十分な塩味を確保して飲食品の減塩を行うことが可能となる。
更に、本発明にかかるDHAとコレステロール化合物の組合せによれば、減塩における十分な塩味の確保とともに、食塩を含む飲食品の風味、特に旨味を増強することも可能となる。
本発明にかかる塩味増強用の調味料は、DHAとコレステロール化合物を組み合わせて製造することができる。
コレステロール化合物は、動物性ステロールの一種であり、コレステロール化合物には、天然または合成コレステロール、天然または合成コレステロール誘導体及びコレステロール類縁体が含まれる。コレステロール誘導体としては、コレステロール骨格を有し、側鎖にオレフィン構造を有するコレステロール誘導体の少なくとも1種を好ましく用いることができる。この側鎖にオレフィン構造を有するコレステロール誘導体としては、後述する実施例1における画分Fr.2-C1-B中にDHAとともに含まれるアサリエキス由来のコレステロール誘導体を挙げることができる。
本発明においては、DHAとの組み合わせによって目的とする塩味増強効果を発揮できるコレステロール化合物の少なくとも1種を、DHAと組み合わせて塩味増強用の調味料の有効成分として用いることができる。
コレステロール誘導体としては、後述する実施例1における画分Fr.2-C1-B中にDHAとともに含まれるアサリエキス由来のコレステロール誘導体のように、塩味増強効果を有する水産物エキス、特に水産物エキスの脂溶性抽出物や脂溶性画分にDHAとともに含まれるコレステロール誘導体を好適に利用することができる。コレステロール誘導体や類縁体が、DHAとの組み合わせにおいて目的とする塩味増強効果を発揮できるかどうかについては、後述する実施例における味覚センサでの評価により確認することができる。水産物エキス中にDHAとともに見出されるコレステロール誘導体または類縁体から、味覚センサでの評価によってDHAとの組み合わせにおいて塩味増強効果を発揮するものを選択して、本発明の塩味増強用の調味料の有効成分として用いることができる。
DHAとコレステロール化合物の配合比(DHA:コレステロール化合物:質量基準)は、目的とする塩味増強効果を得ることができるように設定すればよく、特に限定されないが、1:1〜1:10の範囲から選択することが好ましい。
更に、本発明に係る塩味増強用調味料中におけるDHAとコレステロール化合物の合計量は、10〜500mg/gの範囲から選択されることが好ましい。
DHA及びコレステロール化合物としては、種々の原料から公知の方法で製造されたものや市販されているものから、本発明において目的とする塩味増強効果が得られるものを選択して用いることができる。
水産物エキスを得るための水産物としては、DHAとコレステロール化合物を含むエキスを調製可能である水産物であればよい。例えば、後述の実施例1に記載の方法に従ってDHAとコレステロール化合物を含むことを確認することによって、エキス調製用の水産物を選択することができる。
水産物エキスとしては、市販の水産物エキスあるいは公知の方法で調製された水産物エキスからDHA及びコレステロール化合物を含むエキスを選択して用いることもできる。
水産物エキスの水産物からの抽出方法は、本発明において目的とする水産物エキスを得ることができる方法であれば特に限定されない。例えば、水産物を必要に応じて裁断や粉砕等の加工方法により、抽出用材料に加工し、水または熱水で抽出し、減圧濃縮等により水産物エキスを得る濃縮方法が利用できる。
更に、水産物エキスからDHA及びコレステロール化合物を含む脂溶性成分を抽出あるいは分画して得られる抽出物や画分においては、DHA及びコレステロール化合物の含有割合が高められており、かつ水溶性成分等の不要な成分が除かれているので、塩味増強用の有効成分として好ましく利用できる。
水産物エキスを調製するための水産物としては、DHAとコレステロール化合物とを含み、目的とする塩味増強効果を有するエキスを得ることができるものであれば特に限定されない。このような水産物としては、カツオ、マグロ等のサバ科回遊魚、カニなどの甲殻類、昆布などの海藻類等を挙げることができる。これらの中では、魚貝類、特にアサリ、シジミ、ホタテ等の貝類が好ましい。
水産物エキスにおけるDHAの含有量は1〜300ppmの範囲から選択することができ、またコレステロール化合物の含有量は0.5〜70ppmの範囲から選択することができる。
水産物エキスとしては、DHA及びコレステロール化合物をこれらの合計量で、1.5ppm〜370ppm、更には5〜300ppmの範囲で含み、これらの比(DHA:コレステロール化合物;質量基準)が1:1〜1:10の範囲にある水産物エキスが好ましい。また、DHAとコレステロール化合物の合計の含有割合の下限は5ppmがより好ましく、その上限は300ppmであることがより好ましい。
例えば、DHA及びコレステロール化合物をこれらの合計量で、10〜500ppmの範囲で含み、これらの比(DHA:コレステロール化合物;質量基準)が1:1〜1:10の範囲にあるアサリエキスを、塩味増強用の有効成分として好ましく用いることができる。
更に、水産物エキスを原料として用いるDHA及びコレステロール化合物を含む脂溶性成分の調製には、脂溶性成分と水溶性成分が分離可能であり、DHA及びコレステロール化合物を含む脂溶性成分からなる抽出物または画分が取得できる方法が利用できる。
水産物エキスからの脂溶性成分の抽出または分画用の方法としては、エタノールやクロロホルムなどの有機溶媒を用いた分配、もしくは超臨界二酸化炭素抽出法により脂溶性画分を抽出する方法、または、合成樹脂からなる吸着剤、シリカゲルカラムクロマトグラフィー等を用いた精製方法もしくは蒸留等による濃縮方法等を挙げることができる。
水産物エキスからの脂溶性抽出物または画分としては、DHA及びコレステロール化合物を含み、かつ呈味に影響を与える遊離アミノ酸や有機酸などの水溶性呈味成分を含まない脂溶性抽出物または画分が好ましい。
また、後述の実施例2の表3に示すように、DHA及びコレステロール化合物に加えて、パルミチン酸及びEPAを含む脂溶性画分は、塩味及び旨味増強に加えて適度な甘味を提供でき、塩味増強用の有効成分として好ましく利用できる。従って、水産物エキスの脂溶性画分を取得し、これらの成分の含有を確認することによって、この取得した脂溶性画分が本発明にかかる塩味増強用の調味料の有効成分として利用できることを確認することができる。
更に、DHA及びコレステロール化合物に加えて、パルミチン酸及びEPAを含み、パルミチン酸:EPA:DHAの割合(質量比)が、2:1:2である脂溶性画分を塩味増強用の有効成分としてより好ましく利用できる。
脂溶性成分からなる抽出物または画分としては、DHAを0.5〜50質量%の範囲で、コレステロール化合物を0.1〜5質量%の範囲で含む水産物エキスの脂溶性抽出物または脂溶性画分が好ましい。
更に、水産物エキスの脂溶性抽出物または脂溶性画分は、DHA及びコレステロール化合物をこれらの合計量で、1〜50質量%の範囲で含み、これらの比(DHA:コレステロール化合物;質量基準)が1:1〜1:10の範囲にある水産物エキスの脂溶性抽出物または脂溶性画分が好ましい。
例えば、DHA及びコレステロール化合物をこれらの合計量で、1〜50質量%の範囲で含み、これらの比(DHA:コレステロール化合物;質量基準)が1:1〜1:10の範囲にあるアサリエキスからの脂溶性成分からなる抽出物を、塩味増強用の有効成分として好ましく用いることができる。
担体としては、例えば、澱粉、デキストリン、等の澱粉類、乳糖、トレハロース等の糖類、小麦粉等、食品用のバインダー等を挙げることができる。
希釈剤としては、例えば、水等を挙げることができる。
添加剤としては、例えば、エタノール、モノグリセライド等の界面活性剤等を挙げることができる。
担体、希釈剤及び添加剤のすくなくとも1種の塩味増強用の調味料への配合割合(質量基準)は、DHAとコレステロール化合物の有効成分としての配合割合(質量基準)が確保でき、かつ、これらを添加する目的が達成できる範囲から選択すればよく、特に限定されない。
本発明にかかる塩味増強用の調味料は、飲食品の本来の風味を損なうことなく減塩時の塩味を増強することができ、更に、飲食品の風味、特に旨味を増強することもできる。先に挙げた水産物エキスの脂溶性成分は、旨味の増強効果を得る上で好ましい成分である。
このような飲食品としては、例えば、コンソメスープや鶏がらスープ等を挙げることができる。
更に、本発明にかかる塩味増強用の調味料の塩味及び旨味の両方を増強する効果は、トリガラスープを用いた飲食品に対してより一層顕著であり、本発明にかかる塩味増強用の調味料はトリガラスープを用いた飲食品における塩味増強用として特に好ましい。
トリガラスープを用いた飲食品としては、例えばラーメン、水餃子、中華スープ等の中華料理、中華風の飲食品、中華系加工食品等を挙げることができる。
(実施例1)
(アサリエキスの精製)
図1にアサリエキス(マルハニチロ(株)製)の精製スキームを示す。各分画処理において得られた各画分に「Fr.」で示す画分番号を付した。
各工程には以下の方法を用いた。
・エタノール沈殿処理
アサリエキス(2600g)をメカニカルスターラーでかき混ぜながら、エタノール(6.5L)を加えて、10分間、室温でかき混ぜた。デカンテーションして得られた上清を減圧吸引濾過し、そのろ液を減圧濃縮により黄色のエタノール沈殿処理上清粉末(284g、収率10.9%)を得た。
・HP−20カラム分離
エタノール沈殿処理上清部(284g)に蒸留水(1420g)加えて溶解し、それをHP−20カラム(三菱化学(株))(1kg、φ75mm×300mm)にアプライし、蒸留水(10L)、50容量%エタノール水(10L)、100%エタノール(10L)を順に流し、それぞれで得られた画分Fr. 2-A(264g、収率92.9%)、画分Fr. 2-B(17g、収率6.3%)及び画分Fr. 2-C(0.94g、収率0.3%)を得た。
・固液分離
画分Fr. 2-Cは濃縮時に不溶の固形物が認められたため、ろ紙ろ過によりエタノールに可溶な褐色オイル状物質を分取し、画分Fr.2-C1(0.79g,収率84%)として得た。
・順相シリカゲルカラム分離
画分Fr. 2-C1(147.3mg)をシリカゲルカラム(HI-FLASH COLUMN size:L、26×100mm、Silica gel 40μm、30g)にアプライし、ヘキサン-酢酸エチル=5:1(10mL/1fr.,fr.1−fr.40)→ヘキサン-酢酸エチル=1:1(10mL/1fr.,fr.41−90)→エタノール(150mL)で溶離し、6画分(A−F)に分画(表1)した。TLCは、Merck HPTLC Si60F254を用いて、ヨウ素呈色、リンモリブデン酸ナトリウム呈色液により、発色した。
なお、コントロールとしては、市販の鶏がらスープの素(味の素(株))(10g)をMilli-Q水(600mL)に溶解させた溶液を用いた。
評価項目は、甘味、塩味、酸味、苦味、旨味の5項とした。
なお、トリガラスープのように、脂質を多く含んだサンプルを連続的に測定する場合、先のサンプルでの測定が、次のサンプルの測定に影響を与える場合がある。そこで、先のサンプルの測定終了後、味覚センサのサンプルとの接触部分を洗浄し、次に、食塩濃度を0.6質量%に調製した食塩水を測定して、0.6質量%食塩濃度に相当する塩味応答があり、かつその他の4味は無応答である場合を測定のエンドポイントとし、次のサンプルの測定に使用した。検討の結果、洗浄液と味覚センサとの接触状態を5分間維持した後、洗浄液を流し出すことで、味覚センサの測定値が初期値に復元することを確認した。
味覚センサによる評価は以下の通りある。
<評価>
上記で得られた各画分を、これらの収率に合わせてスープに添加して評価した。添加する画分については、エタノールに溶解してメンブレンフィルター(DISMIC13 PTFE、0.45μm)でろ過をし、その後、エタノールを加えて共沸操作を3回して、減圧乾固した。添加時は、添加濃度に合わせてエタノールに再溶解した。
鶏がらスープの素(味の素(株)製、10g)を常温のMilli-Q水(600mL)に溶解し、基本のスープを作成した。それを100mLずつ6つに分けて、味覚センサ(AISSY社製)による分析を行った。味覚センサによる分析結果を表2に示す。
従って、表1に示す結果から、脂溶性画分に塩味増強効果を有していることが想定された。
実施例1の結果に基づいて、順相シリカゲルカラム分離前の画分Fr. 2-C1について、コレステロール誘導体の同定、定量ならびに脂肪酸組成の定量を以下の方法により行った。
(1)コレステロール誘導体の同定及び定量
検体(6mg)に内部標準(5−α−cholesterolヘキサン溶液:1.048mg/mL)(0.25mL)と2M水酸化カリウム−エタノール溶液(0.5mL)を加え、80℃、30分間加熱し、けん化した。それに、石油エーテル(2mL)と水(1mL)を加えて分配操作をし、水層部分を石油エーテル(2mL×2)で抽出した。有機層部分を合わせて水洗(2mL×3)し、窒素気流下で濃縮した。濃縮したサンプルをヘキサン(1mL)で溶解し、ガスクロマトグラフ(カラム:5%−SE−30、注入口および検出器300℃、注入量:5μL)で定量した。
また、GC-MS等の常法による分析の結果、コレステロール誘導体として、以下の2種の化合物が含まれていることが確認された。
(2−1)前処理(メチルエステル化)
全長約13cmのねじ口試験管に試料(200mg)と0.5M水酸化ナトリウムメタノール溶液(1.5mL)を加え、窒素置換した後、ブロックヒーターにより100℃で9分間加熱した。放冷後、三フッ化ホウ素ナトリウム錯体・メタノール溶液(2mL)を加えてボルテックス攪拌3分後、蒸留水(3mL)を加えて30秒手動攪拌を行った。静置後、上層(ヘキサン層)を取り、無水硫酸ナトリウムで乾燥したものを分析用の試料として用い、ガスクロマトグラフィー分析に供した。
(2−2)分析
脂肪酸組成分析には以下の装置を用いた。なお、各脂肪酸の含有量は総ピーク面積中の組成比(%)(質量基準)として算出した。
・分析条件
・分析機器:ガスクロマトグラフィー(Hewlett Packard社、HP6890series)
・カラム:DB-WAX(J&W社)
・オーブン:初期温度170℃、初期時間5分、昇温速度170〜210℃:1.5℃/分、210℃、15分間
・フロント注入口:温度250℃、トータル流量:110mL/分、圧力130kPa
・検出器:FID、Air流量:450mL/分、He流量:40mL/分、メークアップHe流量:48.9mL/分
・サンプル注入量:1μL(ヘキサン溶液)
画分Fr. 2-C1のコレステロール誘導体及び多価不飽和脂肪酸の含量の定量結果を表3に示す。また、脂肪酸組成の分析結果を表4に示す。
実施例2の分析結果から、画分Fr. 2-C1に含まれるDHA及びコレステロール誘導体は遊離の形をとっており、2点識別試験を用いた評価を行い、これらの化合物が呈味増強に寄与しているかどうかについて検討した。
(1)官能評価による検討
塩味増強と旨味増強効果を有する成分が画分Fr. 2-C1に含まれていることが実施例1の結果から明らかとなり、更に、この画分Fr. 2-C1にDHA及びコレステロール化合物が含まれていることが実施例2の結果から明らかとなった。そこで、これら化合物を単一成分として使用した際に呈味増強に関与しているかどうかを、二点識別試験を用いて判別した。
・サンプル調製法
・・コントロール
鶏がらスープの素(商品名:鶏がらスープの素、味の素株式会社)(5g)に対し、ミリポア社の超純水製造装置Milli-Qにより製造した超純水(300mL)を加え、コントロール調製用の鶏がらスープを得た。この鶏がらスープにエタノール(480μL)を加えてコントロールとして用いた。
・コレステロール添加サンプル
上記の鶏がらスープ(300mL)に対し、コレステロール(和光純薬工業株式会社製)の100ppmエタノール溶液(480μL)を添加してコレステロール添加サンプルを得た。
・DHA添加サンプル
上記の鶏がらスープ(300mL)に対し、DHA(シグマアルドリッチ社製)の100ppmエタノール溶液(480μL)を添加してDHA添加サンプルを得た。
なお、各サンプルは室温とし、各サンプルの容量は20mLに統一した。
・二点識別試験による官能評価
評価方法は以下の通りである。
パネラーに対して、コントロール、並びにコレステロール添加サンプル及びDHA添加サンプルをその内容について伏せて2種の試験サンプルとして提供し、普通に飲むように要請して、甘味、塩味及び旨味のそれぞれについて、コントロールと比較して試験サンプルの方が強く感じたか、あるいは変わらないかについて評価させた。
パネラーによる回答結果を表5−1および表5−2に示す。
実施例3の結果を受けて、図1で示す画分Fr. 2-C1について、実施例3と同様にして二点識別試験を実施し、塩味を含む呈味の増強効果を検証した。
・サンプル調製法
・・コントロール
鶏がらスープの素(商品名:鶏がらスープの素、味の素株式会社)(5g)に対し、ミリポア社の超純水製造装置Milli-Qにより製造した超純水(300mL)を加え、コントロール調製用の鶏がらスープを得た。この鶏がらスープにエタノール(20μL)を加えてコントロールとして用いた。
・・画分Fr. 2-C1添加サンプル
上記の鶏がらスープ(300mL)に対し、画分Fr. 2-C1の1質量%エタノール溶液(20μL)を添加して画分Fr. 2-C1添加サンプルとした。
なお、各サンプルは室温とし、各サンプルの容量は20mLに統一した。
・二点識別試験による官能評価
評価方法は以下の通りである。
パネラーに対して、コントロールと、画分Fr. 2-C1添加サンプルをその内容について伏せて試験サンプルとして提供し、普通に飲むように要請して、甘味、塩味及び旨味のそれぞれについて、コントロールと比較して試験サンプルの方が強く感じたか、あるいは変わらないかについて評価させた。
得られた画分Fr. 2-C1の二点識別評価結果(n=25)を表6に示す。
画分Fr. 2-A、2-B、2-C及び2-C1について、以下の成分分析を行った。
<遊離アミノ酸分析>
画分Fr. 2-A(9.0mg)、Fr.2-C(6.0mg)及びFr.2-C1(4.4mg)をそれぞれ精秤した。
画分Fr. 2-Aには、0.02M塩酸(1000μL)を加え、得られた溶液(100μLに対し0.02M塩酸(900μL)を更に加え、希釈液を得た。こうして得られた希釈液(400μL)を採取し、0.02M塩酸(800μL)を加え、およそ300倍に希釈して、分析用希釈液を得た。
画分Fr. 2-Cには、0.02M塩酸(600μL)を加え、画分Fr. 2-C1には3質量%スルホサルチル酸(500μL)を加えて、それぞれおよそ100倍に希釈して、分析用希釈液を得た。
調製した各分析用希釈液に対して、フィルター濾過を行った。得られたろ液をアミノ酸分析用のサンプルとし、アミノ酸分析用バイアルに200μLずつ採取し、全自動アミノ酸分析器(JEOL社製、JLC-500/V2)に供し、遊離アミノ酸分析を行った。
画分Fr. 2-A(26.1mg)、2-B(22.6mg)及び2-C(7.2mg)をそれぞれ精秤し、各試料をそれぞれ6M塩酸(5mL)とともに分解管へ洗いこんだ。110℃、22時間加熱して、各試料を加水分解した。加水分解反応終了後、各反応液をそれぞれチューブへ移し、遠心エバポレーターに供し、試料を完全に濃縮乾固させた。得られた各固体をそれぞれ0,02M塩酸(10mL)でメスアップ(画分Fr. 2-Cのみ5mL)して分析用希釈液を得た。
画分Fr. 2-Aについては、メスアップした溶液(100μL)を採取し、0.02M塩酸(900μL)を加えることで10倍希釈を行い、次いで、こうして得られた10倍希釈液(300μL)を採取し、0.02M塩酸(600μL)を加えて更に希釈し、分析用希釈液を得た。
それぞれの分析用希釈液をフィルター濾過を行った。得られた各ろ液をアミノ酸分析用のサンプルとして用いた。得られた各分析用サンプルをアミノ酸分析用バイアルに200μLずつ採取し、全自動アミノ酸分析器(JEOL社製、JLC-500/V2)に供し、構成アミノ酸分析を行った。
画分Fr. 2-A(58mg)、2-B(43mg)、2-C(6.0mg)及び2-C1(4.4mg)をそれぞれ精秤した。
褐色油状物質の4.4mgを画分Fr. 2-C1の分析用試料として用いた。
一方、超純水を画分Fr. 2-A及びFr. 2-Bのそれぞれに対して1000μL添加し、Fr. 2-C及びFr. 2-C1のそれぞれに対して500μL添加した。得られた各希釈液のそれぞれに対してテルモ株式会社製1mLシリンジとADVANTEC社製 DISMIC-13HP PTEFを用いてフィルター濾過を行い、有機酸分析用のサンプルを得た。
・分析条件
・測定機器:ベックマン キャピラリー電気泳動装置(PA-800 Plus)
・キャピラリー:フーズドシリカキャピラリー(内径:75mm×有効長50cm)
・泳動液:アニオン分析キット(10mLの泳動液に300mgのデキストリンを加えた。)
・泳動電圧:−25kV
・キャピラリー温度:25℃
・検出波長:254nm
<分析結果>
遊離アミノ酸と構成アミノ酸、有機酸、ナトリウム含量の分析結果を表7にそれぞれ示す。
画分Fr. 2-Cには遊離アミノ酸、有機酸ともに少量含まれている程度で、画分Fr. 2-C1も同様であった。
以上の結果から、各画分を以下のように特徴付けることができた。
・画分Fr. 2-A
遊離アミノ酸及び有機酸含量が多い画分
・画分Fr. 2-B
タンパク質あるいはペプチド含量が多い画分
・画分Fr. 2-C及び画分Fr. 2-C1
水溶性化合物がほとんど含まれていない脂溶性画分
また、原子吸光光度法によるナトリウム含量の分析の結果、画分Fr. 2-Aには多量のナトリウムが含まれているのに対し、画分Fr. 2-Bにはほとんどナトリウムが含まれていないことが明らかとなった。このことから、脂溶性画分としての画分Fr. 2-C及び画分Fr. 2-C1に、ナトリウムが多量に含まれている可能性は低く、官能評価により確認した画分Fr. 2-C1の塩味増強効果は、DHAとの組合せによるコレステロール誘導体のみの効果であることが示唆された。
Claims (16)
- アサリエキスの、ドコサヘキサエン酸とコレステロール化合物を含み、水溶性呈味成分を含まない脂溶性画分を有効成分として含むことを特徴とする塩味増強用調味料。
- ドコサヘキサエン酸とコレステロール化合物の配合比(ドコサヘキサエン酸:コレステロール化合物、質量基準)が1:1〜1:10の範囲にある請求項1に記載の塩味増強用調味料。
- 前記脂溶性画分が、前記水溶性呈味成分としての水溶性の有機酸を含まない請求項1または2に記載の塩味増強用調味料。
- 前記脂溶性画分はパルミチン酸及びエイコサペンタエン酸(EPA)を更に含む請求項1乃至3のいずれか1項に記載の塩味増強用調味料。
- 前記脂溶性画分が、リン酸を含む請求項1乃至4のいずれか1項に記載の塩味増強用調味料。
- 旨味増強効果を更に有する請求項1乃至5のいずれか1項に記載の塩味増強用調味料。
- トリガラスープを用いた飲食品用である請求項6に記載の塩味増強用調味料。
- 塩味増強用の有効成分を含む塩味増強用調味料の製造における、アサリエキスの、ドコサヘキサエン酸とコレステロール化合物を含み、水溶性呈味成分を含まない脂溶性画分の前記有効成分としての使用方法。
- ドコサヘキサエン酸とコレステロール化合物の配合比(ドコサヘキサエン酸:コレステロール化合物、質量基準)が1:1〜1:10の範囲にある請求項8に記載の使用方法。
- 前記脂溶性画分が、前記水溶性呈味成分としての水溶性の有機酸を含まない請求項8または9に記載の使用方法。
- 前記脂溶性画分はパルミチン酸及びエイコサペンタエン酸(EPA)を更に含む請求項8乃至10のいずれか1項に記載の使用方法。
- 前記脂溶性画分が、リン酸を含む請求項8乃至11のいずれか1項に記載の使用方法。
- 前記塩味増強用調味料が、旨味増強効果を更に有する請求項8乃至12のいずれか1項に記載の使用方法。
- 前記塩味増強用調味料が、トリガラスープを用いた飲食品用である請求項13に記載の使用方法。
- 食塩を含む飲食品の製造における該飲食品の減塩のための塩味増強用調味料の使用方法であって、
前記塩味増強用調味料が、請求項1乃至6のいずれかに1項に記載の塩味増強用調味料であることを特徴とする、
前記塩味増強用調味料の前記飲食品の減塩のための使用方法。 - 前記飲食品が、トリガラスープを用いて製造され、前記塩味増強用調味料がうま味増強効果を有する請求項15に記載の使用方法。
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