JP6516451B2 - ズームレンズおよび画像投射装置 - Google Patents
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Description
条件式(1)は、高解像力化およびズーミングの際の性能劣化を低減するための条件である。条件式(1)の下限を超えると、第1レンズ群B1における残収差量が大きくなりやすく、更にズーミングにより拡大されるため良好な性能の確保が困難となる。一方、条件式(1)の上限を超えると、第1レンズ群B1の発散力が弱くなりすぎ、所定の画角を得ることが困難となる。本実施形態のズームレンズは、より好ましくは、以下の条件式(1a)を満たす。
また、ズームレンズの最も縮小共役側のレンズ面から像面IPまでの空気換算バックフォーカス(バックフォーカスの空気換算長)をbfとする。このとき本実施形態のズームレンズは、好ましくは、以下の条件式(2)を満たす。
条件式(2)は、適切なバックフォーカスを得るための条件である。条件式(2)の下限を超えると、レンズ径の大幅な大型化を招くため、好ましくない。一方、条件式(2)の下限を超えると、照明光を十分に取り込むことが困難となる。本実施形態のズームレンズは、より好ましくは、以下の条件式(2a)を満たす。
一般的なズームレンズでは、広角端から望遠端へのズーミングの際に、ズームレンズ内で太くなるFNO光束をカットする。一方、画像投射装置(プロジェクタ)の場合、投影画像の輝度低下を招くとともに、望遠端でカットした大量の光エネルギーにより、ズームレンズの内部が高熱となり、様々な影響を及ぼす。このような熱の影響は、高解像度化に伴い、より低減させる必要がある。
また、ズーミングの際における第5レンズ群B5の移動量をm5、第6レンズ群B6の移動量をm6とするとき、本実施形態のズームレンズは、好ましくは、以下の条件式(4)を満たす。
条件式(3)は、第5レンズ群B5に対する第4レンズ群B4の移動量の比を表す。また条件式(4)は、第6レンズ群B6に対する第5レンズ群B5の移動量の比を表す。条件式(3)、(4)のそれぞれの上限および下限を超えると、ズーミングの際に光線の通り方が大きく変化してしまうため、中間端での補正効果を得ることが困難となる。また、条件式(3)の上限を超えると、ズーミングの際に絞りstoと第4レンズ群B4との間に適切な間隔を設けることができなくなるか、または、望遠端での明るさ暗くなるため、好ましくない。ここで中間端とは、ズームレンズの広角端の焦点距離と望遠端の焦点距離との積を1/2乗した変倍位置(ズーム位置)である。
また、本実施形態のズームレンズは、より好ましくは、以下の条件式(4a)を満たす。
ここで、広角端における第5レンズ群B5と第6レンズ群B6との間隔をD56W、中間端における第5レンズ群B5と第6レンズ群B6との間隔をD56M、望遠端における第5レンズ群B5と第6レンズ群B6との間隔をD56Tとする。このとき本実施形態のズームレンズは、好ましくは、以下の条件式(5)を満たす。
条件式(5)は、第5レンズ群B5と第6レンズ群B6との間隔が、中間端で最も狭くなることを表している。このため、第5レンズ群B5が中間端で異なる方向に移動することで中間端での補正を良好に行うことができる。条件式(5)の上限を超えると、第5レンズ群B5の移動方向が中間端で反対向きになるため、かえって性能が劣化する。一方、条件式(5)の下限を超えると、第5レンズ群B5の移動量が大きくなりすぎ、適切に像点補正しつつ倍率色収差や色毎のピントずれを低減することがかえって困難になる。
また本実施形態のズームレンズにおいて、第2レンズ群B2および第3レンズ群B3はそれぞれ、正の屈折力を有する1枚のレンズで構成されることが好ましい。第2レンズ群B2および第3レンズ群B3は共に、移動群の中でFNO光束が大きくなるため、色消しなどの複数レンズ化によって厚くなりやすく、透過率の低下を招く。
まず、図1乃至図5を参照して、本発明の実施例1におけるズームレンズ(光学系)について説明する。図1は、本実施例におけるズームレンズの広角端の断面図である。図2は、本実施例におけるズームレンズの望遠端の断面図である。本実施例のズームレンズは、主に画像投射装置(プロジェクタ)用に設計された投射光学系であり、最も縮小共役側(最も像面IP側)にプリズムガラスPRを有する。
+Ay4+By6+Cy8+Dy10+Ey12+Fy14+Gy16
なお、これらの説明は、後述の数値実施例2、3についても同様である。
f=17.08〜22.19 ω=38.3〜31.3 Fno=2.6 Φ=27.08
no Φea R d glass Nd νd
OBJ 1534.00
1* 76.00 174.392 4.20 SBSL7 1.51633 64.14
2 67.95 62.856 17.00
3* 47.87 55.879 2.60 SLAL8 1.71299 53.87
4 39.62 26.747 15.60
5 37.57 -46.171 2.00 SFPL51 1.49700 81.54
6 36.41 52.340 11.41
7 37.92 -150.600 2.00 SLAM2 1.74399 44.79
8 38.79 346.851 4.78
9 42.04 99.287 2.30 EFDS1W 1.92285 20.88
10 42.32 56.193 11.50 SNBH52 1.67300 38.15
11 43.03 -56.193 69.81
12 36.87 71.947 3.30 SBAL35 1.58913 61.13
13 36.27 141.375 2.12
14 31.32 80.940 3.55 FD60W 1.80518 25.46
15 30.73 -5606.356 15.15
16 22.32 (STO) 9.53
17 21.91 368.763 3.70 SBSL7 1.51633 64.14
18 21.54 -38.620 1.30 TAFD25 1.90365 31.31
19 21.52 -63.551 2.95
20 20.50 -155.343 1.20 TAFD25 1.90365 31.31
21 20.77 28.776 5.90 SBSL7 1.51633 64.14
22 21.69 -41.875 3.31
23 22.44 -24.146 1.30 TAFD25 1.90365 31.31
24 25.61 96.004 5.75 SBSL7 1.51633 64.14
25 27.96 -41.868 1.30
26 32.17 562.451 8.75 SFPL51 1.49700 81.54
27 34.11 -29.109 2.68
28 39.46 93.214 5.00 SNPH1 1.80809 22.76
29 39.38 -196.899 4.39
30 50.00 ∞ 38.70 SBSL7 1.51633 64.14
31 50.00 ∞ 3.43
32 50.00 ∞ 19.50 SF6 1.80518 25.43
33 50.00 ∞ 5.87
IMG
非球面係数
sur 1* 3*
R 5.73420E-03 1.78960E-02
k 0.00000E+00 0.00000E+00
A 2.74724E-06 -2.13015E-06
B -8.76646E-10 -5.75098E-11
C 6.15033E-13 1.45842E-12
D -2.65404E-16 -1.12791E-15
E 7.68366E-20 -2.56671E-19
F 0.00000E+00 0.00000E+00
G 0.00000E+00 0.00000E+00
変倍間隔
sur 広角端 中間端 望遠端
11 69.8129 52.6452 34.7323
13 2.1186 7.5658 16.8667
15 15.1539 21.5541 26.5998
16 9.5344 6.4430 1.5155
19 2.9525 2.0000 4.0786
22 3.3055 4.4459 4.0785
27 2.6816 10.9053 17.6880
(実施例2)
次に、図6乃至図10を参照して、本発明の実施例2におけるズームレンズ(光学系)について説明する。本実施例は、広角端の画角をより高画角に設定したズームレンズに関し、画角を変更しても前述の効果が得られる。より高画角のズームレンズでは、バックフォーカスをやや短めに設定することにより、レンズ径の増大を抑えることができる。
f=13.35〜16.69 ω=45.18〜38.90 FNO=2.6 Φ=27.08
no Φea R d glass Nd νd
OBJ 1225.00
1* 79.47 552.855 4.20 SLAL7 1.65160 58.55
2 69.02 60.780 16.00
3* 51.27 87.058 2.60 SLAH66 1.77250 49.60
4 40.90 27.825 14.82
5 39.83 -57.297 2.00 SFPL51 1.49700 81.54
6 39.44 62.514 8.49
7 39.87 -108.109 2.00 SLAM2 1.74399 44.79
8 41.35 316.339 4.51
9 46.33 107.418 2.30 EFDS1W 1.92285 20.88
10 46.99 56.675 13.80 SNBH8 1.72046 34.71
11 47.80 -53.084 51.20
12 39.14 124.006 2.80 SFSL5 1.48749 70.24
13 38.59 188.554 1.19
14 33.77 51.517 4.80 STIM35 1.69894 30.13
15 32.88 734.287 21.83
16 17.70 (sto) 7.13
17 17.30 103.011 3.50 SBSL7 1.51633 64.14
18 16.95 -39.886 1.30 TAFD25 1.90365 31.31
19 17.05 -165.491 2.38
20 17.04 -345.517 1.20 TAFD25 1.90365 31.31
21 17.11 25.563 4.90 SBSL7 1.51633 64.14
22 17.76 -32.405 3.12
23 18.35 -21.451 1.30 TAFD25 1.90365 31.31
24 20.77 93.198 4.90 SBSL7 1.51633 64.14
25 22.90 -32.708 1.58
26 27.30 305.020 7.00 SFPL51 1.49700 81.54
27 28.89 -26.301 4.15
28 35.08 93.749 5.00 EFDS1W 1.92285 20.88
29 35.08 -175.752 3.00
30 50.00 ∞ 28.00 SBSL7 1.51633 64.14
31 50.00 ∞ 3.43
32 50.00 ∞ 19.50 SF6 1.80518 25.43
33 50.00 ∞ 6.08
IMG
非球面係数
sur 1* 3*
R 5.5286E+02 8.7058E+01
k 0.0000E+00 0.0000E+00
A 5.0247E-06 -6.2656E-06
B -3.1354E-09 4.9589E-09
C 2.2093E-12 -3.3117E-12
D -8.7327E-16 2.0471E-15
E 1.7776E-19 -6.0933E-19
F 0.0000E+00 0.0000E+00
G 0.0000E+00 0.0000E+00
変倍間隔
sur 広角端 中間端 望遠端
11 51.201 28.463 13.778
13 1.189 14.536 19.804
15 21.825 27.726 33.171
16 7.134 3.826 1.418
19 2.385 2.328 2.000
22 3.121 3.401 2.820
27 4.147 10.722 18.011
(実施例3)
次に、図11乃至図15を参照して、本発明の実施例3におけるズームレンズ(光学系)について説明する。本実施例のズームレンズは、実施例1のズームレンズよりも変倍比(ズーム比)を高く設定しており、変倍比を変更しても前述の効果が得られる。
f=17.07〜25.60 ω=38.29〜27.79 FNO=2.6 Φ=27.08
no Φea R d glass Nd νd
OBJ 1534.00
1* 70.44 140.037 5.20 SLAL7 1.65160 58.55
2 65.17 81.317 11.37
3* 49.12 78.755 2.60 SLAM3 1.71700 47.93
4 39.14 26.479 14.88
5 37.58 -49.105 2.00 SFPL51 1.49700 81.54
6 36.77 68.511 6.26
7 37.10 -98.771 2.00 SLAM2 1.74400 44.79
8 38.20 216.288 3.78
9 40.93 106.384 2.30 EFDS1W 1.92286 20.88
10 41.34 55.801 12.00 SNBH8 1.72047 34.71
11 42.18 -50.180 86.69
12 36.00 77.044 3.27 SBAL2 1.57099 50.80
13 35.67 148.870 1.00
14 32.71 58.136 4.69 STIM35 1.69895 30.13
15 32.23 -929.556 2.28
16 25.67 0.000 17.35
17 25.35 -509.441 4.18 SBSL7 1.51633 64.14
18 24.93 -37.430 1.30 TAFD25 1.90366 31.31
19 25.05 -62.536 2.00
20 23.02 -272.289 1.20 TAFD25 1.90366 31.31
21 22.94 26.043 6.12 SBSL7 1.51633 64.14
22 23.55 -55.473 3.72
23 23.95 -25.512 1.30 TAFD25 1.90366 31.31
24 27.01 103.959 5.79 SBSL7 1.51633 64.14
25 28.91 -39.920 1.00
26 32.66 307.279 8.98 SFPL51 1.49700 81.54
27 34.45 -31.148 1.74
28 36.69 92.899 5.00 SNPH1 1.80810 22.76
29 36.56 -221.335 3.40
30 50.00 ∞ 38.70 SBSL7 1.51633 64.14
31 50.00 ∞ 3.43
32 50.00 ∞ 19.50 SF6 1.80518 25.43
33 50.00 ∞ 7.08
IMG
非球面係数
sur 1* 3*
R 1.4004E+02 7.8755E+01
k 0.0000E+00 0.0000E+00
A 3.0130E-06 -3.8775E-06
B -8.3465E-10 4.2422E-10
C 5.6258E-13 3.4767E-12
D -1.6591E-16 -4.5355E-15
E 5.9818E-20 2.0993E-18
F 0.0000E+00 0.0000E+00
G 0.0000E+00 0.0000E+00
変倍間隔
sur 広角端 中間端 望遠端
11 86.686 57.331 28.833
13 1.000 13.211 29.832
15 2.276 10.662 17.562
16 17.353 11.766 1.158
19 2.000 2.000 8.831
22 3.720 4.869 4.069
27 1.736 14.932 24.487
表1は、実施例1〜3の各ズームレンズの数値を示している。表2は、実施例1〜3の各ズームレンズの条件式(1)〜(5)の値を示している。
B2 第2レンズ群
B3 第3レンズ群
B4 第4レンズ群
B5 第5レンズ群
B6 第6レンズ群
B7 第7レンズ群
sto 絞り
Claims (16)
- 拡大共役側から縮小共役側へ順に、負の屈折力を有する第1レンズ群、正の屈折力を有する第2レンズ群、正の屈折力を有する第3レンズ群、正の屈折力を有する第4レンズ群、負の屈折力を有する第5レンズ群、負の屈折力を有する第6レンズ群、および、正の屈折力を有する第7レンズ群からなる複数のレンズ群と、
前記第3レンズ群と前記第4レンズ群との間に設けられた絞りと、を有し、
ズーミングの際に、前記第2レンズ群、前記第3レンズ群、前記第4レンズ群、前記第5レンズ群、および、前記第6レンズ群は、互いに間隔を変化させながら前記縮小共役側から前記拡大共役側へ移動する、ことを特徴とするズームレンズ。 - 前記ズーミングの際に、前記第1レンズ群および前記第7レンズ群は移動しないことを特徴とする請求項1に記載のズームレンズ。
- 前記ズームレンズの広角端の焦点距離をfw、前記第1レンズ群の焦点距離をf1とするとき、
1.8<|f1|/fw<5.0
を満たすことを特徴とする請求項1または2に記載のズームレンズ。 - 2.3<|f1|/fw<4.0
を満たすことを特徴とする請求項3に記載のズームレンズ。 - 前記ズームレンズの広角端の焦点距離をfw、該ズームレンズのうち最も縮小共役側のレンズ面から像面までの空気換算バックフォーカスをbfとするとき、
0.1<fw/bf<1.0
を満たすことを特徴とする請求項1乃至4のいずれか1項に記載のズームレンズ。 - 前記ズーミングの際における前記第4レンズ群の移動量をm4、前記第5レンズ群の移動量をm5とするとき、
0.8<m4/m5<1.5
を満たすことを特徴とする請求項1乃至5のいずれか1項に記載のズームレンズ。 - 前記ズーミングの際における前記第5レンズ群の移動量をm5、前記第6レンズ群の移動量をm6とするとき、
0.8<m5/m6<1.5
を満たすことを特徴とする請求項1乃至6のいずれか1項に記載のズームレンズ。 - 広角端における前記第5レンズ群と前記第6レンズ群との間隔をD56W、中間端における該第5レンズ群と該第6レンズ群との間隔をD56M、望遠端における該第5レンズ群と該第6レンズ群との間隔をD56Tとするとき、
0.1<(D56W+D56T)/(2×D56M)<1.0
を満たすことを特徴とする請求項1乃至7のいずれか1項に記載のズームレンズ。 - 前記ズーミングの際に、前記絞りは、該絞りと前記第3レンズ群との間隔が広がるように移動することを特徴とする請求項1乃至8のいずれか1項に記載のズームレンズ。
- 前記ズーミングの際に、前記絞りは、該絞りと前記第4レンズ群との間隔が狭くなるように移動することを特徴とする請求項1乃至9のいずれか1項に記載のズームレンズ。
- 前記第2レンズ群および前記第3レンズ群はそれぞれ、正の屈折力を有する1枚のレンズで構成されていることを特徴とする請求項1乃至10のいずれか1項に記載のズームレンズ。
- 前記第4レンズ群および前記第5レンズ群はそれぞれ、正の屈折力を有する1枚のレンズと負の屈折力を有する1枚のレンズとで構成されていることを特徴とする請求項1乃至11のいずれか1項に記載のズームレンズ。
- 前記第1レンズ群は、少なくとも1枚の前記拡大共役側に凸の負メニスカス非球面レンズを有することを特徴とする請求項1乃至12のいずれか1項に記載のズームレンズ。
- 前記第6レンズ群は、前記拡大共役側から前記縮小共役側へ順に、負の屈折力を有するレンズ、正の屈折力を有するレンズ、および、正の屈折力を有するレンズで構成されていることを特徴とする請求項1乃至13のいずれか1項に記載のズームレンズ。
- 拡大共役側から縮小共役側へ順に、負の屈折力を有する第1レンズ群、正の屈折力を有する第2レンズ群、正の屈折力を有する第3レンズ群、正の屈折力を有する第4レンズ群、負の屈折力を有する第5レンズ群、負の屈折力を有する第6レンズ群、および、正の屈折力を有する第7レンズ群からなる複数のレンズ群を有し、
ズーミングの際に、前記第2レンズ群、前記第3レンズ群、前記第4レンズ群、前記第5レンズ群、および、前記第6レンズ群は、互いに間隔を変化させながら前記縮小共役側から前記拡大共役側へ移動し、
前記ズームレンズの広角端の焦点距離をfw、前記第1レンズ群の焦点距離をf1とするとき、
2.3<|f1|/fw<4.0
を満たすことを特徴とするズームレンズ。 - 原画を形成する画像表示素子と、
請求項1乃至15のいずれか1項に記載のズームレンズと、を有し、
前記ズームレンズは、前記画像表示素子により形成された前記原画を投射するように構成されていることを特徴とする画像投射装置。
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