JP6516118B2 - 印刷インキ組成物 - Google Patents

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Description

本発明は、印刷インキ組成物(以下、単に「インキ」ともいう)およびそれを用いて印刷された印刷物に関する。
オフセット印刷方式は、印刷版に対して、印刷インキ組成物と湿し水とを供給し、水と油の反発を利用してインキ画像を形成し、紙などの印刷基材に印刷する方式である。また、オフセット印刷方式に使用されるインキの内、浸透乾燥型のオフセット印刷用に使用されるインキは、新聞やチラシ等の印刷に使用されており、インキを構成する溶剤や植物油等が、毛細管現象により印刷基材に浸透するため、溶剤や植物油等が浸透・乾燥した後でも、十分な印刷濃度を与えることが要求される。
オフセット印刷インキ組成物におけるカーボンブラックの分散には、ロジン変性フェノール樹脂やギルソナイト樹脂が使用されてきた。しかし、カーボンブラックの含有率を高くし、ロジン変性フェノール樹脂やギルソナイト樹脂のみを使用して分散する場合、上記樹脂の含有量を高める必要があるが、そうするとインキの粘度、乳化適性の維持が困難となる。そこで、樹脂の総含有率を抑制すべく、カーボンブラックに対する分散安定効果が高いアルキッド樹脂を併用する手法が試みられてきた。しかし、アルキッド樹脂は乳化し易い性質を有するため、印刷機ローラー上で過乳化状態となり、インキ転移性が低下し易いという問題があった。
更に、従来のカーボンブラックを高比率で含有する浸透乾燥型のオフセット印刷インキ組成物を用いて印刷すると、ドライダウンと呼ばれる、乾燥後の印刷濃度が印刷直後の印刷濃度に比べて減少(低下)する現象が発生しやすいという問題があった。
特許文献1には、特定の顔料分散剤を用いたオフセット印刷インキ組成物が開示されている。しかし、特許文献1に開示されているインキ中のカーボンブラック含有率は17.5質量%以下であり、市場で求められている印刷濃度を得ることができず、更にドライダウンを抑制できないという問題があった。
特許文献2には、特定の特性を有する中性カーボンブラック、ロジン変性樹脂、ギルソナイト樹脂及び油成分等を含むオフセット印刷用墨インキ組成物が開示されている。しかし、特許文献2に開示されているインキ中のカーボンブラック含有率は22.2質量%以下であり、市場で求められている印刷濃度を得ることができず、更にインキの保存安定性に劣るという問題があった。
特許文献3には、ファーネスカーボンブラックを20〜40質量%含み、さらにアルキッド樹脂を含む印刷インキ組成物が開示されている。しかしながら本発明者らが評価したところ、特許文献3に具体的に開示されているインキ組成物は、インキ転移性が不十分であった。
特開平05−271593号公報 特開2011−094052号公報 特開2015−120870号公報
本発明は、上記課題を解決すべくなされたものであって、その目的は、ドライダウンを抑制して高い印刷濃度が得られ、かつ、印刷機上で安定したインキ転移性を保持できるとともに、保存安定性に優れる、印刷インキ組成物を提供することにある。
本発明者らは、鋭意研究した結果、特定の水酸基価を有するアルキッド樹脂と特定の動粘度を有する石油系溶剤を添加した印刷インキ組成物によって、上記課題を解決できることを見出し、本発明を完成するに至った。
即ち、本発明は、カーボンブラック(A)と、アルキッド樹脂(B)と、石油系溶剤(C)とを含有する印刷インキ組成物であって、印刷インキ組成物中における前記カーボンブラック(A)の含有率が25〜40質量%であり、前記アルキッド樹脂(B)は、水酸基価が16〜60mgKOH/gであり、かつ、酸価が6〜65mgKOH/gであるアルキッド樹脂(b)を含み、前記石油系溶剤(C)は、40℃における動粘度が200mm2/s以上5,000mm2/s未満である石油系溶剤(c)を含み、前記石油系溶剤(c)が、パラフィン系溶剤である印刷インキ組成物に関する。

また、本発明は、印刷インキ組成物中における上記カーボンブラック(A)の含有率が25〜34質量%である上記印刷インキ組成物に関する。
また、本発明は、上記アルキッド樹脂(b)が、樹脂を構成する構造単位として、オルトフタル酸またはその無水物に由来する構造単位を含む上記印刷インキ組成物に関する。
また、本発明は、印刷インキ組成物中における上記動粘度が200mm2/s以上5,000mm2/s未満である石油系溶剤(c)の含有率が、4〜20質量%である上記印刷インキ組成物に関する。
また、本発明は、浸透乾燥型オフセット印刷用である上記印刷インキ組成物に関する。
また、本発明は、上記印刷インキ組成物により印刷された印刷物に関する。
本発明を用いることにより、ドライダウンを抑制して高い印刷濃度が得られ、かつ、印刷機上で安定したインキ転移性を保持できるとともに、保存安定性に優れる、印刷インキ組成物を提供することができる。
本発明の印刷インキ組成物は、特定のアルキッド樹脂、及び40℃における動粘度が200mm2/s以上5000mm2/s未満である石油系溶剤を含有する。前記材料を組み合わせることで、ドライダウンを抑制して印刷濃度を高め、かつ、印刷機上で安定したインキ転移性を保持できるとともに、保存安定性に優れる印刷インキ組成物とすることができる。本発明の印刷インキ組成物は、特に浸透乾燥型オフセット印刷用として好適に使用することができる。
本発明では、インキ中に含まれる高濃度のカーボンブラックを安定化させ、インキの保存安定性を高めるために、カーボンブラックの分散安定性が高いアルキッド樹脂が用いられる。本発明のインキで用いる、水酸基価が10〜60mgKOH/gであるアルキッド樹脂(b)は、カーボンブラックとの分散性を向上させやすいことから、高濃度のカーボンブラックを安定化させることができる。
その一方、背景技術でも説明したように、前記水酸基価を有するアルキッド樹脂(b)は、親水基である水酸基に起因した乳化が起きやすく、前記アルキッド樹脂(b)を使用したインキの転移性を悪化させてしまう。そこで前記問題を解決すべく、本発明者らが鋭意検討した結果、40℃における動粘度が200mm2/s以上5000mm2/s未満である石油系溶剤(c)を併用することで、前記アルキッド樹脂(b)を用いた場合であっても、インキ転移性の悪化を抑制できることを見出した。その理由は定かではないが、前記石油系溶剤(c)分子が、インキ中に存在するカーボンブラックや、アルキッド樹脂(b)を覆うように存在することで、前記アルキッド樹脂(b)の乳化を防いでいると考えられる。
更に前記石油系溶剤(c)は、ロジン変性フェノール樹脂やギルソナイト樹脂のワニスを使用した時と同様にインキの粘弾性を好適なものとし、印刷基材内部への浸透速度を小さくできる点から、ドライダウンの抑制にも寄与していると考えられる。
以上のように、ドライダウンの抑制、印刷紙面濃度の向上、印刷機上でのインキ転移性、及び、インキの保存安定性の全てに優れたインキを得るためには、本発明の印刷インキ組成物の構成が必須不可欠である。
続いて以下に、本発明の印刷インキ組成物を構成する主要な成分について説明する。
本発明で使用されるカーボンブラック(A)は、1種類、または、2種類以上を混合して用いることができる。中でも、ドライダウンを更に抑制できる観点から、カーボンブラック(A)としては、DBP吸油量が80〜140cm3/100gの範囲内であることが好ましい。また同様に、カーボンブラック(A)のヨウ素吸着量が30〜100mg/gの範囲内であることが好ましい。なお、上記DBP吸油量やヨウ素吸着量は、公知の方法、例えばJIS K 6217「ゴム用カーボンブラック−基本特性」の第1部や第4部に記載された方法により測定できる。
本発明において、特に好適に使用できるのは、DBP吸油量が80〜140cm3/100g、かつ、ヨウ素吸着量が30〜100mg/gであるカーボンブラック(このようなカーボンブラックを、「カーボンブラック(a)」と定義する)である。
また本発明では、カーボンブラック(A)として、ビーズカーボンブラック(以下、単に「ビーズカーボン」とも呼ぶことがある)を用いることも好ましい。ビーズカーボンとは、天然及び/または合成ワックス等を用いて、粉末状のカーボンブラックを造粒することにより製造されるカーボンブラックである。本発明において好適に用いられるビーズカーボンは、平均一次粒子径が大きい、即ちカーボンのアグリゲート径が大きいものである。一次粒子径の大きさはヨウ素吸着量で測定でき、本発明ではヨウ素吸着量が30〜100mg/gのものが好適である。前記アグリゲート径の大きいビーズカーボンは、低密度の用紙へ浸透し難くなり、ドライダウン抑制効果が高いという観点で好ましく選択される。
本発明で最も好ましく用いられるカーボンブラック(A)は、上記特性を併せ持つもの、すなわち、DBP吸油量が80〜140cm3/100g、かつ、ヨウ素吸着量が30〜100mg/gであるビーズカーボンである。
更に、本発明のインキに含まれるカーボンブラック(A)は、鉄及び亜鉛の含有量の合計が60ppm以下であることが好ましい。なお、鉄や亜鉛の含有量は、ICP(Inductively Coupled Plasma)発光分析によって測定できる。
本発明では、印刷濃度を向上させる観点から、カーボンブラック(A)をインキ全量に対し25〜40質量%含有する。また上記観点より、前記カーボンブラック(A)の含有量が25〜34質量%であることが好ましく、27〜32質量%含有していることがより好ましい。
また本発明の印刷インキ組成物では、カーボンブラック(a)と、カーボンブラック(a)以外のカーボンブラックとを併用してもよい。その場合、印刷濃度、ドライダウン、インキ転移性に総合的に優れたインキを得る観点から、カーボンブラック(A)全量中のカーボンブラック(a)の含有率が、5質量%以上50質量%以下であることが好ましく、10質量%以上50質量%以下であることがより好ましく、15質量%以上40質量%以下であることが特に好ましい。
本発明では、アルキッド樹脂(B)として、水酸基価が10〜60mgKOH/gであるアルキッド樹脂(b)を含む。水酸基価は16〜50mgKOH/gであることがより好ましく、18〜40mgKOH/gであることが更に好ましく、20〜35mgKOH/gであることが特に好ましい。ここで例えば水酸基価は、JIS K 0070「化学製品の酸価、けん化価、エステル価、よう素価、水酸基価及び不けん化物の試験方法」に基づいて測定できる。具体的には、カーボンブラック1g中の遊離水酸基を無水酢酸で完全にアセチル化し、それを中和するのに要する水酸化カリウムのmg数によって測定できる。
また本発明では、カーボンブラックの分散安定性を向上させ、インキの保存安定性を良化できる点から、前記アルキッド樹脂(b)の酸価が6〜65mgKOH/gであることが好ましく、前記酸価が8〜40mgKOH/gであることがより好ましく、10〜25mgKOH/gであることが更に好ましい。なお酸価も、JIS K 0070に基づいて測定できる。具体的には、カーボンブラック1gを中和するのに要する水酸化カリウムのmg数によって測定できる。
アルキッド樹脂(b)は、合成品を用いてもよいし、市販品を用いてもよい。なお、インキの保存安定性が向上する点から、前記アルキッド樹脂(b)を構成する構造単位として、オルトフタル酸またはその無水物(無水フタル酸)に由来する構造単位を含むことが好ましい。
本発明の印刷インキ組成物は、インキの保存安定性を向上させる観点から、アルキッド樹脂(b)をインキ全量中、5〜20質量%含むことが好ましい。その下限値は、8質量%以上であることがより好ましく、11質量%以上であることが特に好ましい。またその上限値は、18質量%以下であることがより好ましく、15質量%以下であることが特に好ましい。
本発明の印刷インキ組成物は、石油系溶剤(C)として、40℃における動粘度が200mm2/s以上5,000mm2/s未満である石油系溶剤(c)を含む。なお、ドライダウンの抑制に特に有効である点から、前記動粘度が250〜1,200mm2/sであることが好ましく、500〜1,000mm2/sであることが好ましい。なお前記動粘度は、JIS K 2283「原油及び石油製品−動粘度流動点試験方法及び粘度指数算出方法」によって測定できる。
また本発明では、上記石油系溶剤(c)として、アニリン点が100℃〜130℃である溶剤を用いることが好ましく、115℃〜125℃であることがより好ましい。なお上記アニリン点は、従来公知の方法、例えばJIS K 2256「石油製品−アニリン点及び混合アニリン点の求め方」によって測定できる。
本発明では、上記動粘度範囲に収まるものであれば、石油系溶剤(c)として任意の材料を1種類以上使用することができ、具体的には、パラフィン系溶剤、オレフィン系溶剤、ナフテン系溶剤、芳香族炭化水素系溶剤を挙げることができる。中でも本発明では、上記に記載した効果、例えばインキの粘弾性を調整する効果が好適に発現する点から、石油系溶剤(c)として、パラフィン系溶剤を使用することが好ましい。また前記パラフィン系溶剤として、ノルマルパラフィン系溶剤、イソパラフィン系溶剤のどちらを用いてもよいし、併用してもよい。また、合成油を用いても、鉱物油等の天然由来の溶剤を用いてもよく、両者を併用してもよい。前記石油系溶剤(c)として、好適に利用できる市販品の一例として、石油系炭化水素溶剤であるJXTGエネルギー株式会社製スーパーオイルNシリーズ(320、460、1000)を挙げることができる。
本発明では、石油系溶剤(C)として、上記石油系溶剤(c)に加えて、その他石油系溶剤を使用してもよい。具体的には、上記動粘度範囲に収まらない、パラフィン系溶剤、ナフテン系溶剤、芳香族炭化水素系溶剤、及びこれらの混合溶剤が挙げられる。また特に、芳香族炭化水素系溶剤の含有率が1質量%以下であることが好ましい。本発明において好適に用いることができるその他石油系溶剤として、主成分としてナフテンを含む石油系溶剤であるJXTGエネルギー株式会社製AFソルベント5号、6号等がある。
本発明の印刷インキ組成物に含まれる石油系溶剤(c)の量は、前記印刷インキ組成物全量に対し、4〜20質量%であることが好ましく、5〜15質量%であることがより好ましい。特に、石油系溶剤(c)の量を10〜15質量%とすることで、インキ転移性に特段に優れたインキとなる。また、石油系溶剤(C)の総量は、5〜25質量%であることが好ましく、10〜20質量%であることがより好ましい。特に、石油系溶剤(C)として、石油系溶剤(c)と、その他石油系溶剤とを使用する場合、石油系溶剤(c)による効果を好適に発現させるため、前記石油系溶剤(c)を、石油系溶剤(C)全量に対して60質量%以上含むことが好ましく、70質量%以上含むことがより好ましく、80質量%以上含むことが特に好ましい。
本発明の印刷インキ組成物には、上記材料に加えて、例えば以下に示す、樹脂、溶剤、体質顔料、ゲル化剤、助剤等を制限なく用いることができる。
本発明の印刷インキ組成物において、アルキッド樹脂(B)に加えて、その他の樹脂を用いる場合、例えば、ロジン変性フェノール樹脂、ギルソナイト樹脂、石油樹脂、ロジン変性マレイン酸樹脂等を、単独または2種類以上を組み合わせて使用することができる。
中でも、印刷インキ組成物の粘弾性を好適なものとし、印刷適性を向上させる観点から、ロジン変性フェノール樹脂を選択することが好ましい。その際、印刷適性を特に向上できる観点から、ロジン変性フェノール樹脂の重量平均分子量(Mw)は5,000〜200,000であることが好ましい。なお、上記重量平均分子量(Mw)は、公知の方法、例えばゲルパーミエーションクロマトグラフィー法によって測定できる。
上記その他の樹脂は、例えば、上記石油系溶剤(C)、及び/または、後述する植物油と、必要に応じて後述するゲル化剤と、を含むワニスとして使用される。前記ワニスは、190℃程度で、上記その他の樹脂を溶解することで製造される。また、ワニス中に含まれるその他の樹脂の量は、前記ワニス全量中20〜60質量%であることが好ましい。更に、前記ワニスの添加量は、樹脂固形分換算で、印刷インキ組成物全量中の5〜30質量%であることが好ましく、7.5〜25質量%であることがより好ましく、10〜20質量%であることが特に好ましい。
本発明のインキにおいて、石油系溶剤(C)に加えて、その他の溶剤成分を用いる場合、従来公知の溶剤を任意に用いることができる。中でも、上記樹脂との相溶性やインキ粘弾性、乾燥性を好適なものとする観点から、植物油、及び、脂肪酸エステルから選ばれる少なくとも1種類を含むことが好ましい。なおこれらの材料は、単独で用いても良いし、2種類以上を併用しても良い。
上記「植物油」とは、グリセリンと脂肪酸とのエステル化反応物であるトリグリセライド、エステル交換反応により生成されたモノグリセライド、ジグリセライドを表す。なお、前記脂肪酸は飽和脂肪酸でも不飽和脂肪酸でも良い。
植物油として代表的なものは、アサ実油、アマニ油、エノ油、オイチシカ油、オリーブ油、カカオ油、カポック油、カヤ油、カラシ油、キョウニン油、キリ油、ククイ油、クルミ油、ケシ油、ゴマ油、サフラワー油、ダイコン種油、大豆油、大風子油、ツバキ油、トウモロコシ油、ナタネ油、ニガー油、ヌカ油、パーム油、ヒマシ油、ヒマワリ油、ブドウ種子油、ヘントウ油、松種子油、綿実油、ヤシ油、落花生油、脱水ヒマシ油などが挙げられる。特に大豆油、ヤシ油、アマニ油、菜種油が好ましい。
本発明において使用される「脂肪酸エステル」としては、上記に列挙した1種類以上の植物油、例えば大豆油、綿実油、アマニ油、サフラワー油、トール油、脱水ヒマシ油、カノーラ油、菜種油等から製造される植物油エステルが挙げられる。その他の例としては、脂肪酸モノアルキルエステル化合物が挙げられる。このうちモノエステルを構成する脂肪酸としては、炭素数16〜20の飽和または不飽和脂肪酸が好ましく、ステアリン酸、イソステアリン酸、ヒドロキシステアリン酸、オレイン酸、リノール酸、リノレン酸、エレオステアリン酸等が例示できる。脂肪酸モノエステルを構成するアルコール由来のアルキル基は、炭素数1〜10のものが好ましく、メチル、エチル、プロピル、イソプロピル、ブチル、イソブチル、tert−ブチル、2−エチルヘキシル等のアルキル基が例示できる。これら脂肪酸モノエステルは、単独で、または2種以上を組み合わせて使用できる。
本発明で使用される体質顔料としては、有機ベントナイト、炭酸カルシウム、硫酸バリウム、カオリンクレー、シリカが挙げられ、適宜使用することができる。
本発明において、必要に応じて用いることができるゲル化剤としては、従来公知の材料、例えば、アルミニウムキレート化合物、金属石鹸、アルカノールアミン等がある。
本発明で使用できる助剤としては、分散剤、乾燥抑制剤、酸化防止剤、耐摩擦剤(ワックス)、裏移り防止剤、非イオン系界面活性剤、多価アルコール等の添加剤を適宜用いることができる
本発明の印刷インキ組成物を印刷する基材としては、紙基材、特に非塗工紙、微塗工紙、更紙のような、浸透乾燥するものが適している。
次に、実施例に基づいて本発明を説明する。ただし、本発明の範囲は、以下の実施例に何等限定されるものではない。なお、本明細書において、「部」及び「%」は、特に断りのない限り、それぞれ「質量部」及び「質量%」を意味する。
[ロジン変性フェノール樹脂ワニスの製造例]
ロジン変性フェノール樹脂(荒川化学工業(株)社製タマノルN100、重量平均分子量80,000、酸価20mgKOH/g、軟化点165℃)39部、大豆油30.0部、石油系溶剤(JXTGエネルギー株式会社社製AFソルベント5号、アニリン点92℃)30.0部を混合して180℃に昇温し、同温度下で30分間撹拌した後、25℃になるまで放冷した。その後、ゲル化剤(川研ファインケミカル(株)製ALCH)1.0部を添加し、再び180℃に昇温し、同温下で30分間撹拌した後、25℃になるまで放冷して、ロジン変性フェノール樹脂ワニスを得た。
[ギルソナイト樹脂ワニスの製造例]
ギルソナイト樹脂(AMERICAN GILSONITE COMPANY社製ギルソナイトセレクト347)42.0部、大豆油58.0部を混合して140℃まで昇温し、同温度下で1時間撹拌した後、25℃になるまで放冷して、ギルソナイト樹脂ワニスを得た。
[アルキッド樹脂1の製造例]
攪拌機、水分離器付き冷却器、温度計を備えた反応容器に、回収再生大豆油(カネダ(株)社製大豆油KT)78部、グリセリン8部、水酸化ナトリウム0.03部を仕込み、240℃で2時間エステル交換反応を行った。その後、反応容器内の温度を180℃になるまで下げた後、無水フタル酸を9部と、キシレンを5部とを加え、200℃になるまで昇温し、同温度下で反応を継続した。200℃到達後2時間おきに酸価を測定し、酸価が20mgKOH/g以下になったところ(200℃到達後8時間後)で、前記反応容器内の温度を25℃になるまで下げて反応を停止した。その後、反応容器内の反応物を取り出し、減圧して溶剤を除去し、アルキッド樹脂1を得た。得られたアルキッド樹脂1の水酸基価は12mgKOH/g、酸価は17mgKOH/gであった。
[アルキッド樹脂2〜6、8の製造例]
アルキッド樹脂1の製造例における無水フタル酸を、下表1のとおりに変更した以外は、アルキッド樹脂1の製造例と同様にして、アルキッド樹脂2〜6、8を製造した。ただし、アルキッド樹脂5の製造においては、酸価が10以下になるまで反応を継続した。得られたアルキッド樹脂1〜6、8の水酸基価と酸価を表1に示す。
Figure 0006516118
[アルキッド樹脂7の製造例]
攪拌機、水分離器付き冷却器、温度計を備えた反応容器に、大豆油73.6部、グリセリン2.9部、ペンタエリスリトール3.3部を仕込み、250℃で1時間エステル交換反応を行った。その後、反応容器内の温度を150℃になるまで下げた後、イソフタル酸を15.2部加え、さらに還流用にキシレンを加えたのち、250℃になるまで昇温し、同温度下で反応を継続した。250℃到達後1時間おきに酸価を測定し、酸価が12mgKOH/g以下になったところで、前記反応容器内の温度を25℃になるまで下げて反応を停止した。その後、反応容器内の反応物を取り出し、減圧して溶剤を除去し、アルキッド樹脂7を得た。得られたアルキッド樹脂7の水酸基価は17mgKOH/g、酸価は11mgKOH/gであった。
[インキの製造例]
上記で得られたロジン変性フェノール樹脂ワニス、ギルソナイト樹脂ワニス、アルキッド樹脂1〜8、カーボンブラック、および石油系溶剤を用い、下表2に示す配合量で配合した後、三本ロール及びミキサーを用いて混練混合することで、実施例1〜26、及び比較例1〜8のインキを作製した。
なお表2中に記載した略称は、以下に示すとおりである。
・カーボンブラック1:DBP吸油量60cm3/100g、ヨウ素吸着量40mg/ gである、カーボンブラック
・カーボンブラック2:DBP吸油量100cm3/100g、ヨウ素吸着量80mg /gである、カーボンブラック
・カーボンブラック3:DBP吸油量130cm3/100g、ヨウ素吸着量45mg /gである、ビーズカーボンブラック
・カーボンブラック4:DBP吸油量80cm3/100g、ヨウ素吸着量85mg/ gである、ビーズカーボンブラック
・石油系溶剤C1:JXTGエネルギー株式会社製スーパーオイルN320(40℃に おける動粘度267mm2/s)
・石油系溶剤C2:JXTGエネルギー株式会社製スーパーオイルN460(40℃に おける動粘度523mm2/s)
・石油系溶剤C3:JXTGエネルギー株式会社製スーパーオイルN1000(40℃ における動粘度971mm2/s)
・石油系溶剤C4:JXTGエネルギー株式会社製スーパーオイルN150(40℃に おける動粘度141mm2/s)
・AF−5号:JXTGエネルギー株式会社製AFソルベント5号(40℃における動 粘度4mm2/s)
・AF−6号:JXTGエネルギー株式会社製AFソルベント6号(40℃における動 粘度5mm2/s)
・乾燥防止剤:本州化学工業社製H−BHT
表2に示した実施例1〜26、及び比較例1〜8のインキを用いて、以下の評価を実施した。なお評価結果は、表2に併せて示す。
[印刷濃度の評価]
表2記載の実施例、比較例のインキ0.15mlを、RIテスター(簡易印刷転写装置)を用いて更紙(日本製紙(株)社製用紙)に展色(印刷)した。その後、下記に示す装置と条件により、印刷してから1分後の印刷物の測色を行うことで、印刷濃度の評価を行った。数値が大きいものほど印刷濃度が高いことを表す。評価は下記基準に基づいて行い、2以上のものを実使用上問題ないレベルとした。
[評価基準]
印刷してから1分後の印刷濃度
3:1.25以上
2:1.21以上、1.25未満
1:1.21未満
[印刷物の測色条件]
装置:グレタグマクベス社製分光光度計SpectroEye
条件:45/0、D50、2度視野角、Status T
[ドライダウン量の評価]
上記印刷濃度評価に使用した印刷物を、25℃の環境下で24時間放置した後、再度印刷濃度を測定した。印刷してから1分後に測定した印刷濃度から、24時間放置後に測定した印刷濃度を引いた値をドライダウン量とした。ドライダウン量の数値が小さいものほど、ドライダウン量が少なく優れていることを表す。下記評価基準で2以上のものを実使用上問題ないレベルとした。
[評価基準]
4:0.05以下であった
3:0.06以上、0.10未満であった
2:0.10以上、0.12未満であった
1:0.12以上であった
[インキ保存安定性の評価]
製造したインキをラレー粘度計(L型粘度計(25℃))により粘度を測定した。次いで、インキを容量220mlの密閉容器に180ml量り取り、容器内を窒素ガスで満たした後に密封し、70℃のオーブン内で1か月間保存した。保存してから1週間後および1か月後にオーブンから容器を取り出し、再度粘度を測定した。保存前後の粘度差(ΔPa・s)を求め、インキ保存安定性とした。粘度差が少ない程、保存安定性に優れていることを示すものであり、下記評価基準で2以上のものを、実使用上問題ないレベルとした。
[評価基準]
粘度差(ΔPa・s)が
3:1Pa・s未満であった
2:1Pa・s以上、1.5P・s未満であった
1:1.5Pa・s以上であった
[インキ転移性評価]
上記インキについて、下記印刷条件の下、単色ベタと網点(10〜100%の10%刻み)の絵柄を印刷し、地汚れが認められなくなる際のスプレーダンプナー水量値を求め、その水量値を0とした。次いで、水量値が0のときの上記絵柄を500部印刷した後、水量値を5ポイント上げ、再び上記絵柄を500部印刷する、という所作を、スプレーダンプナー水量値20のときの絵柄が得られるまで繰り返した。そして、スプレーダンプナー水量値20の際の単色ベタ部の印刷濃度と、前記水量値が0の時の単色ベタ部の印刷濃度との差を計算することで、インキ転移性の評価を行った。前記印刷濃度の差が小さい程、インキ転移性が良いことを表し、下記評価基準で2以上のものを、実使用上問題ないレベルとした。
[評価基準]
4:0.06未満
3:0.06以上、0.10未満
2:0.10以上、0.15未満
1:0.15以上
[印刷条件]
印刷機 :2N−750型印刷機 東浜精機(株)社製
用 紙 :新聞用更紙 日本製紙(株) 社製
湿し水 :NEWSKING(登録商標)ALKY(東洋インキ(株) 社製)の0. 5%水道水溶液
印刷速度:12万部/時
版 :CTP版 富士フィルム(株) 社製
表2に示すとおり、アルキッド樹脂(b)や石油系溶剤(c)を含まない比較例1および2では、印刷濃度、インキ保存安定性、インキ転移性が劣っていた。カーボンブラックの含有率が高い場合、アルキッド樹脂(b)が含まれないと、インキの粘度や乳化適性が安定的に維持できないためと考えられる。比較例3は、アルキッド樹脂(b)の替わりに水酸基価が10mgKOH/g未満のアルキッド樹脂を使用した例であるが、比較例1と同様、印刷濃度、インキ保存安定性、インキ転移性は劣っていた。比較例4、8は、石油系溶剤(c)の替わりに40℃における動粘度が200mm2/s未満である石油系溶剤を使用した例であるが、印刷濃度、ドライダウン量、インキ保存安定性については実用域であるものの、インキ転移性が不良であった。この理由としては、アルキッド樹脂(b)の乳化を充分抑制できないことに起因するため推察される。なお比較例8は、上記特許文献3の実施例2を再現したものである。比較例5および6は、いずれもカーボンブラック(A)の含有量が20%である例であり、いずれも充分な印刷濃度が得られないことが明らかとなった。比較例7は、カーボンブラック(A)の含有量が40%を超える例であり、インキ保存安定性やインキ転移性が劣ることが明らかとなった。
上記比較例1〜8のインキに対して、本発明の印刷インキ組成物である実施例1〜26のインキは、印刷濃度、ドライダウン量、インキ保存安定性、インキ転移性の全ての評価項目において、実使用上問題なく使用できることが明らかとなった。
Figure 0006516118
Figure 0006516118
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Claims (6)

  1. カーボンブラック(A)と、アルキッド樹脂(B)と、石油系溶剤(C)とを含有する印刷インキ組成物であって、
    印刷インキ組成物中における前記カーボンブラック(A)の含有率が25〜40質量%であり、
    前記アルキッド樹脂(B)は、水酸基価が16〜60mgKOH/gであり、かつ、酸価が6〜65mgKOH/gであるアルキッド樹脂(b)を含み、
    前記石油系溶剤(C)は、40℃における動粘度が200mm2/s以上5,000mm2/s未満である石油系溶剤(c)を含み、
    前記石油系溶剤(c)が、パラフィン系溶剤である印刷インキ組成物。
  2. 印刷インキ組成物中における前記カーボンブラック(A)の含有率が25〜34質量%である、請求項1記載の印刷インキ組成物。
  3. 前記アルキッド樹脂(b)が、樹脂を構成する構造単位として、オルトフタル酸またはその無水物に由来する構造単位を含む、請求項1または2記載の印刷インキ組成物。
  4. 印刷インキ組成物中における前記動粘度が200mm2/s以上5,000mm2/s未満である石油系溶剤(c)の含有率が、4〜20質量%である、請求項1〜3いずれか記載の印刷インキ組成物。
  5. 浸透乾燥型オフセット印刷用である、請求項1〜4いずれか記載の印刷インキ組成物。
  6. 請求項1〜5いずれか記載の印刷インキ組成物により印刷された印刷物。
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