JP6513059B2 - 人工植栽ユニット及び人工植栽ユニットを設置する方法 - Google Patents

人工植栽ユニット及び人工植栽ユニットを設置する方法 Download PDF

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Description

本発明は、道路の中央分離帯・路側帯などに設置される人工植栽ユニット及び人工植栽ユニットを設置する方法に関するものである。
従来、石垣やコンクリート壁の表面は、白色乃至灰色の無機的な雰囲気を呈しており、自然な風合いを出すことは難しかった。このような問題を解決するため、例えば、特許文献1には、網体の網目枠に人工植物を取り付けた目隠しシートを石垣やコンクリート壁等に張設する技術が開示されている。この特許文献1の目隠しシートを石垣等に使用すれば、その表面の無機的な雰囲気を隠しながら、自然感、立体感および遠近感に富んだ表面を表す結果、生活する者の心を癒し、充足感を与えることができる。さらに、植生として人工植物を使用しているため、草取り、防虫剤の散布、施肥の作業が不要となり、維持管理がしやすい(特許文献1の段落0015参照)。
また、特許文献2には、保持板に造花、絵画並びにディスプレイ等を順次取替自在に保持してこの保持板をベランダに着脱自在に固定してベランダの美観を高める美観保持具が開示されている。
実用新案登録第3070619号公報 実用新案登録第3002105号公報
しかしながら、特許文献1の目隠しシートでは、網体として幅約5mmの布テープを縦横交差させて縫着させて構成されるものを用いており、壁やフェンスなどの表面に沿って設置することが前提となっていた。したがって、目隠しシート単体では自立した形状を維持することができず、設置場所が限定されていた。また、特許文献2の美観保持具でも、保持板によって形状は保持できるものの、保持板をベランダの手すりに取り付けるようになっており、ベランダ以外の場所に設置することは想定していなかった。
そこで、本発明の人工植栽ユニットは、維持管理がしやすいうえに単体で自立した形状を維持することのできる、人工植栽ユニットを提供することを目的としている。
前記目的を達成するために、本発明の人工植栽ユニットは、金属製のメッシュと、樹脂製の植物が植え込まれた植物マットと、前記金属製のメッシュと前記植物マットとを一体に接合する接合具と、から構成される植栽パネルと;複数の前記植栽パネルを連結する連結具と;を備え、複数の前記植栽パネルを立体形状に組み立てて構成される。
また、本発明の人工植栽ユニットを設置する方法は、前記金属製のメッシュと前記植物マットとを前記接合具によって接合して前記植栽パネルを構築する工程と、複数の前記植栽パネルを前記連結具によって連結して、前記人工植栽ユニットの展開図状に構築する工程と、展開図状に構築された前記植栽パネルを設置現場まで運搬する工程と、設置現場において、前記植栽パネルを前記連結具によって連結して立体形状に組み立てる工程と、を備える。
このように、本発明の人工植栽ユニットは、金属製のメッシュと、樹脂製の植物が植え込まれた植物マットと、前記金属製のメッシュと前記植物マットとを一体に接合する接合具と、から構成される植栽パネルと;複数の前記植栽パネルを連結する連結具と;を備え、複数の前記植栽パネルを立体形状に組み立てて構成される。このため、維持管理がしやすいうえに自立した形状を維持することができる。
また、本発明の人工植栽ユニットを設置する方法は、前記金属製のメッシュと前記植物マットとを前記接合具によって接合して前記植栽パネルを構築する工程と、複数の前記植栽パネルを前記連結具によって連結して、前記人工植栽ユニットの展開図状に構築する工程と、展開図状に構築された前記植栽パネルを設置現場まで運搬する工程と、設置現場において、前記植栽パネルを前記連結具によって連結して立体形状に組み立てる工程と、を備える。このため、維持管理がしやすいうえに自立した形状を維持することができる人工植栽ユニットを、きわめて迅速に効率よく構築することができる。
人工植栽ユニットを直列に連結して中央分離帯に用いた例の斜視図である。 植栽パネルを立体形状に組み立てた斜視図である。 先端ユニットの展開図である。 一般ユニットの展開図である。 金属製のメッシュと植物マットの接合を説明する説明図である。(a)は平面図であり、(b)は樹脂製植物が植え込まれた断面図である。 アンカーによる固定を説明する説明図である。(a)は平面図であり、(b)は断面図である。 人工植栽ユニットの変形例の説明図である。(a)は四角形断面、(b)は半円形断面、(c)は楕円形断面、(d)は三角形断面の人工植栽ユニットである。
以下、本発明の実施の形態について図面を参照して説明する。
まず、図1を用いて本発明の人工植栽ユニット1を直列に連結して道路の分離帯90に用いた例の全体構成を説明する。本実施例の人工植栽ユニット1は、先端ユニット2と、一般ユニット3と、から構成されており、先端ユニット2と一般ユニット3とを直列に連結できるようにされている。そして、先端ユニット2は、分離帯90の先端に配置され、先端ユニット2に連続して一般ユニット3、・・・が配置される。以下、図2〜図4を用いて、先端ユニット2と一般ユニット3の立体形状及び詳細な構成を説明する。
先端ユニット2は、図3の展開図に示すように、4枚の植栽パネル20A、20B、20C、20Cと、3枚の金属製のメッシュ41、41、41と、が連結具50、・・・によって連結されて構成されている。また、図2の斜視図に示すように、先端ユニット2の立体形状は、先端側の植栽パネル20Aを斜面とする台状又はすべり台状に形成されている。斜面となる植栽パネル20Aは、平面となっている。
植栽パネル20A、20B、20Cは、それぞれ後述するように、ベース材で構造強度を維持する金属製のメッシュ21と、樹脂製の植物22が植え込まれた網目状の植物マット23とを接合具24によって接合することによって構成される。先端ユニット2の露出面を構成する植栽パネル20A、20B、20Cは、いずれも面全体を覆っている。
金属製のメッシュ41は、アルミ、ステンレス、スチール等の棒鋼を格子状に溶接して構成される。先端ユニット2の露出しない面を構成する金属製のメッシュ41は、いずれも面全体を覆うものではない。すなわち、先端ユニット2の底面に設置される金属製のメッシュ41、41は、底面のうち長手方向の端部のみに配置されて、左右の植栽パネル20C、20Cの下端を連結している。したがって、底面の長手方向の中央部には、開口部が形成されている。さらに、先端ユニット2の背面に設置される金属製のメッシュ41は、背面のうち上端部のみに配置されて、左右の植栽パネル20C、20C及び上面の植栽パネル20Bを連結している。したがって、背面の下部には、開口部が形成されている。
一般ユニット3は、図4の展開図に示すように、3枚の植栽パネル30A、30B、30Bと、4枚の金属製のメッシュ41、41、41、41と、が連結具50、・・・によって連結されて構成されている。また、図2の斜視図に示すように、一般ユニット3の立体形状は、直方体状に形成されている。
植栽パネル30A、30Bは、それぞれ後述するように、ベース材で構造強度を維持する金属製のメッシュ31と、樹脂製の植物32が植え込まれた網目状の植物マット33とを接合具34によって接合することによって構成される。一般ユニット3の露出面を構成する植栽パネル30A、30Bは、いずれも面全体を覆っている。
金属製のメッシュ41は、アルミ、ステンレス、スチール等の棒鋼を格子状に溶接して構成される。一般ユニット3の露出しない面を構成する金属製のメッシュ41は、いずれも面全体を覆うものではない。すなわち、一般ユニット3の底面に設置される金属製のメッシュ41、41は、底面のうち長手方向の端部のみに配置されて、左右の植栽パネル30B、30Bの下端を連結している。したがって、底面の長手方向の中央部には、開口部が形成されている。さらに、一般ユニット3の正面及び背面に設置される金属製のメッシュ41は、正面及び背面のうち上端部のみに配置されて、左右の植栽パネル30B、30B及び上面の植栽パネル30Aを連結している。したがって、正面及び背面の下部には、開口部が形成されている。
そして、本実施例の植栽パネル20A〜20C、30A、30Bは、図5(a)、(b)に示すように、金属製のメッシュ21(31)と、樹脂製の植物22(32)が植え込まれた植物マット23(33)と、金属製のメッシュ21(31)と植物マット23(33)とを一体に接合する接合具24(34)と、からパネル状(板状)に構成されている。
金属製のメッシュ21(31)は、ベース材であり、構造強度を維持する役割がある。金属製のメッシュ21は、亜鉛めっき鉄線、合成樹脂被覆線、着色塗装亜鉛めっき鉄線、ステンレス鋼線、アルミ合金線、亜鉛・アルミ合金めっき鉄線、アルミ被覆線等を格子状に溶接して形成されるものである。ここにおいて、金属製のメッシュ21の棒鋼(線材)の径は、3.00mm〜5.00mm程度のものを使用することができる。より好ましくは、棒鋼の径は、現場での切断の容易性を考慮すると、3.00mm〜4.00mm程度のものが好ましい。
植物マット23(33)は、表面に抜け止め構造のピンを有する格子状の成形品と、このピンが挿し込まれた樹脂製の植物22(32)(疑似植物)と、によって構成されている。樹脂製の植物22の葉の形状は、どのような種類・形状の物であってもよい。また、格子状の成形品のピンのすべてに樹脂製の植物22を装着しなくてもよい。なお、植物マット23(33)は、格子状の成形品に樹脂製の植物22(32)が埋め込まれたものに限定されるものではなく、樹脂製の植物22(32)を有するマット乃至シートであれば、どのような形状・構成のものであってもよい。
そして、金属製のメッシュ21(31)の格子のピッチは、植物マット23(33)の格子のピッチの整数倍となっており(あるいは、両者のピッチの最小公倍数が所定の値となっており)、所定の間隔で(図5では、植物マット23の4つの格子ごとに)金属製のメッシュ21(31)と植物マット23(33)の線材(格子)が重なるようになっている。このように両者の線材が重なった位置で、両者を金属製の接合具24(34)によって、一緒に抱え込むようにして固定することによって、両者が一体化される。すなわち、U字状の接合具24(34)は、開いた状態で金属製のメッシュ21(31)の格子に押し当てられ、治具によって先端を閉じながら植物マット23(33)の格子を把持することで、金属製のメッシュ21(31)と植物マット23(33)とを一体に固定する。なお、金属製のメッシュ21(31)と植物マット23(33)を接合するものであれば、接合具24(34)は本実施例の形状、材質に限定されない。
また、本実施例の植栽パネル20A〜20C、30A、30Bの底面には、図6(a)、(b)に示すように、金属製のメッシュ41、41が部分的に配置されている。金属製のメッシュ41、41は、強度を考慮すると、長手方向の端部に配置されることが好ましい。そして、金属製のメッシュ41の格子(線材)2本を抱えるようにして、アンカープレート60が設置されている。このアンカープレート60をアンカー61及びアンカーボルト62によって、舗装された設置場所に固定することで、人工植栽ユニット1(2、3)が固定される。なお、舗装されていない設置場所では、アンカープレート60を杭や楔によって地盤に固定することで、人工植栽ユニット1(2、3)が、地盤に固定される。
アンカープレート60は、金属製の板の中央にアンカーボルト62挿通用の長孔が設けられるとともに、長手方向の両端に金属製のメッシュ41、41の格子を抱える半円筒部を備えて構成される。したがって、設置場所にアンカー61を埋設し、位置を調整しながらアンカープレート60を位置決めし、アンカー61にアンカーボルト62を螺合させることによって金属製のメッシュ41及び人工植栽ユニット1(2、3)を固定する。
(変形例)
次に、図7(a)〜(d)を用いて、変形例の人工植栽ユニット1A〜1Cについて説明する。なお、図7(a)には、比較のために実施例1の人工植栽ユニット1も表示している。図7(a)に示すように、人工植栽ユニット1では、先端ユニット2の傾斜面となる植栽パネル20Aは平板状に形成されている。また、図7(b)に示すように、人工植栽ユニット1Aでは、傾斜面及び上面となる植栽パネルは、断面が半円筒状に形成されている。さらに、図7(c)に示すように、人工植栽ユニット1Bでは、傾斜面及び上面となる植栽パネル及び側面となる植栽パネルは、半楕円筒状に形成されている。一方、図7(d)に示すように、人工植栽ユニット1Cでは、傾斜面となる植栽パネル及び側面となる植栽パネルは、断面が三角形状に形成されている。すなわち、図7(d)の人工植栽ユニット1Cは、先端ユニット2の露出面は2面の植栽パネルで構成され、一般ユニット3の露出面も2面の植栽パネルで構成されている。
(施工方法)
次に、上述してきた人工植栽ユニット1(2、3)を設置する方法について説明する。
本実施例の人工植栽ユニット1(2、3)を設置する方法は、少なくとも以下の1)〜4)の工程を備えている。なお、以下では、先端ユニット2を例として説明する。具体的には、本実施例の人工植栽ユニット1(2、3)を設置する方法は、
1)金属製のメッシュ21と植物マット23とを接合具24によって接合して植栽パネル20を構築する工程と、
2)複数の植栽パネル20、・・・を複数の連結具50、・・・によって連結して、人工植栽ユニット1(2、3)の展開図状に構築する工程と、
3)展開図状に構築された植栽パネル20、・・・を設置現場まで運搬する工程と、
4)設置現場において、植栽パネル20、・・・を複数の連結具50、・・・によって連結して立体形状に組み立てる工程と、
を備えている。
工程1)では、金属製のメッシュ21と植物マット23とを、所定の間隔・位置で接合具24によって接合して、両者が一体となった植栽パネル20(20A、20B、20C)を構築する。
工程2)では、複数の植栽パネル20(20A、20B、20C)を、連結具50、・・・によって連結する。ただし、立体形状となるまでは連結せずに、展開図状(複数の植栽パネル20の少なくとも大部分が一体に連結されており、かつ、平面状を維持している状態)に構築する。
工程3)では、展開図状に構築された植栽パネル20(20A、20B、20C)を設置現場までトラック等の荷台に載せて運搬する。この際には、連結された植栽パネル20(20A、20B、20C)が、平面状となっており、多数の植栽パネル20を重ねた状態で運搬することができるため、効率よく運搬することができる。なお、植栽パネル20を段ボール箱に収納或いは緩衝材を介して重ねても構わない。
工程4)では、設置現場において、植栽パネル20(20A、20B、20C)を複数の連結具50、・・・によって連結して立体形状に組み立てる。この際には、あらかじめユニットを構成するすべて(又は大部分)の植栽パネル20(20A、20B、20C)がユニットごとに連結されているため、部材の取り違えが生じることがない。さらに、連結箇所が少なくなっているため、設置現場における連結作業を最小限とすることができる。特に、道路の分離帯に、植栽パネル20(20A、20B、20C)を設置する場合には、夜間の限られた時間内に作業を終える必要があるため、迅速に施工できることのメリットは極めて大きい。
上述した1)〜4)の工程に加えて、4)の組み立てる工程において、設置現場にある既存の構造物の形状に合わせて植栽パネル20の金属製のメッシュをカスタマイズする工程をさらに備えることもできる。カスタマイズの手法としては、金属製のメッシュ21(31)を、切断したり、折り曲げたりする手法がある。例えば、標識の支柱などの既存の構造物に合わせて金属製のメッシュ21及び植物マット23にスリット或いは開口部を設けたりすることができる。さらに、全体のバランスを見ながら、植物マット23(33)から、樹脂製の植物22(32)の一部を取り除いたり、必要な部分に樹脂製の植物22(32)を付け足したりすることなども可能である。
さらに、4)の組み立てる工程において、立体形状に組み立てられた人工植栽ユニット1(2、3)の底面となる金属製のメッシュ41、41を地面に対してアンカー61で固定する工程をさらに備えることもできる。この工程では、位置を決めて設置場所に穿孔し、アンカー61を打ち込み、アンカープレート60で底面の金属製のメッシュ41の格子を抱えた状態で、アンカーボルト62をアンカー61に螺合する。この際には、背面となる金属製のメッシュ41は、上部のみに配置されて、下部は開口部となっているため、中に手を入れたり、上半身を入れたりできるため、作業がしやすい。
(効果)
次に、本実施例の人工植栽ユニット1(2、3)の奏する効果を列挙して説明する。
(1)上述してきたように、本実施例の人工植栽ユニット1(2、3)は、金属製のメッシュ21(31)と、樹脂製の植物が植え込まれた植物マット23(33)と、前記金属製のメッシュと前記植物マットとを一体に接合する接合具24と、から構成される植栽パネル20(30)と;複数の前記植栽パネルを連結する連結具50と;を備え、複数の前記植栽パネルを立体形状に組み立てて構成されることを特徴としている。したがって、本実施例の人工植栽ユニット1であれば、維持管理がしやすいうえに自立した形状を維持することができる。
より具体的にいうと、本実施例の人工植栽ユニット1(2、3)は、従来の自然植栽のものに対して、形状維持としての剪定、落ち葉清掃、枯れ対策の散水、害虫駆除など維持管理の軽減が可能である。また、道路の分離帯などに設置される自然植栽は、道路標識(交通安全施設)の設置で基礎部分にコンクリートなどが使用された地盤では育たないが、人工植栽ユニット1(2、3)であれば設置が可能である。そして、自然植栽などの育成は自然条件に左右され低木と高木などとの組み合わせが用いられる場合、高木の根起しによる低木の発育不良などで隙間などが生じ、動物や人の通り道が出来るため、自動車などの通行での危険性が生じるが、人工植栽ユニット1(2、3)を設置すればこの危険性を軽減することができる。
(2)また、人工植栽ユニット1(2、3)を構成する少なくとも1つの植栽パネルが、曲面に形成された曲面パネルである。このように、金属製のメッシュ21(31)を用いることで、プレス加工によって様々な形状を容易に形成することができる。
(3)さらに、人工植栽ユニット1は、先端ユニット2と、一般ユニット3と、から構成されており、直列に連結できるようにされている。このため、路側帯や中央分離帯などの長い距離に人工植栽ユニット1を適用する場合に、量産化が容易になる。すなわち、同一形状とすることで、生産性が高まるうえにコストパフォーマンスが向上する。
(4)また、直列に連結された状態で、隣接する人工植栽ユニット1(2、3)と接する面(正面又は背面)となる植栽パネル20は、上部のみに金属製のメッシュ41が設置され、下部は開放されている。このような構造によって、人工植栽ユニット1(2、3)として必要な強度を確保しつつも、空いている下部の開口部から人工植栽ユニット1(2、3)内に手を入れることができ、アンカー61固定の作業がしやすくなる。さらに、例えば、電力線や通信線などを人工植栽ユニット1(2、3)の内部に配線することも可能である。
(5)さらに、本発明の人工植栽ユニットを設置する方法は、上述したいずれかの人工植栽ユニット1(2、3)を設置する方法であって、金属製のメッシュ21と植物マット23とを接合具24によって接合して植栽パネル20を構築する工程と、構築された複数の植栽パネル20、・・・を連結具50、・・・によって連結して、人工植栽ユニット1(2、3)の展開図状に構築する工程と、展開図状に構築された植栽パネル20、・・を設置現場まで運搬する工程と、設置現場において植栽パネル20、・・・を連結具50、・・・によって連結して立体形状に組み立てる工程と、を備えている。このため、運搬が容易であり、かつ、迅速に設置することのできる人工植栽ユニット1(2、3)となる。
(6)また、設置現場において、既存の構造物の形状に合わせて植栽パネル20、30の金属製のメッシュ21、31をカスタマイズする工程をさらに備えることができる。このように、設置現場において金属製のメッシュ21、31を切断したり折り曲げたりすることで、設置現場における既存の構造物の形状に容易に対応させて人工植栽ユニット1(2、3)を設置できる。上記実施例では、直方体形状の一般ユニット3としたが、道路がカーブしている分離帯では、金属製のメッシュ21、31を切断あるいは曲げ加工して道路の形状に合わせて設置できる。
(7)立体形状に組み立てられた植栽パネル20の底面となる金属製のメッシュ41、41を地面に対してアンカー61固定する工程をさらに備えることで、人工植栽ユニット1(2、3)を容易に固定することができる。この場合、正面又は背面の植栽パネル20は上部にのみ金属製のメッシュ41を備えることで、下部におけるアンカー61固定の作業がしやすくなる。
以上、図面を参照して、本発明の実施例を詳述してきたが、具体的な構成は、この実施例に限らず、本発明の要旨を逸脱しない程度の設計的変更は、本発明に含まれる。
例えば、実施例では人工植栽ユニット1(2、3)を道路の分離帯に適用する場合について説明したが、これに限定されるものではない。人工植栽ユニット1(2、3)は、どのような場所に配置してもよく、擁壁の前などに設置することもできる。
1 人工植栽ユニット
2 先端ユニット
3 一般ユニット
20、30 植栽パネル
21、31 金属製のメッシュ
22、32 樹脂製の植物
23、33 植物マット
24、34 接合具
41 金属製のメッシュ
50 連結具
60 アンカープレート
61 アンカー
62 アンカーボルト
90 中央分離帯



Claims (7)

  1. 金属製のメッシュと、樹脂製の植物を有する植物マットと、前記金属製のメッシュと前記植物マットとを一体に接合する接合具と、から構成される植栽パネルと;
    複数の前記植栽パネルを連結する連結具と;を備え、
    複数の前記植栽パネルを立体形状に組み立てて構成される人工植栽ユニットであって、
    前記人工植栽ユニットは、先端ユニットと、一般ユニットと、から構成されており、直列に連結できることを特徴とする、人工植栽ユニット。
  2. 前記人工植栽ユニットを構成する少なくとも1つの前記植栽パネルが、曲面に形成された曲面パネルである、請求項1に記載された人工植栽ユニット。
  3. 直列に連結された状態で、隣接する人工植栽ユニットと接する面となる前記植栽パネルは、上部のみに前記金属製のメッシュが設置され、下部は開放されていることを特徴とする、請求項1又は請求項2に記載された人工植栽ユニット。
  4. 道路の分離帯に設置したことを特徴とする請求項1乃至請求項3のいずれかに記載の人工植栽ユニット。
  5. 金属製のメッシュと、樹脂製の植物を有する植物マットと、前記金属製のメッシュと前記植物マットとを一体に接合する接合具と、から構成される植栽パネルと;
    複数の前記植栽パネルを連結する連結具と;を備え、
    複数の前記植栽パネルを立体形状に組み立てて構成されることを特徴とする、人工植栽ユニットを設置する方法であって、
    前記金属製のメッシュと前記植物マットとを前記接合具によって接合して前記植栽パネルを構築する工程と、
    複数の前記植栽パネルを前記連結具によって連結して、前記人工植栽ユニットの展開図状に構築する工程と、
    展開図状に構築された前記植栽パネルを設置現場まで運搬する工程と、
    設置現場において、前記植栽パネルを前記連結具によって連結して立体形状に組み立てる工程と、を備える、人工植栽ユニットを設置する方法。
  6. 設置現場において、既存の構造物の形状に合わせて前記植栽パネルの前記金属製のメッシュをカスタマイズする工程をさらに備える、請求項5に記載された人工植栽ユニットを設置する方法。
  7. 立体形状に組み立てられた前記植栽パネルの底面となる前記金属製のメッシュを地面に対してアンカー固定する工程をさらに備える、請求項5又は請求項6に記載された人工植栽ユニットを設置する方法。
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