JPH0646969Y2 - 疑似樹木 - Google Patents

疑似樹木

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JPH0646969Y2
JPH0646969Y2 JP6040490U JP6040490U JPH0646969Y2 JP H0646969 Y2 JPH0646969 Y2 JP H0646969Y2 JP 6040490 U JP6040490 U JP 6040490U JP 6040490 U JP6040490 U JP 6040490U JP H0646969 Y2 JPH0646969 Y2 JP H0646969Y2
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JP
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pseudo
artificial
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tree according
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JP6040490U
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JPH03106315U (ja
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▲しょう▼一 蓮本
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瀬戸内金網商工株式会社
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Description

【考案の詳細な説明】 (イ)産業上の利用分野 本考案は,車道と歩道の境界部分や道路の中央分離帯や
公園,庭園などに植樹している緑化樹木の代用をする疑
似樹木に係るものである。
(ロ)従来の技術 従来この種の疑似樹木はなかつた。
(ハ)考案が解決しようとする課題 緑化樹木の種類は多く,一概には言えないが,いずれも
道路や庭園の美観上,また樹木の生育上のためにも剪定
が必要であり,その他病虫害の防除,施肥,散水,落葉
の清掃などの管理が必要であり,これらの維持管理に要
する経費は大きいものである。しかも,樹木の成長によ
つて歩道や車道または境界線外にはみ出し,通行の邪魔
になつたり,視野を遮つて事故の原因になるなど種々の
欠点があつた。
(ニ)課題を解決するための手段 本考案の疑似樹木は前述の欠点を解消すべく,少なくと
もある仮想直立軸心の四周またはある仮想水平軸心の三
周を網状体で囲繞して内部に蔓性植物の育成空間を設け
た巻き付け体と,該巻き付け体に巻き付けた蔓性植物ま
たは合成樹脂からなる人造疑似蔓性植物と,巻き付け体
を地面に支持する支持脚とから構成したことを特徴とす
るものであり,また,巻き付け体上方に照明具または表
示板を備え,また,巻き付け体外方に視線誘導用の反射
体を備え,また,巻き付け体内部に遮光板を備えたこと
を特徴とするものである。
(ホ)作用 四周または三周を網状体で囲繞して内部に育成空間を設
けているので,蔓性植物または合成樹脂からなる人造疑
似蔓性植物の絡まりまたは係止が極めて容易であり,支
持脚により地面に確実に支持される。この場合,蔓性植
物は網状体の内外に絡み付き,また人造疑似蔓性植物の
場合も内外に絡み付けることで網状体を緑化物で被覆す
ることができ,直立軸心の四周を網状体で囲繞した場合
には立ち木を,水平軸心の三周を網状体で囲繞した場合
には生け垣を模擬することができ,また,巻き付け体の
形状を適宜選定することで種々の樹木の形状をつくり出
すことができ,しかも,蔓性植物は巨木化のおそれな
く,病害虫や雑草には極めて強く,活着までの初期管理
は重要であるがあとの維持管理が比較的に簡単であり,
とくに合成樹脂からなる人造疑似蔓性植物の場合には維
持管理の必要は全くなく,また,照明具,表示板または
視線誘導用の反射体などと疑似樹木とを結合させること
で,従来の電柱その他の無味乾燥な柱を隠匿することが
できて景観を向上させることができ,また,対向車のラ
イトの遮光用に使用する場合において,巻き付け体内部
に遮光板を備えておくことで蔓性植物の発育前や落葉期
の遮光の目的を果たすことができる。
(ヘ)実施例 本考案の実施例を図面について説明すると,第1図,第
2図において,1は,巻き付け体であつて,4本のループ線
2を適宜間隔で上下方向に配置して,これらのループ線
2を複数本の縦線3によつて連結し,ある仮想直立軸心
X−Xの四周を格子状の網状体で囲繞して内部に蔓性植
物の育成空間を有する偏平な楕円状にし,該巻き付け体
1に蔓性植物4を絡ませている。5は,地面に支持する
支持脚であつて,巻き付け体1を取付金具6で取り付け
ている。本実施例のような偏平形状の疑似樹木は,高速
道路の中央分離帯における対向車のライトの遮光用とし
て最適である。
次に,第3図,第4図の実施例について説明すると,1
は,巻き付け体であつて,4本の支柱7を立設して各支柱
7間に菱形金網8を張設し,該菱形金網列線端部をカー
ル9して該カール9内に各支柱間の連結棒10を挿通し,
ある仮想直立軸心X−Xの四周を網状体で囲繞して内部
に蔓性植物の育成空間を設けた長方形状に形成し,該巻
き付け体1に蔓性植物4を絡ませ,本実施例では,支柱
7下方を地面に支持する支持脚5としている。本実施例
のような長方形状の疑似樹木は,市街地の中央分離帯や
歩道と車道との境界部分または公園,庭園などに好適で
ある。なお,11は,巻き付け体1の外方に設けた視線誘
導用の反射体であつて,車のライトを反射させて境界線
を運転者に知らせるようにしている。
次に,第5図〜第8図に示す実施例では,格子状に配列
した縦線と横線の交叉当接部を溶着してなる金網を円形
に曲げて直立軸心の四周を網状体で囲繞した円筒状の巻
き付け体1を形成して内部に蔓性植物の育成空間を設
け,該空間の中央部に設けた支持脚5に取付金具6で巻
き付け体1を取り付けており,支持脚5を上方に延設し
て上端に照明具12を設け,巻き付け体1の縦線,横線に
合成樹脂からなる人造疑似蔓性植物13を第7図に示す係
止具14で係止している。また,第8図の実施例では照明
具12に代えて表示板15を設けている。本実施例のような
疑似樹木は歩道の街路樹用に好適である。
次に,第9図は,中央分離帯において対向車のライトの
遮光用に使用する実施例であるが,この実施例では,巻
き付け体1の内部に遮光板16を設け,蔓性植物4の発育
前の遮光,また,落葉系の蔓性植物を使用した場合の落
葉時の遮光を行うようにしている。
次に,第10図に示す実施例では,格子状に配列した縦線
と横線の交叉当接部を溶着してなる金網を下方を開放し
たコ字状に曲げて,ある仮想水平軸心Y−Yの三周を網
状体で囲繞した巻き付け体1を形成し,内部に蔓性植物
の育成空間を設け,支持脚5で地面に支持している。本
実施例のような疑似樹木は公園や庭園の生け垣用として
好適である。
次に,第11図に示す実施例では,リング状に形成した縦
部材17の孔に線材からなる横部材18を挿通して,その挿
通部を適宜溶着し,仮想水平軸心Y−Yの周囲を網状体
で囲繞した巻き付け体1を形成して内部に蔓性植物の育
成空間を設け,支持脚5で地面に支持している。本実施
例のような疑似樹木は,公園や庭園の生け垣用として好
適であり,前記のリングの形状を三角,四角,台形など
の形状にすることによつて種々な形状の生け垣をつくる
ことができ,また,複数のこのような疑似樹木をその両
端のリング同志を連結することで容易に連続した生け垣
をつくることができる。
なお,前記の実施例は,いずれも巻き付け体を一重の網
状体で形成しているが,これを二重以上の網状体で形成
することもでき,この場合には,蔓性植物の巻き付けが
一層容易である。
(ト)考案の効果 本考案は前述のように,網状体で囲繞して内部に蔓性植
物の育成空間を設けた巻き付け体に蔓性植物または合成
樹脂からなる人造疑似蔓性植物を絡めるようにしたの
で,絡み付きが極めて良く,種々の形状の疑似樹木をつ
くることができ,しかも巨木化するおそれなく,維持管
理費を軽減することができ,とくに合成樹脂からなる人
造疑似蔓性植物を使用した場合には殆ど維持管理費がか
からなく,かつ樹木に較べて安価につくることができ,
植え付けまたは設置が容易であり,都市景観の向上に資
するばかりでなく,人々に自然回帰の心と,安心感を与
えるものであり,また従来の樹木に較べて衝撃の吸収機
能があるので交通事故の緩和にも役立つものである。
【図面の簡単な説明】
図面は本考案の実施例を示すもので,第1図は蔓性植物
を絡ませない状態の斜視図,第2図は絡ませた状態の同
斜視図,第3図,第4図は別の実施例であつて,第3図
は蔓性植物を絡ませない状態の斜視図(但し前方網部の
後方にあつて透けて見える部分は省略している。),第
4図は絡ませた状態の同斜視図,第5図〜第7図は照明
具を備えた実施例であつて,第5図は一部の蔓性植物を
取り除いた状態の正面図,第6図は蔓性植物を取り除い
た状態の第5図のA−A矢視断面図,第7図は係止具の
斜視図,第8図は表示板を備えた実施例の正面図,第9
図は遮光板を備えた実施例の蔓性植物を絡ませない状態
の斜視図,第10図および第11図はそれぞれ別の実施例の
蔓性植物を絡ませない状態の斜視図である。 1……巻き付け体、4……蔓性植物 5……支持脚、11……反射体 12……照明具、13……人造疑似蔓性植物 15……表示板、16……遮光板
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.5 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 E01F 15/00 8202−2D

Claims (7)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】少なくともある仮想直立軸心X−Xの四周
    を網状体で囲繞して内部に蔓性植物の育成空間を設けた
    巻き付け体1と,該巻き付け体1に巻き付けた蔓性植物
    4と,巻き付け体1を地面に支持する支持脚5とからな
    る疑似樹木。
  2. 【請求項2】少なくともある仮想水平軸心Y−Yの三周
    を網状体で囲繞して内部に蔓性植物の育成空間を設けた
    巻き付け体1と,該巻き付け体1に巻き付けた蔓性植物
    4と,巻き付け体1を地面に支持する支持脚5とからな
    る疑似樹木。
  3. 【請求項3】蔓性植物4が合成樹脂からなる人造疑似蔓
    性植物13である請求項1または請求項2記載の疑似樹
    木。
  4. 【請求項4】巻き付け体1上方に照明具12を備えた請求
    項1または請求項2または請求項3記載の疑似樹木。
  5. 【請求項5】巻き付け体1上方に表示板15を備えた請求
    項1または請求項2または請求項3記載の疑似樹木。
  6. 【請求項6】巻き付け体1外方に視線誘導用の反射体11
    を備えた請求項1または請求項2または請求項3記載の
    疑似樹木。
  7. 【請求項7】巻き付け体1内部に遮光板16を備えた請求
    項1または請求項2記載の疑似樹木。
JP6040490U 1989-12-21 1990-06-07 疑似樹木 Expired - Lifetime JPH0646969Y2 (ja)

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JP6040490U JPH0646969Y2 (ja) 1989-12-21 1990-06-07 疑似樹木

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JP14731989 1989-12-21
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