JP2527902Y2 - 道路用遮光体 - Google Patents

道路用遮光体

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JP2527902Y2
JP2527902Y2 JP1990012638U JP1263890U JP2527902Y2 JP 2527902 Y2 JP2527902 Y2 JP 2527902Y2 JP 1990012638 U JP1990012638 U JP 1990012638U JP 1263890 U JP1263890 U JP 1263890U JP 2527902 Y2 JP2527902 Y2 JP 2527902Y2
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▲しょう▼一 蓮本
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瀬戸内金網商工 株式会社
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Description

【考案の詳細な説明】 (イ) 産業上の利用分野 本考案は、道路とくに高速道路の中央分離帯において
対向車のライトの眩光を遮るために設置する遮光体に係
るものである。
(ロ) 従来の技術 従来、この種の遮光用として、エクスバンドメタルな
どからなる金網フェンスを立設するか、緑化物を植樹す
るなどしている。およそ、対向車の眩光防止は、運転者
が対向車のライトの照射角度内にいる場合に遮光すれば
よく、対向車が近接して照射角度から外れてからは最早
その必要は全くない。近接部に至るまで遮光すると、見
通しが悪く、運転者に圧迫感を与えるばかりでなく、安
全パトロールの場合に対向車線側が見えないという欠点
がある。中央分離帯によって対向車の間隔は相当離れて
いるので照射角度内にある対向車は比較的遠隔位置にあ
るのが普通であり、そのため、最近、金属または合成樹
脂からなる平板を相当の間隔をおいて立設したものが実
施されている。
(ハ) 考案が解決しようとする課題 前記の金網フェンスでは、眩光防止の効率が悪く、設
置費が嵩む欠点があり、また植樹した緑化物の場合には
剪定その他病虫害の防除、施肥、散水、落葉の清掃など
の維持管理に経費が嵩み、しかも樹木の成長によって車
道にはみ出して通行の邪魔になったり、視野を遮って事
故の原因になるなど種々の欠点があった。次に、金属ま
たは合成樹脂からなる平板を立設したものでは、昼間に
おいて、運転者の視線に連続して飛び込んでくる平板に
よって運転者は圧迫感を受けて疲労が甚だしいばかりで
なく、全く無味乾燥な平板によって道路の美観を損なう
欠点があった。
(ニ) 課題を解決するための手段 本考案は前述の欠点を改善すべく、網状体を平板状に
形成した巻き付け体と、該巻き付け体に巻き付けた蔓性
植物または合成樹脂からなる人造擬似蔓性植物と、巻き
付け体を支持するために巻き付け体に固着した支持具と
からなる道路用遮光体を道路に進行方向に対して角度を
有するように、他の網状体と互いに間隔を保って設置し
たことを特徴とするものであり、また巻き付け体の網状
体の断面形状を山形状またはコ字状とした道路用遮光体
を特徴とするものであり、そうして、該道路用遮光体に
平板からなる遮光板を併設したことを特徴とするもので
ある。
(ホ) 作用 巻き付け体を網状体で形成しているので、蔓性植物ま
たは合成樹脂からなる人造擬似蔓性植物の絡まりまたは
係止が極めて容易であり、支持具によって地面またはガ
ードレールなどの他の構造物に確実に支持され、青々と
した樹木の感じを出すことができ、網状体を平板状に形
成した巻き付け体からなる道路用遮光体を道路の進行方
向に対して角度を有するように他の網状体と互いに間隔
を保って設置しているので、運転者に圧迫感を与えるこ
となく、十分な遮光作用を有する。また、蔓性植物は巨
木化のおそれなく、病害虫や雑草には極めて強く、活着
までの初期管理は重要であるがあとの維持管理が比較的
に簡単であり、とくに合成樹脂からなる人造擬似蔓性植
物の場合には維持管理の必要は全くない。また、上記の
道路用遮光体に平板からなる遮光板を併設した場合に
は、蔓性植物の発育前の不完全被覆のときや、落葉系の
蔓性植物を用いた場合の落葉のときにこの併設した遮光
板で遮光することができる。
(ヘ) 実施例 本考案の実施例を図面について説明すると、第1図〜
第3図において、1は、格子状に配した縦線2と横線3
との交叉当接部を溶着した網状体4で平板状に形成され
た巻き付け体であって、横線3の中央部を交互にそれぞ
れ反対方向に膨出5させて、該膨出5部にパイプからな
る支持具6を挿通し、下方のストッパー7と上方の蓋8
とで取り付けている。蓋8は、その両側下縁に網状体4
の横線3を嵌め込むべき溝9を刻設しており、支持具6
上端に固着した雌ねじにボルト10で取り付けることによ
り、巻き付け体1の支持具6に対する方向を調節可能
に、しかも締め付け後は回動不能にしている。11は、巻
き付け体1に絡ませた蔓性植物である。この道路用遮光
体を道路の進行方向に対して角度を有するように、他の
網状体と互いに間隔を保って設置する。
次に、第4図〜第6図の実施例においては、心金12に
合成樹脂の帯状被覆13を施して幅広とした縦線および横
線からなるクリンプ網で網状体4を形成し、中央分離帯
に設けた左右のガードレール14、14に架け渡した連結部
材15に支持具6で固着するようにしている。なお16は、
人造擬似蔓性植物17を網状帯4に係止するための係止
具、18は、道路用遮光体に併設した平板からなる遮光板
である。なお、この幅広のクリンプ網を使用した場合に
は、網目を細かくして遮光板を省略することができる。
次に第7図および第8図は、それぞれ網状体4の断面
形状を山形状およびコ字状に形成した実施例である。こ
の場合に、前後或は左右の網状体が重なって見えるので
平板状に形成した巻き付け体に較べて遮光の効率がよ
く、また前記の遮光板を省略することもできる。
(ト) 考案の効果 本考案は前述のように、網状体で構成した巻き付け体
を設けているので蔓性植物または合成樹脂からなる人造
擬似蔓性植物の絡み付きまたは係止が極めて良く、極め
て簡単な構造で遮光体をつくることができ、従来の緑化
物のように巨木化するおそれなく、維持管理費を軽減す
ることができ、とくに合成樹脂からなる人造擬似蔓性植
物を使用した場合には殆ど維持管理費がかからなく、ま
た従来の金属または合成樹脂からなる平板のように運転
者に圧迫感を与えることなく、自然回帰の心と、安心感
を与えるものであり、また都市景観の向上に資するなど
の効果を奏するものである。
【図面の簡単な説明】
図面は本考案の実施例を示すもので、第1図は蔓性植物
を絡ませない状態の斜視図、第2図は支持具冒頭部の拡
大断面図、第3図は蔓性植物を絡ませた状態の斜視図、
第4図〜第6図は別の実施例を示し、第4図は一部にの
み蔓性植物を絡ませた状態の斜視図、第5図は縦横の線
の拡大端面図、第6図は係止具の斜視図、第7図および
第8図は蔓性植物を絡ませない状態の別の実施例の斜視
図である。 1……巻き付け体、4……網状体 6……支持具、11……蔓性植物 17……人造擬似蔓性植物、18……遮光板

Claims (5)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】網状体4を平板状に形成した巻き付け体1
    と、該巻き付け体1に巻き付けた蔓性植物11と、巻き付
    け体1を支持するため巻き付け体1に固着した支持具6
    とからなる道路用遮光体を道路の進行方向に対して角度
    を有するように、他の網状体と互いに間隔を保って設置
    したことを特徴とする道路用遮光体設置構造。
  2. 【請求項2】巻き付け体1の網状体4が断面形状が山形
    状である請求項1記載の道路用遮光体。
  3. 【請求項3】巻き付け体1の網状体4が断面形状がコ字
    状である請求項1記載の道路用遮光体。
  4. 【請求項4】蔓性植物11が合成樹脂からなる人造擬似蔓
    性植物17である請求項1または請求項2または請求項3
    記載の道路用遮光体。
  5. 【請求項5】請求項1ないし請求項4記載の道路用遮光
    体に平板からなる遮光板18を併設したことを特徴とする
    道路用遮光体。
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