JP3029717U - 雑草除去用敷設部材 - Google Patents

雑草除去用敷設部材

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JP3029717U
JP3029717U JP1996003919U JP391996U JP3029717U JP 3029717 U JP3029717 U JP 3029717U JP 1996003919 U JP1996003919 U JP 1996003919U JP 391996 U JP391996 U JP 391996U JP 3029717 U JP3029717 U JP 3029717U
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JP1996003919U
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Inventor
賢亮 野尻
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賢亮 野尻
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 街路樹周辺等の雑草の成育を阻止し、雑草除
去のための手間と人件費を節減することができるように
した雑草除去用敷設部材を提供する。 【解決手段】 水分の透過が可能で、且つ厚地の織布で
形成された敷設部材を除草すべき区画の全域に敷設し、
別体の固定具を用いて敷設部材を地面上に固定するとと
もに、縁部材と敷設部材との間隙にコンクリート塊を配
設するようにしたものである。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【考案の属する技術分野】
本考案は、主として街路樹周辺等の雑草を除去するために使用する雑草除去用 敷設部材に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来、舗装された道路に植えられている街路樹の根元の周辺は、水分の供給や 樹木の根の保護などのために土壌部分が舗装されずに残されているので、雑草が 繁殖して美観を損なうことがあった。そこで街路樹等の管理者や地元の人々が手 作業で雑草を除去したり、除草剤を散布したりしていた。また土壌の上に鉄製の 金網を置くようにすることもあった。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
前述のように、手作業で雑草を除去する場合は、地上に出ている茎や葉の部分 のみを切り取ることが多く、地中に残った根の部分から新たに茎や葉が成育した り、また他の場所から飛来した種子などが土着して繁殖するので、せっかくきれ いに除草しても2〜3カ月ほど経過すると、再び以前と同様な状態に戻ってしま った。また除草剤を散布することは、環境保護の面から問題があり、さらに土壌 の上に金網を置いても、雑草の成育を抑止する効果はほとんどなく、最終的には 手作業で除草しなければならなかった。したがって、街路樹の管理のために手間 と高額の人件費を必要としていた。 本考案は、上記のような問題点を解消して美観を備えるとともに、街路樹周辺 等の雑草の成育を阻止し、雑草除去のために必要な手間と人件費を節減するよう にした雑草除去用敷設部材を提供しようとするものである。
【0004】
【課題を解決するための手段】
本考案は、所望区域の雑草を除去すべく、水分の透過が可能で、且つ厚地の織 布で形成された敷設部材を除草すべき区画の全域に敷設し、別体の固定具を用い て該敷設部材を地面上に固定するとともに、縁部材と敷設部材の間隙にコンクリ ート塊を配設するようにしたものである。
【0005】
【考案の実施の形態】
樹木等の周辺に繁殖している雑草の上に、敷設部材1を、除草すべき区域の全 域に渡るように敷設するのであるが、その際に、1枚状の敷設部材1を使用する 場合は、樹本の根元部6を中心部にある切欠部2内に収容するために、適宜に形 成した切開部5を広げて樹木を通すようにする。その後切開部5を閉じて、その 上面または下面に当て布7を置き、該当て布7と敷設部材1とを接着して連結さ せ、複数個の固定具8を使用して、敷設部材1を地面9上に固定させ、該敷設部 材により日光を遮蔽して雑草の成育を抑止させるとともに、織糸の間隙から水分 が地中に浸透するようにする。また縁部材10と敷設部材1との間隙に、縁部材 10に油を塗布してコンクリートを流し込んでコンクリート塊11を設け、この 間隙から草の発生するのを防ぎ、且つ敷設部材1を押さえるようにする。
【0006】
【実施例】
本考案の一実施例を図面に基づいて説明する。図1は、舗装された街路に植え られた街路樹の周囲に、本考案の敷設部材1を敷設した状態を示すもので、コン クリートブロックやレンガなどを連結して形成した縁部材10に囲繞された区画 は、舗装しないで土壌がそのまま残されている状態である。そして該敷設部材1 はテトロンなどの合成繊維で、厚さ約6〜8mm程度に織上げた厚地の織布によ り形成されたもので、この区画全域に敷設することができる大きさで、且つその 織糸の間隙から水分の透過が容易となるように、太糸で緩やかに織上げて形成さ れている。
【0007】 該敷設部材1のほぼ中央部位置には、樹木の根元部6を収容できる大きさの切 欠部2が形成されているが、該切欠部2は、樹木が成長しても対応することがで きるとともに、根元の周囲の土部分を残すことなく被覆することができるような 大きさに形成されている。さらに樹本の根元部6を切欠部2内に収容するために 、敷設部材1の内周縁3と外周縁4の間の任意な位置を直線状に切り開いて切開 部5を形成し、該切開部5を押し広げて樹木を通すように構成している。このよ うにして樹木の根元部6を切欠部2内に収容した後、切開部5を閉じて、その下 面に当て布7を置き、当て布7と敷設部材1の間に接着剤を塗布して、切り離さ れた敷設部材1を再び連結させる。 次に金属線材をコ字状に折り曲げて形成した固定具8を複数個用意し、敷設部 材1の上面から地中に向かって剌し通すようにすれば、敷設部材1を地面9上に しっかりと固定することができる。またコンクリート塊11を敷設部材1の中央 部に載置したり、縁部材10と敷設部材1との間隙に配設してその間隙も固定す る。
【0008】 本考案の敷設部材は、合成繊維の太糸を緩やかに織上げた厚地の織布により形 成されていて、織糸の間隙から水分が浸透するようになっているので、樹木の成 育には全く支障がないばかりでなく、他所から飛来した雑草の種子を敷設部材の 上面で受け止めるので、種子が発芽するようなことがなく、さらに内部の土壌面 は敷設部材により日光が遮蔽されるので、雑草の成育を抑止することができる。 また敷設部材はテトロンなどの合成繊維で形成されているので、雨や雪などに対 して耐久性があり、10数年以上の長期間の使用にも耐えることができる。
【0009】 なお敷設部材1を緑色などに着色すると、敷設部材1があたかも芝生であるか のような錯覚を与えて、街路の美観を向上させるとともに、往来する人の目に良 い影響を与えることができる。また本実施例で使用する固定具8は、金属線材を コ字状に折り曲げたものを使用したが、該固定具8は、このように形成したもの に限定するものではなく、ビニールを巻回した棒状体の両端部に剌し込み用の線 材を設けたものを使用したり、あるいは図面に示すようにコンクリートブロック やレンガ、セメント塊、石などを敷設部材の上面に置いて、重石として使用する ようにしてもよい。なお使用する敷設部材は、1枚状のものだけを使用するので はなく、比較的小さく形成して、その複数枚を継ぎ合わせて使用するようにして もよいし、別途に四角形や三角形、円形などの種々な形状のものを形成しておき 、使用場所の形状に合わせて適宜に継ぎ足して使用するようにしてもよい。
【0010】 本考案の敷設部材を使用する期間は、10数年以上の長期間に亘ってそのまま 敷設しておいてもよく、長期間そのままの状態で敷設しておくと、敷設部材の上 面に苔類などが繁殖するようになり、落ち着いた趣のある情景を現出して、従来 とは異なった美観を呈するようになる。 また本考案の敷設部材は、街路樹の周辺に使用する外に、一般家庭の庭や遊休 地などにも使用することができる。特に遊休地などに本考案の敷設部材を敷設し ておくと、安価なコストで土地の管理ができるばかりでなく、その土地に建造物 などを建設する場合にも、きわめて簡単に撤去することができるので、早く工事 に着手することができる。
【0011】
【考案の効果】
本考案は、敷設部材を厚地に織上げた織布により形成していて、非常に安価に 製造することができるので、手作業によって雑草を除去するのに要する手間と時 間の代償として支払われる人件費を、大幅に削減することができるという産業上 きわめて有益な考案である。また本考案は、水分の透過が容易であるので樹木の 成育に全く支障を生ずることがなく、さらに他所から飛来した種子等を織布の上 面で受け止めたり、日光を遮蔽したりするので、雑草の成育を阻止することがで きるという大きな効果を得ることができる。さらにまた敷設部材を地面の上に広 げて敷設し、固定具で固定するだけの簡単な操作で設置することができるので、 街路樹の周辺の除草のみでなく、一般家庭の庭や遊休地などの広い範囲で活用す ることができるという特長がある。なおまた敷設部材を緑色に着色したり、長期 間敷設しておいて苔類を繁殖させたりすれば、街路の美観を向上させることがで きるという利点がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の使用状態を示す斜視図である。
【図2】本考案の敷設部材の使用状態における断面図で
ある。
【符号の説明】 1・・・敷設部材 2・・・切欠部 3・・・内周縁 4・・・外周縁 5・・・切開部 6・・・根元部 7・・・当て布 8・・・固定具 9・・・地面 10・・・縁部材 11・・・コンクリート塊

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 所望区域の雑草を除去すべく、水分の透
    過が可能で、且つ厚地の織布で形成された敷設部材を除
    草すべき区画の全域に敷設し、別体の固定具を用いて敷
    設部材を地面上に固定するとともに、縁部材と敷設部材
    との間隙にコンクリート塊を配設したことを特徴とする
    雑草除去用敷設部材。
JP1996003919U 1996-04-02 1996-04-02 雑草除去用敷設部材 Expired - Lifetime JP3029717U (ja)

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Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH05103552A (ja) * 1991-10-14 1993-04-27 Takeshige Shimonohara 樹木の下草の成育防止方法及びその装置

Patent Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH05103552A (ja) * 1991-10-14 1993-04-27 Takeshige Shimonohara 樹木の下草の成育防止方法及びその装置

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