JP6511972B2 - ケージアンドローラの組み付け方法及び転がり軸受の組み付け方法 - Google Patents

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Description

本発明は、ケージアンドローラの組み付け方法及び転がり軸受の組み付け方法に関する。
車両等の自動変速機等に用いられる遊星歯車機構においては、ピニオンギアを回転自在に支持するためにケージアンドローラが使用される。遊星歯車機構の組立時には、ケージアンドローラを内径側に組み付けたピニオンギアを、ワッシャを介してプラネタリキャリアの対向する側壁の間に位置決めする。その後、ピニオンシャフトをプラネタリキャリア及びケージアンドローラに挿入し、加締めやピン等によりプラネタリキャリアに固定する。
ところで、ケージアンドローラには内輪が設けられておらず、また、保持器のポケット部ところとの間には遊びが存在する。そのため、ケージアンドローラの内径側にピニオンシャフトを挿入する前には、ころが内径側に倒れることがある。倒れたころの端面が挿入途中のピニオンシャフトに接触し、干渉すると、組み付けが困難となる。
このため、従来、ラジアル針状ころ軸受において、保持器及び針状ころの各寸法を所定の範囲に設定することにより、針状ころのもぐりこみを抑制することが提案されている(例えば特許文献1参照。)。また、ダミーの内輪、外輪となる内筒、外筒によってころ軸受をプレアセンブリ状態に保持し、その状態で組み付け作業を行うことが提案されている(例えば特許文献2参照。)。
特開2011−58516号公報 特開平10−196665号公報
特許文献1、2に記載の転がり軸受によれば、組み付け時においてピニオンシャフトと、ころの端面との干渉が回避される。しかしながら、保持器やころの各寸法の詳細な設定や、組み付けのための他の部材を必要とすることのない、より簡便な組み付け方法が要望されている。
本発明は上記事情に鑑みてなされたものであり、その目的は、より簡便なケージアンドローラの組み付け方法及び転がり軸受の組み付け方法を提供することである。
本発明の上記目的は、下記の構成により達成される。
(1)一対の円環部と、前記一対の円環部を軸方向に連結し、周方向に所定間隔で配置される複数の柱部と、周方向に隣接する一対の前記柱部の対向する周方向側面及び前記一対の円環部の対向する軸方向側面によって形成される複数のポケット部と、前記ポケット部にそれぞれ配置される複数のころと、を備えるケージアンドローラを、互いに離間して対向配置された一対の板状部の間に、前記一対の板状部を貫通するシャフトにより組み付ける、ケージアンドローラの組み付け方法であって、
前記一対の板状部の間に前記ケージアンドローラを配置し、
前記ケージアンドローラの軸方向を鉛直方向に向けた状態で、前記シャフトを鉛直方向下側から鉛直方向上側に向けて前記一対の板状部及び前記ケージアンドローラに挿入する、ケージアンドローラの組み付け方法。
(2)一対の円環部と、前記一対の円環部を軸方向に連結し、周方向に所定間隔で配置される複数の柱部と、周方向に隣接する一対の前記柱部の対向する周方向側面及び前記一対の円環部の対向する軸方向側面によって形成される複数のポケット部と、前記ポケット部にそれぞれ配置される複数のころと、内周面にころ転動面を有する少なくとも一つの外輪と、を備える転がり軸受を、互いに離間して対向配置された一対の板状部の間に、前記一対の板状部を貫通するシャフトにより組み付ける、転がり軸受の組み付け方法であって、
前記一対の板状部の間に前記転がり軸受を配置し、
前記転がり軸受の軸方向を鉛直方向に向けた状態で、前記シャフトを鉛直方向下側から鉛直方向上側に向けて前記一対の板状部及び前記転がり軸受に挿入する、転がり軸受の組み付け方法。
本発明によれば、保持器やころの各寸法の詳細な設定や、組み付けのための他の部材を必要とすることなく、より簡便にケージアンドローラや転がり軸受を一対の板状部の間に組み付けることが可能となる。
ピニオンギアにケージアンドローラを組み付ける工程を説明するための軸方向断面図である。 プラネタリキャリアにケージアンドローラ及びピニオンギアを組み付ける工程を説明するための軸方向断面図である。 ケージアンドローラ、ピニオンギア、及びプラネタリキャリアにピニオンシャフトを挿入する工程を説明するための軸方向断面図である。 ケージアンドローラ、ピニオンギア、及びピニオンシャフトが組み付けられたプラネタリキャリアを説明するための軸方向断面図である。
以下、本発明の一実施形態に係るケージアンドローラの組み付け方法を、図面に基づいて詳細に説明する。図1〜図4は、ケージアンドローラを、遊星歯車機構のプラネタリキャリアに組み付ける各工程を説明するための軸方向断面図である。
図1に示すように、ピニオンギア20の内径側に、2組のケージアンドローラ10を軸方向に並べて配置する。ケージアンドローラ10は、保持器12と、複数の針状ころ18と、を備える。保持器12は、一対の円環部14,14と、一対の円環部14,14を軸方向に連結して周方向に所定間隔で配置される複数の柱部15と、を備える。
この保持器12は、周方向に隣接する一対の柱部15,15の対向する周方向側面、及び一対の円環部14,14の対向する軸方向側面によってポケット部17が形成される。針状ころ18は、保持器12の一対の円環部14,14及び周方向に隣接する一対の柱部15,15によって形成される複数のポケット部17のそれぞれに、1個ずつ収容される。
次に、図2に示すように、2組のケージアンドローラ10が組み付けられたピニオンギア20を、プラネタリキャリア30に組み付ける。プラネタリキャリア30は、互いに離間して対向配置された一対の板状部、すなわち、第1基板31及び第2基板32と、第1基板31及び第2基板32を連結する接続部(不図示)と、を備える。第1基板31には、取り付けられるピニオンギア20の数及び箇所に対応して、第1開口部35が形成される。また、第2基板32には、第1開口部35と対向する位置に、第2開口部36が形成される。
ピニオンギア20をプラネタリキャリア30に組み付ける際には、まず、第1基板31及び第2基板32の間に、ワッシャ40を介してピニオンギア20を配置する。この配置は、第1開口部35及び第2開口部36、ワッシャ40の開口42、及びピニオンギア20(ケージアンドローラ10)の中心位置を合わせるように行う。
ところで、組み付け作業は、針状ころ18がポケット部17から脱落しないように、ケージアンドローラ10の軸方向を略鉛直方向に向けた状態で行う。しかしながら、この場合でも、ポケット部17と針状ころ18との間の遊びに起因して、針状ころ18が軸方向に対して傾くことがある。具体的には、図2に示すように、鉛直方向下側に位置する円環部14の内径側縁部16と接触する部分を起点として、針状ころ18の上側が内径側に倒れ込む。
この状態で、一般的な手法通りに、ピニオンシャフトを鉛直方向上側から鉛直方向下側に向けてピニオンシャフトを挿入しようとすると、ピニオンシャフトの先端に針状ころ18の端面が干渉する。
そこで、図3に示すように、ピニオンシャフト25を鉛直方向下側、すなわち第1基板31の第1開口部35から鉛直方向上側に向けて挿入する。針状ころ18は、鉛直方向下側においては円環部14の内径側縁部16上に留まっているので、針状ころ18の端面がピニオンシャフト25に干渉することがない。ピニオンシャフト25は、ケージアンドローラ10の内径側を鉛直方向下側から鉛直方向上側へ進みながら、針状ころ18の円周面に滑らかに摺動して、針状ころ18の倒れを修正する。これにより、図4に示すように、針状ころ18がピニオンシャフト25の軸方向と平行にされた状態で、ピニオンシャフト25が、第1開口部35、ワッシャ40の開口42、ケージアンドローラ10、第2基板32の第2開口部36を貫通する。その後、加締めやピン等によりピニオンシャフト25をプラネタリキャリア30に固定することにより、ピニオンギア20がプラネタリキャリア30に固定される。
このように、本実施形態のケージアンドローラの組み付け方法によれば、保持器やころの各寸法の設定や、組み付けのための他の部材を必要とすることなく、より簡便にケージアンドローラを組み付けることが可能となる。また、この組み付け方法によれば、ころ表面に傷や圧痕を生じさせることがない。
本発明は、上記した実施形態に限定されるものではなく、適宜変更、改良等が可能である。上述した実施形態では、ケージアンドローラの組み付けに関して説明したが、これに限らず、内周面にころ転動面を有する外輪を備えた転がり軸受の組み付けにも本発明を好適に適用可能である。
また、上述した実施形態では、2つのケージアンドローラ10を軸方向に沿って配置する例について説明したが、これに限られず、1つのみ又は3つ以上の軸受を配置する場合や、複列軸受を配置する場合であっても、本発明を好適に利用可能である。
また、上述した実施形態では、遊星歯車機構のプラネタリキャリアへの軸受の組み付けに関して説明したが、これに限らず、離間対向して配置され、且つ接続部により連結された2つの板状部を有する部材への軸受の組み付けであれば、本発明を好適に適用可能である。例えば、エンジンのロッカーアームにタペットローラを組み付ける際に、本発明を好適に適用可能である。
10 ケージアンドローラ
12 保持器
14 円環部
15 柱部
16 内径側縁部
17 ポケット部
18 針状ころ
20 ピニオンギア
25 ピニオンシャフト
30 プラネタリキャリア
31 第1基板
32 第2基板
35 第1開口部
36 第2開口部
40 ワッシャ
42 開口

Claims (2)

  1. 一対の円環部と、前記一対の円環部を軸方向に連結し、周方向に所定間隔で配置される複数の柱部と、周方向に隣接する一対の前記柱部の対向する周方向側面及び前記一対の円環部の対向する軸方向側面によって形成される複数のポケット部と、前記ポケット部にそれぞれ配置される複数のころと、を備えるケージアンドローラを、互いに離間して対向配置された一対の板状部の間に、前記一対の板状部を貫通するシャフトにより組み付ける、ケージアンドローラの組み付け方法であって、
    前記一対の板状部の間に前記ケージアンドローラを配置し、
    前記ケージアンドローラの軸方向を鉛直方向に向けた状態で、前記シャフトを鉛直方向下側から鉛直方向上側に向けて前記一対の板状部及び前記ケージアンドローラに挿入する、ケージアンドローラの組み付け方法。
  2. 一対の円環部と、前記一対の円環部を軸方向に連結し、周方向に所定間隔で配置される複数の柱部と、周方向に隣接する一対の前記柱部の対向する周方向側面及び前記一対の円環部の対向する軸方向側面によって形成される複数のポケット部と、前記ポケット部にそれぞれ配置される複数のころと、内周面にころ転動面を有する少なくとも一つの外輪と、を備える転がり軸受を、互いに離間して対向配置された一対の板状部の間に、前記一対の板状部を貫通するシャフトにより組み付ける、転がり軸受の組み付け方法であって、
    前記一対の板状部の間に前記転がり軸受を配置し、
    前記転がり軸受の軸方向を鉛直方向に向けた状態で、前記シャフトを鉛直方向下側から鉛直方向上側に向けて前記一対の板状部及び前記転がり軸受に挿入する、転がり軸受の組み付け方法。
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