JP2008025791A - 玉軸受用保持器 - Google Patents

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Abstract

【課題】玉軸受への組込時における破損を抑えつつ、玉軸受への組込後に容易に脱落することのない玉軸受用保持器を提供する。
【解決手段】保持器1には、玉40の外径Dよりも狭い幅W1の開口部30を有する幅狭開口ポケット21と、玉40の外径Dよりも広い幅W2の開口部30を有する幅広開口ポケット22とが混在して形成される。保持器1の組込時には、幅広開口ポケット22を設けることにより柱部に加わる応力及び変形量を低減する。また、保持器1の組込後には、幅狭開口ポケット21に挿入された玉40によって保持器1の脱落を防止する。これにより、保持器1の組込時における保持器1の破損を抑えつつ、保持器1の組込後における保持器1の脱落を抑える。
【選択図】図1

Description

本発明は、環状の本体に玉軸受の玉を保持する複数のポケットが配置されるとともに、各ポケットが本体の一端面側に開口された開口部を有する玉軸受用保持器に関するものである。
従来、内輪と、外輪と、内外輪間で周方向に配置される複数の玉とを備えた転がり玉軸受を、熱処理炉等の高温雰囲気中で使用する場合においては、潤滑剤としてグリースや油が使用できないため、固体潤滑剤としてのグラファイトにより保持器を形成し、保持器から玉へのグラファイトの転着を利用して玉軸受を潤滑することが行われている。こうした玉軸受の保持器は、特許文献1に示されるように、環状の本体に玉を保持する複数のポケットが配置され、各ポケットが本体の一端面側に開口された開口部を有するように冠形状に形成されている。そして、玉軸受の玉は、この開口部からポケット内に挿入される。ポケットの開口部の幅は、保持器の軸方向への脱落を防止するために、玉の外径よりも狭くなるように設定されており、玉がポケットの開口部を通過する際には、ポケットの開口部の両側に形成された柱部が弾性変形するように構成されている。
特開平01−126426号公報
ところで、上記のような玉軸受用保持器は、内輪と外輪との間に玉を組み入れた後に、玉を等間隔に保持しながら組み込まれるため、保持器の組込時に全ての玉が同時にポケットの開口部を通過する。このため、保持器の前記柱部は周方向に変形することができずに径方向に大きく変形してしまう。保持器を構成するグラファイトは、靭性および強度に乏しく脆弱であるため、このような柱部の変形によって保持器が破損してしまうことがある。特許文献1に示される保持器では、こうした変形を抑えるために、ポケットの開口部の幅を玉の外径の約97〜99%に設定しているが、このような開口部の幅の設定によっても依然として保持器の破損は発生しており、歩留まりの向上が望まれている。
本発明は、こうした実情に鑑みてなされたものであり、その目的は、玉軸受への組込時における破損を抑えつつ、玉軸受への組込後に容易に脱落することのない玉軸受用保持器を提供することにある。
上記目的を達成するため、請求項1に記載の発明は、環状の本体に玉軸受の玉を保持する複数のポケットが配置されるとともに、各ポケットが本体の一端面側に開口された開口部を有する玉軸受用保持器において、前記玉の外径よりも狭い幅の開口部を有するポケットと、前記玉の外径よりも広い幅の開口部を有するポケットとが混在して形成されることをその要旨としている。
同構成によれば、玉軸受の玉の外径よりも狭い幅の開口部を有するポケットと、玉軸受の玉の外径よりも広い幅の開口部を有するポケットとが混在して形成される。このため、玉の外径よりも狭い幅の開口部を有するポケットを設けることにより、保持器が脱落するのを防止しつつ、玉の外径よりも広い幅の開口部を有するポケットを設けることにより、保持器の玉軸受への組込時における保持器の変形を極力抑えるようにすることができる。これにより、保持器の組込時には、保持器が破損することを抑えて歩留まりを向上させることができ、保持器の組込後には、保持器が容易に脱落しないようにすることができる。
請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の玉軸受用保持器において、前記玉の外径よりも狭い幅の開口部を有するポケットは、3箇所以上形成されることをその要旨としている。
同構成によれば、玉の外径よりも狭い幅の開口部を有するポケットは3箇所以上形成されるため、玉の外径よりも狭い幅の開口部を有するポケットに挿入された玉により、保持器を安定して保持することができる。このため、玉の転がりによって保持器が回転するときに、保持器が脱落することを好適に抑えることができる。なお、玉の外径よりも狭い幅の開口部を有するポケットは、周方向にほぼ等間隔に設けられることが好ましい。前記ポケットをほぼ等間隔に設けると、保持器をより安定して保持することができる。
請求項3に記載の発明は、請求項1又は2に記載の玉軸受用保持器において、前記玉の外径よりも狭い幅の開口部を有するポケットに隣接するポケットが、前記玉の外径よりも広い幅の開口部を有するポケットとなるように配置されることをその要旨としている。
玉の外径よりも狭い幅の開口部を有するポケットが隣接して配置されると、保持器の組込時に両ポケットの開口部間に設けられる柱部が圧縮されて大きく変形するため、保持器が破損してしまうおそれがある。この点、同構成によれば、玉の外径よりも狭い幅の開口部を有するポケットの両隣には、玉の外径よりも広い幅の開口部を有するポケットが配置されるため、保持器の組込時に柱部が圧縮されることを抑制することができる。このため、柱部に加わる応力や変形量を低減することができ、保持器が破損することを抑えることができる。
請求項4に記載の発明は、請求項1〜3のいずれか一項に記載の玉軸受用保持器において、前記本体は、グラファイトで形成されることをその要旨としている。
同構成によれば、保持器の本体はグラファイトで形成されるため、高温雰囲気中等のグリースや油が使用できない環境下で使用される玉軸受において、玉軸受の潤滑を好適に行うことができる。
本発明によれば、玉軸受の玉の外径よりも狭い幅の開口部を有するポケットと、玉軸受の玉の外径よりも広い幅の開口部を有するポケットとが混在して形成される。このため、玉軸受の玉の外径よりも狭い幅の開口部を有するポケットを設けることにより、保持器が脱落するのを防止しつつ、玉の外径よりも広い幅の開口部を有するポケットを設けることにより、保持器の玉軸受への組込時における保持器の変形を極力抑えるように構成することができる。これにより、保持器の組込時における保持器の破損を抑えつつ、保持器の組込後における保持器の脱落を抑えることができる。
以下、図1〜3を参照して、本発明に係る玉軸受用保持器を具体化した一実施形態について説明する。図1に玉軸受用保持器(以下、単に保持器という)1の構成を示す。図1(a)は保持器1の斜視図であり、図1(b)は保持器1の周方向の部分展開図である。保持器1は、玉軸受の複数の玉を周方向に所定の間隔をもって保持するものであり、環状の本体10には玉軸受の玉を保持する複数のポケット20が配置されている。各ポケット20は、本体10の一端面10a側に開口された開口部30を有している。玉軸受の玉40は、この開口部30からポケット20へとそれぞれ挿入される。
保持器1は、8個のポケット20を有する。これらのポケット20のうち4個のポケットは、玉40の外径Dよりも狭い幅W1の開口部30を有する幅狭開口ポケット21として形成されている。開口部30の幅W1は、玉40の外径Dの約98%となるように設定されている。一方、他の4個のポケットは、玉40の外径Dよりも広い幅W2の開口部30を有する幅広開口ポケット22として形成されている。開口部30の幅W2は、玉40の外径Dより僅かに広い幅に設定されている。すなわち、保持器1には、玉40の外径Dよりも狭い幅W1の開口部30を有する幅狭開口ポケット21と、玉40の外径Dよりも広い幅W2の開口部30を有する幅広開口ポケット22とが混在して形成されている。そして、幅狭開口ポケット21と幅広開口ポケット22とは周方向に1つおきに配置されている。
保持器1は、固体潤滑剤としてのグラファイトにより形成されている。この保持器1を用いて構成される玉軸受は、高温雰囲気中等、潤滑剤としてグリースや油が使用できない環境下において使用される軸受である。玉40の転がりによって保持器1から玉40へとグラファイトが転着し、これにより玉軸受の潤滑を行っている。図2は保持器1を用いた深溝玉軸受2の断面図である。深溝玉軸受2は、円環状に形成された内輪51と、内輪51と同軸に円環状に形成された外輪52とを備える。内輪51の外周面には玉40の軌道面51aが形成され、外輪52の内周面には玉40の軌道面52aが形成されている。玉40は、軌道面51aと軌道面52aとの間に配置されている。保持器1は、内輪51と外輪52との間に配置され、ポケット20によって玉40を保持している。
ここで、深溝玉軸受2の組込手順について説明する。深溝玉軸受2を組み立てるときには、まず外輪52の内周に内輪51を配置し、内輪51を外輪52に対して偏心させた状態で、外輪52の内周と内輪51の外周との隙間が大きくなる箇所から8個の玉40を組み込む。次いで、内輪51と外輪52とを同軸に配置し、8個の玉40が等間隔に配置されるように治具を用いて玉40を保持する。そして、軸方向の側面から保持器1を差し込む。
図3は保持器1を組み込むときの状態を示すものであり、図2のA−A線に沿う周方向の部分断面図である。図3(a)に示す状態から、保持器1を軸方向に差し込んでいくと、図3(b)に示すように、それぞれの玉40は、同時にポケット20の開口部30を通過する。このとき、幅狭開口ポケット21に挿入される玉40は、開口部30の幅W1が広がるように保持器1を弾性変形させながら開口部30を通過する。すなわち、玉40が開口部30を通過するときに、幅狭開口ポケット21の開口部30の両側に形成された柱部31は、開口部30から外側(図3(b)中の矢印方向)に向って変形する。
一方、幅狭開口ポケット21に隣接する幅広開口ポケット22の開口部30は、前述の柱部31の変形によって、その幅W2が僅かに狭くなる。しかし、幅W2は玉40の外径Dよりも広く形成されているため、幅広開口ポケット22に挿入される玉40が、柱部31を変形させることなく開口部30を通過する、或いは、柱部31を僅かに変形させるだけで開口部30を通過する。このため、すべてのポケット20が幅狭開口ポケット21で形成され、各柱部31が周方向に圧縮されるような形態で変形するような場合に比べて、各柱部31に加わる応力及び変形量を低減することができ、保持器1の破損を抑制することができる。
そして、図3(c)に示すように、保持器1が組み込まれると、幅狭開口ポケット21の開口部30が抜け止めの役割を果たし、幅狭開口ポケット21に挿入された4個の玉40によって保持器1の脱落が防止される。
次に、深溝玉軸受2の潤滑作用について説明する。内輪51と外輪52とが相対回転を行うと、軌道面51aと軌道面52aとの間で玉40が転がり動作を開始する。そして、玉40の転がりに伴って、玉40と保持器1のポケット20とが摺動し、保持器1から玉40へとグラファイトが転着される。玉40は、内輪51と外輪52との間に付与されている予圧によって、内輪51又は外輪52の回転方向とは異なる方向にスピンしながら転がり動作を行う。このため、転着されたグラファイトは、軌道面51a及び軌道面52aの全面に拡散する。これにより、玉40と軌道面51a及び軌道面52aとの間にグラファイトが介在する状態となり、深溝玉軸受2の潤滑が行われる。
上記実施形態の玉軸受用保持器によれば、以下のような効果を得ることができる。
(1)上記実施形態では、保持器1には、玉40の外径Dよりも狭い幅W1の開口部30を有する幅狭開口ポケット21と、玉40の外径Dよりも広い幅W2の開口部30を有する幅広開口ポケット22とが混在して形成されている。このため、保持器1の組込時には、幅広開口ポケット22を設けることによって柱部31に加わる応力及び変形量を低減することができ、保持器1の組込後には、幅狭開口ポケット21に挿入された4個の玉40によって保持器1の脱落を防止することができる。これにより、保持器1の組込時における保持器1の破損を抑えつつ、保持器1の組込後における保持器1の脱落を抑えることができる。
(2)上記実施形態では、保持器1には、幅狭開口ポケット21と幅広開口ポケット22とが周方向に1つおきに配置されているため、4個の幅狭開口ポケット21が周方向にほぼ等間隔に設けられる。このため、それぞれの幅狭開口ポケット21に挿入された玉40によって保持器1をバランス良く安定して保持することができ、保持器1が脱落することを好適に抑えることができる。
(3)上記実施形態では、保持器1には、幅狭開口ポケット21と幅広開口ポケット22とが周方向に1つおきに配置されているため、幅狭開口ポケット21の両隣には、幅広開口ポケット22が配置される。このため、幅狭開口ポケット21が隣接して配置されることで、保持器1の組込時に両ポケット21の開口部30間の柱部31が圧縮されて大きく変形するといった状況を回避することができる。これにより、柱部31に加わる応力や変形量を低減することができ、保持器1が破損することを抑えることができる。
なお、上記実施形態は以下のように変更してもよい。
・上記実施形態では、8個のポケット20を有する保持器1に本発明を適用したが、8個以外のポケットを有する保持器に本発明を適用してもよい。
・上記実施形態では、保持器1の幅狭開口ポケット21と幅広開口ポケット22とが周方向に1つおきに配置されているが、幅狭開口ポケット21と幅広開口ポケット22とが混在して形成されていれば他の形態で配置されていてもよい。
・上記実施形態では、保持器1のポケット20の半数が幅狭開口ポケット21となるように構成されているが、幅狭開口ポケット21の数はポケット20の半数以下であってもよい。なお、幅狭開口ポケット21の数は、3箇所以上であることが好ましい。幅狭開口ポケット21を3箇所以上形成すると、その幅狭開口ポケット21に挿入された玉40によって保持器1を安定して保持することができる。
・上記実施形態では、保持器1はグラファイトにより形成されているが、他の固体潤滑剤、例えば、二硫化モリブデンやフッ素系樹脂により保持器1を形成してもよい。また、保持器1は、玉40と接触するポケット20の内周表面層のみがグラファイトにより形成されるようにしてもよい。
・上記実施形態では、幅広開口ポケット22の開口部30の幅W2を、玉40の外径Dより僅かに広い幅に設定しているが、幅W2を外径Dよりも明らかに広い幅となるように設定してもよい。また、幅広開口ポケット22の開口部30は、玉40の外径Dより大きく設定されていればどのような形状でもよく、例えば、開口部30の幅が本体10の一端面10a側に向って漸増するような形状にしてもよい。
・上記実施形態では、単列の玉軸受に本発明を適用しているが、複列の玉軸受に本発明を適用してもよい。
(a)は本発明に係る玉軸受用保持器の斜視図、(b)は玉軸受用保持器の周方向の部分展開図。 本発明に係る玉軸受用保持器を用いた深溝玉軸受の断面図。 (a)は保持器の組み込み前の状態を示す図2のA−A線に沿う部分断面図、(b)は保持器の組み込み途中の状態を示す部分断面図、(c)は保持器の組み込み後の状態を示す部分断面図。
符号の説明
1…保持器、2…深溝玉軸受、10…本体、20…ポケット、21…幅狭開口ポケット、22…幅広開口ポケット、30…開口部、31…柱部、40…玉、51…内輪、52…外輪、D…玉の外径、W1,W2…開口部の幅。

Claims (4)

  1. 環状の本体に玉軸受の玉を保持する複数のポケットが配置されるとともに、各ポケットが本体の一端面側に開口された開口部を有する玉軸受用保持器において、
    前記玉の外径よりも狭い幅の開口部を有するポケットと、前記玉の外径よりも広い幅の開口部を有するポケットとが混在して形成される
    ことを特徴とする玉軸受用保持器。
  2. 請求項1に記載の玉軸受用保持器において、
    前記玉の外径よりも狭い幅の開口部を有するポケットは、3箇所以上形成される
    ことを特徴とする玉軸受用保持器。
  3. 請求項1又は2に記載の玉軸受用保持器において、
    前記玉の外径よりも狭い幅の開口部を有するポケットに隣接するポケットが、前記玉の外径よりも広い幅の開口部を有するポケットとなるように配置される
    ことを特徴とする玉軸受用保持器。
  4. 請求項1〜3のいずれか一項に記載の玉軸受用保持器において、
    前記本体は、グラファイトで形成される
    ことを特徴とする玉軸受用保持器。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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WO2024063023A1 (ja) * 2022-09-20 2024-03-28 Ntn株式会社 固体潤滑転がり軸受

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