JP6511241B2 - 防水プラグ及び防水プラグ付コード - Google Patents

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この発明は、例えば屋内用電気機器や電気自動車、屋外用電気機器等に対して電源装置から電力を供給する際に用いるような防水プラグ、及び防水プラグ付コードに関する。
従来、電気機器と電源装置、あるいは電気機器同士を接続する際には、栓刃や接地端子などの接続端子を内部に装着したプラグをプラグ受けに接続することで、電気機器と電源装置、あるいは電気機器同士の電気的接続を確立して使用可能な電気回路を形成する。
このようなプラグは、プラグ受けに接続する際、プラグ受けに対してプラグピンの位置を確実に合わせる必要がある。例えば、プラグの製造時におけるプラグピンの取付け作業で、プラグピンが傾いて取付けられることなどがあると、プラグ受けとプラグピンとの位置関係にズレが生じ、プラグピンをプラグ受けに接続し難くなるという問題があった。特にプラグピンが複数本ある場合、あるいは長尺状のプラグピンの場合には、この問題はより顕著になる。
そこで、プラグ受けに対する接続端子の挿入性を向上する様々な技術が提案されている。
例えば、特許文献1に記載の防水プラグでは、接続端子を遊挿できる挿通孔の内面と当接するように、弾性及び防水性を有するシール部材を接続端子に配置することで、挿通孔の内部において接続端子をシール部材で弾性支持する構成としている。これにより、前記防水プラグは接続端子にかかる負荷によって、接続端子を適度に揺動することができる。
これにより、防水プラグをプラグ受けに接続する際に、接続端子が適度に揺動することとなり、プラグ受けと接続端子との位置関係のズレによる接続端子の引っ掛りなどを低減し、プラグ受けへの接続を容易にすることができる。このため、前記防水プラグの接続端子の挿入性を向上することができる。
しかしながら、特許文献1に記載の防水プラグは、例えば、前記接続端子をプラグ受けに接続した状態で、前記防水プラグに備えられている各接続端子と接続する複数の被覆電線を絶縁体で被覆した電線コードに前記長手方向以外の方向へ過剰な負荷をかけた場合に、ハウジング又はプラグカバーが破損することがあった。
具体的には、プラグ受けに接続している防水プラグの電線コードをプラグピンの長手方向に対して垂直方向下方に過剰な力で引っ張った場合などでは、接続端子を挿通する挿通孔を有するハウジングと接続端子を囲繞するプラグカバーとの係合箇所に負荷が集中し、ハウジング又はプラグカバーの係合箇所が破損するといった不具合があった。
特開2014−38785号公報
この発明は、上述の問題に鑑み、接続端子の長手方向以外の方向にかかる負荷に対して十分な強度を有する防水プラグ、及び防水プラグ付きコードを提供することを目的とする。
この発明は、複数の被覆電線をより合わせて絶縁体で被覆した電線コードにおける前記被覆電線の被覆体から所定の長さ露出した導電性の芯線を接続する電線接続部を一端に有する長尺状の接続端子と、前記接続端子の長手方向に沿って前記接続端子を遊挿する複数の端子挿通孔を前記長手方向の他端側に有するとともに、一端側に前記電線コードの外径と同一の内径である電線引出口を有する電線収納部と、前記端子挿通孔を挿通させた前記接続端子の他端側を囲繞し、他端が開口した端子側カバー部と、前記電線収納部の外径と等しい内径を有し、一端が開口した収納部カバー部とが他端側から一端側に向けてこの順で一体に形成された、中空状の柱体であるプラグカバーと、前記収納部カバー部の外周面の外径と同一の内径を有する開口が他端側に設けられるとともに、前記電線収納部の一端側に有する前記電線引出口の外径と同一の内径を有する開口が一端側に設けられた中空状の柱体で構成されたボディ体とを備え、前記長手方向に対する垂直方向において、前記電線収納部の内部で前記被覆電線をより合わせた位置と対応する位置から前記端子挿通孔に対応する位置までの前記電線収納部の外周面と、前記電線収納部の他端側に配置された前記プラグカバーを形成する前記収納部カバー部の内周面とが当接するとともに、前記長手方向に対する垂直方向において、前記端子挿通孔に対応する位置から一端に亘って前記収納部カバー部の外周面が、前記ボディ体の内周面と当接した防水プラグであることを特徴とすることができる。
前記絶縁体とは、複数の被覆電線を被覆する絶縁性の高い外装部材であって、ポリエチレンやラミネートシース、熱応力によって破損しにくい材質などを含む概念である。
前記接続端子は、ピン型、あるいはブレード型などの栓刃、あるいは接地端子などを含む概念である。
上述の前記被覆電線をより合わせた位置とは、前記電線収納部の内部において前記接続端子と接続した複数の前記被覆電線をより合わせた位置や、前記被覆電線をより合わせるために、前記接続端子に接続した前記被覆電線を所定の方向に向けた位置を含む概念である。
上述の前記収納部カバー部の内周面と、前記電線収納部の外周面とが当接することとは、前記電線収納部の外周面全てが前記収納部カバー部の内周面と当接している場合、前記収納部カバー部の内周面の全てが、前記電線収納部の外周面の一部と当接している場合、あるいは、前記電線収納部の前記他端側における端部の外周面が、前記収納部カバー部の他端側における端部の内周面の少なくとも一部と接している状態において、前記電線収納部の外周面の一部が前記収納部カバー部の内周面と当接している場合や前記電線収納部の外周面の一部分を除いて前記収納部カバー部と当接している場合などを含む概念である。
上述の前記柱体の内周面が前記プラグカバーの前記収納部カバー部の外周面と当接するとは、前記ボディの内周面が前記収納部カバー部の外周面の全面と当接する場合や、前記収納部カバー部の外周面の一部と当接する場合、すなわち周方向及び長手方向において当接しない箇所がある場合を含む概念である。
前記ボディ体は、一体として前記プラグカバーの前記収納部カバー部の外周面と当接するように形成されるものや、別体を組み合わせることにより前記プラグカバーの前記収納部カバー部の外周面と当接するように形成されるものを含む概念である。
なお、別体で形成される場合には、例えば係合することにより前記ボディ体の内周面が前記収納部カバー部の外周面と接するように形成されたものや、内周面が前記収納部カバー部の外周面と同形状である輪状の形状を複数長手方向に並べる形状を含む概念である。
この発明により、接続端子の長手方向以外の方向にかかる負荷に対して十分な強度を有することができる。
詳述すると、例えば、前記接続端子をプラグ受けに挿入した場合において、前記電線引出口に前記接続端子の長手方向以外の方向に負荷が加わると、前記電線収納部の外周面に前記負荷の加わった方向と逆方向に力が加わることとなる。しかし、前記プラグカバーが前記端子側カバー部と前記収納部カバー部とで一体として形成されているとともに、前記電線収納部の前記被覆電線をより合わせた位置と前記長手方向に対する垂直方向において対応する外周面と前記収納部カバー部の内周面が接する構成とすることにより、前記電線引出口に加わった力を前記収納部カバー部の内周面で分散して受けることができ、十分な強度を有することができる。
より詳しくは、上述のように前記電線引出口に前記接続端子の前記長手方向以外の方向に負荷(以下『第一負荷』とする)を加えた場合、前記電線引出口を有する前記電線収納部の外周面に、第一負荷の方向と逆方向の負荷(以下『第二負荷』とする)がかかることとなる。しかし、前記プラグカバーの構成である前記収納部カバー部の内周面が前記電線収納部の外周面と接しているため、上記第二負荷を前記収納部カバー部の内周面で受けることとなる。ここで、前記収納部カバー部は前記端子側カバー部と前記収納部カバー部とが一体として形成されているとともに、前記長手方向に対する垂直方向において、前記電線収納部の前記他端側における端部から前記被覆電線をより合わせた位置と対応する前記電線収納部の外周面までを前記収納部カバー部の内周面が当接しているため、上述の受ける力を内接している前記収納部カバー部の内周面で分散することができ、前記電線収納部と前記プラグカバーとの係合面が容易に破損しない。
さらにまた、前記長手方向に対する垂直方向において、前記電線収納部の内部で前記被覆電線をより合わせた位置と対応する前記電線収納部の外周面に前記収納部カバー部の内周面が接する構成としているため、前記プラグカバーの前記電線収納部側の開口部の位置と前記電線挿入孔の位置とが近くなる。このため、前記電線挿入孔に力が加わった場合でも、前記開口部にかかる力を軽減することができる。
したがって、前記防水プラグに過剰な負荷が加わった場合でも、該負荷を分散することができ、十分な強度を有することができる。
また、前記プラグカバーの前記収納部カバー部の厚さを増やすことができるため、前記電線収納部にかかる負荷に対する強度が増加し、前記収納部カバー部がより破損しないようにすることができる。
詳述すると、前記電線収納部の電線引出口にかかる前記第一負荷の作用により、前記電線収納部の外周面に前記第一負荷の作用する方向と逆方向に前記第二負荷が作用することとなる。しかし、前記プラグカバーの前記収納部カバー部の前記他端側端部の外周面に前記ボディ体の前記他端側端部の内周面が接している場合、前記収納部カバー部体のみならず前記ボディ体で前記電線収納部の外周面を保護する構成となるため、前記第二負荷を前記電線収納部及び前記ボディ体で受けることとなり、前記電線収納部にかかる負荷に対する強度が増加し、前記収納部カバー部が容易に破損しないようにすることができる。
なお、前記プラグカバーの前記収納部カバー部の他端側端部の外周面に前記ボディ体の他端側端部の内周面が接している場合においては、前記電線収納部の電線引出口に第一負荷の作用により一番前記第二負荷が強くなる前記電線収納部の他端側端部を十分に保護することができるため、前記収納部カバー部がより破損しないようにすることができる。
またこの発明の態様として、前記ボディ体を一体として形成することができる。
この発明により、前記第二負荷がかかった場合において、前記ボディ体が比較的脆弱な係合箇所を有さないため、前記第二負荷により前記ボディ体が破損するおそれを軽減することができる。したがって、前記ボディ体が破損することにより、前記収納部カバー部にかかる負荷を軽減することができなくなるといった事態を避けることができ、前記収納部カバー部を十分に保護することができる。
またこの発明の態様として、前記ボディ体の前記一端側の開口である電線側開口部を、前記電線引出口の外径と同じ長さである内径とすることを特徴とすることができる。
この発明により、前記電線挿入孔にかかる第一負荷を前記ハウジング開口部により支持することができるため、前記電線収納部にかかる負荷を軽減することができる。したがって、十分な強度を有する防水プラグとすることができる。
またこの発明の態様として、前記プラグカバーに、係合部を備え、前記ボディ体に、前記プラグカバーの前記係合部と係合する被係合部を備えることができる。
前記係合部とは、例えば前記ボディ体を前記プラグカバーに対して相対回転することにより被係合部と係合する係合部や、係合部を鉤状に形成されることにより被係合部と引っかかることで係合する係合部などを含む概念であり、係合することにより前記プラグカバーと前記ボディ体とを一体として固定できるものをいう。
なお、前記係合部及び前記被係合部は相対的に係合することができる係合部及び被係合部であることを意味する。したがって、上述のボディ体に係合部を備え、プラグカバー体に被係合部を備える構成であって、これらが相対的に係合して前記プラグカバーとボディ体とを固定する場合も、上述の前記係合部及び前記被係合部に含まれるものである。
この発明により、前記ボディ体の被係合部に前記プラグカバーの前記係合部が係合して前記ボディ体と前記プラグカバーとを一体として固定することができ、前記ボディ体が前記プラグカバーから容易に外れることを妨げることができる。したがって、第一負荷が前記電線引出口に作用した場合でも、前記プラグカバーが十分な強度を有することができる。
またこの発明の態様として、前記電線収納部を、前記接続端子の長手方向に沿って前記接続端子を遊挿する複数の前記端子挿通孔を有するハウジングと、前記電線コードの外径と同一の内径である電線引出口を有する電線カバーとで形成し、前記電線カバーを、前記被覆電線をより合わせることが可能な空間及び前記ハウジングと連結する連結部を有することを特徴とすることができる。
この発明により、前記ハウジングに前記接続端子を挿入することが容易となり、防水プラグ付コードの製造が容易となる。
なお、前記ハウジングと前記電線カバー体との外周面と前記収納部カバー部の内周面とが接する構成としているため、第一負荷が加わった際に比較的脆弱な前記ハウジングと前記電線カバーとの連結部を前記収納部カバー部で覆うこととなり、負荷に対して脆弱な箇所を保護することができる。
またこの発明の態様として、上記防水プラグにおける前記接続端子に、前記電線コードの前記被覆電線を接続した防水プラグ付コードであることを特徴とする。
この発明により、確実な防水性を確保するとともに、十分な強度を有した防水プラグ付コードを構成することができる。
この発明により、上接続端子の長手方向以外の方向にかかる負荷に対して十分な強度を有する防水プラグ、及び防水プラグ付きコードを提供することができる。
防水プラグ付コードにおける上方からの外観を示す外観斜視図。 防水プラグ付コードにおける側方からの外観を示す側面図。 図1中のA−A矢視断面図。 図2中のB−B矢視断面図。 防水プラグにおける各構成の上方からの外観を示す分解外観斜視図。 防水プラグにおける各構成の下方からの外観を示す分解外観斜視図。 被覆電線を接続したプラグピンにおける上方からの外観を示す外観斜視図。 ハウジング及び電線カバーの外観を示す斜視図。 ハウジングにおける背面からの外観を示す背面図。 電線カバーの外観を示す正面図。 端子カバー、ハウジング及び電線カバーの取付け説明図。 端子カバー及び装着部カバーの取付け説明図。 プラグボディを射出成型する前の状態を示す外観斜視図。
図1は、防水プラグ付コード1における上方からの外観を示す外観斜視図を示し、図2は、防水プラグ付コード1における側方からの外観を示す側面図を示し、図3は、図1中のA−A矢視断面図を示し、図4は、図2中のB−B矢視断面図を示し、図5は、防水プラグ2における各構成の上方からの外観を示す分解外観斜視図を示し、図6は、防水プラグ2における各構成の下方からの外観を示す分解外観斜視図を示す。
図7は、被覆電線13を接続したプラグピン20における上方からの外観を示す外観斜視図を示し、図8は、ハウジング60及び電線カバー70の外観を示す斜視図を示し、図9は、ハウジング60における背面からの外観を示す背面図を示し、図10は、電線カバー70における正面からの外観を示す正面図を示し、図11は、端子カバー50、ハウジング60及び電線カバー70の取付けの説明図を示し、図12は、端子カバー50及び保護カバー80の取付け説明図を示し、図13は、プラグボディ90を射出成型する前の状態を示す外観斜視図を示している。
また、図1乃至図13において、防水プラグ2の長手方向をX軸方向とし、図中の上下方向をZ軸方向とする。そして、X軸方向及びZ軸方向の双方に対して垂直な方向をY軸方向とする。さらに、図中の左側を前方側(+X方向)、あるいは正面側とし、図中の右側を後方側(―X方向)、あるいは背面側とする。さらに、図中の上側を上方側(+Z方向)とし、下側を下方側(―Z方向)とする。
防水プラグ付コード1は、図1に示すように、電線コード10、及び正面視略円形状の防水プラグ2で構成している。
電線コード10は、図3及び図4に示すように、導電性を有する複数の素線(図示省略)からなる芯線11を、絶縁性の絶縁被覆体12で被覆した被覆電線13を複数本より合わせて束ねて、被覆チューブ14で被覆する構成としている。
なお、本実施例では、後述する2本のプラグピン20、接地端子30、及びサーミスタ40に接続する3本の被覆電線13をより合わせて被覆チューブ14で被覆している。さらに、被覆チューブ14の前方端部における近傍を結束バンド15で巻き締めている。
防水プラグ2は、図2乃至図6に示すように、2本のプラグピン20、1本の接地端子30、サーミスタ40、端子カバー50、ハウジング60、電線カバー70、保護カバー80、及びプラグボディ90で構成している。
プラグピン20は、図3、図4及び図7に示すように、電気回路を構築する際に壁などに設置されているプラグ受け(図示省略)に挿入する端子部21と、絶縁被覆体12から所定の長さ露出させた芯線11を溶接固定する溶接部22と、芯線11を加締め圧着する加締め部23とを前方からこの順番で一体にして構成している。
端子部21は、図7に示すように、X軸方向に延びる略中実円柱状に形成しており、端子部21の後方端部近傍には、径方向内側に向けて凹設した環状溝部24を形成している。
この環状溝部24には、弾性、及び防水性を有するOリング25を装着している(図4拡大図E部及び図7参照)。なお、Oリング25は、プラグピン20をハウジング60に装着した状態において、後述するハウジング60におけるプラグ挿通孔67の内面でプラグピン20を弾性支持する内外径を有する大きさに形成している。
プラグピン20に芯線11を溶接固定するために設けられた溶接部22は、正面視した場合において、端子部21より大径の略円形の側面を端子部21の外径と略同一の幅で切り落とした正面視略オーバル形状を底面とした筒状体である。また、溶接部22はZ軸方向及びX軸方向に所定の大きさで開口した溶接開口部26を備えている(図7参照)。
加締め部23は、端子部21より小径で、芯線11の挿通を許容する略中空円柱状に形成している。
接地端子30は、図3に示すように、プラグピン20と同様に端子部31、溶接部32、及び加締め部33を一体にして構成している。さらに、端子部31の後方端部近傍には、プラグピン20と同様の環状溝部34を形成するとともに、環状溝部34にOリング35を装着している(図3拡大図C部)。
なお、接地端子30は、プラグピン20の端子部21、及び溶接部22の外径に対して接地端子30の端子部31、及び溶接部32の外径を大きく、かつ端子部31の長さを長く形成している。
端子カバー50は、図3乃至図6に示すように、端子部21の長さと同程度の長さを有する円筒状の本体筒部51と、本体筒部51の外径より大径で所定の厚みを有するフランジ部52と、略中空円柱状の収納部カバー53とをX方向にこの順番で一体として形成している。
収納部カバー53は、図5及び図6に示すように、ハウジング60及び電線カバー70を装着可能な内径を有するとともに、X軸方向において所定の長さを有する略中空円柱であり、後述する保護カバー80と係合するための係止突部54と、ハウジング60の挿入を案内する案内溝55と、ハウジング60の挿入を規制する端子カバー貫通孔56とを備えている。
係止突部54は、収納部カバー53の外周面上に径方向外側に向けて突設した略平板上の突部であり、所定の間隔を隔てて4つ形成している。
なお、本実施例において、係止突部54は上記形状としているが、この形状に限られるものでなく、被係止部82と係合できるものであればどのような形状でも構わない。
案内溝55は、収納部カバー53の内周面において、X軸方向に延びるように形成された底面が略長方形の溝部であり、収納部カバー53の外周面に突設している係止突部54と対向する位置に形成している(図6参照)。
端子カバー貫通孔56は、本体筒部51と収納部カバー53とがフランジ部52の位置において貫通するように形成された正面視略円形状の貫通孔であり、端子カバー貫通孔56の内径は収納部カバー53の内径より小さくなっている(図3及び図4参照)。
ハウジング60は、図3乃至図6、図8及び図9に示すように、収納部カバー53の内径と略同一の外径を有する略円柱状に形成しており、X軸方向において2本のプラグピン20と1本の接地端子30を挿通させるための貫通孔であるプラグ挿通孔67及び接地端子挿通孔68を有している。また、前方に突設する略円形状の突部である前方突部61、及びハウジング60の外周面に備えられた突部である嵌合突部62を備えている。
前方突部61は、ハウジング60の前方において、前述の端子カバー貫通孔56の外径と等しい径を有する円を底面とし、フランジ部52の厚さを高さとする円柱状の突部である。
嵌合突部62は、ハウジング60の外周面において径方向外側に向けて突設している突部であり、収納部カバー53の内周面に形成された案内溝55と嵌合可能な形状をしている。すなわち、嵌合突部62は案内溝55の底面と等しい長方形を底面とする柱状体である(図5、図6及び図11参照)。なお、嵌合突部62は、ハウジング60の外周面に所定の間隔を隔てた位置に4つ形成している。
また、ハウジング60の背面には、図4、図6及び図9に示すように、被覆電線13に接続したサーミスタ40を装着するサーミスタ装着部63、後述する電線カバー70の被嵌合部76に嵌合する2つの嵌合爪部64、及び後述する電線カバー70の装着を誘導する2つのガイド壁部65を後方に向けて形成するとともに、背面視においてガイド壁部65の上方に2本のプラグピン20を遊挿できるプラグ挿通孔67を、背面視においてサーミスタ装着部63の下方に位置し1本の接地端子30を遊挿可能とする接地端子挿通孔68を、前後方向において貫通するように形成している(図9参照)。
サーミスタ装着部63はハウジング60の背面から後方に向けて延びる略円筒状の筒部であって、ハウジング60の背面における略中央に形成されている。また、サーミスタ装着部63は、前方に向けて延設した非貫通の穴を内部に有しており、被覆電線13に接続したサーミスタ40の挿入を許容するサーミスタ挿入穴66を形成している。
嵌合爪部64は、Y軸方向で対向するようにハウジング60の外周縁から後方に向けて立設するとともに、後端に径方向内側へ突出した爪部を有する形状に形成している。
ガイド壁部65は、Y軸方向に厚みを有する略平板状の柱体であって、ハウジング60のY軸方向両端に形成される2つの嵌合爪部64の間において、サーミスタ装着部63を挟んでY軸方向で対面するとともに、ハウジング60の中心より下方の位置に形成している。
プラグ挿通孔67は、図9に示すように、ハウジング60の背面に形成するとともに、プラグピン20の溶接部22を挿通する第1挿通部67aと、第1挿通部67aより前方に形成するとともに、端子部21を挿通する第2挿通部67bとを一体にして形成している。
そして、プラグ挿通孔67は、第1挿通部67aにおける曲面範囲の内径と、第2挿通部67bの内径との差で形成した段差により、プラグピン20の前方への移動を規制する規制部67cを構成している(図9参照)。
接地端子挿通孔68は、図9に示すように、ハウジング60の背面に形成するとともに、接地端子30の溶接部32を挿通する第1挿通部68aと、第1挿通部68aより前方に形成するとともに、端子部31を挿通する第2挿通部68bとを一体にして形成している。
そして、接地端子挿通孔68は、第1挿通部68aにおける曲面範囲の内径と、第2挿通部68bの内径との差で形成した段差により、接地端子30の前方への移動を規制する規制部68cを構成している(図9参照)。
プラグピン20、接地端子30及びサーミスタ40と接続された被覆電線13を収容する電線カバー70は、図3乃至図6、及び図8に示すように、正面略半円状の第一カバー70aと第二カバー70bが上下方向に組み合わさることで形成される。ここで、図8(c)及び図8(d)において下方に位置する方を第一カバー70aとし、上方に位置する方を第二カバー70bとする。すなわち、第一カバー70aは正面視略半円の円弧部分が下方を向き、第二カバー70bは正面視略半円の円弧が上方を向いている。なお、第一カバー70aと第二カバー70bとは、XY平面に対して互いに鏡像対称であり、同様の構成をしている。
第一カバー70aと第二カバー70bとで構成される電線カバー70は、電線コード10の被覆チューブ14を内包する略円筒状の電線コード引出口71と、電線コード引出口71から前方に向けて延設するとともに、被覆電線13を収容する空間である収容空間Sを有するカバー本体部72とを一体にして形成している(図8(c)及び図8(d)参照)。
電線コード引出口71は電線カバー70の後方端部である開口部であり、電線コード引出口71前方側の内周面には、図8(b)及び図8(d)に示すように、前後方向における断面形状が径方向内側に向けて略山型状に突設するとともに、周方向に沿って形成された咬持突部73を、X軸方向に所定の間隔を隔てた位置に2つ備えている。
カバー本体部72は、後方端部である電線コード引出口71の内部開口と連続する開口を有して、前方端部がハウジング60とX軸方向で当接する略釣鐘状の外形形状に形成している。そして、電線コード引出口71の内部開口と連続する開口の前方には、被覆電線13をより合わせて収容する収容空間Sを形成している。
さらに、収容空間Sの前方には、図8(c)及び図8(d)に示すように、サーミスタ装着部63、接地端子30の加締め部33及び被覆電線13を収容する中央収容部74と、ガイド壁部65、プラグピン20の加締め部23及び被覆電線13を収容する2つのプラグ収容部75とを形成している。
以下、図10に基づいて、中央収容部74及びプラグ収容部75を詳しく説明する。
第一カバー70aにおける中央収容部74を第1中央収容部74aとし、プラグ収容部75を第1プラグ収容部75aとし、第二カバー70bにおける中央収容部74を第2中央収容部74bとし、プラグ収容部75を第2プラグ収容部75bとする。
第1中央収容部74aは、正面視略半円状に凹設した半円溝部と、半円溝部の底部から正面視略U字状に凹設したU字溝部とを組み合わせた溝形状に形成している。この第1中央収容部74aには、サーミスタ装着部63、接地端子30の加締め部33、及び被覆電線13の下方側が収容される。
第1プラグ収容部75aは、第1中央収容部74aを挟んで径方向に所定の間隔を隔てた位置において、正面視略U字状に凹設した溝形状に形成している。この第1プラグ収容部75aには、ガイド壁部65が収容される。
一方、第2中央収容部74bは、正面視略半円状に凹設した半円溝部と、半円溝部の底部から正面視略U字状に凹設したU字溝部とを組み合わせた溝形状に形成している。この第2中央収容部74bには、サーミスタ装着部63の上方側が収容される。
第2プラグ収容部75bは、第2中央収容部74bを挟んで径方向に所定の間隔を隔てた位置において、正面視略U字状で凹設した溝形状に形成している。この第2プラグ収容部75bには、プラグピン20の加締め部23、及び被覆電線13が収容される。
また、カバー本体部72の外周面には、図4、図8(c)及び図8(d)に示すように、カバー本体部72の外周面における側面に、カバー本体部72の側面から径方向内側に向けて凹設した被嵌合部76を形成している。被嵌合部76は、ハウジング60の嵌合爪部64が嵌合することでハウジング60と電線カバー70とが一体として形成される(図8(a)及び図8(b)参照)。
なお、本実施例においては、ハウジング60及び電線カバー70が別個独立に構成されているが、必ずしも別個独立である必要はなく、一体として構成されていても良い。
保護カバー80は、図3乃至図6に示すように、両端が開口するとともに中空状に形成した略円柱体であり、前方側に形成される開口部であるカバー開口部81、保護カバー80の側面に形成された切欠き状の係合部である被係止部82及び後方側に形成される開口部である引出口支持部83で構成されている。
カバー開口部81は、保護カバー80の前方において、収納部カバー53の外径と等しい内径を有している開口部であり、カバー開口部81の外径は、端子カバー50を保護カバー80に挿入させた場合において、端子カバー50の外周面に備えられた係止突部54の上面と保護カバー80の外周面とが平らになるように構成している。すなわち、カバー開口部81の厚さは係止突部54の高さと同じ長さである。
被係止部82は、保護カバー80の前方側端部からX軸方向に沿って保護カバー80の側面の一部を切り欠くことにより形成される係合部であり、保護カバー80と端子カバー50とを係合する際に、係止突部54を案内する係止突片案内部84と係止突部54と係合する係止突片嵌合部85で構成されている。
係止突片案内部84は、保護カバー80の前方側端部から後方に向かって係止突部54の移動を可能とするように設けられた長方形状の切り欠き部であり、係止突片案内部84のX軸方向の長さは、係止突部54の後端部からフランジ部52の背面までの長さと等しく、係止突片案内部84の周方向への長さが係止突部54の周方向の長さと等しい構成となっている。なお、係止突片案内部84は保護カバー80の外周面において、周方向に所定の間隔を隔てた位置に4つ備わっている。
係止突片嵌合部85は、正面視した場合の係止突片案内部84の後端部から時計回りの方向に延びる略平板上の切り欠き部であり、X軸方向及び周方向において係止突部54と同一の形状をしている。すなわち、係止突部54を係止突片案内部84に沿ってX軸方向に挿入した後に保護カバー80を端子カバー50に対して相対回転することで、係止突部54と係止突片嵌合部85とを係合することができる。
引出口支持部83は、保護カバー80の後方側に設けられた電線コード引出口71の外径と略同一の内径を有する開口部である。
プラグボディ90は、図2に示すように、端子カバー50におけるフランジ部52の背面から結束バンド15よりも後方に至る範囲を被覆する合成樹脂であり、ポリ塩化ビニルで形成している。なお、合成樹脂は絶縁性を有していればよく、ポリ塩化ビニルに限定されるわけではなく、他の材質で形成されていても良い。
次に、上述した電線コード10、プラグピン20、接地端子30、サーミスタ40、端子カバー50、ハウジング60、電線カバー70、及び保護カバー80を組み付けるとともに、射出成型にてプラグボディ90を形成することで防水プラグ付コード1を作製する方法について説明する。
まず、絶縁被覆体12から所定の長さ露出させた芯線11を、プラグピン20の溶接部22の溶接開口部26まで挿入したのち、プラグピン20の溶接部22と芯線11とを溶着するとともに、加締め部23を加締めて芯線11を圧着して、プラグピン20と被覆電線13とを接続する。なお、接地端子30についても同様の方法で被覆電線13を接続する。
このようにして被覆電線13と接続されたプラグピン20及び接地端子30をそれぞれハウジング60に備えられているプラグ挿通孔67及び接地端子挿通孔68に後方から挿入する。この際にプラグピン20の溶接部22、及び接地端子30の溶接部32が、プラグ挿通孔67の第1挿通部67a、及び接地端子挿通孔68の第1挿通部68aに挿入できるようプラグピン20、及び接地端子30を適宜回転させて挿入する。また、サーミスタ40をサーミスタ装着部63に備えられたサーミスタ挿入穴66に挿入する。
また、それぞれプラグピン20及び接地端子30に挿着された各Oリング25が規制部67c及び規制部68cと接することとなるため、プラグピン20及び接地端子30の前方への移動を規制することができる。なお、Oリング25を備えることにより、例えば、前方側から水が入ってきた場合であっても、Oリング25により止水することができ、芯線11と溶接部22との接続部分への水の浸入を防ぐことができる。
次に、プラグピン20及び接地端子30が挿入されたハウジング60と電線カバー70とを組み合わせる。
図8(c)及び図8(d)に示すように、ハウジング60に立設された嵌合爪部64と第一カバー70aに備えられた被嵌合部76aとが嵌合するように第一カバー70aを下方からハウジング60に組み付ける。この際に、中央収容部74aを形成するU字溝部に接地端子30の加締め部33が配置されるとともに中央収容部74aに凹設した半円溝部に被覆チューブ14を挿入したサーミスタ装着部63が配置される。また、中央収容部74aの両端に形成されるプラグ収容部75aには、ガイド壁部65が配置される。
次に、第一カバー70aをハウジング60に組付けたのと同様に、第二カバー70bに備わる被嵌合部76bに嵌合爪部64が嵌合するように、第二カバー70bを上からハウジング60に組み付ける。この際、中央収容部74bに凹設した半円溝部にサーミスタ装着部63が配置されるとともに、被覆電線13と接続したプラグピン20の後端部に形成される加締め部23とがプラグ収容部75bにそれぞれ配置されることとなる。
なお、電線カバー70の内部に形成される収容空間Sには、プラグピン20、接地端子30、及びサーミスタ40と接続した3本の被覆電線13及び被覆電線13を束ねて被覆した被覆チューブ14の先端部分が配置され、電線コード引出口71で被覆チューブ14を咬持することとなる。この際に、電線コード引出口71に備えられた咬持突部73が被覆チューブ14を表面に食い込むこととなり(図3拡大図D参照)被覆チューブ14が容易に電線カバー70から外れにくくなるとともに、万が一電線カバー70の外部から被覆チューブ14を伝って水が流れてきても、咬持突部73により食い止めることができる。したがって、十分な止水性を有することとなる。
次に、電線カバー70を組付けたハウジング60を端子カバー50に挿入する(図11参照)。
詳述すると、ハウジング60の外周面に備えられている嵌合突部62と電線側の内周面に凹設されている案内溝55とが対向するようにハウジング60と端子カバー50とを配置し(図11(b)参照)、嵌合突部62が案内溝55に沿うようにハウジング60を収納部カバー53の内部に挿入する。この際に、案内溝55と嵌合突部62とが嵌合するとともに、嵌合突部62が案内溝55に沿って前方に移動できるため、ハウジング60は真っ直ぐに端子カバー50の内部に挿入することができる。また、端子カバー50の内部に備えられている端子カバー貫通孔56の外径は、ハウジング60の外径よりも小さく、かつ前方突部61の外径と等しいため、前方突部61は端子カバー貫通孔56に嵌合することとなる(図3及び図4参照)。したがって、ハウジング60は端子カバー貫通孔56により前方への移動を規制され、ハウジング60が端子カバー50に挿着されることとなる。
この際、収納部カバー53のX軸方向に対する長さがハウジング60のX軸方向に対する長さよりも十分に長いため、収納部カバー53の内周面はハウジング60の外周面と電線カバー70の外周面の一部と接することとなる(図12参照)。
なお、プラグピン20の長手方向において、収納部カバー53の後方側端部と電線カバー70に備えられた電線引出口71が近い方が好ましい。
次に、収納部カバー53の外周面に備えられた係止突部54と保護カバー80の被係止部82の位置が対向するように端子カバー50を保護カバー80に対して配置し、係止突部54が被係止部82に沿うように保護カバー80を前方に移動する(図12参照)。
そして、係止突部54の後端部と被係止部82の後端部とが接した位置において、保護カバー80を端子カバー50に対して正面視反時計回りに回転させることで、係止突部54を係止突片嵌合部85に係合することができる。これにより、保護カバー80と端子カバー50とが一体として固定することができる(図13参照)。
なお、係止突片嵌合部85を係合した際に、保護カバー80の前方開口部であるカバー開口部81はフランジ部52の背面と接することとなる。また、電線コード10の被覆チューブ14を内包する電線コード引出口71の外周面が引出口支持部83の内周面と接するとともに、電線コード引出口71の後端部分が引出口支持部83より突出することとなる(図3及び図4参照)。
このようにして組み付けることにより、電線コード10から露出した各被覆電線13、溶接部22、32及び加締め部23、33を内包するハウジング60の外周面及び電線カバー70の外周面の一部が端子カバー50で覆われた状態となる。さらにハウジング60及び電線カバー70を端子カバー50及び保護カバー80で覆う状態となる(図13参照)。このような状態において、端子カバー50におけるフランジ部52の背面から結束バンド15よりも後方に至る範囲を、射出成型によって被覆して合成樹脂製のプラグボディ90を形成し、防水プラグ付コード1を構成することができる。
このように、複数の被覆電線13をより合わせて絶縁被覆12で被覆した電線コード10における被覆電線13の被覆チューブ14から所定の長さ露出した導電性の芯線11を接続する溶接部22及び溶接部32を長手方向の一端に有する長尺状のプラグピン20及び接地端子30と、プラグピン20及び接地端子30の長手方向に沿ってプラグピン20及び接地端子30を遊挿する複数のプラグ挿通孔67及び接地端子挿通孔68を他端側に有するハウジング60と、一端側に電線コード10の外径と同じ内径である電線コード引出口71を有する電線カバー70とで形成された電線収納部3と、両端が開口した中空状の柱体である端子カバー50とを備え、該端子カバー50を、プラグピン20及び接地端子30を囲繞する本体筒部51と、ハウジング60及び電線カバー70の外径と等しい内径を有する収納部カバー53とで一体として形成し、プラグピン20の長手方向に対する垂直方向において、電線収納部3の内部で被覆電線13をより合わせた位置と対応する電線収納部3の外周面と、収納部カバー53の内周面とが当接することを特徴とすることにより、プラグピン20の長手方向以外の方向にかかる負荷に対して十分な強度を有することができる。
詳述すると、例えば、プラグピン20及び接地端子30をプラグ受けに挿入した場合において、電線コード引出口71にプラグピン20及び接地端子30の長手方向以外の方向に負荷がかかると、ハウジング60及び電線カバー70の外周面に負荷のかかった方向と逆方向に力が加わることとなる。しかし、端子カバー50が本体筒部51と収納部カバー53とで一体として形成されているとともに、収納部カバー53の内周面がハウジング60及び電線カバー70の外周面と接する構成とすることにより、電線コード引出口71に加わった力を収納部カバー53の内周面で分散して受けることができ、十分な強度を有することができる。
より詳しくは、プラグピン20及び接地端子30をプラグ受けに挿入した場合に上述のように電線コード引出口71の下方向に負荷を加えた場合、電線コード引出口71を有する電線カバー70とハウジング60とが連結しているため、電線カバー70及びハウジング60の長手方向の外周面に、電線コード引出口71の下方に加わった負荷と逆方向である上方向の負荷がかかることとなる。しかし、ハウジング60と連結している電線カバー70及びハウジング60の外周面は、収納部カバー53の内周面と接しているため、上述の上方向にかかる負荷を収納部カバー53の内周面で受けることとなる。ここで、端子カバー50は本体筒部51と収納部カバー53とが一体として形成されているため、集中的に力が加わる端子カバー50とハウジング60との接合部分及びハウジング60の前方部分を、端子カバー貫通孔56と収納部カバー53とが広範囲にわたって当接しており、ハウジング60との接合部分及びハウジング60の前方部分が受ける力を分散することができる。また収納部カバー53の内周面がハウジング60の外周面全面と、電線カバー70の外周面の大部分と接して囲繞している。特に、ハウジング60と電線カバー70との連結部位とその後方側を広範囲にわたって囲繞しているため、ハウジング60及び電線カバー70にかかる上述の上方向の力を収納部カバー53の内周面で受けることとなり、受ける力を分散することができる。したがって、端子カバー50とハウジング60との連結部位が容易に破損しないようでき、防水プラグが十分な強度を有するようにできる。
また、収納部カバー53の内周面がハウジング60と連結する電線カバー70及びハウジング60の外周面と接しているため、端子カバー50の電線カバー70側の開口部と電線引出口71とが近くなる。この場合において、支点であるプラグ受けから作用点となる端子カバー50の電線カバー70側の開口部の距離と、プラグ受けから力点である電線引出口71までの距離とが、ハウジング60のみを収納部カバー53が囲繞している場合に比べて近くなるため、電線引出口71に例えば下向きの力が加わった場合でも、端子カバー50の電線カバー70側の開口部にかかる力を軽減することができる。
さらにまた、ハウジング60と電線カバー70との外周面と収納部カバー53の内周面とが接する構成としているため、力が加わった時に比較的脆弱なハウジング60と電線カバー70との被嵌合部76を収納部カバー53で覆うこととなり、負荷に対して脆弱な箇所を保護することができる。
したがって、防水プラグに過剰な負荷が加わった場合でも、該負荷を分散することができ、十分な強度を有することができる。
また、両端が開口した中空状の柱体である保護カバー80を備え、保護カバー80を、柱体の内周面が端子カバー50の収納部カバー53の外周面と当接する形状とすることにより、端子カバー50の収納部カバー53の厚さを増やすことができ、端子カバー50の収納部カバー53にかかる負荷に対する強度が増加し、収納部カバー53が容易に破損しないようにすることができる。
詳述すると、端子カバー50の収納部カバー53の他端側端部の外周面に保護カバー80の他端側端部の内周面が接しているため、電線カバー70の電線引出口71にかかる第一負荷の作用により、ハウジング60及び電線カバー70の外周面に第一負荷の作用する方向と逆方向に第二負荷が作用するが、収納部カバー53のみならず保護カバー80でハウジング60及び電線カバー70の外周面を保護する構成となる。したがって、ハウジング60及び電線カバー70にかかる負荷に対する強度が増加し、ハウジング60及び電線カバー70の連結を含め、より破損しない防水プラグ2とすることができる。
さらにまた、保護カバー80を一体として形成することにより、例えば上述のように収納部カバー53に上向きの負荷がかかった場合において、保護カバー80が比較的脆弱である係合箇所を有さないため、上述の上向きの負荷により保護カバー80が破損するおそれを軽減することができる。したがって、負荷がかかることで保護カバー80が破損し、収納部カバー53にかかる負荷を軽減することができなくなるといった事態を避けることができ、収納部カバー53を十分に保護することができ、容易に破損しない防水プラグ2とすることができる。
さらにまた、保護カバー80のハウジング60側の開口である引出口支持部83を、電線コード引出口71の外径と同じ長さである内径とすることを特徴とすることにより、例えば、電線引出口71にかかる下向きの負荷を引出口支持部83により支持することができるため、ハウジング60及び電線カバー70にかかる負荷を軽減することができ、十分な強度を有する防水プラグ2とすることができる。
さらにまた、端子カバー50に、係止突部54を備え、保護カバー80に、端子カバー50の係止突部54と係合する被係止部82を備えることにより、保護カバー80の被係止部82に端子カバー50の係止突部54が係合して保護カバー80と端子カバー50とを一体として固定でき、保護カバー80が端子カバー50から容易に外れることを妨げることができる。したがって、電線引出口71に下向きの負荷がかかった場合でも、端子カバー50が十分な強度を有することができる。
さらにまた、電線収納部3を、プラグピン20の長手方向に沿ってプラグピン20及び接地端子30を遊挿する複数のプラグ挿通孔67及び接地端子挿通孔68を有するハウジング60と、電線コード10の外径と同一の内径である電線引出口71を有する電線カバー70とで形成し、電線カバー70を、プラグピン20、接地端子30及びサーミスタ40と接続した被覆電線13をより合わせることが可能な収容空間Sと、ハウジング60と連結する被嵌合部76を有することにより、ハウジング60にプラグピン20及び接地端子30を挿入することが容易となり、防水プラグ付コード1の製造が容易となる。
さらにまた、上記防水プラグにおけるプラグピン20及び接地端子30に、電線コード10の被覆電線13を接続した防水プラグ付コードであることを特徴とすることにより、確実な防水性を確保するとともに、十分な高度を有した防水プラグ付コードを構成することができる。
この発明の構成と、上述の実施形態との対応において、絶縁被覆体は、絶縁被覆体12に対応し、
被覆体は、被覆チューブ14に対応し、
電線接続部は、溶接部22及び溶接部32に対応し、
接続端子は、プラグピン20及び接地端子30に対応し、
端子挿通孔は、プラグ挿通孔67及び接地端子挿通孔68に対応し、
電線引出口は、電線コード引出口71に対応し、
連結部は、被嵌合部76に対応し、
電線カバーは、電線カバー70に対応し、
プラグカバーは、端子カバー50に対応し、
端子側カバー部は、本体筒部51に対応し、
収納部カバー部は、収納部カバー53に対応し、
ボディ体は、保護カバー80に対応し、
ハウジング側開口部は、引出口支持部83に対応し、
空間は、収容空間Sに対応し、
係合部は、係止突部54に対応し、
被係合部は、被係止部82に対応するが、この発明は、上述の実施形態の構成のみに限定されるのもではなく、多くの実施の形態を得ることができる。
例えば、本実施例においては、保護カバー80を一体として形成しているが、収納部カバー53の外径と等しい内径を有する環状に形成された保護カバー80を、収納部カバー53の長手方向に複数個並べることにより、防水プラグ2が破損しないように保護する形状でもよいし、例えば、図5及び図6に示す電線カバー70のように、収納部カバー53の径方向外側から収納部カバー53を挟むような構成としても良い。
また、本実施例においては、電線引出口71及び引出口支持部83を正面視略円形状としているが、この形状に限定されるわけではなく、例えば正面視長方形状などとしても良く、電線コード10の正面視形状に合わせて適宜形状を変えても良い。
なお、電線引出口71及び引出口支持部83の正面形状を電線コード10の正面形状と合わせることにより、電線引出口71と引出口支持部83の接触面積を増やすことができ、電線引出口71にかかった負荷を分散することができ、十分な強度を有する防水プラグ2とすることができる。
また、ハウジング60及び電線カバー70を嵌合爪部64と被嵌合部76とで嵌合することにより連結する構成としているが、ハウジング60と電線カバー70とが連結可能であれば、本実施例の形状に限定されるものではなく、例えば、爪鉤形状を該爪鉤形状と係合する形状を有することにより連結しても良いし、ハウジング60と電線カバー70の係合面を融着する構成としても良い。
また、端子カバー50が本体筒部51と収納部カバー53とで一体として形成しており、収納部カバー53の長手方向における長さを、電線カバー70の長手方向における長さの半分以上の長さであることを特徴とすることもできる。
これにより、収納部カバー53とハウジング60及び電線カバー70の接触面積が十分に大きくなるため、ハウジング60と電線カバー70との連結部分を十分に保護することができ、電線引出口71にかかる負荷に基づいて生じるハウジング60及び電線カバー70の外周面にかかる負荷を十分に分散することができる。したがって、ハウジング60と電線カバー70との連結部である嵌合爪部64と被嵌合部76などに負荷がかることによるハウジング60及び電線カバー70との破損を防ぐことができ、十分な強度を備えた防水プラグ2とすることできる。
また、本実施例において、ハウジング60の外周面及び電線カバー70の外周面の一部と収納部カバー53の内周面とが当接しているが、収納部カバー53は被覆電線13をより合わされるために、プラグピン20及び接地端子30に接続されている被覆電線13を所定の方向へ向けて曲げた位置を囲繞していれば良いため、例えば、電線カバー70の外周面を全て囲繞しても良い。
さらに、X軸方向において、端子カバー50の電線コード10側に形成された開口である電線側開口部の位置を電線カバー70の有する電線引出口71に近づけることで、電線引出口71に負荷がかかった際に、収納部カバー53の後ろ方向に開口する電線側開口部にかかる力を軽減することができる。また、収納部カバー53の内周面と当接するハウジング60及び電線カバー70の外周面の面積が多くなることから、電線引出口71に加えられた負荷に対する反作用の力をより確実かつ適切に分散することができる。
また、保護カバー80を端子カバー50に装着した時に、カバー開口部81の前方断面がフランジ部52の背面と接触する構成とすることで、電線引出口71の下方に負荷がかかった場合などに、負荷がかかりやすいハウジング60の前方側端部を保護することができ、十分な強度を備えた防水プラグ2とすることできる。
さらにまた、上記構成と組み合わせて、ハウジング60の前方部分に備えられている前方突部61が、フランジ部52の内部にある端子カバー貫通孔56と嵌合する構成とすることで、より強固な防水プラグ2とすることができる。
詳述すると、前方突部61は電線引出口71に負荷がかかった場合において、一番強い負荷がかかる箇所となるが、前方突部61を端子カバー貫通孔56と嵌合することで前方突部61の外周面と端子カバー貫通孔56の内周面とが前面において接し、前方突部61で受ける力を端子カバー貫通孔56の内周面で分散することができる。
1 防水プラグ付コード
2 防水プラグ
3 電線収納部
10 電線コード
11 芯線
12 絶縁被覆体
13 被覆電線
14 被覆チューブ
20 プラグピン
23 加締め部
30 接地端子
33 加締め部
50 端子カバー
51 本体筒部
53 収納部カバー
54 係止突部
60 ハウジング
67 プラグ挿通孔
68 接地端子挿通孔
70 電線カバー
71 電線引出口
76 被嵌合部
80 保護カバー
82 被係止部
83 引出口支持部
S 収容空間S

Claims (6)

  1. 複数の被覆電線をより合わせて絶縁体で被覆した電線コードにおける前記被覆電線の被覆体から所定の長さ露出した導電性の芯線を接続する電線接続部を一端に有する長尺状の接続端子と、
    前記接続端子の長手方向に沿って前記接続端子を遊挿する複数の端子挿通孔を前記長手方向の他端側に有するとともに、一端側に前記電線コードの外径と同一の内径である電線引出口を有する電線収納部と、
    前記端子挿通孔を挿通させた前記接続端子の他端側を囲繞し、他端が開口した端子側カバー部と、前記電線収納部の外径と等しい内径を有し、一端が開口した収納部カバー部とが他端側から一端側に向けてこの順で一体に形成された、中空状の柱体であるプラグカバーと、
    前記収納部カバー部の外周面の外径と同一の内径を有する開口が他端側に設けられるとともに、前記電線収納部の一端側に有する前記電線引出口の外径と同一の内径を有する開口が一端側に設けられた中空状の柱体で構成されたボディ体とを備え、
    前記長手方向に対する垂直方向において、前記電線収納部の内部で前記被覆電線をより合わせた位置と対応する位置から前記端子挿通孔に対応する位置までの前記電線収納部の外周面と、前記電線収納部の他端側に配置された前記プラグカバーを形成する前記収納部カバー部の内周面とが当接するとともに、
    前記長手方向に対する垂直方向において、前記端子挿通孔に対応する位置から一端に亘って前記収納部カバー部の外周面が、前記ボディ体の内周面と当接した
    防水プラグ。
  2. 前記ボディ体を、一体として形成した
    請求項1に記載する防水プラグ。
  3. 前記ボディ体の前記一端側の開口である電線側開口部を、
    前記電線引出口の外径と同じ長さである内径とした
    請求項1又は2に記載の防水プラグ。
  4. 前記プラグカバーに、係合部を備え、
    前記ボディ体に、
    前記プラグカバーの前記係合部と係合する被係合部を備えた
    請求項1乃至請求項3のうちのいずれかに記載の防水プラグ。
  5. 前記電線収納部を、
    前記接続端子の長手方向に沿って前記接続端子を遊挿する複数の前記端子挿通孔を有するハウジングと、
    前記電線コードの外径と同一の内径である前記電線引出口を有する電線カバーとで形成し、
    前記電線カバーを、
    前記被覆電線をより合わせることが可能な空間と、
    前記ハウジングと連結する連結部を有した
    請求項1乃至請求項4のうちのいずれかに記載の防水プラグ。
  6. 請求項1から請求項5のうちのいずれかに記載水プラグにおける前記接続端子に、前記電線コードの前記被覆電線を接続した
    防水プラグ付コード。
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