JP5342884B2 - 電線接続ユニット - Google Patents

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Description

本発明は、電線接続ユニットに係り、より詳細には、シールド電線を含む二つの電線の端末同士を接続する接続金具を収納する電線接続ユニットに関するものである。
近年、自動車に搭載されるオーディオ機器などには、アンテナケーブルとしての同軸ケーブル(以下、シールド電線という。)が多く用いられている。このようなシールド電線を配線途中で接地しつつ一般電線と接続するために、シールド電線の芯線と一般電線の芯線を接続金具で圧着すると共に、シールド電線の芯線の周りを同心状に包囲する編組線に、アースプレートと呼ばれる電線金具から延出する金属片を圧着させることで編組線を接地することが多い。このような接続構造においては、芯線同士を接続する接続金具と編組線の先端側を含む領域が絶縁性の熱収縮チューブ等で覆われており、接続金具とアースプレート等の短絡を防止するようになっている(特許文献1参照)。
特開2007−103182号公報
ところで、上述した特許文献1の接続構造では、シールド電線の被覆部と一般電線の被覆部に、それぞれアースプレートから延出する金属片が圧着されている。このため、一方の電線に対して他方の電線を引き離す方向に力が作用しても、両者の接続状態を維持できるようになっている。しかしながら、このような構造によれば、アースプレートから延出する金属片をそれぞれの電線の被覆部に圧着させる工程が必要になるため、組み付け作業の負担が大きくなる。また、アースプレートの縁部には、圧着用の金属片を設けなければならないため、アースプレートの形状が複雑になる。
本発明は、上述した問題点に鑑み、電線同士の接続部分を抜けにくい構造で保護するとともに、電線の組み付け作業を簡単に行うことができる電線接続ユニットを提供することを課題とする。
本発明は、少なくとも一方の電線が芯線の周囲を同心状に編組線でシールドしたシールド電線である二つの電線と、二つの電線の端末部分を接続する接続金具とを収納し、二つ割りされた上ケースと下ケースを合わせてなる電線接続ユニットにおいて、上下ケースの少なくとも下ケースの内面には、接続金具で接続された二つの電線を収納保持する電線溝と、この電線溝と交差してケースの両側面に渡り延設されるアース用溝とが設けられ、アース用溝は、アース用電線と該アース用電線と編組線を接続するアース用接続金具とを収納可能に形成され、電線溝とアース用溝のうち少なくとも電線溝には、溝底から内面側に向かって突出する突起部が設けられていることを特徴とする。
このような構成によれば、電線溝に接続金具で接続された二つの電線を配置して上下ケースを合わせることにより、二つの電線はそれぞれ溝底から内面側に向かって突起部で押し付けられた状態となる。このため、上下ケース内における電線の保持力を向上させることができ、電線同士を引き離す方向に力が作用しても、接続状態を維持することができる。また、本発明によれば、電線を保持するための圧着工程等が不要になるため、電線の組み付け作業を簡単化することができる。
ここで、突起部は、電線溝の長手方向に間隔を空けて複数設けられているものとする。これによれば、電線を押し付ける面積を増加させることができるため、電線の保持力をより向上させることができる。
本発明によれば、電線同士の接続部分を抜けにくい構造で保護するとともに、電線の組み付け作業を簡単に行うことができる。
本発明の第1の実施の形態の電線接続ユニットを開いた状態を示す斜視図である。 本発明の第1の実施の形態の電線接続ユニットの上下ケースを合わせた状態の断面図である。 本発明の第1の実施の形態の電線接続ユニットに収納される二つの電線の接続状態を示す図である。 本発明の第1の実施の形態の電線接続ユニットの下ケースの斜視図である。 本発明の第1の実施の形態の電線接続ユニットの上下ケースを合わせた状態の断面図である。 本発明の第2の実施の形態の電線接続ユニットの下ケースの斜視図である。 本発明の第2の実施の形態の電線接続ユニットの上ケースの斜視図である。 本発明の第2の実施の形態の電線接続ユニットの上下ケースを合わせた状態の断面図である。 本発明の第2の実施の形態の電線接続ユニットの上下ケースを合わせた状態の断面図である。 本発明の第3の実施の形態の電線接続ユニットの上下ケースを開いた状態の側面図である。 本発明の第4の実施の形態の電線接続ユニットの下ケースの斜視図である。
(第1の実施の形態)
以下、本発明を適用してなる第1の実施の形態について図面を参照して説明する。図1は、本実施の形態の電線接続ユニットを開いた状態で下ケースに電線を配置した状態を示す図である。図2は、本実施の形態の電線接続ユニットの上下ケースを合わせた状態の断面図である。図3は、本実施の形態の電線接続ユニットに収納される二つの電線の接続状態を示す図である。
本実施の形態では、シールド電線と一般電線との接続部分を収納する電線接続ユニットについて説明するが、この例に限定されるものではなく、例えば、2本のシールド電線同士を接続する場合においても、本実施の形態の電線接続ユニットを適用することができる。
シールド電線とは、例えば車両に搭載されているアンテナ等に接続される同軸ケーブルのことであり、周知のように、芯線と、芯線を同心状に覆う絶縁層と、絶縁層を同心状に覆う導体からなる編組線と、編組線を覆う合成樹脂等の被覆部とからなっている。一般電線とアース用電線は、銅、アルミニウム等の金属線が複数束ねられた芯線と、この芯線を覆う合成樹脂等の被覆部からなっている。ここで、各電線の被覆部は、いずれもゴム等の弾力性を有した材料で形成されている。
図1、2に示すように、本実施の形態の電線接続ユニットは、同じ形状で形成された樹脂製の上ケース1と下ケース3を合わせて構成される。各ケースの合わせ面(以下、内面という)5には、シールド電線を配索するシールド電線溝7と、一般電線及びアース用電線を配索する一般電線溝9が形成されている。シールド電線溝7と一般電線溝9は、これらの長手方向の溝中心線が一致するように連続して直線状に設けられ、各ケースの長手方向(図2の左右方向)の対向する両側面に渡り延設されている。
各ケースの内面には4つの係止爪11が立設されており、その先端部分には、立設方向と略直角方向(外側)に突出するフック13が形成されている。また、各ケースの内面には、4つの係止溝15が形成されている。係止溝15内には、各ケースの短手方向の両側面に開口する貫通穴17(図1)が設けられ、係止溝15内に係止爪11が嵌入されたときにフック13が係合するようになっている。
シールド電線溝7と一般電線溝9で仕切られた右半分と左半分には、各ケースの長手方向に渡り、それぞれ係止爪11と係止溝15が交互に設けられ、かつ、右半分と左半分との関係では、係止爪11と係止溝15が交差するように配置されている。これにより、上ケース1と下ケース3を合わせたときに、上ケース1の内面に形成される4箇所の係止爪11がそれぞれ対応する下ケース3の係止溝15に嵌め込まれ、下ケース3の内面に形成される4箇所の係止爪11がそれぞれ対応する上ケース1の係止溝15に嵌め込まれる。そして、このように係止溝15と係止爪11が嵌合することにより、上ケース1と下ケース3の閉鎖状態が保持される。
シールド電線溝7の溝深さは、一般電線溝9の溝深さよりも深く設定されている。これは、シールド電線と一般電線等との外径の違いによるものである。従って、シールド電線溝7の溝幅は、一般電線溝9の溝幅よりも大きく設定されている。ここで、溝深さとは、内面5に対する溝底の最大深さをいう。
シールド電線溝7が一般電線溝9と交わる境界部分には、溝深さがシールド電線溝7の溝深さと同じで、かつ、溝幅がシールド電線溝7の溝幅と同じである接続金具収納溝19が設けられている。接続金具収納溝19には、シールド電線と一般電線とを接続する接続金具(後述)が収納されるようになっている。なお、接続金具収納溝19の溝深さと溝幅は、接続金具の大きさ等に応じて適宜設定することができる。
シールド電線溝7と一般電線溝9の溝底には、それぞれ内面5側に向かって突出する断面略三角形状の突起部21,23が長手方向に渡り、所定の間隔をあけて複数設けられている。本実施の形態では、上ケース1と下ケース3が同一形状をなしているため、突起部21は、上ケース1の突起部21aの先端と下ケース3の突起部21bの先端が長手方向で対向するように配列されている。ここで、シールド電線溝7の対向する突起部21の先端間の距離L1(図2)は、シールド電線の外径よりも小さく設定されている。同様に、一般電線溝9の対向する突起部23の先端間の距離L2(図2)は、一般電線とアース用電線のいずれの外径よりも小さく設定されている。
このように形成される電線接続ユニットに組み付けられるシールド電線31は、図3に示すように、その端末部分の被覆部33が剥ぎ取られ、その先端部分から、編組線35と芯線37が露出された状態になっている。図示されていないが、編組線35と芯線37との間には、絶縁層が設けられている。一方、一般電線39は、被覆部41が剥ぎ取られ、その先端部分から、芯線43が露出された状態となっている。そして、シールド電線31の芯線37と一般電線39の芯線43とは、接続金具となるジョイント端子45で接続されている。
ジョイント端子45は、例えば、金属部材からなるオープンバレル端子であり、例えば、芯線37と芯線43とが突き合わされた状態で加締められることで、芯線37と芯線43が電気的に接続されるようになっている。なお、ジョイント端子45としては、中空円柱状のスリーブ、絶縁チューブ等、芯線37と芯線43とを電気的に接続することが可能であれば、種々異なる部材で構成することができる。
シールド電線31は、編組線35をよじって撚り合わせることでひとまとめにしている。一方、アース用電線47は、一般電線39と同様に、その端末部分の被覆部49が剥ぎ取られ、芯線51が露出された状態となっている。この露出された芯線51と編組線35のひとまとめにした端末部分とは、ジョイント端子等の接続金具53で電気的に接続されている。
一般電線39とアース用電線47は、並列された状態で一般電線溝9に収納されている。ここで、ジョイント端子45と接続金具53は、電線の延在方向で位置をずらして配置されている。これにより、例えば、ジョイント端子45と接続金具53との短絡を防ぐことができる。なお、より確実に短絡を防ぐため、例えばジョイント端子45と芯線37,43を熱収縮チューブ等で覆って被覆するようにしてもよい。
次に、本実施の形態の電線接続ユニットに電線を組み付ける際の動作について説明する。図1に示すように、下ケース3において、シールド電線31をシールド電線溝7内に配置し、一般電線39及びアース用電線47を一般電線溝9内に配置した状態で、ジョイント端子45を接続金具収納溝19内に配置する。このとき、接続金具53はシールド電線溝7内に配置されていてもよいし、接続金具収納溝19内に配置されていてもよい。接続金具53をシールド電線溝7内に配置するときは、接続金具53の外径をL1よりも小さく形成しておくことにより、上下ケースを合わせたときに、接続金具53と突起部21の接触を防ぐことができる。
このように、シールド電線31、一般電線39、アース用電線47をそれぞれ溝内に配索した状態で、上ケース1の4つの係止爪11を下ケース3の対応する係止溝15内に押し込む。係止爪11が係止溝15内に挿入されると、係止爪11はフック13がその背面側に弾性変形し、係止爪11が奥まで達したときに、フック13はその復元力により貫通穴17内に嵌入して係止される。これにより、上ケース1と下ケース3は、互いに内面が当接した状態で保持される。
次に、上下ケースの内面が当接した状態になると、シールド電線31、一般電線39、アース用電線47は、いずれも表面を形成する被覆部が弾力性を有しているため、シールド電線31は被覆部33が突起部21の先端部分で押し付けられ、一般電線39、アース用電線47はそれぞれ被覆部41,49が突起部23の先端部分で押し付けられて弾性変形した状態となる。これにより、シールド電線31、一般電線39、アース用電線47は、上下ケース内で保持され、電線同士を引き離す方向に力が作用しても、接続状態を維持することができる。加えて、本実施の形態によれば、上ケース1と下ケース3が同じ形状で形成されているため、部品点数を少なくすることができる。さらに、本実施の形態によれば、電線を保持するための圧着工程等が不要になるため、電線の組み付け作業を簡単化することができる。
本実施の形態では、突起部の形状を断面略三角形とする例を説明したが、この例に限定されるものではなく、例えば、断面矩形の形状をなしていてもよい。図4は、断面矩形の突起部を有する電線接続ユニットの下ケースの斜視図、図5は、上下ケースを合わせた状態の断面図である。ここで、上ケースは、下ケースと同じ形状で形成されている。図4,5に示すように、突起部55,57は、対向する突起部55aと55b、突起部57aと57bの先端間の距離がそれぞれ所定の大きさ(例えばL1,L2の大きさ)で設定されていれば、突起部55,57の形状は電線の被覆部の材質などに応じて適宜設定することができる。また、溝内の突起部の数は、電線に要求される保持力に応じて適宜設定することができる。
本実施の形態では、シールド電線溝7、一般電線溝9、接続金具収納溝19は、上下ケースで半割りされているため、各溝の溝幅と溝深さは上下ケースでそれぞれ同じに設定されているが、この例に限定されるものではなく、下ケース3にだけ各溝が形成され、上ケース1は蓋としての機能を備えるだけの構成であってもよい。また、本実施の形態では、シールド電線31と一般電線39を接続する例を説明したが、2本のシールド電線同士を接続する場合についても、本発明を適用することができる。この場合、それぞれのシールド電線の編組線をひとまとめにして1本のアース用電線に接続してもよいし、それぞれの編組線を別々のアース用電線に接続してもよい。
(第2の実施の形態)
以下、本発明を適用してなる第2の実施の形態について図面を参照して説明する。図6は、本実施の形態の電線接続ユニットの上ケースの斜視図、図7は、本実施の形態の電線接続ユニットの下ケースの斜視図である。図8は、本実施の形態の電線接続ユニットの上下ケースを合わせた状態の断面図である。なお、本実施の形態において、第1の実施の形態と同じ構成については同一の符号を付して説明を省略する。
本実施の形態では、上下ケースを合わせたときに形成されるシールド電線溝と一般電線溝の溝空間が、溝空間の長手方向に沿ってクランク状に屈曲して形成されている点で、第1の実施の形態と相違する。このように屈曲した溝空間を形成するため、本実施の形態では、上ケース61の突起部65,67と、下ケース63の突起部69,71が、上下ケースを合わせたときに接触しない配置、つまり溝空間の長手方向で位置をずらして配置されている。
図8に示すように、シールド電線溝73においては、上ケース61の溝底と下ケース63の突起部69、上ケース61の突起部65と下ケース63の溝底がそれぞれ対向するように配置され、一般電線溝75においては、上ケース61の突起部67と下ケース63の溝底、上ケース61の溝底と下ケース63の突起部71がそれぞれ対向するように配置されている。そして、シールド電線溝73は、突起部69と上ケース61の溝底との距離L3(図8)を保ちながら延在し、一般電線溝75は、突起部71と上ケース61の溝底との距離L4(図8)を保ちながら延在している。ここで、距離L3は、例えばシールド電線31の外径と同じか、幾分小さく設定されており、距離L4は、例えば一般電線39とアース用電線47の小さい方の外径と同じか、幾分小さく設定されている。シールド電線溝73と一般電線溝75との間には、接続金具収納溝77が形成されている。
このような構成の電線接続ユニットに電線を組み付ける場合、下ケース63において、シールド電線31をシールド電線溝73内に配置し、一般電線39及びアース用電線47を一般電線溝75内に配置する際、各電線は突起部の上に持ち上がった状態となっている。この状態で、上ケース61と下ケース63を合わせると、上下ケース内に収納されたシールド電線31、一般電線39及びアース用電線47は、それぞれ電線溝の空間の形状に倣って屈曲した状態で収納される。このため、本実施の形態によれば、電線の保持力を向上させることができ、第1の実施の形態と同様の効果を得ることができる。
本実施の形態では、上下ケースを合わせたときに形成されるシールド電線溝73と一般電線溝75の溝空間をクランク状に屈曲して形成する例を説明したが、この例に限定されるものではなく、例えば、図9に示すように、溝空間が長手方向で蛇行するように形成されていてもよい。このような溝空間を有していても、各電線は、溝空間に倣って蛇行した状態で収納されるため、電線の保持力を向上させることができる。
(第3の実施の形態)
以下、本発明を適用してなる第3の実施の形態について図面を参照して説明する。図10は、本実施の形態の電線接続ユニットの上下ケースを開いた状態の側面図である。本実施の形態は、上記の実施形態の上ケースと下ケースに適用することができる。すなわち、上ケース81と下ケース83の側縁を樹脂製のヒンジ部85で接続することにより、上ケース81と下ケース83を一体的に形成することができる。このため、本実施の形態を適用すれば、部品点数を少なくすることができる。
(第4の実施の形態)
以下、本発明を適用してなる第4の実施の形態について図面を参照して説明する。図11は、本実施の形態の電線接続ユニットの下ケースの斜視図である。なお、上ケースは下ケースと同じ形状で形成されているものとする。
本実施の形態では、下ケース91は、シールド電線溝93と一般電線溝95が交わる位置で、これらの溝と直交するように、下ケース91の対向する短手方向の両側面に渡りアース用溝97が延設されている。一般電線溝95がアース用溝97と交わる境界部分の手前側には、ジョイント端子45を収納する接続金具収納溝99が設けられている。ここで、図11では、シールド電線溝93、一般電線溝95、アース用溝97の溝底の突起部が省略されているが、シールド電線溝93と一般電線溝95の溝底には、上記の実施の形態で説明した突起部が設けられているものとし、アース用溝97の溝底には、該突起部が設けられていてもよいし、設けられていなくてもよい。アース用溝97にはアース用電線47を配索するだけで、電線の保持力を要しない場合もあるためである。
本実施の形態では、一般電線39とアース用電線47をそれぞれ一般電線溝95とアース用溝97に分けて配索することができるため、ジョイント端子45は接続金具収納溝99内に収納され、接続金具53はアース用溝97内に収納されている。そして、シールド電線31は、一般電線39と接続されるジョイント端子45の手前側からひとまとめにした編組線35をアース用溝97a,97bのいずれかへ導いているため、例えば、熱収縮チューブ等でジョイント端子45等を覆わなくても、編組線35や接続金具53をジョイント端子45等と接触させることなく、アース用電線49を電線接続ユニットの外側へ抜き出すことができる。なお、接続金具53をアース用溝97内に配置するときは、上下ケースを合わせたときに接続金具53が溝内の突起部と当らないように、接続金具53を所定の大きさで形成しておくことにより、アース用溝97内に接続金具53を収納することができる。
また、本実施の形態では、アース用溝97a,97bは、シールド電線溝7と交差する位置から上下ケースの両側面までそれぞれ延びているため、アース用電線47は、アース用溝97a,97bを介して上下ケースの両側面のいずれの方向にも抜き出すことができ、抜き出した先を例えばアースプレート(図示せず)に接続することができる。このため、アースプレートに対する電線接続ユニットの配置の自由度を向上させることができる。
1 上ケース
3 下ケース
5 内面
7 シールド電線溝
9 一般電線溝
19 接続金具収納溝
21,23 突起部
31 シールド電線
39 一般電線
45 ジョイント端子
47 アース用電線
53 接続金具

Claims (3)

  1. 少なくとも一方の電線が芯線の周囲を同心状に編組線でシールドしたシールド電線である二つの電線と、該二つの電線の端末部分を接続する接続金具とを収納し、二つ割りされた上ケースと下ケースを合わせてなる電線接続ユニットにおいて、
    前記上下ケースの少なくとも前記下ケースの内面には、前記接続金具で接続された二つの電線を収納保持する電線溝と、この電線溝と交差してケースの両側面に渡り延設されるアース用溝とが設けられ、
    前記アース用溝は、アース用電線とこのアース用電線と前記編組線を接続するアース用接続金具とを収納可能に形成され、前記電線溝と前記アース用溝のうち少なくとも前記電線溝には、溝底から前記内面側に向かって突出する突起部が設けられていることを特徴とする電線接続ユニット。
  2. 前記突起部は、前記電線溝の長手方向に間隔をけて複数設けられていることを特徴とする請求項1に記載の電線接続ユニット。
  3. 前記上ケースと前記下ケースは、同じ形状で形成されていることを特徴とする請求項1又は2に記載の電線接続ユニット
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