JP6510807B2 - 鉄道車両用の操舵台車 - Google Patents
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Description
はじめに、第1実施形態に係る操舵台車100について説明する。図1は第1実施形態に係る操舵台車100の左側面図であり、図2は、第1実施形態に係る操舵台車100の右側面図である。以下では、図1の紙面左を操舵台車100の「前」、紙面右を操舵台車100の「後」、紙面手前を操舵台車100の「左」、紙面奥を操舵台車100の「右」として説明する。図2においては、紙面右、左、手前、及び奥が、それぞれ操舵台車100の前、後、右、左となる。
台車枠10は、車両長手方向に沿って延びる左右一対の側梁11と、車幅方向に沿って延び、左右の側梁11をつなぐ横梁12と、を有している。本実施形態の操舵台車100は、いわゆるボルスタ(枕梁)付き台車であって、車幅方向に延びる枕梁13を備えている。台車枠10の横梁12は、支持軸14を介して、枕梁13をヨーイング方向に回動可能に支持している。また、枕梁13は、二次サスペンションとなる空気バネ15を介して車体101を支持している(枕梁13は車体101とともに回動する)。つまり、台車枠10は、枕梁13を介して車体101をヨーイング方向に回動可能に支持している。
第1輪軸31は車両長手方向中央寄り(紙面右側)に位置する輪軸であり、第2輪軸32は車両長手方向端部寄り(紙面左側)に位置する輪軸であり、第1輪軸31及び第2輪軸32は車両長手方向に離間して対を成すようにして配置されている。第1輪軸31及び第2輪軸32は、いずれも車幅方向に沿って延びる車軸33と、車軸33の左右両側に設けられた車輪34と、を有している。
第1軸箱41は、第1輪軸31の左右両側に配置されており、第1輪軸31の車軸33を支持する軸受43を収容している。第2軸箱42は、第2輪軸32の左右両側に配置されており、第2輪軸32の車軸33を支持する軸受43を収容している。また、第1軸箱41は一次サスペンションであるコイルバネ44を介して側梁11の前端部分を支持しており、第2軸箱42は同じく一次サスペンションであるコイルバネ44を介して側梁11の後端部分を支持している。
第1軸箱支持装置51は左右の第1軸箱41を支持する装置であり、第1軸箱41から台車枠10の車両長手方向中央に向かって延びる第1軸梁53を有している。第2軸箱支持装置52は左右の第2軸箱42を支持する装置であり、第2軸箱42から台車枠10の車両長手方向中央に向かって延びる第2軸梁54を有している。
リンク機構70は、車体101に対する台車枠10の回動に連動して第1輪軸31及び第2輪軸32を操舵する機構である。本実施形態のリンク機構70は、第1連結リンク71と、第1テコ部材72と、第2連結リンク73と、第2テコ部材74と、を有している。
次に、上述した操舵台車100による操舵動作について説明する。ここでは、鉄道車両が左カーブを通過する場合について説明する。なお、前述したように、操舵台車100は、車体101の車両長手方向中央よりも前方に配置されている。鉄道車両が左カーブを通過する際、上方から見て操舵台車100は車体101(及び枕梁13)に対して反時計回りに回動する。なお、後方の操舵台車100は、前方の操舵台車100とは逆の動きとなる。すなわち、後方の操舵台車100は、上方から見て車体101に対して時計回りに回動することになるので、前方の操舵台車を180°反転させた配置関係となる。
次に、第2実施形態に係る操舵台車200について説明する。図4は第2実施形態に係る操舵台車200の左側面図であり、図5は左側の第1軸梁53の断面図である。本実施形態に係る操舵台車200は、インナーフレーム台車であり、かつ、ボルスタレス台車である点で第1実施形態に係る操舵台車100と構成が異なる。それ以外は、第1実施形態に係る操舵台車100と基本的に同じ構成を備えている。
次に、第3実施形態に係る操舵台車300について説明する。図6は、第3実施形態に係る操舵台車300の左側面図である。本実施形態に係る操舵台車300は、板バネ台車である点で第1実施形態に係る操舵台車100と構成が異なる。それ以外は、第1実施形態に係る操舵台車100と基本的に同じ構成を備えている。
次に、第4実施形態に係る操舵台車400について説明する。図7は、第4実施形態に係る操舵台車400の左側面図である。本実施形態に係る操舵台車400は、インナー台車であり、かつ、ボルスタレス台車である点で、第3実施形態に係る操舵台車300と構成が異なる。それ以外は、第3実施形態に係る操舵台車300と基本的に同じ構成を備えている。
以上のとおり、実施形態に係る操舵台車は、枕梁を介して又は枕梁を介さずにヨーイング方向に車体を回動可能に支持する台車枠と、車幅方向に沿って延びる車軸及び車軸の両側に設けられた車輪をそれぞれ有し、車両長手方向に離間して配置される一対の輪軸と、各車軸を支持する軸受を収容する軸箱と、軸箱から延びて、弾性部材を介して台車枠に連結される軸梁を有する軸箱支持装置と、車体に対する台車枠の回動に連動し、軸梁を介して軸箱を変位させることで少なくとも一方の輪軸を操舵するリンク機構と、を備え、リンク機構は、台車枠の車両長手方向中央よりも軸箱寄りに配置されるテコ部材と、テコ部材よりも台車枠の車両長手方向中央寄りに配置される連結リンクと、を有し、連結リンクは、枕梁又は車体とテコ部材とを連結し、テコ部材は、連結リンク及び軸梁に連結されて、台車枠に支持された支点部を中心に回動して輪軸を操舵する。
13 枕梁
23 弾性部材
25 板バネ
31 第1輪軸
32 第2輪軸
33 車軸
34 車輪
41 第1軸箱
42 第2軸箱
43 軸受
51 第1軸箱支持装置
52 第2軸箱支持装置
53 第1軸梁
54 第2軸梁
55 台車枠連結部
56 リンク連結部
58 連結部材
70 リンク機構
71 第1連結リンク
72 第1テコ部材
73 第2連結リンク
74 第2テコ部材
76 第1支点部
78 第2支点部
100、200、300、400 操舵台車
101 車体
Claims (6)
- 枕梁を介して又は枕梁を介さずにヨーイング方向に車体を回動可能に支持する台車枠と、
車幅方向に沿って延びる車軸及び前記車軸の両側に設けられた車輪をそれぞれ有し、車両長手方向に離間して配置される一対の輪軸と、
前記各車軸を支持する軸受を収容する一対の軸箱と、
前記各軸箱から延びて、弾性部材を介して前記台車枠に連結される軸梁を有する一対の軸箱支持装置と、
前記車体に対する前記台車枠の回動に連動し、前記軸梁を介して前記各軸箱を変位させることで前記各輪軸を操舵するリンク機構と、を備え、
前記リンク機構は、
前記台車枠の車両長手方向中央よりも一方の軸箱寄りに配置される第1テコ部材と、
前記台車枠の車両長手方向中央よりも他方の軸箱寄りに配置される第2テコ部材と、
前記第1テコ部材よりも前記台車枠の車両長手方向中央寄りに配置され、前記台車枠の車両長手中央部を避けて車両長手方向に延びる第1連結リンクと、
前記第2テコ部材よりも前記台車枠の車両長手方向中央寄りに配置され、前記台車枠の車両長手中央部を避けて車両長手方向に延びる第2連結リンクと、を有し、
前記第1連結リンクは、前記枕梁又は前記車体と前記第1テコ部材とを連結し、
前記第2連結リンクは、前記枕梁又は前記車体と前記第2テコ部材とを連結し、
前記第1テコ部材は、前記第1連結リンク及び前記軸梁に連結されて、前記台車枠に支持された支点部を中心に回動して前記輪軸を操舵し、
前記第2テコ部材は、前記第2連結リンク及び前記軸梁に連結されて、前記台車枠に支持された支点部を中心に回動して前記輪軸を操舵する、鉄道車両用の操舵台車。 - 前記台車枠の車幅方向両端部を支持した状態で車両長手方向に延びて、その車両長手方
向両端部が前記軸箱に支持された板バネを備える、請求項1に記載の鉄道車両用の操舵台車。 - 前記一対の輪軸は、前記車両の車両長手方向中央寄りに位置する第1輪軸と、前記車両の車両長手方向端部寄りに位置する第2輪軸と、を有し、
前記第1テコ部材は、上下方向に沿って延びており、その上端部が前記第1連結リンクに連結され、その下端部が前記支点部として前記台車枠に支持されており、前記上端部と前記下端部との間で前記第1輪軸に対応する軸梁に連結されている、請求項1又は2に記載の操舵台車。 - 前記一対の輪軸は、前記車両の車両長手方向中央寄りに位置する第1輪軸と、前記車両の車両長手方向端部寄りに位置する第2輪軸と、を有し、
前記第2テコ部材は、上下方向に沿って延びており、その上端部が前記第2連結リンクに連結され、その下端部が前記第2輪軸に対応する軸梁に連結され、前記上端部と前記下端部との間の部分が前記支点部として前記台車枠に支持されている、請求項1又は2に記載の操舵台車。 - 前記リンク機構は、前記車輪よりも車幅方向内側に配置されている、請求項1乃至4のうちいずれか一の項に記載の操舵台車。
- 前記軸梁は、前記リンク機構に連結部材を介して連結されるリンク連結部と、前記台車枠に前記弾性部材を介して回動軸周りに回動可能に連結される台車枠連結部と、を有し、
前記連結部材は、前記回動軸と同心で、かつ車幅方向にオフセットした位置に配置される、請求項1乃至5のうちいずれか一の項に記載の操舵台車。
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