JP6509750B2 - ドアロックユニット及びこれを用いた部屋 - Google Patents

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Description

本発明は、建物に設けられる例えばトイレなどの部屋であって、壁部に夫々独立して開閉可能な複数のドアを有した部屋において、これらのドアの施解錠を行うドアロックユニット及びこれを用いた部屋に関する。
従来、この種のドアロックユニットとしては、例えば、特開2000−328800号公報(特許文献1)に示されるものが知られている。これは、互いに対面する立壁に夫々ドアを設けた部屋(トイレ)の当該一対のドアの施解錠を行うドアロックユニットであり、入室者を検知する入室者検知器と、1つの扉を外側から開いた時に他の扉をロックした状態に保持するよう制御するとともに、入室者が退出するまで入室してきた扉以外の扉をロックした状態に制御する制御手段とを備えている。しかしながら、電気的制御によるので、電源の確保や配線等の煩雑さがあり、また、停電時などの信頼性に劣るという問題がある。
また、従来においては、これら電気制御によらない機械的なドアロックユニットの技術も知られており、例えば、特開平9−195547号公報(特許文献2)に掲載されているものがある。これは、異なる居室に夫々通じる2つの出入口が設けられたバスユニットのための技術であり、各出入口のバスユニット側に二つの出入口に共通のスライディングドアを設け、各出入口の居室側にはスイングドアを設け、一方の出入口からスライディングドアを他方の出入口側にスライドさせ、他方の出入口を閉塞してロックピンをロック孔に押し込むと、他方の出入口を閉塞された状態に保持するものである。
更に、従来においては、機械的なドアロックユニットの技術として、例えば、特開2004−92137号公報(特許文献3)に掲載されているものもある。これは、2方向に出入口を有する便所において、複数枚の縦スラットが連結されてなる湾曲自在な横引きシャッターを、2方向の出入口を同時に閉じることができるように両出入口間に連続して設け、この横引きシャッターを両方の出入口でそれぞれ施錠が可能になるようにしている。
特開2000−328800号公報 特開平9−195547号公報 特開2004−92137号公報
ところで、上記従来の特許文献1(特開2000−328800号公報)記載の技術は、上述もしたように、電気的制御によるので、電源の確保や配線等の煩雑さがあり、また、停電時などの信頼性に劣る。
一方、特許文献1記載の技術のような問題は生じない上記従来の機械的なドアロック技術において、特許文献2(特開平9−195547号公報)記載の技術においては、一方の出入口からスライディングドアを他方の出入口側にスライドさせ、他方の出入口を閉塞してロックピンをロック孔に押し込み、他方の出入口を閉塞した状態に保持することはできるが、一方の出入口のスイングドアのロックができないので、この一方の出入口からの他人の侵入を防ぐことができないという問題がある。
また、上記従来の機械的なドアロック技術において、特許文献3(特開2004−92137号公報)記載の技術においては、複数枚の縦スラットが連結されてなる湾曲自在な横引きシャッターにより、2方向の出入口を同時に閉じることができるようにしているが、特別に横引きシャッターを作成し、また、これをスライドさせる特別なガイド部材を設けなければならないので、装置が大掛かりになってしまうという問題がある。また、既存に有る2つの出入口に夫々個別に設けたドアに適用することができない。
本発明は上記の問題点に鑑みて為されたもので、複数の出入口開口を夫々独立して開閉可能な複数のドアの施解錠を、比較的簡易な機械的な機構で行うことができるようにするとともに、同時に施解錠できるようにして、他人の侵入を阻止できるようにしたドアロックユニットを提供することを目的とする。
このような目的を達成するための本発明のドアロックユニットは、壁部に複数の出入口開口を有するとともに各出入口開口を夫々独立して開閉可能な複数のドアを有した部屋の当該ドアの施解錠を行うドアロックユニットにおいて、
各ドアに夫々設けられた係合部と、上記部屋の壁部側に設けられ該部屋の内部から上記ドアの係合部に対する操作を行う施解錠部とを備え、
該施解錠部を、上記各係合部に夫々対応して設けられ上記ドアの閉時に対応する係合部に係合する係合位置及び該係合部から係合を解除される解除位置の2位置に移動可能な複数の被係合部と、手動で操作され施錠位置及び解錠位置の2位置に移動させられる1つの操作部と、該操作部の操作に連動して作動させられ該操作部が施錠位置に位置させられたとき上記各被係合部を夫々同時に係合位置に移動させ該操作部が解錠位置に位置させられたとき上記各被係合部を夫々同時に解除位置に移動させる移動機構とを備えて構成している。
この構成において、このドアロックユニットを用いた部屋を使用するときは、操作部の解錠位置において、使用者は、何れかの出入口開口のドアを開け、この出入口開口から部屋内に入り、ドアを閉める。そして、操作部を施錠位置にする。この場合、被係合部が係合部に係合する係合位置に位置する。これにより、左右のドアが同時にロックされるので、部屋内に他人が侵入する事態を阻止できる。
また、部屋から退出するときは、操作部を解錠位置にする。この場合、被係合部の係合部に対する係合が解除されて解除位置に位置する。これにより、左右のドアが同時にロック解除されるので、使用者は何れのドアからも退出可能となる。
このように、本ドアロックユニットによれば、複数の出入口開口を夫々独立して開閉可能な複数のドアの施解錠を、比較的簡易な機械的な機構で行うことができるようになり、ドアを同時に施解錠できるようにして、何れかの出入口から自由に出入りできるとともに、施錠時には他人の侵入を確実に阻止できるようになる。
そして、必要に応じ、上記部屋の外部から上記係合位置に位置させられた少なくとも何れか1つの被係合部の係合を非常時に強制的に解除する強制解除機構を備えた構成としている。これにより、左右のドアのロック状態で、もし、万一、トイレ内で使用者が倒れるなどして、退出が不能になる場合には、トイレ外から、強制解除機構を操作すれば、係合位置に位置させられた被係合部の係合が強制的に解除される。そのため、左右のドアが同時にロック解除されるので、第三者が何れのドアからも入室できるようになることから、内部の使用者を退出させて助けることができる。
また、必要に応じ、上記施解錠部において、上記被係合部を、上記壁部に対して回動可能に設けられ回動させられて上記係合位置または解除位置に移動可能に形成し、上記操作部を、上記壁部に対して揺動可能に設けられ揺動させられて上記施錠位置または解錠位置に移動可能な操作レバーで構成し、上記移動機構を、上記操作レバーに連携して回動させられるピニオンギヤと、該ピニオンギヤに噛合し該ピニオンギヤの回動により進退動するラックギヤと、該ラックギヤ及び上記被係合部間に設けられ該ラックギヤの進退動により該被係合部を回動させるリンク機構とを備えて構成している。操作部を揺動可能な操作レバーで構成したので、操作が容易になるとともに、構造を簡単にすることができる。
より具体的には、上記部屋は、4つの立壁により囲繞されて形成され、上記出入口開口は、隣接する一対の立壁にコーナ部を介して一対設けられ、上記ドアは、閉時にその一側縁が上記コーナ部側の出入口開口縁に対峙するように該出入口開口に夫々設けられ、
上記係合部を、上記各ドアの一側縁部に夫々設け、
上記施解錠部において、
上記コーナ部の上記ドアの係合部に対応した位置にケース体を設け、
上記被係合部を、一対設け、該各被係合部を、上記ケース体に、夫々、上記各係合部に対応させて、上記係合位置または解除位置に移動可能になるように回動可能に設け、且つ、係合位置でケース体から突出し解除位置でケース体内に没するように出没可能に設け、
上記ケース体に、上下に細長に延びるスリットを形成し、
上記操作部を、先端部側が上記ケース体のスリットを通して該ケース体内から突出し、基端部が上記ケース体に揺動可能に設けられ、上記スリットを通して上下動させることにより揺動させられて上記施錠位置または解錠位置に移動可能な操作レバーで構成し、
上記移動機構を、上記ケース体内に設け、該移動機構を、上記ケース体に回動可能に設けられるとともに上記操作レバーの基端部が固定されて該操作レバーの揺動により回動させられるピニオンギヤと、該ピニオンギヤに噛合し該ピニオンギヤの回動により進退動するラックギヤと、上記ケース体に設けられ上記ラックギヤを進退動可能にガイドするガイドレールと、上記ラックギヤ及び上記各被係合部間に夫々設けられ該ラックギヤの進退動により該各被係合部を回動させるリンク機構とを備えて構成することができる。施解錠部を部屋のコーナ部に設けたので、より構造を簡易にすることができるとともに、操作レバーの操作性を向上させることができる。
また、上記部屋は、4つの立壁により囲繞されて形成され、上記出入口開口は、互いに対面する一対の立壁に一対設けられ、上記ドアは、閉時にその一側縁が上記出入口開口が形成されない何れか一方の立壁側の出入口開口縁に対峙するように該出入口開口に夫々設けられ、
上記係合部を、上記各ドアの一側縁部に夫々設け、
上記施解錠部において、
上記出入口開口が形成されない上記何れか一方の立壁にケース体を設け、
上記被係合部を、一対設け、該各被係合部を、上記ケース体に、夫々、上記各係合部に対応させて、上記係合位置または解除位置に移動可能になるように回動可能に設け、且つ、係合位置でケース体から突出し解除位置でケース体内に没するように出没可能に設け、
上記ケース体に、上下に細長に延びるスリットを形成し、
上記操作部を、先端部側が上記ケース体のスリットを通して該ケース体内から突出し、基端部が上記ケース体に揺動可能に設けられ、上記スリットを通して上下動させることにより揺動させられて上記施錠位置または解錠位置に移動可能な操作レバーで構成し、
上記移動機構を、上記ケース体内に設け、該移動機構を、上記各被係合部に対応して設けられるとともに上記操作レバーの揺動軸に連携し該操作レバーの揺動により回動させられる一対のピニオンギヤと、該各ピニオンギヤに夫々噛合し対応するピニオンギヤの回動により進退動する一対のラックギヤと、上記ケース体に設けられ上記各ラックギヤを夫々進退動可能にガイドする一対のガイドレールと、上記各ラックギヤ及び該各ラックギヤに対応する上記各被係合部間に夫々設けられ該ラックギヤの進退動により該被係合部を回動させる一対のリンク機構とを備えて構成することができる。互いに対面する一対の立壁にドアが設けられた部屋に対応することができる。
そして、必要に応じ、上記部屋の外部から上記係合位置に位置させられた被係合部の係合を非常時に強制的に解除する強制解除機構を備え、該強制解除機構を、一端が上記ラックギヤに係止され他端が部屋の外に露出可能に設けられるとともに該一端側を部屋の外から引張することにより上記ラックギヤを移動させることが可能な索体で構成している。索体を引っ張るだけで、解錠できるので、非常時の対応を確実に行うことができる。
また、上記目的を達成するための本発明の部屋は、壁部に複数の出入口開口を有するとともに各出入口開口を夫々独立して開閉可能な複数のドアを有し、当該ドアの施解錠を行うドアロックユニットを備えた部屋において、上記ドアロックユニットを、上記何れかに記載のドアロックユニットで構成している。上記と同様の作用,効果を奏する。
本発明によれば、複数の出入口開口を夫々独立して開閉可能な複数のドアの施解錠を、比較的簡易な機械的な機構で行うことができるとともに、同時に施解錠できるようにして、他人の侵入を阻止できるようになる。
本発明の第1の実施の形態に係るドアロックユニットをこれが設けられる部屋の例とともに示す平面図である。 本発明の第1の実施の形態に係るドアロックユニットをその解錠状態で示す部屋内部から見た斜視図である。 本発明の第1の実施の形態に係るドアロックユニットをその施錠状態で示す部屋内部から見た斜視図である。 本発明の第1の実施の形態に係るドアロックユニットの主要部を示す斜視図である。 本発明の第1の実施の形態に係るドアロックユニットにおいて、被係合部のケース体への取付け状態を係合部との関係で示す図である。 本発明の第1の実施の形態に係るドアロックユニットにおいて、係合部及びこれと連動する表示機構を示し、(a)は室外から見た図、(b)は断面図である。 本発明の第1の実施の形態に係るドアロックユニットの施解錠部を示す横断面図である。 本発明の第1の実施の形態に係るドアロックユニットの作用を示し、(a)は解錠状態を示す図、(b)は施錠状態を示す図である。 本発明の第2の実施の形態に係るドアロックユニットをこれが設けられる部屋の例とともに示す平面図である。 本発明の第2の実施の形態に係るドアロックユニットの施解錠部を示し、(a)は平面図、(b)は正面図である。 本発明の第2の実施の形態に係るドアロックユニットの作用を示し、(a)は解錠状態を示す図、(b)は施錠状態を示す図である。
以下、添付図面に基づいて、本発明の実施の形態に係るドアロックユニット及びこれが用いられる部屋について詳細に説明する。
図1乃至図8には、本発明の第一の実施の形態に係るドアロックユニットSを示している。このドアロックユニットSは、図1に示すように、壁部1に複数の出入口開口2を有するとともに各出入口開口2を夫々独立して開閉可能な複数のドアDを有した部屋Rの当該ドアDの施解錠を行うものである。ドアDは、引き戸でも良く、開き戸でも良い。実施の形態では引き戸になっている。
具体的には、図1に示すように、部屋Rは、例えばトイレであり、4つの立壁3により囲繞されて形成され、出入口開口2は、隣接する一対の立壁3にコーナ部4を介して一対設けられ、ドアDは、閉時にその一側縁がコーナ部4側の出入口開口縁に対峙するように、出入口開口2に夫々設けられている。
ドアロックユニットSは、各ドアDの一側縁部に夫々設けられた係合部10と、部屋Rの壁部1側に設けられ、部屋Rの内部からドアDの係合部10に対する操作を行う施解錠部20とを備えて構成されている。施解錠部20は、コーナ部4のドアDの係合部10に対応した位置に設けられるケース体21を備えている。ケース体21には、各係合部10に夫々対応して設けられドアDの閉時に対応する係合部10に係合する係合位置X(図5,図8(b))及び係合部10から係合を解除される解除位置Y(図8(a))の2位置に移動可能なフック部22aを有した複数の回転ラッチ22からなる被係合部23が備えられている。被係合部23は一対設けられ、各被係合部23は、係合位置Xまたは解除位置Yに移動可能になるようにケース体21に回動可能に設けられ、且つ、係合位置Xでケース体21から突出し解除位置Yでケース体21内に没するように出没可能にケース体21に設けられている。
一方、係合部10は、被係合部23としての回転ラッチ22のフック部22aが係合するラッチ受11で構成されている。ラッチ受11は、ドアDの室内側に取り付けられ回転ラッチ22のフック部22aが係合可能な開口縁12aを有した開口12を備えドアDの表面との間に空間を形成する盆状に形成されている。回転ラッチ22のフック部22aは、係合時に開口12からラッチ受11内に入り込んで開口12の開口縁12aに係合する。
また、ラッチ受11が取り付けられる部位のドアDには、トイレを使用中か否かを表示する表示機構30が設けられている。図4乃至図6,図8に示すように、表示機構30はドアDに回転可能に貫通して設けられる回転軸31と、回転軸31の室外側の一端を覆うとともに表示孔32が形成されたカバー33と、ラッチ受11内において回転軸31の室内側の他端に固定され、回転ラッチ22のフック部22aの非係合時に定常位置Faにあり、係合時にフック部22aの先端に押されて回動して傾斜位置Fbに位置させられる略半円盤状の回転錘34と、カバー33内であって回転軸31の他端に固定されカバー33の表示孔32から非使用中または使用中を示す表示板35とを備えて構成されている。表示板35の表面には、図6に示すように、回転錘34の定常位置Faにおいて表示孔32からに非使用中を示す例えば青色の第1着色部36と、回転錘34の傾斜位置Fbにおいて表示孔32からに使用中を示す第1着色部36とは異なる色の例えば赤色の第2着色部37とが付されている。
また、ケース体21には、手動で操作され施錠位置Ka及び解錠位置Kbの2位置に移動させられる1つの操作部が設けられている。ケース体21には、上下に細長に延びるスリットが形成されており、操作部は、先端部側がケース体21のスリットを通してケース体21内から突出し、基端部がケース体21に揺動可能に設けられ、スリットを通して上下動させることにより揺動させられて施錠位置Kaまたは解錠位置Kbに移動可能な操作レバーLで構成されている。
また、ケース体21には、この操作レバーLの操作に連動して作動させられ、操作レバーLが施錠位置Kaに位置させられたとき、各被係合部23を夫々同時に係合位置Xに移動させ、操作レバーLが解錠位置Kbに位置させられたとき、各被係合部23を夫々同時に解除位置Yに移動させる移動機構40が備えられている。
詳しくは、移動機構40は、図4及び図8に示すように、ケース体21に回動可能に設けられるとともに、操作レバーLの基端部が固定されて操作レバーLの揺動により回動させられるピニオンギヤ41と、ピニオンギヤ41に噛合しピニオンギヤ41の回動により進退動するラックギヤ42と、ケース体21に設けられラックギヤ42を進退動可能にガイドするガイドレール43と、ラックギヤ42及び各被係合部23間に夫々設けられラックギヤ42の進退動により各被係合部23を回動させるリンク機構44とを備えて構成されている。
また、このドアロックユニットSには、部屋Rの外部から係合位置Xに位置させられた被係合部23の係合を非常時に強制的に解除する強制解除機構50が設けられている。この強制解除機構50は、一端がラックギヤ42に係止され他端が部屋Rの外に露出可能に設けられるとともに、一端側を部屋Rの外から引張することによりラックギヤ42を移動させることが可能なワイヤからなる索体51で構成されている。
従って、この第1の実施の形態に係るドアロックユニットSを用いたトイレ(部屋R)を使用するときは、図2及び図8(a)に示すように、操作レバーLの解錠位置Kbにおいて、使用者は、何れかの出入口開口2のドアDを開け、この出入口開口2からトイレ内に入る。この状態で、図1及び図3に示すように、ドアDを閉める。そして、図3及び図8(b)に示すように、操作レバーLを下げて施錠位置Kaにする。この場合、被係合部23が係合部10に係合する係合位置Xに位置する。これにより、左右のドアDが同時にロックされるので、他人が侵入する事態を阻止できる。
トイレの使用が終わって退出するときは、図2及び図8(a)に示すように、操作レバーLを上げて解錠位置Kbにする。この場合、被係合部23の係合部10に対する係合が解除されて解除位置Yに位置する。これにより、左右のドアDが同時にロック解除されるので、使用者は何れのドアDからも退出可能となる。図2に示すように、出たいドアDを開けて退出する。
また、左右のドアDのロック状態で、もし、万一、トイレ内で使用者が倒れるなどして、退出が不能になる場合には、トイレ外から、強制解除機構50の索体51(ワイヤ)を引っ張る。これにより、ラックギヤ42が移動させられ、係合位置Xに位置させられた被係合部23の係合が強制的に解除される。そのため、左右のドアDが同時にロック解除されるので、第三者が何れのドアDからも入室できるようになることから、内部の使用者を退出させて助けることができる。
このように、本ドアロックユニットSによれば、複数の出入口開口2を夫々独立して開閉可能な複数のドアDの施解錠を、機械的な機構で行うことができるようになり、ドアDを同時に施解錠できるようにして、何れかの出入口から自由に出入りできるとともに、施錠時には他人の侵入を確実に阻止できるようになる。
次に、図9乃至図11に示す本発明の第2の実施の形態に係るドアロックユニットSについて説明する。このドアロックユニットSは、図9に示すように、壁部1に複数の出入口開口2を有するとともに各出入口開口2を夫々独立して開閉可能な複数のドアDを有した部屋Rの当該ドアDの施解錠を行うものである。ドアDは、引き戸でも良く、開き戸でも良い。実施の形態では引き戸になっている。
具体的には、図9に示すように、このドアロックユニットSが用いられる部屋Rは、例えばトイレであり、4つの立壁3により囲繞されて形成され、出入口開口2は、互いに対面する一対の立壁3に一対設けられ、ドアDは、閉時にその一側縁が、出入口開口2が形成されない何れか一方の立壁3(A)側の出入口開口縁に対峙するように、出入口開口2に夫々設けられている。そして、係合部10は、各ドアDの一側縁部に夫々設けられる。
ドアロックユニットSは、各ドアDの一側縁部に夫々設けられた係合部10と、部屋Rの壁部1側に設けられ、部屋Rの内部からドアDの係合部10に対する操作を行う施解錠部20とを備えて構成されている。施解錠部20は、出入口開口2が形成されない何れか一方の立壁3に設けられるケース体21を備えている。このケース体21には、各係合部10に夫々対応して設けられドアDの閉時に対応する係合部10に係合する係合位置X及び係合部10から係合を解除される解除位置Yの2位置に移動可能な回転ラッチ22からなる被係合部23が備えられている。被係合部23は、係合位置Xまたは解除位置Yに移動可能になるようにケース体21に回動可能に設けられ、且つ、係合位置Xでケース体21から突出し解除位置Yでケース体21内に没するように出没可能にケース体21に設けられている。
一方、係合部10は、被係合部23としての回転ラッチ22のフック部22aが係合する開口12の開口縁12aを有した上記と同様のラッチ受11で構成されている。また、ラッチ受11が取り付けられる部位のドアDには、トイレを使用中か否かを表示する上記と同様の表示機構30が設けられている。
また、ケース体21には、手動で操作され施錠位置Ka及び解錠位置Kbの2位置に移動させられる1つの操作部が設けられている。ケース体21には、上下に細長に延びるスリットが形成されており、操作部は、先端部側がケース体21のスリットを通してケース体21内から突出し、基端部がケース体21に揺動可能に設けられ、スリットを通して上下動させることにより揺動させられて施錠位置Kaまたは解錠位置Kbに移動可能な操作レバーLで構成されている。
更に、ケース体21には、この操作レバーLの操作に連動して作動させられ、操作レバーLが施錠位置Kaに位置させられたとき、各被係合部23を夫々同時に係合位置Xに移動させ、操作レバーLが解錠位置Kbに位置させられたとき、各被係合部23を夫々同時に解除位置Yに移動させる移動機構40が備えられている。
詳しくは、移動機構40は、ケース体21内に設けられている。この移動機構40は、各被係合部23に対応して、操作レバーLの揺動軸45の両端部に夫々設けられて操作レバーLに連携し、操作レバーLの揺動により回動させられる一対のピニオンギヤ41を備えている。また、移動機構40は、各ピニオンギヤ41に夫々噛合し対応するピニオンギヤ41の回動により進退動する一対のラックギヤ42と、ケース体21に設けられ上記各ラックギヤ42を夫々進退動可能にガイドする一対のガイドレール43と、各ラックギヤ42及び該各ラックギヤ42に対応する各被係合部23間に夫々設けられ、ラックギヤ42の進退動により被係合部23を回動させる一対のリンク機構44とを備えて構成されている。
また、このドアロックユニットSには、部屋Rの外部から係合位置Xに位置させられた被係合部23の係合を非常時に強制的に解除する強制解除機構50が設けられている。この強制解除機構50は、一端がラックギヤ42に係止され他端が部屋Rの外に露出可能に設けられるとともに、一端側を部屋Rの外から引張することによりラックギヤ42を移動させることが可能なワイヤからなる索体51で構成されている。
従って、この第2の実施の形態に係るドアロックユニットSを用いたトイレ(部屋R)を使用するときは、図11(a)に示すように、操作レバーLの解錠位置Kbにおいて、使用者は、何れかの出入口開口2のドアDを開け、この出入口開口2からトイレ内に入り、この状態で、ドアDを閉める。そして、図11(b)に示すように、操作レバーLを下げて施錠位置Kaにする。この場合、被係合部23が係合部10に係合する係合位置Xに位置する。これにより、左右のドアDが同時にロックされるので、他人が侵入する事態を阻止できる。
トイレの使用が終わって退出するときは、図11(a)に示すように、操作レバーLを上げて解錠位置Kbにする。この場合、被係合部23の係合部10に対する係合が解除されて解除位置Yに位置する。これにより、左右のドアDが同時にロック解除されるので、使用者は何れのドアDからも退出可能となる。
また、左右のドアDのロック状態で、もし、万一、トイレ内で使用者が倒れるなどして、退出が不能になる場合には、トイレ外から、強制解除機構50の索体51(ワイヤ)を引っ張る。これにより、ラックギヤ42が移動させられ、係合位置Xに位置させられた被係合部23の係合が強制的に解除される。そのため、左右のドアDが同時にロック解除されるので、第三者が何れのドアDからも入室できるようになることから、内部の使用者を退出させて助けることができる。
このように、本ドアロックユニットSによれば、上記第1の実施の形態と同様の作用,効果を奏する。即ち、複数の出入口開口2を夫々独立して開閉可能な複数のドアDの施解錠を、機械的な機構で行うことができるようになり、ドアDを同時に施解錠できるようにして、何れかの出入口から自由に出入りできるとともに、施錠時には他人の侵入を確実に阻止できるようになる。
尚、本発明は、上述した本発明の実施の形態に限定されず、当業者は、本発明の新規な教示及び効果から実質的に離れることなく、これら例示である実施の形態に多くの変更を加えることが容易であり、これらの多くの変更は本発明の範囲に含まれる。
S ドアロックユニット
R 部屋
1 壁部
2 出入口開口
D ドア
3 立壁
4 コーナ部
10 係合部
11 ラッチ受
12 開口
12a 開口縁
20 施解錠部
21 ケース体
X 係合位置
Y 解除位置
22 回転ラッチ
22a フック部
23 被係合部
30 表示機構
L 操作レバー(操作部)
Ka 施錠位置
Kb 解錠位置
40 移動機構
41 ピニオンギヤ
42 ラックギヤ
43 ガイドレール
44 リンク機構
45 揺動軸

Claims (5)

  1. 壁部に複数の出入口開口を有するとともに各出入口開口を夫々独立して開閉可能な複数のドアを有した部屋の当該ドアの施解錠を行うドアロックユニットにおいて、
    各ドアに夫々設けられた係合部と、上記部屋の壁部側に設けられ該部屋の内部から上記ドアの係合部に対する操作を行う施解錠部とを備え、
    該施解錠部を、上記各係合部に夫々対応して設けられ上記ドアの閉時に対応する係合部に係合する係合位置及び該係合部から係合を解除される解除位置の2位置に移動可能な複数の被係合部と、手動で操作され施錠位置及び解錠位置の2位置に移動させられる1つの操作部と、該操作部の操作に連動して作動させられ該操作部が施錠位置に位置させられたとき上記各被係合部を夫々同時に係合位置に移動させ該操作部が解錠位置に位置させられたとき上記各被係合部を夫々同時に解除位置に移動させる移動機構とを備えて構成し、
    上記部屋は、4つの立壁により囲繞されて形成され、上記出入口開口は、隣接する一対の立壁にコーナ部を介して一対設けられ、上記ドアは、閉時にその一側縁が上記コーナ部側の出入口開口縁に対峙するように該出入口開口に夫々設けられ、
    上記係合部を、上記各ドアの一側縁部に夫々設け、
    上記施解錠部において、
    上記コーナ部の上記ドアの係合部に対応した位置にケース体を設け、
    上記被係合部を、一対設け、該各被係合部を、上記ケース体に、夫々、上記各係合部に対応させて、上記係合位置または解除位置に移動可能になるように回動可能に設け、且つ、係合位置でケース体から突出し解除位置でケース体内に没するように出没可能に設け、
    上記ケース体に、上下に細長に延びるスリットを形成し、
    上記操作部を、先端部側が上記ケース体のスリットを通して該ケース体内から突出し、基端部が上記ケース体に揺動可能に設けられ、上記スリットを通して上下動させることにより揺動させられて上記施錠位置または解錠位置に移動可能な操作レバーで構成し、
    上記移動機構を、上記ケース体内に設け、該移動機構を、上記ケース体に回動可能に設けられるとともに上記操作レバーの基端部が固定されて該操作レバーの揺動により回動させられるピニオンギヤと、該ピニオンギヤに噛合し該ピニオンギヤの回動により進退動するラックギヤと、上記ケース体に設けられ上記ラックギヤを進退動可能にガイドするガイドレールと、上記ラックギヤ及び上記各被係合部間に夫々設けられ該ラックギヤの進退動により該各被係合部を回動させるリンク機構とを備えて構成したことを特徴とするドアロックユニット。
  2. 壁部に複数の出入口開口を有するとともに各出入口開口を夫々独立して開閉可能な複数のドアを有した部屋の当該ドアの施解錠を行うドアロックユニットにおいて、
    各ドアに夫々設けられた係合部と、上記部屋の壁部側に設けられ該部屋の内部から上記ドアの係合部に対する操作を行う施解錠部とを備え、
    該施解錠部を、上記各係合部に夫々対応して設けられ上記ドアの閉時に対応する係合部に係合する係合位置及び該係合部から係合を解除される解除位置の2位置に移動可能な複数の被係合部と、手動で操作され施錠位置及び解錠位置の2位置に移動させられる1つの操作部と、該操作部の操作に連動して作動させられ該操作部が施錠位置に位置させられたとき上記各被係合部を夫々同時に係合位置に移動させ該操作部が解錠位置に位置させられたとき上記各被係合部を夫々同時に解除位置に移動させる移動機構とを備えて構成し、
    上記部屋は、4つの立壁により囲繞されて形成され、上記出入口開口は、互いに対面する一対の立壁に一対設けられ、上記ドアは、閉時にその一側縁が上記出入口開口が形成されない何れか一方の立壁側の出入口開口縁に対峙するように該出入口開口に夫々設けられ、
    上記係合部を、上記各ドアの一側縁部に夫々設け、
    上記施解錠部において、
    上記出入口開口が形成されない上記何れか一方の立壁にケース体を設け、
    上記被係合部を、一対設け、該各被係合部を、上記ケース体に、夫々、上記各係合部に対応させて、上記係合位置または解除位置に移動可能になるように回動可能に設け、且つ、係合位置でケース体から突出し解除位置でケース体内に没するように出没可能に設け、
    上記ケース体に、上下に細長に延びるスリットを形成し、
    上記操作部を、先端部側が上記ケース体のスリットを通して該ケース体内から突出し、基端部が上記ケース体に揺動可能に設けられ、上記スリットを通して上下動させることにより揺動させられて上記施錠位置または解錠位置に移動可能な操作レバーで構成し、
    上記移動機構を、上記ケース体内に設け、該移動機構を、上記各被係合部に対応して設けられるとともに上記操作レバーの揺動軸に連携し該操作レバーの揺動により回動させられる一対のピニオンギヤと、該各ピニオンギヤに夫々噛合し対応するピニオンギヤの回動により進退動する一対のラックギヤと、上記ケース体に設けられ上記各ラックギヤを夫々進退動可能にガイドする一対のガイドレールと、上記各ラックギヤ及び該各ラックギヤに対応する上記各被係合部間に夫々設けられ該ラックギヤの進退動により該被係合部を回動させる一対のリンク機構とを備えて構成したことを特徴とするドアロックユニット。
  3. 上記部屋の外部から上記係合位置に位置させられた少なくとも何れか1つの被係合部の係合を非常時に強制的に解除する強制解除機構を備えたことを特徴とする請求項1または2記載のドアロックユニット。
  4. 上記強制解除機構を、一端が上記ラックギヤに係止され他端が部屋の外に露出可能に設けられるとともに該一端側を部屋の外から引張することにより上記ラックギヤを移動させることが可能な索体で構成したことを特徴とする請求項3記載のドアロックユニット。
  5. 壁部に複数の出入口開口を有するとともに各出入口開口を夫々独立して開閉可能な複数のドアを有し、当該ドアの施解錠を行うドアロックユニットを備えた部屋において、
    上記ドアロックユニットを、上記請求項1乃至4何れかに記載のドアロックユニットで構成したことを特徴とする部屋。
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