JP6509750B2 - ドアロックユニット及びこれを用いた部屋 - Google Patents
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一方、特許文献1記載の技術のような問題は生じない上記従来の機械的なドアロック技術において、特許文献2(特開平9−195547号公報)記載の技術においては、一方の出入口からスライディングドアを他方の出入口側にスライドさせ、他方の出入口を閉塞してロックピンをロック孔に押し込み、他方の出入口を閉塞した状態に保持することはできるが、一方の出入口のスイングドアのロックができないので、この一方の出入口からの他人の侵入を防ぐことができないという問題がある。
各ドアに夫々設けられた係合部と、上記部屋の壁部側に設けられ該部屋の内部から上記ドアの係合部に対する操作を行う施解錠部とを備え、
該施解錠部を、上記各係合部に夫々対応して設けられ上記ドアの閉時に対応する係合部に係合する係合位置及び該係合部から係合を解除される解除位置の2位置に移動可能な複数の被係合部と、手動で操作され施錠位置及び解錠位置の2位置に移動させられる1つの操作部と、該操作部の操作に連動して作動させられ該操作部が施錠位置に位置させられたとき上記各被係合部を夫々同時に係合位置に移動させ該操作部が解錠位置に位置させられたとき上記各被係合部を夫々同時に解除位置に移動させる移動機構とを備えて構成している。
また、部屋から退出するときは、操作部を解錠位置にする。この場合、被係合部の係合部に対する係合が解除されて解除位置に位置する。これにより、左右のドアが同時にロック解除されるので、使用者は何れのドアからも退出可能となる。
上記係合部を、上記各ドアの一側縁部に夫々設け、
上記施解錠部において、
上記コーナ部の上記ドアの係合部に対応した位置にケース体を設け、
上記被係合部を、一対設け、該各被係合部を、上記ケース体に、夫々、上記各係合部に対応させて、上記係合位置または解除位置に移動可能になるように回動可能に設け、且つ、係合位置でケース体から突出し解除位置でケース体内に没するように出没可能に設け、
上記ケース体に、上下に細長に延びるスリットを形成し、
上記操作部を、先端部側が上記ケース体のスリットを通して該ケース体内から突出し、基端部が上記ケース体に揺動可能に設けられ、上記スリットを通して上下動させることにより揺動させられて上記施錠位置または解錠位置に移動可能な操作レバーで構成し、
上記移動機構を、上記ケース体内に設け、該移動機構を、上記ケース体に回動可能に設けられるとともに上記操作レバーの基端部が固定されて該操作レバーの揺動により回動させられるピニオンギヤと、該ピニオンギヤに噛合し該ピニオンギヤの回動により進退動するラックギヤと、上記ケース体に設けられ上記ラックギヤを進退動可能にガイドするガイドレールと、上記ラックギヤ及び上記各被係合部間に夫々設けられ該ラックギヤの進退動により該各被係合部を回動させるリンク機構とを備えて構成することができる。施解錠部を部屋のコーナ部に設けたので、より構造を簡易にすることができるとともに、操作レバーの操作性を向上させることができる。
上記係合部を、上記各ドアの一側縁部に夫々設け、
上記施解錠部において、
上記出入口開口が形成されない上記何れか一方の立壁にケース体を設け、
上記被係合部を、一対設け、該各被係合部を、上記ケース体に、夫々、上記各係合部に対応させて、上記係合位置または解除位置に移動可能になるように回動可能に設け、且つ、係合位置でケース体から突出し解除位置でケース体内に没するように出没可能に設け、
上記ケース体に、上下に細長に延びるスリットを形成し、
上記操作部を、先端部側が上記ケース体のスリットを通して該ケース体内から突出し、基端部が上記ケース体に揺動可能に設けられ、上記スリットを通して上下動させることにより揺動させられて上記施錠位置または解錠位置に移動可能な操作レバーで構成し、
上記移動機構を、上記ケース体内に設け、該移動機構を、上記各被係合部に対応して設けられるとともに上記操作レバーの揺動軸に連携し該操作レバーの揺動により回動させられる一対のピニオンギヤと、該各ピニオンギヤに夫々噛合し対応するピニオンギヤの回動により進退動する一対のラックギヤと、上記ケース体に設けられ上記各ラックギヤを夫々進退動可能にガイドする一対のガイドレールと、上記各ラックギヤ及び該各ラックギヤに対応する上記各被係合部間に夫々設けられ該ラックギヤの進退動により該被係合部を回動させる一対のリンク機構とを備えて構成することができる。互いに対面する一対の立壁にドアが設けられた部屋に対応することができる。
図1乃至図8には、本発明の第一の実施の形態に係るドアロックユニットSを示している。このドアロックユニットSは、図1に示すように、壁部1に複数の出入口開口2を有するとともに各出入口開口2を夫々独立して開閉可能な複数のドアDを有した部屋Rの当該ドアDの施解錠を行うものである。ドアDは、引き戸でも良く、開き戸でも良い。実施の形態では引き戸になっている。
R 部屋
1 壁部
2 出入口開口
D ドア
3 立壁
4 コーナ部
10 係合部
11 ラッチ受
12 開口
12a 開口縁
20 施解錠部
21 ケース体
X 係合位置
Y 解除位置
22 回転ラッチ
22a フック部
23 被係合部
30 表示機構
L 操作レバー(操作部)
Ka 施錠位置
Kb 解錠位置
40 移動機構
41 ピニオンギヤ
42 ラックギヤ
43 ガイドレール
44 リンク機構
45 揺動軸
Claims (5)
- 壁部に複数の出入口開口を有するとともに各出入口開口を夫々独立して開閉可能な複数のドアを有した部屋の当該ドアの施解錠を行うドアロックユニットにおいて、
各ドアに夫々設けられた係合部と、上記部屋の壁部側に設けられ該部屋の内部から上記ドアの係合部に対する操作を行う施解錠部とを備え、
該施解錠部を、上記各係合部に夫々対応して設けられ上記ドアの閉時に対応する係合部に係合する係合位置及び該係合部から係合を解除される解除位置の2位置に移動可能な複数の被係合部と、手動で操作され施錠位置及び解錠位置の2位置に移動させられる1つの操作部と、該操作部の操作に連動して作動させられ該操作部が施錠位置に位置させられたとき上記各被係合部を夫々同時に係合位置に移動させ該操作部が解錠位置に位置させられたとき上記各被係合部を夫々同時に解除位置に移動させる移動機構とを備えて構成し、
上記部屋は、4つの立壁により囲繞されて形成され、上記出入口開口は、隣接する一対の立壁にコーナ部を介して一対設けられ、上記ドアは、閉時にその一側縁が上記コーナ部側の出入口開口縁に対峙するように該出入口開口に夫々設けられ、
上記係合部を、上記各ドアの一側縁部に夫々設け、
上記施解錠部において、
上記コーナ部の上記ドアの係合部に対応した位置にケース体を設け、
上記被係合部を、一対設け、該各被係合部を、上記ケース体に、夫々、上記各係合部に対応させて、上記係合位置または解除位置に移動可能になるように回動可能に設け、且つ、係合位置でケース体から突出し解除位置でケース体内に没するように出没可能に設け、
上記ケース体に、上下に細長に延びるスリットを形成し、
上記操作部を、先端部側が上記ケース体のスリットを通して該ケース体内から突出し、基端部が上記ケース体に揺動可能に設けられ、上記スリットを通して上下動させることにより揺動させられて上記施錠位置または解錠位置に移動可能な操作レバーで構成し、
上記移動機構を、上記ケース体内に設け、該移動機構を、上記ケース体に回動可能に設けられるとともに上記操作レバーの基端部が固定されて該操作レバーの揺動により回動させられるピニオンギヤと、該ピニオンギヤに噛合し該ピニオンギヤの回動により進退動するラックギヤと、上記ケース体に設けられ上記ラックギヤを進退動可能にガイドするガイドレールと、上記ラックギヤ及び上記各被係合部間に夫々設けられ該ラックギヤの進退動により該各被係合部を回動させるリンク機構とを備えて構成したことを特徴とするドアロックユニット。 - 壁部に複数の出入口開口を有するとともに各出入口開口を夫々独立して開閉可能な複数のドアを有した部屋の当該ドアの施解錠を行うドアロックユニットにおいて、
各ドアに夫々設けられた係合部と、上記部屋の壁部側に設けられ該部屋の内部から上記ドアの係合部に対する操作を行う施解錠部とを備え、
該施解錠部を、上記各係合部に夫々対応して設けられ上記ドアの閉時に対応する係合部に係合する係合位置及び該係合部から係合を解除される解除位置の2位置に移動可能な複数の被係合部と、手動で操作され施錠位置及び解錠位置の2位置に移動させられる1つの操作部と、該操作部の操作に連動して作動させられ該操作部が施錠位置に位置させられたとき上記各被係合部を夫々同時に係合位置に移動させ該操作部が解錠位置に位置させられたとき上記各被係合部を夫々同時に解除位置に移動させる移動機構とを備えて構成し、
上記部屋は、4つの立壁により囲繞されて形成され、上記出入口開口は、互いに対面する一対の立壁に一対設けられ、上記ドアは、閉時にその一側縁が上記出入口開口が形成されない何れか一方の立壁側の出入口開口縁に対峙するように該出入口開口に夫々設けられ、
上記係合部を、上記各ドアの一側縁部に夫々設け、
上記施解錠部において、
上記出入口開口が形成されない上記何れか一方の立壁にケース体を設け、
上記被係合部を、一対設け、該各被係合部を、上記ケース体に、夫々、上記各係合部に対応させて、上記係合位置または解除位置に移動可能になるように回動可能に設け、且つ、係合位置でケース体から突出し解除位置でケース体内に没するように出没可能に設け、
上記ケース体に、上下に細長に延びるスリットを形成し、
上記操作部を、先端部側が上記ケース体のスリットを通して該ケース体内から突出し、基端部が上記ケース体に揺動可能に設けられ、上記スリットを通して上下動させることにより揺動させられて上記施錠位置または解錠位置に移動可能な操作レバーで構成し、
上記移動機構を、上記ケース体内に設け、該移動機構を、上記各被係合部に対応して設けられるとともに上記操作レバーの揺動軸に連携し該操作レバーの揺動により回動させられる一対のピニオンギヤと、該各ピニオンギヤに夫々噛合し対応するピニオンギヤの回動により進退動する一対のラックギヤと、上記ケース体に設けられ上記各ラックギヤを夫々進退動可能にガイドする一対のガイドレールと、上記各ラックギヤ及び該各ラックギヤに対応する上記各被係合部間に夫々設けられ該ラックギヤの進退動により該被係合部を回動させる一対のリンク機構とを備えて構成したことを特徴とするドアロックユニット。 - 上記部屋の外部から上記係合位置に位置させられた少なくとも何れか1つの被係合部の係合を非常時に強制的に解除する強制解除機構を備えたことを特徴とする請求項1または2記載のドアロックユニット。
- 上記強制解除機構を、一端が上記ラックギヤに係止され他端が部屋の外に露出可能に設けられるとともに該一端側を部屋の外から引張することにより上記ラックギヤを移動させることが可能な索体で構成したことを特徴とする請求項3記載のドアロックユニット。
- 壁部に複数の出入口開口を有するとともに各出入口開口を夫々独立して開閉可能な複数のドアを有し、当該ドアの施解錠を行うドアロックユニットを備えた部屋において、
上記ドアロックユニットを、上記請求項1乃至4何れかに記載のドアロックユニットで構成したことを特徴とする部屋。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2016010347A JP6509750B2 (ja) | 2016-01-22 | 2016-01-22 | ドアロックユニット及びこれを用いた部屋 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2016010347A JP6509750B2 (ja) | 2016-01-22 | 2016-01-22 | ドアロックユニット及びこれを用いた部屋 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
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JP6509750B2 true JP6509750B2 (ja) | 2019-05-08 |
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ID=59394567
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
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JP2016010347A Active JP6509750B2 (ja) | 2016-01-22 | 2016-01-22 | ドアロックユニット及びこれを用いた部屋 |
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-
2016
- 2016-01-22 JP JP2016010347A patent/JP6509750B2/ja active Active
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