JP6509517B2 - チューブラモータ - Google Patents
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Description
記ロータの回転軸が貫通する軸穴が形成された円板状の部材であり、前記出力側端板部には、前記モータユニットの外周部分を構成する円筒状のコアホルダの出力側端部が前記モータ軸線方向の反出力側から接し、前記第1遊星歯車ユニットの外周部分を構成する円筒状の筒体の反出力側端部が前記モータ軸線方向の出力側から接しており、前記出力側端板部の外周面には、前記筒体の反出力側端部を前記出力側端板部に固定するねじが止められた穴と、前記コアホルダの出力側端部が反出力側から当接する凸部と、が設けられ、前記支持板は、前記遊星キャリアのホルダと連結された外周側の板状部分と、前記外周側の板状部分の径方向内側で反出力側に突出して前記内周側環状凸部に出力側から重なる内周側の板状部分と、を備え、前記内周側の板状部分の中央には、前記内周側環状凸部の内側を貫通した前記回転軸が貫通する穴が形成され、前記外周側の板状部分は、前記凹部に出力側から被さっていることを特徴とする。
ているため、第1遊星歯車ユニットに塗布したグリスが第1遊星歯車ユニットから漏出した場合でも、漏出したグリスは凹部内に溜まる。従って、モータユニットの側にグリスが流入しにくい。また、第1遊星歯車ユニットの遊星キャリアは、遊星歯車に反出力側で重なって遊星歯車を反出力側から支持する支持板を備えているため、第1遊星歯車ユニットは、第1遊星歯車ユニット自身で独立している。このため、出力側端板部の出力側端面に凹部を形成した場合でも、ギアカバー等で遊星歯車を支持する必要がない。それ故、部品点数の削減を図ることができる。また、チューブラモータを効率よく組み立てることができる。また、出力側端板部には、モータユニットのコアホルダ、および第1遊星歯車ユニットの筒体が各々、接している。従って、第1遊星歯車ユニットとモータユニットとの連結が容易であるため、チューブラモータを効率よく組み立てることができる。また、第1遊星歯車ユニットの筒体とモータユニットの出力側端板部とが接しているので、筒体とモータユニットの出力側端板部との同軸精度を向上することができる。それ故、第1遊星歯車ユニットとモータユニットとの同軸精度を向上することができる。
図1は、本発明を適用したチューブラモータ1の説明図であり、図1(a)、(b)、(c)は、チューブラモータ1の斜視図、チューブラモータ1からケース2を省略した状態の斜視図、ケースの内部に収容されていたユニットの分解斜視図である。図2は、本発明を適用したチューブラモータ1の断面図であり、図2(a)、(b)は、チューブラモータ1全体の断面図、およびモータユニットと減速ユニット6との境界部分等を拡大して示す断面図である。
2の端部には基板ホルダ30が取り付けられており、回路基板3は、基板ホルダ30を介してケース2に保持されている。ケース2の反出力側L2の端部には、回路基板3と配線11とを接続するためのコネクタ12が設けられており、コネクタ12と回路基板3とはリード線(図示せず)等で接続されている。ブレーキユニット4は、ホルダ40によって支持されたソレノイド41、摩擦板42等を有する摩擦式ブレーキユニットである。
図3は、本発明を適用したチューブラモータ1におけるモータユニット5および減速ユニット6の外観を示す斜視図である。図4は、本発明を適用したチューブラモータ1に用いたモータユニット5の説明図であり、図4(a)、(b)は、ステータ等の分解斜視図、およびロータ等の斜視図である。
図5は、本発明を適用したチューブラモータ1に用いた減速ユニット6の説明図であり、図5(a)、(b)、(c)は、減速ユニット6の分解斜視図、円筒体の断面図、および円筒体の反出力側端部を拡大して示す断面図である。図6は、本発明を適用したチューブラモータ1の減速ユニット6に用いた遊星歯車ユニットの説明図であり、図6(a)、(b)、(c)は、第1遊星歯車ユニット7の分解斜視図、第2遊星歯車ユニット8の分解斜視図、および第3遊星歯車ユニット9の分解斜視図である。
第1筒部651<第2筒部652<第3筒部653
になっている。かかる筒部のうち、第2筒部652に内歯歯車80および内歯歯車90が形成され、第3筒部653に内歯歯車70が形成されている。
するねじ68(図1参照)が止められる。また、筒体65の反出力側L2の端部からは、出力側端板部55の係合凸部552a(図4参照)に係合する係合部64が反出力側L2に向けて突出している。係合凸部552aの穴552c(図4参照)には、ねじ69が止められて、ケース2、筒体65および出力側端板部55が固定されている。
本形態のチューブラモータ1の第1遊星歯車ユニット7、第2遊星歯車ユニット8、および第3遊星歯車ユニット9において、遊星キャリア75、85、95は各々、遊星歯車71、81、91を反出力側L2で支持する支持板79、89、99を備えており、各々が完結した構造になっている。従って、チューブラモータ1を組み立てる際、筒体65の内側に反出力側L2から第3遊星歯車ユニット9、第2遊星歯車ユニット8、および第1遊星歯車ユニット7を順に搭載した後、筒体65の反出力側端部67をモータユニット5の出力側端板部55に連結すれば、モータユニット5と減速ユニット6とを連結することができる。
くい。また、出力側端板部55では、内周側環状凸部567と外周側環状凸部568との間が環状の凹部569になっているため、グリスは、出力側端板部55の径方向内側および径方向外側のいずれからも漏れにくい。また、筒体65の反出力側端部67は、段部670において反出力側L2を向く第1部分671が出力側端板部55の外周側環状凸部568に出力側L1から接し、段部670において径方向内側に向く第2部分672が出力側端板部55の外周側環状凸部568に径方向外側から接している。このため、出力側端板部55と筒体65との間から外側にグリスが漏れにくい。
以上説明したように、本形態のチューブラモータ1において、第1遊星歯車ユニット7の遊星キャリア75は、遊星歯車71に反出力側L2で重なって遊星歯車71を反出力側L2から支持する支持板79を備えている。このため、第1遊星歯車ユニット7は、第1遊星歯車ユニット自身で独立しており、遊星歯車71をモータユニット5の出力側端板部55等で支持する必要がない。このため、チューブラモータ1を効率よく組み立てることができる。また、第1遊星歯車ユニット7の遊星キャリア75は、遊星歯車71に反出力側L2で重なって遊星歯車71を反出力側L2から支持する支持板79を備えているため、出力側端板部55の出力側端面556に、グリスが流入する凹部569を設けた場合でも、遊星歯車71を反出力側L2で支持するギアカバー等を設ける必要がない。従って、チューブラモータ1の部品点数の削減を図ることができるとともに、チューブラモータ1を効率よく組み立てることができる。
上記実施の形態では、3つの遊星歯車ユニットを有するチューブラモータ1に本発明を適用したが、2つの遊星歯車ユニット(第1遊星歯車ユニット7および第2遊星歯車ユニット8)を有するチューブラモータ1や、1つの遊星歯車ユニット(第1遊星歯車ユニッ
ト7)を有するチューブラモータ1に本発明を適用してもよい。
Claims (9)
- モータ軸線方向に延在する筒状のケースと、
該ケースの内側に設けられたモータユニットと、
前記ケースの内側において前記モータユニットに対して前記モータ軸線方向の出力側に配置された第1遊星歯車ユニットと、
を有し、
前記モータユニットにおいて、ロータの出力側で当該ロータを回転可能に支持する出力側端板部の出力側端面では、前記出力側端面から出力側に突出した内周側環状凸部の径方向外側が前記モータ軸線方向の反出力側に向けて凹んだ凹部になっており、
前記第1遊星歯車ユニットにおいて、遊星キャリアは、遊星歯車に反出力側で重なって当該遊星歯車を反出力側から支持する前記支持板を備え、
前記第1遊星歯車ユニットは、前記出力側端板部に対して出力側で直接、隣り合っており、
前記出力側端板部は、前記ロータの回転軸が貫通する軸穴が形成された円板状の部材であり、
前記出力側端板部には、前記モータユニットの外周部分を構成する円筒状のコアホルダの出力側端部が前記モータ軸線方向の反出力側から接し、前記第1遊星歯車ユニットの外周部分を構成する円筒状の筒体の反出力側端部が前記モータ軸線方向の出力側から接しており、
前記出力側端板部の外周面には、前記筒体の反出力側端部を前記出力側端板部に固定するねじが止められた穴と、前記コアホルダの出力側端部が反出力側から当接する凸部と、が設けられ、
前記支持板は、前記遊星キャリアのホルダと連結された外周側の板状部分と、前記外周側の板状部分の径方向内側で反出力側に突出して前記内周側環状凸部に出力側から重なる内周側の板状部分と、を備え、
前記内周側の板状部分の中央には、前記内周側環状凸部の内側を貫通した前記回転軸が貫通する穴が形成され、
前記外周側の板状部分は、前記凹部に出力側から被さっていることを特徴とするチューブラモータ。 - 前記筒体の内周面には、前記第1遊星歯車ユニットの内歯歯車が形成されていることを
特徴とする請求項1に記載のチューブラモータ。 - 前記出力側端板部は、前記内周側環状凸部より径方向外側で前記出力側端面から出力側に突出した外周側環状凸部を備え、
前記内周側環状凸部と前記外周側環状凸部との間が前記凹部になっていることを特徴とする請求項2に記載のチューブラモータ。 - 前記筒体の前記反出力側端部には、前記内歯歯車が形成された部分の内径より反出力側に位置する部分の内径を大とする段部が環状に形成されており、
前記段部において反出力側を向く第1部分が前記外周側環状凸部に出力側から接し、前記段部において径方向内側に向く第2部分が前記外周側環状凸部に径方向外側から接していることを特徴とする請求項3に記載のチューブラモータ。 - 前記筒体の内部では、前記第1遊星歯車ユニットに対して出力側に第2遊星歯車ユニットが配置され、
前記第2遊星歯車ユニットにおいて、遊星キャリアは、遊星歯車に反出力側で重なって当該遊星歯車を反出力側から支持する支持板を備えていることを特徴とする請求項2乃至4の何れか一項に記載のチューブラモータ。 - 前記筒体の内部では、前記第2遊星歯車ユニットに対して出力側に第3遊星歯車ユニットが配置され、
前記第3遊星歯車ユニットにおいて、遊星キャリアは、遊星歯車に反出力側で重なって当該遊星歯車を反出力側から支持する支持板を備えていることを特徴とする請求項5に記載のチューブラモータ。 - 前記第1遊星歯車ユニットの内歯歯車、前記第2遊星歯車ユニットの内歯歯車、および前記第3遊星歯車ユニットの内歯歯車が全て前記筒体の内周面に形成されていることを特徴とする請求項6に記載のチューブラモータ。
- 前記筒体の内径は、出力側から反出力側に向けて段階的に大きくなっていることを特徴とする請求項7に記載のチューブラモータ。
- 前記ケースの内側には、前記モータユニットに対して反出力側で隣り合う位置に当該モータユニットのロータを制動させるブレーキユニットが設けられていることを特徴とする請求項1乃至8の何れか一項に記載のチューブラモータ。
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