JP6508995B2 - 顕微鏡装置 - Google Patents

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本発明は、標本に照明光を照射して該標本でからの光をもとに結像された標本像を観察する顕微鏡装置に関する。
近年、顕微鏡装置の暗視野光路上にリング状に複数のLED光源を配置して、暗視野(DF)照明を行うDFリング照明が導入されている(例えば、特許文献1参照)。DFリング照明を点灯した状態で、同軸光源である明視野(BF)光源を点灯させるミックス観察では、標本全体を観察しながら、表面の傷や凹凸の検出が可能となる。また、DFリング照明は、リング状に配置された複数のLED照明の一部を点灯させることで(セグメント選択)、偏射照明も可能となり、段差のある標本での凹凸の検出力が向上する。
特開2005−227442号公報
特許文献1に記載の顕微鏡装置においてミックス観察を行う場合、明視野光源とDFリング照明の明るさをそれぞれ調整した後観察を行う必要があるが、DFリング照明の点灯セグメントを変更する場合にも、再度明視野光源とDFリング照明の光量をそれぞれ調整する必要があり、観察者の負担となっていた。
本発明は、上記に鑑みてなされたものであって、2つ以上の光源を標本に同時に照射して観察を行う際、観察者が容易に前記光源の光量の設定ができる顕微鏡装置を提供することを目的とする。
上述した課題を解決し、目的を達成するために、本発明に係る顕微鏡装置は、標本が載置されるステージと、
前記ステージに対向して配置された対物レンズと、
前記標本に同時に光を照射する、DFリング照明と同軸照明とを含む2つ以上の光源と、前記光源の光量、および前記DFリング照明の点灯するセグメントを設定する操作部と、前記DFリング照明と前記同軸照明の光量比を算出して設定する光量比設定部と、前記光量比を記憶する記憶部と、前記光量比設定部により前記DFリング照明と前記同軸照明を使用するミックス観察の光量比が設定され、前記記憶部に前記光量比が記憶されると、前記操作部を介した1つのコマンドの受信により、設定された前記光量比でミックス観察を行うために前記DFリング照明および/または前記同軸照明の光量を制御する制御部と、を備え、前記光量比は、前記同軸照明の明視野光量と前記DFリング照明の暗視野光量との比であって、前記DFリング照明の暗視野光量は前記DFリング照明の点灯するセグメントに応じて決定されることを特徴とする。
また、本発明に係る顕微鏡装置は、上記発明において、前記標本の画像を撮像する撮像装置と、前記撮像装置が撮像した前記標本の画像を表示する表示装置と、を備え、前記DFリング照明と前記同軸照明の光量比は、前記DFリング照明の最大光量値と、前記DFリング照明の最大光量値で決定した前記撮像装置の露出時間で、前記表示装置に表示された前記標本の画像を確認しながら、観察者が調光、決定した前記同軸照明の光量値とにより算出することを特徴とする。
また、本発明に係る顕微鏡装置は、上記発明において、観察光路に挿脱可能な暗視野キューブを含む落射暗視野光学系を備え、前記DFリング照明は、観察光路に挿脱可能なスライダー上に配置され、暗視野観察は、前記落射暗視野光学系または前記DFリング照明のいずれか一方を使用し、前記ミックス観察は、前記DFリング照明と前記同軸照明とが使用されることを特徴とする。
また、本発明に係る顕微鏡装置は、上記発明において、前記光量比設定部は、前記ミックス観察の際、前記暗視野キューブが観察光路に挿入されている場合は、前記表示装置に警告を表示することを特徴とする。
また、本発明に係る顕微鏡装置は、上記発明において、2つ以上の前記光源は、DFリング照明と同軸照明であり、前記光量比設定部は、前記DFリング照明の光量を最大値にした状態で前記撮像装置の露出時間を決定した後、前記同軸照明の光量を設定し、光量比を算出することを特徴とする。
本発明に係る顕微鏡装置によれば、セグメントや光量を変更した際にも、個別にDFリング照明や明視野照明の光量を設定する必要がなく、観察者は容易にミックス観察を継続することができるという効果を奏する。
図1は、本発明の実施の形態1に係る顕微鏡装置の概略構成を示す図である。 図2Aは、DFリング照明からの暗視野照明光の光路を説明する図である。 図2Bは、DFリング照明のセグメント変更時のLED照明の点灯部位を示す図である。 図2Cは、セグメント回転時のDFリング照明のセグメント回転時のLED照明の点灯部位を示す図である。 図3は、図1の顕微鏡装置の通信系統の構成を示すブロック図である。 図4は、図1の顕微鏡装置の操作部の一例を示す図である。 図5は、図1の顕微鏡装置の表示部に表示される照明光表示画面の一例を示す図である。 図6は、本発明の実施の形態1に係る顕微鏡装置でのミックス観察での光量比設定のフローチャートである。 図7は、光量比設定後に光量調整ボタン(光量上昇ボタン)による入力を受け付けた場合のフローチャートである。 図8は、光量比設定後に光量調整ボタン(光量下降ボタン)による入力を受け付けた場合のフローチャートである。 図9は、光量比設定後にセグメント変更ボタンによる入力を受け付けた場合のフローチャートである。 図10は、本発明の実施の形態1の変形例に係る光量比設定のフローチャートである。 図11は、本発明の実施の形態1の変形例に係る顕微鏡装置の操作部の一例を示す図である。 図12は、本発明の実施の形態2に係る顕微鏡装置の概略構成を示す図である。 図13Aは、図12の顕微鏡装置で使用するキューブターレット内に配置された暗視野キューブからの暗視野照明光の光路を説明する図である。 図13Bは、図12の顕微鏡装置の通信系統の構成を示すブロック図である。 図14は、本発明の実施の形態2に係る顕微鏡装置での定常的なフローチャートである。 図15は、本発明の実施の形態2に係る顕微鏡装置においてミックス観察を行うMIX選択ボタンによる入力を受け付けた場合のフローチャートである。 図16は、本発明の実施の形態2に係る顕微鏡装置においてDF選択ボタンによる入力を受け付けた際のフローチャートである。 図17は、本発明の実施の形態2に係る顕微鏡装置においてDFリング照明の挿脱操作が行われる際のフローチャートである。
以下、図面を参照して、本発明を実施するための形態(以下、「実施の形態」という)について説明する。なお、以下に説明する実施の形態によって、本発明が限定されるものではない。また、以下の説明において参照する各図は、本発明の内容を理解でき得る程度に形状、大きさ、および位置関係を概略的に示してあるに過ぎない。即ち、本発明は、各図で例示された形状、大きさ、および位置関係のみに限定されるものではない。
(実施の形態1)
図1は、本発明の実施の形態1にかかる顕微鏡装置の概略構成を示す図である。顕微鏡装置100は、顕微鏡本体部1と、標本2を載置するステージ3と、ステージ3に対向して配置された対物レンズ4と、標本2に明視野(BF)照明用の照明光を照射する同軸落射照明部5と、標本2に暗視野(DF)照明用の照明光を照射するDFリング照明6と、標本2から反射した光を観察する接眼レンズ7と、標本2から反射した光を撮像する撮像装置8と、顕微鏡装置100の駆動を制御する制御部9と、標本2に照射する照明光を設定する操作部20と、撮像装置8が生成した画像データに対応する画像や、照明光の設定状態を表示する表示部30と、を備える。
顕微鏡本体部1は、側面視略C字状をなし、ステージ3を支持するとともに、レボルバ11を介して対物レンズ4を保持する顕微鏡フレーム12を有している。
ステージ3は、xyz方向に移動自在に構成され、図示しないステージ操作部の操作に応じて移動する。なお、ステージ3は、モータ等の駆動部を設け、制御部9の制御のもと、xyz方向に移動可能な電動ステージを用いて構成してもよい。
レボルバ11は、顕微鏡フレーム12に対してスライド自在または回転自在に設けられ、対物レンズ4を標本2の上方に配置する。レボルバ11は、倍率(観察倍率)が異なる複数の対物レンズ4を保持する。
対物レンズ4は、レボルバ11に装着される。顕微鏡フレーム12に設けられる焦準ハンドル16の操作により、レボルバ11が光路方向に移動され焦準が調整される。
同軸落射照明部5は、明視野照明用の照明光を照射する落射光源13aを有するランプハウス13と、落射光源13aが発した照明光を集光してキューブターレット14内のミラー14aへ出射する投光管15と、を有する。投光管15には、少なくとも落射光源13aが発した明視野照明用の照明光を集光する集光レンズ15a、絞りおよびフィルタ等が設けられている。落射光源13aが発した明視野照明用の照明光は、集光レンズ15a、ミラー14aおよび対物レンズ4を介して標本2に照射され、標本2からの反射光は、対物レンズ4、ミラー14a、三眼鏡筒17内の結像レンズ17a、ならびに図示しない分割プリズムおよびミラーにより接眼レンズ7または撮像装置8に導入されて、目視観察等が行われる。
DFリング照明6は、リング状に配置された複数のLED照明61がリング状に配置されている。図2Aに示すように、LED照明61から照射された暗視野照明用の照明光は、略並行光であり、対物レンズ4の光路中心の外側に設けられた暗視野光路4aを通過し、標本2に照射される。本発明の実施の形態1では、DFリング照明6は16のLED照明61を備え、各LED照明61がセグメントに分割されて、セグメント毎に点灯と消灯を行うよう制御部9により制御される。図2Bは、DFリング照明6のセグメント変更時のLED照明61の点灯部位を示す図である。図2Bにおいて、黒丸は点灯するLED照明61、白丸は消灯するLED照明61を示している。
DFリング照明6は、LED照明61が90度(4/16)点灯するパターン(図2B(1))、LED照明61が180度(8/16)点灯するパターン(図2B(2))、LED照明61が360度(16/16)点灯するパターン(図2B(3))の点灯パターンを有する。点灯パターン(図2Bの(1)〜(3))の変更は、後述する操作部20のセグメント変更ボタンを押下することにより行うことができる。点灯パターンを変更することにより、標本2の凹凸等の観察が容易となる。
また、DFリング照明6は、点灯パターンを変更することなく、LED照明61の点灯箇所を回転することができる。図2Cは、DFリング照明6のセグメント回転時のLED照明61の点灯部位を示す図である。図2Cは、4つのLED照明61が点灯するパターン(図2B(1))が選択された状態で点灯するセグメントが回転する場合のLED照明61の点灯部位を示している。図2Cに示すように、リング状に配置された内の左上の4つのLED照明61が点灯した状態((1))で、後述する操作部20のセグメント回転ボタンを押下すると、LED照明61の点灯箇所が時計回りに1つずつ(22.5°ずつ)回転する。LED照明61の点灯箇所が回転することにより、標本2の凹凸等の観察が容易となる。
制御部9は、顕微鏡装置100の駆動を制御する。図3は、図1の顕微鏡装置100の通信系統の構成を示すブロック図である。制御部9は、操作部20を介して受信したコマンドに応じて、同軸落射照明部5およびDFリング照明6の照明光の照射を制御する。また、制御部9は、操作部20により設定された同軸落射照明部5による明視野照明用の照明光(BF)と、DFリング照明6による暗視野照明用の照明光(DF)の光量比を設定する光量比設定部18と、光量比設定部18が設定したBF/DF光量比を記憶する記憶部19を備える。さらに制御部9は、同軸落射照明部5および/またはDFリング照明6の照明光の光量等を表示部30に表示させる。
図4は、図1の顕微鏡装置100の操作部20の一例を示す図である。操作部20は、光源選択ボタン21と、光量調整ボタン22と、光量比設定ボタン23と、セグメント変更ボタン24と、セグメント回転ボタン25と、を備える。
光源選択ボタン21は、明視野観察を行うBF選択ボタン21aと、暗視野観察を行うDF選択ボタン21bと、ミックス観察を行うMIX選択ボタン21cと、を有し、各選択ボタンを押下することにより観察者は観察方法を選択することができる。光量調整ボタン22は、光源選択ボタン21により選択した光源の光量調整のコマンドを受け付ける。光量調整ボタン22は、光量上昇ボタン22aと、光量下降ボタン22bとを有する。光量比設定ボタン23は、ミックス観察の際、明視野照明用の落射光源13aの光量(BF)と、暗視野照明用のDFリング照明6の光量(DF)の比の算出、設定を受け付ける。なお、BF/DF光量比は下記式(1)により算出される。
BD/DF光量比=BF光量/(DFリング照明の光量×(点灯セグメント数/全セグメント数)) ・・・(1)
セグメント変更ボタン24は、DFリング照明6のLED光源61の点灯するセグメント(点灯パターン)の変更を受け付ける。セグメント変更ボタン24を押下すると、点灯セグメントが図2Bに示すように変更される。セグメント回転ボタン25は、点灯セグメント(点灯パターン)を変更せずに、点灯するLED照明61の回転の指示を受け付ける。LED照明61は時計回りに回転する。観察者は、操作部20の各部を押下することにより、照明光の光量を調整するコマンドを操作部20から送信する。
図5は、図1の顕微鏡装置100の表示部30に表示される照明光表示画面の一例を示す図である。表示部30の照明光表示画面には、落射光源13aの光量(BF)を表示するBF光量表示部31と、暗視野照明用のDFリング照明6の光量(DF)を表示するDF光量表示部32と、落射光源13aの光量(BF)とDFリング照明6の光量(DF)の比を表示するBF/DF比表示部33と、DFリング照明6の点灯セグメントを表示するDFセグメント表示部34と、表示パネル35と、が表示されている。
光量比設定ボタン23が押下されると、落射光源13aの照明光(BF)とDFリング照明6の照明光(DF)の光量比が算出される。DF光量表示部32に表示されるDF光量は、DFリング照明6の全てのLED照明61が点灯した場合の数値を示しているので、図5に示すようにDFセグメント表示部34が半数(8/16)のLED照明が点灯している場合は、DF光量は、DF光量表示部32に表示されるDF光量に点灯するLED照明61の百分率を乗じた数が、実際のDF光量となる。
次に、ミックス観察を行う際の光源の光量調整について図を参照して説明する。図6は、本発明の実施の形態1に係る顕微鏡装置100でのミックス観察での光量比設定のフローチャートである。図7は、光量比設定後に光量調整ボタン22(光量上昇ボタン22a)による力を受け付けた場合のフローチャートである。図8は、光量比設定後に光量調整ボタン22(光量下降ボタン22b)によるコマンドを受け付けた場合のフローチャートである。図9は、光量比設定後にセグメント変更ボタン24によるコマンドを受信した場合のフローチャートである。
撮像装置8を用いたミックス観察での観察画像の明るさに関するパラメータは、明視野照明(同軸落射照明部5)、暗視野照明(DFリング照明6)および撮像装置8の露出時間となるが、各々を調整する場合は観察者の負担が増大する。実施の形態1では、観察者の負担を軽減するために、落射光源13aの光量(BF)とDFリング照明6の光量(DF)の比を記憶部19に記憶し、制御部9は、操作部20を介した1つのコマンドの受信により、記憶部19に記憶された光量比となるよう明視野照明(同軸落射照明部5)と、暗視野照明(DFリング照明6)とを調整する。
図6を参照してミックス観察での光量比設定について説明する。制御部9は、操作部20のMIX選択ボタン21cの押下によるコマンドの受信を受け付けると、標本2に同時に照射される光源のうち、輝度の低い光源であるDFリング照明6の光量をMAXに設定する(ステップS1)。
DFリング照明6の光量を設定した後(ステップS1)、制御部9は、撮像装置8を自動露出とし(ステップS2)、自動露出が完了した後(ステップS3、Yes)、撮像装置8の自動露出をロックして露出時間を設定する(ステップS4)。
撮像装置8の露出時間が設定されると(ステップS4)、制御部9は、落射光源13aのスイッチを制御(落射光源をON)し(ステップS5)、表示部30の表示パネル35に「明視野照明(BF)を調光してください」等の表示を行う(ステップS6)。
表示パネル35への表示に対応して、光量下降ボタン22bの押下によるコマンドを受信すると(ステップS7、Yes)、制御部9は、落射光源13aの光量を下げる制御を行う(ステップS8)。光量下降ボタン22bの押下によるコマンドの受信がない場合は(ステップS7、No)、ステップS9に移行する。
表示パネル35への表示に対応して、光量上昇ボタン22aの押下によるコマンドを受信すると(ステップS9、Yes)、制御部9は、落射光源13aの光量を上げる制御を行う(ステップS10)。光量上昇ボタン22aによるコマンドの受信がない場合は(ステップS9、No)、ステップ11に移行する。
光量上昇ボタン22aおよび光量下降ボタン22bの押下により落射光源13aの光量が調整されると、制御部9は、光量比設定ボタン23の押下によるコマンドの受信の有無を判定する(ステップS11)。光量比設定ボタン23の押下によるコマンドを受信すると(ステップS11、Yes)、BF/DF光量比が光量比設定部18により算出され、算出されたBF/DF光量比が記憶部19に記憶されることにより光量比が設定される(ステップS12)。光量比設定ボタン23によるコマンドの受信がない場合は(ステップS11、No)、ステップS7から繰り返される。
上述したフローによりBF/DF光量比を設定すると、操作部20を介した1つのコマンドの受信、例えば、光量上昇ボタン22a、光量下降ボタン22b、またはセグメント変更ボタン24のいずれか1つの押下によるコマンドの受信を制御部9が受け付けた場合、設定された光量比となるよう落射光源13aおよびDFリング照明6の光量が制御部9により自動的に制御される。
光量上昇ボタン22aの押下によるコマンドを受信した場合、図7に示すように、制御部9は、落射光源13aの現在の光量が最大値であるか確認する(ステップS21)。最大値である場合は(ステップS21、Yes)、表示パネル35に「明視野照明(BF)は最大値です」等の表示がなされる(ステップS23)。
落射光源13aの光量が最大値でない場合は(ステップS21、No)、DFリング照明6の現在の光量が最大値であるか確認される(ステップS22)。DFリング照明6の光量が最大値である場合は(ステップS22、Yes)、表示パネル35に「暗視野照明(DF)は最大値です」等の表示を行う(ステップS23)。
DFリング照明6の光量が最大値でない場合は(ステップS22、No)、制御部9は、BF/DF光量比を一定に保ちながら、落射光源13aおよびDFリング照明6の光量を上げるよう制御する(ステップS24)。
一方、光量下降ボタン22bの押下によるコマンドを受信した場合、制御部9は、図8に示すように、落射光源13aの現在の光量が最小値であるか確認する(ステップS31)。最小値である場合は(ステップS31、Yes)、表示パネル35に「明視野照明(BF)は最小値です」等の表示を行う(ステップS33)。
落射光源13aの光量が最小値でない場合は(ステップS31、No)、DFリング照明6の現在の光量が最小値であるか確認する(ステップS32)。DFリング照明6の光量が最小値である場合は(ステップS32、Yes)、表示パネル35に「暗視野照明(DF)は最小値です」等の表示を行う(ステップS33)。
DFリング照明6の光量が最小値でない場合は(ステップS32、No)、BF/DF光量比を一定に保ちながら、制御部9は、落射光源13aおよびDFリング照明6の光量を下げるよう制御する(ステップS34)。
また、セグメント変更ボタン24の押下によるコマンドを受信した場合、図9に示すように、制御部9は、点灯するセグメントの状態確認する(ステップS41)。図2Bの(1)に示すように、現在90度(4つのLED照明61が点灯)のセグメントである場合は(ステップS41、90度)、セグメント変更ボタン24の押下によるコマンドの受信により、制御部9は、DFリング照明6を、図2Bの(2)の180度のセグメント(8つのLED照明61が点灯)に変更する(ステップS42)。DFリング照明6のセグメント数を180度に変更した後(ステップS42)、BF/DF光量比が一定で、セグメント数が180度に対応するBF光量を算出する(ステップS43)。
その後、ステップS43で算出したセグメント数180度に対応するBF光量が、BF光量の最小値より大きく、最大値より小さいか確認する(ステップS48)。算出したBF光量が、BF光量の最小値より大きく、最大値より小さい場合(ステップS48、Yes)、制御部9は、落射光源13aの光量をステップS43で算出した光量に調整するよう制御する(ステップS49)。ステップS43で算出したBF光量が、BF光量の最小値または最大値である場合(ステップS48、No)、表示パネル35に「落射光源13aの光量を調整できません」等の警告を表示する(ステップS50)。
現在点灯するセグメントが、図2Bの(2)に示す180度(8つのLED照明61が点灯)である場合は(ステップS41、180度)、セグメント変更ボタン24の押下による入力により、DFリング照明6を、図2Bの(3)の360度のセグメント(16全部のLED照明61が点灯)に変更する(ステップS44)。DFリング照明6のセグメント数を360度に変更した後(ステップS44)、BF/DF光量比が一定で、セグメント数360度に対応するBF光量を算出する(ステップS45)。
その後、ステップS45で算出したセグメント数360度に対応するBF光量が、BF光量の最小値より大きく、最大値より小さいか確認され(ステップS48)、算出したBF光量が、BF光量の最小値より大きく、最大値より小さい場合(ステップS48、Yes)、制御部9は、落射光源13aの光量をステップ45で算出した光量に調整するよう制御する(ステップS49)。ステップ45で算出したBF光量が、BF光量の最小値または最大値である場合(ステップS48、No)、表示パネル35に「落射光源13aの光量を調整できません」等の警告を表示する(ステップS50)。
現在点灯するセグメントが、図2Bの(3)に示す360度(16のLED照明61が点灯)である場合は(ステップS41、360度)、セグメント変更ボタン24の押下により、DFリング照明6を、図2Bの(1)の90度のセグメント(4つのLED照明61が点灯)に変更する(ステップS46)。DFリング照明6のセグメント数を90度に変更した後(ステップS46)、BF/DF光量比が一定で、セグメント数90度に対応するBF光量を算出する(ステップS47)。
その後、ステップS47で算出したセグメント数90度に対応するBF光量が、BF光量の最小値より大きく、最大値より小さいか確認され(ステップS48)、算出したBF光量が、BF光量の最小値より大きく、最大値より小さい場合(ステップS48、Yes)、制御部9は、落射光源13aの光量をステップ47で算出した光量に調整するよう制御する(ステップS49)。ステップ47で算出したBF光量が、BF光量の最小値または最大値である場合(ステップS48、No)、表示パネル35に「落射光源13aの光量を調整できません」等の警告を表示する(ステップS50)。
本発明の実施の形態1にかかる顕微鏡装置100では、ミックス観察を行う際、観察に最適なBF/DF光量比を光量比設定部18により算出し、算出されたBF/DF光量比が記憶部19に記憶されると、その後、DFリング照明6のセグメントを変更して観察したり、落射光源13aやDFリング照明6の光量を調整して観察する場合でも、自動的に最適なBF/DF光量比に落射光源13aやDFリング照明6の光量を調整できるため、観察者は容易にミックス観察を行うことが可能となる。なお、実施の形態1では、同軸落射光源とDFリング照明とを標本2に同時に照射するミックス観察を例として説明したが、透過照明とDFリング照明とのミックス観察、ならびに同軸落射光源、透過光源およびDFリング照明とのミックス観察でも、同様の効果を得ることができる。同軸落射光源、透過光源およびDFリング照明の3つの光源でミックス観察を行う場合は、同軸落射光源とDFリング照明、透過光源とDFリング照明の光量比を設定すればよい。
また、実施の形態1では、撮像装置8の自動露出の関心領域(ROI:Region of Interest)は標本2全体に対して行っているが、標本2の輝度の高い部分を検知して、当該部分をROIとして自動露出をおこなうこととしてもよい。
さらに、BF/DF光量比は上記の一般式(1)により算出するが、観察する標本2に応じた係数を用いた下記式(2)により算出してもよい。下記式(2)において、定数kは、標本で決まる係数である。
BD/DF光量比=BF光量/(DFリング照明の光量×(点灯セグメント数/全セグメント数)×k) ・・・(2)
また、図7および図9のフローにおいて、落射光源13aまたはDFリング照明6の光量値が最大値を超える場合には、落射光源13aまたはDFリング照明6の光量値を最大値とした状態で撮像装置8の露出時間を変更して、BF/DF光量比を一定に保持してもよい。変更後の露出時間は下記式(3)または(4)により算出すればよい。
T2=T1×(BF1/BF2) ・・・(3)
T2=T1×(DF1/DF2) ・・・(4)
BF1:変更前の落射光源13aの光量、DF1:変更前のDFリング照明6の光量、T1:変更前の露出時間、BF2:変更後の落射光源13aの光量、DF2:変更後のDFリング照明6の光量、T2:変更後の露出時間
さらに、実施の形態1では、撮像装置8を用いたミックス観察でのBF/DF光量比について説明したが、撮像装置8に替えて接眼レンズ7で観察する場合には、以下のようにしてBF/DF光量比を設定すればよい。図10は、本発明の実施の形態1の変形例に係る光量比設定のフローチャートであり、撮像装置8を使用しない場合の光量比設定のフローチャートを示している。
観察者により操作部20のMIX選択ボタン21cの押下によるコマンドを受信すると、制御部9は、DFリング照明6の光量を調節するために、表示パネル35に「DF光量を調節してください」等の表示を行う(ステップS51)。
表示パネル35への表示に対応して、光量下降ボタン22bが押下された場合(ステップS52、Yes)、制御部9は、制御部9はDFリング照明6の光量を下げる制御を行う(ステップS53)。光量下降ボタン22bの押下によるコマンドの受信がない場合は(ステップS52、No)、ステップ54に移行する。
表示パネル35への表示に対応して、光量上昇ボタン22aが押下された場合(ステップS54、Yes)、制御部9は、DFリング照明6の光量を上げる制御を行う(ステップS55)。光量上昇ボタン22aの押下によるコマンドの受信がない場合は(ステップS54、No)、ステップ56に移行する。
光量上昇ボタン22aおよび光量下降ボタン22bの押下によりDFリング照明6の光量が調整されると、OKボタンの押下によるコマンドの受信の有無を判定するする。図11は、本発明の実施の形態1の変形例に係る顕微鏡装置の操作部の一例を示す図である。図11に示すように、操作部20Aは、光量の調整の完了を受け付けるOKボタン26を有する。OKボタン26の押下によるコマンドを受信すると(ステップS56、Yes)、制御部9は、落射光源13aのスイッチをONする(ステップS57)。OKボタン26が押下されない場合は(ステップS56、No)、ステップS52から繰り返される。
落射光源13aのスイッチをONすると(ステップS57)、落射光源13aの光量を調節するために、制御部9は、表示パネル35に「BF光量を調節してください」等の表示を行う(ステップS58)。
ステップ58の表示パネル35への表示に対応して、光量下降ボタン22bの押下によるコマンドを受信すると(ステップS59、Yes)、制御部9は、落射光源13aの光量を下げる制御を行い(ステップS60)、光量下降ボタン22bによるコマンドの受信がない場合は(ステップS59、No)、ステップS61に移行する。
ステップ58の表示パネル35への表示に対応して、光量上昇ボタン22aのコマンドを受信すると(ステップS61、Yes)、制御部9は、落射光源13aの光量を上げる制御を行い(ステップS62)、光量上昇ボタン22abによるコマンドの受信がない場合は(ステップS61、No)、ステップS63に移行する。
光量上昇ボタン22aおよび光量下降ボタン22bの押下により落射光源13aの光量を調整すると、光量比設定ボタン23が押下の有無を判定する(ステップS63)。光量比設定ボタン23の押下によるコマンドを受信すると(ステップS63、Yes)、BF/DF光量比が光量比設定部18により算出され、算出されたBF/DF光量比が記憶部19に記憶されることにより光量比が設定される(ステップS64)。光量比設定ボタン23によるコマンドの受信がない場合は(ステップS63、No)、ステップS59から繰り返される。
本発明の実施の形態1の変形例においても、実施の形態1と同様に、ミックス観察を行う際、観察者が観察に最適なBF/DF光量比が光量比設定部18により算出され、記憶部19に記憶されると、その後DFリング照明6のセグメントを変更して観察したり、落射光源13aやDFリング照明6の光量を調整して観察する場合に、自動的に最適なBF/DF光量比に落射光源13aやDFリング照明6の光量が調整されるため、観察者は容易にミックス観察を行うことが可能となる。
(実施の形態2)
実施の形態1ではDFリング照明を用いて暗視野観察を行うが、実施の形態2では、落射暗視野光学系をさらに備え、暗視野観察は落射暗視野光学系またはDFリング照明のいずれか一方を使用し、ミックス観察は、DFリング照明と同軸落射照明部とが使用される。図12は、本発明の実施の形態2に係る顕微鏡装置の概略構成を示す図である。図13Aは、図12の顕微鏡装置で使用するキューブターレット内に配置された暗視野キューブからの暗視野照明光の光路を説明する図である。図13Bは、図12の顕微鏡装置の通信系統の構成を示すブロック図である。
本発明の実施の形態2に係る顕微鏡装置200は、キューブターレット14B内にミラー14aを備えた明視野キューブ14B−1に加え、落射暗視野光学系としてミラー14cを備えた暗視野キューブ14B−2が配置されている。《付図3を追加してください》キューブターレット14Bを回転操作することにより、明視野キューブB−1のミラー14aと暗視野キューブ14B−2のミラー14cの切り替えが行われる。また、キューブターレット14Bは、光軸O上に配置されるキューブを検出するキューブ位置センサ14bを備える。図13Aに示すように、暗視野キューブ14B−2が配置されると、落射光源13aから照射された照明光は、集光レンズ15a等を介しミラー14cで反射され、対物レンズ4の光路中心の外側に設けられた暗視野光路4aを通過し、標本2に照射される。なお、暗視野キューブ14B−2により暗視野観察を行う場合は、後述するDFリング照明6Bは、図12に矢印で示すように挿脱されて観察光路外に配置される。
DFリング照明6Bは、リング状に配置された複数のLED照明61を、手動により観察光路外から観察光路上に挿脱可能に構成される。また、DFリング照明6Bは、LED照明61が観察光路上に挿入されているか否かを検出する光軸センサ62を備える。
制御部9Bは、顕微鏡装置200の駆動を制御するとともに、操作部20を介して入力されたコマンドに応じて、同軸落射照明部5、およびDFリング照明6Bの照明光の照射を制御する。また、制御部9Bは、同軸落射照明部5、およびDFリング照明6Bの照明光の光量や、落射暗視野光学系とDFリング照明6Bとが、同時に光軸O上に配置されている場合の警告等を表示部30に表示させる。
落射暗視野光学系はDFリング照明6Bより光量が大きいため、高倍率の対物レンズ4を使用する場合や、より微小な傷を検査する場合に、落射暗視野光学系が使用される。落射暗視野光学系による観察は、落射暗視野光学系の暗視野キューブ14B−2を光軸O上に配置し、DFリング照明6Bを観察光路外に配置して行うが、DFリング照明6Bが光軸O上に挿入されていても、顕微鏡画像が暗視野画像であるため、観察者が誤りに気付きにくいという問題を有していた。実施の形態2に係る顕微鏡装置200では、キューブ位置センサ14bと光軸センサ62を用いて、暗視野観察やミックス観察での暗視野光学系の配置ミスを防止する。
次に、実施の形態2の顕微鏡装置200における観察フローについて説明する。図14は、本発明の実施の形態2に係る顕微鏡装置200での定常的なフローチャートである。
まず、光軸センサ62とキューブ位置センサ14bとを読み出し(ステップS100)、光軸O上に落射暗視野光学系とDFリング照明6Bが配置されているかを確認する(ステップS101)。
落射暗視野光学系の暗視野キューブ14B−2とDFリング照明6Bとが、ともに光軸O上に挿入されている場合は(ステップS101、Yes)、表示パネル35に「落射暗視野光学系を光軸Oから抜いてください」等の警告を表示する(ステップS102)。落射暗視野光学系とDFリング照明6Bとが、ともに光軸O上に挿入されていない場合は(ステップS101、No)、ステップS100に移行する。
また、制御部9は、ミックス観察を行うMIX選択ボタン21cの押下によるコマンドを受信した場合は、図15のフローによる制御を行う。図15は、本発明の実施の形態2に係る顕微鏡装置200でミックス観察を行うMIX選択ボタン21cによるコマンドを受信した場合のフローチャートである。
光軸センサ62とキューブ位置センサ14bとが読み出され(ステップS110)、光軸O上に落射暗視野光学系の暗視野キューブ14B−2が配置されているか確認する(ステップS111)。
落射暗視野光学系の暗視野キューブ14B−2が光軸O上に挿入されている場合は(ステップS111、Yes)、表示パネル35に「光軸O上にミラー14aを配置してください」等の警告を表示する(ステップS112)。
落射暗視野光学系の暗視野キューブ14B−2が光軸O上に挿入されていない場合は(ステップS111、No)、DFリング照明6Bが光軸O上に配置されているかを確認する(ステップS113)。
DFリング照明6Bが光軸O上に挿入されていない場合は(ステップS113、No)、表示パネル35に「光軸O上にDFリング照明6Bを配置してください」等の警告を表示し(S114)、DFリング照明6Bが光軸O上に挿入されている場合は(ステップS113、Yes)、実施の形態1で説明したBF/DF光量比を設定した後、ミックス観察処理を行う(ステップS115)。
また、制御部9は、DFリング照明6Bによる暗視野観察用のDF選択ボタン21bの押下によるコマンドを受信した場合は、図16のフローによる制御を行う。図16は、本発明の実施の形態2に係る顕微鏡装置200でDF選択ボタン21bによる入力を受け付けた場合のフローチャートである。
光軸センサ62を読み出し(ステップS120)、光軸O上にDFリング照明6Bが配置されているか確認する(ステップS121)。
DFリング照明6Bが光軸O上に挿入されていない場合は(ステップS121、No)、表示パネル35に「光軸O上にDFリング照明6Bを配置してください」等の警告を表示する(ステップS122)。
DFリング照明6Bが光軸O上に挿入されている場合は(ステップS121、Yes)、光量調整ボタン22が押下されたか確認する(ステップS123)。
光量調整ボタン22が押下された場合(ステップS123、Yes)、押下されたのが光量上昇ボタン22aか否かを確認する(ステップS124)。光量上昇ボタン22aが押下された場合(ステップS124、Yes)は、DFリング照明6Bの光量を上昇させ(ステップS125)、光量上昇ボタン22aが押下されていない場合(ステップS124、No)は、ステップS126に移行する。
その後、光量下降ボタン22bが押下されたか否かを確認し(ステップS126)、光量下降ボタン22bが押下された場合(ステップS126、Yes)は、DFリング照明6Bの光量を下降させ(ステップS127)、光量下降ボタン22bが押下されていない場合(ステップS126、No)は、ステップS120に移行する。
さらに、DFリング照明6Bの挿脱操作が行われた場合は、図17のフローによる制御が行われる。図17は、本発明の実施の形態2に係る顕微鏡装置200でDFリング照明6Bの挿脱操作が行われる際のフローチャートである。
光軸センサ62が読み出され(ステップS130)、光軸O上にDFリング照明6Bが配置されているか確認する(ステップS131)。DFリング照明6Bが光軸O上に挿入されていない場合は(ステップS131、No)、DFリング照明6Bが光軸O上から抜かれる前の点灯セグメント情報およびDF光量を記憶部19に記憶し(ステップS132)、DFリング照明6Bを消灯する(ステップS133)。
DFリング照明6Bが光軸O上に挿入されている場合は(ステップS131、Yes)、記憶部19に記憶されているDFリング照明6Bの選択セグメント情報およびDF光量を読み出し(ステップS134)、DFリング照明6Bを点灯するとともに、読み出した選択セグメントおよび光量に調光する(ステップS135)。
実施の形態2では、以上のような構成とすることにより、暗視野観察やミックス観察での落射暗視野光学系および/またはDFリング照明の配置ミスを防止することができる。
なお、キューブ位置センサ14bに替えて、DFリング照明(LED照明61)の背面に光電変換素子を配設してもよい。係る場合は、光軸O上に落射暗視野光学系が挿入されているか否かは、光電変換素子が光を受光したか否かにより判断することができる。
なお、本明細書におけるフローチャートの説明では、「まず」、「その後」、「続いて」等の表現を用いてステップ間の処理の前後関係を明示していたが、本発明を実施するために必要な処理の順序は、それらの表現によって一意的に定められるわけではない。すなわち、本明細書で記載したフローチャートにおける処理の順序は、矛盾のない範囲で変更することができる。
このように、本発明は、ここでは記載していない様々な実施の形態を含みうるものであり、特許請求の範囲によって特定される技術的思想の範囲内で種々の設計変更等を行うことが可能である。
1 顕微鏡本体
2 標本
3 ステージ
4 対物レンズ
4a 暗視野光路
5 同軸落射照明部
6、6B DFリング照明
7 接眼レンズ
8 撮像装置
9、9B 制御部
11 レボルバ
12 顕微鏡フレーム
13 ランプハウス
13a 落射光源
14、14B キューブターレット
14B−1 明視野キューブ
14B−2 暗視野キューブ
14a、14c ミラー
14b キューブ位置センサ
15 投光管
15a 集光レンズ
16 焦準ハンドル
17 三眼鏡筒
18 光量比設定部
19 記憶部
20、20A 操作部
21 光源選択ボタン
21a BF選択ボタン
21b DF選択ボタン
21c MIX選択ボタン
22 光量調整ボタン
22a 光量上昇ボタン
22b 光量下降ボタン
23 光量比設定ボタン
24 セグメント変更ボタン
25 セグメント回転ボタン
26 OKボタン
30 表示部
31 BF光量表示部
32 DF光量表示部
33 BF/DF比表示部
34 DFセグメント表示部
35 表示パネル
100、200 顕微鏡装置

Claims (4)

  1. 標本が載置されるステージと、
    前記ステージに対向して配置された対物レンズと、
    前記標本に同時に光を照射する、DFリング照明と同軸照明とを含む2つ以上の光源と、
    前記光源の光量、および前記DFリング照明の点灯するセグメントを設定する操作部と、
    前記DFリング照明と前記同軸照明の光量比を算出して設定する光量比設定部と、
    前記光量比を記憶する記憶部と、
    前記光量比設定部により前記DFリング照明と前記同軸照明を使用するミックス観察の光量比が設定され、前記記憶部に前記光量比が記憶されると、前記操作部を介した1つのコマンドの受信により、設定された前記光量比でミックス観察を行うために前記DFリング照明および/または前記同軸照明の光量を制御する制御部と、
    を備え
    前記光量比は、前記同軸照明の明視野光量と前記DFリング照明の暗視野光量との比であって、前記DFリング照明の暗視野光量は前記DFリング照明の点灯するセグメントに応じて決定されることを特徴とする顕微鏡装置。
  2. 前記標本の画像を撮像する撮像装置と、
    前記撮像装置が撮像した前記標本の画像を表示する表示装置と、
    を備え、
    前記DFリング照明と前記同軸照明の光量比は、前記DFリング照明の最大光量値と、前記DFリング照明の最大光量値で決定した前記撮像装置の露出時間で、前記表示装置に表示された前記標本の画像を確認しながら、観察者が調光、決定した前記同軸照明の光量値とにより算出することを特徴とする請求項1に記載の顕微鏡装置。
  3. 観察光路に挿脱可能な暗視野キューブを含む落射暗視野光学系を備え、
    前記DFリング照明は、観察光路に挿脱可能なスライダー上に配置され、
    暗視野観察は、前記落射暗視野光学系または前記DFリング照明のいずれか一方を使用し、
    前記ミックス観察は、前記DFリング照明と前記同軸照明とが使用されることを特徴とする請求項1に記載の顕微鏡装置。
  4. 前記光量比設定部は、前記ミックス観察の際、前記暗視野キューブが観察光路に挿入されている場合は、前記表示装置に警告を表示することを特徴とする請求項3に記載の顕微鏡装置。
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