JP5776056B2 - 電子線装置、及び電子顕微鏡を用いた試料の観察方法 - Google Patents

電子線装置、及び電子顕微鏡を用いた試料の観察方法 Download PDF

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本発明は電子線装置、及び電子顕微鏡を用いた試料の観察方法に係り、特に走査電子顕微鏡と光学顕微鏡とを同一筐体に備え、同一観察領域のSEM像及び光学像を観察することができる電子線装置及び電子顕微鏡を用いた試料の観察方法に関する。
電子線装置として、走査電子顕微鏡の鏡筒に光学顕微鏡を配置して、同一試料の所定の観察領域におけるSEM像と光学像とを観察できるものがある。このような電子線装置は、試料の同一領域を電子光学的及び光学的に観察できるため、試料における観察位置を容易に特定できる他、試料の色を観察できるという利点がある。
特許文献1には、光源からの光を試料に照射して、試料から反射した光に基づいて試料像を得る光学顕微鏡を備え、電子線照射により試料から放出された信号を検出手段で検出して試料像を表示するようにした電子線装置において光学顕微鏡の光学系の中央に貫通孔を配置し、この貫通孔から電子線を試料に走査してSEM像を観察できるようにしたものが記載されている。
特開2000−228165号公報
しかしながら上述した電子線装置にあっては、光学顕微鏡と、走査電子顕微鏡とで同時に観察する場合、光学顕微鏡の照明光が電子顕微鏡像(SEM像)に悪影響を与えることがある。具体的には、光学顕微鏡の観察に最適な照明を行った場合、最適なSEM像が得られない。これは、走査電子顕微鏡の検出器で光学顕微鏡の照明光が検出されてしまうことによる。このため、走査電子顕微鏡と光学顕微鏡での同時観察ができない場合があり、この場合には、両顕微鏡の撮像条件を個別に設定して観察しなければならず、両顕微鏡での観察像を比較しながら観察することが難しい。例えば試料を移動しながら観察を行う場合、両顕微鏡での観察位置が相違してしまい、対応が取れなくなる。
そこで本発明は、走査電子顕微鏡及び光学顕微鏡での同時観察が行えない場合であってもSEM像及び光学像の対応付けを容易に行うことができる電子線装置を提供することを目的とする。
請求項1の発明は、試料の観察領域に電子線を走査しつつ照射する電子光学系を具備し前記試料のSEM像データを出力する走査電子顕微鏡と、光源、前記光源で照明された前記試料の前記観察領域の光学像を形成する光学系を具備し光学像データを出力する光学顕微鏡と、を同一筐体に備え、前記SEM像データ及び光学像データに基づいて前記走査電子顕微鏡と前記光学顕微鏡とで前記試料を同時に観察できるかを、前記走査電子顕微鏡にから出力された前記SEM像データ及び前記光学顕微鏡から出力された光学像データに基づいて判定する同時観察判定手段を備えることを特徴とする。
請求項2の発明は、請求項1に記載の電子線装置において、前記同時観察判定手段が同時観察はできないとしたとき前記走査電子顕微鏡の撮像条件及び前記光学顕微鏡の撮像条件の少なくとも一方の条件を変更する撮像条件変更手段を備えることを特徴とする。
請求項3の発明は、請求項1又は請求項2に記載の電子線装置において、前記同時観察判定手段が同時観察はできないとしたとき、前記走査電子顕微鏡での観察と、前記光学顕微鏡での観察を交互に行うよう前記走査電子顕微鏡と前記光学顕微鏡とを制御する撮像制御手段を備えることを特徴とする。
請求項4の発明は、請求項2に記載の電子線装置において、前記撮像条件変更手段は、前記走査電子顕微鏡の撮像条件を、前記走査電子顕微鏡における検出器のゲイン、オフセットの調整及び、電子線の加速電圧、試料電流を含む電子ビーム条件の変更により行うことを特徴とする。
請求項5の発明は、請求項2に記載の電子線装置において、前記撮像条件変更手段は、前記光学顕微鏡の撮像条件を、前記光源の光量の変更により行うことを特徴とする。
請求項6の発明は、請求項3に記載の電子線装置において、前記撮像制御手段は、前記光学顕微鏡による観察を前記走査電子顕微鏡像の1画面の走査終了から次画面の走査開始までの垂直帰線期間に行うことを特徴とする。
請求項7の発明は、試料の観察領域に電子線を走査しつつ照射する電子光学系を具備し試料のSEM像データを出力する走査電子顕微鏡と、光源、前記光源で照明された前記試料の前記観察領域の光学像を形成する光学系を具備し光学像データを出力する光学顕微鏡と、を同一筐体に備える電子線装置を用いた試料の観察方法において、前記光学像データに基づいて前記光源の光量を調整する工程と、前記光源による照明下において取得したSEM像に基づいて前記走査電子顕微鏡像の撮像条件を調整する工程と、前記調整された走査電子顕微鏡像によるSEM像データに基づいて、前記走査電子顕微鏡及び前記光学顕微鏡の同時観察を行うか否かを判断する工程と、を備えることを特徴とする電子線装置を用いた試料の観察方法である。
請求項8の発明は、請求項7に記載の電子線装置を用いた試料の観察方法において、前記走査電子顕微鏡及び前記光学顕微鏡の同時観察をしないとき、前記走査電子顕微鏡と前記光学顕微鏡との観察を交互に行うことを特徴とする。
本発明に係る電子線装置及びその観察方法によれば、試料の状態に応じて走査電子顕微鏡及び光学顕微鏡の同時観察又は交互観察を自動的に変更することができるので、両顕微鏡による同時観察ができる場合はもちろん、同時観察ができない場合であっても、走査電子顕微鏡光学顕微鏡で同一観察領域を交互に表示等することができ、両観察像を容易に対応付けしつつ観察できる。
実施の形態例に係る電子線装置の基本的構造を示す模式図である 実施の形態例に係る電子線装置の制御系を示すブロック図である。 実施の形態例に係る電子線装置の動作を示すフローチャートである。 実施の形態例に係る電子線装置の動作を示すタイミングチャートである。 走査電子顕微鏡の走査状態を示す模式図である。
以下実施形態例に係る電子線装置を図面に基づいて説明する。図1は実施の形態例に係る電子線装置の基本的構造を示す模式図である。この電子線装置1は、走査電子顕微鏡10と、光学顕微鏡30とを同一の筐体に備え、試料18におけるそれぞれの観察領域のSEM像データと光学像データとを取得して表示する。まず走査電子顕微鏡10の基本的構成について説明する。
走査電子顕微鏡10は、鏡筒11内上部の電子線源12から発生した電子線13を、コンデンサレンズ14で収束し、偏向コイル15で偏向して、対物レンズ16で収束及びフォーカスを調整し、試料室17内の試料18上を走査する。なお、試料18は、図示されていないステージに配置されており、任意の位置に移動できる他、任意の角度に傾斜させることができる。そして、試料18から発生した2次電子、反射電子などの荷電粒子19が検出器20で検出され、SEM画像形成手段45(図2参照)で電子線13の走査状態と同期処理されてSEM像データが得られ、SEM像がSEM画像表示装置48(図2参照)に表示される。
光学顕微鏡30は、光学鏡筒31内に光学系を備える他、試料18を照明する光源32、CCD撮像素子、CMOS素子等の電子撮像素子を内蔵し光学像データを出力する撮像装置33を備えて構成される。そして、試料18の観察領域の拡大された光学像が光学像表示装置34(図2参照)に表示される。ここで、光学顕微鏡30の光軸は前記走査電子顕微鏡10の光軸と試料18の観察領域で交差するよう所定の角度で傾けて配置されている。なお、光学顕微鏡30は、特許文献1に示した例のように、走査電子顕微鏡の光軸と一致するように配置してもよい。本実施の形態例に係る電子線装置1では、両顕微鏡の光軸を一致させないようにしているので、互いの観察条件に悪影響を与えることがない。例えば電子線を通過させるため光学顕微鏡の光学系に貫通孔を形成すると、光学顕微鏡の光学像が部分的に暗くなるなどの悪影響が発生するが、本実施の形態例に係る電子線装置1ではそのような影響を排除することができる。
ここで、走査電子顕微鏡10と光学顕微鏡30の撮像倍率は、撮像の目的に応じて適宜変更できる。試料18の撮像位置を決定する場合には、光学顕微鏡30の撮像倍率を走査電子顕微鏡10の撮像倍率より小さくすることが好ましい。また、試料18は任意の角度に傾斜させて観察することができるが、その表面が、光学顕微鏡30の光軸に対して直交する方向に傾斜させると光学顕微鏡30で良好な光学像を取得できる。
次に本実施の形態例に係る電子線装置の制御について説明する。図2は実施の形態例に係る電子線装置の制御系を示すブロック図である。電子線装置1において、走査電子顕微鏡10に配置された撮像装置33には、前記光学像表示装置34の他、取得された光学像の画質が所定の水準を満たすかどうかを判定する光学像判定手段44が接続されている。また、光学像判定手段44には光源の光量を調整する撮像条件変更手段である光量調整手段43が接続され、前記光学像判定手段44の判定結果に基づいて光源32の光量を変更できるようにしている。ここで、画質の判定は、得られた画像の光強度のヒストグラム幅が許容範囲内であるかどうかで行われる。
SEM画像形成手段45には、前記SEM画像表示装置48の他、取得されたSEM像の画質を判定するSEM像判定手段47が接続されている。ここで、画質の判定は、得られた画像の光強度のヒストグラム幅が許容範囲内であるかどうかで行われる。また、SEM像判定手段47には走査電子顕微鏡10の撮像条件を調整する撮像条件変更手段であるSEM設定手段46が接続され、前記SEM像判定手段47の判定結果に基づいて走査電子顕微鏡10の設定を変更できるものとしている。
更に、前記光学像判定手段44及びSEM像判定手段47には、それぞれの判定結果に基づいてSEM像と光学像とを同時に観察するか、SEM像と光学像とを交互に観察するか、を判定する同時観察判定手段41が接続されている。この同時観察判定手段41には前記光量調整手段43及びSEM設定手段46を制御して光学顕微鏡30の光源32や走査電子顕微鏡の撮像設定条件を制御する撮像制御手段42が接続されている。撮像制御手段42は、前記光量調整手段43及びSEM設定手段46の制御を行い、走査電子顕微鏡10及び光学顕微鏡30の撮像条件を変更する。SEM設定手段46によるSEM像の調整は、検出器のゲイン、オフセットの調整の他に、加速電圧や試料電流など電子ビーム条件を変更することにより実施することができる。
このような、各手段を備える制御系は、本実施の形態例に係る電子線装置1ではCPU、HDD、RAM、ROM、各種IOインタフェースを備えたコンピュータで構成しており、HDD、ROMに格納されたソフトウエアがRAMをワークエリアとしてCPUで実行されることにより、前記各手段の画像処理、条件判断等の機能を実現する。
ここで、電子線装置1において、SEM像と光学像とを同時に観察する場合、SEM像を良好なものとするため光学顕微鏡30の光源32による照明光量をなるべく少なくすることが好ましい。
電子線装置1の撮像に際しては、光学顕微鏡30の光源32の調整を行った後、走査電子顕微鏡10の撮像条件を調整して、取得したSEM像の画質を判定して同時観察(同時観察モード)ができる否かを判定する。SEM像の画質により同時観察ができないとされた場合には、同時観察モードとせず、走査電子顕微鏡10と光学顕微鏡30とを交互に観察する交互観察モードへ移行する。交互観察モードでは、走査電子顕微鏡10によるSEM像の観察時には光学顕微鏡30による光学像の観察を行わず、光学顕微鏡30の光学像の観察時には走査電子顕微鏡10のSEM像の観察を行わない排他的な制御を行う。
本実施の形態例に係る電子線装置1では、交互観察モードでは、走査電子顕微鏡10のオンオフ制御を行わず、光源32の点灯、消灯の制御だけを行う。即ち、光源32の点灯時にのみ光学顕微鏡30による観察を、光源32消灯時のみ走査電子顕微鏡10による観察を行う。これは、走査電子顕微鏡10の電子線源12の点灯、消灯制御等を行うと、SEM像が不安定となることがある他、走査電子顕微鏡10によるSEM像の観察中であっても、光学顕微鏡30が取得する光学像への影響はないためである。
次に電子線装置1の撮像手順について説明する。図3は実施の形態例に係る電子線装置の動作を示すフローチャート、図4は実施の形態例に係る電子線装置の動作を示すタイミングチャート、図5は走査電子顕微鏡の走査状態を示す模式図である。この電子線装置1では、まず光学顕微鏡30の光源32の光量を観察可能な範囲で小さくする。即ち、光量調整手段43で光学顕微鏡の光源の光量を調整しつつ(ステップST1)、光学像判定手段44で光学顕微鏡像の画像を判定して(ステップST2)光源の光量を光学像が所定の画質を有する最小の値とする。
この画質の判断は、光学像判定手段44により光量調整後に取得された画像データのヒストグラム幅が許容範囲内であるかどうかで判断される。ヒストグラム幅が許容範囲内であった場合には、画像のゲイン調整を行い、光学像を適正な状態で前記光学像表示装置34に表示することができる。
次いで、前記光量での照明下において、走査電子顕微鏡10での撮像を行い、SEM像判定手段47でSEM像の画質判定を行う(ステップST3)。この条件でSEM像判定手段47によるSEM像の画質判定が可の場合(ステップST3のOK)には、得られた光源の照明の下で光学顕微鏡30及び走査電子顕微鏡10の同時観察を行う(ステップST4)。ここで、SEM像画質判定の処理は、光学顕微鏡30の光源32の点灯時及び消灯時の画像のヒストグラムを比較し、変化が許容範囲であるかどうかで行われる。
一方、SEM像判定手段47によるSEM像画質判定が不可の場合(ステップST3のNG)には、SEM設定手段46でSEM像の明るさ調整が可能であれば調整を行い(ステップST5、ステップST6)、再度SEM像判定手段47でSEM像の画質判定を行う(ステップST3)。SEM像の明るさ調整できる範囲内でSEM像画質判定が可とならない場合には、同時観察モードから、前記交互観察モードへと移行する(ステップST7)。なお、この制御では光源32の光量及び、SEM明るさ調整を行ったが、簡易な処理を行う場合には、どちらか一方の調整だけを行うものとできる。
交互観察モードでは、図4に示すように、光学顕微鏡30の光源は、走査電子顕微鏡10のSEM像表示がされないタイミングで点灯(On)し、SEM像が表示されるタイミングで消灯(Off)する(図4(a))。一方走査電子顕微鏡10は常時撮像可能な状態(On)を保つ(同(b))。これにより、光学顕微鏡30の光学像と走査電子顕微鏡10のSEM像とは、交互に表示されることとなる(同(c)、(d))。
ここで、前記光源32の点灯タイミングは、図4及び図5に示すように、走査電子顕微鏡10における1画面中50の電子線走査の終了(t2)から次の走査の開始(t1)までの垂直帰線期間(T)内に行うことが望ましい。このようにすれば、走査電子顕微鏡10のSEM像取得への影響を与えることがない。なお、走査電子顕微鏡10の垂直帰線期間(T)を光学顕微鏡30による観察が行える十分な時間例えば100msec程度にすることが望ましい。
また、このような自動処理を行う場合であっても、SEM画像を保存する場合等、よりノイズの少ない良好なSEM画像を取得する処理を行う際には、自動的に光源を消灯すると共にSEM像の明るさを調整して撮像することができる。なお、前記例では、光学顕微鏡30の光学像の画質判定においては、判断の基準となる閾値が1つの場合を説明したが、例えばSEM像の明るさ調整ができる範囲の外にある場合には、交互観察モードへ移行するのではなく、光学像の画質判定の閾値を下げ、再度前記判定を行うようにしてもよい。
以上説明したように、本実施の形態例に係る電子線装置によれば、試料等の条件によって自動的に同時観察モード及び交互観察モードに切り換えられるため、走査電子顕微鏡及び光学顕微鏡による同時観察ができる場合はもちろん、両顕微鏡による同時観察ができない場合であっても、走査電子顕微鏡光学顕微鏡で同一観察領域を交互に表示等することができ、両観察像を容易に対応させつつ観察を行うことができる。
1 電子線装置
10 走査電子顕微鏡
11 鏡筒
12 電子線源
13 電子線
14 コンデンサレンズ
15 偏向コイル
16 対物レンズ
17 試料室
18 試料
19 荷電粒子
20 検出器
30 光学顕微鏡
31 光学鏡筒
32 光源
33 撮像装置
34 光学像表示装置
41 同時観察判定手段
42 撮像制御手段
43 光量調整手段(撮像条件変更手段)
44 光学像判定手段
45 SEM画像形成手段
46 SEM設定手段(撮像条件変更手段)
47 SEM像判定手段
48 SEM画像表示装置

Claims (8)

  1. 試料の観察領域に電子線を走査しつつ照射する電子光学系を具備し前記試料のSEM像データを出力する走査電子顕微鏡と、
    光源、前記光源で照明された前記試料の前記観察領域の光学像を形成する光学系を具備し光学像データを出力する光学顕微鏡と、を同一筐体に備え、
    前記SEM像データ及び光学像データに基づいて前記走査電子顕微鏡と前記光学顕微鏡とで前記試料を同時に観察できるかを、前記走査電子顕微鏡にから出力された前記SEM像データ及び前記光学顕微鏡から出力された光学像データに基づいて判定する同時観察判定手段を備えることを特徴とする電子線装置。
  2. 前記同時観察判定手段が同時観察はできないとしたとき、前記走査電子顕微鏡の撮像条件及び前記光学顕微鏡の撮像条件の少なくとも一方の条件を変更する撮像条件変更手段を備えることを特徴とする請求項1に記載の電子線装置。
  3. 前記同時観察判定手段が同時観察はできないとしたとき、前記走査電子顕微鏡での観察と、前記光学顕微鏡での観察を交互に行うよう前記走査電子顕微鏡と前記光学顕微鏡とを制御する撮像制御手段を備えることを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の電子線装置。
  4. 前記撮像条件変更手段は、前記走査電子顕微鏡の撮像条件を、前記走査電子顕微鏡における検出器のゲイン、オフセットの調整及び、電子線の加速電圧、試料電流を含む電子ビーム条件の変更により行うことを特徴とする請求項2に記載の電子線装置。
  5. 前記撮像条件変更手段は、前記光学顕微鏡の撮像条件を、前記光源の光量の変更により行うことを特徴とする請求項2に記載の電子線装置。
  6. 前記撮像制御手段は、前記光学顕微鏡による観察を前記走査電子顕微鏡像の1画面の走査終了から次画面の走査開始までの垂直帰線期間に行うことを特徴とする請求項3に記載の電子線装置。
  7. 試料の観察領域に電子線を走査しつつ照射する電子光学系を具備し試料のSEM像データを出力する走査電子顕微鏡と、光源、前記光源で照明された前記試料の前記観察領域の光学像を形成する光学系を具備し光学像データを出力する光学顕微鏡と、を同一筐体に備える電子線装置を用いた試料の観察方法において、
    前記光学像データに基づいて前記光源の光量を調整する工程と、
    前記光源による照明下において取得したSEM像に基づいて前記走査電子顕微鏡像の撮像条件を調整する工程と、
    前記調整された走査電子顕微鏡像によるSEM像データに基づいて、前記走査電子顕微鏡及び前記光学顕微鏡の同時観察を行うか否かを判断する工程と、を備えることを特徴とする電子線装置を用いた試料の観察方法。
  8. 前記走査電子顕微鏡及び前記光学顕微鏡の同時観察をしないとき、前記走査電子顕微鏡と前記光学顕微鏡との観察を交互に行うことを特徴とする請求項7に記載の電子線装置を用いた試料の観察方法。
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