JP6508040B2 - 横電界駆動用の液晶配向処理剤 - Google Patents

横電界駆動用の液晶配向処理剤 Download PDF

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Description

本発明は、横電界駆動方式の液晶素子に用いられる液晶配向処理剤、それを用いた液晶配向膜、及び横電界駆動方式液晶素子に関する
液晶表示素子は、液晶の電気光学的変化を利用した表示素子であり、装置的に小型軽量で、消費電力が小さい等の特性が注目され、近年、各種ディスプレイ用の表示装置として目覚ましい発展を遂げている。
液晶表示装置としては、対向する一対の透明基材に平行に配向した液晶分子を基板に対して垂直な方向に電界をかけて駆動して表示を行う形式のものと、基板に対して平行な方向に電界をかけて駆動して表示を行う形式のものがある。前者はTNモードの液晶表示装置と呼ばれ、後者は横電界駆動方式(IPS)の液晶表示装置と呼ばれる。
横電界駆動方式の液晶表示装置は、基本的には、視点を動かしても液晶分子の短軸方向のみを見ることになるため、液晶分子の「立ち方」の視野角に対する依存性がなく、TNモードの液晶表示装置よりも広い視野角を達成することができる(特許文献1参照)。このため、近年では、TNモードの液晶表示装置よりもIPSモードの液晶表示装置の方が多用される傾向にある。
このような横電界駆動方式の液晶表示装置における液晶配向膜としても、化学的安定性、熱的安定性等の点からポリイミド系液晶配向膜が最も一般的に使用されている。
ポリイミド系液晶配向膜は、ポリイミド前駆体であるポリアミック酸(ポリアミド酸ともいう。)溶液を基板上に塗布し、これを、150℃以上の温度で焼成し、イミド化させた後、ラビング処理を行うことで液晶配向膜とするのが一般的である。
日本特開平2−37324号公報
液晶表示素子を生産する観点からは、配向膜の基板への密着性、印刷性、耐ラビング性などの特性が重要である。特にラビング処理は、工業的に採用されている液晶配向処理方法ではあるが、ラビング時の摩擦によって液晶配向膜が基板から剥離したり、或いは液晶配向膜に傷がついたりして、表示特性に影響を与える問題点があった。
従来のポリイミド系の液晶配向処理剤から得られる液晶配向膜は、液晶配向処理剤に含有される溶剤可溶性ポリイミド、ポリアミック酸の両者ともに液晶配向膜としては互いに反する長所、短所を有しており、液晶配向膜として必要なすべての特性を満たすことは必ずしも容易ではない。このため、特に基板への印刷性、密着性、耐ラビング性に優れ、かつ信頼性の高い液晶配向処理剤が切望されていた。
加えて、本発明者の知見によると、上記のような横電界駆動方式の液晶表示素子において、ポリイミド系の液晶配向処理剤から液晶配向膜を形成する場合、得られた液晶表示素子では、カラ―表示における黒色レベルに問題を有し、これにより画面の色調に違和感が生じることが見出された。これは、横電界駆動方式の液晶表示素子では液晶配向膜に対してラビング処理を施すことで、液晶分子が並ぶダイレクターの向きを決定している。そのため、ラビング工程を経ることで、初期配向のバラツキが生じることがある。黒色レベルの悪化は、初期配向の乱れに基因する現象と思われ、解消すべき問題である。
ここで、初期配向の乱れを解消する手段の1つとして、溶剤可溶性ポリイミドを含む溶液を基板に塗布し、焼成することで、液晶配向膜を形成するというものがある。しかし、溶剤可溶性ポリイミドは、ポリイミド前駆体に比較して、一般に溶解性が悪く、使用できるジアミンも限られているのが現状である。特に、結晶性が高いジアミンを用いた場合は、溶解性が悪化する傾向にあり、そのようなジアミンを用いる際に、導入量が制限されるといった問題があった。
かくして、本発明の目的は、黒色の要素に基づく画面の色調に違和感が生じる問題を有しなく、加えて、基板への印刷性、密着性に優れ、かつラビング時に基板からの剥離がなく、またラビングによる配向膜への傷がつきにくい液晶配向膜が得られる、横電界駆動方式の液晶表示素子用のポリイミド系液晶配向処理剤、それを用いた液晶配向膜、及び横電界駆動方式の液晶素子を提供することにある。
本発明者は、上記目的を達成すべく鋭意研究をおこなったところ、ポリイミド系液晶配向処理剤として、溶剤可溶性ポリイミドを使用し、かつ溶剤可溶性ポリイミドの一方の原料であるテトラカルボン酸二無水物成分として、ビシクロ[3.3.0]オクタン−2,4,6,8−テトラカルボン酸二無水物を使用することを着想した。そして、かかる溶剤可溶性ポリイミドを含む液晶配向処理剤を用いることにより、横電界駆動方式の液晶表示素子における、特に、黒色の要素に基づく画面の色調に違和感が生じる問題は、他の特性を影響することなく解消しうることを見出した。
本発明は、かかる知見に基づくものであり、下記を要旨とするものである。
1.テトラカルボン酸二無水物由来の構造単位として、下記式(1)で表される構造単位を有するポリイミド前駆体を脱水閉環して得られるポリイミドを含有することを特徴とする横電界用の液晶配向処理剤。
Figure 0006508040
式(1)において、Xは下記式(X)で表される4価の有機基であり、Rは水素原子または炭素数1〜10のアルキル基である。
Figure 0006508040
2.前記ポリイミド前駆体が、ジアミン由来の構造単位として下記式(2)で表される構造単位を有することを特徴とする、上記1に記載の横電界用の液晶配向処理剤。
Figure 0006508040
式(2)において、nは1〜12である。
3.上記式(X)で表される4価の有機基が式[IV]〜[VI]の異性体から選ばれる単一成分、もしくはそれらの混合物である上記1又は2に記載の横電界駆動用の液晶配向処理剤。
Figure 0006508040
4.異性体[IV]の含有率が90%以上である上記3に記載の横電界駆動用の液晶配向処理剤。
5.上記式(1)で表される構造単位の含有量が、テトラカルボン酸誘導体由来の全構造単位1モルに対して、30〜100モル%である上記1〜4のいずれかに記載の横電界用液晶配向処理剤。
6.上記式(2)で表される構造単位の含有量が、ジアミン由来の全構造単位1モルに対して、20〜100モル%である上記1〜5のいずれかに記載の横電界用液晶配向処理剤。
7.上記1〜6のいずれかに記載の液晶配向処理剤を基板に塗布、焼成して得られる横電界駆動用の液晶配向膜。
8.上記7に記載の液晶配向膜を有する横電界駆動用の液晶表示素子。
本発明の液晶配向処理剤によれば、横電界駆動方式の液晶表示素子における、黒色の要素に基づく画面の色調に違和感が生じる問題が解決できるとともに、基板への印刷性、密着性に優れ、かつラビング時に基板からの剥離がなく、またラビングによる配向膜への傷がつきにくい液晶配向膜が得られる。
本発明の液晶配向処理剤により、何故に、横電界駆動方式の液晶表示素子における、黒色の要素に基づく画面の色調に違和感が生じる問題が解決できるかについてのメカニズムについては必ずしも明らかではないが、ほぼ次のように推定される。
液晶表示素子における実基板上には激しい凹凸の存在する回路が形成されており、そのために平坦部および段差部においても液晶を均一に配向させる必要がある。平坦部では強い液晶配向性が求められる一方で、段差部ではポリマー鎖の延伸性が重要となる。段差の影響を受けることでラビング条件が異なる箇所が発生するため、膜に柔軟性を持たせることによる延伸特性の改善が段差部に対して効果的である。本発明では、良好な配向性を有する特定のジアミン化合物と柔軟性を有する特定のテトラカルボン酸二無水物を用いることで、平坦部および段差部における配向秩序を改善できた結果であると考えられる。
<液晶配向処理剤>
本発明の液晶配向処理剤は、テトラカルボン酸二無水物由来の構造単位として、下記式(1)で表される構造単位を有するポリイミド前駆体を閉環して得られるポリイミドを含有することを特徴とする。
Figure 0006508040
式(1)において、Xは下記式(X)で表される4価の有機基であり、Rは水素原子または炭素数1〜10のアルキル基である。
Figure 0006508040
式(X)で表される構造は、ビシクロ[3.3.0]−オクタン−2,4,6,8−テトラカルボン酸に由来する。ビシクロ[3.3.0]−オクタン−2,4,6,8−テトラカルボン酸は、(X)が下記の式[IV]、[V]、及び[VI]の構造異性体を有しているが、本発明では、その異性体の1種類を用いてポリイミド前駆体を製造してもよく、また異性体の混合物を用いてポリイミド前駆体を製造してもよい。ポリイミド前駆体の製造における重合反応性の観点からは、異性体[IV]の含有率が90%以上であるのが好ましく、より好ましくは95%以上である。
Figure 0006508040
本発明のポリイミド前駆体において、式(1)の構造単位は、テトラカルボン酸誘導体由来の全構造単位1モルに対して、30〜100モル%であることが好ましく、より好ましくは50〜80モル%である。
本発明に用いられるポリイミド前駆体は、テトラカルボン酸誘導体由来の構造単位として、下記式(3)で表される構造単位を含んでもよい。
Figure 0006508040
式(3)において、Rは水素原子又は炭素数1〜10のアルキル基であり、Xは、4価の有機基である。但し、Xは、上記式(1)におけるXである場合を除く。
Xの具体例を示すならば、以下に示す(X−1)〜(X−42)挙げられる。
Figure 0006508040
Figure 0006508040
Figure 0006508040
Figure 0006508040
Figure 0006508040
上記式(X−1)において、R〜Rはそれぞれ独立に水素原子、メチル基またはフェニル基をあらわす。中でも、化合物の入手性の観点から、Xの構造は、式(X−1)(R〜Rがすべて水素原子、またはRとRがメチル基で、RとRが水素原子の場合)、(X−2)、(X−5)、(X−6)、(X−7)、(X−17)、(X−25)、(X−26),(X−27)、(X−28)、(X−32)、及び(X−39)が挙げられる。また、直流電圧により蓄積した残留電荷の緩和が早い液晶配向膜を得られるという観点から芳香族環構造を有するテトラカルボン酸二無水物を用いることが好ましく、Xの構造としては、式(X−26),(X−27)、(X−28)、(X−32)、(X−35)、及び(X−37)がより好ましい。
式(3)において、Rおける上記アルキル基の具体例としては、メチル基、エチル基、プロピル基、i−プロピル基、n−ブチル基、i−ブチル基、s−ブチル基、t−ブチル基、n−ペンチル基などが挙げられる。
本発明に用いられるポリイミド前駆体中の式(3)で表される構造単位の割合は、ポリイミド前駆体の構造単位1モルに対して、0〜70モル%が好ましく、より好ましくは20〜50モル%である。
また、本発明に用いられるポリイミド前駆体は、ジアミン由来の構造単位として、下記式(4)で表される構造単位を含んでいてもよい。
Figure 0006508040
式(4)において、A、Aはそれぞれ独立して水素原子、又は置換基を有してもよい炭素数1〜15のアルキル基、置換基を有してもよい炭素数1〜15のアルケニル基、置換基を有してもよい炭素数1〜15のアルキニル基である。なお、式(4)においては、これらの基は鎖状のもののみでなく、環構造を有するものを含む。
上記アルキル基の具体例としては、メチル基、エチル基、プロピル基、ブチル基、t−ブチル基、ヘキシル基、オクチル基、デシル基、シクロペンチル基、シクロヘキシル基、ビシクロヘキシル基などが挙げられる。アルケニル基としては、上記のアルキル基に存在する1つ以上のCH−CH構造を、C=C構造に置き換えたものが挙げられ、より具体的には、ビニル基、アリル基、1−プロペニル基、イソプロペニル基、2−ブテニル基、1,3−ブタジエニル基、2−ペンテニル基、2−ヘキセニル基、シクロプロペニル基、シクロペンテニル基、シクロヘキセニル基などが挙げられる。アルキニル基としては、前記のアルキル基に存在する1つ以上のCH−CH構造をC≡C構造に置き換えたものが挙げられ、より具体的には、エチニル基、1−プロピニル基、2−プロピニル基などが挙げられる。
上記のアルキル基、アルケニル基、アルキニル基は置換基を有していてもよく、更には置換基によって環構造を形成してもよい。なお、置換基によって環構造を形成するとは、置換基同士又は置換基と母骨格の一部とが結合して環構造となることを意味する。
この置換基の例としてはハロゲン基、水酸基、チオール基、ニトロ基、アリール基、オルガノオキシ基、オルガノチオ基、オルガノシリル基、アシル基、エステル基、チオエステル基、リン酸エステル基、アミド基、アルキル基、アルケニル基、アルキニル基を挙げることができる。
置換基であるハロゲン基としては、フッ素原子、塩素原子、臭素原子、ヨウ素原子が挙げられる。
置換基であるアリール基としては、フェニル基が挙げられる。このアリール基には前述した他の置換基がさらに置換していてもよい。
置換基であるオルガノオキシ基としては、O−Rで表される構造を示すことができる。置換基であるオルガノチオ基としては、−S−Rで表される構造を示すことができる。置換基であるオルガノシリル基としては、−Si−(R)で表される構造を示すことができる。置換基であるアシル基としては、−C(O)−Rで表される構造を示すことができる。置換基であるエステル基としては、−C(O)O−R、又は−OC(O)−Rで表される構造を示すことができる。置換基であるチオエステル基としては、−C(S)O−R、又は−OC(S)−Rで表される構造を示すことができる。置換基であるリン酸エステル基としては、−OP(O)−(OR)2で表される構造を示すことができる。置換基であるアミド基としては、−C(O)NH、又は、−C(O)NHR、−NHC(O)R、−C(O)N(R)、−NRC(O)Rで表される構造を示すことができる。
これらのRは同一でも異なってもよく、前述したアルキル基、アルケニル基、アルキニル基、アリール基などを例示することができる。これらのRには前述した置換基がさらに置換していてもよい。
オルガノオキシ基の具体例としては、メトキシ基、エトキシ基、プロピルオキシ基、ブトキシ基、ペンチルオキシ基、ヘキシルオキシ基、ヘプチルオキシ基、オクチルオキシ基などが挙げられる。
オルガノチオ基の具体例としては、メチルチオ基、エチルチオ基、プロピルチオ基、ブチルチオ基、ペンチルチオ基、ヘキシルチオ基、ヘプチルチオ基、オクチルチオ基などが挙げられる。
オルガノシリル基の具体例としては、トリメチルシリル基、トリエチルシリル基、トリプロピルシリル基、トリブチルシリル基、トリペンチルシリル基、トリヘキシルシリル基、ペンチルジメチルシリル基、ヘキシルジメチルシリル基などが挙げられる。
アシル基の具体例としては、ホルミル基、アセチル基、プロピオニル基、ブチリル基、イソブチリル基、バレリル基、イソバレリル基、ベンゾイル基などが挙げられる。
置換基であるアリール基としては、前述したアリール基と同じものを挙げることができる。このアリール基には前述した他の置換基がさらに置換していてもよい。
置換基であるアルキル基としては、前述したアルキル基と同じものを挙げることができる。このアルキル基には前述した他の置換基がさらに置換していてもよい。
置換基であるアルケニル基としては、前述したアルケニル基と同じものを挙げることができる。このアルケニル基には前述した他の置換基がさらに置換していてもよい。
置換基であるアルキニル基としては、前述したアルキニル基と同じものを挙げることができる。このアルキニル基には前述した他の置換基がさらに置換していてもよい。
一般に、嵩高い構造を導入すると、アミノ基の反応性や液晶配向性を低下させる可能性があるため、A及びAとしては、水素原子、又は置換基を有してもよい炭素数1〜5のアルキル基がより好ましく、水素原子、メチル基又はエチル基が特に好ましい。
Yは、2価の有機基であり、その構造は特に限定されるものではなく、2種類以上が混在していてもよい。あえて、その具体例を示すならば、下記のY−1〜Y−118が挙げられる。
なかでも、良好な液晶配向性を得るためには、直線性の高いジアミンをポリアミック酸エステルに導入することが好ましく、Yとしては、Y−7、Y−21、Y−22、Y−23、Y−25、Y−26、Y−27、Y−43、Y−44、Y−45、Y−46、Y−48、Y−63、Y−71、Y−73、Y−74、Y−75、Y−98、Y−99、Y−100のジアミンがより好ましい。また、プレチルト角を高くしたい場合は、側鎖に長鎖アルキル基、芳香族環、脂肪族環、ステロイド骨格、又はこれらを組み合わせた構造を有するジアミンをポリアミック酸エステルに導入することが好ましく、Y−76、Y−77、Y−78、Y−79、Y−80、Y−81、Y−82、Y−83、Y−84、Y−85、Y−86、Y−87、Y−88、Y−89、Y−90、Y−91、Y−92、Y−93、Y−9)、Y−95、Y−96、Y−97のジアミンがより好ましい。これらジアミンを全ジアミンの1〜50モル%添加することにより、任意のプレチルト角を発現させることができる。また、ラビング耐性を向上させる場合は、Y−118のジアミンが好ましい。
Figure 0006508040
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式(Y−109)中、m、nはそれぞれ1から11の整数であり、m+nは2から12の整数であり、式(Y−114)中、hは1〜3の整数であり、式(Y−111)及び(Y−117)中、jは0から3の整数である。
また、本発明に用いられるポリイミド前駆体は、ジアミン由来の構造単位として、上記式(4)で表される構造単位として、下記式(2)で表される構造単位を含むことが液晶配向性の点からして好ましい。
Figure 0006508040

式(2)中のnは、1〜12であり、好ましくは1〜5である。
式(4)で表される構造単位の1モルに対する式(2)で表される構造単位の含有量は、好ましくは10〜100モル%であり、より好ましくは20〜100モル%であり、特に好ましくは40〜100モル%である。
<ポリアミック酸エステル>
本発明に用いられるポリイミド前駆体がポリアミック酸エステルである場合、該ポリアミック酸エステルは、以下に示す(1)〜(3)の方法で合成することができる。
(1)ポリアミック酸から合成する場合
ポリアミック酸エステルは、テトラカルボン酸二無水物とジアミンから得られるポリアミック酸をエステル化することによって合成することができる。
具体的には、ポリアミック酸とエステル化剤を有機溶剤の存在下で−20℃〜150℃、好ましくは0℃〜50℃において、30分〜24時間、好ましくは1〜4時間反応させることによって合成することができる。
エステル化剤としては、精製によって容易に除去できるものが好ましく、N,N−ジメチルホルムアミドジメチルアセタール、N,N−ジメチルホルムアミドジエチルアセタール、N,N−ジメチルホルムアミドジプロピルアセタール、N,N−ジメチルホルムアミドジネオペンチルブチルアセタール、N,N−ジメチルホルムアミドジ−t−ブチルアセタール、1−メチル−3−p−トリルトリアゼン、1−エチル−3−p−トリルトリアゼン、1−プロピル−3−p−トリルトリアゼン、4−(4,6−ジメトキシ−1,3,5−トリアジン−2−イル)−4−メチルモルホリニウムクロリドなどが挙げられる。エステル化剤の添加量は、ポリアミック酸の繰り返し単位1モルに対して、2〜6モル当量が好ましい。
上記の反応に用いる溶媒は、ポリマーの溶解性からN,N−ジメチルホルムアミド、N−メチル−2−ピロリドン、又はγ−ブチロラクトンが好ましく、これらは1種又は2種以上を混合して用いてもよい。合成時の濃度は、ポリマーの析出が起こりにくく、かつ高分子量体が得やすいという観点から、1〜30質量%が好ましく、5〜20質量%がより好ましい。
(2)テトラカルボン酸ジエステルジクロリドとジアミンとの反応により合成する場合
ポリアミック酸エステルは、テトラカルボン酸ジエステルジクロリドとジアミンから合成することができる。
具体的には、テトラカルボン酸ジエステルジクロリドとジアミンとを塩基と有機溶剤の存在下で−20℃〜150℃、好ましくは0℃〜50℃において、30分〜24時間、好ましくは1〜4時間反応させることによって合成することができる。
前記塩基には、ピリジン、トリエチルアミン、4−ジメチルアミノピリジンなどが使用できるが、反応が穏和に進行するためにピリジンが好ましい。塩基の添加量は、除去が容易な量で、かつ高分子量体が得やすいという観点から、テトラカルボン酸ジエステルジクロリドに対して、2〜4倍モルであることが好ましい。
上記の反応に用いる溶媒は、モノマーおよびポリマーの溶解性からN−メチル−2−ピロリドン、γ−ブチロラクトンが好ましく、これらは1種又は2種以上を混合して用いてもよい。合成時のポリマー濃度は、ポリマーの析出が起こりにくく、かつ高分子量体が得やすいという観点から、1〜30質量%が好ましく、5〜20質量%がより好ましい。また、テトラカルボン酸ジエステルジクロリドの加水分解を防ぐため、ポリアミック酸エステルの合成に用いる溶媒はできるだけ脱水されていることが好ましく、窒素雰囲気中で、外気の混入を防ぐのが好ましい。
(3)テトラカルボン酸ジエステルとジアミンからポリアミック酸を合成する場合
ポリアミック酸エステルは、テトラカルボン酸ジエステルとジアミンを重縮合することにより合成することができる。
具体的には、テトラカルボン酸ジエステルとジアミンを縮合剤、塩基、有機溶剤の存在下で0℃〜150℃、好ましくは0℃〜100℃において、30分〜24時間、好ましくは3〜15時間反応させることによって合成することができる。
前記縮合剤には、トリフェニルホスファイト、ジシクロヘキシルカルボジイミド、1−エチル−3−(3−ジメチルアミノプロピル)カルボジイミド塩酸塩、N,N’−カルボニルジイミダゾール、ジメトキシ−1,3,5−トリアジニルメチルモルホリニウム、O−(ベンゾトリアゾール−1−イル)−N,N,N’,N’−テトラメチルウロニウム テトラフルオロボラート、O−(ベンゾトリアゾール−1−イル)−N,N,N’,N’−テトラメチルウロニウムヘキサフルオロホスファート、(2,3−ジヒドロ−2−チオキソ−3−ベンゾオキサゾリル)ホスホン酸ジフェニルなどが使用できる。縮合剤の添加量は、テトラカルボン酸ジエステルに対して2〜3倍モルであることが好ましい。
前記塩基には、ピリジン、トリエチルアミンなどの3級アミンが使用できる。塩基の添加量は、除去が容易な量で、かつ高分子量体が得やすいという観点から、ジアミン成分に対して2〜4倍モルが好ましい。
また、上記反応において、ルイス酸を添加剤として加えることで反応が効率的に進行する。ルイス酸としては、塩化リチウム、臭化リチウムなどのハロゲン化リチウムが好ましい。ルイス酸の添加量はジアミン成分に対して0〜1.0倍モルが好ましい。
上記3つのポリアミック酸エステルの合成方法の中でも、高分子量のポリアミック酸エステルが得られるため、上記(1)又は上記(2)の合成法が特に好ましい。
上記のようにして得られるポリアミック酸エステルの溶液は、よく撹拌させながら貧溶媒に注入することで、ポリマーを析出させることができる。析出を数回行い、貧溶媒で洗浄後、常温あるいは加熱乾燥して精製されたポリアミック酸エステルの粉末を得ることができる。貧溶媒は、特に限定されないが、水、メタノール、エタノール、ヘキサン、ブチルセロソルブ、アセトン、トルエン等が挙げられる。
<ポリアミック酸>
本発明に用いられるポリイミド前駆体であるポリアミック酸は、以下に示す方法により合成することができる。
具体的には、テトラカルボン酸二無水物とジアミンとを有機溶媒の存在下で−20℃〜150℃、好ましくは0℃〜50℃において、30分〜24時間、好ましくは1〜12時間反応させることによって合成できる。
上記の反応に用いる有機溶媒は、モノマーおよびポリマーの溶解性からN,N−ジメチルホルムアミド、N−メチル−2−ピロリドン、γ−ブチロラクトンが好ましく、これらは1種又は2種以上を混合して用いてもよい。ポリマーの濃度は、ポリマーの析出が起こりにくく、かつ高分子量体が得やすいという観点から、1〜30質量%が好ましく、5〜20質量%がより好ましい。
上記のようにして得られたポリアミック酸は、反応溶液をよく撹拌させながら貧溶媒に注入することで、ポリマーを析出させて回収することができる。また、析出を数回行い、貧溶媒で洗浄後、常温あるいは加熱乾燥することで精製されたポリアミック酸の粉末を得ることができる。貧溶媒は、特に限定されないが、水、メタノール、エタノール、ヘキサン、ブチルセロソルブ、アセトン、トルエン等が挙げられる。
<ポリイミド>
本発明に用いられるポリイミドは、ポリイミド前駆体である、前記ポリアミック酸エステル又はポリアミック酸をイミド化することにより製造することができる。ポリアミック酸エステルからポリイミドを製造する場合、前記ポリアミック酸エステル溶液、又はポリアミック酸エステル樹脂粉末を有機溶媒に溶解させて得られるポリアミック酸溶液に塩基性触媒を添加する化学的イミド化が簡便である。化学的イミド化は、比較的低温でイミド化反応が進行し、イミド化の課程で重合体の分子量低下が起こりにくいので好ましい。
化学的イミド化は、イミド化させたいポリアミック酸エステルを、有機溶媒中において塩基性触媒存在下で撹拌することにより行うことができる。有機溶媒としては前述した重合反応時に用いる溶媒を使用することができる。塩基性触媒としてはピリジン、トリエチルアミン、トリメチルアミン、トリブチルアミン、トリオクチルアミン等を挙げることができる。中でもトリエチルアミンは反応を進行させるのに充分な塩基性を持つので好ましい。
イミド化反応を行うときの温度は、−20℃〜140℃、好ましくは0℃〜100℃であり、反応時間は1〜100時間で行うことができる。塩基性触媒の量はアミック酸エステル基の0.5〜30モル倍、好ましくは2〜20モル倍である。得られる重合体のイミド化率は、触媒量、温度、反応時間を調節することで制御することができる。イミド化反応後の溶液には、添加した触媒等が残存しているので、以下に述べる手段により、得られたイミド化重合体を回収し、有機溶媒で再溶解して、本発明の液晶配向処理剤とすることが好ましい。
ポリアミック酸からポリイミドを製造する場合、ジアミン成分とテトラカルボン酸二無水物との反応で得られた前記ポリアミック酸の溶液に触媒を添加する化学的イミド化が簡便である。化学的イミド化は、比較的低温でイミド化反応が進行し、イミド化の課程で重合体の分子量低下が起こりにくいので好ましい。
化学的イミド化は、イミド化させたい重合体を、有機溶媒中において塩基性触媒と酸無水物の存在下で攪拌することにより行うことができる。有機溶媒としては前述した重合反応時に用いる溶媒を使用することができる。塩基性触媒としてはピリジン、トリエチルアミン、トリメチルアミン、トリブチルアミン、トリオクチルアミン等を挙げることができる。中でもピリジンは反応を進行させるのに適度な塩基性を持つので好ましい。また、酸無水物としては無水酢酸、無水トリメリット酸、無水ピロメリット酸等を挙げることができ、中でも無水酢酸を用いると反応終了後の精製が容易となるので好ましい。
イミド化反応を行うときの温度は、−20℃〜140℃、好ましくは0℃〜100℃であり、反応時間は1〜100時間で行うことができる。塩基性触媒の量はアミック酸基の0.5〜30モル倍、好ましくは2〜20モル倍であり、酸無水物の量はアミック酸基の1〜50モル倍、好ましくは3〜30モル倍である。得られる重合体のイミド化率は、触媒量、温度、反応時間を調節することで制御することができる。
ポリアミック酸エステル又はポリアミック酸のイミド化反応後の溶液には、添加した触媒等が残存しているので、以下に述べる手段により、得られたイミド化重合体を回収し、有機溶媒で再溶解して、本発明の液晶配向処理剤とすることが好ましい。
上記のようにして得られるポリイミドの溶液は、よく撹拌させながら貧溶媒に注入することで、重合体を析出させることができる。析出を数回行い、貧溶媒で洗浄後、常温あるいは加熱乾燥して精製されたポリアミック酸エステルの粉末を得ることができる。
前記貧溶媒は、特に限定されないが、メタノール、アセトン、ヘキサン、ブチルセルソルブ、ヘプタン、メチルエチルケトン、メチルイソブチルケトン、エタノール、トルエン、ベンゼン等が挙げられる。
<液晶配向処理剤>
本発明に用いられる液晶配向処理剤は、特定構造の可溶性ポリイミドが有機溶媒中に溶解された溶液の形態を有する。特定構造のポリイミドの分子量は、重量平均分子量で2,000〜500,000が好ましく、より好ましくは5,000〜300,000であり、さらに好ましくは、10,000〜100,000である。また、数平均分子量は、好ましくは、1,000〜250,000であり、より好ましくは、2,500〜150,000であり、さらに好ましくは、5,000〜50,000である。
本発明に用いられる液晶配向処理剤の重合体の濃度は、形成させようとする塗膜の厚みの設定によって適宜変更することができるが、均一で欠陥のない塗膜を形成させるという点から1重量%以上であることが好ましく、溶液の保存安定性の点からは10重量%以下とすることが好ましい。
本発明に用いられる液晶配向処理剤に含有される有機溶媒は、特定構造の重合体が均一に溶解するものが使用される。好ましい具体例を挙げるならば、N,N−ジメチルホルムアミド、N,N−ジエチルホルムアミド、N,N−ジメチルアセトアミド、N−メチル−2−ピロリドン、N−エチル−2−ピロリドン、N−メチルカプロラクタム、2−ピロリドン、N−ビニル−2−ピロリドン、ジメチルスルホキシド、ジメチルスルホン、γ−ブチロラクトン、1,3−ジメチル−イミダゾリジノン、3−メトキシ−N,N−ジメチルプロパンアミド等を挙げることができる。
なかでも、N,N−ジメチルホルムアミド、N−メチル−2−ピロリドン、γ−ブチロラクトンが好ましく、特に、N−メチル−2−ピロリドンが好ましい。
上記の有機溶媒は、その1種又は2種以上を混合して用いてもよい。また、単独では重合体を均一に溶解できない溶媒であっても、重合体が析出しない範囲であれば、上記の有機溶媒が混合して使用される。
本発明に用いられる液晶配向処理剤は、特定構造の重合体を溶解させるための有機溶媒の他に、液晶配向処理剤を基板へ塗布する際の塗膜均一性を向上させるための溶媒を含有してもよい。かかる溶媒は、一般的に上記有機溶媒よりも低表面張力の溶媒が用いられる。その具体例を挙げるならば、エチルセロソルブ、ブチルセロソルブ、エチルカルビトール、ブチルカルビトール、エチルカルビトールアセテート、エチレングリコール、1−メトキシ−2−プロパノール、1−エトキシ−2−プロパノール、1−ブトキシ−2−プロパノール、1−フェノキシ−2−プロパノール、プロピレングリコールモノアセテート、プロピレングリコールジアセテート、プロピレングリコール−1−モノメチルエーテル−2−アセテート、プロピレングリコール−1−モノエチルエーテル−2−アセテート、ブチルセロソルブアセテート、ジプロピレングリコール、2−(2−エトキシプロポキシ)プロパノール、乳酸メチルエステル、乳酸エチルエステル、乳酸n−プロピルエステル、乳酸n−ブチルエステル、乳酸イソアミルエステル等が挙げられる。これらの溶媒は2種類上を併用してもよい。
本発明の液晶配向処理剤には、上記の他、本発明の効果が損なわれない範囲であれば、他の材料を添加してもよい。他の材料としては、(A)本発明に記載の重合体以外の重合体、(B)液晶配向膜の誘電率や導電性などの電気特性を変化させる目的の誘電体若しくは導電物質、(C)液晶配向膜と基板との密着性を向上させる目的のシランカップリング剤、(D)液晶配向膜にした際の膜の硬度や緻密度を高める目的の架橋性化合物、さらには(E)塗膜を焼成する際にポリイミド前駆体の加熱によるイミド化を効率よく進行させる目的のイミド化促進剤等が挙げられる。
<液晶配向膜>
本発明の液晶配向膜は、上記液晶配向処理剤を基板に塗布し、乾燥、焼成して得られる膜である。本発明の液晶配向処理剤を塗布する基板としては透明性の高い基板であれば特に限定されず、ガラス基板、窒化珪素基板、アクリル基板、ポリカーボネート基板等のプラスチック基板等を用いることができ、液晶駆動のためのITO電極等が形成された基板を用いることがプロセスの簡素化の観点から好ましい。また、反射型の液晶表示素子では片側の基板のみにならばシリコンウエハー等の不透明な物でも使用でき、この場合の電極はアルミニウム等の光を反射する材料も使用できる。
本発明の液晶配向処理剤の塗布方法としては、スピンコート法、印刷法、インクジェット法などが挙げられる。本発明の液晶配向処理剤を塗布した後の乾燥、焼成工程は、任意の温度と時間を選択することができる。通常は、含有される有機溶媒を十分に除去するために50℃〜120℃で1分〜10分乾燥させ、その後150℃〜300℃で5分〜120分焼成される。焼成後の塗膜の厚みは、特に限定されないが、薄すぎると液晶表示素子の信頼性が低下する場合があるので、5〜300nm、好ましくは10〜200nmである。
得られた液晶配向膜を配向処理する方法としては、ラビング法、光配向処理法などが挙げられる。
光配向処理法の具体例としては、前記塗膜表面に、一定方向に偏向した放射線を照射し、場合によってはさらに150〜250℃の温度で加熱処理を行い、液晶配向能を付与する方法が挙げられる。放射線としては、100〜800nmの波長を有する紫外線及び可視光線を用いることができる。このうち、100〜400nmの波長を有する紫外線が好ましく、200〜400nmの波長を有するものが特に好ましい。また、液晶配向性を改善するために、塗膜基板を50〜250℃で加熱しつつ、放射線を照射してもよい。前記放射線の照射量は、1〜10,000mJ/cmが好ましく、100〜5,000mJ/cmが特に好ましい。上記のようにして作製した液晶配向膜は、液晶分子を一定の方向に安定して配向させることができる。
[液晶表示素子]
本発明の液晶表示素子は、上記した手法により本発明の液晶配向処理剤から液晶配向膜付き基板を得、ラビング処理などにより配向処理を行った後、既知の方法により、横電界駆動方式の液晶表示素子としたものである。
横電界駆動方式の液晶表示素の液晶セルの製造方法は特に限定されないが、一例を挙げるならば、液晶配向膜が形成された1対の基板を液晶配向膜面を内側にして、好ましくは1〜30μm、より好ましくは2〜10μmのスペーサーを挟んで設置した後、周囲をシール剤で固定し、液晶を注入して封止する方法が一般的である。液晶封入の方法については特に制限されず、作製した液晶セル内を減圧にした後液晶を注入する真空法、液晶を滴下した後封止を行う滴下法などが例示できる。
以下に実施例を挙げ、本発明を更に詳しく説明するが、本発明はこれらに限定して解釈されるものではない。下記実施例および比較例で用いる略語は、以下のとおりである。
<テトラカルボン酸成分>
CA−1:1,2,3,4−シクロブタンテトラカルボン酸二無水物
CA−2:ビシクロ[3.3.0]オクタン−2,4,6,8−テトラカルボン酸二無水物(異性体[IV]の含有率が97%)
CA−3:ピロメリット酸二無水物
CA−4:3,4−ジカルボキシ−1,2,3,4−テトラヒドロ−1−ナフタレンコハク酸二無水物
<ジアミン成分>
DA−1:1,5−ビス(4−アミノフェノキシ)ペンタン
DA−2:3,5−ジアミノ安息香酸
DA−3:N−(3−ピリジルメチル)−3,5−ジアミノ安息香酸アミド
DA−4:3−アミノベンジルアミン
DA−5:p−フェニレンジアミン
DA−6:1,3−ジアミノ−4−n−ドデシルオキシベンゼン
DA−7:4,4‘−ジアミノジフェニルメタン
DA−8:4,4‘−ジアミノジフェニルアミン
<溶媒>
BCS:ブチルセロソルブ
NMP:N−メチル−2−ピロリドン
<ポリイミド前駆体およびポリイミドの分子量測定>
合成例におけるポリイミド前駆体およびポリイミドの分子量は、常温ゲル浸透クロマトグラフィー(GPC)装置(GPC−101)(昭和電工社製)、カラム(KD−803、KD−805)(Shodex社製)を用いて、以下のようにして測定した。
カラム温度:50℃
溶離液:N,N’−ジメチルホルムアミド(添加剤として、臭化リチウム−水和物(LiBr・HO)が30mmol/L(リットル)、リン酸・無水結晶(o−リン酸)が30mmol/L、テトラヒドロフラン(THF)が10ml/L)
流速:1.0ml/分
検量線作成用標準サンプル:TSK 標準ポリエチレンオキサイド(分子量;約900,000、150,000、100,000、および30,000)(東ソー社製)およびポリエチレングリコール(分子量;約12,000、4,000、および1,000)(ポリマーラボラトリー社製)。
(ポリイミドのイミド化率の測定)
合成例におけるポリイミドのイミド化率は次のようにして測定した。ポリイミド粉末20mgをNMR(核磁気共鳴)サンプル管(NMRサンプリングチューブスタンダード,φ5(草野科学社製))に入れ、重水素化ジメチルスルホキシド(DMSO−d6,0.05質量%TMS(テトラメチルシラン)混合品)(0.53ml)を添加し、超音波をかけて完全に溶解させた。この溶液をNMR測定機(JNW−ECA500)(日本電子データム社製)にて500MHzのプロトンNMRを測定した。イミド化率は、イミド化前後で変化しない構造に由来するプロトンを基準プロトンとして決め、このプロトンのピーク積算値と、9.5ppm〜10.0ppm付近に現れるアミド酸のNH基に由来するプロトンピーク積算値とを用い以下の式によって求めた。
イミド化率(%)=(1−α・x/y)×100
上記式において、xはアミド酸のNH基由来のプロトンピーク積算値、yは基準プロトンのピーク積算値、αはポリアミック酸(イミド化率が0%)の場合におけるアミド酸のNH基プロトン1個に対する基準プロトンの個数割合である。
[合成例1]
DA−1(14.32g,50.0mmol)、DA−2(4.56g,30.0mmol)、DA−3(4.85g,20.0mmol)およびCA−2(12.51g,50.0mmol)をNMP(207.4g)中で混合し、50℃で6時間反応させた。その後、CA−1(9.51g,48.5mmol)とNMP(51.9g)を加えて40℃で一晩反応させ、樹脂固形分濃度15質量%のポリアミック酸溶液(1)を得た。
得られたポリアミック酸溶液(1)(100.0g)に、NMPを加え5質量%に希釈した後、イミド化触媒として無水酢酸(22.41g)およびピリジン(8.69g)を加え、50℃で2時間反応させた。この反応溶液をメタノール(1500ml)中に投入し、得られた沈殿物を濾別した。この沈殿物をメタノールで洗浄し、100℃で減圧乾燥しポリイミド粉末(1)を得た。このポリイミドのイミド化率は50%であり、数平均分子量は24,800、重量平均分子量は88,000であった。
[合成例2]
DA−1(18.61g,65.0mmol)、DA−2(5.93g,39.0mmol)、DA−3(6.30g,26.0mmol)およびCA−2(24.40g,97.5mmol)をNMP(195.3g)中で混合し、50℃で6時間反応させた。その後、CA−1(5.79g,29.5mmol)とNMP(48.8g)を加えて40℃で一晩反応させ、樹脂固形分濃度20質量%のポリアミック酸溶液(2)を得た。
得られたポリアミック酸溶液(2)(100.0g)に、NMPを加え5質量%に希釈した後、イミド化触媒として無水酢酸(10.87g)およびピリジン(8.43g)を加え、90℃で2.5時間反応させた。この反応溶液をメタノール(1500ml)中に投入し、得られた沈殿物を濾別した。この沈殿物をメタノールで洗浄し、100℃で減圧乾燥しポリイミド粉末(2)を得た。このポリイミドのイミド化率は50%であり、数平均分子量は24,800、重量平均分子量は76,230であった。
[合成例3]
合成例2で得られたポリアミック酸溶液(2)(60g)に、NMPを加え5質量%に希釈した後、イミド化触媒として無水酢酸(13.05g)およびピリジン(4.05g)を加え、100℃で3時間反応させた。この反応溶液をメタノール(900ml)中に投入し、得られた沈殿物を濾別した。この沈殿物をメタノールで洗浄し、100℃で減圧乾燥しポリイミド粉末(3)を得た。このポリイミドのイミド化率は70%であり、数平均分子量は22,100、重量平均分子量は70,000であった。
[合成例4]
DA−1(30.78g,107mmol)、DA−2(13.08g,86.0mmol)、DA−3(5.21g,21.5mmol)およびCA−2(40.35g,161mmol)をNMP(278.4g)中で混合し、50℃で6時間反応させた。その後、CA−1(9.99g,50.9mmol)とNMP(119.3g)を加えて40℃で一晩反応させ、樹脂固形分濃度20質量%のポリアミック酸溶液(3)を得た。
得られたポリアミック酸溶液(3)(50.0g)に、NMPを加え3.5質量%に希釈した後、イミド化触媒として無水酢酸(11.04g)およびピリジン(3.42g)を加え、100℃で3時間反応させた。この反応溶液をメタノール(750ml)中に投入し、得られた沈殿物を濾別した。この沈殿物をメタノールで洗浄し、100℃で減圧乾燥しポリイミド粉末(4)を得た。このポリイミドのイミド化率は67%であり、数平均分子量は28,500、重量平均分子量は99,600であった。
[合成例5]
DA−1(36.94g,129mmol)、DA−2(13.08g,86.0mmol)およびCA−2(40.35g,167mmol)をNMP(280.2g)中で混合し、50℃で6時間反応させた。その後、CA−1(9.70g,49.5mmol)とNMP(120.1g)を加えて40℃で一晩反応させ、樹脂固形分濃度20質量%のポリアミック酸溶液(4)を得た。
得られたポリアミック酸溶液(4)(50.0g)に、NMPを加え4質量%に希釈した後、イミド化触媒として無水酢酸(10.96g)およびピリジン(3.40g)を加え、100℃で3時間反応させた。この反応溶液をメタノール(750ml)中に投入し、得られた沈殿物を濾別した。この沈殿物をメタノールで洗浄し、100℃で減圧乾燥しポリイミド粉末(5)を得た。このポリイミドのイミド化率は69%であり、数平均分子量は36,700、重量平均分子量は134,800であった。
[合成例6]
DA−1(16.04g,55.9mmol)、DA−2(6.39g,42.0mmol)、DA−4(5.13g,42.0mmol)およびCA−3(7.02g,32.2mmol)をNMP(194.7g)中で混合し、23℃で1時間反応させた。その後、CA−2(26.27g,105mmol)とNMP(48.68g)を加えて40℃で一晩反応させ、樹脂固形分濃度20質量%のポリアミック酸溶液(5)を得た。
得られたポリアミック酸溶液(5)(40.0g)に、NMPを加え5質量%に希釈した後、イミド化触媒として無水酢酸(4.66g)およびピリジン(3.61g)を加え、90℃で2.5時間反応させた。この反応溶液をメタノール(600ml)中に投入し、得られた沈殿物を濾別した。この沈殿物をメタノールで洗浄し、100℃で減圧乾燥しポリイミド粉末(6)を得た。このポリイミドのイミド化率は69%であり、数平均分子量は13,900、重量平均分子量は40,600であった。
[実施例1〜5、参考例1
合成例1〜6の合成手法で得られたポリイミド粉末(1)〜(6)(各10.0g)に、夫々NMP(106.67g)を加え、80℃にて24時間攪拌して溶解させた。この溶液に、BCS(50.0g)を加え、23℃にて2時間攪拌して液晶配向処理剤(1)〜(6)を得た。この液晶配向処理剤(1)〜(6)には、いずれも濁りや析出物の発生などの異常は見られず、均一な溶液であることが確認された。
[比較例1]
日本特開平8−220541号公報を参考にして、CA−4(100)/DA−5(90)、DA−6(10)の溶剤可溶性ポリイミドと、CA−1(100)/DA−7(100)のポリアミック酸を95:5の比率で混ぜ合わせて、比較液晶配向処理剤(A)を得た。この比較液晶配向処理剤(A)に、濁りや析出物の発生などの異常は見られず、均一な溶液であることが確認された。
[比較例2]
WO2004/053583号パンフレットを参考にして、CA−1(80)、CA−4(20)/DA−8(80)、DA−7(20)のポリアミック酸と、CA−3(100)/DA−1(100)のポリアミック酸を80:20の比率で混ぜ合わせて、比較液晶配向処理剤(B)を得た。この比較液晶配向処理剤(B)に、濁りや析出物の発生などの異常は見られず、均一な溶液であることが確認された。
<液晶セルの作製>
得られた液晶配向処理剤を1.0μmのフィルターで濾過した後、透明電極付きガラス基板上にスピンコートし、70℃のホットプレート上で2分間乾燥後、230℃で15分間焼成して膜厚100nmの塗膜を得た。このポリイミド膜をレーヨン布でラビング(ロール径120mm、回転数1000rpm、移動速度20mm/sec、押し込み量0.4mm)した後、純水中にて1分間超音波照射を行い、80℃で10分間乾燥した。
このような液晶配向膜付き基板を2枚用意した後、2枚の基板のラビング方向が逆平行になるように組み合わせ、4μmのスペーサーを5重量%混入させたシール剤を用いて液晶注入口を残して周囲をシールし、セルギャップが4μmの空セルを作製した。このセルに液晶(「MLC−2041」、メルク社製)を常温で真空注入し、注入口を封止してアンチパラレル液晶セルとした。
<黒レベル評価>
上記(液晶セルの作製)と同様にして作製した液晶セル(実施例1〜5、参考例1、比較例1、2)を偏光軸が直交するように配置された2枚の偏光板の間に設置し、電圧無印加の状態でバックライトを点灯させておき、透過光の輝度が最も小さくなるように液晶セルの配置角度を調整した。それらの液晶セルを浜松ホトニクス社製のデジタルCCDカメラ「C8800−21C」を用いて観察を行い、撮り込んだ画像を同社の解析ソフト「ExDcam Image capture Software」を用いて輝度の数値化を行った。
これらの液晶セルの輝度値が500〜550であれば「◎」、550〜600であれば「○」、それ以上は「×」とした。
Figure 0006508040


本発明の液晶配向処理剤は、横電界駆動方式の液晶表示素子における、黒色の要素に基づく画面の色調に違和感が生じる問題が解決でき、産業上有用である。
なお、2013年3月19日に出願された日本特許出願2013−57263号の明細書、特許請求の範囲及び要約書の全内容をここに引用し、本発明の明細書の開示として、取り入れるものである。

Claims (6)

  1. テトラカルボン酸二無水物由来の構造単位として、下記式(1)で表される構造単位を有し、かつ、ジアミン由来の構造単位として、下記式(2)で表される構造単位を有し、該式(2)で表される構造単位の含有量が、ジアミン由来の全構造単位1モルに対して、40〜100モル%であるポリイミド前駆体を閉環して得られるポリイミドを含有することを特徴とする横電界用の液晶配向処理剤。
    Figure 0006508040
    (式(1)において、Xは下記式(X)で表される4価の有機基であり、該4価の有機基は、下記式[IV]〜[VI]の異性体の混合物であり、異性体[IV]の含有率が90%以上である。は水素原子または炭素数1〜10のアルキル基である。)
    Figure 0006508040
    Figure 0006508040
    Figure 0006508040
    (式(2)において、nは1〜12である。)
  2. 前記ジアミン由来の構造単位として、式(2)において、nが1〜5ある構造単位を有する請求項1に記載の横電界用の液晶配向処理剤。
  3. 上記式(1)で表される構造単位の含有量が、テトラカルボン酸誘導体由来の全構造単位1モルに対して、30〜100モル%である請求項1又は2に記載の横電界用の液晶配向処理剤。
  4. 上記式(2)で表される構造単位の含有量が、ジアミン由来の全構造単位1モルに対して、50〜100モル%である請求項1〜のいずれか一項に記載の横電界用の液晶配向処理剤。
  5. 請求項1〜のいずれか一項に記載の液晶配向処理剤から得られる横電界駆動用の液晶配向膜。
  6. 請求項に記載の液晶配向膜を有する横電界駆動用の液晶表示素子。
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