JP6507192B2 - ピストン冷却装置 - Google Patents

ピストン冷却装置 Download PDF

Info

Publication number
JP6507192B2
JP6507192B2 JP2017066331A JP2017066331A JP6507192B2 JP 6507192 B2 JP6507192 B2 JP 6507192B2 JP 2017066331 A JP2017066331 A JP 2017066331A JP 2017066331 A JP2017066331 A JP 2017066331A JP 6507192 B2 JP6507192 B2 JP 6507192B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
filter
oil
cylindrical portion
oil passage
cooling device
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2017066331A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2018168739A (ja
Inventor
大 祖谷
大 祖谷
進介 川窪
進介 川窪
小林 和也
和也 小林
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Honda Motor Co Ltd
Original Assignee
Honda Motor Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Honda Motor Co Ltd filed Critical Honda Motor Co Ltd
Priority to JP2017066331A priority Critical patent/JP6507192B2/ja
Priority to US15/938,103 priority patent/US10612449B2/en
Publication of JP2018168739A publication Critical patent/JP2018168739A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6507192B2 publication Critical patent/JP6507192B2/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F01MACHINES OR ENGINES IN GENERAL; ENGINE PLANTS IN GENERAL; STEAM ENGINES
    • F01PCOOLING OF MACHINES OR ENGINES IN GENERAL; COOLING OF INTERNAL-COMBUSTION ENGINES
    • F01P3/00Liquid cooling
    • F01P3/06Arrangements for cooling pistons
    • F01P3/08Cooling of piston exterior only, e.g. by jets
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F01MACHINES OR ENGINES IN GENERAL; ENGINE PLANTS IN GENERAL; STEAM ENGINES
    • F01MLUBRICATING OF MACHINES OR ENGINES IN GENERAL; LUBRICATING INTERNAL COMBUSTION ENGINES; CRANKCASE VENTILATING
    • F01M1/00Pressure lubrication
    • F01M1/08Lubricating systems characterised by the provision therein of lubricant jetting means
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F01MACHINES OR ENGINES IN GENERAL; ENGINE PLANTS IN GENERAL; STEAM ENGINES
    • F01MLUBRICATING OF MACHINES OR ENGINES IN GENERAL; LUBRICATING INTERNAL COMBUSTION ENGINES; CRANKCASE VENTILATING
    • F01M1/00Pressure lubrication
    • F01M1/10Lubricating systems characterised by the provision therein of lubricant venting or purifying means, e.g. of filters
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F01MACHINES OR ENGINES IN GENERAL; ENGINE PLANTS IN GENERAL; STEAM ENGINES
    • F01PCOOLING OF MACHINES OR ENGINES IN GENERAL; COOLING OF INTERNAL-COMBUSTION ENGINES
    • F01P11/00Component parts, details, or accessories not provided for in, or of interest apart from, groups F01P1/00 - F01P9/00
    • F01P11/06Cleaning; Combating corrosion
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F16ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
    • F16NLUBRICATING
    • F16N39/00Arrangements for conditioning of lubricants in the lubricating system
    • F16N39/06Arrangements for conditioning of lubricants in the lubricating system by filtration
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F01MACHINES OR ENGINES IN GENERAL; ENGINE PLANTS IN GENERAL; STEAM ENGINES
    • F01MLUBRICATING OF MACHINES OR ENGINES IN GENERAL; LUBRICATING INTERNAL COMBUSTION ENGINES; CRANKCASE VENTILATING
    • F01M1/00Pressure lubrication
    • F01M1/08Lubricating systems characterised by the provision therein of lubricant jetting means
    • F01M2001/083Lubricating systems characterised by the provision therein of lubricant jetting means for lubricating cylinders
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F01MACHINES OR ENGINES IN GENERAL; ENGINE PLANTS IN GENERAL; STEAM ENGINES
    • F01PCOOLING OF MACHINES OR ENGINES IN GENERAL; COOLING OF INTERNAL-COMBUSTION ENGINES
    • F01P3/00Liquid cooling
    • F01P2003/006Liquid cooling the liquid being oil
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F01MACHINES OR ENGINES IN GENERAL; ENGINE PLANTS IN GENERAL; STEAM ENGINES
    • F01PCOOLING OF MACHINES OR ENGINES IN GENERAL; COOLING OF INTERNAL-COMBUSTION ENGINES
    • F01P11/00Component parts, details, or accessories not provided for in, or of interest apart from, groups F01P1/00 - F01P9/00
    • F01P11/06Cleaning; Combating corrosion
    • F01P2011/061Cleaning or combating corrosion using filters

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • General Engineering & Computer Science (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Combustion & Propulsion (AREA)
  • Lubrication Of Internal Combustion Engines (AREA)

Description

本発明は内燃機関のピストン冷却装置に関し、特に、ピストンの背面側からオイル噴射によってピストンを冷却するピストン冷却装置に関する。
従来の内燃機関におけるピストン冷却装置として、内燃機関内に設けられているオイル通路に連通させたノズルパイプが、ピストンの背面に向けて延出され、このノズルパイプからオイルを噴射する構造のものが知られている。
この従来技術においては、例えば、特許文献1には、内燃機関に着脱可能に設けられる冷却装置の本体部に対して、フィルタが本体部のオイル流路上流側の箇所に着脱可能に設けられ、このフィルタが本体部に装着された状態で内燃機関に取り付けられ、下流側にノズルパイプが設けられた構造が開示されている。
特開2015−31246号公報
特許文献1に記載されたピストン冷却装置は、本体部のオイル流路上流側にキャプ状に着脱自在に設けられたフィルタにより、ノズルパイプの目詰まりを防止するが、フィルタ上にオイル内のごみ等の異物がトラップされる構造となっている。
しかしながら、このピストン冷却装置は内燃機関のクランクケース内に設けるもので、それ自体のサイズが小さいことから、フィルタ面積を大きくとることが難しく、フィルタの寿命(メンテナンス周期)を長くすることが課題であった。
本発明は、前述した事情に鑑みてなされたものであり、その目的は、フィルタの長寿命化が図れるピストン冷却装置を提供することにある。
上記目的を達成するために、請求項1に係る発明は、
内燃機関に取り付けられるとともに、前記内燃機関に設けられたオイル通路に連通する連通路を備える本体部と、
前記連通路を通過したオイルを、ピストンに向けて噴射させるオイル噴射口を備えたノズル管部と、
前記ノズル管部よりもオイル流路上流側に設けられてオイル内の異物をろ過するフィルタと、を有し、
前記オイル噴射口から前記ピストンに向けてオイルを噴射するピストン冷却装置であって、
前記本体部は、オイル通路内に挿入される筒状部を有し、
前記筒状部は、前記オイル通路の内壁面に隙間なく嵌合する大径筒状部と、該大径筒状部のオイル流路上流側に設けられ、前記大径筒状部よりも小径で、前記オイル通路の前記内壁面との間に空間が形成される小径筒状部と、を有し、
前記フィルタは、フィルタ底面からフィルタ側面が立設された有底筒形状を有するとともに、前記筒状部の内側に保持され、
前記フィルタ底面及びフィルタ側面には、フィルタ孔が設けられ、
前記フィルタは、前記フィルタ底面が前記筒状部の先端よりオイル流路上流側に突出するように配置され、
前記筒状部の先端よりオイル流路上流側の前記フィルタ側面と、前記オイル通路の前記内壁面との間には空間が形成され
前記筒状部の先端よりオイル流路上流側に突出した前記フィルタ側面と前記オイル通路の前記内壁面との間の距離は、前記小径筒状部と前記オイル通路の前記内壁面との間の距離よりも長いことを特徴とする。
請求項に係る発明は、請求項1に記載の構成に加えて、
前記フィルタは、前記フィルタ底面の略中央にオイル流路下流側に窪む凹部が形成され、該凹部にも前記フィルタ孔が形成されていることを特徴とする。
請求項に係る発明は、請求項に記載の構成に加えて、
前記オイル通路は、前記本体部が挿入される挿入孔と、該挿入孔に対して段部を介して接続され該挿入孔より小径な上流孔とを有し、
前記フィルタの前記フィルタ底面が、前記段部と沿うように配置されることを特徴とする。
請求項に係る発明は、請求項1〜の何れか一項に記載の構成に加えて、
前記本体部が装着される前記オイル通路は、前記内燃機関の使用状態における下向きのオイル供給孔であることを特徴とする。
請求項に係る発明は、請求項1〜の何れか一項に記載の構成に加えて、
前記フィルタの前記フィルタ側面に設けられた前記フィルタ孔は、前記筒状部の先端よりオイル流路上流側に位置するように配置されたことを特徴とする。
請求項1の発明によれば、フィルタ底面からフィルタ側面が立設された有底筒形状のフィルタのフィルタ底面及びフィルタ側面にフィルタ孔を設け、フィルタ底面が筒状部の先端よりオイル流路上流側に突出するように筒状部の内側に保持されるので、オイル内のごみ等の異物がフィルタ底面にトラップされた場合でもフィルタ側面のフィルタ孔によってオイル流路が確保される。したがって、長期に亘ってフィルタ機能を維持することができ、フィルタを長寿命化することができる。
また、本体部は、オイル通路の内壁面に接して位置決めされる大径筒状部と、この大径筒状部よりも小径でフィルタを保持する小径筒状部と、を有するので、小径筒状部とオイル通路の内壁面との間に形成される空間を、オイル内の異物を捕集するトラップ空間として機能させることができ、この空間に異物を止め置くことでフィルタをさらに長寿命化することができる。
請求項の発明によれば、フィルタは、フィルタ底面の略中央にオイル流路下流側に窪む凹部が形成され、該凹部にもフィルタ孔が形成されているので、フィルタのフィルタ面積を増加させてフィルタ寿命を延ばすことができる。また、凹部がオイル流路下流側へ向かって窪んだ構成においては、フィルタ底面に凹部内に異物をトラップすることができ、フィルタ側面側への異物の回り込みを防止してフィルタをさらに長寿命化することができる。
請求項の発明によれば、オイル通路は、本体部が挿入される挿入孔と、該挿入孔に対して段部を介して接続され該挿入孔より小径な上流孔とを有し、フィルタのフィルタ底面が、段部と沿うように配置されるので、段差とフィルタ底面の外周縁との間隔を調整でき、フィルタ底面と段部との隙間でフィルタ側面への大きな異物の侵入を防止してフィルタをさらに長寿命化することができる。
請求項の発明によれば、本体部が装着されるオイル通路は、内燃機関の使用状態における下向きのオイル供給孔であるので、運転停止状態においても捕捉された異物が再びオイル流路内に戻ることが防止できる。また、メンテナンス時において、異物の除去が容易となる。
請求項の発明によれば、フィルタのフィルタ側面に設けられたフィルタ孔は、筒状部の先端よりオイル流路上流側に位置するように配置されるので、オイル内のごみ等の異物がフィルタ底面にトラップされた場合でもフィルタ側面のフィルタ孔によってより確実にオイル流路が確保される。
本発明に係る一実施形態のピストン冷却装置を備えた内燃機関をクランクシャフトの軸線方向からみた内燃機関の要部断面図である。 ピストン冷却装置の斜視図である。 ピストン冷却装置の分解斜視図である。 ピストン冷却装置の装着状態における要部断面図である。 図4の拡大図である。
以下、本発明の内燃機関のピストン冷却装置の一実施形態について、図1〜図5を参照しながら詳細に説明する。以下で説明する内燃機関のピストン冷却装置は、特に限定するものではないが、自動二輪車等の鞍乗型車両に好適に使用される。なお、本明細書における上下左右等の向きの記載については、添付図面を符号の向きに見たときのものとする。
本実施形態の内燃機関1は、図1に示すように、クランクケース2から上方に向かって設けられたシリンダ3およびシリンダヘッド4によってシリンダボア10が形成されている。そして、このシリンダボア10内を上下動するピストン6には、クランクシャフト9に連結されたコンロッド5がその裏側から連結されている。ピストン6の上面とシリンダボア10とによって囲まれた燃焼室10aには、吸気ポート7ならびに排気ポート8が配置されており、開閉弁7a,8aによって吸気および排気が燃焼サイクルに対応したタイミングで適宜行われる。
ピストン冷却装置20は、シリンダボア10の下方部に設けられている。このピストン冷却装置20は、内燃機関1に設けられるオイルギャラリ11に繋げられたオイル通路12に連通される。すなわち、ピストン冷却装置20は、内燃機関1の使用状態における下向きのオイル供給孔であるオイル通路12に接続され、ピストン6の裏面側に向かってオイルを噴射するように設けられている。
このピストン冷却装置20は、図2に示すように、略円筒状の本体部23と、本体部23の外周面を囲むように該外周面から径外方へ延出された本体固定部23aと、本体部23の下側に挿入されるノズル管部21と、本体部23の上側に装着されるフィルタ26とを有して構成されている。
図1も参照して、ピストン冷却装置20は、本体部23の下端側から、略U形状に延出されたノズル管部21がシリンダボア10内に向けて延出されている。このノズル管部21の先端には、複数のオイル噴射口33を有する先端部22が形成されている。一方、ノズル管部21の基端部21bは、本体部23内に挿入接続されている。また、本体部23は、クランクケース2内の本体固定部23aの取り付け穴23ahを貫通する取付けねじ70にて固定されている。
先端部22は、図2および図3に示すように、略円錐台を逆さにしたような形状を有している。先端部22の先端面31には、その外周縁に沿って形成された第1オイル噴射口33a,第2オイル噴射口33b、第3オイル噴射口33cおよび第4オイル噴射口33dの計4個のオイル噴射口33が、シリンダボア10の上方に向かって開口されている。そして、第1〜第4オイル噴射口33a,33b,33c,33dからピストン6の背面へ向けて、オイルポンプ(図示せず)から供給されたオイルOL1〜OL4を噴射する。
本体部23は、オイル通路12内に挿入される筒状部23bを有している。この筒状部23bは、オイル通路12の内壁面12iw(図4参照)に接して位置決めされる大径筒状部23uと、この大径筒状部23uの外径D4よりも小径の外径D3で、該大径筒状部23uよりもオイル流路上流側に突出する小径筒状部23iと、を有する。そして、筒状部23bの小径筒状部23iの内側に、フィルタ26が着脱自在に設けられる。
大径筒状部23uがオイル通路12の内壁面12iwに接して位置決めされることで、小径筒状部23iとオイル通路12の内壁面12iwとの間に、空間Tsが形成される(図4及び図5参照)。
フィルタ26は、フィルタ底面26bからフィルタ側面26wが立設された有底筒形状を有する。
フィルタ26は、図4にも示すように、フィルタ26のフィルタ側面26wが小径筒状部23iの内周壁23eに当接するように嵌め込まれる。すなわち、フィルタ26の外径D2と、内周壁23eの内径D1とが略同一寸法に設定されており、フィルタ26は内周壁23eに軽圧入によって嵌装される。なお、本明細書において“軽圧入”とは、小径筒状部23iの内周壁23eに対するフィルタ26の着脱が作業者の手作業にて容易にできる程度の圧入を言うものである。
また、フィルタ26は、その高さH2が、小径筒状部23iの内周壁23eの内周段部23edの深さH1よりも大きく形成されており、下端部26kが内周段部23edに当接するまで押し込まれて位置決めされる。これにより、フィルタ26は、フィルタ底面26bが筒状部23bの先端23btよりオイル流路上流側に突出するように配置される。
ここで、フィルタ26には、フィルタ底面26b及びフィルタ側面26wにフィルタ孔26hが設けられている。フィルタ底面26bは、上面部26cの中央に凹部26dを有する段差構造となっている。すなわち、フィルタ底面26bは、上面部26cと、上面部26cよりも下方側(取付け状態においてオイル流路下流側)に窪んだ凹部26dとを有する段差構造となっている。そして、上面部26c及び凹部26dの双方には、それぞれ複数のフィルタ孔26hが周方向に等間隔に形成されている。また、フィルタ側面26wにも複数のフィルタ孔26hが周方向に等間隔に形成されている。
フィルタ26は、前述の如くフィルタ底面26bが筒状部23bの先端23btよりオイル流路上流側に突出するように装着されるが、フィルタ側面26wに形成されたフィルタ孔26hも、筒状部23bの先端23btよりもオイル流路上流側に位置している。したがって、フィルタ側面26wのフィルタ孔26hもオイル流路の一部となっている。
本体部23が配置されるオイル通路12は、図4及び図5に示すように、筒状部23bが挿入される挿入孔12bと、該挿入孔12bに対して段部12dを介して接続され該挿入孔12bより小径な上流孔12aとを有している。そして、フィルタ26のフィルタ底面26bは、段部12dと沿うように配置される。即ち、フィルタ26のフィルタ底面26bは、段部12dの上流側端部Aと下流側端部Bとの間に位置している。したがって、フィルタ底面26bと段部12dとの間隔d5(図5参照)は、異物のトラップを考慮して適宜設定することができる。
ノズル管部21は、図4に示すように、その基端部21bが本体部23の下側に挿入される。
また、本実施形態においては、フィルタ26のフィルタ孔26hの口径d3は、オイル噴射口33の最小口径よりも小さい口径に形成されている。したがって、フィルタ孔26hを通過した微細な異物によってオイル噴射口33が閉塞することがない。
以下、フィルタ26にオイル内の異物がトラップされた時の作用について、図5を参照して説明する。
図5においては、フィルタ26の上面、すなわち、フィルタ底面26bに異物Bが堆積したとき、フィルタ底面26bのフィルタ孔26hが塞がれ、それまで流れていたフィルタ底面26b側のオイル流れf1が阻害される。しかし、フィルタ26には、フィルタ側面26wにもフィルタ孔26hが設けられていることで、フィルタ側面26w側に迂回したオイル流れf2が主な流路として機能する。
以上述べたように、本実施形態においては、フィルタ底面26bからフィルタ側面26wが立設された有底筒形状のフィルタ26のフィルタ底面26b及びフィルタ側面26wにフィルタ孔26hを設け、フィルタ底面26bが筒状部23bの先端23btよりオイル流路上流側に突出するように筒状部23bの内側に保持されるので、オイル内のごみ等の異物がフィルタ底面26bにトラップされた場合でもフィルタ側面26wのフィルタ孔26hによってオイル流路が確保される。したがって、長期に亘ってフィルタ機能を維持することができ、フィルタ26を長寿命化することができる。
また、本実施形態においては、本体部23は、オイル通路12の内壁面12iwに接して位置決めされる大径筒状部23uと、この大径筒状部23uよりも小径でフィルタ26を保持する小径筒状部23iと、を有するので、小径筒状部23iとオイル通路12の内壁面12iwとの間に形成される空間Tsを、オイル内の異物を捕集するトラップ空間として機能させることができる。この結果、この空間Tsに異物を止め置くことでフィルタ26をさらに長寿命化することができる。
また、本実施形態においては、フィルタ26は、フィルタ底面26bの略中央にオイル流路下流側に窪む凹部26dが形成され、該凹部26dにもフィルタ孔26hが形成されているので、フィルタ26のフィルタ面積を増加させてフィルタ寿命を延ばすことができる。
また、凹部26dがオイル流路下流側へ向かって窪んだ構成においては、この凹部26d内に異物をトラップすることができ、フィルタ側面26w側への異物の回り込みを防止してフィルタをさらに長寿命化することができる。
また、本実施形態においては、オイル通路12は、本体部23が挿入される挿入孔12bと、該挿入孔12bに対して段部12dを介して接続され該挿入孔12bより小径な上流孔12aとを有し、フィルタ26のフィルタ底面26bが、段部12dと沿うように配置されることで、段部12dとフィルタ底面26bの外周縁との間隔d5を調整でき、フィルタ底面26bと段部12dとの隙間でフィルタ側面26wへの大きな異物の侵入を防止してフィルタ26をさらに長寿命化することができる。
また、本実施形態においては、フィルタ26のフィルタ側面26wに設けられたフィルタ孔26hは、筒状部23bの先端23btよりオイル流路上流側に位置するように配置されるので、オイル内のごみ等の異物がフィルタ底面26bにトラップされた場合でもフィルタ側面26wのフィルタ孔26hによってより確実にオイル流路が確保される。
また、本実施形態においては、本体部23が装着されるオイル通路12は、内燃機関1の使用状態における下向きのオイル供給孔であるので、運転停止状態においても捕捉された異物が再びオイル流路内に戻ることが防止できる。また、メンテナンス時において、異物除去が容易となる。
以上、前掲の実施形態においては、自動二輪車の内燃機関におけるピストン冷却装置として説明したが、これに限らず、ATVや自動四輪車等、様々な内燃機関に本発明を採用することができる。
また、前掲の実施形態では、フィルタ26及び該フィルタ26を装着する小径筒状部23iの内周壁23eの形状を円形に形成したが、円形でなく、例えば多角形でも良い。
1 内燃機関
6 ピストン
12 オイル通路
12a 上流孔
12b 挿入孔
12d 段部
12iw 内壁面
20 ピストン冷却装置
21 ノズル管部
23 本体部
23b 筒状部
23d 連通路
23bt 先端
23i 小径筒状部
23u 大径筒状部
26 フィルタ
26b フィルタ底面
26d 凹部
26h フィルタ孔
26w フィルタ側面
33 オイル噴射口

Claims (5)

  1. 内燃機関(1)に取り付けられるとともに、前記内燃機関(1)に設けられたオイル通路(12)に連通する連通路(23d)を備える本体部(23)と、
    前記連通路(23d)を通過したオイルをピストン(6)に向けて噴射させるオイル噴射口(33)を備えたノズル管部(21)と、
    前記ノズル管部(21)よりもオイル流路上流側に設けられてオイル内の異物をろ過するフィルタ(26)と、を有し、
    前記オイル噴射口(33)から前記ピストン(6)に向けてオイルを噴射するピストン冷却装置(20)であって、
    前記本体部(23)は、オイル通路(12)内に挿入される筒状部(23b)を有し、
    前記筒状部(23b)は、前記オイル通路(12)の内壁面(12iw)に隙間なく嵌合する大径筒状部(23u)と、該大径筒状部(23u)のオイル流路上流側に設けられ、前記大径筒状部(23u)よりも小径で、前記オイル通路(12)の前記内壁面(12iw)との間に空間(Ts)が形成される小径筒状部(23i)と、を有し、
    前記フィルタ(26)は、フィルタ底面(26b)からフィルタ側面(26w)が立設された有底筒形状を有するとともに、前記筒状部(23b)の内側に保持され、
    前記フィルタ底面(26b)及びフィルタ側面(26w)には、フィルタ孔(26h)が設けられ、
    前記フィルタ(26)は、前記フィルタ底面(26b)が前記筒状部(23b)の先端(23bt)よりオイル流路上流側に突出するように配置され、
    前記筒状部(23b)の先端(23bt)よりオイル流路上流側の前記フィルタ側面(26w)と、前記オイル通路(12)の前記内壁面(12iw)との間には空間が形成され
    前記筒状部(23b)の先端(23bt)よりオイル流路上流側に突出した前記フィルタ側面(26w)と前記オイル通路(12)の前記内壁面(12iw)との間の距離は、前記小径筒状部(23i)と前記オイル通路(12)の前記内壁面(12iw)との間の距離よりも長い
    ことを特徴とするピストン冷却装置(20)。
  2. 前記フィルタ(26)は、前記フィルタ底面(26b)の略中央にオイル流路下流側に窪む凹部(26d)が形成され、該凹部(26d)にも前記フィルタ孔(26h)が形成されている、ことを特徴とする請求項1に記載のピストン冷却装置(20)。
  3. 前記オイル通路(12)は、前記本体部(23)が挿入される挿入孔(12b)と、該挿入孔(12b)に対して段部(12d)を介して接続され該挿入孔(12b)より小径な上流孔(12a)とを有し、
    前記フィルタ(26)の前記フィルタ底面(26b)が、前記段部(12d)と沿うように配置される、ことを特徴とする請求項に記載のピストン冷却装置(20)。
  4. 前記本体部(23)が装着される前記オイル通路(12)は、前記内燃機関(1)の使用状態における下向きのオイル供給孔である、ことを特徴とする請求項1〜の何れか一項に記載のピストン冷却装置(20)。
  5. 前記フィルタ(26)の前記フィルタ側面(26w)に設けられた前記フィルタ孔(26h)は、前記筒状部(23b)の先端(23bt)よりオイル流路上流側に位置するように配置された、ことを特徴とする請求項1〜の何れか一項に記載のピストン冷却装置(20)。
JP2017066331A 2017-03-29 2017-03-29 ピストン冷却装置 Expired - Fee Related JP6507192B2 (ja)

Priority Applications (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2017066331A JP6507192B2 (ja) 2017-03-29 2017-03-29 ピストン冷却装置
US15/938,103 US10612449B2 (en) 2017-03-29 2018-03-28 Piston cooling device

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2017066331A JP6507192B2 (ja) 2017-03-29 2017-03-29 ピストン冷却装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2018168739A JP2018168739A (ja) 2018-11-01
JP6507192B2 true JP6507192B2 (ja) 2019-04-24

Family

ID=63673061

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2017066331A Expired - Fee Related JP6507192B2 (ja) 2017-03-29 2017-03-29 ピストン冷却装置

Country Status (2)

Country Link
US (1) US10612449B2 (ja)
JP (1) JP6507192B2 (ja)

Families Citing this family (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
USD921044S1 (en) * 2019-08-02 2021-06-01 Transportation Ip Holdings, Llc Piston cooling apparatus
USD928201S1 (en) * 2019-08-02 2021-08-17 Transportation Ip Holdings, Llc Piston cooling apparatus
USD965029S1 (en) * 2020-09-11 2022-09-27 Transportation Ip Holdings, Llc Piston cooling jet

Family Cites Families (9)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US4206726A (en) * 1977-07-18 1980-06-10 Caterpillar Tractor Co. Double orifice piston cooling nozzle for reciprocating engines
US4901679A (en) * 1988-09-30 1990-02-20 Stanadyne Automotive Corp. Spray nozzle assembly for piston cooling
JPH0459309U (ja) * 1990-09-29 1992-05-21
EP1391593A1 (en) * 2002-08-19 2004-02-25 Perkins Engines Company Limited Fluid filtration system with resiliently expandable filter element
EP1391229B1 (en) * 2002-08-19 2006-01-25 Perkins Engines Company Limited Fluid filtration system with helical filter element
JP4999746B2 (ja) * 2008-03-24 2012-08-15 ダイハツ工業株式会社 オイルパンへのストレーナ取付装置
US20150290188A1 (en) * 2012-10-11 2015-10-15 Chanrx Corporation Pharmaceutical compositions containing enantiomerically pure and/or racemic mixtures of chiral piperazine compounds and methods of terminating acute episodes of cardiac arrhythmia, restoring normal sinus rhythm, preventing recurrence of cardiac arrhythmia and maintaining normal sinus rhythm in mammals through administration of said compositions
JP6007157B2 (ja) * 2013-08-06 2016-10-12 本田技研工業株式会社 ピストンの冷却装置
JP6310879B2 (ja) 2015-03-30 2018-04-11 本田技研工業株式会社 オイルジェット装置

Also Published As

Publication number Publication date
JP2018168739A (ja) 2018-11-01
US10612449B2 (en) 2020-04-07
US20180283257A1 (en) 2018-10-04

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP6507192B2 (ja) ピストン冷却装置
JP6007157B2 (ja) ピストンの冷却装置
JP6310879B2 (ja) オイルジェット装置
JP5977671B2 (ja) クラウン冷却ジェットを備えたピストン
JP4095957B2 (ja) 内燃機関のクランクケーシングガスのためのオイル分離装置
CN110107377B (zh) 内燃机的窜气处理装置
JP2008522087A (ja) ピストン噴射ノズル
JP2017066963A (ja) ブローバイガス用フィルタ
JPWO2015015907A1 (ja) 内燃機関のブローバイガス処理装置
JP5265499B2 (ja) オイルジェット
JP4380685B2 (ja) 燃料噴射弁
JP2722216B2 (ja) ピストンの冷却装置
JP2009293587A (ja) オイルジェット構造
JP2006510849A (ja) 燃料噴射弁
JP6136557B2 (ja) 内燃機関のシリンダヘッドカバー
KR100981984B1 (ko) 피씨브이 밸브
JP2016014373A (ja) 内燃機関のオイルジェット装置
JP2007138862A (ja) 内燃機関
JP3876249B2 (ja) 燃料噴射弁のシール構造
JP2009180144A (ja) 内燃機関用のスロットルボデー
JP3876248B2 (ja) 燃料噴射弁のシール構造
JP2000240423A (ja) エンジンのヘッドカバー
JP2017180132A (ja) オイル噴射装置
KR100589215B1 (ko) 타이밍 체인 윤활을 위한 프론트 캠 캡과 실린더 헤드결합 구조
JP2006291852A (ja) 燃料噴射装置

Legal Events

Date Code Title Description
A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20180807

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20181005

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20181127

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20190226

A911 Transfer to examiner for re-examination before appeal (zenchi)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A911

Effective date: 20190304

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20190319

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20190401

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 6507192

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees