JP2017180132A - オイル噴射装置 - Google Patents

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健吾 林
Kengo Hayashi
健吾 林
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Abstract

【課題】ピストンの冷却空洞にオイルを適切に供給できると共に、所定の位置に適切に供給できるようにする。【解決手段】エンジン1のピストン13の裏面側にオイルを噴射するオイルジェット21において、ピストン13に形成されたクーリングチャネル13aの入口となるチャネル開口13bに向けてオイルを噴射可能に配置されるノズル23を備え、ノズル23の先端部23aには、ノズル23の内周面からノズル23の外側面まで貫通する少なくとも1以上の切り込み23bを形成するようにする。切り込み23bは、ピストン13にピストンピン14を介して取り付けられるコネクティングロッド16の小端部16aと、ピストンピン14との接続部分16b側に延びて形成されていてもよい。【選択図】図2

Description

本発明は、シリンダ内に冷却や潤滑のためにオイルを噴射させるオイル噴射装置に関する。
従来、エンジンのシリンダ内のピストンを冷却するために、シリンダ内にオイルを噴射するオイル噴射ノズルを備えたオイルジェットが知られている。また、ピストンの内部に冷却のためにオイルを流通させる冷却空洞を形成し、オイルジェットにより冷却空洞にオイルを噴射するようにして、冷却空洞に効率良くオイルを供給する技術が知られている。
近年、冷却や潤滑を行うために、ピストンの内部だけでなく、ピストンの裏面や、コネクティングロッドの小端部等にオイルを噴射させることが要請されている。
これに対して、ノズルの先端に2つの噴孔が形成されたノズルピースを取り付けて、冷却空洞と、コネクティングロッド小端部付近とにオイルが噴射されるようにする技術が知られている(例えば、特許文献1参照)。
また、ノズルの先端部の開口周囲の面取り部分の中心を、オイル流路の中心軸に対してシリンダ中心側に偏心させることにより、冷却空洞へのオイルの供給を行うとともに、シリンダ中心側の広範囲にオイルを噴射させることのできる技術が知られている(例えば、特許文献2参照)。
特開2001−3724号公報 特開2009−79575号公報
例えば、冷却空洞に効率良くオイルを供給するために、ピストンが下死点の位置にある場合に、オイルジェットのノズルの先端の位置がピストンの冷却空洞の入口の近傍となるように調整されることがある。
このようにノズルの先端の位置が調整されている場合においては、ピストンが下死点近傍にあると、ノズルの先端の面に複数の噴孔が形成されていても、或いはノズルの先端の面の面取り中心がシリンダ中心側に偏心されていても、オイルはノズルの先端の面よりもピストン側にしか噴射されないので、ほとんどのオイルが冷却空洞の入口に供給されてしまう。したがって、ノズルの先端がピストンの裏面に近い状態において、冷却空洞以外のピストンの裏面側の各部にオイルを効果的に供給することができない。
更に、ノズルの先端に複数の噴孔が形成されたノズルピースを取り付ける場合には、ノズルピースの加工や、取り付けに手間がかかるという問題もある。
本発明は、オイルをピストンの冷却空洞に適切に供給できると共に、冷却空洞以外の所定の位置に適切に供給することのできる技術を提供することを目的とする。
上述の目的を達成するため、本発明の一観点に係るオイル噴射装置は、内燃機関のピストンの背面側にオイルを噴射するオイル噴射装置において、ピストンに形成された冷却空洞の入口に向けてオイルを噴射可能に配置されるノズルを備え、ノズルの先端部には、ノズルの内周面からノズルの外側面まで貫通する少なくとも1以上の切り込みが形成されている。
上記オイル噴射装置において、切り込みは、ピストンの軸中心側に延びて形成されていてもよい。
また、上記オイル噴射装置において、切り込みは、ピストンにピストンピンを介して取り付けられるコネクティングロッドの小端部と、ピストンピンとの接続部位側に延びて形成されていてもよい。
また、上記オイル噴射装置において、切り込みのノズルの基端側の端面は、ノズルの先端側に向かう方向に対して鋭角を成すように形成されていてもよい。
本発明によれば、オイルをピストンの冷却空洞に適切に供給できると共に、冷却空洞以外の所定の位置に適切に供給することができる。
本発明の一実施形態に係るエンジンの一部の模式的な断面図である。 図2(A)は、本発明の一実施形態に係るオイルジェットの斜視図である。図2(B)は、図2(A)に示すオイルジェットの範囲Lの拡大図である。 図3(A)は、本発明の一実施形態に係るエンジンにおけるオイルジェットのノズルの配置位置を説明する図である。図3(B)は、図3(A)における範囲Mの拡大図である。
以下、添付図面に基づいて、本発明の一実施形態に係るオイルジェットを備えるエンジンを説明する。同一の部品には同一の符号を付してあり、それらの名称および機能も同じである。したがって、それらについての詳細な説明は繰返さない。
図1は、本発明の一実施形態に係るエンジンの一部の模式的な断面図である。なお、図1は、ピストンが下死点に位置している場合の状態を示している。
内燃機関の一例としてのエンジン1は、シリンダブロック10と、ピストン13と、コネクティングロッド16と、オイル噴射装置の一例としてのオイルジェット21とを備える。シリンダブロック10には、所定の方向(図1の例では、上下方向)に延びる円筒状のシリンダ11が形成されている。シリンダ11には、ピストン13が所定方向に往復移動可能に収容されている。
ピストン13には、ピストンピン14を介してコネクティングロッド16の小端部16aが回転可能な状態で取り付けられている。
ピストン13の内部には、冷却のためにオイル(潤滑油)を流通させる冷却空洞(クーリングチャネル)13aが形成されている。ピストン13の下死点側には、クーリングチャネル13aへの入口となるチャネル開口部13bが形成されている。本実施形態では、ピストン13が下死点に位置する場合に、オイルジェット21の後述するノズル23の先端面がチャネル開口部13bの下面と同じ高さ位置又は、下面に近い位置となるようにオイルジェット21が配置されている。
シリンダブロック10の内部の下端側には、オイルジェット21に供給するためのオイルが供給されるオイル供給路15が設けられている。オイル供給路15は、主オイル供給路15aと、副オイル供給路15bとを有する。主オイル供給路15aには、図示しないオイルポンプからオイルが供給される。副オイル供給路15bは、主オイル供給路15aよりも径の小さい流路であり、主オイル供給路15aからシリンダブロック10のオイルジェット21を取り付ける取付面10aまで連通している。副オイル供給部15bの下端側には、オイルジェット取付ボルト24の軸部24aの雄ねじと螺合する雌ねじが形成されている。
取付面10aは、シリンダ11の下死点近傍に設けられており、オイルジェット21が取り付けられる。取付面10aには、オイルジェット21の後述する位置決め凸部22aが嵌め込まれる位置決め凹部10bが形成されている。
図2(A)は、本発明の一実施形態に係るオイルジェットの斜視図である。図2(B)は、図2(A)に示すオイルジェットの範囲Lの拡大図である。
オイルジェット21は、本体部22と、ノズル23とを備え、ピストン13の下死点側(裏面側)にオイルを噴射する。
本体部22は、取付面10aに形成された位置決め凹部10bに嵌め込まれることにより、オイルジェット21の位置決めに寄与する位置決め凸部22aと、オイルジェット取付ボルト24の軸部24aが挿通される固定孔22bとを有する。固定孔22bの内側面には、ノズル23の内部の流路と連通する連通孔22cが形成されている。この固定孔22bにオイルジェット取付ボルト24の軸部24bを挿通させて、軸部24bの雄ねじを副オイル供給路15bの雌ねじに螺合させることにより、オイルジェット21をシリンダブロック10の取付面10aに取り付けることができる。オイルジェット取付ボルト24の軸部24aの内部には、副オイル供給部14bと連通孔22cとを連通させるオイルの流路が形成されている。これにより、オイルジェット取付ボルト24の軸部24aの内部を介して副オイル供給路15bと連通孔22cが連通することとなり、主オイル供給路15aに供給されるオイルを、副オイル供給路15b、及び連通孔22cを介して、ノズル23に供給することができる。
また、位置決め凸部22aを位置決め凹部10bに嵌め込むと共に、オイルジェット取付ボルト24を副オイル供給路15bに螺合することにより、オイルジェット21を適切な位置に位置決めできる。
ノズル23の基端側は、シリンダブロック10に取り付けられた際にシリンダ11側となる本体部22の側面に嵌め込まれ、ノズル23の先端側は、シリンダブロック10に取り付けられた際にシリンダ11側に延びるように形成されている。また、ノズル23は、オイルジェット21がシリンダブロック10に取り付けられた際に、先端部23aの先端の面(先端面)がピストン13のチャネル開口部13bと対向するように屈曲されている。
先端部23aには、図2(B)に示すように、ノズル23の内周面から外側面まで貫通する少なくとも1以上の切り込み23bが形成されている。切り込み23bのノズル23の基端側の端面23cは、ノズル23の先端側に向かう方向に対して鋭角を成すように形成されている。このような構成により、ノズル23内を流れるオイルの一部は、端面23cに沿って切り込み23bを通過して、ノズル23の側面方向に噴射される。
次に、エンジン1におけるオイルジェット21のノズル23の配置位置、及び先端部23aの切り込み23bの形成位置について説明する。
図3(A)は、本発明の一実施形態に係るエンジンにおけるオイルジェットのノズルの配置位置を説明する図である。図3(A)は、エンジン1のシリンダ11の周辺を上死点側から見た図である。図3(B)は、図3(A)における範囲Mの拡大図である。
オイルジェット21のノズル23は、シリンダ11の外側からシリンダ11の直下のピストンピン14及びコネクティングロッド16と干渉しない位置まで延びて配置されている。ノズル23の先端部23aは、チャネル開口部13bの直下にチャネル開口部13bと対向するように先端面を向けて配置される。
ノズル23の先端部23aには、切り込み23bが形成されている。切り込み23bは、ノズル23の流路の中心から、例えば、ピストン13の軸中心側、例えば、コネクティングロッド16の小端部16aとピストンピン14とが接続されている接続部位16bの方向に延びるように形成されている。
先端部23aに切り込み23bが形成されているので、ノズル23によると、図3(B)の範囲Jに示すように、ノズル23の先端部23aの先端面を中心とした範囲J1にオイルが噴射されるとともに、切り込み23bが向く方向に対しては、ノズル23の軸中心から範囲J1よりも遠くを含む範囲J2にオイルが噴射される。範囲J1に噴射されたオイルは、チャネル開口部13bからクーリングチャネル13a内に供給されることとなり、範囲J1に噴射されたオイルは、コネクティングロッド16の小端部16aとピストンピン14とが接続されている接続部位16bに供給されることとなる。ここで、切り込み23bは、ノズル23の先端部23aの先端面から基端側(下側)の範囲に存在するので、ピストン13が下死点又はその近傍にあって、ノズル23の先端部23aの先端面がチャネル開口部13bと同じ又は近傍の高さ位置となっている場合であっても、オイルの一部を適切に接続部位16bの方向に噴射することができる。
以上説明したように、本実施形態に係るオイルジェット21では、ピストン13に形成されたクーリングチャネル13aの入口であるチャネル開口部13bに向けてオイルを噴射可能に配置されるノズル23を備え、ノズル23の先端部23aに、ノズル23の内周面から外側面まで貫通する少なくとも1以上の切り込み23bを形成するようにしたので、オイルをクーリングチャネル13aだけではなく、オイルを供給したい所定の位置に対して適切に供給することができる。このため、クーリングチャンネル13a以外の所定の部位の冷却や潤滑の効果を向上することができる。
なお、本発明は、上述の実施形態に限定されるものではなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で、適宜変形して実施することが可能である。
例えば、上記実施形態では、ノズル23の先端部23aの1箇所に切り込み23bを形成するようにしていたが、本発明はこれに限られず、ノズル23の先端部23aに複数の切り込みを形成するようにしてもよい。
また、上記実施形態では、切り込み23bの基端側の端面23cを、ノズル23の先端側に向かう方向に対して鋭角を成すように形成していたが、本発明はこれに限られず、例えば、端面23cをノズル23の先端側に向かう方向に対して垂直又は鈍角を成すように形成してもよい。
また、上記実施形態では、ノズル23の先端部23aの切り込み23bを、ピストン13の軸中心側に延びるように形成していたが、本発明はこれに限られず、切り込み23bを、オイルを供給したい所定の位置の方向に延びるように形成してもよい。
1 エンジン
10 シリンダブロック
11 シリンダ
13 ピストン
13a クーリングチャネル
13b チャネル開口部
14 ピストンピン
15 オイル供給路
16 コネクティングロッド
16a 小端部
16b 接続部位
21 オイルジェット
22 本体部
23 ノズル
23a 先端部
23b 切り込み
23c 端面
24 オイルジェット取付ボルト

Claims (4)

  1. 内燃機関のピストンの裏面側にオイルを噴射するオイル噴射装置において、
    前記ピストンに形成された冷却空洞の入口に向けてオイルを噴射可能に配置されるノズルを備え、
    前記ノズルの先端部には、前記ノズルの内周面から前記ノズルの外側面まで貫通する少なくとも1以上の切り込みが形成されている
    オイル噴射装置。
  2. 前記切り込みは、前記ピストンの軸中心側に延びて形成されている
    請求項1に記載のオイル噴射装置。
  3. 前記切り込みは、前記ピストンにピストンピンを介して取り付けられるコネクティングロッドの小端部と、前記ピストンピンとの接続部位側に延びて形成されている
    請求項1又は請求項2に記載のオイル噴射装置。
  4. 前記切り込みの前記ノズルの基端側の端面は、前記ノズルの先端側に向かう方向に対して鋭角を成すように形成されている
    請求項1から請求項3の何れか一項に記載のオイル噴射装置。


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