JP6007157B2 - ピストンの冷却装置 - Google Patents

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Description

本発明は内燃機関のピストンの冷却装置に関し、特に、ピストンの背面側からオイル噴射によって冷却をするピストンの冷却装置に関する。
従来の内燃機関におけるピストンの冷却装置として、内燃機関内に設けられているオイル通路に連通させた冷却用オイル流路を形成するノズルパイプが、ピストンの背面に向けて延出されて、このノズルパイプからオイルを噴射する構造のものが知られている。
この従来技術は、例えば、特許文献1においては、内燃機関に着脱可能に設けられる冷却装置の本体部の内部のオイル室内に、フィルタが設けられ、フィルタの下流側にノズルパイプが設けられた一体型の構造である。したがって、本体部の内部のフィルタにより、ノズルパイプの目詰まり防止を図っている。このように、フィルタを内蔵する一体型の冷却装置は、冷却装置の組み付けと同時に、フィルタも組みつけられることから、組み立て性がよい。
実開昭54−164328号公報
しかしながら、特許文献1に記載された構造においては、冷却装置の本体部の内部にフィルタを内蔵するため、フィルタの洗浄や交換のメンテナンスを行う際に、本体部を分割・分解しなければならない。したがって、メンテナンス作業が煩雑になるという課題がある。また、本体部には、フィルタを内蔵・支持する構造に加え、フィルタを本体部に対して着脱可能にするために本体部自体を分割、および再組可能な構造にしなければならない。この結果、本体部の構造が複雑化しやすく、コストアップや冷却装置の大型化を招く可能性がある。
一方、フィルタを冷却装置の本体部に対して取り外せないように設けることで構造の簡素化を図ることも考えられるが、この場合、メンテナンスの際に、冷却装置全体の交換が必要となる。この結果、コストアップを招いてしまうという課題がある。
本発明は、前述した事情に鑑みてなされたものであり、その目的は、フィルタの固定構造が簡単でかつ冷却装置が複雑化することがなく、着脱が容易でメンテナンス作業も容易なピストンの冷却装置を提供することにある。
上記目的を達成するために、請求項1に係る発明は、
内燃機関に取り付けられるとともに、前記内燃機関に設けられるオイル通路に連通する連通路を備える本体部と、
前記連通路を通過したオイルを、ピストンに向けて噴射させるオイル噴射口を備えたノズル管部と、
前記ノズル管部よりもオイル流路上流側に設けられるとともに、前記オイル噴射口の最小口径よりも小さい口径の孔部を有するフィルタと、を有し、
前記オイル噴射口から前記ピストンに向けてオイルを噴射するピストンの冷却装置であって、
前記フィルタは、前記本体部におけるオイル流路上流側の端部に着脱自在に取り付けられ、
前記本体部は、少なくとも前記フィルタの一部を、前記オイル通路内に挿入させた状態で前記内燃機関に取付けられ
前記フィルタは、筒状の外周部の一端を開放した開放端部を有し、他端に前記孔部を有する底部を備える有底筒状に形成されて、前記開放端部側から前記外周部の内側に前記本体部の外壁部を挿入させて嵌合した状態で、前記フィルタが前記オイル通路の挿入内壁部に挿入され、
前記オイル通路には、前記挿入内壁部よりもオイル通路中心軸線側に突出して前記フィルタの移動を規制する規制部が設けられ、
前記本体部が前記内燃機関に取付けられた状態において、
前記本体部におけるオイル流路上流側の先端部から前記規制部までの距離に比べて、前記開放端部から前記先端部までの距離が大きくなるように設定されていることを特徴とする。
請求項に係る発明は、請求項に記載の構成に加えて、前記フィルタには、前記底部に複数の前記孔部が形成され、前記本体部が前記内燃機関に取り付けられた状態において、前記底部と前記規制部との間に間隙が形成されることを特徴とする。
請求項に係る発明は、請求項1または2に記載の構成に加えて、前記底部は、第1面部と、前記第1面部に対してオイル流路方向に凸状または凹状に形成される第2面部と、を有し、前記第1面部および前記第2面部の双方に前記孔部が形成されることを特徴とする。
請求項に係る発明は、請求項1〜3の何れか一項に記載の構成に加えて、前記フィルタは、前記本体部に装着された状態において、前記底部と前記本体部の前記先端部とを離間するように設けられることを特徴とする。
請求項に係る発明は、請求項1〜4の何れか一項に記載の構成に加えて、前記フィルタは、前記外周部を有する有底筒状に形成され、前記外周部を、前記本体部の前記外壁部に対して着脱可能な軽圧入によって嵌装されることを特徴とする。
請求項に係る発明は、請求項1〜4の何れか一項に記載の構成に加えて、前記フィルタは、前記外周部を有する有底筒状に形成され、前記外周部の内側に形成された雌ねじ部を、前記本体部の前記外壁部に形成された雄ねじ部に螺合装着されることを特徴とする。
請求項に係る発明は、
内燃機関に取り付けられるとともに、前記内燃機関に設けられるオイル通路に連通する連通路を備える本体部と、
前記連通路を通過したオイルを、ピストンに向けて噴射させるオイル噴射口を備えたノズル管部と、
前記ノズル管部よりもオイル流路上流側に設けられるとともに、前記オイル噴射口の最小口径よりも小さい口径の孔部を有するフィルタと、を有し、
前記オイル噴射口から前記ピストンに向けてオイルを噴射するピストンの冷却装置であって、
前記フィルタは、前記本体部におけるオイル流路上流側の端部に着脱自在に取り付けられ、
前記本体部は、少なくとも前記フィルタの一部を、前記オイル通路内に挿入させた状態で前記内燃機関に取付けられ、
前記フィルタと前記本体部のうちいずれか一方に設けられるとともに、前記本体部の軸線に対して交差方向に突設される係合片と、前記フィルタと前記本体部のいずれか他方に設けられるとともに、前記係合片を受容する被係合溝部と、が嵌合可能に形成され、
前記被係合溝部は、前記軸線に沿う前記係合片の移動を許容する第1溝部と、前記第1溝部に所定角度を持って交差して、前記軸線回りの回転方向に沿う前記係合片の移動を許容する第2溝部と、を有して形成されていることを特徴とする。
請求項1の発明によれば、フィルタは、本体部に対して、着脱自在に本体部における上流側の端部に取り付けられるので、フィルタを本体部側に保持させた状態で、冷却装置の内燃機関への取付け作業および取外し作業が容易にできる。また、冷却装置の本体部を内燃機関から取外すだけでフィルタへ直接アクセスすることができるので、フィルタ交換などのメンテナンス作業も容易にできる。更に、少なくともフィルタの一部が、内燃機関のオイル流路に挿入されて設けられているので、フィルタがピストン側へ脱落しないようにすることができる。
また、フィルタは、一端を開放した開放端部を有し、他端に底部を有する有底筒状に形成され、本体部が開放端部側から外壁部の内側に挿入されて嵌合されるとともに、フィルタが挿入内壁部に挿入されて配置され、オイル通路には、挿入内壁部よりもオイル通路中心軸線側に突出してフィルタの移動を規制する規制部が設けられているので、フィルタが本体部から外れる方向である外れ方向のフィルタの移動を規制することができる。さらに、冷却装置が内燃機関に取付けられた状態において、本体部におけるオイル流路上流側の先端部から規制部までの距離に比べて、開放端部から先端部までの距離が大きくなるように設定されているので、本体部を内燃機関に取り付けた後に、意図せずフィルタが本体部から外れる方向に移動しそうになっても、外れ方向の移動量を、フィルタと本体部との嵌合部の重なり量よりも小さくできる。したがって、フィルタ脱落を効果的に回避することができる。
請求項の発明によれば、フィルタの底部には複数の孔部が形成され、本体部が内燃機関へ取付けられた状態において、底部と規制部との間隙が形成されることで、規制部がオイル通路内方へ突出する形状であっても、規制部によって底部に形成された孔部が塞がれることがないので、オイル流路が確保されて、ピストンへオイルを円滑に供給することができる。
請求項の発明によれば、底部は第1面部と、第1面部よりもオイル流路方向に凸状または凹状に形成される第2面部と、を有し、第1面部および第2面部の双方に孔部が形成されることで、例えば比較的大きい異物がフィルタにトラップされた場合に、底部を大きく塞ぐような事態が想定されるが、第1面部と第2面部とが段差を持って形成されていることで、異物と底部(濾過面)との間には隙間が形成されやすくなり、オイル流路が確保される。この結果、ピストンへのオイル供給を継続することができる。
また、底部に凹凸形状が形成されることにより、底部の剛性を高めることができ、異物のフィルタへの接触や油圧に対して変形し難いように強度を高めることができる。
請求項の発明によれば、フィルタの底部と本体部の上端面とが離間していることで、フィルタ内側にフィルタ内部空間が形成されるので、上端面が孔部を塞ぐようなことがなく、フィルタの底部のフィルタ面を有効に利用することができ、底部のフィルタリング面積を大きくすることができる。
請求項の発明によれば、フィルタが本体部に対して手で容易に着脱可能な軽圧入によって嵌装されているので、フィルタの取付け構造を簡素化することができ、生産性を向上させることができる。また、本体部に対してフィルタの着脱を容易にすることができ、メンテナンス性も向上させることができる。
請求項の発明によれば、フィルタに設けられる雌ねじ部と、本体部に設けられる雄ねじ部との螺合により構成されるので、フィルタを本体部に対して回転させるだけで容易に着脱することができ、また、メンテナンス性も向上させることができる。また、フィルタは回転させない限り、本体部から外れることがないので、本体部を内燃機関に取り付けた状態では、フィルタが本体部から脱落しにくい構造とすることができる。
請求項の発明によれば、フィルタと本体部のうちいずれか一方に設けられる係合片と、フィルタと本体部のいずれか他方に設けられる被係合溝部とで構成され、被係合溝部は、本体部の軸方向に沿う係合片の移動を許容する第1溝部と、本体部の軸線回りの回転方向に沿う係合片の移動を許容する第2溝部とが所定角度を持って交差して形成されているので、係合片が第1溝部を通過して第2溝部に至るように挿入及び回転操作をすることで、フィルタを本体部に容易に保持させることができる。
また、フィルタを回転させない限り、フィルタは本体部から外れることがないので、本体部を内燃機関に取り付けた状態では、フィルタが本体部から脱落しにくい構成とすることができる。
第1実施形態のピストンの冷却装置を備えた内燃機関におけるクランクシャフトの軸線方向からみた要部断面図である。 図1に示すピストンの冷却装置を示す斜視図である。 図2に示すピストンの冷却装置の分解斜視図である。 図2に示すピストンの冷却装置の装着状態における要部断面図である。 図4に示すピストンの冷却装置の装着状態における要部の拡大断面図である。 図4におけるA−A線に沿った部分の断面図である。 第1実施形態におけるフィルタの変形例を示す斜視図である。 第2実施形態におけるピストンの冷却装置の分解斜視図である。 第3実施形態におけるピストンの冷却装置の分解斜視図である
以下、本発明の実施形態について添付図面を参照して説明する。
(第1実施形態)
第1実施形態は、鞍乗型車両としての自動二輪車に適用される内燃機関のピストンの冷却装置について、図1〜図6を参照しながら詳細に説明する。なお、本明細書における上下左右等の向きの記載については、添付図面を符号の向きに見たときのものとする。
本実施形態の内燃機関1は、図1に示すように、クランクケース2から上方に向かって設けられたシリンダ3およびシリンダヘッド4によってシリンダボア10が形成されている。そして、このシリンダボア10内を上下動するピストン6には、クランクシャフト9に連結されたコンロッド5がその裏側から連結されている。
なお、ピストン6の上面とシリンダボア10とによって囲まれた燃焼室10aには、吸気ポート7ならびに排気ポート8がつなげられており、開閉弁7a,8aによって吸気および排気が燃焼サイクルに対応したタイミングで適宜行われる。
本実施形態のピストンの冷却装置20は、図1に示すように、シリンダボア10の下方部に設けられている。このピストンの冷却装置20は、内燃機関1に設けられるオイルギャラリ11に繋げられたオイル通路12に連通された本体部23を備えている。そして、ピストンの冷却装置20は、本体部23の下端側から、略U状に形成されたノズル管部21がシリンダボア10内に向けて延出されている。このノズル管部21の先端には、複数のオイル噴射口33(図2参照)を有する先端部22が形成されている。一方、ノズル管部21の基端部21b(図3参照)は、本体部23内に挿入接続されており、本体部23がクランクケース2内の所定箇所に本体固定部23aの取り付け穴23b(図4参照)を貫通する取付けねじ70にて固定されている。
また、本実施形態におけるピストンの冷却装置20には、図2に示すように、本体部23に、ノズル管部21よりもオイル流路上流側となる外壁部23fにフィルタ26が設けられている。このフィルタ26は、後述するように、外壁部23fに対して着脱自在に外嵌されている。
図2および図3に示すように、先端部22は、略円錐台を逆さにしたような構造を有している。そして、例えば、先端部22の先端面31には、その外周縁に沿って形成された第1オイル噴射口33a,第2オイル噴射口33bおよび第3オイル噴射口33cと中央の第4オイル噴射口33dの計4個のオイル噴射口33が設けられている。このオイル噴射口33は、シリンダボア10の上方に向かって開口されている。そして、第1〜第4オイル噴射口33a,33b,33c,33dからピストン6の背面へ向けて、オイルポンプ(図示せず)から供給されたオイルOLを噴射する。また、オイル噴射口33a,33b,33cは、例えば、図4に示すように、オイル噴射角度θ1が所望角度に設定されている。したがって、図1に示すように、燃焼室10aに面したピストン6の背面に、複数箇所において別々に直接オイルOL(OL1〜OL4)を吹き付けて効果的な冷却を行うことができる。
図3および図4に示すように、本実施形態におけるピストンの冷却装置20は、上方側にオイル通路12に連通する連通路23dを有する略円筒状の本体部23と、この本体部23の外周面から径外方へ延出された本体固定部23aと、本体部23の下側にノズル管部21の基端部21bを挿入した構造である。
この基端部21bは、図4に示すように、ノズル管部21の中央部分よりも拡径された構造となっており、その拡径された部分内に圧縮ばね24が装着される。さらに、この圧縮ばね24によって上方に付勢される状態でチェックボール25が内装される。すなわち、基端部21bは、圧縮ばね24およびチェックボール25を内装した状態で本体部23に挿入固定される。なお、基端部21bの内周には、チェックボール25の移動量を規制するストッパー25sが一体形成されている。したがって、ピストンの冷却装置20においては、チェックボール25は、連通路23dを下方側から閉じるように付勢されており、オイル通路12からのオイル圧f1が一定以上になったとき、連通路23dを開口してオイルOLをノズル管部21内に供給する。
本実施形態において、ノズル管部21は、例えばSWCHやSTKM等の炭素鋼鋼管等の金属にて形成することができる。
また、前述の如く、本体部23には、ノズル管部21よりもオイル流路上流側にフィルタ26が設けられている。このフィルタ26は、円筒形の外周部26eの一端(図4において下端)を開放した開放端部26aを有し、他端(図4において上端)に底部26bを有する有底筒状に形成されている。底部26bは2段構造となっている。すなわち、底部26bは、第1面部26cと、第1面部26cよりも上方側(取付け状態においてオイル流路方向に凸状)に形成される第2面部26dとから形成されている。また、第1面部26cおよび第2面部26dの双方には、孔部26hが形成されている。したがって、この孔部26hを通過できない異物80は、底部26bの外面側にトラップされる。この結果、冷却装置20内への異物80の進入を防止する。
図4に示すように、比較的大きい異物80がフィルタ26にトラップされた場合、底部26bを大きく塞ぐような事態が想定される。しかし、本実施形態においては、フィルタ26の底部26bが、第1面部26cと第2面部26dと段差を持った2段構造に形成されているので、異物80と底部26b(濾過面)との間には隙間12sが形成されやすくなる。このように、隙間12sによってオイル流路が確保されることになる。この結果、ピストン6へのオイル供給を継続することができる。
また、底部26bに凹凸形状が形成されることにより、底部26bの剛性を高めることができる。油圧は、異物80のトラップによって大きくなるが、この油圧や異物に対して変形し難いように強度を高めることができる。
また、本体部23の外壁部23fは、フィルタ26の外周部26eを装着する上側外壁部23mと、上側外壁部23mよりも径方向の段差d1を有して大径に形成された下側外壁部26nとを有している。ここで、上側外壁部23mの外径D1は、フィルタ26の外周部26eの内径D2に対して若干の押し込み力で嵌る程度に若干大きめに形成されている。したがって、フィルタ26の外周部26eは、外壁部23fの上側外壁部23mに対して着脱可能な軽圧入によって嵌装される。
なお、本明細書において“軽圧入”とは、外壁部23fに対するフィルタ26の着脱が作業者の手作業にて容易にできる程度の圧入を言うものである。
また、フィルタ26は、上側外壁部23mに押し込まれることで、開放端部26aを段部23iに当接して係止される。ここで、上側外壁部23mの軸方向の高さH3は、外周部26eの高さH2よりも小さく形成されている。この結果、フィルタ26の底部26bと本体部23の先端部23eとは所定距離はなれた状態になり、フィルタ内部空間40(図4参照)が形成される。また、段部23iの段差d1とフィルタ26の外周部26eの肉厚d2とは略同じに形成されている。したがって、フィルタ26の本体部23への装着状態において、外周部26eと下側外壁部26nとは略同一の外周面を形成するようになっている。
このように、フィルタ26の底部26bと本体部23の先端部23eとの間にフィルタ内部空間40が形成されていることで、フィルタ26の底部26bのフィルタ面を有効に利用することができる。すなわち、底部26bの外縁に形成される孔部26hを先端部23eによって塞ぐことがなく、底部26bのフィルタリング面積を大きく確保することができる。
本実施形態のピストンの冷却装置20の取付けは、本体部23にフィルタ26が装着された状態(図2に示す状態)で、クランクケース2の内側に設けられたオイル通路12の挿入内壁部12aに挿入される(図4参照)。その後、取り付け穴23bを貫通する取付けねじ70によって固定される。この取付け状態では、フィルタ26は、その外周部26eを、オイル通路12内の挿入内壁部12aと外壁部23fの上側外壁部23mとの間に挿通されて保持され、底部26bがオイル通路12側に挿入された状態で設けられている。
このように、フィルタ26は、本体部23に対して、着脱自在な係合構造にて本体部23の上流側の外壁部23fに外嵌されることで、フィルタ26を本体部23側に保持させた状態でピストンの冷却装置20を内燃機関1への取付け作業及び取外し作業が容易にできる。
また、フィルタ交換などのメンテナンス作業は、ピストンの冷却装置20の本体部23を内燃機関1から取外すだけでフィルタ26へ直接アクセスすることができるので、容易に行うことができる。更に、フィルタ26は、その一部である底部26bが、本体部23よりも上流側のオイル通路12内に設けられているので、フィルタ26がピストン側の空間に脱落することはない。
また、本実施形態においては、オイル通路12には、挿入内壁部12aよりもオイル通路12のオイル通路中心軸線CL1側に突出した規制部12bが形成されている。すなわち、規制部12bの部分のオイル通路12の内径D4が、挿入内壁部12aの内径D3よりも小さく形成されている。
したがって、規制部12bは、例えば、フィルタ26が上側外壁部23mから外れる方向(図中の上方向)に移動した場合、図5の想像線にて示すように、底部26bの外周縁部26pが規制部12bに当たる。これにより、フィルタ26の移動は規制される。
また、本実施形態においては、開放端部26aから先端部23eまでの距離L2は、本体部23の先端部23eから規制部12bまでの距離L1に比べて大きく設定されている。したがって、外周縁部26pが規制部12bに当たる位置までフィルタ26が移動した場合でも、フィルタ26の開放端部26aは、上側外壁部23m上に重なった状態を維持することができる。
このように、オイル通路12に、フィルタ26の移動を規制する規制部12bが設けられていることで、本体部23が内燃機関1に取付けられた状態において、フィルタ26の移動は制限される。また、本体部23が内燃機関1に取付けられた状態において、本体部23の先端部23eから規制部12bまでの距離L1に比べて、開放端部26aから先端部23eまでの距離L2が大きくなるように設定されていることで、本体部23を内燃機関1に取り付けた後に、意図せずフィルタ26が本体部23から外れる方向に移動しそうになっても、外周部26eが上側外壁部23mから外れることがないので、フィルタ26の脱落を効果的に回避できる。
また、本実施形態においては、図4および図5に示すように、本体部23が内燃機関1に取り付けられた状態では、底部26bの第1面部26cと規制部12bとの間に間隙12gを有するように形成されている。
このように、ピストンの冷却装置20の本体部23が内燃機関1へ取付けられた状態では、底部26bと規制部12bとの間隙12gが形成されることで、規制部12bがオイル通路内方へ張り出すような形状であっても、底部26bに形成された孔部26hが規制部12bによって塞がれることがない。したがって、オイル流路が確保されて、ピストン6へオイルを円滑に供給することができる。
また、本実施形態においては、フィルタ26の孔部26hの口径d3は、オイル噴射口33の最小口径d4(図6参照)よりも小さい口径に形成されている。したがって、孔部26hを通過した微細な異物によってオイル噴射口33が閉塞することがない。
また、本実施形態における係合構造は、前述のごとく、フィルタ26が本体部23に対して手で容易に着脱可能な軽圧入によって嵌装されているので、フィルタの取付け構造が簡素化され、生産性を向上させることができる。また、本体部23に対してフィルタ26の着脱を手作業にて容易にすることができる。この結果、ピストンの冷却装置20のメンテナンス性を向上させることができる。
また、本実施形態におけるフィルタ構造については、図7に示すような形状とすることができる。このフィルタ26Aにおいては、底部26bの中央領域の第2面部26dが、第1面部26cよりも、ピストンの冷却装置20の取付け状態においてオイル流路下流側に凹んだ凹状に形成された構造である。この場合においても、前述の凸状の場合と同様の効果を得ることができる。
(第2実施形態)
以下、本発明の第2実施形態について、図8を参照して説明する。
第2実施形態のピストンの冷却装置20Bにおいては、前掲の第1実施形態と同じ構造については、図示ならびに説明を省略し、第1実施形態と異なった構造およびその周辺構造のみを図示する。なお、図8は、第2実施形態におけるピストンの冷却装置20Bの分解斜視図である。
図8に示すピストンの冷却装置20Bのフィルタ26Bは、第1実施形態と同様に有底筒状である。しかし、本実施形態においては、外周部26eの内側に雌ねじ部26jを備えている。一方、本体部23においては、外壁部23fに雄ねじ部23jが形成されている。そして、この雄ねじ部23jと雌ねじ部26jとの螺合によって、フィルタ26Bが本体部23に装着される。
本実施形態のごとき本体部23とフィルタ26Bとの係合構造によれば、雌ねじ部26jと、雄ねじ部23jとの螺合によって、フィルタ26Bを本体部23に一体的に設けることができる。したがって、ピストンの冷却装置20Bの着脱によってフィルタ26Bも同時に着脱できる。しかも、特に器具や道具を使用することなくフィルタ26Bを本体部23に対して回転させるだけで容易に着脱することができる。この結果、ピストンの冷却装置20Bのメンテナンス性を向上させることができる。
また、フィルタ26Bは回転させない限り、本体部23から外れることがないので、本体部23を内燃機関1に取り付けた状態では、フィルタ26Bが本体部23から脱落しにくい構成とすることができる。
(第3実施形態)
以下、本発明の第3実施形態について、図9を参照して説明する。
第3実施形態のピストンの冷却装置20Cにおいても、前掲の第1実施形態と同じ構造については、図示ならびに説明を省略し、第1実施形態と異なった構造およびその周辺構造のみを図示する。図9は、第3実施形態におけるピストンの冷却装置20Cの分解斜視図である。
図9に示すように、ピストンの冷却装置20Cのフィルタ26Cは、第1実施形態と同様に有底筒状である。しかし、本実施形態においては、外周部26eの内側には、軸線CLに対して交差方向に突設する一対の係合片26tを備えている。一方、本体部23においては、外壁部23fに、係合片26tを受容する一対の被係合溝部23gが形成されている。この被係合溝部23gは、本体部23の軸線CLに沿って係合片26tの移動を許容する第1溝部23gaと、第1溝部23gaに対して所定角度(本実施形態においては、略90度の角度)を持って交差する第2溝部23gbと、を有して形成されている。
なお、この第2溝部23gbは、本体部23の軸線CL回りの回転方向に沿って係合片26tの移動を許容するように形成されている。ここで、本実施形態においては、上側外壁部23mの外径D1と外周部26eの内径D2の寸法は、第1実施形態の軽圧入の場合とは異なり、その嵌め合いは、フィルタ26Cが上側外壁部23mに対して若干緩く嵌るように設定されており、回転移動が比較的容易にできる。
このように形成されたフィルタ26Cを装着するときは、先ず、本体部23に対して第1溝部23gaに係合片26tを嵌めるようにして挿入(矢印X1方向)する。次に、奥まで挿入してから、係合片26tを第2溝部23gbに沿って回転(矢印X2方向)させる。この結果、係合片26tが第2溝部23gbの上縁部23geに引っかかるように保持される。したがって、フィルタ26Cは、本体部23から抜けないように確実に係止される。また、フィルタ26Cを取り外すときは、装着時とは反対方向に回転(矢印X3方向に回転)して抜くように操作することで容易に外すことができる。
なお、本実施形態においては特に制限するものではないが、例えば、第2溝部23gbの上縁部23geの形状を、第2溝部23gbの終端側(矢印X2方向における奥側)へ行くに伴って溝幅(本外部23の上下方向の幅)を狭めるようなテーパ形状することができる。すなわち、この上縁部23geのテーパ形状によれば、矢印X2方向の回転操作によって係合片26tが第2溝部23gbに沿って奥側に進入することで、係合片26tと上縁部23geと当接状態で係止できる。したがって、係合片26tを第2溝部23gb内にガタつくことなく係止でき、フィルタ26Cを本体部23に確実に保持することができる。
このように、フィルタ26Cと本体部23との係合構造が、係合片26tと被係合溝部23gとで構成され、更に被係合溝部23gの第1溝部23gaおよび第2溝部23gbの溝構造によって、係合片26tの本体部軸方向の移動と本体部円周方向の回転移動によって係合片26tを被係合溝部23g内に係止できることから、フィルタ26Cを本体部23に一体的に設けることができる。したがって、ピストンの冷却装置20Cの着脱によってフィルタ26Cも同時に着脱できる。しかも、特別な器具や道具を使用することなくフィルタ26Cを本体部23に対して挿入・抜出動作および回転動作するだけで容易に着脱することができるので、メンテナンス性を向上させることができる。また、フィルタ26Cを回転させない限り、フィルタ26Cが本体部23から外れることがないので、本体部23を内燃機関1に取り付けた状態では、フィルタ26Cが本体部23から脱落しにくい構成とすることができる。
以上、前掲の第1〜第3実施形態においては、自動二輪車の内燃機関におけるピストンの冷却装置として説明したが、これに限らず、ATVや自動四輪車等、様々な内燃機関に本発明を採用することができる。
また、第1〜第3実施形態では、フィルタ26,26A,26B,26Cを設ける構造においては、本体部23の外壁部23fに段部23iを設ける構造としたが、段部23iを有しない構造でもよい。
また、第1〜第3実施形態では、フィルタ26,26A,26B,26Cにおいては、第2面部26dを円形に形成したが、第2面部26dは、円形でなく、例えば多角形でも良い。
また、第3実施形態においては、フィルタ26Cの係止構造を、フィルタ26C側の突起形状である係合片26tと本体部23側の溝形状である被係合溝部23gとしたが、本発明においては、突起形状を本体部23側に設け、溝形状をフィルタ26C側に形成する構造でも良い。
1 内燃機関
6 ピストン
10 シリンダボア
12 オイル通路
12a 挿入内壁部
20,20B,20C ピストンの冷却装置
21 ノズル管部
22 先端部
23 本体部
23d 連通路
23f 外壁部
23g 被係合溝部
23j 雄ねじ部
26,26A,26B,26C フィルタ
26b 底部
26c 第1面部
26d 第2面部
26h 孔部
26j 雌ねじ部
26t 係合片
33 オイル噴射口

Claims (7)

  1. 内燃機関(1)に取り付けられるとともに、前記内燃機関(1)に設けられるオイル通路(12)に連通する連通路(23d)を備える本体部(23)と、
    前記連通路(23d)を通過したオイルを、ピストン(6)に向けて噴射させるオイル噴射口(33)を備えたノズル管部(21)と、
    前記ノズル管部(21)よりもオイル流路上流側に設けられるとともに、前記オイル噴射口(33)の最小口径よりも小さい口径の孔部(26h)を有するフィルタ(26,26B,26C)と、を有し、
    前記オイル噴射口(33)から前記ピストン(6)に向けてオイルを噴射するピストンの冷却装置(20)であって、
    前記フィルタ(26,26B,26C)は、前記本体部(23)におけるオイル流路上流側の端部に着脱自在に取り付けられ、
    前記本体部(23)は、少なくとも前記フィルタ(26,26B,26C)の一部を、前記オイル通路(12)内に挿入させた状態で前記内燃機関(1)に取付けられ
    前記フィルタ(26)は、筒状の外周部(26e)の一端を開放した開放端部(26a)を有し、他端に前記孔部(26h)を有する底部(26b)を備える有底筒状に形成されて、前記開放端部(26)側から前記外周部(26e)の内側に前記本体部23の外壁部(23f)を挿入させて嵌合した状態で、前記フィルタ(26)が前記オイル通路(12)の挿入内壁部(12a)に挿入され、
    前記オイル通路(12)には、前記挿入内壁部(12a)よりもオイル通路中心軸線(CL1)側に突出して前記フィルタ(26)の移動を規制する規制部(12b)が設けられ、
    前記本体部(23)が前記内燃機関(1)に取付けられた状態において、
    前記本体部(23)におけるオイル流路上流側の先端部(23e)から前記規制部(12b)までの距離(L1)に比べて、前記開放端部(26a)から前記先端部(23e)までの距離(L2)が大きくなるように設定されてい
    ことを特徴とするピストンの冷却装置(20)
  2. 前記フィルタ(26)には、前記底部(26b)に複数の前記孔部(26h)が形成され、前記本体部(23)が前記内燃機関(1)に取り付けられた状態において、前記底部(26b)と前記規制部(12b)との間に間隙(12g)が形成される
    ことを特徴とする請求項に記載のピストンの冷却装置(20)。
  3. 前記底部(26b)は、第1面部(26c)と、前記第1面部(26c)に対してオイル流路方向に凸状または凹状に形成される第2面部(26d)と、を有し、前記第1面部(26c)および前記第2面部(26d)の双方に前記孔部(26h)が形成される
    ことを特徴とする請求項1または2に記載のピストンの冷却装置(20)。
  4. 前記フィルタ(26)は、前記本体部(23)に装着された状態において、前記底部(26b)と前記本体部(23)の前記先端部(23e)とを離間するように設けられる
    ことを特徴とする請求項1〜3の何れか一項に記載のピストンの冷却装置(20)。
  5. 前記フィルタ(26)は、前記外周部(26e)を有する有底筒状に形成され、前記外周部(26e)を、前記本体部(23)の前記外壁部(23f)に対して着脱可能な軽圧入によって嵌装される
    ことを特徴とする請求項1〜4の何れか一項に記載のピストンの冷却装置(20)。
  6. 前記フィルタ(26B)は、前記外周部(26e)を有する有底筒状に形成され、前記外周部(26e)の内側に形成された雌ねじ部(26j)を、前記本体部(23)の前記外壁部(23f)に形成された雄ねじ部(23j)に螺合装着される
    ことを特徴とする請求項1〜4の何れか一項に記載のピストンの冷却装置(20B)。
  7. 内燃機関(1)に取り付けられるとともに、前記内燃機関(1)に設けられるオイル通路(12)に連通する連通路(23d)を備える本体部(23)と、
    前記連通路(23d)を通過したオイルを、ピストン(6)に向けて噴射させるオイル噴射口(33)を備えたノズル管部(21)と、
    前記ノズル管部(21)よりもオイル流路上流側に設けられるとともに、前記オイル噴射口(33)の最小口径よりも小さい口径の孔部(26h)を有するフィルタ(26,26B,26C)と、を有し、
    前記オイル噴射口(33)から前記ピストン(6)に向けてオイルを噴射するピストンの冷却装置(20C)であって、
    前記フィルタ(26,26B,26C)は、前記本体部(23)におけるオイル流路上流側の端部に着脱自在に取り付けられ、
    前記本体部(23)は、少なくとも前記フィルタ(26,26B,26C)の一部を、前記オイル通路(12)内に挿入させた状態で前記内燃機関(1)に取付けられ、
    前記フィルタ(26C)と前記本体部(23)のうちいずれか一方に設けられるとともに、前記本体部(23)の軸線(CL)に対して交差方向に突設される係合片(26t)と、前記フィルタ(26C)と前記本体部(23)のいずれか他方に設けられるとともに、前記係合片(26t)を受容する被係合溝部(23g)と、が嵌合可能に形成され、
    前記被係合溝部(23g)は、前記軸線(CL)に沿う前記係合片(26t)の移動を許容する第1溝部(23ga)と、前記第1溝部(23ga)に所定角度を持って交差して、前記軸線(CL)回りの回転方向に沿う前記係合片(26t)の移動を許容する第2溝部(23gb)と、を有して形成されている
    ことを特徴とするピストンの冷却装置(20C)。
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