JP6506060B2 - 自動二輪車用タイヤ - Google Patents

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Description

本発明は、自動二輪車用タイヤ(以下、単に、「タイヤ」とも称する)に関し、詳しくは、トレッドパターンの改良に係る自動二輪車用タイヤに関する。
自動二輪車用タイヤは、乗用車やトラック等の四輪車とは異なり車体を傾けて旋回する二輪車の特性のために、タイヤクラウン部が四輪車用タイヤに比べて小さな曲率を有する、断面が丸いタイヤ形状を有している。そのため、接地状態によっては、接地部分の位置により、特に大きな駆動力が働いた場合に接地面内で滑り部分が不均一となり、特定の部位が急激に摩耗する偏摩耗が起こりやすい。このような自動二輪車用タイヤにおいては、タイヤのトレッド部に設ける溝の数や形状を複数組み合わせて様々なトレッドパターンを形成し、ウェット時の排水性や耐摩耗性等、タイヤの種々の性能を改良することが行われている。
例えば、特許文献1には、中心部(A)と、前記中心部(A)の軸方向両側に配置された2つのショルダー部(B)とを含むトレッドバンド(8)を有する自動二輪車用タイヤ(100)であって、中心部(A)が、実質的に長手方向に従って延在し、かつタイヤの赤道面(X−X)の両側に交互に配置された第1の複数の溝(20)を含み、第1の複数の溝の各溝が凹部を形成するように実質的に曲線のコースを有し、中心部がタイヤの赤道面(X−X)をまたぐように配置される実質的に溝のないサブ部を含み、ショルダー部のそれぞれがタイヤの赤道面に対して斜めに配置される第2の複数の溝を含む自動二輪車用タイヤ(100)が開示されている。
特開2013−515646号公報
一般に、タイヤの耐摩耗性を高めるには、トレッド部の陸部を増やしていくことが有効であるが、陸部が増えるに従いトレッド部における溝部の割合が減少することになる。そのため、排水性を維持することは難しくなり、耐摩耗性と排水性との両立は非常に困難である。特許文献1においても、このような問題は十分検討されておらず、耐摩耗性と排水性との両立について、さらなる改良が望まれていた。
そこで、本発明の目的は、トレッドパターンを改良することにより、耐摩耗性および排水性を向上させた自動二輪車用タイヤを提供することにある。
本発明者は、上記課題を解消するために鋭意検討した結果、トレッド部に設けられた傾斜主溝の形状および配置位置を所定に規定することで、さらに耐摩耗性および排水性を向上させることができ、これにより上記課題を解消することができることを見出し、本発明を完成するに至った。
すなわち、本発明の自動二輪車用タイヤは、トレッド部と、該トレッド部の両側に連なるサイドウォール部およびビード部を有し、車両装着時の回転方向が指定される自動二輪車用タイヤにおいて、
前記トレッド部の踏面に、タイヤ周方向に対して傾斜する3本の傾斜主溝が設けられてなり、該3本の傾斜主溝のうちタイヤ幅方向内側端部が最もタイヤ赤道面に近いものを第1の傾斜主溝とし、該第1の傾斜主溝からタイヤ回転方向前方に向かい順次第2,第3の傾斜主溝としたとき、
前記第1の傾斜主溝が直線状または湾曲形状であり、
前記第2の傾斜主溝と前記第3の傾斜主溝とが直線状であって略平行に配置されており、
前記第2の傾斜主溝が、タイヤ幅方向から見たとき、前記第1の傾斜主溝と完全にオーバーラップしており、
前記3本の傾斜主溝が、いずれもタイヤ赤道面上に配置されておらず、
前記第3の傾斜主溝のタイヤ幅方向内側端部が、タイヤ周方向において、タイヤ周方向で隣り合う前記第1の傾斜主溝のタイヤ幅方向内側端部同士の間の略中点に位置しており、かつ、
前記第2の傾斜主溝のタイヤ周方向長さL2が、前記第1の傾斜主溝のタイヤ周方向長さL1の50%以上であることを特徴とするものである。
本発明のタイヤにおいては、タイヤ赤道面からトレッド接地端までのトレッド半幅領域をタイヤ幅方向に4等分したそれぞれの領域を、タイヤ赤道面側から順次、領域A,B,C,Dとしたとき、前記第1の傾斜主溝が領域Aから領域Bに跨って配置され、該第1の傾斜主溝の、領域Aにおけるタイヤ周方向に対する傾斜角度θ1Aが0〜20°であって、かつ、領域Bにおけるタイヤ周方向に対する傾斜角度θ1Bが15〜35°であることが好ましい。また、本発明のタイヤにおいては、前記第2の傾斜主溝のタイヤ周方向に対する傾斜角度θ2は、好適には15〜35°である。さらに、本発明のタイヤにおいては、前記第1の傾斜主溝と、前記第2の傾斜主溝および第3の傾斜主溝とが同方向に傾斜していることが好ましい。さらにまた、本発明のタイヤにおいては、タイヤ赤道面からトレッド接地端までのトレッド半幅領域をタイヤ幅方向に4等分したそれぞれの領域を、タイヤ赤道面側から順次、領域A,B,C,Dとしたとき、前記第2の傾斜主溝が、領域Cおよび領域Dに配置され、前記第3の傾斜主溝が、領域Bおよび領域Cから領域Dまで延在するように配置されていることが好ましい。さらにまた、本発明のタイヤにおいては、タイヤ赤道面からトレッド接地端までのトレッド半幅領域をタイヤ幅方向に4等分したそれぞれの領域を、タイヤ赤道面側から順次、領域A,B,C,Dとしたとき、前記第1の傾斜主溝よりタイヤ幅方向外側であって領域Aおよび領域B内にセンター側浅溝が設けられ、該センター側浅溝が、前記第1の傾斜主溝の端部と、前記第2の傾斜主溝の端部との間に延びていることが好ましい。さらにまた、本発明のタイヤにおいては、前記センター側浅溝が、前記第2の傾斜主溝よりもタイヤ幅方向内側に存在することが好ましい。さらにまた、本発明のタイヤにおいては、前記センター側浅溝が、前記第1の傾斜主溝のタイヤ幅方向外側端部と前記第2の傾斜主溝のタイヤ幅方向内側端部とをつなぐように、該第1の傾斜主溝および該第2の傾斜主溝と同方向に傾斜して設けられ、該センター側浅溝のうち、該第1の傾斜主溝のタイヤ幅方向外側端部の近傍に設けられた部分が2本の略平行な溝からなるとともに、該第2の傾斜主溝のタイヤ幅方向内側端部の近傍に設けられた部分が、該第2の傾斜主溝のタイヤ幅方向内側端部と繋がって延在する方向に延びる1本の溝となっていることが好ましい。さらにまた、本発明のタイヤにおいては、タイヤ赤道面からトレッド接地端までのトレッド半幅領域をタイヤ幅方向に4等分したそれぞれの領域を、タイヤ赤道面側から順次、領域A,B,C,Dとしたとき、前記第1の傾斜主溝よりタイヤ幅方向内側に存在するとともに領域Cおよび領域D内に少なくとも存在する、ショルダー側浅溝が配置されていることが好ましい。さらにまた、本発明のタイヤにおいては、前記ショルダー側浅溝が、前記第1の傾斜主溝のタイヤ幅方向外側端部の近傍から領域Cおよび領域Dに向かい延在するように、該第1の傾斜主溝および前記第2の傾斜主溝と同方向に傾斜して設けられ、該第1の傾斜主溝のタイヤ幅方向外側端部の近傍に設けられた部分では3本の略平行な溝からなるとともに、該第1の傾斜主溝のタイヤ幅方向外側端部と繋がるように延在する方向に延びて領域Cおよび領域Dにおいて閉じた形状となっていることが好ましい。本発明のタイヤは、リア用として好適である。
本発明によれば、従来と比較して耐摩耗性および排水性を向上させた自動二輪車用タイヤを実現することが可能となった。
本発明の一好適な実施の形態に係る自動二輪車用タイヤのトレッド部の部分展開図の一例である。 本発明の一好適な実施の形態に係る自動二輪車用タイヤのタイヤ幅方向断面図の一例である。
以下、本発明の自動二輪車用タイヤについて、図面を用いて詳細に説明する。
本発明の自動二輪車用タイヤは、トレッド部と、トレッド部の両側に連なるサイドウォール部およびビード部を有し、車両装着時の回転方向が指定される自動二輪車用タイヤであり、リアタイヤとして用いた場合に最も大きい効果が得られる。図1は、本発明の一好適な実施の形態に係る自動二輪車用タイヤのトレッド部の部分展開図の一例であり、図中の矢印は、タイヤの回転方向を示す。
図示するように、本発明のタイヤにおいては、トレッド部10の踏面に、タイヤ周方向に対して傾斜する3本の傾斜主溝1,2,3と、少なくとも2本の浅溝4,5と、が設けられている。ここで、本発明においては、3本の傾斜主溝1,2,3のうち、タイヤ幅方向内側端部が最もタイヤ赤道面に近いものを第1の傾斜主溝1とし、第1の傾斜主溝1からタイヤ回転方向前方に向かい順次、第2の傾斜主溝2および第3の傾斜主溝3とする。
本発明のタイヤにおいては、第1の傾斜主溝1が直線状または湾曲形状に設けられており、かつ、第2の傾斜主溝2と第3の傾斜主溝3とが、直線状であって略平行に配置されている。各傾斜主溝を、屈曲点を有しない直線状または湾曲形状に形成することで、溝に沿ったスムーズな排水が促されるため、ウェット性能の向上を図ることができる。また、第2の傾斜主溝2と第3の傾斜主溝3とを略平行に配置することで、溝により画成される陸部(ブロック)が実質的に平行四辺形形状となって、ブロック剛性が確保されるので、入力に対して安定した挙動を示すものとなる。
また、本発明のタイヤにおいては、第2の傾斜主溝2が、タイヤ幅方向から見たとき、第1の傾斜主溝1と完全にオーバーラップしている。第2の傾斜主溝2を、よりタイヤ赤道面に近い位置まで配置された第1の傾斜主溝1とオーバーラップする位置に配置することで、第2の傾斜主溝2による排水を、第1の傾斜主溝1による排水と同期させることができ、排水性をより向上することができる。
さらに、本発明のタイヤにおいては、第3の傾斜主溝3のタイヤ幅方向内側端部3iが、タイヤ周方向において、タイヤ周方向で隣り合う第1の傾斜主溝1のタイヤ幅方向内側端部1i同士の間に位置している。第3の傾斜主溝3のタイヤ幅方向内側端部3iを、タイヤ周方向で隣り合う第1の傾斜主溝1のタイヤ幅方向内側端部1i同士の間に配置するものとすることで、タイヤ周方向において、傾斜主溝を均等に配置することができるので、タイヤ周方向にわたり、耐摩耗性能を均一化しつつ、良好な排水性を確保することができる。第3の傾斜主溝3のタイヤ幅方向内側端部3iは、特には、タイヤ周方向において、タイヤ周方向で隣り合う第1の傾斜主溝1のタイヤ幅方向内側端部1i同士の間の略中点に位置しているものとすることが好ましく、これにより、タイヤ周方向にわたり、耐摩耗性能をより均一化し、かつ、良好な排水性を確保することができる。ここで、略中点に位置するとは、隣り合う第1の傾斜主溝1のタイヤ幅方向内側端部1i同士の間のタイヤ周方向距離を100%としたとき、中点±10%の範囲にあることを意味する。
よって、本発明のタイヤにおいては、所定形状の3本の傾斜主溝を所定条件で配置したことで、ブロック剛性を確保して良好な耐摩耗性を担保しつつ、各傾斜主溝による良好な排水性を得ることができ、タイヤ周方向にわたり、安定した耐摩耗性能および良好な排水性を確保することができるものである。
本発明において、各傾斜主溝は、より具体的には、図1に示すように、タイヤ赤道面からトレッド接地端までのトレッド半幅領域TW/2をタイヤ幅方向に4等分したそれぞれの領域を、タイヤ赤道面側から順次、領域A,B,C,Dとしたとき、以下のように配置されることが好ましい。すなわち、第1の傾斜主溝1は、タイヤ赤道面寄りの領域である領域Aから領域Bに跨って配置することで、ウェット性およびと耐摩耗性に寄与させることができる。また、第2の傾斜主溝2は、領域Cおよび領域Dに配置することで、ウェット性能のみに寄与させることができる。さらに、第3の傾斜主溝3は、領域Bおよび領域Cから領域Dまで延在するように配置することで、ウェット性および耐摩耗性に寄与させることができる。ここで、本発明においては、領域A,B,C,Dのうち、領域A,Bが、後述するセンター部に相当し、領域C,Dが、後述するショルダー部に相当する。
また、本発明のタイヤにおいては、第2の傾斜主溝2のタイヤ周方向長さL2が、第1の傾斜主溝1のタイヤ周方向長さL1の50%以上、特には、50〜70%であることが好ましい。第2の傾斜主溝2のタイヤ周方向長さL2を、第1の傾斜主溝1のタイヤ周方向長さL1の50%以上とすることで、第2の傾斜主溝2による排水性を十分に確保でき、ウェット性能をより向上することができる。なお、各傾斜主溝の深さは、例えば、4〜7mmとすることができる。ここで、傾斜主溝の深さとは、傾斜主溝の最深部の深さを意味する。
さらに、本発明のタイヤにおいて、第1の傾斜主溝1の、領域Aにおけるタイヤ周方向に対する傾斜角度θ1Aは、好適には0〜20°、より好適には5〜15°であり、領域Bにおけるタイヤ周方向に対する傾斜角度θ1Bは、好適には15〜35°、より好適には20〜30°である。また、第2の傾斜主溝2のタイヤ周方向に対する傾斜角度θ2は、好適には15〜35°、より好適には20〜30°であり、第3の傾斜主溝3のタイヤ周方向に対する傾斜角度θ3は、好適には50〜70°、より好適には55〜65°である。各傾斜主溝の傾斜角度を上記範囲内で設定することで、特に領域C等において、接地面の輪郭に対する法線に近い方向に傾斜主溝が配置されることになるので、ドライビング力および横力を確保でき、好ましい。
ここで、本発明において、各傾斜主溝のタイヤ周方向に対する傾斜角度は、各傾斜主溝のタイヤ幅方向両端部間を結んだ直線が、タイヤ周方向に対しなす角のうち鋭角側の角度をいう。第1の傾斜主溝1の領域Aと領域Bとの境界部分については、タイヤ周方向の溝幅の中点をタイヤ幅方向端部として、傾斜角度を定義することができる。
また、図示する本発明のタイヤにおいては、浅溝として、第1の傾斜主溝1よりタイヤ幅方向外側であってセンター部に少なくとも存在するセンター側浅溝4と、第1の傾斜主溝1よりタイヤ幅方向内側に存在するとともにショルダー部に少なくとも存在するショルダー側浅溝5と、が設けられている。浅溝4,5を設けることで、さらに排水性を向上させることができる。浅溝は、ブロックの入力側に設けることが好ましいが、センター部についてブロックの入力側に浅溝を設けると、剛性が低下して、耐摩耗性の低下を招く。そのため、本発明においては、ショルダー部については第1の傾斜主溝1よりタイヤ幅方向内側、すなわち、ブロックの入力側に、ショルダー側浅溝5を設けるとともに、センター部については、第1の傾斜主溝1よりタイヤ幅方向外側、すなわち、ブロックの出力側に、センター側浅溝4を設けている。これにより、耐摩耗性を低下させることなく、排水性の向上を図ることができる。また、かかる浅溝4,5の深さは、0.1〜0.5mmとすることで、トレッド部の剛性を確保しつつ、排水性を良好に向上させることができる。
ここで、本発明において、浅溝4,5とは、各傾斜主溝の深さの10%以下の深さを有する溝をいう。
本発明においては、図示するように、センター側浅溝4が、第1の傾斜主溝1の端部と、第2の傾斜主溝2の端部との間に延びていることが好ましい。このように、浅溝を、2つの傾斜主溝の端部同士の間に延びるように配置することで、浅溝を伝って傾斜主溝に対し排水されるために、より効率的に排水が行われるものとなり、好ましい。より具体的には、図示する例では、センター側浅溝4は、第1の傾斜主溝1のタイヤ幅方向外側端部1oと、第2の傾斜主溝2のタイヤ幅方向内側端部2iとをつなぐように設けられている。
また、センター側浅溝4は、第2の傾斜主溝2よりもタイヤ幅方向内側に存在することが好ましい。これは、センター側浅溝4を、直立時の接地領域内に確実に配置させることで、高速走行時におけるハイドロプレーニング現象の防止に効果的であるとの理由からである。
さらに、センター側浅溝4およびショルダー側浅溝5は、いずれも、第1の傾斜主溝1および第2の傾斜主溝2と同方向に傾斜していることが好ましい。浅溝の延在方向を第1の傾斜主溝1および第2の傾斜主溝2と同方向に傾斜させることで、接地面の輪郭に対し法線に近い方向に排水経路を設けることができるので、排水性のさらなる向上の点で好ましい。
本発明のタイヤにおいて、センター側浅溝4およびショルダー側浅溝5は、排水時に第1,第2および第3の傾斜主溝1,2,3の補助的役割を果たすことになるが、その形状については特に制限はない。例えば、図示する例では、センター側浅溝4およびショルダー側浅溝5は、いずれも傾斜主溝には連通せず、ブロック内で終端する独立した溝となっているが、連通させてもよい。
センター側浅溝4は、図示例では、第1の傾斜主溝1の端部1oと、第2の傾斜主溝2の端部2iとをつなぐように、第1の傾斜主溝1および第2の傾斜主溝2と同方向に傾斜して設けられており、第1の傾斜主溝1の端部1oの近傍に設けられた部分は2本の略平行な溝からなり、第2の傾斜主溝2の端部2iの近傍では、第2の傾斜主溝2の端部2iと繋がって延在する方向に延びる1本の溝となっている。また、ショルダー側浅溝5は、図示例では、第1の傾斜主溝1のタイヤ幅方向外側1oの近傍からショルダー部に向かい延在するように、第1の傾斜主溝1および第2の傾斜主溝2と同方向に傾斜して設けられており、第1の傾斜主溝1の端部1oの近傍に設けられた部分は3本の略平行な溝からなり、第1の傾斜主溝1の端部1oと繋がるように延在する方向に延びてショルダー部において閉じた形状となっている。また、例えば、センター側浅溝4およびショルダー側浅溝5は、1本の直線または曲線としてもよい。
なお、本発明においては図示するように、タイヤ赤道面近傍における適度なパターン剛性を確保して耐摩耗性を向上する観点から、傾斜主溝および浅溝のいずれの溝も、タイヤ赤道面上には配置しないことが好ましい。
図2は、本発明の一好適な実施の形態に係る自動二輪車用タイヤのタイヤ幅方向断面図の一例である。図示する本発明のタイヤ100は、トレッド部101と、トレッド部101の両側に連なる一対のサイドウォール部102と、一対のサイドウォール部102にそれぞれ連なる一対のビード部103と、これら各部をビード部103相互間にわたり補強する少なくとも1層(図示例では1層)のカーカスプライからなるカーカス104と、を備える。図示する例では、カーカス104の端部をビードコア105にタイヤ内側から外側に折り返して係止しているが、両側からビードワイヤで挟み込んで係止してもよい。
また、図示するタイヤは、カーカス104のタイヤ径方向外側にベルト層106が設けられている。ベルト層106のベルトコードについても特に制限はなく、既知の非伸張性高弾性コードを用いることができ、例えば、芳香族ポリアミド(アラミド、例えば、デュポン社製 商品名:ケブラー)やポリエチレンナフタレート(PEN)、ポリエチレンテレフタレート(PET)、レーヨン、ナイロン等の有機繊維、スチール、グラスファイバーやカーボンファイバー等の材質からなるものを適宜選択して用いることができる。かかるベルト層106は、コード方向が層間で互いに交錯するように配置された2層以上の傾斜ベルト層からなるものであってもよく、また、コード方向が実質的にタイヤ周方向である1層以上のスパイラルベルト層からなるものであってもよい。本発明は自動二輪車用のリアタイヤとして有用であり、ラジアル構造およびバイアス構造のいずれのタイヤにも適用することができる。
以下、本発明を、実施例を用いてより詳細に説明する。
<実施例1>
図1に示すタイプのトレッドパターンを有する自動二輪車用タイヤを、タイヤサイズ190/55ZR17にて作製した。図示するように、このタイヤにおいて、第1の傾斜主溝1は湾曲形状であり、第2の傾斜主溝2と第3の傾斜主溝3とは直線状であって略平行に配置されていた。また、このタイヤにおいて、第2の傾斜主溝2は、タイヤ幅方向から見たとき、第1の傾斜主溝1と完全にオーバーラップしていた。さらに、このタイヤにおいて、第3の傾斜主溝3のタイヤ幅方向内側端部3iは、タイヤ周方向において、タイヤ周方向で隣り合う第1の傾斜主溝1のタイヤ幅方向内側端部1i同士の間に位置していた。
さらにまた、このタイヤにおいて、第2の傾斜主溝2のタイヤ周方向長さL2は、第1の傾斜主溝1のタイヤ周方向長さL1の59%であった。さらにまた、このタイヤにおいて、タイヤ赤道面からトレッド接地端までのトレッド半幅領域TW/2をタイヤ幅方向に4等分したそれぞれの領域を、タイヤ赤道面側から順次、領域A,B、C,Dとしたとき、第1の傾斜主溝1は領域Aから領域Bに跨って配置されており、第1の傾斜主溝1の、領域Aにおけるタイヤ周方向に対する傾斜角度θ1Aは10°であって、かつ、領域Bにおけるタイヤ周方向に対する傾斜角度θ1Bは25°であった。さらにまた、このタイヤにおいて、第2の傾斜主溝2のタイヤ周方向に対する傾斜角度θ2は25°であり、第3の傾斜主溝3のタイヤ周方向に対する傾斜角度θ3は60°であった。
さらにまた、このタイヤにおいては、浅溝として、第1の傾斜主溝1よりタイヤ幅方向外側であってセンター部に少なくとも存在するセンター側浅溝4と、第1の傾斜主溝1よりタイヤ幅方向内側に存在するとともにショルダー部に少なくとも存在するショルダー側浅溝5と、が設けられていた。これら浅溝4,5の深さは0.3mmであり、各傾斜主溝の深さは5.9mmであった。
<参考例1>
第2の傾斜主溝2のタイヤ周方向長さL2を、第1の傾斜主溝1のタイヤ周方向長さL1の45%に変えた以外は実施例1と同様にして、参考例1の供試タイヤを作製した。
<実施例2>
第1の傾斜主溝1の、領域Aにおけるタイヤ周方向に対する傾斜角度θ1Aを25°、領域Bにおけるタイヤ周方向に対する傾斜角度θ1Bを40°に変えた以外は実施例1と同様にして、実施例2の供試タイヤを作製した。
<実施例3>
第2の傾斜主溝2のタイヤ周方向に対する傾斜角度θ2を40°に変えた以外は実施例1と同様にして、実施例3の供試タイヤを作製した。
<実施例4>
第3の傾斜主溝3のタイヤ周方向に対する傾斜角度θ3を75°に変えた以外は実施例1と同様にして、実施例4の供試タイヤを作製した。
<比較例1>
第1の傾斜主溝1、第2の傾斜主溝2および第3の傾斜主溝3をいずれも直線状または湾曲形状ではなく屈曲点を有する形状として形成した以外は実施例1と同様にして、比較例1の供試タイヤを作製した。
<比較例2>
第2の傾斜主溝2が、タイヤ幅方向から見たとき、第1の傾斜主溝1と一部しかオーバーラップしないものとした以外は実施例1と同様にして、比較例2の供試タイヤを作製した。
<比較例3>
第3の傾斜主溝3のタイヤ幅方向内側端部3iが、タイヤ周方向において、タイヤ周方向で隣り合う第1の傾斜主溝1のタイヤ幅方向内側端部1i同士の間に位置しないものとした以外は実施例1と同様にして、比較例2の供試タイヤを作製した。
得られた各供試タイヤを、リムサイズ6.0×17インチのホイールに組み込み、内圧290kPaを充填して、排気量1000ccの自動二輪車の後輪に装着した。また、前輪には、従来品のタイヤを用いた。前輪のタイヤサイズは120/70ZR17であり、リムサイズは3.5×17インチであり、内圧は250kPaであった。この自動二輪車でテストコースを走行し、リアタイヤのウェット路面での排水性、タイヤの耐摩耗性につき、以下の手法で評価を行った。
<耐摩耗性>
テストライダーによる走行テスト終了後のタイヤの摩耗量をデプスゲージ測定にて比較した。結果は、比較例1のタイヤを100とする指数にて表示した。この数値が大きいほど耐摩耗性に優れていることを示す。
<排水性>
テストライダーにより、ウェット路面上でのグリップ力の大きさやタイヤの傾きに対応するグリップ力の変化をフィーリング評価した。結果は、比較例1のタイヤを100とする指数にて表示した。この数字が大きいほど排水性に優れていることを示す。
Figure 0006506060
*1)タイヤ周方向において、タイヤ周方向で隣り合う第1の傾斜主溝のタイヤ幅方向内側端部同士の間に位置するか否かを示す。
上記表中に示す結果より、本発明のタイヤは、耐摩耗性および排水性に優れていることが確かめられた。
1 第1の傾斜主溝
1i 第1の傾斜主溝のタイヤ幅方向内側端部
1o 第1の傾斜主溝のタイヤ幅方向外側端部
2 第2の傾斜主溝
2i 第2の傾斜主溝のタイヤ幅方向内側端部
3 第3の傾斜主溝
3i 第3の傾斜主溝のタイヤ幅方向内側端部
4 センター側浅溝
5 ショルダー側浅溝
10 トレッド部
100 タイヤ
101 トレッド部
102 サイドウォール部
103 ビード部
104 カーカス
105 ビードコア
106 ベルト層

Claims (11)

  1. トレッド部と、該トレッド部の両側に連なるサイドウォール部およびビード部を有し、車両装着時の回転方向が指定される自動二輪車用タイヤにおいて、
    前記トレッド部の踏面に、タイヤ周方向に対して傾斜する3本の傾斜主溝が設けられてなり、該3本の傾斜主溝のうちタイヤ幅方向内側端部が最もタイヤ赤道面に近いものを第1の傾斜主溝とし、該第1の傾斜主溝からタイヤ回転方向前方に向かい順次第2,第3の傾斜主溝としたとき、
    前記第1の傾斜主溝が直線状または湾曲形状であり、
    前記第2の傾斜主溝と前記第3の傾斜主溝とが直線状であって略平行に配置されており、
    前記第2の傾斜主溝が、タイヤ幅方向から見たとき、前記第1の傾斜主溝と完全にオーバーラップしており、
    前記3本の傾斜主溝が、いずれもタイヤ赤道面上に配置されておらず、
    前記第3の傾斜主溝のタイヤ幅方向内側端部が、タイヤ周方向において、タイヤ周方向で隣り合う前記第1の傾斜主溝のタイヤ幅方向内側端部同士の間の略中点に位置しており、かつ、
    前記第2の傾斜主溝のタイヤ周方向長さL2が、前記第1の傾斜主溝のタイヤ周方向長さL1の50%以上であることを特徴とする自動二輪車用タイヤ。
  2. タイヤ赤道面からトレッド接地端までのトレッド半幅領域をタイヤ幅方向に4等分したそれぞれの領域を、タイヤ赤道面側から順次、領域A,B、C、Dとしたとき、前記第1の傾斜主溝が領域Aから領域Bに跨って配置され、該第1の傾斜主溝の、領域Aにおけるタイヤ周方向に対する傾斜角度θ1Aが0〜20°であって、かつ、領域Bにおけるタイヤ周方向に対する傾斜角度θ1Bが15〜35°である請求項記載の自動二輪車用タイヤ。
  3. 前記第2の傾斜主溝のタイヤ周方向に対する傾斜角度θ2が、15〜35°である請求項1または2記載の自動二輪車用タイヤ。
  4. 前記第1の傾斜主溝と、前記第2の傾斜主溝および第3の傾斜主溝とが同方向に傾斜している請求項1〜3のうちいずれか一項記載の自動二輪車用タイヤ。
  5. タイヤ赤道面からトレッド接地端までのトレッド半幅領域をタイヤ幅方向に4等分したそれぞれの領域を、タイヤ赤道面側から順次、領域A,B,C,Dとしたとき、前記第2の傾斜主溝が、領域Cおよび領域Dに配置され、前記第3の傾斜主溝が、領域Bおよび領域Cから領域Dまで延在するように配置されている請求項1〜4のうちいずれか一項記載の自動二輪車用タイヤ。
  6. タイヤ赤道面からトレッド接地端までのトレッド半幅領域をタイヤ幅方向に4等分したそれぞれの領域を、タイヤ赤道面側から順次、領域A,B,C,Dとしたとき、前記第1の傾斜主溝よりタイヤ幅方向外側であって領域Aおよび領域B内にセンター側浅溝が設けられ、該センター側浅溝が、前記第1の傾斜主溝の端部と、前記第2の傾斜主溝の端部との間に延びている請求項1〜5のうちいずれか一項記載の自動二輪車用タイヤ。
  7. 前記センター側浅溝が、前記第2の傾斜主溝よりもタイヤ幅方向内側に存在する請求項6記載の自動二輪車用タイヤ。
  8. 前記センター側浅溝が、前記第1の傾斜主溝のタイヤ幅方向外側端部と前記第2の傾斜主溝のタイヤ幅方向内側端部とをつなぐように、該第1の傾斜主溝および該第2の傾斜主溝と同方向に傾斜して設けられ、該センター側浅溝のうち、該第1の傾斜主溝のタイヤ幅方向外側端部の近傍に設けられた部分が2本の略平行な溝からなるとともに、該第2の傾斜主溝のタイヤ幅方向内側端部の近傍に設けられた部分が、該第2の傾斜主溝のタイヤ幅方向内側端部と繋がって延在する方向に延びる1本の溝となっている請求項6または7記載の自動二輪車用タイヤ。
  9. タイヤ赤道面からトレッド接地端までのトレッド半幅領域をタイヤ幅方向に4等分したそれぞれの領域を、タイヤ赤道面側から順次、領域A,B,C,Dとしたとき、前記第1の傾斜主溝よりタイヤ幅方向内側に存在するとともに領域Cおよび領域D内に少なくとも存在する、ショルダー側浅溝が配置されている請求項1〜8のうちいずれか一項記載の自動二輪車用タイヤ。
  10. 前記ショルダー側浅溝が、前記第1の傾斜主溝のタイヤ幅方向外側端部の近傍から領域Cおよび領域Dに向かい延在するように、該第1の傾斜主溝および前記第2の傾斜主溝と同方向に傾斜して設けられ、該第1の傾斜主溝のタイヤ幅方向外側端部の近傍に設けられた部分では3本の略平行な溝からなるとともに、該第1の傾斜主溝のタイヤ幅方向外側端部と繋がるように延在する方向に延びて領域Cおよび領域Dにおいて閉じた形状となっている請求項9記載の自動二輪車用タイヤ。
  11. リア用である請求項1〜10のうちいずれか一項記載の自動二輪車用タイヤ。
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