JP6506060B2 - 自動二輪車用タイヤ - Google Patents
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Description
前記トレッド部の踏面に、タイヤ周方向に対して傾斜する3本の傾斜主溝が設けられてなり、該3本の傾斜主溝のうちタイヤ幅方向内側端部が最もタイヤ赤道面に近いものを第1の傾斜主溝とし、該第1の傾斜主溝からタイヤ回転方向前方に向かい順次第2,第3の傾斜主溝としたとき、
前記第1の傾斜主溝が直線状または湾曲形状であり、
前記第2の傾斜主溝と前記第3の傾斜主溝とが直線状であって略平行に配置されており、
前記第2の傾斜主溝が、タイヤ幅方向から見たとき、前記第1の傾斜主溝と完全にオーバーラップしており、
前記3本の傾斜主溝が、いずれもタイヤ赤道面上に配置されておらず、
前記第3の傾斜主溝のタイヤ幅方向内側端部が、タイヤ周方向において、タイヤ周方向で隣り合う前記第1の傾斜主溝のタイヤ幅方向内側端部同士の間の略中点に位置しており、かつ、
前記第2の傾斜主溝のタイヤ周方向長さL2が、前記第1の傾斜主溝のタイヤ周方向長さL1の50%以上であることを特徴とするものである。
本発明の自動二輪車用タイヤは、トレッド部と、トレッド部の両側に連なるサイドウォール部およびビード部を有し、車両装着時の回転方向が指定される自動二輪車用タイヤであり、リアタイヤとして用いた場合に最も大きい効果が得られる。図1は、本発明の一好適な実施の形態に係る自動二輪車用タイヤのトレッド部の部分展開図の一例であり、図中の矢印は、タイヤの回転方向を示す。
<実施例1>
図1に示すタイプのトレッドパターンを有する自動二輪車用タイヤを、タイヤサイズ190/55ZR17にて作製した。図示するように、このタイヤにおいて、第1の傾斜主溝1は湾曲形状であり、第2の傾斜主溝2と第3の傾斜主溝3とは直線状であって略平行に配置されていた。また、このタイヤにおいて、第2の傾斜主溝2は、タイヤ幅方向から見たとき、第1の傾斜主溝1と完全にオーバーラップしていた。さらに、このタイヤにおいて、第3の傾斜主溝3のタイヤ幅方向内側端部3iは、タイヤ周方向において、タイヤ周方向で隣り合う第1の傾斜主溝1のタイヤ幅方向内側端部1i同士の間に位置していた。
第2の傾斜主溝2のタイヤ周方向長さL2を、第1の傾斜主溝1のタイヤ周方向長さL1の45%に変えた以外は実施例1と同様にして、参考例1の供試タイヤを作製した。
第1の傾斜主溝1の、領域Aにおけるタイヤ周方向に対する傾斜角度θ1Aを25°、領域Bにおけるタイヤ周方向に対する傾斜角度θ1Bを40°に変えた以外は実施例1と同様にして、実施例2の供試タイヤを作製した。
第2の傾斜主溝2のタイヤ周方向に対する傾斜角度θ2を40°に変えた以外は実施例1と同様にして、実施例3の供試タイヤを作製した。
第3の傾斜主溝3のタイヤ周方向に対する傾斜角度θ3を75°に変えた以外は実施例1と同様にして、実施例4の供試タイヤを作製した。
第1の傾斜主溝1、第2の傾斜主溝2および第3の傾斜主溝3をいずれも直線状または湾曲形状ではなく屈曲点を有する形状として形成した以外は実施例1と同様にして、比較例1の供試タイヤを作製した。
第2の傾斜主溝2が、タイヤ幅方向から見たとき、第1の傾斜主溝1と一部しかオーバーラップしないものとした以外は実施例1と同様にして、比較例2の供試タイヤを作製した。
第3の傾斜主溝3のタイヤ幅方向内側端部3iが、タイヤ周方向において、タイヤ周方向で隣り合う第1の傾斜主溝1のタイヤ幅方向内側端部1i同士の間に位置しないものとした以外は実施例1と同様にして、比較例2の供試タイヤを作製した。
テストライダーによる走行テスト終了後のタイヤの摩耗量をデプスゲージ測定にて比較した。結果は、比較例1のタイヤを100とする指数にて表示した。この数値が大きいほど耐摩耗性に優れていることを示す。
テストライダーにより、ウェット路面上でのグリップ力の大きさやタイヤの傾きに対応するグリップ力の変化をフィーリング評価した。結果は、比較例1のタイヤを100とする指数にて表示した。この数字が大きいほど排水性に優れていることを示す。
1i 第1の傾斜主溝のタイヤ幅方向内側端部
1o 第1の傾斜主溝のタイヤ幅方向外側端部
2 第2の傾斜主溝
2i 第2の傾斜主溝のタイヤ幅方向内側端部
3 第3の傾斜主溝
3i 第3の傾斜主溝のタイヤ幅方向内側端部
4 センター側浅溝
5 ショルダー側浅溝
10 トレッド部
100 タイヤ
101 トレッド部
102 サイドウォール部
103 ビード部
104 カーカス
105 ビードコア
106 ベルト層
Claims (11)
- トレッド部と、該トレッド部の両側に連なるサイドウォール部およびビード部を有し、車両装着時の回転方向が指定される自動二輪車用タイヤにおいて、
前記トレッド部の踏面に、タイヤ周方向に対して傾斜する3本の傾斜主溝が設けられてなり、該3本の傾斜主溝のうちタイヤ幅方向内側端部が最もタイヤ赤道面に近いものを第1の傾斜主溝とし、該第1の傾斜主溝からタイヤ回転方向前方に向かい順次第2,第3の傾斜主溝としたとき、
前記第1の傾斜主溝が直線状または湾曲形状であり、
前記第2の傾斜主溝と前記第3の傾斜主溝とが直線状であって略平行に配置されており、
前記第2の傾斜主溝が、タイヤ幅方向から見たとき、前記第1の傾斜主溝と完全にオーバーラップしており、
前記3本の傾斜主溝が、いずれもタイヤ赤道面上に配置されておらず、
前記第3の傾斜主溝のタイヤ幅方向内側端部が、タイヤ周方向において、タイヤ周方向で隣り合う前記第1の傾斜主溝のタイヤ幅方向内側端部同士の間の略中点に位置しており、かつ、
前記第2の傾斜主溝のタイヤ周方向長さL2が、前記第1の傾斜主溝のタイヤ周方向長さL1の50%以上であることを特徴とする自動二輪車用タイヤ。 - タイヤ赤道面からトレッド接地端までのトレッド半幅領域をタイヤ幅方向に4等分したそれぞれの領域を、タイヤ赤道面側から順次、領域A,B、C、Dとしたとき、前記第1の傾斜主溝が領域Aから領域Bに跨って配置され、該第1の傾斜主溝の、領域Aにおけるタイヤ周方向に対する傾斜角度θ1Aが0〜20°であって、かつ、領域Bにおけるタイヤ周方向に対する傾斜角度θ1Bが15〜35°である請求項1記載の自動二輪車用タイヤ。
- 前記第2の傾斜主溝のタイヤ周方向に対する傾斜角度θ2が、15〜35°である請求項1または2記載の自動二輪車用タイヤ。
- 前記第1の傾斜主溝と、前記第2の傾斜主溝および第3の傾斜主溝とが同方向に傾斜している請求項1〜3のうちいずれか一項記載の自動二輪車用タイヤ。
- タイヤ赤道面からトレッド接地端までのトレッド半幅領域をタイヤ幅方向に4等分したそれぞれの領域を、タイヤ赤道面側から順次、領域A,B,C,Dとしたとき、前記第2の傾斜主溝が、領域Cおよび領域Dに配置され、前記第3の傾斜主溝が、領域Bおよび領域Cから領域Dまで延在するように配置されている請求項1〜4のうちいずれか一項記載の自動二輪車用タイヤ。
- タイヤ赤道面からトレッド接地端までのトレッド半幅領域をタイヤ幅方向に4等分したそれぞれの領域を、タイヤ赤道面側から順次、領域A,B,C,Dとしたとき、前記第1の傾斜主溝よりタイヤ幅方向外側であって領域Aおよび領域B内にセンター側浅溝が設けられ、該センター側浅溝が、前記第1の傾斜主溝の端部と、前記第2の傾斜主溝の端部との間に延びている請求項1〜5のうちいずれか一項記載の自動二輪車用タイヤ。
- 前記センター側浅溝が、前記第2の傾斜主溝よりもタイヤ幅方向内側に存在する請求項6記載の自動二輪車用タイヤ。
- 前記センター側浅溝が、前記第1の傾斜主溝のタイヤ幅方向外側端部と前記第2の傾斜主溝のタイヤ幅方向内側端部とをつなぐように、該第1の傾斜主溝および該第2の傾斜主溝と同方向に傾斜して設けられ、該センター側浅溝のうち、該第1の傾斜主溝のタイヤ幅方向外側端部の近傍に設けられた部分が2本の略平行な溝からなるとともに、該第2の傾斜主溝のタイヤ幅方向内側端部の近傍に設けられた部分が、該第2の傾斜主溝のタイヤ幅方向内側端部と繋がって延在する方向に延びる1本の溝となっている請求項6または7記載の自動二輪車用タイヤ。
- タイヤ赤道面からトレッド接地端までのトレッド半幅領域をタイヤ幅方向に4等分したそれぞれの領域を、タイヤ赤道面側から順次、領域A,B,C,Dとしたとき、前記第1の傾斜主溝よりタイヤ幅方向内側に存在するとともに領域Cおよび領域D内に少なくとも存在する、ショルダー側浅溝が配置されている請求項1〜8のうちいずれか一項記載の自動二輪車用タイヤ。
- 前記ショルダー側浅溝が、前記第1の傾斜主溝のタイヤ幅方向外側端部の近傍から領域Cおよび領域Dに向かい延在するように、該第1の傾斜主溝および前記第2の傾斜主溝と同方向に傾斜して設けられ、該第1の傾斜主溝のタイヤ幅方向外側端部の近傍に設けられた部分では3本の略平行な溝からなるとともに、該第1の傾斜主溝のタイヤ幅方向外側端部と繋がるように延在する方向に延びて領域Cおよび領域Dにおいて閉じた形状となっている請求項9記載の自動二輪車用タイヤ。
- リア用である請求項1〜10のうちいずれか一項記載の自動二輪車用タイヤ。
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