JP5351627B2 - 自動二輪車用タイヤ - Google Patents

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Description

本発明は、ウエット性能を維持しつつ、トレッドゴムの剥離損傷等を防止して耐久性を向上しうる自動二輪車用タイヤに関する。
近年、帯状のゴムストリップをタイヤ周方向に螺旋状に巻き重ねることにより形成された形成されたストリップ積層体からなるトレッドゴムを有する空気入りタイヤが知られている(例えば、特許文献1参照)。このようなトレッドゴムは、一体に押し出しされたゴム部材の両端部をスプライスして形成されたトレッドゴムに比してユニフォミティが向上するという利点を有する。
特開2007−181931号公報
図6(a)には、上述のようなストリップ積層体を用いて形成されたトレッドゴムgを有する自動二輪車用タイヤのトレッド部aの展開図、図6(b)はそのX部拡大斜視図をそれぞれ示し、各図において、破線は、ゴムストリップbの界面を示す。
一般に自動二輪車用タイヤのトレッド部aの外面は、路面と接地して回転する際に、タイヤ赤道c側からトレッド端e側へタイヤ回転方向rの後着側に向かう斜めの向きの外力fを受ける。このため、上記X部のように、外力fに対して略直角にのびる傾斜溝dには、そのタイヤ回転方向rの後着側の溝縁dtに、ゴムストリップbを剥離させるような向きの力が働く。トレッドゴムgの各ゴムストリップbは、加硫により互いに一体化しているが、ゴムストリップbの界面bsの部分は相対的に接合強度が弱い。従って、上述のような傾斜溝dでは、図6(b)に拡大して示されるように、後着側の溝縁dtでゴムストリップbの一部が剥離する等の損傷が生じ易いという問題があった。
本発明は、以上のような実状に鑑み案出されたもので、小幅のゴムストリップをタイヤ周方向に螺旋状に巻き付けることにより形成されたストリップ積層体からなるトレッドゴムに、タイヤ赤道側からトレッド端側へタイヤ回転方向後着側に向かって傾斜する傾斜溝のみを形成するとともに、該傾斜溝のうち、タイヤ軸方向の内端がタイヤ赤道の近傍に位置し、かつ、タイヤ軸方向の外端が前記トレッド端の近傍に位置する第1の傾斜溝のタイヤ周方向に対する角度を、一定範囲に限定することを基本として、ウエット性能を維持しつつ、トレッドゴムの剥離損傷等を防止して耐久性を向上しうる自動二輪車用タイヤを提供することを主たる目的としている。
本発明のうち請求項1記載の発明は、トレッド端間の外面がタイヤ半径方向外側に凸の円弧状に湾曲してのびるとともに、前記トレッド端間のタイヤ軸方向距離であるトレッド幅がタイヤ最大幅となり、しかもタイヤ回転方向が指定された自動二輪車用タイヤであって、前記トレッド部に配されたトレッドゴムは、小幅帯状のゴムストリップをタイヤ周方向に螺旋状に巻き付けることにより形成されたストリップ積層体からなるとともに、前記トレッド部の外面には、タイヤ赤道側からトレッド端側へタイヤ回転方向後着側に向かって傾斜する傾斜溝のみが形成され、かつ、前記傾斜溝は、タイヤ軸方向の内端がタイヤ赤道の近傍に位置し、かつ、タイヤ軸方向の外端が前記トレッド端の近傍に位置し、しかも、タイヤ周方向に隔設された第1の傾斜溝と、前記タイヤ周方向に隔設された第1の傾斜溝間に配された第2の傾斜溝とをタイヤ赤道の両側に具え、前記第1の傾斜溝は、前記内端からタイヤ周方向に対して5〜40度の角度θ1で傾斜する内側部と、この内側部に連なってタイヤ周方向に対して30〜65度でかつ前記角度θ1よりも大きいの角度θ2で傾斜する中間部と、この中間部に連なってタイヤ周方向に対して45〜85度でかつ前記角度θ2以上の角度θ3で前記外端までのびる外側部とからなり、前記第1の傾斜溝は、前記内側部がタイヤ赤道を中心とするトレッド展開幅の1/3の展開幅領域であるセンター領域をのび、前記外側部が前記トレッド端からタイヤ赤道側にトレッド展開幅の1/6の展開幅領域であるショルダー領域をのび、しかも前記中間部が前記センター領域と前記ショルダー領域との間のミドル領域をのび、前記第2の傾斜溝は、前記センター領域をのびる第2の内側部と、前記ミドル領域をのびる第2の外側部とからなり、かつ、前記ショルダー領域には達しておらず、前記第2の内側部は、タイヤ周方向に対して5〜40度で傾斜し、 前記第2の外側部は、タイヤ周方向に対して30〜65度で傾斜することを特徴とする。
また、請求項2記載の発明は、前記傾斜溝は、前記タイヤ周方向に隔設された第1の傾斜溝間に配された第3の傾斜溝を含み、前記第3の傾斜溝は、前記ミドル領域をのびる第3の内側部と、前記ショルダー領域をのびる第3の外側部とからなり、かつ、前記センター領域には達しておらず、前記第3の内側部は、タイヤ周方向に対して30〜65度で傾斜し、前記第3の外側部は、タイヤ周方向に対して45〜85度で傾斜するのが望ましい。

また、請求項3記載の発明のように、前記トレッドゴムは、前記センター領域のゴム硬度Ga、前記ミドル領域のゴム硬度Gb、及び前記ショルダー領域のゴム硬度Gcが、以下の関係を満足するのが望ましい。
ゴム硬度Ga≧ゴム硬度Gb≧ゴム硬度Gc …(1)
ゴム硬度Ga>ゴム硬度Gc …(2)
本明細書では、特に断りがない限り、タイヤの各部の寸法等は、正規リムにリム組みされかつ正規内圧が充填された無負荷の正規状態において特定される値とする。なお前記「正規リム」とは、タイヤが基づいている規格を含む規格体系において、当該規格がタイヤ毎に定めるリムであり、例えばJATMAであれば "標準リム" 、TRAであれば "Design Rim" 、ETRTOであれば "Measuring Rim" とする。さらに「正規内圧」とは、タイヤが基づいている規格を含む規格体系において、各規格がタイヤ毎に定めている空気圧であり、JATMAであれば "最高空気圧" 、TRAであれば表 "TIRE LOAD LIMITS AT VARIOUS COLD INFLATION PRESSURES" に記載の最大値、ETRTOであれば "INFLATION PRESSURE" とする。
また、本明細書においては、ゴム硬度は、JIS−K6253に基づき、デュロメータータイプAにより測定したデュロメーターA硬さとする。
本発明の自動二輪車用タイヤは、トレッド部に配されたトレッドゴムが、小幅帯状のゴムストリップをタイヤ周方向に螺旋状に巻き付けることにより形成されたストリップ積層体からなるとともに、該トレッド部の外面に、タイヤ赤道側からトレッド端側へタイヤ回転方向後着側に向かって傾斜する傾斜溝のみが形成される。この傾斜溝には、内端からタイヤ周方向に対して5〜40度の角度θ1で傾斜する内側部と、この内側部に連なってタイヤ周方向に対して30〜65度でかつ角度θ1よりも大きい角度θ2で傾斜する中間部と、この中間部に連なってタイヤ周方向に対して45〜85度でかつ角度θ2以上の角度θ3で前記外端までのびる外側部とからなる第1の傾斜溝を含む。このように、全ての傾斜溝を特定の方向に傾けるとともに、長さが大きい第1の傾斜溝を、トレッド部の外面が路面と接地することによって受ける外力により沿わせて形成することにより、傾斜溝のタイヤ回転方向の後着側の溝縁でのゴムストリップの剥離等の損傷を効果的に抑制しうる。従って、トレッドゴムの耐久性が向上する。
また、第1の傾斜溝は、タイヤ軸方向の内端がタイヤ赤道の近傍に位置し、かつ、タイヤ軸方向の外端がトレッド端の近傍に位置するので、トレッド部の外面と路面との間の水膜を、タイヤの接地に伴う圧力で効率良くトレッド端側へと案内して排水できる。従って優れたウエット性能をも発揮しうる。
本発明の自動二輪車用タイヤの一形態を例示する断面図である。 ゴムストリップの斜視図である。 図1のトレッドパターンの一部を平面に展開して示すトレッド展開図である。 図3の部分拡大図である。 (a)は、実施例の第1の傾斜溝の角度を示す図、(b)〜(e)は比較例の第1の傾斜溝の角度を示す図である。 (a)従来の空気入りタイヤのトレッド展開図、(b)はそのX部の拡大斜視図である。
以下、本発明の実施の一形態が図面に基づき説明される。
図1に示されるように、本実施形態の自動二輪車用タイヤ1は、トレッド部2からサイドウォール部3をへてビード部4のビードコア5に至るカーカス6と、このカーカス6のタイヤ半径方向外側かつトレッド部2の内部に配されるトレッド補強層7とが設けられている。なお、この自動二輪車用タイヤ1は、車両に装着されるときのタイヤ回転方向R(図3に示す)が指定された後輪用として形成されている。なお、図1には、自動二輪車用タイヤ1の正規状態が示されている。
また、自動二輪車用タイヤ1は、キャンバー角が与えられる旋回時においても十分な接地面積が得られるように、トレッド部2のトレッド端2t、2t間の外面2Sが、タイヤ半径方向外側に凸の円弧状に湾曲して形成されるとともに、前記正規状態において、トレッド端2t、2t間のタイヤ軸方向距離であるトレッド幅TWがタイヤ最大幅をなす。なお、このような湾曲したトレッド部2の外面2Sは、上で述べたように、走行により、タイヤ赤道C側からトレッド端2t側へタイヤ回転方向Rの後着側に向かう斜めの向きの外力Fを受ける(図3参照)。
図1に示されるように、前記カーカス6は、例えば、1枚のカーカスプライ6Aにより構成される。カーカスプライ6Aは、本実施形態ではトレッド部2からサイドウォール部3を経てビード部4に埋設されたビードコア5に至る本体部6aと、該本体部6aに連なりかつビードコア5の回りで折り返された折返し部6bとを含む。また、カーカスプライ6Aは、タイヤ赤道Cに対して例えば75〜90゜、より好ましくは80〜90゜の角度で傾けて配列されたカーカスコードを有し、該カーカスコードには、例えば、ナイロン、ポリエステル又はレーヨン等の有機繊維コード等が好適に採用される。なお、カーカスプライ6Aの本体部6aと折返し部6bとの間には、硬質のゴムからなるビードエーペックス8が配設される。
前記トレッド補強層7は、ベルトコードをタイヤ赤道Cに対して例えば10〜40°の小角度で傾けて配列したタイヤ半径方向内、外2枚のベルトプライ7A、7Bを前記ベルトコードが互いに交差する向きに重ね合わせて構成される。また、ベルトコードは、例えば、スチールコード、アラミド又はレーヨン等が好適に採用される。
またトレッド部2には、前記トレッド補強層7の外側にトレッドゴム2Gが、またサイドウォール部3にはカーカス6の外側にサイドウォールゴム3Gがそれぞれ配されている。
前記トレッドゴム2Gは、図2に示されるような小幅かつ帯状のゴムストリップGSを、タイヤ周方向に螺旋状、例えばタイヤ周方向に対して5度以下の小角度で巻き重ねることにより形成されたストリップ積層体11から形成される。
本実施形態のゴムストリップGSは、厚さtに比して幅Wが大きい断面略矩形状に形成される。特に限定されるものではないが、生産性や取り扱い性等に鑑み、ゴムストリップGSの幅Wは5〜30mm、厚さtは0.3〜1.5mm程度が望ましい。
図3に示されるように、トレッド部2の外面2Sには、タイヤ赤道C側から両側のトレッド端2t、2t側へタイヤ回転方向Rの後着側に向かって傾斜する傾斜溝12のみが形成される。なお、ここで言う溝とは、排水性に影響を与える深さ及び溝幅を持ったものを意味しする。従って、本発明の自動二輪車用タイヤのトレッド部2には、溝幅が1.5mm以下のサイプや深さが2mm以下の装飾用の浅溝については、上述の制限を受けることなく種々の向きに設けることができる。
本実施形態の傾斜溝12は、最も長さが大きくかつタイヤ周方向に隔設された第1の傾斜溝13と、この第1の傾斜溝13、13間に配された第2の傾斜溝14、及び第3の傾斜溝15を含んで形成される。各傾斜溝13、14、15は、タイヤ赤道Cを挟んで両側のトレッド部2の外面2Sに線対称配置又はタイヤ周方向のパターンシフトを有して線対称配置に形成されるのが望ましい。これにより、左右の旋回時の剛性のアンバランスを防止できる。
図3、図4に拡大して示されるように、前記第1の傾斜溝13は、タイヤ軸方向の内端13iがタイヤ赤道Cの近傍R1に位置し、かつ、タイヤ軸方向の外端13oがトレッド端2tの近傍R2に位置してのびている。このように、第1の傾斜溝13は、タイヤ赤道Cの近傍からトレッド端2tの近傍までに亘る大きい長さを有するので、トレッド部2の外面2Sと路面との間の水をタイヤの接地に伴う圧力で、効率良くトレッド端2t近傍まで案内して排水できる。従って、タイヤのウエット性能を向上しうる。
上記「タイヤ赤道Cの近傍R1」とは、前記内端13iがタイヤ赤道C上を含むのは当然であるが、該タイヤ赤道Cを中心とするトレッド展開幅Td(図3に示す)の12%の幅領域を少なくとも含むものとする。この範囲外であると、タイヤ赤道近傍の排水性が低下するおそれがある。同様に、上記「トレッド端2tの近傍R2」とは、トレッド端2t上を含むのは当然であるが、トレッド端2tからタイヤ赤道C側にトレッド展開幅Tdの6%の幅領域を少なくとも含むものとする。前記外端13oが、トレッド端2tの近傍R2よりもタイヤ軸方向内側に位置すると、トレッド部2の外面2Sと路面との間の水を十分にタイヤの外側に排水できないおそれがある。
また、第1の傾斜溝13は、前記内端13iからタイヤ周方向に対して5〜40度の角度θ1で傾斜する内側部13Aと、この内側部13Aに連なりかつタイヤ周方向に対して30〜65度の角度θ2で傾斜する中間部13Bと、この中間部13Bに連なってタイヤ周方向に対して45〜85度の角度θ3(ただし、θ3≧θ2)で前記外端13oまでのびる外側部13Cとから構成されている。このように、第1の傾斜溝13の各部の角度を規定することにより、第1の傾斜溝13を上述の外力Fの向きにより近づけることができる。
このように、長さが大きい第1の傾斜溝13を、前記外力Fの向きに沿って形成することにより、第1の傾斜溝13のタイヤ回転方向Rの後着側の溝縁13tは、主として該溝縁13tと平行な力を受け、図6(b)のようなゴムストリップGSを剥離させようとする力の作用を殆ど受けない。従って、トレッドゴム2Gの外面2Aでのゴムストリップの界面を起点とした剥離損傷が長期に亘って抑制され、ひいてはトレッドゴム2Gの耐久性が向上される。なお、第1の傾斜溝13の内端13i及び外端13oは、いずれも展開図において、端部が円弧状に形成されている。このような溝の端部処理も、ゴムストリップの剥離損傷を抑制するの有効である。
本実施形態の第1の傾斜溝13は、前記内側部13A、中間部13B及び外側部13Cが滑らかに角度を変化させながら湾曲してのびている。このような傾斜溝にあっては、各内側部13A、中間部13B及び外側部13Cは、それぞれ前記角度θ1、θ2及びθ3の範囲内で傾斜して湾曲させるのが望ましい。この場合、各角度θ1、θ2、θ3は、第1の傾斜溝13の溝中心線13Lを基準として測定される。ただし、第1の傾斜溝13の内側部12A、中間部13B及び外側部13Cは、それぞれ直線状で形成されても良いのは言うまでもない。
また、第1の傾斜溝13を前記外力Fにより沿わせるために、前記内側部13A、中間部13B及び外側部13Cの配設領域を規定することが望ましい。具体的には、トレッド部2の外面2Sを、タイヤ赤道Cを中心とするトレッド展開幅Td(図3に示す)の1/3の展開幅領域であるセンター領域Cr、トレッド端2tからタイヤ赤道C側にトレッド展開幅Tdの1/6の展開幅領域であるショルダー領域Sh、及びセンター領域Crとショルダー領域Shとの間のミドル領域Mdに仮想区分したとき、内側部13Aがセンター領域Crに、外側部13Cがショルダー領域Shに、中間部13Bがミドル領域Mdに、それぞれ形成されるのが好ましい。これにより、第1の傾斜溝13の後着側の溝縁13tにおいて、ゴムストリップGSの損傷がより確実に抑制される。
また、前記外力Fは、トレッド部2の外面2Sの接地圧の大きさに比例して大きくなる。即ち、直進走行時では、前記外力Fの大きさは、タイヤ赤道C側ほど大きく、さらに換言すれば、センター領域Crで最も大きく、次いでミドル領域Mdとなり、ショルダー領域Shは最も小さくなる。従って、このような外力Fの大きさに着目してゴムストリップの剥離損傷を抑制するためには、外力Fの大きさに応じた配合乃至硬さのゴムを配置するのが望ましい。具体的には、センター領域Crのゴム硬度Ga、ミドル領域Mdのゴム硬度Gb、及びショルダー領域Shのゴム硬度Gcが、以下の関係式(1)及び(2)を満足することが好適である。
ゴム硬度Ga≧ゴム硬度Gb≧ゴム硬度Gc …(1)
ゴム硬度Ga>ゴム硬度Gc …(2)
このように、外力Fが最も大きいセンター領域Crでは、外力が最も小さいショルダー領域Shに比べてゴム硬度が大きく設定したときには、センター領域CrでのゴムストリップGSの剥離損傷をより効果的に抑制するとともに、旋回時には相対的に柔らかいショルダー領域Shのゴムにおいて十分な初期グリップ性能を得ることができる。なお、このようにゴム硬度を異ならせるためには、各領域をそれぞれ配合が異なるゴムストリップで形成すれば良い。
前記センター領域Crのゴム硬度Gaは、特に限定されるものではないが、ゴムストリップGSの損傷を十分に抑制しつつ直進走行時の安定性を確保するために、好ましくは60度以上、より好ましくは62度以上、さらに好ましくは64度以上が望ましく、また、好ましくは76度以下、より好ましくは74度以下、さらに好ましくは72度以下が望ましい。
また、ショルダー領域Shのゴム硬度Gcも特に限定されるものではないが、旋回時のグリップ力を十分に発揮させるとともに、ゴムストリップGSの損傷を抑制するために、好ましくは56度以上、より好ましくは58度以上、さらに好ましくは60度以上が望ましく、また、好ましくは72度以下、より好ましくは70度以下、さらに好ましくは68度以下が望ましい。
なお、ミドル領域Mdのゴム硬度Gbは、センター領域Crとショルダー領域Shとの各ゴム硬度の中間的な硬度とし、直進時から旋回時へ移行する際の大きな剛性変化及びグリップ力の変化を緩和させることがのぞましく、そのために、好ましくは58度以上、より好ましくは60度以上、さらに好ましくは62度以上が望ましく、また、好ましくは74度以下、より好ましくは72度以下、さらに好ましくは70度以下のゴム高度が望ましい。つまり、センター領域Crのゴム硬度Ga、ミドル領域Mdのゴム硬度Gb、及びショルダー領域Shのゴム硬度Gcは、以下の関係式(3)を満足させることが特に望ましい。
ゴム硬度Ga>ゴム硬度Gb>ゴム硬度Gc …(3)
前記第2の傾斜溝14は、センター領域Crをのびる第2の内側部14Aと、ミドル領域Mdをのびる第2の外側部14Bとからなり、ショルダー領域Shには達していない。一方、前記第3の傾斜溝15は、ミドル領域Mdをのびる第3の内側部15Aと、ショルダー領域Shをのびる第3の外側部15Bとからなり、センター領域Crには達していない。
そして、第2の傾斜溝14と、第3の傾斜溝15とは、互いに交わることなく、タイヤ周方向に位置ズレして設けられる。本実施形態では、ウエット性能及びトレッド部のパターン剛性を確保するために、第1ないし第3の傾斜溝13〜15は、実質的に同一のタイヤ周方向ピッチで形成される。
また、第2の内側部14Aは、タイヤ周方向に対して前記角度θ1、即ち5〜40度で傾斜するのが好ましい。また、第2の外側部14B及び第3の内側部15Aは、タイヤ周方向に対して前記角度θ2、即ち、30〜65度で傾斜するのが好ましい。さらに、第3の外側部15Bは、タイヤ周方向に対して前記角度θ3、即ち45〜85度で傾斜するのが好ましい。
さらに、第2ないし第3の傾斜溝14、15の溝中心線に沿った溝長さは、第1の傾斜溝13の溝中心線に沿った溝長さの30〜40%程度確保するのが良い。
以上のような、第2ないし第3の傾斜溝14、15は、パターン剛性の著しい低下を招くことなく、第1の傾斜溝13、13間の排水性を満遍なく高めるとともに、前記外力Fと略同方向に沿って傾斜することにより、各々の後着側の溝縁を起点とするゴムストリップGSの剥離損傷が抑制される。
前記各傾斜溝12は、例えば、溝幅12wは、好ましくは1mm以上、より好ましくは2mm以上、さらに好ましくは3mm以上が望ましく、また、好ましくは10mm以下、より好ましくは9mm以下、さらに好ましくは8mm以下が望ましい。また溝深さ(図示省略)は2〜10mm程度に設定されるのが望ましい。また、上記実施形態では、傾斜溝12の溝幅12wは、該傾斜溝12の長さ方向に亘って同一に設定されているが、例えば、該傾斜溝12のウエット性能を向上させるために、トレッド端2t側へ向かって漸増させてもよい。
以上、本発明の特に好ましい実施形態について詳述したが、本発明は図示の実施形態に限定されることなく、種々の態様に変形して実施しうる。
図1に示すタイヤ構造をなし、かつ表1に示すトレッドゴムを有する自動二輪車用タイヤを試作するとともに、各試供タイヤを自動二輪車(排気量1000cc)の後輪に以下の条件で装着し、それらの性能を比較した。なお、前輪は各例とも同一とした。
タイヤサイズ:190/50R17
リムサイズ:17×MT6.00
内圧:290kPa
第1の傾斜溝のタイヤ周方向のピッチ数:15
テスト方法は次の通りである。
<ゴムストリップの剥離数>
各供試タイヤを、上記自動二輪車に上記条件で装着し、アスファルト路面を、半径40mの速度80km/hで同一方向に定常円旋回を行った。そして、40周及び80周した各時点で、旋回内側の第1の傾斜溝の溝縁におけるゴムストリップの剥離が原因と見られる全ての損傷の個数を調べた。評価は、第1の傾斜溝において、センター領域Cr、ミドル領域Md、ショルダー領域Shごとに、ゴムストリップの一つでも損傷があったものを「1」としてカウントした。なお、数値が小さいものほど、損傷数が少なく、トレッドゴムの耐久性が良好であることを示す。
<ウエット性能>
半径40mのアスファルト路面に、水深5mm、長さ20mの水たまりを設けたコース上を、速度を段階的に増加させながら上記自動二輪車を進入させ、横加速度(横G)を計測し、50〜80km/hの速度における後輪の平均横Gを算出した。結果は、比較例1を100とする指数で表示し、数値が大きい程良好である。
テストの結果を表1に示す。
Figure 0005351627
Figure 0005351627
テストの結果、実施例の空気入りタイヤは、ゴムストリップの剥離損傷を抑制でき、トレッドゴムの耐久性を向上しうることが確認できた。しかも、実施例の空気入りタイヤは、ウエット性能を維持しうることも確認できた。
1 自動二輪車用タイヤ
2 トレッド部
2G トレッドゴム
2S 外面
12 傾斜溝
13 第1の傾斜溝
13A 内側部
13B 中間部
13C 外側部

Claims (3)

  1. トレッド端間の外面がタイヤ半径方向外側に凸の円弧状に湾曲してのびるとともに、前記トレッド端間のタイヤ軸方向距離であるトレッド幅がタイヤ最大幅となり、しかもタイヤ回転方向が指定された自動二輪車用タイヤであって、
    前記トレッド部に配されたトレッドゴムは、小幅帯状のゴムストリップをタイヤ周方向に螺旋状に巻き付けることにより形成されたストリップ積層体からなるとともに、
    前記トレッド部の外面には、タイヤ赤道側からトレッド端側へタイヤ回転方向後着側に向かって傾斜する傾斜溝のみが形成され、かつ、
    前記傾斜溝は、タイヤ軸方向の内端がタイヤ赤道の近傍に位置し、かつ、タイヤ軸方向の外端が前記トレッド端の近傍に位置し、しかも、タイヤ周方向に隔設された第1の傾斜溝と、前記タイヤ周方向に隔設された第1の傾斜溝間に配された第2の傾斜溝とをタイヤ赤道の両側に具え、
    前記第1の傾斜溝は、前記内端からタイヤ周方向に対して5〜40度の角度θ1で傾斜する内側部と、
    この内側部に連なってタイヤ周方向に対して30〜65度でかつ前記角度θ1よりも大きいの角度θ2で傾斜する中間部と、
    この中間部に連なってタイヤ周方向に対して45〜85度でかつ前記角度θ2以上の角度θ3で前記外端までのびる外側部とからなり、
    前記第1の傾斜溝は、前記内側部がタイヤ赤道を中心とするトレッド展開幅の1/3の展開幅領域であるセンター領域をのび、
    前記外側部が前記トレッド端からタイヤ赤道側にトレッド展開幅の1/6の展開幅領域であるショルダー領域をのび、しかも
    前記中間部が前記センター領域と前記ショルダー領域との間のミドル領域をのび、
    前記第2の傾斜溝は、前記センター領域をのびる第2の内側部と、前記ミドル領域をのびる第2の外側部とからなり、かつ、前記ショルダー領域には達しておらず、
    前記第2の内側部は、タイヤ周方向に対して5〜40度で傾斜し、
    前記第2の外側部は、タイヤ周方向に対して30〜65度で傾斜することを特徴とする自動二輪車用タイヤ。
  2. 前記傾斜溝は、前記タイヤ周方向に隔設された第1の傾斜溝間に配された第3の傾斜溝を含み、
    前記第3の傾斜溝は、前記ミドル領域をのびる第3の内側部と、前記ショルダー領域をのびる第3の外側部とからなり、かつ、前記センター領域には達しておらず、
    前記第3の内側部は、タイヤ周方向に対して30〜65度で傾斜し、
    前記第3の外側部は、タイヤ周方向に対して45〜85度で傾斜する請求項1記載の自動二輪車用タイヤ。
  3. 前記トレッドゴムは、前記センター領域のゴム硬度Ga、前記ミドル領域のゴム硬度Gb、及び前記ショルダー領域のゴム硬度Gcが、以下の関係を満足する請求項2記載の自動二輪車用タイヤ。
    ゴム硬度Ga≧ゴム硬度Gb≧ゴム硬度Gc …(1)
    ゴム硬度Ga>ゴム硬度Gc …(2)
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