JP6480771B2 - 自動二輪車用タイヤ - Google Patents
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前記トレッド部のセンター部の端部から、前記トレッド部の実用部の外端部の範囲の、タイヤ幅方向の90%以上にかけて、直線状または曲線状の模様からなる0.2〜0.5mmの深さの浅溝または0.2〜0.5mmの高さの低突起のうち少なくとも一方が設けられてなり、
前記浅溝および前記低突起が、回転方向において、タイヤ赤道に向かって傾斜することを特徴とするものである。本発明のタイヤにおいては、前記浅溝および前記低突起が連続する直線状または曲線状の模様からなることが好ましい。また、前記浅溝が、直径3mm以上の円が挿入可能な連続した凹面を有さないことが好ましい。さらに、本発明のタイヤにおいては、前記浅溝または前記低突起のうち少なくとも一部が、4〜10mmの間隔で2本平行に配置されていることが好ましい。
前記トレッド部のセンター部の端部から、前記トレッド部の実用部の外端部の範囲の、タイヤ幅方向の90%以上にかけて、直線状または曲線状の模様からなる0.2〜0.5mmの深さの浅溝または0.2〜0.5mmの高さの低突起のうち少なくとも一方が設けられてなり、
前記浅溝および前記低突起が、回転方向において、タイヤ赤道に向かって傾斜し、
さらに、前記トレッド部に、第1の傾斜主溝が直線状または湾曲形状に設けられており、かつ、第2の傾斜主溝と第3の傾斜主溝とが、直線状であって略平行に配置されており、
前記第1の傾斜主溝、前記第2の傾斜主溝、前記第3の傾斜主溝、前記浅溝および前記低突起のいずれもが、タイヤ赤道面には配置されていないことを特徴とするものである。本発明のタイヤにおいては、タイヤ赤道Eからトレッド接地端までのトレッド半幅領域TW/2をタイヤ幅方向に4等分したそれぞれの領域を、タイヤ赤道E側から順次、領域A,B,C,Dとしたとき、前記第1の傾斜主溝が、タイヤ赤道E寄りの領域である領域Aから領域Bに跨って配置されてなり、第2の傾斜主溝が、領域Cおよび領域Dに配置されてなることが好ましい。また、本発明のタイヤにおいては、前記第1の傾斜主溝よりタイヤ幅方向外側であって領域AまたはBに少なくとも存在するセンター側浅溝と、前記第1の傾斜主溝よりタイヤ幅方向内側に存在するとともに領域CまたはDに少なくとも存在するショルダー側浅溝とが設けられていることが好ましい。さらに、本発明のタイヤにおいては、前記第2の傾斜主溝のタイヤ周方向長さが、前記第1の傾斜主溝のタイヤ周方向長さの50〜70%であることが好ましい。さらにまた、本発明のタイヤにおいては、前記第1の傾斜主溝の、領域Aにおけるタイヤ周方向に対する傾斜角度が、0〜20°であり、前記第2の傾斜主溝のタイヤ周方向に対する傾斜角度が、15〜35°であり、前記第3の傾斜主溝のタイヤ周方向に対する傾斜角度が、50〜70°であることが好ましい。
本発明の自動二輪車用タイヤは、トレッド部と、トレッド部の両側に連なるサイドウォール部およびビード部を有し、車両装着時の回転方向が指定される自動二輪車用タイヤである。図1は、本発明の一好適な実施の形態に係る自動二輪車のフロント用タイヤのトレッド部の部分展開図の一例であり、図2は、本発明の他の好適な実施の形態に係る自動二輪車のリヤ用タイヤのトレッド部の部分展開図である。なお、図中の矢印は、タイヤの回転方向を示す。
図1に示すトレッドパターンを有する自動二輪車のフロント用タイヤを、タイヤサイズ:120/70ZR17M/Cにて作製した。浅溝の深さは0.3mmとした。なお、浅溝は、直径3mm以上の連続した凹面を有していない。得られたタイヤをリムサイズ:MT3.5×17inchのホイールに組み込み、内圧250kPaにて排気量1000ccの自動二輪車の前輪に装着した。また、後輪には、従来品のタイヤを用いた。前輪のタイヤサイズは190/55ZR17であり、リムサイズは6.0×17インチであり、内圧は290kPaであった。その後、トレッド実用部の浅溝がなくなるまで、自動二輪車を走行させ、ドライグリップ性能をライダーのフィーリングにより確認した。その結果、トレッド実用部に浅溝が残っている間と比べ、浅溝がすべて摩耗するとドライグリップ性能が向上し、タイヤの性能が十分発揮できていることが確認できた。
図2に示すトレッドパターンを有する自動二輪車のリヤ用タイヤをタイヤサイズ:190/55ZR17にて作製した。浅溝の深さは0.3mmとした。なお、浅溝は、直径3mm以上の連続した凹面を有していない。得られたタイヤをリムサイズ6.0×17インチのホイールに組み込み、内圧290kPaを充填して、排気量1000ccの自動二輪車の後輪に装着した。また、前輪には、従来品のタイヤを用いた。前輪のタイヤサイズは120/70ZR17であり、リムサイズは3.5×17インチであり、内圧は250kPaであった。その後、トレッド実用部の浅溝がなくなるまで、自動二輪車を走行させ、ドライグリップ性能をライダーのフィーリングにより確認した。その結果、トレッド実用部に浅溝が残っている間と比べ、浅溝がすべて摩耗するとドライグリップ性能が向上し、タイヤの性能が十分発揮できていることが確認できた。
11、21 第1の傾斜主溝
12、22 第2の傾斜主溝
13、23 第3の傾斜主溝
14、24 浅溝
100、200 自動二輪車用タイヤ(タイヤ)
101、201 トレッド部
102、202 サイドウォール部
103、203 ビード部
104、204 カーカス
105、205 ビードコア
106、206 ベルト層
107 スパイラルベルト層
Claims (9)
- トレッド部と、該トレッド部の両側に連なるサイドウォール部およびビード部を有し、車両装着時の回転方向が指定される自動二輪車用タイヤにおいて、
前記トレッド部のセンター部の端部から、前記トレッド部の実用部の外端部の範囲の、タイヤ幅方向の90%以上にかけて、直線状または曲線状の模様からなる0.2〜0.5mmの深さの浅溝または0.2〜0.5mmの高さの低突起のうち少なくとも一方が設けられてなり、
前記浅溝および前記低突起が、回転方向において、タイヤ赤道に向かって傾斜することを特徴とする自動二輪車用タイヤ。 - 前記浅溝および前記低突起が連続する直線状または曲線状の模様からなる請求項1記載の自動二輪車用タイヤ。
- 前記浅溝が、直径3mm以上の円が挿入可能な連続した凹面を有さない請求項1または2記載の自動二輪車用タイヤ。
- 前記浅溝または前記低突起のうち少なくとも一部が、4〜10mmの間隔で2本平行に配置されている請求項1〜3のうちいずれか一項記載の自動二輪車用タイヤ。
- トレッド部と、該トレッド部の両側に連なるサイドウォール部およびビード部を有し、車両装着時の回転方向が指定される自動二輪車用タイヤにおいて、
前記トレッド部のセンター部の端部から、前記トレッド部の実用部の外端部の範囲の、タイヤ幅方向の90%以上にかけて、直線状または曲線状の模様からなる0.2〜0.5mmの深さの浅溝または0.2〜0.5mmの高さの低突起のうち少なくとも一方が設けられてなり、
前記浅溝および前記低突起が、回転方向において、タイヤ赤道に向かって傾斜し、
さらに、前記トレッド部に、第1の傾斜主溝が直線状または湾曲形状に設けられており、かつ、第2の傾斜主溝と第3の傾斜主溝とが、直線状であって略平行に配置されており、
前記第1の傾斜主溝、前記第2の傾斜主溝、前記第3の傾斜主溝、前記浅溝および前記低突起のいずれもが、タイヤ赤道面には配置されていないことを特徴とする自動二輪車用タイヤ。 - タイヤ赤道Eからトレッド接地端までのトレッド半幅領域TW/2をタイヤ幅方向に4等分したそれぞれの領域を、タイヤ赤道E側から順次、領域A,B,C,Dとしたとき、前記第1の傾斜主溝が、タイヤ赤道E寄りの領域である領域Aから領域Bに跨って配置されてなり、第2の傾斜主溝が、領域Cおよび領域Dに配置されてなる請求項5記載の自動二輪車用タイヤ。
- 前記第1の傾斜主溝よりタイヤ幅方向外側であって領域AまたはBに少なくとも存在するセンター側浅溝と、前記第1の傾斜主溝よりタイヤ幅方向内側に存在するとともに領域CまたはDに少なくとも存在するショルダー側浅溝とが設けられている請求項6記載の自動二輪車用タイヤ。
- 前記第2の傾斜主溝のタイヤ周方向長さが、前記第1の傾斜主溝のタイヤ周方向長さの50〜70%である請求項5〜7のうちいずれか一項記載の自動二輪車用タイヤ。
- 前記第1の傾斜主溝の、領域Aにおけるタイヤ周方向に対する傾斜角度が、0〜20°であり、前記第2の傾斜主溝のタイヤ周方向に対する傾斜角度が、15〜35°であり、前記第3の傾斜主溝のタイヤ周方向に対する傾斜角度が、50〜70°である請求項5〜8のうちいずれか一項記載の自動二輪車用タイヤ。
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