JP6502080B2 - データ生成装置およびデータ生成方法 - Google Patents

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Description

本発明は、回路基板の電気部品に対する検査の際にプローブをプロービングさせるプロービングポイントを規定してそのプロービングポイントを示すポイントデータを生成するデータ生成装置およびデータ生成方法に関するものである。
この種のデータ生成装置として、下記特許文献1において出願人が開示したデータ生成装置が知られている。このデータ生成装置は、電子部品における各接続端子の先端部の位置を特定可能な情報を含んだ電子部品データ、電子部品を回路基板に実装するときの回路基板上の電子部品の位置等を示す情報を含んだマウンタデータ、および回路基板上における配線パターンやランドの位置や幅(形状)を特定可能な情報を含んだ配線パターンデータ(CADデータやガーバデータ)に基づき、電子部品が実装されている回路基板に対する検査を行う際に検査用プローブを接触(プロービング)させるプロービング位置(検査位置)を特定してその位置データを生成する。具体的には、このデータ生成装置では、実装状態における電子部品における接続端子の先端部の位置を電子部品データおよびマウンタデータに基づいて特定すると共に、配線パターンデータに基づいてランドの位置を特定して、接続端子の先端部の位置にランドが存在すると判別したときにそのランドの位置をプロービング位置として特定する。
特開2010−107265号公報(第5−6頁、第1図)
ところが、上記のデータ生成装置には、改善すべき以下の課題がある。すなわち、このデータ生成装置では、電子部品における接続端子の先端部に存在するランドの位置をプロービング位置として特定している。一方、例えば、回路基板に実装された電子部品についての検査(例えば、電子部品の接続端子と配線パターンとの接続状態の良否検査)を行う際に、プロービング位置にプローブをプロービングさせて検査用信号を供給した状態で、電子部品の上方にセンサ(例えば、磁気センサ)を位置させ、そのセンサによって検出された物理量(例えば、磁界)に基づいて電子部品についての検査を行う検査装置、つまりプローブに加えてセンサを用いる検査装置(例えば、特開2006−343103号公報において出願人が開示した回路基板検査装置)が知られている。しかしながら、上記のデータ生成装置では、この種のセンサを用いることを考慮して位置データを生成していないため、この種のセンサを用いる検査装置において、上記のデータ生成装置で生成した位置データによって示されるプロービング位置にプローブをプロービングさせようとしたときには、プローブとセンサとが接触するおそれがある。この場合、この種の検査装置では、一般的に、プローブとセンサとが互いに接触する範囲を予め規定して、その範囲内にプロービング位置が規定されているときには、そのプロービング位置にプローブをプロービングさせて行う検査ステップを省略(ジャンプ)するように構成されている。このため、従来のデータ生成装置によって生成された位置データを用いて検査を行う際には、検査ステップが省略されて未検査の部位が生じて検査精度の向上が困難となるおそれがあり、この点の改善が望まれている。
本発明は、かかる課題に鑑みてなされたものであり、検査精度の向上が可能なポイントデータを生成し得るデータ生成装置およびデータ生成方法を提供することを主目的とする。
上記目的を達成すべく請求項1記載のデータ生成装置は、配線パターンが形成されると共に電気部品が搭載された回路基板における被検査部位に対する検査の際にプローブをプロービングさせるプロービングポイントを当該配線パターンに設けられているポイント候補の中から規定する規定処理を実行して、当該プロービングポイントを示すポイントデータを生成する処理部を備えたデータ生成装置であって、前記処理部は、前記規定処理において、前記被検査部位に直接接続される前記配線パターンとしての第1配線パターンに設けられている前記ポイント候補、およびインピーダンスの値が前記検査に用いる磁気センサによる磁界の検出結果に影響を与えない程度以下の電気部品を介して前記第1配線パターンに接続される前記配線パターンとしての第2配線パターンに設けられている前記ポイント候補の中に、前記回路基板の構成要素および前記磁気センサと干渉することなく前記プローブのプロービングが可能であるとのプロービング条件に適合する前記ポイント候補としての適合ポイントが存在するか否かを判定する第1判定処理を実行し、当該第1判定処理において前記適合ポイントが存在すると判定したときに、当該適合ポイントを前記プロービングポイントとして規定する。
また、請求項2記載のデータ生成装置は、配線パターンが形成されると共に電気部品が搭載された回路基板における被検査部位に対する検査の際にプローブをプロービングさせるプロービングポイントを当該配線パターンに設けられているポイント候補の中から規定する規定処理を実行して、当該プロービングポイントを示すポイントデータを生成する処理部を備えたデータ生成装置であって、前記処理部は、前記規定処理において、前記被検査部位に直接接続される前記配線パターンとしての第1配線パターンに設けられている前記ポイント候補、およびインピーダンスの値が予め決められた値以下の電気部品を介して前記第1配線パターンに接続される前記配線パターンとしての第2配線パターンに設けられている前記ポイント候補の中に、前記回路基板の構成要素および前記検査に用いる装置の構成要素と干渉することなく前記プローブのプロービングが可能であるとのプロービング条件に適合する前記ポイント候補としての適合ポイントが存在するか否かを判定する第1判定処理を、前記被検査部位に対する検査の際に当該被検査部位に近接させて被検出量を検出する前記検査に用いる装置の構成要素としての第1センサおよび前記プローブの双方が前記回路基板における一方の面側に位置しているとしたときに実行して当該第1判定処理において前記適合ポイントが存在すると判定したときに、当該適合ポイントを前記プロービングポイントとして規定し、当該第1判定処理において、前記適合ポイントが存在しないと判定したときには、前記プローブが前記一方の面側に位置すると共に前記第1センサが前記被検査部位から離間しかつ前記被検出量を検出する前記検査に用いる装置の構成要素としての第2センサが前記回路基板の他方の面側に位置しているとしたときに当該一方の面側において前記適合ポイントが存在するか否かを判定する第2判定処理を実行し、当該第2判定処理において前記適合ポイントが存在すると判定したときには、当該適合ポイントを前記プロービングポイントとして規定する。
また、請求項記載のデータ生成装置は、請求項1または2記載のデータ生成装置において、前記処理部は、前記第1判定処理において、前記適合ポイントが複数存在すると判定したときには、前記被検査部位に対する検査の際に直前にプロービングされる他の前記プロービングポイントからの前記プローブの移動時間が最短となる前記適合ポイントを前記プロービングポイントとして規定する。
また、請求項4記載のデータ生成方法は、配線パターンが形成されると共に電気部品が搭載された回路基板における被検査部位に対する検査の際にプローブをプロービングさせるプロービングポイントを当該配線パターンに設けられているポイント候補の中から規定する規定処理を実行して、当該プロービングポイントを示すポイントデータを生成するデータ生成方法であって、前記規定処理において、前記被検査部位に直接接続される前記配線パターンとしての第1配線パターンに設けられている前記ポイント候補、およびインピーダンスの値が前記検査に用いる磁気センサによる磁界の検出結果に影響を与えない程度以下の電気部品を介して前記第1配線パターンに接続される前記配線パターンとしての第2配線パターンに設けられている前記ポイント候補の中に、前記回路基板の構成要素および前記磁気センサと干渉することなく前記プローブのプロービングが可能であるとのプロービング条件に適合する前記ポイント候補としての適合ポイントが存在するか否かを判定する第1判定処理を実行し、当該第1判定処理において前記適合ポイントが存在すると判定したときに、当該適合ポイントを前記プロービングポイントとして規定する。
また、請求項5記載のデータ生成方法は、配線パターンが形成されると共に電気部品が搭載された回路基板における被検査部位に対する検査の際にプローブをプロービングさせるプロービングポイントを当該配線パターンに設けられているポイント候補の中から規定する規定処理を実行して、当該プロービングポイントを示すポイントデータを生成するデータ生成方法であって、前記規定処理において、前記被検査部位に直接接続される前記配線パターンとしての第1配線パターンに設けられている前記ポイント候補、およびインピーダンスの値が予め決められた値以下の電気部品を介して前記第1配線パターンに接続される前記配線パターンとしての第2配線パターンに設けられている前記ポイント候補の中に、前記回路基板の構成要素および前記検査に用いる装置の構成要素と干渉することなく前記プローブのプロービングが可能であるとのプロービング条件に適合する前記ポイント候補としての適合ポイントが存在するか否かを判定する第1判定処理を、前記被検査部位に対する検査の際に当該被検査部位に近接させて被検出量を検出する前記検査に用いる装置の構成要素としての第1センサおよび前記プローブの双方が前記回路基板における一方の面側に位置しているとしたときに実行して当該第1判定処理において前記適合ポイントが存在すると判定したときに、当該適合ポイントを前記プロービングポイントとして規定し、当該第1判定処理において、前記適合ポイントが存在しないと判定したときには、前記プローブが前記一方の面側に位置すると共に前記第1センサが前記被検査部位から離間しかつ前記被検出量を検出する前記検査に用いる装置の構成要素としての第2センサが前記回路基板の他方の面側に位置しているとしたときに当該一方の面側において前記適合ポイントが存在するか否かを判定する第2判定処理を実行し、当該第2判定処理において前記適合ポイントが存在すると判定したときには、当該適合ポイントを前記プロービングポイントとして規定する。
請求項1記載のデータ生成装置、および請求項4記載のデータ生成方法では、第1判定処理において、第1配線パターンに設けられているポイント候補、およびインピーダンスの値が磁気センサによる磁界の検出結果に影響を与えない程度以下の電気部品を介して第1配線パターンに接続される第2配線パターンに設けられているポイント候補の中にプロービング条件に適合するポイント候補(適合ポイント)が存在すると判定したときに、その適合ポイントをプロービングポイントとして規定する。このため、このデータ生成装置およびデータ生成方法によれば、回路基板や、検査に用いる磁気センサと干渉することなくプローブをプロービング可能な(プロービング条件に適合する)プロービングポイントのみの情報を含むポイントデータを生成することができる。したがって、このデータ生成装置およびデータ生成方法によれば、ポイントデータにプロービングが困難なプロービングポイントの情報が含まれることに起因して検査ステップが省略される(未検査の被検査部位が発生する)ことを十分に少なく抑えて、検査精度を十分に向上させることが可能なポイントデータを生成することができる。また、このデータ生成装置およびデータ生成方法では、被検査部位に直接接続される第1配線パターンに設けられているポイント候補に加えて、低インピーダンスの電気部品を介して第1配線パターンに接続されている第2配線パターンに設けられているポイント候補を第1判定処理の対象とするため、第1配線パターンに設けられているポイント候補だけを第1判定処理の対象とする構成および方法と比較して、プロービングが可能な(プロービング条件に適合する)プロービングポイントが存在しないために検査ステップが省略される(未検査の部位が発生する)ことを少なく抑えて、検査精度をさらに向上させることが可能なポイントデータを生成することができる。
また、請求項記載のデータ生成装置、および請求項5記載のデータ生成方法では、第1センサおよびプローブの双方が回路基板における一方の面側に位置しているとしたときに実行した第1判定処理において適合ポイントが存在しないと判定したときには、プローブが一方の面側に位置すると共に第1センサが被検査部位から離間しかつ第2センサが回路基板の他方の面側に位置しているとしたときに一方の面側において適合ポイントが存在するか否かを判定する第2判定処理を実行し、第2判定処理において適合ポイントが存在すると判定したときには、その適合ポイントをプロービングポイントとして規定する。このため、このデータ生成装置によれば、第1センサが被検査部位に近接している状態では適合ポイントが存在しないと判定される場合においても、第1センサが被検査部位から離反している状態では適合ポイントとなるポイント候補をプロービングポイントとして規定することができる。このため、このデータ生成装置によれば、プロービング条件に適合するプロービングポイントが存在しないために検査ステップが省略される(未検査の部位が発生する)ことをより少なく抑えて、検査精度を一層向上させることが可能なポイントデータを生成することができる。また、プローブをプロービングさせるポイント候補は、一般的に、回路基板の他方の面側よりも一方の面側に多く存在する。このため、第2判定処理において回路基板の一方の面側に適合ポイントが存在するか否かを判定するこのデータ生成装置によれば、例えば、第1判定処理において適合ポイントが存在しないと判定したときに適合ポイントとなり得るポイント候補が他方の面側に存在するか否かを判定する処理を第2判定処理に代えて実行する構成と比較して、第2判定処理において適合ポイントを高い確率で探し出すことができる。
また、請求項記載のデータ生成装置によれば、第1判定処理において、適合ポイントが複数存在すると判定したときには、被検査部位に対する検査において直前にプロービングされる他のプロービングポイントからのプローブの移動時間が最短となる適合ポイントをプロービングポイントとして規定することにより、プローブの移動時間を十分に短縮させて、検査効率を十分に向上させることが可能なポイントデータを生成することができる。
データ生成装置1,1Aの構成を示す構成図である。 回路基板30の構成を示す構成図である。 図2におけるA−A線断面図である。 データ生成方法を説明するための第1の説明図である。 データ生成処理50のフローチャートである。 データ生成方法を説明するための第2の説明図である。 データ生成方法の他の例を説明するための第1の説明図である。 データ生成方法の他の例を説明するための第2の説明図である。
以下、データ生成装置およびデータ生成装置の実施の形態について、図面を参照して説明する。
最初に、データ生成装置の一例としての図1に示すデータ生成装置1の構成について説明する。データ生成装置1は、例えば図2,3に示す回路基板30における被検査部位(例えば、後述する配線パターン32a〜32hと集積回路33の接続端子41a〜41hとの接続部分)に対する検査の際に、図外のプロービング機構によってプローブ11(図2,3参照)をプロービングさせるプロービングポイントPp(図4参照)を示すポイントデータDpを生成可能に構成されている。なお、図2,3および後述する図4,6〜8では、回路基板30の一部のみを図示している。
この場合、回路基板30は、一例として、図2,3に示すように、基板31と、基板31に形成された配線パターン32a〜32i(以下、区別しないときには「配線パターン32」ともいう)と、基板31に搭載(実装)された電気部品の一例としての集積回路33および抵抗34とを備えて構成されている。基板31には、配線パターン32を覆うようにして形成された図外のレジスト層を備えている。また、レジスト層には、配線パターン32に対してプローブ11の接触(電気的接続)を可能とするための開口部が設けられている。この場合、配線パターン32における開口部によって露出している部位(開口部の底部となる部位)がポイント候補に相当し、以下、この部位を「パッドPta〜Ptm(区別しないときには「パッドPt」)」ともいう(図2参照)。
また、集積回路33は、図2に示すように、一例として、裏面(同図における紙面奥側の面)に複数の接続端子41a〜41h(以下、区別しないときには「接続端子41」ともいう)が配列されたBGA(Ball Grid Array )タイプの集積回路であって、各接続端子41が各配線パターン32に接続された状態で基板31に搭載されている。また、抵抗34は、表面実装型(両端部に設けられている端子の下面を配線パターン32の表面に接続するタイプ)の抵抗であって、同図に示すように、配線パターン32a,32iの間に接続されている。
また、ポイントデータDpを用いて上記した被検査部位に対する検査を行う検査装置では、図3に示すように、プロービングポイントPpにプロービングさせたプローブ11を介して検査用の電気信号を供給し、その状態でセンサの一例としての磁気センサ21を集積回路33(被検査部位)の上方に近接させて磁界を検出し、磁界の検出結果に基づいて被検査部位を検査する。この場合、この検査装置では、プローブ11および磁気センサ21の双方が回路基板30における一方の面(同図における上面)側に位置している。
一方、データ生成装置1は、図1に示すように、操作部2、表示部3、記憶部4および処理部5を備えて構成されている。操作部2は、キーボード等の入力装置を備えて構成されて、操作に応じて処理部5に対して操作信号を出力する。表示部3は、処理部5の制御に従い、各種の画像を表示する。
記憶部4は、例えば、磁気記憶媒体やRAMなどを備えて構成され、処理部5に対してデータ生成処理50(図5)を実行させる処理プログラムPrを記憶する。また、記憶部4は、回路基板30についての設計データDdを記憶する。この設計データDdは、データ生成処理50において用いられるデータであって、回路基板30における配線パターン32の形状および配線パターン32の基板31上の位置を特定可能なデータや、レジスト層に形成されている開口部の形状および基板31上の位置を特定可能なデータを含んで構成されている。この場合、設計データDdは、一例としてガーバフォーマット形式で記述されている。また、記憶部4は、回路基板30についてのマウントデータDmを記憶する。このマウントデータDmは、回路基板30に搭載する電気部品の大きさや搭載位置、および電気部品の接続端子が接続される配線パターン32や、その配線パターン32における接続端子との接続位置を特定可能なデータを含んで構成されている。また、記憶部4は、データ生成処理50において生成されるポイントデータDpを記憶する。
処理部5は、操作部2から出力される操作信号に従ってデータ生成装置1を構成する各部を制御する。また、処理部5は、図5に示すデータ生成処理50を実行することにより、上記したプロービングポイントPpを、配線パターン32に設けられているパッドPt(ポイント候補)の中から規定し(規定処理を実行し)、そのプロービングポイントPpを示すポイントデータDpを生成する。
次に、データ生成装置1を用いて、一例として、図2に示す回路基板30の被検査部位(配線パターン32と集積回路33の接続端子41との接続部位)に対する検査の際にプローブ11をプロービングさせるプロービングポイントPpを特定してポイントデータDpを生成するデータ生成方法、およびその際のデータ生成装置1の動作について、図面を参照して説明する。この場合、上記した処理プログラムPr、並びに回路基板30についての設計データDdおよびマウントデータDmが記憶部4に既に記憶されているものとする。また、抵抗34のインピーダンスが例えば50Ω(検査結果(この例では磁界の検出結果)に影響を与えない程度以下のインピーダンス値(この例では抵抗値)であって、予め決められた値以下)であるものとする。
まず、操作部2を操作して処理の実行を指示する。これに応じて、処理部5が、記憶部4から処理プログラムPrを読み出す。次いで、処理部5は、処理プログラムPrに従い、図5に示すデータ生成処理50を実行する。このデータ生成処理50では、処理部5は、設計データDdおよびマウントデータDmを記憶部4から読み出す(ステップ51)。
続いて、処理部5は、設計データDdに基づき、配線パターン32の形状、および配線パターン32の基板31上の位置を特定すると共に、レジスト層に形成されている開口部の形状、および開口部の基板31上の位置、つまり、配線パターン32に設けられているパッドPt(ポイント候補)の位置を特定する(ステップ52)。
次いで、処理部5は、マウントデータDmに基づき、集積回路33の各接続端子41が接続される配線パターン32、およびその配線パターン32における各接続端子41との接続位置を特定する(ステップ53)。
続いて、処理部5は、各接続端子41の1つとして、例えば接続端子41a(図2参照)を選択し、接続端子41aについての規定処理を実行する。この規定処理では、処理部5は、接続端子41aに直接接続されるべき配線パターン32a(被検査部位に直接接続される第1配線パターン:同図参照)を特定すると共に、インピーダンスの値が予め決められた値(例えば、100Ω)以下の電気部品(低インピーダンスの電気部品)を介して第1配線パターンとしての配線パターン32aに接続される配線パターン32(第2配線パターン)が存在するか否かを判定する(ステップ54)。
この場合、図2に示すように、インピーダンスが50Ω(100Ω以下)の抵抗34を介して配線パターン32aに配線パターン32iが接続されているため、処理部5は、上記したステップ54において、その旨を判定し、次いで、第1判定処理を実行する。
この際の(第2配線パターンが存在するときの)第1判定処理では、処理部5は、第1配線パターンとしての配線パターン32aに設けられているパッドPt、および第2配線パターンとしての配線パターン32iに設けられているパッドPtの中に、回路基板30に搭載されている集積回路33および抵抗34(回路基板30の構成要素の一例)や、磁気センサ21(検査に用いる装置の構成要素の一例)と干渉することなくプローブ11のプロービングが可能であるとのプロービング条件に適合するパッドPt(適合ポイント)が存在するか否かを判定する(ステップ55)。
この場合、図4に破線で示すように、配線パターン32a(第1配線パターン)に設けられているパッドPtaにプローブ11をプロービングさせようとしたときには、プローブ11を保持するアーム部12やアーム部12を支持する支持部13と磁気センサ21との干渉によってプロービングが困難となる。つまり、パッドPtaは、プロービング条件に適合しない。一方、図4に破線で示すように、配線パターン32i(第2配線パターン)に設けられているパッドPtbに対しては、電気部品や磁気センサ21と干渉することなくプローブ11のプロービングが可能である。このため、処理部5は、上記のステップ55において、プロービング条件に適合する適合ポイントとして、パッドPtbが存在すると判定し、続いて、パッドPtbをプロービングポイントPpとして規定する(ステップ56)。
次いで、処理部5は、集積回路33のすべての接続端子41について規定処理を実行したか否かを判定する(ステップ57)。この際には、すべての接続端子41について規定処理が完了していないため、処理部5は、次の接続端子41として接続端子41bを選択して、上記したステップ54を実行する。
この場合、図6に示すように、インピーダンスが100Ω以下の電気部品を介して配線パターン32b(第1配線パターン)に接続されている配線パターン32(第2配線パターン)が存在しないため、処理部5は、ステップ54において、その旨を判定し、次いで、第1判定処理を実行する。この際の(第2配線パターンが存在しないときの)第1判定処理では、処理部5は、第1配線パターンとしての配線パターン32bに設けられているパッドPtだけを対象として、このパッドPtの中にプロービング条件に適合するパッドPtが存在するか否かを判定する(ステップ59)。
この場合、図6に破線で示すように、配線パターン32bに設けられているパッドPtd,Pteに対しては、集積回路33や磁気センサ21と干渉することなくプローブ11のプロービングが可能なため、処理部5は、ステップ59において、プロービング条件に適合する適合ポイントとして、2つのパッドPtd,Pteが存在すると判定し、続いて、ステップ56を実行してプロービングポイントPpを規定する。
ここで、処理部5は、上記のように適合ポイントが複数存在すると判定したときには、被検査部位に対する検査の際に、直前にプロービングされる他のプロービングポイントPpからのプローブ11の移動時間が最短となる適合ポイントをプロービングポイントPpとして規定する。具体的には、例えば、直前にプロービングされるプロービングポイントPpがパッドPtb(図6参照)のときには、プローブ11の移動時間が最短となる適合ポイントとして、パッドPtbとの間の最短移動距離(直線距離)が最も短いパッドPtdをプロービングポイントPpとして規定する。
次いで、処理部5は、ステップ57を実行して、集積回路33のすべての接続端子41について規定処理を実行したか否かを判定する。この場合、すべての接続端子41について規定処理が完了していないため、処理部5は、規定処理を実行していない接続端子41を選択して上記した各ステップ54〜ステップ57またはステップ54,59,56,57(規定処理)を実行する。この際に、処理部5は、接続端子41c(図6参照)についての規定処理を実行することによってパッドPtg(同図参照)をプロービングポイントPpとして規定し、接続端子41dについての規定処理を実行することによってパッドPti(同図参照)をプロービングポイントPpとして規定する。
また、処理部5は、接続端子41e〜41h(図6参照)についての規定処理において、パッドPtj〜Ptm(同図参照)をそれぞれプロービングポイントPpとして規定する(ステップ56)。
続いて、すべての接続端子41について規定処理が完了したときには、処理部5は、ステップ57において、その旨を判定し、次いでプロービングポイントPpを示す(位置情報等のプロービングポイントPpを特定可能な情報を含む)ポイントデータDpを生成する(ステップ58)。続いて、処理部5は、ポイントデータDpを記憶部4に記憶させて、データ生成処理50を終了する。なお、処理部5は、上記したステップ55,59(第1判定処理)において適合ポイントが存在しないと判定したときには、対象の接続端子41についてのプロービングポイントPpが存在しないことを示す情報をポイントデータDpに含ませる。
このように、このデータ生成装置1およびデータ生成方法では、第1判定処理において第1配線パターンに設けられているパッドPt、および低インピーダンスの電気部品を介して第1配線パターンに接続される第2配線パターンに設けられているパッドPtの中にプロービング条件に適合するパッドPt(適合ポイント)が存在すると判定したときにその適合ポイントをプロービングポイントPpとして規定する。このため、このデータ生成装置1およびデータ生成方法によれば、回路基板30や、検査装置の構成要素と干渉することなくプローブ11をプロービング可能な(プロービング条件に適合する)プロービングポイントPpのみの情報を含むポイントデータDpを生成することができる。したがって、このデータ生成装置1およびデータ生成方法によれば、ポイントデータDpにプロービングが困難なプロービングポイントPpの情報が含まれることに起因して検査ステップが省略される(未検査の被検査部位が発生する)ことを十分に少なく抑えて、検査精度を十分に向上させることが可能なポイントデータDpを生成することができる。また、このデータ生成装置1およびデータ生成方法では、被検査部位に直接接続される第1配線パターンに設けられているパッドPtに加えて、低インピーダンスの電気部品を介して第1配線パターンに接続されている第2配線パターンに設けられているパッドPtを第1判定処理の対象とするため、第1配線パターンに設けられているパッドPtだけを第1判定処理の対象とする構成および方法と比較して、プロービングが可能な(プロービング条件に適合する)プロービングポイントPpが存在しないために検査ステップが省略される(未検査の部位が発生する)ことを少なく抑えて、検査精度をさらに向上させることが可能なポイントデータDpを生成することができる。
また、このデータ生成装置1およびデータ生成方法によれば、第1判定処理において、適合ポイントが複数存在すると判定したときには、検査において直前にプロービングされる他のプロービングポイントPpからの移動時間が最短となる適合ポイントをプロービングポイントPpとして規定することにより、プローブ11の移動時間を十分に短縮させて、検査効率を十分に向上させることが可能なポイントデータDpを生成することができる。
なお、データ生成装置1およびデータ生成方法は、上記した構成に限定されない。例えば、上記の構成および方法では、第1判定処理(データ生成処理50のステップ55,59)において適合ポイントが存在しないと判定したときには、対象の接続端子41についてのプロービングポイントPpが存在しないことを示す情報をポイントデータDpに含ませているが、第1判定処理において適合ポイントが存在しないと判定したときに、以下に説明する第2判定処理を実行するデータ生成装置1A(図1参照)およびデータ生成方法を採用することもできる。なお、以下の説明において、上記したデータ生成装置1およびデータ生成方法と同じ構成要素については、同じ符号を付して、重複する説明を省略する。
このデータ生成装置1Aおよびデータ生成方法は、被検査部位に対する検査の際に集積回路33(被検査部位)に近接させて用いるセンサとして、2つの磁気センサ21a,21b(第1センサおよび第2センサに相当する:図7参照)を備えた検査装置に用いられるポイントデータDpを生成する。この場合、このデータ生成装置1Aおよびデータ生成方法では、同図に示すように、磁気センサ21a(第1センサ)およびプローブ11の双方が回路基板30の一方の面(同図における上面)側に位置しているとしたときに、処理部5が上記した第1判定処理および第2判定処理を実行する。
この際に、図7に示すように、例えば、集積回路33の接続端子41j(被検査部位)に直接接続されるべき配線パターン32jにおける集積回路33の近傍にパッドPtnだけが設けられ、低インピーダンスの電気部品を介して配線パターン32jに接続されている配線パターン32(第2配線パターン)が存在していない場合において、磁気センサ21aが集積回路33に近接しているとしたときに上記したデータ生成処理50を実行したときには、処理部5は、特定処理において、第1判定処理においてプロービング条件に適合するパッドPtが存在しないと判定する。この際には、処理部5は、第2判定処理を実行する。
この第2判定処理では、処理部5は、図8に示すように、プローブ11が回路基板30の一方の面(上面)側に位置すると共に、磁気センサ21aが集積回路33(被検査部位)から離間し、かつ磁気センサ21b(第2センサ)が回路基板30の他方の面(下面)側に位置している(この例では、磁気センサ21bが回路基板30に近接している)としたときに、一方の面(上面)側において適合ポイントが存在するか否かを判定する。この場合、同図に示すように、磁気センサ21aが集積回路33から離間している状態では、パッドPtnがプロービング条件に適合するため、処理部5は、第2判定処理において、適合ポイントが存在すると判定して、適合ポイントとしてのパッドPtnをプロービングポイントPpとして規定する。
このデータ生成装置1Aおよびデータ生成方法によれば、上記したように、磁気センサ21aが集積回路33(被検査部位)に近接している状態では適合ポイントが存在しないと判定される場合においても、磁気センサ21aが集積回路33(被検査部位)から離反している状態では適合ポイントとなるパッドPtをプロービングポイントPpとして規定することができる。このため、データ生成装置1Aおよびデータ生成方法によれば、磁気センサ21a(検査に用いる装置の構成要素)と干渉することなくプロービングが可能な(プロービング条件に適合する)プロービングポイントPpが存在しないために検査ステップが省略される(未検査の部位が発生する)ことをより少なく抑えて、検査精度を一層向上させることが可能なポイントデータDpを生成することができる。また、プローブ11をプロービングさせるパッドPtは、一般的に、回路基板30の他方の面(下面)側よりも一方の面(上面)側に多く存在する。このため、第2判定処理において回路基板30の一方の面側に適合ポイントが存在するか否かを判定するこのデータ生成装置1Aおよびデータ生成方法によれば、例えば、第1判定処理において適合ポイントが存在しないと判定したときに適合ポイントとなり得るパッドPtが他方の面側に存在するか否かを判定する処理を第2判定処理に代えて実行する構成と比較して、第2判定処理において適合ポイントを高い確率で探し出すことができる。
なお、上記したデータ生成装置1Aおよびデータ生成方法において、第1センサとしての磁気センサ21a、および第2センサとしての磁気センサ21bの2つの磁気センサを用いるのに代えて、1つの磁気センサ21を第1センサおよび第2センサの双方として機能させる検査装置に用いられるポイントデータDpを生成する構成および方法を採用することもできる。この構成および方法では、磁気センサ21およびプローブ11の双方が回路基板30の一方の面側に位置しているとしたときに第1判定処理および第2判定処理を実行し、第2判定処理において適合ポイントが存在しないと判定したときには、磁気センサ21を回路基板30の一方の面側から他方の面側に移動させたとしたときに、その状態で第2判定処理を実行する。この構成および方法においても、上記したデータ生成装置1Aおよびデータ生成方法が有する効果を実現することができる。
また、第1判定処理において適合ポイントが存在しないと判定したときに、磁気センサ21が回路基板30の一方の面側に位置すると共に、プローブ11が回路基板30の他方の面側に位置しているとしたときに他方の面側において適合ポイントが存在するか否かを判定する処理を、上記した第2判定処理に代えて実行する構成および方法を採用することもできる。この構成および方法では、磁気センサ21が回路基板30の一方の面側に配置され、プローブ11をプロービングさせるプロービング機構が回路基板30の一方の面側および他方の面側の双方に配置された検査装置や、磁気センサ21が回路基板30の一方の面側に配置され、回路基板30の一方の面側および他方の面側の双方にプローブ11を移動させてプロービングさせることが可能なプロービング機構を有する検査装置において用いるポイントデータDpを生成することができる。
また、上記したデータ生成装置1およびデータ生成方法では、第1判定処理において適合ポイントが複数存在すると判定したときに、直前にプロービングされる他のプロービングポイントPpからのプローブ11の移動時間が最短となる適合ポイントをプロービングポイントPpとして規定しているが、適合ポイントに最も近い(適合ポイントとの間の直線距離が最も短い)適合ポイントをプロービングポイントPpとして規定したり、適合ポイントから最も離間している適合ポイントをプロービングポイントPpとして規定したりする構成および方法を採用することもできる。
また、配線パターン32と集積回路33の接続端子41との接続部分を被検査部位とする例について上記したが、配線パターン32におけるいずれかの部位(接続端子41との接続部分以外の部位)や、電気部品の本体部(接続端子以外の部位)を被検査部位とすることもできる。
また、予め決められたインピーダンスの値として100Ωが規定されている例について上記したが、この値は任意の低い値に規定することができる。また、低インピーダンスの電気部品としての抵抗34によって配線パターン32a,32iが接続されている例について上記したが、低インピーダンスの電気部品は、抵抗に限定されず、コイルやコンデンサ等の各種の電気部品が含まれる。
また、上記の構成および方法では、プロービング条件に含まれる「回路基板30の構成要素」として、集積回路33および抵抗34を例に挙げたが、回路基板30の構成要素には、集積回路33以外の他の電気部品や、回路基板30を筐体等に取り付ける際に用いられる金具類(いずれも図示せず)なども含まれる。また、上記の構成および方法では、プロービング条件に含まれる「検査に用いる装置の構成要素」として、磁気センサ21,21a,21bを例に挙げたが、検査に用いる装置の構成要素には、複数のプローブ11を用いて検査を行う装置における他のプローブ11や、他のプローブ11を移動させるプロービング機構(いずれも図示せず)なども含まれる。
1,1A データ生成装置
5 処理部
11 プローブ
12 アーム部
13 支持部
21,21a,21b 磁気センサ
32a〜32j 配線パターン
33 集積回路
34 抵抗
41a〜41j 接続端子
Dd 設計データ
Dm マウントデータ
Dp ポイントデータ
Pp プロービングポイント
Pta〜Ptn パッド

Claims (5)

  1. 配線パターンが形成されると共に電気部品が搭載された回路基板における被検査部位に対する検査の際にプローブをプロービングさせるプロービングポイントを当該配線パターンに設けられているポイント候補の中から規定する規定処理を実行して、当該プロービングポイントを示すポイントデータを生成する処理部を備えたデータ生成装置であって、
    前記処理部は、前記規定処理において、前記被検査部位に直接接続される前記配線パターンとしての第1配線パターンに設けられている前記ポイント候補、およびインピーダンスの値が前記検査に用いる磁気センサによる磁界の検出結果に影響を与えない程度以下の電気部品を介して前記第1配線パターンに接続される前記配線パターンとしての第2配線パターンに設けられている前記ポイント候補の中に、前記回路基板の構成要素および前記磁気センサと干渉することなく前記プローブのプロービングが可能であるとのプロービング条件に適合する前記ポイント候補としての適合ポイントが存在するか否かを判定する第1判定処理を実行し、当該第1判定処理において前記適合ポイントが存在すると判定したときに、当該適合ポイントを前記プロービングポイントとして規定するデータ生成装置。
  2. 配線パターンが形成されると共に電気部品が搭載された回路基板における被検査部位に対する検査の際にプローブをプロービングさせるプロービングポイントを当該配線パターンに設けられているポイント候補の中から規定する規定処理を実行して、当該プロービングポイントを示すポイントデータを生成する処理部を備えたデータ生成装置であって、
    前記処理部は、前記規定処理において、前記被検査部位に直接接続される前記配線パターンとしての第1配線パターンに設けられている前記ポイント候補、およびインピーダンスの値が予め決められた値以下の電気部品を介して前記第1配線パターンに接続される前記配線パターンとしての第2配線パターンに設けられている前記ポイント候補の中に、前記回路基板の構成要素および前記検査に用いる装置の構成要素と干渉することなく前記プローブのプロービングが可能であるとのプロービング条件に適合する前記ポイント候補としての適合ポイントが存在するか否かを判定する第1判定処理を、前記被検査部位に対する検査の際に当該被検査部位に近接させて被検出量を検出する前記検査に用いる装置の構成要素としての第1センサおよび前記プローブの双方が前記回路基板における一方の面側に位置しているとしたときに実行して当該第1判定処理において前記適合ポイントが存在すると判定したときに、当該適合ポイントを前記プロービングポイントとして規定し、
    当該第1判定処理において、前記適合ポイントが存在しないと判定したときには、前記プローブが前記一方の面側に位置すると共に前記第1センサが前記被検査部位から離間しかつ前記被検出量を検出する前記検査に用いる装置の構成要素としての第2センサが前記回路基板の他方の面側に位置しているとしたときに当該一方の面側において前記適合ポイントが存在するか否かを判定する第2判定処理を実行し、
    当該第2判定処理において前記適合ポイントが存在すると判定したときには、当該適合ポイントを前記プロービングポイントとして規定するデータ生成装置。
  3. 前記処理部は、前記第1判定処理において、前記適合ポイントが複数存在すると判定したときには、前記被検査部位に対する検査の際に直前にプロービングされる他の前記プロービングポイントからの前記プローブの移動時間が最短となる前記適合ポイントを前記プロービングポイントとして規定する請求項1または2記載のデータ生成装置。
  4. 配線パターンが形成されると共に電気部品が搭載された回路基板における被検査部位に対する検査の際にプローブをプロービングさせるプロービングポイントを当該配線パターンに設けられているポイント候補の中から規定する規定処理を実行して、当該プロービングポイントを示すポイントデータを生成するデータ生成方法であって、
    前記規定処理において、前記被検査部位に直接接続される前記配線パターンとしての第1配線パターンに設けられている前記ポイント候補、およびインピーダンスの値が前記検査に用いる磁気センサによる磁界の検出結果に影響を与えない程度以下の電気部品を介して前記第1配線パターンに接続される前記配線パターンとしての第2配線パターンに設けられている前記ポイント候補の中に、前記回路基板の構成要素および前記磁気センサと干渉することなく前記プローブのプロービングが可能であるとのプロービング条件に適合する前記ポイント候補としての適合ポイントが存在するか否かを判定する第1判定処理を実行し、当該第1判定処理において前記適合ポイントが存在すると判定したときに、当該適合ポイントを前記プロービングポイントとして規定するデータ生成方法。
  5. 配線パターンが形成されると共に電気部品が搭載された回路基板における被検査部位に対する検査の際にプローブをプロービングさせるプロービングポイントを当該配線パターンに設けられているポイント候補の中から規定する規定処理を実行して、当該プロービングポイントを示すポイントデータを生成するデータ生成方法であって、
    前記規定処理において、前記被検査部位に直接接続される前記配線パターンとしての第1配線パターンに設けられている前記ポイント候補、およびインピーダンスの値が予め決められた値以下の電気部品を介して前記第1配線パターンに接続される前記配線パターンとしての第2配線パターンに設けられている前記ポイント候補の中に、前記回路基板の構成要素および前記検査に用いる装置の構成要素と干渉することなく前記プローブのプロービングが可能であるとのプロービング条件に適合する前記ポイント候補としての適合ポイントが存在するか否かを判定する第1判定処理を、前記被検査部位に対する検査の際に当該被検査部位に近接させて被検出量を検出する前記検査に用いる装置の構成要素としての第1センサおよび前記プローブの双方が前記回路基板における一方の面側に位置しているとしたときに実行して当該第1判定処理において前記適合ポイントが存在すると判定したときに、当該適合ポイントを前記プロービングポイントとして規定し、
    当該第1判定処理において、前記適合ポイントが存在しないと判定したときには、前記プローブが前記一方の面側に位置すると共に前記第1センサが前記被検査部位から離間しかつ前記被検出量を検出する前記検査に用いる装置の構成要素としての第2センサが前記回路基板の他方の面側に位置しているとしたときに当該一方の面側において前記適合ポイントが存在するか否かを判定する第2判定処理を実行し、
    当該第2判定処理において前記適合ポイントが存在すると判定したときには、当該適合ポイントを前記プロービングポイントとして規定するデータ生成方法。
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