JP5111297B2 - 情報生成装置および基板検査システム - Google Patents

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本発明は、基板上に電子部品が実装された検査対象基板についての検査用情報を生成する情報生成装置、および検査用情報に基づいて検査対象基板を電気的に検査する基板検査装置を備えた基板検査システムに関するものである。
パッケージ基板の製造方法として、ベアボードテスタによる各導体パターン間の絶縁検査および導通検査が完了した良品の基板(ベアボード)上にリフロー処理によって電子部品を実装して、その後に封止処理を実行して基板表面をパッケージで覆う製造方法が知られている。この場合、封止処理が完了したパッケージ基板において電子部品の実装不良(品違い電子部品や不良電子部品の実装、および電子部品の接続不良など)が発見されたときに、不良箇所を修復するには、封止処理によって形成されたパッケージを破壊する必要が生じる。このため、修復作業に長時間を要すると共に、基板の美観が損なわれるという問題が生じる。したがって、この種の基板の製造時には、封止処理を開始するのに先立って、リフロー処理が完了した基板を電気的に検査することにより、電子部品の接続不良が生じている基板が封止処理される事態を回避するのが一般的となっている。
この場合、電子部品の実装(リフロー処理)が完了した基板を電気的に検査する方法として、実装部品検査方法が特開2007−35751号公報に開示されている。この実装部品検査方法では、チップコンデンサ(電子部品)が実装された(リフロー処理が完了した)基板の検査に際して、例えば、チップコンデンサの第1の電極に第1プローブを接触させると共に、第1の電極と半田接合されているランド(導体パターン)に第2のプローブを接触させ、その状態において、両プローブ間(第1の電極およびランド間)の電気抵抗値を測定部によって測定する。この際に、ランドに対してチップコンデンサが正常に接続されているときには、基準値以下の抵抗値が測定され、ランドに対するチップコンデンサの接続状態が不良のときには、基準値を超える抵抗値が測定される。したがって、測定部による測定結果と基準値とを比較することにより、ランドに対するチップコンデンサ(第1の電極)の接続良否を電気的に検査することができる。
同様にして、チップコンデンサの第2の電極に第1プローブを接触させると共に、第2の電極と半田接合されているランド(導体パターン)に第2のプローブを接触させ、その状態において、両プローブ間(第2の電極およびランド間)の電気抵抗値を測定部によって測定する。これにより、ランドに対するチップコンデンサ(第2の電極)の接続良否が電気的に検査される。また、この実装部品検査方法では、例えば、チップコンデンサの第1の電極と半田接合されているランドに第1のプローブを接触させると共に、そのチップコンデンサの第2の電極と半田接合されているランドに第2のプローブを接触させ、その状態において、両プローブ間(両ランド間)の電気的パラメータを測定する。これにより、品違い電子部品や不良電子部品の実装の有無が電気的に検査される。
特開2007−35751公報(第4−7頁、第2,3図)
ところが、従来の実装部品検査方法には、以下の問題点が存在する。すなわち、従来の実装部品検査方法では、電子部品の電極、およびその電極が接続されるべき導体パターンに検査用プローブをそれぞれ接触させた状態において測定処理を実行して、電子部品(電極)と導体パターンとの間の接続状態を検査すると共に、電子部品の両電極が接続されるべき各導体パターンに検査用プローブを接触させた状態において測定処理を実行して、品違い電子部品や不良電子部品の実装の有無を検査している。この場合、今日のパッケージ基板では、電子部品の接続端子や導体パターン等のファインピッチ化に伴い、例えば、リフロー処理時に半田の供給量が多過ぎたときに、本来は互いに絶縁されているべき2つの導体パターンが半田を介して電気的に接続された状態(半田ブリッジが形成された状態)となることがある。したがって、パッケージ基板の検査に際しては、従来の実装部品検査方法とは異なり、電子部品と導体パターンとの間の接続状態や、電子部品の誤実装の有無を検査するだけでなく、リフロー処理によって半田ブリッジが形成される可能性がある2つの導体パターン間の絶縁状態を検査する必要がある。
しかしながら、従来の実装部品検査方法の実行時に使用する検査用情報(検査処理時に両検査用プローブを接触させるべきプローブ接触点を特定可能な情報)は、電子部品(電極)と導体パターンとの間の接続状態や電子部品の誤実装の有無の検査を目的として生成されている。したがって、上記のように半田ブリッジが形成される可能性がある2つの導体パターン間の絶縁検査を実行する際には、従来の実装部品検査方法に従って検査処理を実行するための検査用情報に加えて、半田ブリッジが形成される可能性がある導体パターンを見つけ出して、絶縁検査用の検査用情報を新たに生成する必要がある。このため、従来の実装部品検査方法では、リフロー処理による半田ブリッジの形成の有無を検査する際には、絶縁検査処理用の検査用情報の生成が煩雑であるという問題点が存在する。
本発明は、かかる問題点に鑑みてなされたものであり、電子部品の実装が完了した検査対象基板について半田ブリッジの形成の有無を検査するための検査用情報を容易に生成し得る情報生成装置、および半田ブリッジの形成の有無を容易に検査し得る検査システムを提供することを主目的とする。
上記目的を達成すべく請求項1記載の情報生成装置は、電子部品が導体パターン上の各接続点に接続された検査対象基板を電気的検査するときに検査用プローブを接触させるプローブ接触点を特定するための検査用情報を生成する情報処理部を備えた情報生成装置であって、前記情報処理部が、前記導体パターン毎の前記各接続点の前記検査対象基板上における位置を特定可能な接続点情報と、前記電子部品が接続された前記接続点を当該電子部品毎に特定可能な部品接続情報とに基づいて、前記電子部品を介して相互に接続された一対の前記導体パターン間についての所定の電気的検査を実行するための第1の検査用情報と、1つの前記電子部品を介して相互に接続された一対の前記導体パターンを除き、かつ互いの前記接続点が予め規定された距離範囲内に位置する一対の前記導体パターン間についての絶縁検査を実行するための第2の検査用情報とを前記検査用情報として生成する。なお、本発明における「接続点」とは、電子部品がその導体パターンに接続される部位を意味する。
また、請求項2記載の基板検査システムは、請求項1記載の情報生成装置および基板検査装置を備えて前記検査対象基板の電気的検査を実行可能に構成された基板検査システムであって、前記基板検査装置が、前記第1の検査用情報に基づいて前記検査用プローブを接触させる前記プローブ接触点を特定して前記所定の電気的検査を実行すると共に、前記第2の検査用情報に基づいて前記検査用プローブを接触させる前記プローブ接触点を特定して前記絶縁検査を実行する。
請求項1記載の情報生成装置では、情報処理部が、各導体パターン毎の各接続点の検査対象基板上における位置を特定可能な接続点情報と、電子部品が接続された接続点を電子部品毎に特定可能な部品接続情報とに基づいて、電子部品を介して相互に接続された導体パターン間についての所定の電気的検査を実行するための第1の検査用情報と、1つの電子部品を介して相互に接続された一対の導体パターンを除き、かつ互いの接続点が予め規定された距離範囲内に位置する一対の導体パターン間についての絶縁検査を実行するための第2の検査用情報とを検査用情報として生成する。したがって、この情報生成装置によれば、半田ブリッジが形成される可能性のある導体パターンをオペレータが見つけ出して本発明における絶縁検査用のプローブ接触点を個々に設定する煩雑な作業を行うことなく、例えばマウンター用の部品実装位置情報から比較的容易に生成することができる接続点情報および部品接続情報に基づいて、所定の電気的検査用の第1の検査用情報および絶縁検査用の第2の検査用情報を自動生成することができる。これにより、この情報生成装置によれば、電子部品の実装が完了した検査対象基板について半田ブリッジの形成の有無を検査するための第2の検査用情報を容易に生成することができる。
また、請求項2記載の基板検査システムによれば、基板検査装置が、第1の検査用情報に基づいて検査用プローブを接触させるプローブ接触点を特定して所定の電気的検査を実行すると共に、第2の検査用情報に基づいて検査用プローブを接触させるプローブ接触点を特定して絶縁検査を実行することにより、電子部品の実装が完了した検査対象基板について半田ブリッジの形成有無を容易に検査することができる。
以下、本発明に係る情報生成装置および基板検査システムの最良の形態について、添付図面を参照して説明する。
最初に、基板検査システムS1の構成について、図面を参照して説明する。
図1に示す基板検査システムS1は、本発明に係る基板検査システムの一例であって、本発明に係る情報生成装置に相当する情報生成装置1と、本発明における基板検査装置に相当する基板検査装置2とを備えて、図2に示す検査対象基板50の電気的検査を実行可能に構成されている。この場合、図2に示すように、検査対象基板50は、別個独立して形成された(互いに絶縁された)複数の導体パターン51a〜51eが形成されると共に、複数の電子部品(この例では、電子部品52a〜52c:一例として、チップ抵抗)がリフロー処理によって各導体パターン51上の各接続点Pa1〜Pa6(以下、区別しないときには「接続点Pa」ともいう)に接続されている。
具体的には、同図に示す検査対象基板50では、一例として、電子部品52aの一方の電極が導体パターン51a上の接続点Pa1に接続されると共に他方の電極が導体パターン51b上の接続点Pa2に接続され、電子部品52bの一方の電極が導体パターン51a上の接続点Pa3に接続されると共に他方の電極が導体パターン51c上の接続点Pa4に接続され、電子部品52cの一方の電極が導体パターン51d上の接続点Pa5に接続されると共に他方の電極が導体パターン51e上の接続点Pa6に接続されている。なお、実際の検査対象基板50には、導体パターン51a〜51e以外にも数多くの導体パターンが形成されると共に、電子部品52a〜52c以外の各種電子部品が実装されているが、本発明についての理解を容易とするために、導体パターン51a〜51e(以下、区別しないときには「導体パターン51」ともいう)以外の導体パターンや、電子部品52a〜52c(以下区別しないときには、「電子部品52」ともいう)以外の電子部品についての説明および図示を省略する。
一方、図1に示すように、情報生成装置1は、一例として、パーソナルコンピュータで構成されて、操作部(キーボードおよびマウス等)11、表示部12および情報処理部(コンピュータ本体)13を備えている。この場合、情報生成装置1の情報処理部13には、本発明における検査用情報に相当する検査用情報D3を生成するための専用のソフトウェアがインストールされており、後述するようにして、接続点情報D1および部品接続情報D2に基づいて、基板検査装置2によって本発明における所定の電気的検査を実行するための第1の検査用情報D3aと本発明における絶縁検査を実行するための第2の検査用情報D3bとを記録した検査用情報D3を生成し、生成した検査用情報D3を基板検査装置2に出力する。
この場合、図3に示すように、接続点情報D1は、各導体パターン51上に規定された接続点Paと、その接続点Paの検査対象基板50上の座標とを各導体パターン51に関連付けて記録した情報で構成されている。また、図4に示すように、部品接続情報D2は、各電子部品52が接続された接続点Paを各電子部品52毎に特定可能に記録した情報で構成されている。この接続点情報D1および部品接続情報D2は、一例として、検査対象基板50に対するリフロー処理に先立って、各導体パターン51の形成が完了したベアボード上に電子部品52をマウントするマウンター用の部品実装位置情報に基づいて生成されている。また、図5に示すように、検査用情報D3は、本発明における所定の電気的検査時に基板検査装置2の検査用プローブを接触させるべきプローブ接触点Pbを特定可能に記録した第1の検査用情報D3aと、本発明における絶縁検査時に基板検査装置2の検査用プローブを接触させるべきプローブ接触点Pbを特定可能に記録した第2の検査用情報D3bとで構成されている。
基板検査装置2は、いわゆるインサーキットテスタであって、図1に示すように、測定部21、操作部22、表示部23、記憶部24および制御部25を備えている。測定部21は、図示しない一対の検査用プローブと、両検査用プローブを検査対象基板50上の任意のX−Y−Z方向(一例として、図2に示す検査対象基板50においては、上下方向、左右方向、および紙面向かって奥手前方向)に移動させるX−Y−Z機構(図示せず)とを備え、制御部25の制御に従い、任意のプローブ接触点Pb(図2に示すプローブ接触点Pb1〜Pb12)に接触させた両検査用プローブを介して検査対象基板50に検査用信号を出力して電気的パラメータ(一例として、両プローブ間の抵抗値)を測定可能に構成されている。操作部22は、検査処理条件の設定操作や、検査開始および検査終了を指示する各種操作スイッチを備え、スイッチ操作に応じた操作信号を制御部25に出力する。表示部23は、制御部25の制御に従い、検査対象基板50についての検査処理の進行状況や検査結果などを表示する。
記憶部24は、情報生成装置1によって生成された検査用情報D3、制御部25の動作プログラム、および検査対象基板50についての検査用基準値などを記憶する。制御部25は、情報生成装置1によって生成された検査用情報D3に基づいて測定部21を制御して、各プローブ接触点Pb間の電気的パラメータを測定させ、測定結果と検査用基準値とに基づいて本発明における所定の電気的検査および絶縁検査を実行する。この場合、この基板検査システムS1では、基板検査装置2が、電子部品52を介して相互に接続された導体パターン51,51間についての電気的検査(本発明における所定の電気的検査)を実行する。具体的には、基板検査装置2は、品違い電子部品52や不良の電子部品52の実装の有無の検査、および電子部品52と導体パターン51との接続不良の有無を検査すると共に、1つの電子部品52を介して相互に接続された一対の導体パターン51,51を除き、かつ互いの接続点Paが予め規定された距離範囲内に位置する一対の導体パターン51,51間についての絶縁検査を実行して、近接する導体パターン51,51間にリフロー処理による半田ブリッジの形成の有無を検査する構成が採用されている。
次に、基板検査システムS1による検査対象基板50の検査方法について、図面を参照して説明する。なお、上記の接続点情報D1および部品接続情報D2は、マウンター用の部品実装位置情報に基づいて既に生成されているものとする。
検査対象基板50の電気的検査に際しては、まず、情報生成装置1によって検査用情報D3を生成する情報生成処理を実行する。この情報生成処理では、情報処理部13は、まず、部品実装位置情報に基づいて生成された接続点情報D1および部品接続情報D2に基づき、第1の検査用情報D3a(上記の「所定の電気的検査」を実行させるためのプローブ接触点Pbの情報)を生成する。具体的には、情報処理部13は、導体パターン51aの接続点Pa1に電子部品52aの一方の電極が接続されているとの情報に基づき、この接続点Pa1における接続不良の有無を検査するための検査用情報として、導体パターン51a上のプローブ接触点Pb1、および電子部品52aの一方の電極上のプローブ接触点Pb2に両検査用プローブを接触させるとの情報を生成する(図5に示す検査用情報D3の「検査ステップ00001」の情報)。
次いで、情報処理部13は、導体パターン51bの接続点Pa2に電子部品52aの他方の電極が接続されているとの情報に基づき、この接続点Pa2における接続不良の有無を検査するための検査用情報として、電子部品52aの他方の電極上のプローブ接触点Pb3、および導体パターン51b上のプローブ接触点Pb4に両検査用プローブを接触させるとの情報を生成する(図5に示す検査用情報D3の「検査ステップ00002」の情報)。続いて、情報処理部13は、電子部品52aの両電極が導体パターン51aの接続点Pa1および導体パターン51bの接続点Pa2に接続されているとの情報に基づき、この電子部品52aとして品違い電子部品52や不良の電子部品52aの実装の有無を検査するための検査用情報として、導体パターン51a上のプローブ接触点Pb1、および導体パターン51b上のプローブ接触点Pb4に両検査用プローブを接触させるとの情報を生成する(図5に示す検査用情報D3の「検査ステップ00003」の情報)。
この後、情報処理部13は、電子部品52b,52c・・についても上記の電子部品52aについての検査用情報の生成処理と同様にして、両検査用プローブを接触べきプローブ接触点Pbを特定可能な情報をそれぞれ生成する。これにより、図5に示す検査用情報D3の「検査ステップ00004」以降の情報が順次生成されて、従来の実装部品検査方法の実行時に使用する検査用情報と同様の第1の検査用情報D3aの生成が完了する。次いで、情報処理部13は、上記の接続点情報D1および部品接続情報D2に基づき、第2の検査用情報D3b(上記の「絶縁検査」を実行させるためのプローブ接触点Pbの情報)を生成する。この場合、例えば、電子部品52aを介して相互に電気的に接続された導体パターン51a,51bについては、リフロー処理によって半田ブリッジが形成されている状態であっても、上記の「所定の電気的検査」用の検査用情報(図5に示す検査用情報D3の「検査ステップ00003」の情報)に基づく電気的検査によって不良の発生を検出することができる。これに対して、いずれかの電子部品52を介して相互に接続されていない導体パターン51,51については、リフロー処理によって半田ブリッジが形成されたときに、上記の「所定の電気的検査」用の検査用情報に基づく電気的検査時に不良を検出することができない。
したがって、情報処理部13は、1つの電子部品52を介して相互に接続された一対の導体パターン51,51を除き、一対の導体パターン51,51上の接続点Pa同士が予め規定された距離範囲内に位置するか否かを各接続点Pa毎に判別し、規定の距離範囲内に該当する接続点Paが位置するときには、その接続点Paとの間で絶縁検査を実行するための検査用情報を生成する。なお、上記の規定の距離範囲は、一例として、リフロー処理時に半田ブリッジが形成される可能性がある距離(例えば5mm)を利用者が任意に設定する。例えば、接続点Pa1については、一例として、規定の距離範囲内に接続点Pa2〜Pa4の3つの接続点Paが存在するが、接続点Pa2は、電子部品52aを介して導体パターン51aと電気的に接続された導体パターン51b上の接続点Paであり、接続点Pa3は、接続点Pa1と同一の導体パターン51a上の接続点Paであり、接続点Pa4は、電子部品52bを介して導体パターン51aと電気的に接続された導体パターン51b上の接続点Paであるため、情報処理部13は、これらの接続点Pa3〜Pa4が、絶縁検査の対象外と判定する。
一方、接続点Pa2については、一例として、規定の距離範囲内に接続点Pa1,Pa3,Pa4の3つの接続点Paが存在するが、接続点Pa1は、上記したように、絶縁検査の対象外と判別し、Pa3は、電子部品52aを介して導体パターン51bと電気的に接続された導体パターン51a上の接続点Paであるため、絶縁検査の対象外と判定する。これに対して、接続点Pa4は、1つの電子部品52を介して相互に接続された導体パターン51上の接続点Paではないため、情報処理部13は、この接続点Pa4については、絶縁検査の対象と判別し、接続点Pa2,Pa4間の半田ブリッジの有無を検査するための検査用情報として、導体パターン51b上のプローブ接触点Pb4、および導体パターン51c上のプローブ接触点Pb8に両検査用プローブを接触させるとの情報を生成する(図5に示す検査用情報D3の「検査ステップ01001」の情報)。
この後、情報処理部13は、他の接続点Pa3,Pa4・・についても、上記の接続点Pa1,Pa2についての一連の処理と同様にして、予め規定された距離範囲内に、1つの電子部品52を介して相互に接続されていない導体パターン51上の接続点Paが存在するか否かをそれぞれ判別し、存在するときには、検査用情報を生成する。これにより、図5に示す検査用情報D3の「検査ステップ01002」以降の情報が順次生成されて第2の検査用情報D3bの生成が完了して、検査用情報D3の生成が完了する。なお、実際には、情報処理部13は、生成された検査用情報D3について、両検査用プローブの移動距離が短く、かつ、移動時やプローブ接触点Pbへの接触時に両検査用プローブが衝突することのないように、上記の各検査ステップ毎の情報をソート処理して検査用情報D3を最適化するが、本発明についての理解を容易とするために、このソート処理に関する説明を省略する。この後、情報処理部13が、生成した検査用情報D3を情報生成装置1に出力し、これに応じて、基板検査装置2の制御部25が出力された検査用情報D3を記憶部24に記憶させる。これにより、基板検査装置2による検査対象基板50の電気的検査の準備が完了する。
一方、操作部22の操作によって検査対象基板50に対する検査処理の開始を指示されたときに、制御部25は、記憶部24に記憶されている検査用情報D3に基づいて測定部21を制御して、所定の測定処理を実行させる。具体的には、制御部25は、検査用情報D3における「検査ステップ00001」の情報に基づいて測定部21を制御することにより、一方の検査用プローブをプローブ接触点Pb1に接触させると共に、他方の検査用プローブをプローブ接触点Pb2に接触させ、その状態において、両検査用プローブ間の抵抗値を測定させる。この際に、接続点Pa1において導体パターン51aと電子部品52aの一方の電極とが正常に接続されているときには、検査用基準値を下回る小さな抵抗値が測定部21によって測定され、導体パターン51aと電子部品52aの一方の電極との間に接続不良が生じているときには、検査用基準値を超える大きな抵抗値が測定部21によって測定される。したがって、制御部25は、測定部21による測定結果と記憶部24に記憶されている検査用基準値とを比較することにより、接続点Pa1における電子部品52aの接続不良の有無を検査し、その検査結果を表示部23に表示させる。
同様にして、制御部25は、検査用情報D3における「検査ステップ00002」の情報に基づいて測定部21を制御して、接続点Pa2における接続不良の有無を検査した後に、検査用情報D3における「検査ステップ00003」の情報に基づいて測定部21を制御して、両検査用プローブをプローブ接触点Pb1,Pb4に接触させ、その状態において、両検査用プローブ間の抵抗値を測定させる。この際に、実装されるべき良品の電子部品52aが導体パターン51a,51b間(接続点Pa1,Pa2)に実装されているときには、検査用基準値に対する規定範囲内の抵抗値が測定部21によって測定され、品違いの電子部品52や不良の電子部品52aが実装されているときには、検査用基準値を超える大きな抵抗値や、検査用基準値を下回る小さな抵抗値が測定部21によって測定される。また、導体パターン51a,51b間に半田ブリッジが形成されているときには、検査用基準値を下回る非常に小さな抵抗値が測定部21によって測定される。したがって、制御部25は、測定部21による測定結果と記憶部24に記憶されている検査用基準値とを比較することにより、実装されるべき良品の電子部品52aが実装されているか否か、および導体パターン51a,51b間に半田ブリッジが形成されているか否かを検査し、その検査結果を表示部23に表示させる。
続いて、検査用情報D3における「検査ステップ00004」以降の情報に基づく一連の検査処理(本発明における所定の電気的検査)を実行した後に、制御部25は、検査用情報D3における「検査ステップ01001」以降の情報に基づいて測定部21を制御して、半田ブリッジの有無を検査する(本発明における絶縁検査)。具体的には、制御部25は、検査用情報D3における「検査ステップ01001」の情報に基づいて測定部21を制御することにより、一方の検査用プローブをプローブ接触点Pb4に接触させると共に、他方の検査用プローブをプローブ接触点Pb8に接触させ、その状態において、両検査用プローブ間の抵抗値を測定させる。この際に、導体パターン51b,51b間に半田ブリッジが形成されていないときには、検査用基準値に対する規定範囲内の抵抗値(この例では、電子部品52a,52bの合成抵抗値)が測定され、導体パターン51b,51b間に半田ブリッジが形成されているときには、検査用基準値を下回る非常に小さな抵抗値が測定される。したがって、制御部25は、測定部21による測定結果と記憶部24に記憶されている検査用基準値とを比較することにより、導体パターン51b,51c間に半田ブリッジが形成されているか否かを検査し、その検査結果を表示部23に表示させる。
この後、制御部25は、上記の「検査ステップ01001」の情報に基づく検査処理時と同様にして、「検査ステップ01002」以降の情報に基づく一連の検査処理(本発明における絶縁検査)を実行する。これにより、互いに絶縁されているべき導体パターン51,51間の半田ブリッジの有無が検査され、上記の「所定の電気的検査」の検査結果と併せて検査対象基板50の良否が判定される。以上により、1枚の検査対象基板50に対する一連の検査処理が完了する。
このように、この情報生成装置1では、情報処理部13が、各導体パターン51毎の各接続点Paの検査対象基板50上における位置を特定可能な接続点情報D1と、電子部品52が接続された接続点Paを電子部品52毎に特定可能な部品接続情報D2とに基づいて、電子部品52を介して相互に接続された導体パターン51間についての所定の電気的検査を実行するための第1の検査用情報D3aと、1つの電子部品52を介して相互に接続された一対の導体パターン51,51を除き、かつ互いの接続点Paが予め規定された距離範囲内に位置する一対の導体パターン51,51間についての絶縁検査を実行するための第2の検査用情報D3bとを含んだ検査用情報D3を本発明における検査用情報として生成する。したがって、この情報生成装置1によれば、半田ブリッジが形成される可能性のある導体パターン51,51をオペレータが見つけ出して本発明における絶縁検査用のプローブ接触点Pbを個々に設定する煩雑な作業を行うことなく、例えばマウンター用の部品実装位置情報から比較的容易に生成することができる接続点情報D1および部品接続情報D2に基づいて、所定の電気的検査および絶縁検査用の検査用情報D3を自動生成することができる。これにより、この情報生成装置1によれば、電子部品52の実装が完了した検査対象基板50について半田ブリッジの形成の有無を検査するための第2の検査用情報D3bを容易に生成することができる。
また、この基板検査システムS1によれば、基板検査装置2が、検査用情報D3における第1の検査用情報D3aに基づいて検査用プローブを接触させるプローブ接触点Pbを特定して本発明における所定の電気的検査を実行すると共に、検査用情報D3における第2の検査用情報D3bに基づいて検査用プローブを接触させるプローブ接触点Pbを特定して本発明における絶縁検査を実行することにより、電子部品52の実装が完了した検査対象基板50について半田ブリッジの形成有無を容易に検査することができる。
なお、本発明は、上記の構成に限定されない。例えば、上記の基板検査システムS1では、検査用情報D3を生成するための情報生成装置1と検査用情報D3に基づく検査処理を実行する基板検査装置2とが別個独立して構成されているが、本発明はこれに限定されず、例えば、基板検査装置2における制御部25が本発明における情報処理部として機能するように構成して、基板検査装置2内に情報生成装置1と同様の構成を設けることができる。このような構成においても、上記の情報生成装置1と同様にして、電子部品52の実装が完了した検査対象基板50について半田ブリッジの形成の有無を検査するための第2の検査用情報D3bを容易に生成することができると共に、上記の基板検査システムS1と同様にして、電子部品52の実装が完了した検査対象基板50について半田ブリッジの形成有無を容易に検査することができる。
基板検査システムS1の構成を示すブロック図である。 検査対象基板50における導体パターン51の形成例および電子部品52の実装例を示す平面図である。 接続点情報D1のデータ構造を示すデータ構造図である。 部品接続情報D2のデータ構造を示すデータ構造図である。 検査用情報D3のデータ構造を示すデータ構造図である。
符号の説明
1 情報生成装置
2 基板検査装置
13 情報処理部
21 測定部
24 記憶部
25 制御部
50 検査対象基板
51a〜51e 導体パターン
52a〜52c 電子部品
D1 接続点情報
D2 部品接続情報
D3 検査用情報
D3a 第1の検査用情報
D3b 第2の検査用情報
Pa1〜Pa6 接続点
Pb1〜Pb12 プローブ接触点
S1 基板検査システム

Claims (2)

  1. 電子部品が導体パターン上の各接続点に接続された検査対象基板を電気的検査するときに検査用プローブを接触させるプローブ接触点を特定するための検査用情報を生成する情報処理部を備えた情報生成装置であって、
    前記情報処理部は、前記導体パターン毎の前記各接続点の前記検査対象基板上における位置を特定可能な接続点情報と、前記電子部品が接続された前記接続点を当該電子部品毎に特定可能な部品接続情報とに基づいて、前記電子部品を介して相互に接続された一対の前記導体パターン間についての所定の電気的検査を実行するための第1の検査用情報と、1つの前記電子部品を介して相互に接続された一対の前記導体パターンを除き、かつ互いの前記接続点が予め規定された距離範囲内に位置する一対の前記導体パターン間についての絶縁検査を実行するための第2の検査用情報とを前記検査用情報として生成する情報生成装置。
  2. 請求項1記載の情報生成装置および基板検査装置を備えて前記検査対象基板の電気的検査を実行可能に構成された基板検査システムであって、
    前記基板検査装置は、前記第1の検査用情報に基づいて前記検査用プローブを接触させる前記プローブ接触点を特定して前記所定の電気的検査を実行すると共に、前記第2の検査用情報に基づいて前記検査用プローブを接触させる前記プローブ接触点を特定して前記絶縁検査を実行する基板検査システム。
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