JP6501659B2 - 光電センサ - Google Patents

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Description

この発明は、複数のフォトダイオードが配列された多分割フォトダイオードと、フォトダイオード毎に接続され、基準電圧と制御電圧との差から分流比率が設定される複数の分流回路とを備え、設定距離を用いて検出体の検出範囲を設定する光電センサに関するものである。
従来から、多分割フォトダイオード上の受光スポットの位置を検出することで、検出体までの距離を検出し、ある設定距離より近くに存在する検出体の有無を判定するBGS(BackGround Suppression)型の光電センサがある。この光電センサにおいて、分流回路を用いることで、受光スポットの位置を精度良く検出するものが知られている(例えば特許文献1参照)。そして、特許文献1に開示された光電センサでは、外部のボリュームを用いて分流回路の分流比率を設定するための電圧を変えている。
特開平7−50569号公報
しかしながら、特許文献1に開示される従来の光電センサでは、外部のボリュームを用いて分流比率を設定するための電圧を変えているため、この分流比率をデジタル的に調整することができない。そのため、分流比率を設定する際の作業性が悪く、また、分流比率の設定精度も悪くなるという課題があった。
この発明は、上記のような課題を解決するためになされたもので、分流回路を備えた光電センサにおいて、従来構成に対し、分流回路の分流比率を設定する際の作業性及び設定精度の向上を図ることができる光電センサを提供することを目的としている。
この発明に係る光電センサは、複数のフォトダイオードが配列された多分割フォトダイオードと、フォトダイオード毎に接続され、基準電圧と制御電圧との差から分流比率が設定される複数の分流回路とを備え、設定距離を用いて検出体の検出範囲を設定する光電センサにおいて、分流回路毎に、フォトダイオードの一方の配列方向に沿って、前段の分流回路に対する基準電圧の電圧値以上となる基準電圧をそれぞれ設定し、且つ、全ての分流回路に対して、全ての基準電圧を含む範囲の中から1つの共通の制御電圧を設定する分流制御回路を備え、分流制御回路は、2つの電圧間に直列接続された複数の基準電圧生成用抵抗と、基準電圧生成用抵抗に直列接続され、基準電圧生成用抵抗の機能と、接続される電圧間から制御電圧を生成する機能とを有する制御電圧生成回路と、基準電圧生成用抵抗及び制御電圧生成回路により分圧された電圧を、分流回路毎の基準電圧として振り分けるスイッチ切替え回路部とを備えたものである。
この発明によれば、上記のように構成したので、分流回路を備えた光電センサにおいて、従来構成に対し、分流回路の分流比率を設定する際の作業性及び設定精度の向上を図ることができる。
この発明の実施の形態1に係る光電センサの構成例を示す図である。 この発明の実施の形態1における多分割フォトダイオードと受光スポットとの関係の一例を示す図である。 この発明の実施の形態1に係る光電センサの動作原理を説明する図である。 この発明の実施の形態1における分流制御回路の構成例を示す図である。 この発明の実施の形態1における分流制御回路の動作例を示す図である。 この発明の実施の形態2における分流制御回路の構成例を示す図である。 この発明の実施の形態2における分流制御回路の動作原理を説明する図である。 この発明の実施の形態3における制御電圧生成回路の構成例を示す図である。 この発明の実施の形態4における分流制御回路の構成例を示す図である。
以下、この発明の実施の形態について図面を参照しながら詳細に説明する。
実施の形態1.
図1はこの発明の実施の形態1に係る光電センサの構成例を示す図である。
光電センサは、設定距離を用いて検出体の検出範囲を設定する距離設定型の光電センサである。以下では、光電センサとして、設定距離よりも近くに存在する検出体を検出するBGS型の光電センサを例に説明を行う。この光電センサは、図1に示すように、投光回路1、投光素子2、多分割フォトダイオード3、分流回路4、加算部5、IVアンプ6、IVアンプ7、演算回路8、弁別回路9、判定ロジック回路10、出力回路11、分流制御回路12及び制御ロジック回路13を備えている。
投光回路1は、制御ロジック回路13から通知された投光タイミングに従って、投光素子2への電流を生成するものである。
投光素子2は、投光回路1により生成された電流により駆動し、光を発光するものである。この投光素子2として、例えばLEDを用いる。この投光素子2により発光された光は、検出領域に投光される。そして、検出領域に検出体が存在する場合に、この検出体によって上記光が反射される。
多分割フォトダイオード3は、検出領域に存在する検出体により反射された光を受光して電気信号(電流)に変換するフォトダイオードPDが複数配列されたものである。この多分割フォトダイオード3により、受光スポットの位置を検出することができる。なお以下では、多分割フォトダイオード3が、8個のフォトダイオードPD1〜PD8から構成された場合を示す。
分流回路4は、多分割フォトダイオード3を構成するフォトダイオードPD毎に接続されたものであり、フォトダイオードPDからの電気信号(電流)を分流するものである。分流回路4は、分流制御回路12から出力された基準電圧及び制御電圧により分流比率が設定される。この分流回路4は、図1に示すように、差動対であるトランジスタTr1(Tr1_1〜Tr1_8),Tr2(Tr2_1〜Tr2_8)を備えている。このトランジスタTr1は、エミッタ端子が対応するフォトダイオードPDの出力端に接続され、コレクタ端子がIVアンプ6の入力端に接続され、ベース端子が分流制御回路12の対応する基準電圧の出力端(図4に示す基準電圧出力線l1)に接続されている。また、トランジスタTr2は、エミッタ端子が対応するフォトダイオードPDの出力端に接続され、コレクタ端子がIVアンプ7の入力端に接続され、ベース端子が分流制御回路12の制御電圧の出力端(図4に示す制御電圧出力線l3)に接続されている。
加算部5は、各分流回路4により分流された一方の電流を加算し、また、各分流回路4により分流された他方の電流を加算するものである。
IVアンプ6は、加算部5により加算された一方の電流を電圧に変換するものである。
IVアンプ7は、加算部5により加算された他方の電流を電圧に変換するものである。
演算回路8は、IVアンプ6,7により変換された電圧をそれぞれ増幅して、その電圧差を演算するものである。また、演算回路8では、演算した電圧差を示す信号に対してノイズ除去を行っている。
弁別回路9は、演算回路8により演算された電圧差を示す信号(アナログ信号)を2値化(H又はLに変換)するものである。
判定ロジック回路10は、制御ロジック回路13により通知された取り込みタイミングに従って弁別回路9により2値化された信号を取り込み、デジタル的に信号処理することで検出範囲における検出体の有無を判定するものである。
この判定ロジック回路10では、弁別回路9により2値化された信号を信号処理する方法として、例えばデジタル積分方式(アップダウンカウント方式)を用いる。すなわち、判定ロジック回路10にアップダウンカウンタを設け、弁別回路9から取り込んだ信号がHのときはカウントアップし、信号がLのときはカウントダウンする。そして、例えば10段のアップダウンカウンタを用いた場合において、カウント値が0のときは遮光と判定し、カウント値が10のときは入光と判定し、カウント値がその間の場合には前の状態を保持する。これにより、耐ノイズ性を向上することができる。すなわち、ノイズ等ある場合には、入光状態でも常にHの信号が入り続けるとは限らず、たまにLとなることがあるが、アップダウンカウンタではカウンタ値が0にならなければ入光判定を維持することになるため、誤判定を回避することができる。
出力回路11は、判定ロジック回路10による判定結果を外部に出力するものである。
分流制御回路12は、制御ロジック回路13から出力された制御信号に従い、各分流回路4に対する基準電圧及び制御電圧を設定するものである。この際、分流制御回路12は、分流回路4毎に、フォトダイオードPDの一方の配列方向に沿って、前段の分流回路4に対する基準電圧の電圧値以上となる基準電圧をそれぞれ設定し、且つ、全ての分流回路4に対して、全ての基準電圧を含む範囲の中から1つの共通の制御電圧を設定する。この分流制御回路12により分流回路4毎の分流比率を制御することができる。この分流制御回路12の構成例については後述する。この分流制御回路12は、ソフトウェアに基づくCPUを用いたプログラム処理によって設定される。
制御ロジック回路13は、光電センサ内の各部の制御を行うものである。この制御ロジック回路13は、投光タイミングを設定して投光回路1に通知する機能、弁別回路9からの信号の取り込みタイミングを設定して判定ロジック回路10に通知する機能、分流制御回路12を制御するための制御信号を出力する機能を有している。
なお以下では、制御ロジック回路13は、外部のマイコン等からのデータを元に分流位置を設定して分流制御回路12に対する制御信号を生成する。
次に、上記のように構成された光電センサの動作原理について、図2,3を用いて説明する。なお図2,3の例では、幅が1mm、長さが0.3mmのフォトダイオードPDを用いた場合を示している。
光電センサでは、投光素子2から検出領域に光が投光され、当該検出領域に存在する検出体により上記光が反射されると、例えば図2に示すように多分割フォトダイオード3上に光が受光される(受光スポット201)。この多分割フォトダイオード3を構成する各フォトダイオードPDには、分流回路4がそれぞれ接続されている。そして、この分流回路4を構成するトランジスタTr1,Tr2のベース電圧の差によって、フォトダイオードPDに流れる電流をIVアンプ6側とIVアンプ7側とに分けることができる。その後、各分流回路4により分流された電流をそれぞれ加算し、IVアンプ6,7で電圧変換した後、演算回路8で電圧差を検出する。ここで、多分割フォトダイオード3上の受光スポット201の位置は、検出体までの距離により変化する。よって、上記電圧差を用いることで、光量ではなく、距離による検出体の検出が可能となる。
多分割フォトダイオード3上の受光スポット201の位置が図2に示すx方向に移動したときの、IVアンプ6の出力v1(実線)と、IVアンプ7の出力v2(破線)との関係を図3に示す。なお図3では、図1に示す各分流回路4の基準電圧を0.2V刻みで設定している(Vref1=1.0V,Vref2=1.2V,・・・,Vref8=2.4V)。また、図3(a)では制御電圧をVcnt=1.7Vとし、図3(b)では制御電圧をVcnt=1.8Vとしている。
この図3において、v1=v2となる受光スポット201の位置は、Vcnt=1.7Vのときには1.2mmであり、Vcnt=1.8Vのときには約1.35mmである。この場合、BGS型の光電センサでは、Vcnt=1.7Vのときには、受光スポット201の位置が1.2mmより近い場合に検出体ありと判定し、それより遠い場合には反射光が強い場合でも検出体なしと判定する。一方、Vcnt=1.8Vのときでは、受光スポット201の位置が1.35mmより近い場合に検出体ありと判定し、それより遠い場合には反射光が強い場合でも検出体なしと判定する。このように、制御電圧を変えることで、検出体の検出範囲を調整することができる。
また、上記の例では、フォトダイオードPDの長さは0.3mmであるが、受光スポット201の位置が1.2mmから1.35mmへ変化した場合の違いも検出可能となっている。すなわち、分流回路4を用いることで、検出範囲の設定間隔をフォトダイオードPDの長さより短い範囲にも設定することが可能となり、分解能を上げることができる。
次に、分流回路4の分流比率を決める基準電圧及び制御電圧の設定を行う分流制御回路12の構成例について、図4を用いて説明する。なお図4では、8個の分流回路4に対する分流制御回路12の構成例を示している。
分流制御回路12は、図4に示すように、複数の基準電圧生成用抵抗R1(R1_1〜R1_9)、複数の基準電圧出力線l1(l1_1〜l1_8)、制御電圧生成回路121、複数のスイッチsw1(sw1_0〜sw1_9)から成るスイッチ群122、複数の抵抗R2(R2_1〜R2_9)及び2つの抵抗R3(R3_1,R3_2)を備えている。
基準電圧生成用抵抗R1は、2つの電圧(VH,VL)間に直列接続されたものである。この複数の基準電圧生成用抵抗R1により上記2つの電圧の分圧を行う。基準電圧生成用抵抗R1は、分流回路4をk個設けた場合に、(k+1)個設ける。また、各基準電圧生成用抵抗R1はそれぞれ等しい抵抗値のものを用いる。
なお、VH,VLは回路動作に適した値に設定されている。すなわち、分流回路4及びIVアンプ6,7の入出力には正しく動作する電圧範囲があり、それに合うようにVH,VLが設定される。
また、分流回路4のトランジスタTr1,Tr2には、図示はしていないが、応答速度を確保するためのバイアス電流を流す回路(トランジスタ)が接続される。このバイアス電流を流す回路が正しく動作するためには、基準電圧Vref及び制御電圧Vcntは、2×VBE(ベースエミッタ間電圧)≒1.4V以上の電圧が必要となる。そのため、IVアンプ6,7の入力端子の電圧は、今回のような8個のフォトダイオードPDで基準電圧差が0.1Vとすると、1.4+0.1×8=2.2V以上にしないと分流回路4が飽和領域となることがあり、正しく動作しなくなる。また、IVアンプ6,7の入力電圧範囲の上限もあり、入力電圧をあまり高くすることもできない。よって、これらを考慮して基準電圧Vref及び制御電圧Vcntを決める必要があり、また、VH,VLはこれらを考慮して決められる。
基準電圧出力線l1は、基準電圧生成用抵抗R1により分圧された電圧を基準電圧として出力するものである。図4では、基準電圧出力線l1は、一端が基準電圧生成用抵抗R1間にそれぞれ接続され、他端が対応する分流回路4のトランジスタTr1のベース端子にそれぞれ接続されている。
制御電圧生成回路121は、基準電圧生成用抵抗R1の機能と、接続される電圧間から制御電圧を生成する機能とを有するものである。この制御電圧生成回路121の構成例については後述する。
スイッチ群122は、制御ロジック回路13からの制御信号(cntl0〜cntl9)に従って、制御電圧生成回路121をいずれかの基準電圧生成用抵抗R1と置き換えるものである。
抵抗R2は、基準電圧生成用抵抗R1毎に並列接続されたものである。なお、各抵抗R2はそれぞれ等しい抵抗値であり、且つ、基準電圧生成用抵抗R1の1/10程度の抵抗値のものを用いる。
抵抗R3は、両端に位置する基準電圧生成用抵抗R1に直列接続されたものである。
次に、制御電圧生成回路121の構成について説明する。
制御電圧生成回路121は、一対の接続線l2(l2_1,l2_2)、複数の制御電圧生成用抵抗R4(R4_1〜R4_n)、複数のスイッチsw2(sw2_1〜sw2_n)から成るスイッチ群1211及び制御電圧出力線l3を備えている。
接続線l2は、スイッチ群122によりいずれかの基準電圧生成用抵抗R1と置き換わることで、一端が当該基準電圧生成用抵抗R1に隣接する基準電圧生成用抵抗R1にそれぞれ接続されるものである。
制御電圧生成用抵抗R4は、接続線l2間に直列接続されたものである。この複数の制御電圧生成用抵抗R4により上記接続線l2間の電圧の分圧を行う。なお、各制御電圧生成用抵抗R4の抵抗値の合計は、基準電圧生成用抵抗R1の抵抗値と等しくなるようにする。この制御電圧生成用抵抗R4により、制御電圧の調整ステップを細かくする。
スイッチ群1211は、制御ロジック回路13からの制御信号(cntl_b)に従って、制御電圧生成用抵抗R4により分圧された電圧のうちの1つを制御電圧として選択するものである。
制御電圧出力線l3は、スイッチ群1211により選択された制御電圧を各分流回路4のトランジスタTr2のベース端子に出力するものである。この制御電圧出力線l3は、一端がスイッチ群1211を構成する各スイッチsw1の出力端に接続され、他端が各分流回路4のトランジスタTr2のベース端子に接続されている。
また、制御ロジック回路13では、スイッチ群122に対する制御信号cntl0〜cntl9及びスイッチ群1211に対する制御信号cnt_bを出力する。なお図4において、制御信号cntl1〜cntl8は、スイッチsw1_1〜sw1_8が取りうる状態として3状態あるため、2bit以上の信号とする。また、制御信号cntl0,cntl9は、スイッチsw1_0,sw1_9が取りうる状態として2状態あるため、1bit以上の信号とする。
ここで、例えば図5に示すように、スイッチsw1_5,sw1_6により、基準電圧生成用抵抗R1_6を切断し、代わりに、制御電圧生成回路121を接続させる。この場合、基準電圧生成用抵抗R1_6の代わりに制御電圧生成回路121が他の基準電圧生成用抵抗R1に直列接続されることになる。その結果、制御電圧として、Vref5〜Vref6間の電圧を選択することができる。
また、図4に示す分流制御回路12では、分流回路4で用いる基準電圧Vref1〜Vref8に対し、より高い電圧であるVref9とより低い電圧であるVref0を設定し、制御電圧生成回路121で電圧Vref0〜Vref9の範囲から制御電圧を選択可能としている。これにより、設定距離の設定可能な範囲を最大に広げることができる。
以上のように、この実施の形態1によれば、分流回路4毎に、フォトダイオードPDの一方の配列方向に沿って、前段の分流回路4に対する基準電圧の電圧値以上となる基準電圧をそれぞれ設定し、且つ、全ての分流回路4に対して、全ての基準電圧を含む範囲の中から1つの共通の制御電圧を設定する分流制御回路12を備えたので、基準電圧及び制御電圧をデジタル的に調整することが可能となり、分流回路4を備えた光電センサにおいて、従来構成に対し、分流回路4の分流比率を設定する際の作業性及び設定精度の向上を図ることができる。
また、図4の構成では、スイッチ群122を構成するスイッチsw1のオン抵抗に対し、基準電圧生成用抵抗R1を十分大きい値とする必要がある。しかしながら、この基準電圧生成用抵抗R1の抵抗値を大きくすると、基準電圧のインピーダンスが高くなり、誤差が大きくなる。そこで、本発明では、基準電圧生成用抵抗R1毎に抵抗R2を並列接続している。これにより、基準電圧生成用抵抗R1の抵抗値を大きくしても、基準電圧のインピーダンスを下げることができ、接続先の分流回路4のベース電流の影響を低減することができる。
また、本発明では、外部のマイコン等により制御ロジック回路13の入力データをスキャンしながら出力がオンするデータを求め(チューニング)、求めたデータを制御ロジック回路13の設定データとして入力し、制御ロジック回路13はこの入力したデータを用いて、分流回路4の分流比率を決める基準電圧及び制御電圧を調整することができる。これにより、自動設定(オートチューニング)が可能となり、チューニング時の距離より近い場所にある検出体を検出することができる。また、これにより、設定精度の向上及び再現性の確保が可能となる。
また、分流回路4は差動対である2つのトランジスタTr1,Tr2のベース電圧の差で動作する。そのため、同一の電圧間から制御電圧と基準電圧を設定することで、当該電圧の変動等に対して影響を受け難い回路とすることができる。
なお上記では、基準電圧の設定間隔の設定方法については言及していない。ここで、分流回路4では、トランジスタTr1,Tr2のベース電圧の差が0.2Vを超えると、フォトダイオードPDからの電流のほとんどがベース電圧が高い方のトランジスタに流れるという特性がある。そのため、基準電圧の設定間隔として、例えば、0.05V〜0.2Vの間に設定してもよい。
実施の形態2.
実施の形態2では、分流制御回路12の別の構成例について、図6を用いて説明する。図6の例では、8個の分流回路4に対する分流制御回路12の構成例を示している。
実施の形態2における分流制御回路12は、図6に示すように、複数の基準電圧生成用抵抗R5(R5_1〜R5_4)、制御電圧生成回路121、スイッチ切替え回路123、複数の基準電圧出力線l1(l1_1〜l1_8)、複数の抵抗R6(R6_1〜R6_5)及び2つの抵抗R7(R7_1,R7_2)を備えている。
基準電圧生成用抵抗R5は、2つの電圧(VH,VL)間に直列接続されたものである。基準電圧生成用抵抗R5は、分流回路4の個数より少ない数設けられる。なお、各基準電圧生成用抵抗R5はそれぞれ等しい抵抗値のものを用いる。
制御電圧生成回路121は、基準電圧生成用抵抗R5に直列接続されたものであり、基準電圧生成用抵抗R5の機能と、接続される電圧間から制御電圧を生成する機能とを有するものである。この制御電圧生成回路121の接続箇所は、上記2つの電圧間のいずれの箇所でもよい。この複数の基準電圧生成用抵抗R5及び制御電圧生成回路121により上記2つの電圧の分圧を行う。なお、制御電圧生成回路121の構成は、図4に示す構成と同様であり、その説明を省略する。
スイッチ切替え回路123は、制御ロジック回路13からの制御信号(cntl)に従って、基準電圧生成用抵抗R5及び制御電圧生成回路121により分圧された電圧を、分流回路4毎の基準電圧として振り分けるものである。
基準電圧出力線l1は、スイッチ切替え回路123により振り分けられた基準電圧を対応する分流回路4に出力するものである。この基準電圧出力線l1は、一端がスイッチ切替え回路123の出力端にそれぞれ接続され、他端が対応する分流回路4のトランジスタTr1のベース端子にそれぞれ接続されている。
抵抗R6は、制御電圧生成回路121及び基準電圧生成用抵抗R5毎に並列接続されたものである。なお、各抵抗R6はそれぞれ等しい抵抗値であり、且つ、基準電圧生成用抵抗R5の1/10程度の抵抗値のものを用いる。
抵抗R7は、両端に位置する基準電圧生成用抵抗R5(端部に制御電圧生成回路121が位置する場合には制御電圧生成回路121)に直列接続されたものである。
また、制御ロジック回路13では、スイッチ切替え回路123に対する制御信号cntl及びスイッチ群1211に対する制御信号cnt_bを出力する。
図6に示す分流制御回路12では、8個の分流回路4に対する基準電圧Vref1〜Vref8を、6つの電圧VR1〜VR6の中から選択する。また、制御電圧Vcntは、電圧VR3〜VR4の間の電圧から選択する。
なお、図4に示す実施の形態1の分流制御回路12で基準電圧の電圧間隔を0.1Vとした場合、図6に示す実施の形態2の分流制御回路12において、電圧VR1〜VR6の電圧間隔を0.1Vとすることで、実施の形態1と同様の動作が可能となる。
ここで、分流回路4では、トランジスタTr1,Tr2のベース電圧の差が0.2V以上になるとフォトダイオードPDからの電流はほぼ一方にしか流れないという特性がある。そのため、例えばベース電圧の差が0.2Vの分流回路4と0.3Vの分流回路4がある場合には、両方とも0.2Vとなるように基準電圧を変更しても、その分流結果の誤差は無視できるレベルとなる。よって、制御電圧から0.2V以上離れた基準電圧はまとめることができる。
例えば、図4に示す実施の形態1の分流制御回路12において、基準電圧生成用抵抗R1_5を制御電圧生成回路121に置き換えた場合を考える。この場合、制御電圧はVref4〜Vref5の間の電圧となる。そのため、図7(a)に示すように、基準電圧Vref8、Vref1が印加される分流回路4では、基準電圧をVref8からVref7に変え、また、基準電圧をVref1からVref2に変えても、分流された電流値はほぼ等しい結果となる。
同様に、制御電圧がVref6〜Vref7の間の電圧となる場合、図7(b)に示すように、基準電圧Vref1〜Vref3をVref4としても結果の誤差は無視できるレベルになる。
そこで、図7(a)の場合には、基準電圧を、Vref1=Vref2=VR1,Vref3=VR2,Vref4=VR3,Vref5=VR4,Vref6=VR5,Vref7=Vref8=VR6とするように、スイッチ切替え回路123を制御する。これにより、実施の形態1の場合と同じ分流結果が得ることができる。
また、図7(b)の場合には、基準電圧を、Vref1=Vref2=Vref3=Vref4=VR1,Vref5=VR2,Vref6=VR3,Vref7=VR4,Vref8=VR5とするように、スイッチ切替え回路123を制御する。これにより、実施の形態1の場合と同じ分流結果が得られることになる。
なお上記では、基準電圧の電圧間隔が0.1Vの場合を示したが、電圧間隔がもっと大きい場合には、電圧VR1〜VR4の4レベルで8個の分流回路4に対する基準電圧の振り分けが可能な場合もある。
また上記では、基準電圧生成用抵抗R5の抵抗値をそれぞれ等しくし、また、抵抗R6の抵抗値をそれぞれ等しくした場合について示した。しかしながら、これに限るものではなく、基準電圧生成用抵抗R5の抵抗値が等しくなく、また、抵抗R6の抵抗値が等しくなくても、分流動作は行われる。ただし、この場合の結果は、抵抗値を等しくした場合とは異なる。
以上のように、この実施の形態2によれば、分流回路4の特性を利用して、分流回路4に対する基準電圧を一部まとめるように構成したので、実施の形態1における効果に加え、回路規模を小さくすることができる。また、基準電圧及び制御電圧を生成する際に用いる電圧をより小さくすることができる。
実施の形態3.
実施の形態3では、制御電圧生成回路121の別の構成例について、図8を用いて説明する。
実施の形態3における制御電圧生成回路121は、図8に示すように、一対の接続線l2(l2_1,l2_2)、複数の第1の制御電圧生成用抵抗R8(R8_1〜R8_8)、分圧回路1212及び、複数のスイッチsw3(sw3_0〜sw3_9)から成るスイッチ群1213を備えている。なお以下では、制御電圧生成回路121が実施の形態1の分流制御回路12に適用される場合を示す。
接続線l2は、スイッチ群122によりいずれかの基準電圧生成用抵抗R1と置き換わることで、一端が当該基準電圧生成用抵抗R1に隣接する基準電圧生成用抵抗R1にそれぞれ接続されるものである。
第1の制御電圧生成用抵抗R8は、接続線l2間に直列接続されたものである。この複数の第1の制御電圧生成用抵抗R8により上記接続線l2間の電圧の分圧を行う。なお、各第1の制御電圧生成用抵抗R8の抵抗値の合計は、基準電圧生成用抵抗R1の抵抗値と等しくなるようにする。この第1の制御電圧生成用抵抗R8により、制御電圧の調整ステップを細かくすることができる。
分圧回路1212は、第1の制御電圧生成用抵抗R8の機能と、接続される電圧間から制御電圧を生成する機能とを有するものである。この分圧回路1212の構成例については後述する。
スイッチ群1213は、制御ロジック回路13からの制御信号(cntl10〜cntl18)に従って、分圧回路1212をいずれかの第1の制御電圧生成用抵抗R8と置き換えるものである。
次に、分圧回路1212の構成について説明する。
分圧回路1212は、一対の接続線l4(l4_1,l4_2)、複数の第2の制御電圧生成用抵抗R9(R9_1〜R9_n)、複数のスイッチsw4(sw4_1〜sw4_n)から成るスイッチ群12121及び制御電圧出力線l3を備えている。
接続線l4は、スイッチ群1213によりいずれかの第1の制御電圧生成用抵抗R8と置き換わることで、一端が当該第1の制御電圧生成用抵抗R8に隣接する第1の制御電圧生成用抵抗R8にそれぞれ接続されるものである。
第2の制御電圧生成用抵抗R9は、接続線l4間に直列接続されたものである。この複数の第2の制御電圧生成用抵抗R9により上記接続線l4間の電圧の分圧を行う。なお、各第2の制御電圧生成用抵抗R9の抵抗値の合計は、第1の制御電圧生成用抵抗R8の抵抗値と等しくなるようにする。この第2の制御電圧生成用抵抗R9により、制御電圧の調整ステップをさらに細かくすることができる。
スイッチ群12121は、制御ロジック回路13からの制御信号(cntl_b)に従って、第2の制御電圧生成用抵抗R9により分圧された電圧のうちの1つを制御電圧として選択するものである。
制御電圧出力線l3は、スイッチ群12121により選択された制御電圧を各分流回路4のトランジスタTr2のベース端子に出力するものである。この制御電圧出力線l3は、一端がスイッチ群12121を構成する各スイッチsw4の出力端に接続され、他端が各分流回路4のトランジスタTr2のベース端子に接続されている。
また、制御ロジック回路13では、スイッチ群122に対する制御信号cntl0〜cntl9及びスイッチ群1213,12121に対する制御信号cntl11〜cntl18,cntl_bを出力する。
ここで、図4に示す実施の形態1の制御電圧生成回路121では、接続線l2間に直列接続された抵抗R4により分圧しており、例えば64段階切替を行うためには63個の抵抗R4と64個のスイッチsw2が必要となる。それに対して、図8に示す実施の形態3の制御電圧生成回路121では、分圧を2段階に分けて行っている。これにより、同じ64段階切替が可能な回路において、抵抗R8,R9は16個、スイッチsw3,sw4は40個に減らすことができる。なお、スイッチsw3_1〜sw3_7は4極のスイッチなので4個、スイッチsw3_0,sw3_9は2個としてカウントしている。
以上のように、この実施の形態3によれば、2段階に分けて分圧を行う制御電圧生成回路121を設けたので、実施の形態1に対し、制御電圧の高分解能化が可能となり、また、回路規模を小さくすることができる。
なお上記では、図8に示す実施の形態3の制御電圧生成回路121を、実施の形態1の分流制御回路12に適用する場合について示したが、実施の形態2の分流制御回路12に適用してもよく、同様の効果を得ることができる。
実施の形態4.
実施の形態1〜3の分流制御回路12では、制御電圧及び基準電圧を、抵抗を用いた分圧により生成している。そのため、分流回路4に大きな電流が流れる場合には、分流回路4のトランジスタTr1,Tr2のベース電流が流れ、誤差が大きくなることがある。実施の形態4では、これを解消する構成を示す。
図9はこの発明の実施の形態4における分流制御回路12の構成例を示す図である。この図9に示す実施の形態4における分流制御回路12は、図6に示す実施の形態2における分流制御回路12に、バッファ回路124,125を設けたものである。その他の構成は同様であり、同一の符号を付してその説明を省略する。
バッファ回路124は、基準電圧の出力に設けられたものである。このバッファ回路124は、図9に示すように、複数の電流源Is1(Is1_1〜Is1_8)及び複数のトランジスタTr3(Tr3_1〜Tr3_8)を備えている。
電流源Is1は、定電流を流すものである。
トランジスタTr3は、ベース端子が基準電圧出力線l1に接続され、エミッタ端子が電流源Is1に接続され、コレクタ端子に電源電圧Vccが印加されるものである。
バッファ回路125は、制御電圧の出力に設けられたものである。このバッファ回路125は、図9に示すように、電流源Is2及びトランジスタTr4を備えている。
電流源Is2は、定電流を流すものである。
トランジスタTr4は、ベース端子が基準電圧出力線ls1に接続され、エミッタ端子が電流源Is2に接続され、コレクタ端子に電源電圧Vccが印加されるものである。
以上のように、この実施の形態4によれば、基準電圧の出力及び制御電圧の出力にそれぞれバッファ回路124,125を設けたので、分流回路4に大きな電流が流れた場合においても誤差を低減することができる。
なお上記では、バッファ回路124,125を実施の形態2の分流制御回路12に適用する場合について示したが、実施の形態1の分流制御回路12に適用してもよく、同様の効果を得ることができる。
また上記では、光電センサとして、設定距離よりも近くに存在する検出体を検出するBGS型の光電センサを用いて説明を行った。しかしながら、これに限るものではなく、設定距離よりも遠くに存在する検出体を検出するFGS(ForeGround Suppression)型の光電センサについても同様に本発明を適用することができる。
また、本願発明はその発明の範囲内において、各実施の形態の自由な組み合わせ、あるいは各実施の形態の任意の構成要素の変形、もしくは各実施の形態において任意の構成要素の省略が可能である。
1 投光回路
2 投光素子
3 多分割フォトダイオード
4 分流回路
5 加算部
6 IVアンプ
7 IVアンプ
8 演算回路
9 弁別回路
10 判定ロジック回路
11 出力回路
12 分流制御回路
13 制御ロジック回路
121 制御電圧生成回路
122 スイッチ群122
123 スイッチ切替え回路
124 バッファ回路
125 バッファ回路
1211 スイッチ群
1212 分圧回路
1213 スイッチ群
12121 スイッチ群

Claims (5)

  1. 複数のフォトダイオードが配列された多分割フォトダイオードと、前記フォトダイオード毎に接続され、基準電圧と制御電圧との差から分流比率が設定される複数の分流回路とを備え、設定距離を用いて検出体の検出範囲を設定する光電センサにおいて、
    前記分流回路毎に、前記フォトダイオードの一方の配列方向に沿って、前段の前記分流回路に対する前記基準電圧の電圧値以上となる前記基準電圧をそれぞれ設定し、且つ、全ての前記分流回路に対して、全ての前記基準電圧を含む範囲の中から1つの共通の前記制御電圧を設定する分流制御回路を備え、
    前記分流制御回路は、
    つの電圧間に直列接続された複数の基準電圧生成用抵抗と、
    前記基準電圧生成用抵抗に直列接続され、前記基準電圧生成用抵抗の機能と、接続される電圧間から前記制御電圧を生成する機能とを有する制御電圧生成回路と、
    前記基準電圧生成用抵抗及び前記制御電圧生成回路により分圧された電圧を、前記分流回路毎の前記基準電圧として振り分けるスイッチ切替え回路部とを備えた
    ことを特徴とする光電センサ。
  2. 前記分流制御回路は、
    前記制御電圧生成回路及び前記基準電圧生成用抵抗毎に並列接続された複数の抵抗を備えた
    ことを特徴とする請求項記載の光電センサ。
  3. 前記制御電圧生成回路は、
    前記接続される電圧間に直列接続された複数の制御電圧生成用抵抗と、
    前記制御電圧生成用抵抗により分圧された電圧のうちの1つを前記制御電圧として選択するスイッチ群とを備えた
    ことを特徴とする請求項1又は請求項記載の光電センサ。
  4. 前記制御電圧生成回路は、
    前記接続される電圧間に直列接続された複数の第1の制御電圧生成用抵抗と、
    接続される第2の電圧間から前記制御電圧を生成する機能を有する分圧回路と、
    前記分圧回路をいずれかの前記第1の制御電圧生成用抵抗と置き換えるスイッチ群とを備え、
    前記分圧回路は、
    前記接続される第2の電圧間に直列接続された複数の第2の制御電圧生成用抵抗と、
    前記第2の制御電圧生成用抵抗により分圧された電圧のうちの1つを前記制御電圧として選択するスイッチ群とを備えた
    ことを特徴とする請求項1又は請求項記載の光電センサ。
  5. 前記分流制御回路は、
    前記基準電圧の出力に設けられたバッファ回路と、
    前記制御電圧の出力に設けられたバッファ回路とを備えた
    ことを特徴とする請求項から請求項のうちのいずれか1項記載の光電センサ。
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