JP6501545B2 - リテーナ組付装置及びリテーナ組付方法 - Google Patents
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Description
図1は本発明の第一実施形態に係るリテーナ組付装置Aを用いたシステムの説明図である。リテーナ組付装置Aは、載置部6上に載置されることにより準備されたリテーナ5を保持し、パレット4上のシリンダヘッド3に組み付けられているバルブ1のバルブステム1aにリテーナ5を自動的に組み付ける装置である。
リテーナ組付装置Aは、保持ユニット10と、駆動ユニット20と、これらを支持する支持部材40と、支持部材40を昇降する昇降ユニット50と、昇降ユニット50を移動する移動ユニット51と、載置部6の下方に配置され、押し上げ軸31を昇降する昇降ユニット30とを備える。
押し上げ軸31は、その上端部(先端部)に一対のコッタ片71、71間の内部空間(孔71a)に挿通可能な挿通部である縮径端部32を備える。つまり、縮径端部32は、押し上げ軸31の本体の先端側に設けられ、一対のコッタ片71、71間に挿通可能である。縮径端部32は、押し上げ軸31の外周面31aに対して段差部31bを介して設けられ、コッタ7の内径(係合部72の内径D2)よりも小径の小径部となる。押し上げ軸31の外周面31aは、コッタ7の内径(例えば、コッタ7の孔71aの径D1)よりも大径に形成される。したがって、押し上げ軸31にてコッタ7を押し上げる際には、縮径端部32はコッタ7の孔71aおよび係合部72内を挿通するが、押し上げ軸31の段差部31bはコッタ7の底面に引っかかる。その結果、コッタ片71、71同士は閉じ合わさったまま、コッタ7の底面が押し上げ軸31の段差部31bに載置された状態で、コッタ7は押し上げ軸31によって持ち上げられる。
図1及び図2を参照して保持ユニット10について説明する。図2(C)には、保持ユニット10全体の断面図と、載置部6と、昇降ユニット30とを示し、図2(D)には、保持ユニット10の一部拡大断面図を示す。保持ユニット10は、そのハウジングを構成する筒体11を備える。筒体11には、上下方向に延びる断面円形の貫通孔11aがその内部に形成されている。この貫通孔11aは、その上部においてカムスライダ13の案内孔を形成し、その下部においてバルブステム1a、押し上げ軸31、コッタ7、及び押圧部材17(後述)の進入可能な空間を形成する。具体的には、筒体11はその下端にリング状の底部11dを有する(図6参照)。底部11dは、その中央に孔11eを備える(図6参照)。この孔11eは、コッタ7は進入(通過)可能に、リテーナ5及び押圧部材17(後述)は進入不能な大きさに設けられる。
保持部材15の上部は軸(ピン)15bを介して筒体11に対して回動自在(図2(D)中の矢印A方向)に支持されており、後述するカムスライダ13によって軸15b周りに両保持部材15を回動させることで、保持部15aが開閉される(図2(D)中の矢印B方向)。保持部材15は、カムスライダ13と隣接する側部に、保持ユニット10の軸方向下方に向かうにつれて、径方向内側から外側に向けて傾斜する傾斜部15cと、傾斜部15cの上端と接続され、カムスライダ13と平行に延びる平行部15dとを備える。後述するカムスライダ13のカム突起13fが、保持部材15の傾斜部15cまたは平行部15dと当接することで、保持部材15は、保持部15aが互いに近接する閉位置、または保持部15aが互いに離間する開位置をとる。具体的には、カムスライダ13が下方向に移動し、カム突起13fの当接位置が平行部15dから傾斜部15cに推移し始めると、保持部15aが筒体11の中心に近付く方向に移動する(開位置から閉位置へ)。一方、カムスライダ13が上方向に移動し、カム突起13fの当接位置が傾斜部15cから平行部15dに推移し始めると、保持部15aが筒体11の中心から離れる方向に移動する(閉位置から開位置へ)。
カムスライダ13は、長尺部材であり、中実な円柱ロッド部材の下部に下向きに開口した穴である挿入穴13aを備える筒体である。カムスライダ13は筒体11の貫通孔11aに案内されて貫通孔11aと同軸上で移動可能となっている。カムスライダ13の周面における上部には、筒状のブラケット14が挿通して設けられている。ブラケット14はカムスライダ13の軸方向に沿って移動可能であると共に、アーム部材22に接続されている。カムスライダ13の最上部にはブラケット14の脱落を防止するストッパ12が固定されている。カムスライダ13の下方への移動は、筒体11に固定して設けられた規制部材(例えば規制ピン)13rにより下端位置が規制される。
次に、リテーナ組付装置Aによるバルブステム1aに対するリテーナ5の組み付け手順について図3乃至図9を参照して説明する。概説すると、組み付けは、保持ユニット10によるリテーナ5の保持、コッタ7の筒体11内への押し上げ、バルブステム1aへのリテーナ5の装着、という手順となる。このため、まず、図1に示したように移動ユニット51により保持ユニット10を押し上げ軸31上の位置(図1の実線の位置)に移動する。
Claims (11)
- バルブステムに形成された係合溝に係合する、一対のコッタ片からなるコッタを介して前記バルブステムにリテーナを組み付けるリテーナ組付装置において、
前記コッタが装着された前記リテーナがその下端に当接され、該下端から前記バルブステムが進入可能な筒体と、
前記筒体の前記下端に当接される前記リテーナを保持する保持部と、
前記保持部により保持された前記リテーナの下方から進入し、前記コッタを前記筒体内に押し上げる押し上げ軸と、
を備え、
前記押し上げ軸は、前記一対のコッタ片間の内部空間に挿通可能な挿通部と、その挿通部に対してエアを給気、排気するエア給排気部とを備えたことを特徴とするリテーナ組付装置。 - 前記筒体内に、前記押し上げ軸と同軸に、かつ、同軸上で移動可能に設けられた軸体をさらに備えることを特徴とする請求項1に記載のリテーナ組付装置。
- 軸方向に移動可能に前記筒体内に設けられ、前記コッタの上方から当接する押圧部材をさらに備えることを特徴とする請求項1に記載のリテーナ組付装置。
- 前記押し上げ軸によって前記筒体内に収容された前記コッタの側面を保持し、前記押圧部材と前記リテーナとの間に配置された押圧片をさらに備え、
該押圧片は、前記バルブステムに形成された係合溝に前記コッタを係合させる際に、前記コッタを前記バルブステム側へ押圧することを特徴とする請求項3に記載のリテーナ組付装置。 - 前記挿通部は、前記押し上げ軸本体の先端側に設けられ、前記一対のコッタ片間に挿通可能な縮径端部であり、
前記エア給排気部は、押し上げ軸本体の内部に設けられ、エアが給気、排気される通気路と、前記通気路と前記挿通部の表面とを連通する開口とを有する、ことを特徴とする請求項1に記載のリテーナ組付装置。 - 前記縮径端部は、前記コッタの内径よりも大径の前記押し上げ軸の外周面に対して段差部を介して設けられ、前記コッタの内径よりも小径の小径部を備えることを特徴とする請求項5に記載のリテーナ組付装置。
- 前記開口は、前記挿通部の周面に複数形成されることを特徴とする請求項5に記載のリテーナ組付装置。
- 前記エア給排気部は、前記開口に接続され、該開口から給排気されるエアによって膨張、収縮されるダイヤフラム部をさらに備えることを特徴とする請求項5に記載のリテーナ組付装置。
- バルブステムに形成された係合溝に係合する、一対のコッタ片からなるコッタを介して前記バルブステムにリテーナを組み付けるリテーナ組付方法において、
前記バルブステムが下方から挿入される筒体の下端に、前記コッタが装着された前記リテーナを当接した状態で前記リテーナを保持する保持工程と、
前記筒体の下端に保持された前記リテーナの下方から押し上げ軸を進入させて、該押し上げ軸の端部を前記一対のコッタ片間の内部空間に挿通させると共に、コッタを押し上げる押し上げ準備工程と、
前記コッタを前記押し上げ軸により、前記筒体内に設けられた押圧部材の下面と前記リテーナの上面との間位置の高さまで押し上げる押し上げ工程と、
前記端部から前記内部空間に向けてエアを吐出し、エアの圧力で前記コッタ片同士を分離させ、前記押圧部材と前記リテーナとの間に配置された押圧片に両コッタ片の側面を保持させる分離保持工程と、
を備えたことを特徴とするリテーナ組付方法。 - 前記押し上げ軸を下降させつつ、前記筒体内に押し上げ軸と同軸に、かつ、同軸上で移動可能に設けられた軸体を下降させ、前記分離状態の前記一対のコッタ片間に前記軸体を進入させ、前記分離状態を維持する分離維持工程をさらに備えることを特徴とする請求項9に記載のリテーナ組付方法。
- 前記押し上げ軸が下降、退避した後に、前記リテーナの下端からバルブステムを進入させ、前記バルブステムに形成された係合溝に前記コッタを係合させる際に、前記押圧片が前記コッタを前記バルブステム側へ押圧して、前記コッタを前記バルブステムに装着する装着工程をさらに備えることを特徴とする請求項10に記載のリテーナ組付方法。
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