JP6500365B2 - 後処理装置 - Google Patents

後処理装置 Download PDF

Info

Publication number
JP6500365B2
JP6500365B2 JP2014166584A JP2014166584A JP6500365B2 JP 6500365 B2 JP6500365 B2 JP 6500365B2 JP 2014166584 A JP2014166584 A JP 2014166584A JP 2014166584 A JP2014166584 A JP 2014166584A JP 6500365 B2 JP6500365 B2 JP 6500365B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
unit
sheet
slit
conveyance
post
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2014166584A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2016041461A (ja
Inventor
拓美 白熊
拓美 白熊
中島 博文
博文 中島
翔平 大津
翔平 大津
豊泉 輝彦
輝彦 豊泉
知宏 桐山
知宏 桐山
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Konica Minolta Inc
Original Assignee
Konica Minolta Inc
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Konica Minolta Inc filed Critical Konica Minolta Inc
Priority to JP2014166584A priority Critical patent/JP6500365B2/ja
Publication of JP2016041461A publication Critical patent/JP2016041461A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6500365B2 publication Critical patent/JP6500365B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Details Of Cutting Devices (AREA)
  • Nonmetal Cutting Devices (AREA)
  • Delivering By Means Of Belts And Rollers (AREA)

Description

この発明は、用紙を用紙幅の一部で裁断する後処理装置に関する。
画像形成された用紙に後処理装置で後処理を行う際に、用紙の大きさを整えるために用紙の一部をカットする場合がある。用紙を裁断するシュレッダーの分野では、搬送以外の断裁機構を高速に回転することで、より確実に断裁することを可能にしている(例えば特許文献1参照)。
しかし、後処理装置では、カットした後の用紙を印刷物として使用するため、用紙を搬送する用紙搬送部と、カットされたスリット屑を搬送するスリット屑搬送部とをそれぞれ設け、各搬送部の速度を同じにして搬送している。
国際公開番号WO2006/001370号公報
しかし、カット部によって用紙をカットした際に、本身である用紙の搬送速度とスリット屑の搬送速度とは、互いに適正な関係にないと、毛羽の発生などの不具合が生じてしまう場合がある。具体的には、用紙の搬送速度よりもスリット屑の搬送速度が遅くなりすぎると、スリット屑にたわみが生じ、切れ曲がりなどが発生する場合がある。また、用紙の搬送速度がスリット屑の搬送速度よりも速くなりすぎると、引っ張りにより毛羽が発生する場合がある。
また、スリット屑は、廃棄処理などを容易にするため、カット部でカットされた後、スリット屑搬送部で搬送されるスリット屑をさらにスリット屑断裁部で断裁する場合がある。このような場合、スリット屑断裁部で生じる負荷変動は大きく、これが用紙搬送に影響すると、用紙の搬送速度が一時的に変化して、スリット屑搬送との間で適正な速度関係を維持することができず、毛羽の発生や用紙曲がりが生じてしまうおそれがある。
本発明は、上記事情を背景としてなされたものであり、用紙の裁断に際し、負荷の変動によって毛羽の発生や用紙の曲がりが生じやすくなるのを防止することができる後処理装置を提供することを目的の一つとする。
すなわち、本発明の後処理装置のうち、第1の本発明は、
1枚以上の用紙を搬送する用紙搬送部と、
前記用紙搬送部で搬送される用紙の搬送方向に沿って前記用紙の一部をカットする用紙幅方向裁断部と、
前記用紙幅方向裁断部によって前記用紙からカットされたスリット屑を搬送するスリット屑搬送部と、
前記スリット屑搬送部で搬送されるスリット屑をカットするスリット屑断裁部と、
前記用紙搬送部、前記スリット屑搬送部およびスリット屑断裁部を制御する制御部と、を有し、
前記用紙搬送部と前記スリット屑断裁部とは、両方のうち少なくとも前記スリット屑断裁部に生じる負荷変動が他方に影響しないように互いに異なる駆動源を有する駆動系統をそれぞれ有し、
前記スリット屑搬送部と前記スリット屑断裁部とが共通する駆動源を有し、
前記制御部は、負荷変動によって前記スリット屑搬送部よるスリット搬送速度が低下する所定のタイミングに応じて、所定時間区間、前記スリット屑搬送部におけるスリット屑搬送速度指令値を、予め定められた標準速度によってスリット搬送が行われる期間よりも一時的に増速する制御を行うことを特徴とする。
の本発明の後処理装置は、前記第の本発明において、前記制御部は、前記増速において、前記スリット屑搬送速度指令値を前記用紙搬送部による用紙の搬送速度指令値よりも増加させることを特徴とする。
の本発明の後処理装置は、前記第1または第2の本発明において、前記所定のタイミングは、前記スリット屑搬送部の駆動源となる駆動モータの速度応答性に応じて設定することを特徴とする。
の本発明の後処理装置は、前記第〜第の本発明のいずれかにおいて、前記用紙搬送部に用紙を検知する用紙検知部を有し、
前記制御部は、前記用紙検知部の検知結果を受けて前記タイミングを決定することを特徴とする。
の本発明の後処理装置は、前記第〜第の本発明のいずれかにおいて、前記増速の度合いは、用紙条件、環境条件、スリット屑搬送部のニップ圧条件のうち、一つ以上の因子を用いて決定することを特徴とする。
の本発明の後処理装置は、前記第〜第の本発明のいずれかにおいて、前記所定時間区間は、用紙条件、環境条件、ニップ圧条件のうち、一つ以上の因子を用いて決定することを特徴とする。
の本発明の後処理装置は、前記第1〜第の本発明のいずれかにおいて、前記スリット屑搬送部は、ニップ圧が可変であることを特徴とする。
の本発明の後処理装置は、前記第の本発明において、前記スリット屑搬送部は、ニップ圧を搬送される用紙条件とスリット屑幅に応じて可変できることを特徴とする。
の本発明の後処理装置は、前記第の本発明において、前記用紙条件が、用紙サイズ、用紙坪量、用紙の目方向のいずれか1以上であることを特徴とする。
本発明によれば、用紙搬送部とスリット屑断裁部とは、両方のうち少なくともスリット屑断裁部に生じる負荷変動が用紙搬送部に影響しない駆動系統をそれぞれ有するものとするので、用紙搬送とスリット屑搬送とを適正な関係で維持して用紙の裁断に際し毛羽や用紙曲がりが生ずるのを防止する。
本願発明の一実施形態における画像形成システムの外観構成の一例を示す図である。 同じく、画像形成システムの概略構成を示す図である。 同じく、画像形成システムのブロック図を示す図である。 同じく、用紙搬送、裁断、スリット屑搬送を行う装置を用紙搬送方向の下流側から見た図を示すものである。 同じく、用紙搬送、裁断、スリット屑搬送を行う装置を用紙搬送方向の側方から見た図を示すものである。 同じく、裁断される用紙の状態を示す図である。 同じく、用紙搬送、裁断、スリット屑搬送、スリット屑断裁の制御関係を示すブロック図である。 従来において、スリット屑の搬送、断裁を行う際のスリット屑搬送の速度を示すグラフである。 本発明の実施形態において、スリット屑搬送速度を所定の時間区間で増速する際のスリット屑搬送の速度を示すグラフである。 同じく、スリット屑搬送のニップ圧を低下させた際のスリット屑搬送の速度を示すグラフである。 同じく、スリット屑搬送を増速するタイミング、所定の時間間隔による増速処理を行う手順を示すフローチャートである。
本発明の実施形態を添付図面に基づいて説明する。
以下では、画像形成装置10と後処理装置30とを含む画像形成システム1について説明する。
図1に示す画像形成システム1は、画像形成を行う画像形成装置10と、画像形成装置で画像が形成された用紙に冊子処理として中綴じ製本を行う後処理装置30とが、間に反転搬送装置20を介在させて、それぞれ機械的および電気的に接続されている。また、画像形成装置10の上流側に大容量給紙トレイ50を配置して連結し画像形成システム1としたものである。後処理装置30は、前方ブロック30Aと側方ブロック30Bとを有している。
以下、図1に示す画像形成システム1について機械的構成の概要を、図2を参照しつつ説明する。なお、図3では、大容量給紙トレイ50は省略している。
画像形成システム1は、図3では示していない大容量給紙トレイ50、画像形成装置10と、反転搬送装置20と、後処理装置30とが連なって接続されている。
本発明としては画像形成システムの接続構成がこれに限定されるものではない。また、本発明の後処理装置は、画像形成装置に直接または間接に接続して使用される他、スタンドアローンで使用されるものであってもよい。
さらに、画像形成装置に用紙幅裁断部、スリット裁搬送部を含む後処理装置を内蔵した構成とすることもできる。
画像形成装置10は、上部側に原稿読み込み部の一部を構成する自動原稿給送装置(ADF)15が設けられており、自動原稿給送装置(ADF)15で給送される原稿は図示しないスキャナー部で画像読取が可能になっている。なお、原稿は、図示しないプラテンガラス上で読み込むこともできる。
また、画像形成装置10の画像形成装置本体10Aの上部側で、プラテンガラスが位置しない箇所に、LCD14が設置されている。LCD14はタッチパネルで構成されており、操作者による操作および情報の表示が可能になっている。LCD14は、入力と表示部を兼用している。なお、操作部をマウスやタブレットなどで構成し、表示部とは別体で構成することも可能である。また、LCD14は移動可能となっているものであってもよい。
画像形成装置10の下部側には、複数の給紙トレイ12(図では2段)が配置されて給紙可能になっている。なお、用紙は、図2では図示していない大容量給紙装置50から給紙することができる。
画像形成装置10内には、いずれかの給紙トレイ12から給紙される用紙を搬送する搬送経路13が設けられており、画像形成装置10内の搬送路途中に、画像形成部103が設けられている。画像形成部103は、感光体11Aと、感光体11Aの周囲に配置した図示しない、帯電器、LD、現像器、転写部を有しており、さらに感光体11Aの下流側の搬送経路13には定着器16が配置されている。
定着器16の下流側で、搬送経路13が伸長して反転搬送装置20の搬送経路21に接続されている。
画像形成部103では、帯電器により画像書込み前に感光体11Aの表面を一様に帯電し、LDにより表面が一様に帯電された感光体11Aに半導体レーザを照射することにより、感光体11Aに静電潜像を形成する。現像器は、LDによって感光体11Aに形成された静電潜像をトナー部材によって現像する。この現像処理によって感光体11Aにトナー画像が形成される。転写部は、給紙トレイ12から搬送されてきた用紙に感光体11Aのトナー画像を転写する。トナー画像が転写された用紙は、感光体11Aから分離されて定着器16に搬送される。感光体11Aに残留したトナー部材は、図示しないクリーニング部によって除去される。
定着器16は、搬送された用紙を加熱することにより用紙の表面側に転写されたトナー画像を出力画像として定着する。定着処理が施された用紙は、搬送経路13によってそのまま反転搬送装置20に搬送されるか、表裏を反転した後、画像形成部103の上流側に環流して表裏反転された用紙の裏面に画像形成部103によって画像形成を行うことによって両面への印刷を行うことができる。
反転搬送装置20には、前記したように搬送経路21が設けられており、その中途に反転搬送経路22が設けられて、搬送経路21で搬送される用紙の反転搬送を行うことができる。用紙の反転搬送を行わない場合には、反転搬送経路22をバイパスして搬送経路21によって下流側に用紙を搬送することができる。搬送経路21は、下流側で後処理装置30の搬送経路31に接続されている。
後処理装置30では、中綴じステープルなどの所定の後処理と排紙とが行われる。
後処理装置30の前方ブロック30Aでは、搬送経路31の中途に整合機能を有する反転・重ね搬送路32を有し、反転・重ね搬送路32には、用紙へのすじ付けを行うクリーサー33を有している。その下流側に、用紙のカットを行う用紙幅方向裁断部34と、用紙に折り処理を行う折りユニット35がこの順で配置されている。この実施形態では、用紙幅方向裁断部34は、用紙の天部および地部をカットする。なお、設定により、天部と地部の一方をカットする処理内容とすることもできる。
また、後処理装置30では、前方ブロック30Aの側方に側方ブロック30Bが設けられており、側方ブロック30Bには、図2では図示してない中綴じステープル部、角付けを行うスクエアホールド36、小口カットの断裁ユニット37を有している。また、側方ブロック30Bでは、後処理後の冊子を配置する冊子積載部321が設けられている。
次に、画像形成システム1の制御ブロックの一部を図3に基づいて説明する。なお、以下の説明では、反転搬送装置20、大容量給紙トレイ50の説明は省略している。
画像形成装置10では、画像形成装置制御部100、シリアル通信部101、操作表示部102、画像形成部103、画像データ記憶部104、JOB記憶部105、印刷時間記憶部106、印刷順序決定部107、原稿読み込み部108、第1搬送部109、第2搬送部110、表紙識別部111、音声ガイダンス部112と、を備えている。
画像形成装置10を制御する画像形成装置制御部100は、CPU(Central Processing Unit)を有している。
ROMなどから読み出されてRAMに展開されたプログラムや不揮発メモリから読み出された設定データなどに基づいて、CPUの動作により、画像形成装置制御部100は、各種処理を実行する。また、画像形成装置制御部100では、画像形成システム1における反転搬送装置20や後処理装置30の制御を行う。
また、不揮発メモリには、後処理装置30を制御する際の設定データや後述する用紙幅裁断部での制御データを有することができる。
シリアル通信部101は、画像形成装置制御部100により制御され、反転搬送装置20を介して後処理装置30のシリアル通信部301とシリアル通信を行う。
操作表示部102は、操作部102Aと、LCD(Liquid Crystal Display)等の表示部102Bと、複数JOB選択設定部102Cとを有する。なお、この実施形態では、操作部102Aと表示部102Bとは、LCD14で構成されている。複数JOB選択設定部102Cは、リスト化された複数のJOBのうちから必要なJOBを選択して実行することができ、操作部102Aと表示部102BとによってJOBのリストを表示して実行JOBを選択する操作入力を可能にする。
操作表示部102は、画像形成装置制御部100により制御され、表示部102Bに各種操作釦や後処理に係る情報等を表示し、操作部102Aを介するユーザーからのタッチ入力により、反転処理、中綴じ処理、両面プリント等の給紙から排紙までの各種処理機能の種類や用紙サイズ、等の操作情報を取得して画像形成装置制御部100に出力する。
画像形成部103は、画像形成装置制御部100により制御され、原稿読み込み部108により入力された原稿画像情報、又は画像形成装置10にネットワーク接続されたPC(Personal Computer)等の外部機器(図示略)から投入されたプリントジョブの画像情報に基づいて用紙に画像を形成する。
画像形成部103は、例えば、電子写真方式の画像形成部である。画像形成部103は、ドラム状の感光体11Aの周囲に、帯電部、露光部、現像部、転写部、分離部及びクリーニング部(いずれも図示略)が配置され、これらの電子写真プロセス装置により、帯電、露光、現像が行われて感光体上にトナー像が形成され、用紙に画像が転写されて画像形成される。画像形成に用いる画像データは、画像データ記憶部に格納される。印刷時間は、印刷時間記憶部106に記録される。
JOBデータは、JOB記憶部105に記憶され、適宜読み出される。印刷順序決定部107は、JOBの印刷順序を決定するものであり、複数のJOBの印刷順序を予約JOBとして決定し、JOB記憶部105などに印刷順序を記録することができる。
原稿読み込み部108は、画像形成装置制御部100により制御され、原稿の画像をCCD(Charge Coupled Device)等で読み取り、原稿画像情報を画像形成装置制御部100に出力する。画像形成装置制御部100では、ジョブデータをJOB記憶部105に記憶し、印刷に際し画像データ記憶部104に画像データを一時的に格納して画像形成を行う。
第1搬送部109は、画像形成装置制御部100により制御され、給紙トレイ12から給紙された用紙を、画像形成部103を介して搬送して反転搬送装置20に排出する搬送ローラ等の搬送経路である。
第2搬送部110は、画像形成装置制御部100により制御され、両面プリント時に、画像形成部103で片面が画像形成された用紙を、反転機構(図示略)を介して搬送して、再度、画像形成部103に搬送する搬送ローラ等の搬送経路である。
搬送経路13は、第1搬送部109、第2搬送部110を含んでいる。
表紙識別部111は、給紙される用紙が表紙かを識別するものであり、画像形成部103が印刷した画像(例えば、用紙に印刷された表紙識別子など)または印刷ジョブに含まれる画像データなどから、冊子などの表紙となる印刷ページを識別する。この表示識別は、公知の方法で実行することができる。
音声ガイダンス部112は、所定の操作において音声ガイダンスを行うことで操作を容易にするものであり、操作表示部102に操作釦を設けたり、音声ガイダンス用の釦を操作表示部102外に設けたりすることにより起動させることができる。
次に、後処理装置30について説明する。
後処理装置30では、後処理装置30全体を制御する後処理装置制御部300、シリアル通信部301、シリアル通信部330、搬送部302、後段搬送部303、排出経路選択部304、整合機能(整合部)を有する重ね・反転部305、すじ付け部306、スリット部307、折り部310、中綴じステープル部311、角付け部312、冊子断裁部313、サブトレイ排出積載部315、冊子排出部320、冊子積載部321を備えている。
シリアル通信部301は前述したように、画像形成装置10のシリアル通信部101とシリアル通信を行うものであり、シリアル通信部330は、後処理装置30の後段に将来接続される装置との間でシリアル通信を行うものである。
搬送部302は、後処理装置30に搬送された用紙を前方ブロック30Aから側方ブロック30Bまたはサブトレイ排出積載部315に用紙を搬送する搬送ローラ等を含むものである。
後段搬送部303は、後処理装置30の後段に他の装置が接続されている場合、後処理装置30から他の装置に用紙を搬送するための搬送ローラ等の搬送経路部である。搬送経路31は、搬送部302に含まれている。
排出経路選択部304は、後処理装置制御部300により制御され、用紙を搬送部302、後段搬送部303、サブトレイ排出積載部315のいずれに排出するかを選択する。
重ね・反転部305は、反転・重ね搬送路32を含んでおり、後処理装置制御部300によって制御され、搬送路や搬送ローラなどによって構成される。重ね・反転部305では、用紙を反転して重ね合わせて用紙束とすることができる整合部を有している。
すじ付け部306は、用紙にすじ付けを行うクリーサー33を備えており、後処理装置制御部300による制御を受け、後処理内容に応じて用紙にすじ付け動作を行う。
スリット部307は、用紙の天地カットを行う用紙幅方向裁断部34を備えており、後処理装置制御部300による制御を受け、後処理内容に応じて用紙に天地カットを行う。
折り部310は、折りユニット35に含まれており、後処理装置制御部300による制御を受け、用紙に折り処理を施す。
中綴じステープル部311は、後処理装置制御部300による制御を受け、幅方向の中央振り分け2箇所もしくは、4箇所に綴じ針を打って用紙束を綴るステープル処理を行うものであり、側方ブロック30Bに含まれる。
角付け部312は、用紙背部の角付けを行うスクエアホールド36を備えており、後処理装置制御部300による制御を受け、折り目が形成された用紙束の背折り部を平坦にする角背処理を施す。角付け部312は、側方ブロック30Bに含まれている。
冊子断裁部313は、断裁刃等を備える断裁ユニット37を備えており、後処理装置制御部300による制御を受け、折り部310、中綴じステープル部311により中折り処理、ステープル処理されて冊子化された用紙束に対して、用紙の小口を揃えるため小口を断裁する。冊子断裁部313は、側方ブロック30Bに含まれている。
重ね・反転部305、すじ付け部306、スリット部307、折り部310、中綴じステープル部311、角付け部312、冊子断裁部313は、本願発明の後処理部を構成する。なお、本願発明としては後処理部の内容が特に限定されるものではなく、冊子処理などが行えるものであれば特に限定されない。
冊子排出部320は、中綴じがされた用紙を冊子積載部321に排出するものである。
次にスリット部307の詳細な構成を図4、5に基づいて説明する。図4は、用紙搬送方向の前方からスリット部307を見た図である。図5は、用紙搬送方向側方側からスリット部307を見た図であり、図右側から図左側に用紙が搬送される。
搬送経路31には、搬送ローラ40、41を有しており、一方を駆動ローラ、他方を従動ローラとして回転し、用紙Pを所定の速度で搬送する。駆動ローラ側の搬送ローラ40または搬送ローラ41は、用紙搬送モータ210(M1)で駆動されて用紙を所定速度で搬送する。搬送経路31、搬送ローラ40、搬送ローラ41は、用紙を搬送する本発明の用紙搬送部を構成する。搬送ローラ40、41による搬送速度(線速)は、画像形成装置制御部100によって決定され、その指令が後処理装置制御部300に伝達され、後処理装置制御部300により搬送制御される。したがって、この例では、後処理装置制御部300は、画像形成装置制御部100と協働して本発明の制御部として機能する。また、搬送ローラ40、41の搬送は、後処理装置制御部300で決定して制御するものであってもよい。この場合、後処理装置制御部300が本発明の制御部として機能する。
搬送ローラ40、41の搬送方向下流側近くには、図4に示すように、用紙を上下から押さえる用紙上押さえローラ41Aおよび用紙下押さえローラ40Aと、用紙幅方向の両側に位置する下刃42、42および上刃43、43とが天部側と地部側とにそれぞれ配置されている。下刃42、42は駆動回転軸42Aで回転駆動され、上刃43、43は駆動回転軸43A、43Aで回転駆動される。駆動回転軸43A、43Aは、用紙幅裁断モータ211(M3)によって回転駆動される。
下刃42、42および上刃43、43は、幅方向位置を変更して用紙の幅方向左右における裁断幅(スリット幅)を変更することができる。なお、下刃42、42と上刃43、43とは、上刃43、43の下側の外周縁と、下刃42、42の上側の外周縁とが僅かに重なる高さ位置を有しており、上刃43、43が、それぞれ下刃42、42の外側に位置している。
用紙のカットに際しては、上刃43、43がスプリングコイルなどの押圧部材45の押圧によって内側に押され、上刃43、43の周縁内面が下刃42、42の周縁外面にほぼ接触する。この状態で、下刃42、42、上刃43、43が用紙搬送方向に回転することにより、用紙搬送部から送られる用紙がカットされる。上刃43、43、駆動回転軸43A、43A、下刃42、42、駆動回転軸42A、42A、押圧部材45によって本発明の用紙幅裁断部が構成されている。なお、本発明としては、用紙幅裁断部におけるカットの機構として上刃および下刃を有することが必要とされるものではない。
上刃43、下刃42の位置よりも用紙搬送方向下流側には、搬送経路31を上下から挟むように、上ガイド46Aと下ガイド46Bとが用紙の搬送方向に沿って下流側に向けて伸長している。上刃43と下刃42とによってスリット屑PSがカットされた残りの用紙P0は、搬送ロール40、41で搬送されつつ、上ガイド46A、下ガイド46B間を通って搬送経路31の下流側に移動する。
一方、上刃43と下刃42とによってカットされたスリット屑PSは、上刃43と下刃42の位置から下流方向下側に伸張する上斜行ガイド47Aと下斜行ガイド47Bとの間を通ってスリット屑搬送ローラ48、49によって下方側に排出される。スリット屑搬送ローラ48、49は、スリット屑搬送/断裁モータ220(M2)を駆動源としてスリット屑PSを所定速度で移動する。スリット屑搬送ローラ48、49の下方側にはスリット屑をさらに断裁するスリット屑断裁部50を有している。スリット屑断裁部50は、回転カッター50Aと回転カッター50Aの周回位置に配置された固定カッター50Bとを有している。回転カッター50Aは、スリット屑搬送/断裁モータ220(M2)で駆動されつつ回転する。スリット屑は、所定速度で搬送されつつ回転カッター50Aと固定カッター50Bとが合わさって小片Sに断裁される。スリット屑断裁部50の下方側には、図示しない収容箱などを配置して小片Sを収容することができる。
なお、スリット屑搬送ローラの48、49のニップ圧を搬送ローラ40、41のニップ圧より低くすることで、用紙搬送力とスリット屑搬送力に差が生まれ、上刃と下刃によって切断されたスリット屑PSが残部用紙P0から広がる方向に力を加わりにくくすることができ、スリット支点Fにケバが生じにくくなる。通常、ニップ圧は、搬送速度に合わせて適宜の圧力に設定される。
また同様に、スリット屑搬送ローラの48、49の摩擦力を搬送ローラ40、41より低くすることで、用紙搬送力とスリット屑搬送力に差が生まれ、上刃と下刃によって切断されたスリット屑PSが残部用紙P0から広がる方向に力を加わりにくくすることができ、スリット支点Fにケバが生じにくくなる。
また、残部用紙P0が搬送される搬送路31には、用紙の検知を行う用紙検知部51が配置されており、検知結果が後処理装置制御部300および画像形成装置制御部100に送信される。
スリット屑搬送ローラ48、49の搬送速度(線速)は、画像形成装置制御部100によって決定され、その指令が後処理装置制御部300に伝達され、後処理装置制御部300により搬送制御される。したがって、この例では、後処理装置制御部300は、画像形成装置制御部100と協働して本発明の制御部として機能する。また、スリット屑の搬送速度を後処理装置制御部300で決定して制御するものであってもよい。この場合、後処理装置制御部300が本発明の制御部として機能する。スリット屑搬送ローラ48、49は、本発明のスリット屑搬送部に相当する。
なお、上記搬送ローラ40、41の搬送速度(線速)と裁断屑搬送ローラ48、49の搬送速度(線速)と回転カッター50Aの搬送速度(線速)は、一般的には同じ速度に設定される。
上記用紙のカット状態について図6の平面図に基づいて説明する。なお、この図では、用紙幅方向の一辺側のみがカットされるものとして説明する。本発明としては、用紙のカットは用紙幅の一方または両方のいずれであってもよい。
搬送ローラ40、41で所定速度(例えば1000mm/秒)で搬送される用紙Pは、上記したように所定のスリット幅で上刃43と下刃42とによって用紙幅方向に沿って用紙の一部とが搬送方向に沿ってカットされる。この際に、天部と地部の両方をカットするものであってもよい。この実施形態では、搬送方向に平行にしてスリット屑PSがカットされている。スリット屑PSは、上斜行ガイド47Aと下斜行ガイド47Bとで案内されつつ、スリット屑搬送ローラ48、49によって下方に搬送され、スリット屑断裁部50によって小片Sに断裁される。なお、図6では、スリット屑PSを下方に搬送しているが、本発明としてはスリット屑PSの搬送方向が限定されるものではない。
ところで、スリット屑PS側の剛度が小さいと、用紙Pがカットされる際に、スリット屑PSに対して、用紙Pから離れる方向に広がる力が加わり、カットされたスリット屑PSが、用紙Pのカット後に残った用紙P0と平行に搬送されず、斜めに搬送されやすくなる。搬送ローラ40、41からスリット屑搬送ローラ48、49までの間で斜めに搬送されたスリット屑PSは、スリット屑搬送ローラ48、49により斜め方向で狭持され、その結果、カットされたスリット支点Fにさらに力がかかり、スリット支点Fに毛羽が生じやすくなり、また、切り曲がりが生じやすくなる。これらは、用紙の搬送とともに連続しやすい。
本実施形態では、用紙搬送速度に対してスリット屑搬送速度を相対的に速くすることにより、両者の速度差からスリット屑PSとスリット屑搬送ローラ48、49との間に用紙のタワミを生じさせ難くし、スリット支点にかかる力を弱め、毛羽や紙曲がりの発生を防止することができる。
用紙およびスリット屑の搬送は、それぞれ基本搬送速度(線速)が設定され、これに対し、表1に示す横目/縦目の別、紙サイズ、屑裁断幅、用紙坪量、湿度、温度、ニップ条件などが考慮されてスリット屑搬送速度が用紙の搬送速度よりも大きくなるように設定することができる。
表1は、これらの項目を考慮する際の設定条件を定めたものであり、それぞれの項目に対し、係数値を予め設定しておき、各項目に応じて断裁屑の搬送速度を決定することができる。
例えば、スリット屑搬送速度として、表1に基づいて各項目値を取り出し、<横目/縦目>×<紙サイズ>×<屑裁断幅>×<坪量>×<湿度>×<温度>×<ニップ条件>×基本線速で算出することができる。なお、ニップ圧は、通常時のニップ圧よりも低い範囲での高低を示している。
なお、表1では、スリット屑搬送に際しての摩擦係数を考慮してもよい。
Figure 0006500365
なお、スリット屑の搬送速度を増速する際は、所定のタイミングで、所定時間区間で行うようにすることができ、これにより効率的な制御を行うことができる。以下に、スリット屑搬送部等を制御する制御ブロックを、図7を参照して説明する。
この制御ブロックでは、後処理装置30の用紙搬送、用紙裁断、スリット屑搬送、スリット屑断裁を制御する制御部200を有している。制御部200は、画像形成装置制御部100や後処理装置制御部300の単独またはこれらが協働して構成することができる。制御部200には、不揮発メモリ、RAM、HDDなどの記憶部201、時間を計測するタイマ202などを有している。
制御部200には、用紙搬送路31に配置した用紙検知部51が接続されており、用紙検知部51の検知結果が制御部200に送信されている。用紙検知部51は、裁断されたスリット屑がスリット屑断裁部50に達して負荷が変動する時点よりも、スリット屑搬送部の駆動源となる駆動モータの速度応答性に応じた時間分早くなるまでに用紙の先端を検知する位置に設置されている。
さらに、制御部200には、用紙を搬送する用紙搬送部を動作させる用紙搬送部モータ210(M1)、用紙幅裁断部における裁断を動作させる用紙幅搬送裁断モータ211(M3)が制御可能に接続されている。また、制御部200には、スリット屑搬送部およびスリット屑断裁部の動作に共通するスリット屑搬送/断裁モータ220(M2)が制御可能に接続されている。
制御部200は、用紙幅搬送裁断モータ211(M1)、スリット屑搬送/断裁モータ220(M2)、用紙幅搬送裁断モータ211(M3)を所定の動作回転速度で回転させることができる。各モータを動作させる動作パラメータ、表1に示す増速に関する設定内容などは、記憶部201に不揮発に記憶されている。
また、制御部200では、スリット屑断裁がスリット屑搬送に及ぼす負荷変動の影響を考慮して、スリット屑搬送における前記増速を所定の時間区間で行う。
図8にスリット屑断裁によって生じた負荷変動による影響を示す。スリット屑搬送は所定の搬送速度で実行され、その際に毛羽や用紙の切れ曲がりが生じない搬送速度が経験的に得られている。用紙の断裁が起こると、スリット屑搬送に対する負荷増加が一時的に大きくなり、図の点線に示すようにスリット屑の搬送速度は標準となる設定速度よりも低下し、用紙の曲がりの許容範囲を超えてスリット屑の搬送速度が過小になる。さらにスリット屑が断裁されると、負荷増大の反動で負荷の一時的な減少が生じ、スリット屑の搬送速度が標準の設定速度よりも増大し、毛羽が生じない範囲を一時的に超え、その後、負荷変動の影響がなくなって搬送速度は所定の標準速度になる。
上記のように従来は、負荷の変動によってスリット屑の搬送速度の減少および増加現象が連続して生じ、毛羽の発生や用紙の切れ曲がりが生じてしまう。
本実施形態では、所定のタイミングで負荷の変動を見越してスリット屑搬送速度を所定の時間区間で増速してスリット屑の搬送速度変化を小さくすることができる。
タイミングは、スリット屑断裁による負荷変動の発生時点に定めてもよいが、スリット屑断裁による負荷変動の発生時点に対しスリット屑搬送部の駆動源となる駆動モータの速度応答性に応じて負荷変動の発生時点よりも前の時点でタイミングを設定するようにしてもよい。すなわち、駆動モータは、速度変更を指示してから所定の速度になるまでに時間を要し、その時間も駆動モータの性能などによって異なるため、速度応答性を考慮して負荷変動の発生時点よりも早い時点にタイミングを設定する。
また、所定時間区間は、負荷変動によるスリット屑搬送の速度変動を抑える必要がある時間によって設定することができる。
上記したタイミングの時点や所定時間間隔は、予め経験的にデータを得て、記憶部201に不揮発に格納しておくことができ、また、操作者が操作表示部102などを通して設定できるようにしてもよい。
所定時間区間は、用紙情報やスリット幅などに応じて変更されるものとしてもよい。
用紙情報やスリット幅、スリット屑搬送におけるニップ圧などによる所定時間区間を表2に示す。
所定時間区間は、表2に示す項目に応じた計数値に従って、下記式によって算出される。なお、表2に示す計数値、基本時間区間は、記憶部201に不揮発に記憶されている。
所定時間区間は、<横目/縦目>×<紙サイズ>×<スリット幅>×<坪量>×<湿度>×<温度>×<ニップ圧>×基本時間区間
なお、ニップ圧は、通常時のニップ圧よりも低い範囲での高低を示している。
Figure 0006500365
図9は、所定のタイミングで所定の時間空間でスリット屑の搬送速度を増速した場合のスリット屑搬送の設定速度と負荷変動を示す図である。増速の程度は表1に示す項目に基づいて算出でき、所定時間間隔は、表2に示す項目に基づいて算出することができる。
予め、スリット屑搬送において生じる負荷変動の発生時点とスリット屑搬送の駆動モータにおける速度応答性に応じたタイミングが設定されている。用紙搬送路31に配置された用紙検知部51で用紙先端が検知されると、タイマ202が動作する。タイマ202の動作後、前記タイミングに合わせたTimerAが設定される。
タイマ202の計測によって時刻がTimerAに至ると、スリット屑搬送/断裁モータ220(M2)に対し増速指示がなされる。増速指示によって、スリット屑搬送/断裁モータモータ220は増速指示され、モータの速度応答性に見合う時刻で負荷変動が生じる。その際に、実際のスリット屑搬送の速度低下とその後の速度増加が抑えられて用紙の切れ曲がりと毛羽発生が閾値内に抑えられる。所定時間区間としてはTimerBが設定されており、タイマ202によって計測されてTimerBに至ると、スリット屑搬送/断裁モータ220(M2)に対する増速が解除され、標準となる設定速度に変更される。この速度変更に際し、スリット屑搬送/断裁モータ220(M2)の速度応答性を考慮して増速を解除するようにしてもよい。
この処理によって、用紙の切れ曲がりおよび毛羽の発生が効果的かつ効率的に防止される。
また、スリット屑搬送におけるニップ圧を通常のニップ圧よりも低くすることで実効搬送速度が下がり、毛羽立ちが発生する速度閾値が代わり、毛羽をより効果的に防ぐことができる。ニップ圧は、通常は搬送速度に応じたニップ圧が設定されており、上記のニップ圧低下は、通常におけるニップ圧よりも低く設定することを意味している。
図10は、スリット屑搬送におけるニップ圧を通常よりも低下させた場合の設定速度と実際の速度との関係を示す図である。ニップ圧の低下によって実効搬送速度が下がり、引っ張り合いがなくなり毛羽が生じにくくなる。
次に、スリット屑搬送速度を設定する手順を図11のフローチャートに基づいて説明する。なお、以下の手順は、本実施形態の制御部によって実行される。
用紙搬送を開始すると、紙種、環境、スリット幅などの情報を取得する(ステップs1)。紙種は制御部によって把握することができる。環境は、操作者が操作表示部を通して入力したり、検知器の測定結果によって制御部で把握したりすることができる。
次いで、取得した紙種、環境などの情報に基づいてスリット屑搬送の増速指令値、増速タイミングを判断する(ステップs2)。次いで、用紙検知部51で用紙が検知されたかを判定し、検知まで待機する(ステップs3)。用紙が検知されると(ステップs3、Yes)、モータ起動タイミングをTimerAとして設定する。TimerAは、用紙検知部の設置位置と、スリット屑搬送部の反応性と、負荷変動発生時期とによって予め設定されている。
経過時間はタイマ202で計測することができ、TimerAに至るまで時間が経過したかが判定され、TimerA到達まで待機する(ステップs5)。TimerAに到達すると(ステップs5、Yes)、スリット屑搬送の増速指令値をセットし(ステップs6)、モータ増速停止タイミングをTimerBとして設定する(ステップs7)。経過時間はタイマ202で測定され、TimerBに至るまで時間が経過したかが判定され、TimerB到達まで待機する(ステップs8)。TimerBに到達すると、スリット屑搬送速度(線速)を標準指令値にセットし(ステップs9)、処理を終了する。
以上、本発明について上記実施形態に基づいて説明を行ったが、本発明の範囲を逸脱しない限りは適宜の変更が可能である。
1 画像形成システム
10 画像形成装置
20 反転搬送装置
30 後処理装置
32 反転・重ね搬送路
33 クリーサー
34 用紙幅裁断部
35 折りユニット
36 スクエアホールド
37 断裁ユニット
40 搬送ローラ
41 搬送ローラ
42 下刃
43 上刃
45 押圧部材
46A 上ガイド
46B 下ガイド
47A 上斜行ガイド
47B 下斜行ガイド
48 スリット屑搬送ローラ
49 スリット屑搬送ローラ
100 画像形成装置制御部
103 画像形成部
210 用紙搬送モータ
211 用紙幅裁断モータ
220 スリット屑搬送/断裁モータ
300 後処理装置制御部
305 重ね・反転部
306 すじ付け部
307 スリット部
310 折り部
311 中綴じステープル部
312 角付け部
313 冊子断裁部
320 冊子排出部
321 冊子積載部
PS スリット屑
S 小片

Claims (9)

  1. 1枚以上の用紙を搬送する用紙搬送部と、
    前記用紙搬送部で搬送される用紙の搬送方向に沿って前記用紙の一部をカットする用紙幅方向裁断部と、
    前記用紙幅方向裁断部によって前記用紙からカットされたスリット屑を搬送するスリット屑搬送部と、
    前記スリット屑搬送部で搬送されるスリット屑をカットするスリット屑断裁部と、
    前記用紙搬送部、前記スリット屑搬送部およびスリット屑断裁部を制御する制御部と、を有し、
    前記用紙搬送部と前記スリット屑断裁部とは、両方のうち少なくとも前記スリット屑断裁部に生じる負荷変動が他方に影響しないように互いに異なる駆動源を有する駆動系統をそれぞれ有し、
    前記スリット屑搬送部と前記スリット屑断裁部とが共通する駆動源を有し、
    前記制御部は、負荷変動によって前記スリット屑搬送部よるスリット搬送速度が低下する所定のタイミングに応じて、所定時間区間、前記スリット屑搬送部におけるスリット屑搬送速度指令値を、予め定められた標準速度によってスリット搬送が行われる期間よりも一時的に増速する制御を行うことを特徴とする後処理装置。
  2. 前記制御部は、前記増速において、前記スリット屑搬送速度指令値を前記用紙搬送部による用紙の搬送速度指令値よりも増加させることを特徴とする請求項1記載の後処理装置。
  3. 前記所定のタイミングは、前記スリット屑搬送部の駆動源となる駆動モータの速度応答性に応じて設定することを特徴とする請求項1または2に記載の後処理装置。
  4. 前記用紙搬送部に用紙を検知する用紙検知部を有し、
    前記制御部は、前記用紙検知部の検知結果を受けて前記タイミングを決定することを特徴とする請求項1〜3のいずれか1項に記載の後処理装置。
  5. 前記増速の度合いは、用紙条件、環境条件、スリット屑搬送部のニップ圧条件のうち、一つ以上の因子を用いて決定することを特徴とする請求項1〜4のいずれか1項に記載の後処理装置。
  6. 前記所定時間区間は、用紙条件、環境条件、ニップ圧条件のうち、一つ以上の因子を用いて決定することを特徴とする請求項1〜5のいずれか1項に記載の後処理装置。
  7. 前記スリット屑搬送部は、ニップ圧が可変であることを特徴とする請求項1〜6のいずれか1項に記載の後処理装置。
  8. 前記スリット屑搬送部は、ニップ圧を搬送される用紙条件とスリット屑幅に応じて可変できることを特徴とする請求項7記載の後処理装置。
  9. 前記用紙条件が、用紙サイズ、用紙坪量、用紙の目方向のいずれか1以上であることを特徴とする請求項8記載の後処理装置。
JP2014166584A 2014-08-19 2014-08-19 後処理装置 Active JP6500365B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2014166584A JP6500365B2 (ja) 2014-08-19 2014-08-19 後処理装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2014166584A JP6500365B2 (ja) 2014-08-19 2014-08-19 後処理装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2016041461A JP2016041461A (ja) 2016-03-31
JP6500365B2 true JP6500365B2 (ja) 2019-04-17

Family

ID=55591550

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2014166584A Active JP6500365B2 (ja) 2014-08-19 2014-08-19 後処理装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP6500365B2 (ja)

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP7456194B2 (ja) 2020-03-03 2024-03-27 コニカミノルタ株式会社 断裁屑搬送装置、用紙断裁装置及び画像形成システム

Family Cites Families (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS4872587U (ja) * 1971-12-13 1973-09-11
JPS6132164U (ja) * 1984-07-27 1986-02-26 日立工機株式会社 用紙後処理装置
JPH08257988A (ja) * 1995-03-24 1996-10-08 Mitsubishi Paper Mills Ltd スリッティングされたエッジ部の吸引廃棄装置及び方法
JP2001151377A (ja) * 1999-11-30 2001-06-05 Fuji Xerox Co Ltd シート搬送装置
JP2007237338A (ja) * 2006-03-08 2007-09-20 Fujifilm Corp ウェブの裁断方法及び装置
JP5795945B2 (ja) * 2011-11-18 2015-10-14 富士フイルム株式会社 耳部処理装置及び溶液製膜方法

Also Published As

Publication number Publication date
JP2016041461A (ja) 2016-03-31

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5967383B2 (ja) 後処理装置および画像形成システム
EP2026138B1 (en) Image forming system and image forming apparatus
JP4698363B2 (ja) シート処理装置、および画像形成装置
JP2011248388A (ja) 用紙後処理装置及びその制御方法
JP4926801B2 (ja) シート処理装置及び画像形成装置
JP5448609B2 (ja) 断裁装置及び画像形成装置
JP7159950B2 (ja) 後処理装置及び画像形成システム
JP7073096B2 (ja) シート排出装置及び画像形成装置
JP6500365B2 (ja) 後処理装置
JP6677440B2 (ja) 後処理装置
JP7247680B2 (ja) 用紙処理装置
JP2013215810A (ja) 用紙処理装置及び画像形成システム
JP2020032614A (ja) 製本装置
JP6314782B2 (ja) 画像形成装置
JP2015224098A (ja) 後処理装置および画像形成システム
JP7155782B2 (ja) 画像処理装置、画像形成装置および画像処理プログラム
JP4976752B2 (ja) シート処理装置及び画像形成装置
JP5522922B2 (ja) シート搬送装置、シート処理装置及び画像形成装置
JP5279302B2 (ja) 画像形成システム
JP6150063B2 (ja) 後処理装置および画像形成システム
JP2015210425A (ja) 画像形成システム
JP2020175619A (ja) 断裁装置及び画像形成システム
JP4776579B2 (ja) 用紙整合機構及びそれを備える後処理装置
JP2018126820A (ja) 後処理装置及び画像形成装置
JP2020128273A (ja) 画像形成システム

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20170718

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20180420

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20180515

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20180711

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20180807

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20181009

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20190219

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20190304

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 6500365

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150