JP6500354B2 - 情報表示装置 - Google Patents

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本発明は、車道に対して設置される情報表示装置に関する。
特許文献1は、複数のLEDランプがプリント配線板に実装されたLEDランプアレイと、このLEDランプアレイを保持するユニット本体を有するLEDユニットを開示する。これによると、ユニット本体に放熱用の空洞を設け、この空洞によってLEDランプから表示板の筐体へ向う熱を外気に放出することにより、LEDランプから情報板の筐体内に流れ込む熱量が低減される。
特許文献2は、道路情報等を発光表示する情報表示装置を開示する。この情報表示装置では、透明な前面板の背後に、情報を発光表示する発光表示板が前面板に平行に配置され、前面板と発光表示板の間にファンが設けられる。このファンによる気流によって、発光表示板の熱が前面板に伝達しないように構成される。また、発光表示板と前面板との間に熱媒体となる気体又は液体を通過させ、その熱媒体の熱を冷却放熱器によって装置外部に放出してもよいことが開示される。
特開2002−368284号公報 特開2006−155443号公報
しかし、特許文献1の構成によると、ユニット本体の空洞部が適切に通気されない場合には、かえって空洞部の空気が断熱材となってしまい、LEDユニット内に熱が滞留する可能性がある。また、装置内の熱拡散及び放熱を実現するために、特許文献2のように、発光表示部、筐体等に対してファン、熱媒体、冷却放熱器等の大型部品が追加されると、情報表示装置が大型化及び重量化してしまう。装置の大型化はその設置場所に制約を生じさせ、重量化はそれを支持するポール、固定具等の強度増加を必要としてしまい、好ましくない。
そこで、本発明は、道路に対して設置される情報表示装置において、装置の大型化及び重量化を抑制しつつ装置の効率の良い放熱を可能とする構成を提供することを課題とする。
本発明の、車道に対して設置される情報表示装置は、車道の進行方向に対して略垂直に配置される発光表示板と、主面に発光表示板が設けられた筐体と、筐体に取り付けられ、主面に略垂直な方向に発生する走行風を利用して冷却されるヒートシンクとを備える。
上記情報表示装置によると、筐体に取り付けられたヒートシンクが、車道を通過する車両によって発生する走行風によって冷却される。したがって、発光表示板及び筐体にヒートシンクを付加するだけの構成により、情報表示装置の大型化及び重量化を抑制しつつ装置の効率の良い放熱が可能となる。
第1の形態として、上記情報表示装置が車道の側方に設置される場合に、ヒートシンクは、主面に隣接する筐体面であって車道側の筐体側面に取り付けられる。これにより、車道側方に設置される情報表示装置において、車道側方付近の走行風を効率的に利用して筐体を放熱することができる。
第2の形態として、上記情報表示装置が車道の上方に設置される場合に、ヒートシンクは、主面に隣接する筐体底面に取り付けられる。これにより、車道上方に設置される情報表示装置において、車道上方付近の走行風を効率的に利用して筐体を放熱することができる。
第3の形態として、上記情報表示装置は、主面に対向する筐体背面を所定の壁面に対向かつ離隔した状態で固定させるための離隔固定部材を更に備え、ヒートシンクは、筐体背面、離隔固定部材及び壁面で画定される空間に含まれるように筐体背面に取り付けられる。このように、ヒートシンクが、比較的熱容量の大きい壁面との空間に含まれるのでその放熱性が確保されるとともに、この空間に走行風が誘導されることにより上記放熱性が向上する。したがって、発光表示板及び筐体にヒートシンク及び離隔固定部材を付加するだけの構成により、情報表示装置が大幅に大型化及び重量化されることなく、その効率的な放熱構成が実現される。
例えば、離隔固定部材は、筐体背面にヒートシンクを挟んで立設されるとともに対向する二方向に開口端を形成する板状部材からなり、板状部材は、筐体背面に略平行な壁側固定面を有し、壁側固定面によって離隔固定部材が所定の壁面に固定されるように構成される。このように、壁側固定面が壁面に容易に固定される構成によって、情報表示装置の導入容易性が高まる。
また、壁側固定面が、筐体背面で画定される空間内に配置されることが好ましい。これにより、情報表示装置の据付け面積が拡がることがなく、情報表示装置の導入容易性が更に高まる。
第4の形態として、第3の形態において更にダクトが設けられる。ダクトは、筐体背面及び主面に隣接する筐体面から離隔固定部材の一方の開口端にかけて延在し、一方の開口部が主面側に開口し、他方の開口部が筐体背面に略平行に開口する。これにより、主面に略垂直な走行風が筐体背面のヒートシンクに効率的に誘導され、筐体の冷却が更に促進される。したがって、発光表示板及び筐体にヒートシンク、離隔固定用部材及びダクトを付加するだけの構成により、情報表示装置の大幅な大型化及び重量化を招くことなく、その効率的な放熱構成が実現される。
例えば、一方の開口部が主面の下方に配置され、他方の開口部が主面の上方側に開口するように構成される。これにより、ダクトの一方の開口部が発光表示板の下方に配置されるので、発光表示板の視認性を損なうことなく走行風を筐体背面に誘導することができる。
第5の形態として、上記情報表示装置はダクトを備え、ヒートシンクは、主面に対向する筐体背面の一部分に取り付けられる。ダクトは、筐体背面及び主面に隣接する所定の筐体面から筐体背面にかけて延在し、一方の開口部が所定の筐体面に略平行に開口し、他方の開口部がヒートシンクに対して開口する。したがって、発光表示板及び筐体にヒートシンク及びダクトを付加するだけの構成により、情報表示装置の大幅な大型化及び重量化を招くことなく、その効率的な放熱構成が実現される。
例えば、所定の筐体面は筐体底面であり、ダクトは筐体底面からヒートシンクの下部まで延在するように構成される。これにより、ダクトの開口部が発光表示板の下部に位置するので、発光表示板の視認性を損なうことなく走行風を筐体背面に誘導することが可能となるとともに、筐体背面側における種々の部材の設置スペースに制約がある場合であっても、効率的に情報表示装置を放熱する構成が実現される。
以下、言い換えると、第1及び第2の形態の情報表示装置は、車道に対して設置され、発光表示板と、主面に発光表示板が設けられた筐体と、主面に隣接する筐体側面又は筐体底面に取り付けられたヒートシンクとを備える。このヒートシンクの構成により、走行風を利用した効率的な筐体の冷却が実現される。より具体的には、筐体側面又は筐体底面のうち、主面の長手方向に隣接する面にヒートシンクが取り付けられる。また、ヒートシンクは、筐体側面又は筐体底面に取り付けられたベース部、及びベース部に立設されるとともに主面に垂直な方向に延在する凸部を有することが好ましい。
第3の形態の情報表示装置は、車道に対して設置され、発光表示板と、主面に発光表示板が設けられた筐体と、主面に対向する筐体背面に取り付けられたヒートシンクと、ヒートシンクを所定の壁面に対向かつ離隔した状態で固定させるとともに、対向する二方向に開口端を形成する離隔固定用部材とを備える。このヒートシンク及び離隔固定用部材の構成により、走行風を利用した効率的な筐体の冷却が実現される。より具体的には、離隔固定部材は、筐体背面にヒートシンクを挟んで立設される板状部材からなり、板状部材が、筐体背面に略平行な壁側固定面を有し、壁側固定面によって離隔固定部材が所定の壁面に固定されるように構成され、ヒートシンクは、筐体背面に取り付けられたベース部、及びベース部に立設されるとともに2つの開口端の開口方向に延在する凸部を有する。そして、壁側固定面は、筐体背面で画定される空間内に配置されることが好ましい。
第4の形態の情報表示装置は第3の形態において更にダクトを備え、ダクトは、筐体背面及び主面に隣接する筐体面から離隔固定部材の開口端にかけて延在し、一方の開口部が主面側に開口し、他方の開口部が筐体背面に略平行に開口する。このダクトの構成により、更に効率的な筐体の冷却が実現される。より具体的には、一方の開口部が主面の下方に配置され、他方の開口部が主面の上方側に開口するように構成されることが好ましい。
第5の形態の情報表示装置は、車道に対して設置され、発光表示板と、主面に発光表示板が設けられた筐体と、主面に対向する筐体背面に取り付けられたヒートシンクと、筐体背面及び主面に隣接する所定の筐体面から筐体背面にかけて延在し、一方の開口部が所定の筐体面に略平行に開口し、他方の開口部がヒートシンクに対して開口したダクトとを備える。このヒートシンク及びダクトの構成により、走行風を利用した効率的な筐体の冷却が実現される。より具体的には、上記所定の筐体面は筐体底面であり、ダクトは筐体底面からヒートシンクの下部まで延在し、ヒートシンクは筐体背面に取り付けられたベース部、及びベース部に立設されるとともにダクトの他方の開口部の開口方向に延在する凸部を有することが好ましい。
本発明の第1の実施形態による情報表示装置を示す鳥瞰図である。 第1の実施形態による情報表示装置を示す図である。 第1の実施形態による情報表示装置の変形例を示す図である。 本発明の第2の実施形態による情報表示装置を示す鳥瞰図である。 第2の実施形態による情報表示装置を示す図である。 本発明の第3の実施形態による情報表示装置を示す鳥瞰図である。 第3の実施形態による情報表示装置を示す図である。 第3の実施形態の情報表示装置の変形例を示す図である。 第3の実施形態の情報表示装置の変形例を示す図である。 本発明の第4の実施形態による情報表示装置を示す図である。 第4の実施形態の情報表示装置の変形例を示す図である。 本発明の第5の実施形態による情報表示装置を示す図である。 本発明の変形例による情報表示装置を示す図である。
<第1の実施形態>
図1に、本発明の第1の実施形態による情報表示装置1の鳥瞰図を示す。情報表示装置1は、発光表示板2、筐体3及びヒートシンク4を備え、車道Rの左側方の壁面W2に取り付けられる。図1では、車道R上の車両(不図示)の進行方向は手前側から奥側(矢印V)の方向であるものとする。車道Rの左側方の地面G上に設けられた壁面は、車道Rに平行な壁面W1及びW3と、車道Rに略垂直な壁面W2からなる。すなわち、情報表示装置1は、その背面が壁面W2に固定され、車道Rを進行する車両のドライバーに対して、その左側方から情報を伝達するように配置される。なお、本願の各図面において、図は寸法通りではなく、図の明瞭化のために一部の符号が省略される場合がある。
図2に、本実施形態による情報表示装置1の正面図(a)、車道R側から見た側面図(b)、及び底面図(c)を示す。発光表示板2はLEDモジュールを備え、電源部(不図示)によってLEDが駆動され、制御部(不図示)によってその表示内容が制御される。電源部は、LED点灯回路基板、バッテリ等を含む。発光表示板2は、例えば、「事故発生」のような交通情報を発光表示することができ、仕様に応じて、文字、図形、静止画、動画、又はその組合せを表示する。
筐体3の主面30に発光表示板2が設けられ、筐体3の内部に上記電源部及び制御部が内包される。筐体3の内部では、LEDモジュール、電源部及び制御部からの熱、特に、電源部からの熱が滞留しやすく、筐体3は適切に放熱される必要がある。なお、発光表示板2と枠上の主面30とは面一に形成されていてもよいし、発光表示板2が主面30よりも筐体外部側に配置されていてもよいし、主面30よりも筐体内部側に配置されていてもよい。
本実施形態では、筐体3は主面30とともに6面体を形成する。筐体3は、主面30に隣接する筐体面であって車道R側の筐体側面31、主面30に隣接する筐体底面32、主面30に対向する筐体背面33、筐体側面31に対向する筐体側面34、及び筐体上面35を有する。本実施形態では、筐体側面31にヒートシンク4が取り付けられる。
ヒートシンク4は、筐体側面31に面接触状態で取り付けられる板状のベース部40、及びベース部40上に立設されるとともに平行に配列された多数の凸部41(フィン)を有する。凸部41の各々は、主面30に対して略垂直な方向に延在し、すなわち、主面30から筐体背面33に向かう方向に延在する。
なお、筐体側面31を形成する板金(特に、ヒートシンク4のベース部40が固定される部分)には、熱伝導率の高い素材(例えば、アルミニウム、アルミ合金、銅等の金属)が使用されることが好ましい。また、ヒートシンク4も、アルミニウム、アルミ合金、銅等の金属によって形成される。特に、情報表示装置1の軽量化の観点から、上記材質としてアルミニウム又はアルミ合金が用いられることが好ましい。
ここで、車道R上を進行方向Vに車両が通過すると、図1及び図2に示すように走行風Aが車道R付近において進行方向Vに略平行に発生する。すなわち、主面30に対して略垂直な気流である走行風Aが利用されて、筐体側面31に取り付けられたヒートシンク4が冷却され、これにより筐体3が放熱される。このように、本実施形態の情報表示装置1においては、発光表示板2及び筐体3に対する追加部品がヒートシンク4だけであるので、情報表示装置1が大型化及び重量化を抑制しつつ、その効率的な放熱構成が実現される。
また、車道Rの側方に設置される情報表示装置1は、ヒートシンク4が車道R側の筐体側面31に取り付けられるので、走行風Aを効率的に利用して筐体3を放熱することができる。特に、本実施形態では、主面30の長手方向が縦方向(上下方向)であり、ヒートシンク4が長手方向に沿って筐体側面31に取り付けられる。したがって、走行風Aにさらされるヒートシンク4の表面積を稼ぐことができ、効率的な放熱構成が実現される。更に、凸部41の延在方向が走行風A(車道R)に沿って設定されることにより、ヒートシンク4が走行風Aにさらされる面積が増大するとともに走行風Aの通過が阻害されず、ヒートシンク4における放熱性が高まる。
なお、本実施形態においては、種々の変形が可能である。
例えば、上記実施形態では、ヒートシンク4の車道側先端が、壁面W2で画定される空間内に収まるように(すなわち、凸部41の車道側先端が壁面W3よりも車道R側に突出しないように)配置される構成を示した。ただし、設置状況が許すのであれば、図3(底面図)に示すように、凸部41の車道側先端が壁面W3よりも車道R側に突出する構成としてもよい。これにより、凸部41間における走行風Aの通過をより促進することができる。
また、上記実施形態では、情報表示装置1が車道Rの左側方に配置される構成を示したが、情報表示装置1が車道Rの右側方に配置される構成としてもよい。この場合、ヒートシンク4が取り付けられる筐体側面は主面30に対して向かって左側の側面(筐体側面34)となる。
また、上記実施形態では、情報表示装置1が壁面W2に固定される構成を示したが、情報表示装置1は地面に対してポール等によって自立する構成であってもよい。なお、情報表示装置1が壁面固定型であっても自立型であっても、車道Rの進行方向と主面30に垂直な方向とのなす角は必ずしも平行でなくてもよく、所定の角度が形成されていてもよい。所定の角度とは、主面30に垂直な方向と車道Rのなす角が45度以下、好ましくは30度以下となるような角度であるものとする。本明細書においては、このような場合であっても、発光表示板2は車道Rに対して略垂直に配置されているものとし、走行風Aは主面30に略垂直な方向に発生するものとする。また更に、情報表示装置1が中央分離帯に自立される場合には、両筐体側面31及び34の双方にヒートシンク4が取り付けられていてもよい。
<第2の実施形態>
上記第1の実施形態では、情報表示装置1が車道Rの側方に設置される構成を示したが、本実施形態では、情報表示装置1が車道Rの上方に設置される構成を示す。図4に、本実施形態による情報表示装置1の鳥瞰図を示す。情報表示装置1は、発光表示板2、筐体3及びヒートシンク4を備え、発光表示板2が車道Rの上方に位置するように地面Gに対してポール8を介して設置される。図4でも、図1と同様に、車道R上の車両(不図示)の進行方向は手前側から奥側(矢印V)の方向であるものとする。すなわち、情報表示装置1は、車道Rを進行する車両のドライバーに対して、その上方から情報を伝達するように配置される。
図5に、本実施形態による情報表示装置1の正面図(a)、側面図(b)及び底面図(c)を示す。発光表示板2と上記第1の実施形態で示した発光表示板2とは、その寸法が異なるが、基本構成は同様である。すなわち、発光表示板2はLEDモジュールを備え、不図示の電源部及び制御部に接続される。
第1の実施形態と同様に、筐体3の主面30に発光表示板2が設けられ、筐体3の内部に上記電源部及び制御部が内包される。筐体3の内部では、LEDモジュール、電源部及び制御部からの熱、特に、電源部からの熱が滞留しやすく、筐体3は適切に放熱される必要がある。筐体3は主面30とともに6面体を形成し、筐体側面31、筐体底面32、筐体背面33、筐体側面34及び筐体上面35を有する。本実施形態では、筐体底面32にヒートシンク4が取り付けられる。
ヒートシンク4は、筐体底面32に面接触状態で取り付けられる板状のベース部40、及びベース部40上に立設されるとともに平行に配列された多数の凸部41(フィン)を有する。凸部41の各々は、主面30に対して略垂直な方向に延在し、すなわち、主面30から筐体背面33に向かう方向に延在する。なお、筐体3及びヒートシンク4の材質は第1の実施形態で示したものと同様であればよい。
ここで、車道R上を進行方向Vに車両が通過すると、図4及び図5に示すように走行風Aが車道R上方において進行方向Vに略平行に発生する。すなわち、主面30に対して略垂直な気流である走行風Aが利用されて、筐体底面32に取り付けられたヒートシンク4が冷却され、これにより筐体3が放熱される。このように、本実施形態の情報表示装置1においても、発光表示板2及び筐体3に対する追加部品がヒートシンク4だけであるので、情報表示装置1の大型化及び重量化を抑制しつつ、その効率的な放熱構成を実現することが可能となる。
また、車道Rの上方に設置される情報表示装置1は、ヒートシンク4が車両の真上付近に位置する筐体底面32に取り付けられるので、走行風Aを効率的に利用して筐体3を放熱することができる。特に、本実施形態では、主面30の長手方向が横方向(左右方向)であり、ヒートシンク4が長手方向に沿って筐体底面32に取り付けられる。したがって、走行風Aにさらされるヒートシンク4の表面積を稼ぐことができ、効率的な放熱構成が実現される。更に、凸部41の延在方向が走行風A(車道R)に沿って設定されることにより、ヒートシンク4が走行風Aにさらされる面積が増大するとともに走行風Aの通過が阻害されず、ヒートシンク4における放熱性が高まる。
なお、本実施形態においては、種々の変形が可能である。例えば、上記実施形態では情報表示装置1がポール8によって地面Gに設置される自立型の構成を示したが、情報表示装置1は車道Rを跨ぐ他の構造物(例えば、歩道橋、立体交差される他の車道、トンネル坑口等)に固定される構造物固定型の構成であってもよい。なお、情報表示装置1が自立型であっても構造物固定型であっても、主面30に垂直な方向と車道R(進行方向V)とのなす角は必ずしも平行でなくてもよく、所定の角度が形成されていてもよい(例えば、45度以下、好ましくは30度以下の角度で下方に傾斜されるようにしてもよい)。本明細書においては、このような場合であっても、発光表示板2は車道Rに対して略垂直に配置されているものとし、走行風Aは主面30に略垂直な方向に発生するものとする。
<第3の実施形態>
上記第1及び第2の実施形態では、ヒートシンク4が情報表示装置1の側面側又は底面側に取り付けられる構成を示したが、本実施形態では、ヒートシンク4が情報表示装置1の背面側に取り付けられる構成を示す。図6に、本実施形態による情報表示装置1の鳥瞰図を示す。情報表示装置1は、発光表示板2、筐体3、ヒートシンク4(図6においては不図示)及び離隔固定部材5を備え、車道Rの左側方の壁面W2に取り付けられる。図6においても、第1の実施形態と同様に、車道R上の車両(不図示)の進行方向は手前側から奥側(矢印V)の方向であり、車道Rの左側方の地面G上に設けられた壁面は、車道Rに平行な壁面W1及びW3と、車道Rに略垂直な壁面W2からなる。すなわち、情報表示装置1は、その背面が壁面W2に固定され、車道Rを進行する車両のドライバーに対して、その左側方から情報を伝達するように配置される。
図7に、本実施形態による情報表示装置1の、壁面W2を透過して見た場合の背面図(a)、車道R側から見た側面図(b)、及び底面図(c)を示す。上述したように、情報表示装置1は、発光表示板2、筐体3、ヒートシンク4及び離隔固定部材5を備える。発光表示板2及び筐体3の構成は第1の実施形態で示したものと同様であるが、ヒートシンク4は筐体背面33に取り付けられる。なお、筐体3及びヒートシンク4の材質は第1の実施形態で示したものと同様であればよい。
ヒートシンク4は、筐体背面33に面接触状態で取り付けられる板状のベース部40、及びベース部40上に立設されるとともに平行に配列された多数の凸部41(フィン)を有する。凸部41の各々は筐体側面31及び34に対して平行に(縦方向に)延在する。
離隔固定部材5は一対の板状部材51及び52からなり、ヒートシンク4を壁面W2から離隔させる。言い換えると、ヒートシンク4は、筐体背面33、離隔固定部材5及び壁面W2で画定される空間Sに含まれるように筐体背面33に取り付けられる。板状部材51は、筐体側固定面511、離隔側面512及び壁側固定面513からなり、板状部材52は、筐体側固定面521、離隔側面522及び壁側固定面523からなる。以下、板状部材51及び52は対称形状を有するので、板状部材51について詳述し、同様の内容が板状部材52に適用されるものとする。
筐体側固定面511、離隔側面512及び壁側固定面513は、例えば、一連の板金が折り曲げられて形成されたものであればよい。筐体側固定面511は筐体背面33に挿通固定具等によって固定される。離隔側面512は、筐体側面31及び筐体側固定面511に対して略垂直となるように形成され、筐体背面33に垂直な方向において、その高さはヒートシンク4の高さよりも大きい。すなわち、ヒートシンク4は、筐体背面33と壁側固定面513(壁面W2)との間に配置される。壁側固定面513は筐体側面31及び筐体側固定面511に対して略平行になるように形成され、所定の固定具によって壁面W2に固定される。この所定の固定具は、一般的な情報表示装置が壁面に固定される場合に使用される固定具と同様のものであればよい。例えば、壁側固定面513の一部に1個以上の穴部513aを設け、壁面W2に取り付けられた突起部が穴部513aに挿入される構成としてもよい。
板状部材51及び52並びに筐体背面33によって、対向する二方向、すなわち離隔固定部材5の下部及び上部にそれぞれ開口端53及び54が形成される。したがって、筐体背面33、離隔固定部材5及び壁面W2によって画定される空間Sはトンネル状となる。
ここで、車道R上を進行方向Vに車両が通過すると、車道R付近において進行方向Vに略平行に発生した走行風Aは、筐体底面32と地面Gの間を通過して、壁面W2に当たり、開口端53から空間Sに進入し、ヒートシンク4の凸部41間を通過して開口端54から抜ける(図7(b)参照)。したがって、本実施形態においても、主面30に対して略垂直に発生する走行風Aが利用されて、筐体背面33に取り付けられたヒートシンク4が冷却され、これにより筐体3が放熱される。
このように、本実施形態の情報表示装置1においては、発光表示板2及び筐体3に対する追加部品がヒートシンク4及び離隔固定部材5だけであるので、情報表示装置1が大幅に大型化及び重量化されることなく、その効率的な放熱構成が実現される。また、ヒートシンク4が、熱容量が比較的大きい壁面W2との空間Sに含まれるのでその放熱性が確保されるとともに空間Sに走行風Aが誘導されることにより放熱性が向上する。
また、壁側固定面513及び523が壁面W2に容易に固定される構成によって、情報表示装置1の導入容易性が高まる。また、板状部材51及び52の壁側固定面513及び523が、筐体背面33で画定される空間内に配置されるので、情報表示装置1の据付け面積が増大することがなく、装置の更なる導入容易性が担保される。更に、凸部41の延在方向が走行風Aの誘導方向に沿って設定されることにより、ヒートシンク4が走行風Aにさらされる面積が増大するとともに走行風Aの通過が阻害されず、ヒートシンク4における放熱性が高まる。
なお、本実施形態においては、種々の変形が可能である。
例えば、上記実施形態においては、離隔固定部材5が2つの独立した板状部材51及び52からなる構成を示したが、これらは一体化されたものであってもよい。すなわち、筐体側固定面511及び512が連続した構成のものであってもよいし、壁側固定面513及び523が連続した構成のものであってもよい。筐体側固定面511及び512が連続した構成である場合には、ヒートシンク4はその連続面(511及び512)を介して筐体背面33に固定されるので、離隔固定部材5(特に上記連続面)は熱伝導の高い材質(アルミ、アルミ合金等)で形成されることが好ましい。
また、上記実施形態においては、壁側固定面513及び523が、筐体背面33で画定される空間内に配置される構成を示したが、図8に示すように、壁側固定面513及び523が、筐体背面33によって画定される空間外に配置される構成としてもよい。すなわち、壁側固定面513及び523が離隔側面512及び522から外側に開くように形成されてもよい。これにより、壁面W2がある程度広いことを前提として、設置容易性が高まる。なお、壁側固定面513及び523の一方が上記空間外に配置され、他方が上記空間内に配置される構成としてもよい。
また、上記実施形態においては、筐体側固定面511及び521と筐体背面33が固定される構成を示したが、固定の態様はこれに限られない。例えば、板状部材51及び52が筐体側固定面511及び521を有さずに、筐体背面33に垂直な方向に比較的長い離隔側面512及び522を有し、この離隔側面512及び522が筐体側面31及び34にそれぞれ固定される構成としてもよい。あるいは、離隔固定用部材5は筐体背面33又は筐体側面31及び34と一体化されていてもよく、言い換えると、離隔固定用部材5は筐体背面33又は筐体側面31及び34の一部であってもよい。
また、板状部材51及び52は対称形状であることが製造上好ましいが、非対称形状であってもよい。例えば、情報表示装置1が、主面30に垂直な方向と車道R(進行方向V)のなす角が所定の角度(45度以下、好ましくは30度以下の角度)となるように設置される場合、板状部材51と板状部材52とは非対称となる。本明細書においては、このような場合であっても、発光表示板2は車道Rに対して略垂直に配置されているものとし、走行風Aは主面30に略垂直な方向に発生するものとする。
また、上記実施形態においては、ヒートシンク4の凸部41の延在方向が縦方向であり、開口端53及び54が縦方向に設けられる構成を示したが、筐体側面34と壁面W1との間の空間がある程度広いことを条件として、縦横を逆にしてもよい。すなわち、図9に示すように、ヒートシンク4の凸部41の延在方向が横方向であり、板状部材51が筐体背面33の下端付近に設けられ、板状部材52が筐体背面33の上端付近に設けられ、開口端53及び54がそれぞれ筐体側面31及び34側に横方向に設けられる構成としてもよい。この場合、車道R上を車両が通過すると、車道R付近において車道進行方向Vに略平行に発生した走行風Aは、筐体側面31付近を通過して、壁面W2に当たり、開口端53から空間Sに進入し、ヒートシンク4の凸部41間を通過して開口端54から筐体側面34側に抜ける(図9(c)参照)。あるいは、走行風Aは、筐体側面34と壁面W1の間を通過して、壁面W2に当たり、開口端54から空間Sに進入し、ヒートシンク4の凸部41間を通過して開口端53から筐体側面31側に抜ける場合もあり得る。
<第4の実施形態>
上記第3の実施形態では、情報表示装置1の背面側の壁面に反射する走行風が利用される構成を示したが、本実施形態では、走行風がダクトにより背面側に誘導される構成を示す。本実施形態の情報表示装置1は上記第3の情報表示装置1に対してダクト6が設けられる。情報表示装置1と車道R、地面G及び壁面W1〜W3との位置関係は、図6に示した第3の実施形態と同様であり、情報表示装置1は、その背面が壁面W2に固定され、車道Rを進行する車両のドライバーに対して、その左側方から情報を伝達するように配置される。
図10に、本実施形態による情報表示装置1の、壁面W2を透過して見た場合の正面図(a)、車道R側から見た側面図(b)、及び底面図(c)を示す。情報表示装置1は、発光表示板2、筐体3、ヒートシンク4、離隔固定部材5及びダクト6を備える。発光表示板2、筐体3、ヒートシンク4及び離隔固定部材5の構成は第3の実施形態で示したものと同様である。
ダクト6は、筐体底面32から筐体背面33の開口端53付近にかけて延在し、実質的に吸気口となる開口部61及び実質的に排気口となる開口部62を有する。開口部61は主面30側に開口し、開口部62は離隔固定部材5の開口端53付近で上方に開口する。ダクト6の屈曲部63は、図示するように製造容易な矩形の接合部であってもよいし、空気の流れをスムーズにするように曲面を形成していてもよい。
ここで、車道R上を進行方向Vに車両が通過すると、車道R付近において進行方向Vに略平行に発生した走行風Aは、ダクト6の開口部61に進入し、開口部62、開口端53を介して空間Sに誘導される。そして、誘導された走行風Aは、ヒートシンク4の凸部41間を通過して開口端54から抜ける(図10(b)参照)。
このように、本実施形態においても、走行風が利用されて、筐体背面33に取り付けられたヒートシンク4が冷却され、これにより筐体3が放熱される。したがって、本実施形態の情報表示装置1においては、上記第3の実施形態の構成において、より効果的に走行風を利用して筐体3の放熱を促進することができる。また、ダクト6の開口部61が発光表示板2の下方に配置されるので、発光表示板2の視認性が損なわれることはない。
なお、本実施形態においては、種々の変形が可能である。例えば、ヒートシンク4の凸部41の延在方向が縦方向であり、開口端53及び54が縦方向に設けられる構成を示したが、筐体側面34と壁面W1との間の空間がある程度広いことを条件として、縦横を逆にしてもよい。すなわち、図11に示すように、ヒートシンク4の凸部41の延在方向が横方向であり、板状部材51が筐体背面33の下端付近に設けられ、板状部材52が筐体背面33の上端付近に設けられ、開口端53及び54がそれぞれ筐体側面31及び34側に横方向に設けられる構成としてもよい。この場合、車道R上を車両が通過すると、車道R付近において進行方向Vに略平行に発生した走行風Aは、ダクト6の開口部61に進入し、開口部62、開口端53を介して空間Sに誘導される。そして、誘導された走行風Aは、ヒートシンク4の凸部41間を通過して開口端54から筐体側面34側に抜ける(図11(c)参照)。
<第5の実施形態>
上記第3及び第4の実施形態では、情報表示装置1の背面側に形成されたトンネル状の空間内にヒートシンク4が配置される構成を示したが、本実施形態では、情報表示装置1の背面側にそのようなトンネル状の空間を形成できない場合に有用な構成を示す。本実施形態の情報表示装置1は車道Rに対して任意の設置場所に設置され得るが、情報表示装置1の周辺には、筐体背面側及び筐体底面側にそれぞれヒートシンク及びダクトが形成されるスペースがあるものとする。
図12に、本実施形態による情報表示装置1の背面図(a)、側面図(b)及び正面図(c)を示す。情報表示装置1は、発光表示板2、筐体3、ヒートシンク4及びダクト6を備える。発光表示板2と上記第1の実施形態で示した発光表示板2とは、その寸法が異なるが、基本構成は同様である。すなわち、発光表示板2はLEDモジュールを備え、不図示の電源部及び制御部に接続される。
上記各実施形態と同様に、筐体3の主面30に発光表示板2が設けられ、筐体3の内部に上記電源部及び制御部が内包される。筐体3は主面30とともに6面体を形成し、筐体側面31及び34、筐体底面32、筐体背面33並びに筐体上面35を有する。本実施形態では、筐体3は、筐体背面33に観音開きの作業用扉36及び37を有する。本実施形態では、ヒートシンク4は、筐体背面33上において、扉36及び37の下方に取り付けられる。
ヒートシンク4は、筐体背面33に面接触状態で取り付けられる板状のベース部40、及びベース部40上に立設されるとともに平行に配列された多数の凸部41(フィン)を有する。ベース部40は筐体底面32に平行に配置され、凸部41の各々の延在方向は縦方向(すなわち、筐体底面32に垂直でかつ筐体側面31及び34に平行な方向)となる。なお、ヒートシンク4の材質は第1の実施形態で示したものと同様であればよい。
ダクト6は、筐体底面32から筐体背面33のヒートシンク4の下端付近にかけて延在し、実質的に吸気口となる開口部61及び実質的に排気口となる開口部62を有する。開口部61は主面30側に開口し、開口部62はヒートシンク4付近で上方に開口する。ダクト6の屈曲部63は、図示するように製造容易な矩形の接合部であってもよいし、空気の流れをスムーズにするように曲面を形成していてもよい。
ここで、車道R上を進行方向Vに車両が通過することにより開口部61に進入する走行風Aが発生すると、走行風Aは、開口部62及び凸部41間を通過して、ヒートシンク4の上方に抜ける(図12(b)参照)。したがって、本実施形態においても、走行風が利用されて、筐体背面33に取り付けられたヒートシンク4が冷却され、これにより筐体3が放熱される。
このように、本実施形態の情報表示装置1においては、発光表示板2及び筐体3に対する追加部品がヒートシンク4及びダクト6だけであるので、装置の大幅な大型化及び重量化を招くことなくその効率的な放熱構成が実現される。言い換えると、筐体背面に扉等の構造物がある場合のように各部材の設置スペースに制約がある場合であっても、装置の効率的な放熱構成が実現される。また、ダクト6の開口部61が発光表示板2の下方に配置されるので、発光表示板2の視認性が損なわれることはない。更に、凸部41の延在方向が走行風Aの誘導方向に設定されることにより、ヒートシンク4が走行風Aにさらされる面積が増大するとともに走行風Aの通過が阻害されず、ヒートシンク4における放熱性が高まる。
なお、本実施形態においては、種々の変形が可能である。例えば、ヒートシンク4が、筐体背面33において筐体側面31付近に、その長手方向を縦方向にして配置されるようにしてもよい。この場合、凸部41の延在方向は横方向(すなわち、筐体側面31に垂直でかつ筐体底面32に平行な方向)となる。この場合も、車道R上を車両が通過することにより開口部61に進入する走行風Aが発生すると、走行風Aは、開口部62及び凸部41間を通過して、ヒートシンク4の側方(筐体側面34側)に抜ける。
<変形例>
以上に本発明の好適な実施形態を示したが、本発明は、例えば以下に示すように種々の態様に変形可能である。
(1)ヒートシンクの変形
上記各実施形態及びその変形例においては、ヒートシンク4として、平行して延在する凸部41を有するものを示したが、凸部41の各々は連続していないものであってもよい。また、ドット状の突起部を有する(剣山型)ヒートシンクが採用されてもよい。この場合、走行風の方向が一定でない場合であっても、走行風の気流が阻害されることなく突起間を通過するので筐体3の放熱性が確保される。
(2)ダクト及びヒートシンクの変形
また、上記第5の実施形態及びその変形例においては、ダクトが筐体3の1つの筐体面から筐体背面33にかけて形成される構成を示したが、ダクトは筐体背面33及び主面30に隣接する2つの筐体面から筐体背面33にかけて形成されていてもよい。例えば、図13の背面図(a)、車道R側から見た側面図(b)及び底面図(c)に示すように、筐体側面31及び筐体底面32から筐体背面33に通気するダクトが設けられる構成としてもよい。この場合、誘導される走行風の方向が2方向となるので、上述したドット状の突起部を有するヒートシンクが採用されることが好ましい。具体的には、板状のベース部40上に立設された多数のドット状の突起部42を有するヒートシンク4が筐体背面33に配置され、筐体底面32から筐体背面33に連通するダクト6及び筐体側面31から筐体背面33に連通するダクト7が設けられる。ダクト6は、第5の実施形態のダクト6と実質的に同様であり、開口部61及び62を有し、開口部61が主面30側に開口し、開口部62がヒートシンク4に対して上方に開口する。ダクト7は、実質的に吸気口となる開口部71及び実質的に排気口となる開口部72を有し、開口部71は主面30側に開口し、開口部72はヒートシンク4に対して筐体側面34の方向に開口する。これにより、情報表示装置1付近の走行風が一定範囲の気流を形成しない場合であっても、走行風がヒートシンク4に誘導され、筐体3の放熱が確保される。
(3)筐体上面の利用
上記各実施形態においては、筐体底面32又は筐体上面35の選択において、筐体底面32にヒートシンク4又はダクト6が設けられる構成を示した。一方、走行風Aが筐体底面32よりも筐体上面35の方により多く通過する場合には、筐体上面35にヒートシンク4又はダクト6が取り付けられていてもよい。例えば、情報表示装置1が地面G近くに設置される場合には、筐体上面35にヒートシンク4又はダクト6が配置されてもよい。
1 情報表示装置
2 発光表示板
3 筐体
4 ヒートシンク
5 離隔固定部材
6、7 ダクト
30 主面
31、34 筐体側面
32 筐体底面
33 筐体背面
35 筐体上面
40 ベース部
41 凸部
51、52 板状部材
53、54 開口端
61、62、71、72 開口部
A 走行風
R 車道
W1、W2、W3 壁面

Claims (14)

  1. 車道に対して該車道の側方に設置される情報表示装置であって、
    前記車道に対して略垂直に配置される発光表示板と、
    主面に前記発光表示板が設けられた筐体と、
    前記筐体の外面に取り付けられ、前記主面に略垂直な方向に発生する走行風を利用して冷却されるヒートシンクと
    を備え、前記ヒートシンクが、前記主面に隣接する筐体面であって車道側の筐体側面に取り付けられた、情報表示装置。
  2. 車道に対して設置される情報表示装置であって、
    前記車道に対して略垂直に配置される発光表示板と、
    主面に前記発光表示板が設けられた筐体と、
    前記筐体の外面に取り付けられ、前記主面に略垂直な方向に発生する走行風を利用して冷却されるヒートシンクと
    を備え、
    前記主面に対向する筐体背面を所定の壁面に対向かつ離隔した状態で固定させるための離隔固定部材を更に備え、
    前記ヒートシンクが、前記筐体背面、前記離隔固定部材及び前記壁面で画定される空間に含まれるように前記筐体背面に取り付けられた、情報表示装置。
  3. 請求項2に記載の情報表示装置において、前記離隔固定部材が、前記筐体背面に前記ヒートシンクを挟んで立設されるとともに対向する二方向に開口端を形成する板状部材からなり、該板状部材が、前記筐体背面に略平行な壁側固定面を有し、該壁側固定面によって前記離隔固定部材が前記所定の壁面に固定されるように構成された、情報表示装置。
  4. 請求項3に記載の情報表示装置において、前記壁側固定面が、前記筐体背面で画定される空間内に配置される、情報表示装置。
  5. 請求項2から4のいずれか一項に記載の情報表示装置であって、
    前記筐体背面及び前記主面に隣接する筐体面から前記離隔固定部材の一方の開口端にかけて延在し、一方の開口部が前記主面側に開口し、他方の開口部が前記筐体背面側において前記一方の開口端に向けて開口したダクトを更に備え、前記走行風が前記ダクトによって誘導されるように構成された、情報表示装置。
  6. 請求項5に記載の情報表示装置において、前記一方の開口部が前記主面の下方に配置され、前記他方の開口部が前記主面の上方側に開口した、情報表示装置。
  7. 車道に対して設置される情報表示装置であって、
    前記車道に対して略垂直に配置される発光表示板と、
    主面に前記発光表示板が設けられた筐体と、
    前記筐体の外面に取り付けられ、前記主面に略垂直な方向に発生する走行風を利用して冷却されるヒートシンクと
    を備え、
    前記ヒートシンクが、前記主面に対向する筐体背面に取り付けられ、
    前記筐体背面及び前記主面に隣接する所定の筐体面から前記筐体背面にかけて延在し、一方の開口部が前記主面側に開口し、他方の開口部が前記ヒートシンクに対して開口したダクトを更に備え、前記走行風が前記ダクトによって誘導されるように構成された、情報表示装置。
  8. 請求項7に記載の情報表示装置において、前記所定の筐体面が筐体底面であり、前記ダクトが前記筐体底面から前記ヒートシンクの下部まで延在する、情報表示装置。
  9. 車道に対して設置される情報表示装置であって、
    発光表示板と、
    主面に前記発光表示板が設けられた筐体と、
    前記主面に対向する筐体背面に取り付けられたヒートシンクと、
    前記ヒートシンクを所定の壁面に対向かつ離隔した状態で固定させるとともに、対向する二方向に開口端を形成する離隔固定部材と、
    前記筐体背面及び前記主面に隣接する筐体面から前記離隔固定部材の開口端にかけて延在し、前記主面側に開口した一方の開口部及び前記筐体背面側において前記開口端に向けて開口した他方の開口部を有し、前記車道側から前記一方の開口部を介して誘導された走行風が前記他方の開口部及び前記開口端を介して前記ヒートシンクを通過するように構成されたダクトと
    を備えた情報表示装置。
  10. 請求項9に記載の情報表示装置において、
    前記離隔固定部材が、前記筐体背面に前記ヒートシンクを挟んで立設される板状部材からなり、該板状部材が、前記筐体背面に略平行な壁側固定面を有し、該壁側固定面によって前記離隔固定部材が前記所定の壁面に固定されるように構成され、
    前記ヒートシンクが、前記筐体背面に取り付けられたベース部、及び該ベース部に立設されるとともに2つの前記開口端の開口方向に延在する凸部を有する、情報表示装置。
  11. 請求項10に記載の情報表示装置において、前記壁側固定面が、前記筐体背面で画定される空間内配置される、情報表示装置。
  12. 請求項9から11のいずれか一項に記載の情報表示装置において、前記一方の開口部が前記主面の下方に配置され、前記他方の開口部が前記主面の上方側に開口した、情報表示装置。
  13. 車道に対して設置される情報表示装置であって、
    発光表示板と、
    主面に前記発光表示板が設けられた筐体と、
    前記主面に対向する筐体背面に取り付けられたヒートシンクと、
    前記筐体背面及び前記主面に隣接する所定の筐体面から前記筐体背面にかけて延在し、前記主面側に開口した一方の開口部及び前記ヒートシンクに対して開口した他方の開口部を有し、前記車道側から前記一方の開口部を介して誘導された走行風が前記他方の開口部を抜けて前記ヒートシンクを通過するように構成されたダクトと
    を備えた情報表示装置。
  14. 請求項13に記載の情報表示装置において、前記所定の筐体面が筐体底面であり、前記ダクトが筐体底面から前記ヒートシンクの下部まで延在し、前記ヒートシンクが、前記筐体背面に取り付けられたベース部、及び該ベース部に立設されるとともに前記ダクトの他方の開口部の開口方向に延在する凸部を有する、情報表示装置。
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