JP2010134200A - 画像表示装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】液晶ディスプレイ等の平面型ディスプレイを具えた画像表示装置であって屋外に設置可能な画像表示装置を提供する。
【解決手段】本発明に係る画像表示装置は、防水構造を有する筐体12の内部に収容室121が形成され、該収容室121の内部には、筐体12の表面側から視認可能な表示画面112aを有する画像表示パネル11が配備されている。画像表示パネル11の背面111には、収容室121の内部から外部に延びる1又は複数のヒートパイプ13が取り付けられ、収容室121の外部においてヒートパイプ13には、該ヒートパイプ13から熱を回収する熱回収手段が配備されている。
【選択図】図5
【解決手段】本発明に係る画像表示装置は、防水構造を有する筐体12の内部に収容室121が形成され、該収容室121の内部には、筐体12の表面側から視認可能な表示画面112aを有する画像表示パネル11が配備されている。画像表示パネル11の背面111には、収容室121の内部から外部に延びる1又は複数のヒートパイプ13が取り付けられ、収容室121の外部においてヒートパイプ13には、該ヒートパイプ13から熱を回収する熱回収手段が配備されている。
【選択図】図5
Description
本発明は、画像表示装置に関し、特に屋外設置用の画像表示装置に関する。
従来から、画像表示用のモニターとして、特許文献1に開示されている液晶ディスプレイなどの平面型ディスプレイが多く使用されている。従来の液晶ディスプレイのほとんどは、屋内に設置することを前提とした設計になっており、風雨やダストなどから液晶ディスプレイを保護する対策は施されていない。このため、従来の液晶ディスプレイを屋外に常設することは困難であった。
しかし近年、液晶ディスプレイを屋外に常設することが望まれている。その理由として、液晶ディスプレイは厚みが小さいこと、及び画像の解像度が高いことなどが挙げられる。厚みが小さいと、建物の外壁へのディスプレイの設置や、バス停留所などの狭い場所へのディスプレイの設置が可能となる。又、解像度が高いと、表示画面が小さくても画像を鮮明に映し出すことが可能となる。
そこで、液晶ディスプレイを風雨やダストから保護すべく、防水構造を有する収容室の内部に、液晶ディスプレイ、特に液晶ディスプレイのうち風雨やダストによって破損しやすい画像表示パネルを配備することが考えられている。
特開2005−286987号公報
しかし、画像表示パネルを収容室の内部に配備して防水すると、収容室の内部から外部への熱の逃げ道がなくなるため、画像表示パネルを自然空冷することが出来ない。このため、動作時に画像表示パネルから発生する熱や太陽光などによって、画像表示パネルの温度が上昇し、液晶の本来の機能が低下して画像表示が不能になるといった現象(ブラックアウト)が生じてしまう。
そこで本発明の目的は、液晶ディスプレイ等の平面型ディスプレイを具えた画像表示装置であって屋外に設置可能な画像表示装置を提供することである。
本発明の第1態様に係る画像表示装置は、防水構造を有する筐体(12)の内部に収容室(121)が形成され、該収容室(121)の内部には、前記筐体(12)の表面側から視認可能な画面を有する画像表示パネル(11)が配備されており、該画像表示パネル(11)の背面(111)には、前記収容室(121)の内部から外部に延びる1又は複数のヒートパイプ(13)が取り付けられ、前記収容室(121)の外部において前記ヒートパイプ(13)には、該ヒートパイプから熱を回収する熱回収手段が配備されている。
上記画像表示装置によれば、防水構造を有する筐体(12)の収容室(121)の内部に画像表示パネル(11)を配備することにより、画像表示装置(11)を屋外に設置したときに風雨やダストから該画像表示パネル(11)を保護することが出来る。
しかも、画像表示パネル(11)から発生した熱は、ヒートパイプ(13)によって、収容室(121)の内部で回収されて該収容室(121)の外部に導かれ、そして熱回収手段によって回収される。よって、画像表示パネル(11)の温度上昇が抑制され、その結果、画像表示パネル(11)の機能は良好な状態に維持されることとなる。
しかも、画像表示パネル(11)から発生した熱は、ヒートパイプ(13)によって、収容室(121)の内部で回収されて該収容室(121)の外部に導かれ、そして熱回収手段によって回収される。よって、画像表示パネル(11)の温度上昇が抑制され、その結果、画像表示パネル(11)の機能は良好な状態に維持されることとなる。
本発明の第2態様に係る画像表示装置は、上記第1態様に係る画像表示装置であって、前記ヒートパイプ(13)は、前記収容室(121)の内部から外部に斜め上方に向かって延びている。
該第2態様によれば、画像表示パネル(11)が発熱することによって、収容室(121)の内部の温度は外部の温度よりも高くなる。そこで、ヒートパイプ(13)を斜めに配置する。これにより、ヒートパイプ(13)は、収容室(121)の外部に位置する部分(低温部分)が、収容室(121)の内部に位置する部分(高温部分)よりも高い位置に配置されることとなり、ヒートパイプ(13)内の冷媒は、高温部分で気化されて低温部分に向かって上昇し、そして低温部分で液化されて高温部分の方へ流れ落ち、再び高温部分で気化されることとなる。即ち、ヒートパイプ(13)内の冷媒が効率良く循環することとなる。よって、ヒートパイプ(13)の熱交換効率が高められる。
該第2態様によれば、画像表示パネル(11)が発熱することによって、収容室(121)の内部の温度は外部の温度よりも高くなる。そこで、ヒートパイプ(13)を斜めに配置する。これにより、ヒートパイプ(13)は、収容室(121)の外部に位置する部分(低温部分)が、収容室(121)の内部に位置する部分(高温部分)よりも高い位置に配置されることとなり、ヒートパイプ(13)内の冷媒は、高温部分で気化されて低温部分に向かって上昇し、そして低温部分で液化されて高温部分の方へ流れ落ち、再び高温部分で気化されることとなる。即ち、ヒートパイプ(13)内の冷媒が効率良く循環することとなる。よって、ヒートパイプ(13)の熱交換効率が高められる。
本発明の第3態様に係る画像表示装置は、上記第1態様又は第2態様に係る画像表示装置であって、前記ヒートパイプ(13)は、前記画像表示パネル(11)の背面(111)に沿って延びている。
該第3態様によれば、画像表示パネル(11)の背面(111)とヒートパイプ(13)との接触面積が増大するので、ヒートパイプ(13)と画像表示パネル(11)との熱交換効率が高まり、その結果、画像表示パネル(11)の背面(111)からの熱の回収効率が高まることとなる。
該第3態様によれば、画像表示パネル(11)の背面(111)とヒートパイプ(13)との接触面積が増大するので、ヒートパイプ(13)と画像表示パネル(11)との熱交換効率が高まり、その結果、画像表示パネル(11)の背面(111)からの熱の回収効率が高まることとなる。
本発明の第4態様に係る画像表示装置は、上記第1態様乃至第3態様の何れかに係る画像表示装置であって、前記ヒートパイプ(13)には、前記収容室(121)の内部において集熱部材(17)が接続されている。
該第4態様によれば、画像表示パネル(11)から収容室(121)内に放たれた熱を、集熱部材(17)によって効率良く回収してヒートパイプ(13)に導くことが出来る。その結果、熱交換手段としてのヒートパイプ(13)の機能が高まることとなる。
該第4態様によれば、画像表示パネル(11)から収容室(121)内に放たれた熱を、集熱部材(17)によって効率良く回収してヒートパイプ(13)に導くことが出来る。その結果、熱交換手段としてのヒートパイプ(13)の機能が高まることとなる。
本発明の第5態様に係る画像表示装置は、上記第1態様乃至第4態様の何れかに係る画像表示装置であって、前記画像表示パネル(11)の背面(111)には、前記複数のヒートパイプ(13)が鉛直方向に並んで配備されている。
該第5態様によれば、画像表示パネル(11)の背面(111)全体から熱を回収することが可能となる。
該第5態様によれば、画像表示パネル(11)の背面(111)全体から熱を回収することが可能となる。
本発明の第6態様に係る画像表示装置は、上記第1態様乃至第5態様の何れかに係る画像表示装置であって、前記熱回収手段は、前記筐体(12)の内部において前記収容室(121)の外側に形成される通気路(122)によって構成され、該通気路(122)は該筐体(12)の外部に通じており、前記ヒートパイプ(13)は、前記収容室(121)の内部から該通気路(122)の内部に延びている。
該第6態様によれば、ヒートパイプ(13)は、収容室(121)の内部で回収した熱を通気路(122)の内部に放出する。通気路(122)の内部に放出された熱は、通気路(122)を通って筐体(12)の外部に発散される。よって、画像表示パネル(11)の温度上昇が抑制され、その結果、画像表示パネル(11)の機能は良好な状態に維持されることとなる。
該第6態様によれば、ヒートパイプ(13)は、収容室(121)の内部で回収した熱を通気路(122)の内部に放出する。通気路(122)の内部に放出された熱は、通気路(122)を通って筐体(12)の外部に発散される。よって、画像表示パネル(11)の温度上昇が抑制され、その結果、画像表示パネル(11)の機能は良好な状態に維持されることとなる。
本発明の第7態様に係る画像表示装置は、上記第6態様に係る画像表示装置であって、前記通気路(122)は、前記収容室(121)の側面壁(121a)に沿って鉛直方向に延びている。
該第7態様によれば、収容室(121)の側面壁(121a)に沿って通気路(122)を形成することによって、画像表示装置(11)が厚さ方向に大型化することを回避することが出来る。
該第7態様によれば、収容室(121)の側面壁(121a)に沿って通気路(122)を形成することによって、画像表示装置(11)が厚さ方向に大型化することを回避することが出来る。
本発明の第8態様に係る画像表示装置は、上記第7態様に係る画像表示装置であって、前記収容室(121)の側面壁(121a)には貫通孔(126)が形成され、前記ヒートパイプ(13)は、該貫通孔(126)を通って該収容室(121)の内部から前記通気路(122)の内部に延びており、前記貫通孔(126)は、前記ヒートパイプ(13)が貫通した状態でシールされている。
該第8態様によれば、収容室(121)の内部を密閉した状態のまま維持することが可能となる。
該第8態様によれば、収容室(121)の内部を密閉した状態のまま維持することが可能となる。
本発明の第9態様に係る画像表示装置は、上記第7態様又は第8態様に係る画像表示装置であって、前記複数のヒートパイプ(13)は、前記通気路(122)の内部において鉛直方向に並んで配置されている。
該第9態様によれば、複数のヒートパイプ(13)で回収した熱を、通気路(122)の内部において分散して放出することが出来、その結果、通気路(122)の内部でのヒートパイプ(13)の熱交換(放熱)効率が高まることとなる。
該第9態様によれば、複数のヒートパイプ(13)で回収した熱を、通気路(122)の内部において分散して放出することが出来、その結果、通気路(122)の内部でのヒートパイプ(13)の熱交換(放熱)効率が高まることとなる。
本発明の第10態様に係る画像表示装置は、上記第6態様乃至第9態様の何れかに係る画像表示装置であって、前記ヒートパイプ(13)には、前記通気路(122)の内部において放熱部材(14)が接続されている。
該第10態様によれば、ヒートパイプ(13)から通気路(122)の内部への放熱効率が高まる。
該第10態様によれば、ヒートパイプ(13)から通気路(122)の内部への放熱効率が高まる。
本発明の第11態様に係る画像表示装置は、上記第6態様乃至第10態様の何れかに係る画像表示装置であって、前記通気路(122)の内部には、該通気路(122)に沿って空気を流す送風手段(15,16)が配備されている。
該第11態様によれば、ヒートパイプ(13)から通気部(122)の内部に放出された熱を、筐体(12)の外部に効率良く発散することが出来る。
該第11態様によれば、ヒートパイプ(13)から通気部(122)の内部に放出された熱を、筐体(12)の外部に効率良く発散することが出来る。
本発明の第12態様に係る画像表示装置は、上記第11態様に係る画像表示装置であって、前記送風手段(15,16)は、前記通気路(122)の一端及び他端のそれぞれに配置され、該送風手段(15,16)は該通気路(122)内の空気を同じ方向に流す。
該第12態様によれば、通気路(122)内の空気が一端から他端に流れやすくなり、その結果、通気路(122)の内部でのヒートパイプ(13)の熱交換(放熱)効率が高まることとなる。よって、ヒートパイプ(13)によって通気路(122)の内部に導かれた熱は、効率良く筺体(12)の外部に放出されることとなる。
該第12態様によれば、通気路(122)内の空気が一端から他端に流れやすくなり、その結果、通気路(122)の内部でのヒートパイプ(13)の熱交換(放熱)効率が高まることとなる。よって、ヒートパイプ(13)によって通気路(122)の内部に導かれた熱は、効率良く筺体(12)の外部に放出されることとなる。
本発明の第13態様に係る画像表示装置は、上記第11態様又は第12態様に係る画像表示装置であって、前記送風手段(15,16)は、前記通気路(122)内の空気を下から上に流す。
該第13態様によれば、送風手段(15,16)によって通気部(122)内の空気を下から上に流すことによって、通気部(122)内に放出された熱によって温まった空気は上昇するという空気の性質と相俟って、通気部(122)内の空気は効率良く下から上に流れることとなる。よって、通気部(122)内に放出された熱を効率良く筐体(12)の外部に発散することが出来る。
該第13態様によれば、送風手段(15,16)によって通気部(122)内の空気を下から上に流すことによって、通気部(122)内に放出された熱によって温まった空気は上昇するという空気の性質と相俟って、通気部(122)内の空気は効率良く下から上に流れることとなる。よって、通気部(122)内に放出された熱を効率良く筐体(12)の外部に発散することが出来る。
本発明に係る画像表示装置によれば、屋外に設置することが可能であり、且つ画像表示パネルの機能を良好な状態に維持することが可能である。
以下、本発明の実施の形態に係る画像表示装置を搭載した画像表示システムにつき、図面に沿って具体的に説明する。
1.画像表示システムの概要
画像表示システムは、図1に示されるような扁平な直方体状の外観を呈しており、図2に示されるように、画像表示装置1、支持台2、背板3、カバー4、照明器具5、及び一対の通気用プレート6,6を具えている。
画像表示装置1は、画像表示システムの表面101に映像を映し出す装置であり、図5に示される様に、液晶ディスプレイ10を具えている。尚、画像表示装置1の詳細については、「2.画像表示装置について」で説明する。
1.画像表示システムの概要
画像表示システムは、図1に示されるような扁平な直方体状の外観を呈しており、図2に示されるように、画像表示装置1、支持台2、背板3、カバー4、照明器具5、及び一対の通気用プレート6,6を具えている。
画像表示装置1は、画像表示システムの表面101に映像を映し出す装置であり、図5に示される様に、液晶ディスプレイ10を具えている。尚、画像表示装置1の詳細については、「2.画像表示装置について」で説明する。
支持台2は、画像表示装置1及び背板3を支持するためのものであり、支持台2には、画像表示装置1及び背板3を取り付けるためのフレーム部21が形成されている。フレーム部21は、画像表示装置1及び背板3を嵌め込むことが可能な構成を有する。尚、画像表示装置1を支持台2に取り付けるための構造については、「3.画像表示装置を支持台に取り付けるための構成について」で説明する。
背板3は、広告物を貼付する設置台であり、画像表示装置1の背面側においてフレーム部21に設置されている。広告物は、背板3の表面31、即ち画像表示システムの背面102側の面に貼付される。
ここで、背板3は、照明器具5から発せられた光を透過すべく、光透過性を有する材質から形成されている。又、背板3に貼付される広告物も、照明器具5から発せられた光を透過すべく、光透過性を有する材質から形成されている。尚、以下では、光透過性を有する材質から形成された広告物を広告フィルムという。
ここで、背板3は、照明器具5から発せられた光を透過すべく、光透過性を有する材質から形成されている。又、背板3に貼付される広告物も、照明器具5から発せられた光を透過すべく、光透過性を有する材質から形成されている。尚、以下では、光透過性を有する材質から形成された広告物を広告フィルムという。
カバー4は、開閉可能に支持台2に取り付けられており、閉じ位置において広告物が貼付される背板3の表面31を覆うことが出来る。これにより、背板3の表面31に貼付された広告物が、カバー4によって保護されることとなる。
又、カバー4のうち背板3の表面31と対向する部分は、光透過性を有する材質によって形成されている。これにより、画像表示システムの背面102側から広告物を視認することが可能になっている。
又、カバー4のうち背板3の表面31と対向する部分は、光透過性を有する材質によって形成されている。これにより、画像表示システムの背面102側から広告物を視認することが可能になっている。
照明器具5は、背板3の表面31に貼付される広告フィルムを照明する器具であり、略鉛直方向に延びた複数の蛍光灯によって構成されている。そして、照明器具5は、画像表示装置1と背板3との間に位置にて、支持台2のフレーム部21に取り付けられている。尚、照明器具5が配置される具体的な位置については、「4.照明器具の配置について」で説明する。
照明器具5によって広告フィルムを照らすことにより、夜間でも広告フィルムに印刷された文字等を視認することが可能である。
照明器具5によって広告フィルムを照らすことにより、夜間でも広告フィルムに印刷された文字等を視認することが可能である。
一対の通気用プレート6,6は、画像表示装置1の下方位置にて、画像表示システムの前面101と背面102に1つずつ配備されている。一対の通気用プレート6,6には、画像表示システムの内部と外部とを連通する複数の通気口61が形成されている。
上記画像表示システムは、図3に示される様に、バス停留所などの交通機関の停留所に設置される。これにより、停留所で待機している利用者に対して、種々の情報を静止画や動画によって提供することが出来る。尚、画像表示システムの具体的な設置状態については、「5.画像表示システムの設置状態について」で説明する。
又、画像表示システムを有線又は無線で遠隔操作することにより、画像表示装置1によって表示画面112aに映し出す情報を更新することが出来る。更に、複数のバス停留所のそれぞれに画像表示システムを設置した場合、それらの画像表示システムを一括して管理することが出来る。
2.画像表示装置について
画像表示装置1は、図4及び図5に示されるように、液晶ディスプレイ10、筺体12、複数のヒートパイプ13、循環用ファン18、放熱フィン14、通気用ファン15,16、及び集熱フィン17を具える。更に図12に示される様に、画像表示装置1には、空気調和機19、循環用ファン181、及び断熱部材7、並びに回路基板用の集熱フィン71と送風ファン72も具えられている。
画像表示装置1は、図4及び図5に示されるように、液晶ディスプレイ10、筺体12、複数のヒートパイプ13、循環用ファン18、放熱フィン14、通気用ファン15,16、及び集熱フィン17を具える。更に図12に示される様に、画像表示装置1には、空気調和機19、循環用ファン181、及び断熱部材7、並びに回路基板用の集熱フィン71と送風ファン72も具えられている。
<液晶ディスプレイ10>
液晶ディスプレイ10は平面型ディスプレイであり、図5に示される様に、画像表示パネル11と、画像表示パネル11を制御するための回路基板11eとを具える。画像表示パネル11は、後述する収容室121の内部に配備されると共に、回路基板11eは、該収容室121を形成する背面壁125の背面に配備されている。
液晶ディスプレイ10は平面型ディスプレイであり、図5に示される様に、画像表示パネル11と、画像表示パネル11を制御するための回路基板11eとを具える。画像表示パネル11は、後述する収容室121の内部に配備されると共に、回路基板11eは、該収容室121を形成する背面壁125の背面に配備されている。
画像表示パネル11には、用途に応じて種々の形状のものを用いることが出来る。本実施の形態では、バス停留所などの狭い場所に画像表示システムを設置することが可能となるように、画像表示パネル11として、縦長の長方形状のものが用いられている。尚、画像表示パネル11は、特に表示画面112aが形成されている表面112において発熱しやすく高温になりやすい。
<筺体12>
(収容室について)
筺体12は防水構造を有し、筐体12の内部には、図4に示される様に収容室121が形成されている。収容室121の内部には、図12に示されるように画像表示パネル11が、表示画面112aを画像表示システムの表面101の方に向けて配備されている。
(収容室について)
筺体12は防水構造を有し、筐体12の内部には、図4に示される様に収容室121が形成されている。収容室121の内部には、図12に示されるように画像表示パネル11が、表示画面112aを画像表示システムの表面101の方に向けて配備されている。
具体的には図4或いは図12に示される様に、筐体12は、画像表示パネル11の表面112側に位置する表面壁124と、画像表示パネル11の背面111側に位置する背面壁125と、画像表示パネル11の両側面側に位置する側面壁121a,121bと、画像表示パネル11の上端面113側に位置する上面壁127(図13も参照)と、画像表示パネル11の下端面114側に位置する下面壁128(図14も参照)とを有する。
そして、収容室121は、表面壁124、背面壁125、側面壁121a,121b、上面壁127、及び下面壁128によって構成され、密閉又はほぼ密閉された状態で維持されている。
そして、収容室121は、表面壁124、背面壁125、側面壁121a,121b、上面壁127、及び下面壁128によって構成され、密閉又はほぼ密閉された状態で維持されている。
このように、収容室121を密閉又はほぼ密閉された状態に維持すると共に、該収容室121の内部に画像表示パネル11を収容することによって、画像表示装置1を屋外に設置した場合でも、風雨やダストから画像表示パネル11を保護することが出来る。
本実施の形態では図12に示される様に、背面壁125は、画像表示パネル11と背板3との間に位置にて、画像表示パネル11の背面111から離間して配置されている。これにより、画像表示パネル11で発生した熱は背面壁125に伝わりにくく、従って、背面壁125の背面に配備されている回路基板11eには、画像表示パネル11の熱が殆ど伝わらない。その結果、回路基板11eの温度が過度に上昇して破損するということが防止されることとなる。
又、表面壁124は、表面壁124のうち画像表示パネル11の表示画面112aと対向する部分が、光透過性を有する材質、具体的にはガラス材によって形成されている。尚、表面壁124の表面は、画像表示システムの表面101となる。これにより、筐体12の表面側、即ち画像表示システムの表面101側から、画像表示パネル11の表示画面112aを視認することが可能になっている。
(循環流路について)
収容室121の内部には、図11及び図12に示される様に、画像表示パネル11を包囲する循環流路92が形成されている。尚、図11及び図12では、循環流路92を明確にすべく、ヒートパイプ13及び集熱フィン17の図示を省略しており、後述する図13及び図14においても同様である。
収容室121の内部には、図11及び図12に示される様に、画像表示パネル11を包囲する循環流路92が形成されている。尚、図11及び図12では、循環流路92を明確にすべく、ヒートパイプ13及び集熱フィン17の図示を省略しており、後述する図13及び図14においても同様である。
本実施の形態では循環流路92は、4つの流路部11a〜11dによって構成されている。流路部11aは、収容室121を形成する表面壁124と画像表示パネル11の表面112との間に形成され、表面112に沿って略鉛直方向に延びている。
具体的には図5に示される様に、流路部11aを形成するための一対の流路形成部材921,921が、画像表示パネル11の表面112に配備されている。一対の流路形成部材921,921は、画像表示パネル11の表示画面112aの両側の位置にて画像表示パネル11の表面112に沿って鉛直方向に延びると共に、収容室112を形成する表面壁124と画像表示パネル11の表面112とによって挟まれている(図9参照)。これにより、一対の流路形成部材921,921と、収容室112を形成する表面壁124と、画像表示パネル11の表面112とによって囲まれた流路部11aが形成されることとなる。
具体的には図5に示される様に、流路部11aを形成するための一対の流路形成部材921,921が、画像表示パネル11の表面112に配備されている。一対の流路形成部材921,921は、画像表示パネル11の表示画面112aの両側の位置にて画像表示パネル11の表面112に沿って鉛直方向に延びると共に、収容室112を形成する表面壁124と画像表示パネル11の表面112とによって挟まれている(図9参照)。これにより、一対の流路形成部材921,921と、収容室112を形成する表面壁124と、画像表示パネル11の表面112とによって囲まれた流路部11aが形成されることとなる。
又、流路部11bは、図13に示される様に、収容室121を形成する上面壁127と画像表示パネル11の上端面113との間に形成されている。流路部11cは、収容室121を形成する背面壁125と画像表示パネル11の背面111との間に形成され、背面111に沿って略鉛直方向に沿って延びている。流路部11dは、図14に示される様に、収容室121を形成する下面壁128と画像表示パネル11の下端面114との間に形成されている。
本実施の形態においては、循環流路92を構成する流路部11aは、画像表示パネル11の外面に垂直な方向についての幅W(図12参照)が流路部11cよりも小さくなっている。具体的には、流路部11aの幅Wは10mm程度である。同様に、流路部11b,11dの幅Wも10mm程度である。
流路部11a〜11dは、画像表示パネル11の周囲でこの順に環状に繋がって、画像表示パネル11を包囲している。即ち、流路部11aと流路部11cは、それぞれの上端部と下端部で、流路部11b及び流路部11dによって互いに連通している。
そして、循環流路92内の空気は、後述するように循環用ファン18,181によって画像表示パネル11の周囲を循環する。よって、画像表示パネル11の表示画面112aで発生した熱は、循環流路92内の空気を媒体として、画像表示パネル11の背面111側へ移動することとなる。
そして、循環流路92内の空気は、後述するように循環用ファン18,181によって画像表示パネル11の周囲を循環する。よって、画像表示パネル11の表示画面112aで発生した熱は、循環流路92内の空気を媒体として、画像表示パネル11の背面111側へ移動することとなる。
(通気路について)
筐体12の内部には、収容室121の外側の位置に、筐体12の外部に通じる通気路122,123が形成されている。具体的には図4に示されるように、通気路122は、収容室121を形成する一方の側面壁121aに沿って略鉛直方向に延び、通気路123は、収容室121を形成する他方の側面壁121bに沿って延びている。
このように、収容室121の両側に通気路122,123を形成することにより、画像表示装置1が厚み方向に大型化することを回避することが出来る。
筐体12の内部には、収容室121の外側の位置に、筐体12の外部に通じる通気路122,123が形成されている。具体的には図4に示されるように、通気路122は、収容室121を形成する一方の側面壁121aに沿って略鉛直方向に延び、通気路123は、収容室121を形成する他方の側面壁121bに沿って延びている。
このように、収容室121の両側に通気路122,123を形成することにより、画像表示装置1が厚み方向に大型化することを回避することが出来る。
通気路122の上端部122aは、図6に示されるようにクランク状に曲がっており、支持台2のフレーム部21の上面21aに設けられた通気口62(図8参照)を介して、筐体12の外部に通じている。通気路123の上端部123aについても同様である。
通気路122の下端部122bは、図7に示されるように、画像表示装置1の下方に設置されている通気用プレート6の通気口61を介して、筐体12の外部に通じている。通気路123の下端部123bについても同様である。
通気路122の下端部122bは、図7に示されるように、画像表示装置1の下方に設置されている通気用プレート6の通気口61を介して、筐体12の外部に通じている。通気路123の下端部123bについても同様である。
<ヒートパイプ13>
複数のヒートパイプ13は、循環流路92の流路部11c内に配備されている。具体的には複数のヒートパイプ13は、図4に示されるように画像表示パネル11の背面111に、略鉛直方向に所定間隔で繰り返し配列された状態で固定されている。そして、本実施の形態では、このように配列されたヒートパイプ13が、背面111の中心線111aの両側に1組ずつ配備されている。
複数のヒートパイプ13は、循環流路92の流路部11c内に配備されている。具体的には複数のヒートパイプ13は、図4に示されるように画像表示パネル11の背面111に、略鉛直方向に所定間隔で繰り返し配列された状態で固定されている。そして、本実施の形態では、このように配列されたヒートパイプ13が、背面111の中心線111aの両側に1組ずつ配備されている。
中心線111aに対して通気路122側に配列されたヒートパイプ13は、図9に示される様に、画像表示パネル11の背面111から通気路122の方へと延び、そして収容室121を形成する一方の側面壁121aを貫通して、収容室121の内部から外部、具体的には収容室121の内部から通気路122の内部に延びている。即ち、ヒートパイプ13は、通気路122の内部に突出した状態で配置されている。
より具体的には、図9に示される様に、収容室121を形成する側面壁121aに貫通孔126が形成されており、ヒートパイプ13は、貫通孔126を通って収容室121の内部から通気路122の内部に延びている。
そして、ヒートパイプ13には、図17及び図19に示される様に、シリコンゴム等からなる環状のシール部材132が嵌め込まれており、貫通孔126は、ヒートパイプ13が貫通した状態で、該ヒートパイプ13に嵌め込まれているシール部材132によってシールされている。これにより、収容室121の内部は密閉された状態のまま維持される。
中心線111aに対して通気路123側に配列されたヒートパイプ13は、通気路122に延びたヒートパイプ13と同様に、収容室121を形成する他方の側面壁121bを貫通して、収容室121の内部から通気路123の内部に延びている(図5参照)。
上記ヒートパイプ13によれば、画像表示パネル11から発生した熱を収容室121の内部で回収することが出来る。即ち、ヒートパイプ13によって、循環流路92を流れる空気から熱を回収し、また画像表示パネル11の熱を背面111から直接回収することが出来る。そして、回収された熱は、ヒートパイプ13によって収容室121の外側に導かれ、通気路122,123の内部に放出される。つまり、ヒートパイプ13は、画像表示装置1に具えられた熱交換手段として機能する。
ヒートパイプ13から通気路122,123の内部に放出された熱は、通気路122,123を通って筺体12の外部に発散される。即ち、通気路122,123は、収容室121の外部においてヒートパイプ13に配備され、ヒートパイプ13から熱を回収する熱回収手段として機能する。
よって、画像表示パネル11の温度上昇が抑制され、その結果、液晶ディスプレイ10の機能は良好な状態に維持されることとなる。
よって、画像表示パネル11の温度上昇が抑制され、その結果、液晶ディスプレイ10の機能は良好な状態に維持されることとなる。
又、本実施の形態においては、ヒートパイプ13は、画像表示パネル11の背面111に所定間隔で繰り返し配列されているので、循環流路92の流路部11c全体から熱を回収し、また液晶ディスプレイの背面111全体から熱を回収することが出来る。これにより、画像表示装置1の冷却効率が高くなる。
画像表示パネル11が発熱することによって、収容室121の内部の温度は外部(通気路122,123)の温度よりも高くなる。又、ヒートパイプ13の内部には熱交換用の冷媒(水など)が充填されている。
そこで、ヒートパイプ13の熱交換効率を高めるという観点から、ヒートパイプ13を、図4に示される様に、収容室121の内部から通気路122,123の内部へ斜め上方に向かって延びるように配置することが好ましい。
そこで、ヒートパイプ13の熱交換効率を高めるという観点から、ヒートパイプ13を、図4に示される様に、収容室121の内部から通気路122,123の内部へ斜め上方に向かって延びるように配置することが好ましい。
これにより、ヒートパイプ13のうち、通気路122,123の内部に位置する部分(低温部分)が、収容室121の内部に位置する部分(高温部分)よりも、略鉛直方向において高くなる。よって、ヒートパイプ13内の冷媒は、高温部分で気化されて低温部分に向かって上昇し、そして、低温部分で液化されて高温部分に方へ流れ落ち、再び高温部分で気化される。
このように、ヒートパイプ13を斜めに配置することにより、冷媒がヒートパイプ13内を効率良く循環し、ヒートパイプ13の熱交換効率が高められることとなる。
このように、ヒートパイプ13を斜めに配置することにより、冷媒がヒートパイプ13内を効率良く循環し、ヒートパイプ13の熱交換効率が高められることとなる。
更に、本実施の形態においては、画像表示パネル11の背面111にヒートパイプ13が配備されているので、ヒートパイプ13を表面112側(流路部11a内)に配置した場合に生じる制限、例えば表示画面112aの縮小や、画像表示装置1の大型化などを回避することが出来る。
このようにヒートパイプ13を背面111に配置した場合でも、表示画面112aで発生した熱は、循環流路92内を循環する空気によってヒートパイプ13に導かれるので、ヒートパイプ13での熱交換効率は高いままである。
このようにヒートパイプ13を背面111に配置した場合でも、表示画面112aで発生した熱は、循環流路92内を循環する空気によってヒートパイプ13に導かれるので、ヒートパイプ13での熱交換効率は高いままである。
ヒートパイプ13の配置についてさらに説明すると、上記ヒートパイプ13は何れも、画像表示パネル11の背面111からの熱の回収効率を高めるという観点から、画像表示パネル11の背面111に沿って配置されている。
本実施の形態では、画像表示パネル11の取付け位置と、画像表示装置1に搭載される電子部品や回路基板11eの取付け位置との関係から、画像表示パネル11の背面111には、図5及び図10に示されるように段差が形成されている。このような段差がある場合でも、図5及び図10に示される様に、ヒートパイプ13が画像表示パネル11の背面111に沿うように、段差の部分でヒートパイプ13がクランク状に曲げられている。
これにより、ヒートパイプ13の配備によって生じる無駄なスペースを縮小することが出来る。又、画像表示パネル11の背面111との接触面積が増大するので、ヒートパイプ13と画像表示パネル11との熱交換効率が高まり、その結果、画像表示パネル11の背面111からの熱の回収効率が高まることとなる。
更に、本実施の形態では、ヒートパイプ13は何れも、図4に示されるように略鉛直方向に所定間隔で繰り返し配置されており、隣接するヒートパイプ13との距離を所定間隔に保ったまま通気路122,123の内部まで延びている。このため、通気路122の内部においても、ヒートパイプ13は、略鉛直方向へ所定間隔で繰り返し並んでいる。
よって、ヒートパイプ13で回収した熱を、通気路122,123の内部において分散して放出することが出来、その結果、通気路122,123の内部でのヒートパイプ13の熱交換(放熱)効率が高まることとなる。
よって、ヒートパイプ13で回収した熱を、通気路122,123の内部において分散して放出することが出来、その結果、通気路122,123の内部でのヒートパイプ13の熱交換(放熱)効率が高まることとなる。
<空気調和機19>
空気調和機19は、図2並びに図10〜図12に示されるように、蒸発器191と凝縮器192とから構成され、蒸発器191によって熱を回収し、回収した熱を凝縮器192によって放出する。
空気調和機19は、図2並びに図10〜図12に示されるように、蒸発器191と凝縮器192とから構成され、蒸発器191によって熱を回収し、回収した熱を凝縮器192によって放出する。
蒸発器191は、図11及び図12に示される様に、収容室121の内部において、画像表示パネル11の背面111側であって、且つ画像表示パネル11の下端面114近傍の位置に配備されている。即ち、蒸発器191は、循環流路92の流路部11cの下端部に配置されている。このように、蒸発器191を画像表示パネル11の背面111側に配置することにより、画像表示装置1が高さ方向に大型化することを回避することが出来る。
又、蒸発器191を、画像表示パネル11の下端面114側ではなく、背面111側に配置することにより、循環流路92を短くすることが出来る。
又、蒸発器191を、画像表示パネル11の下端面114側ではなく、背面111側に配置することにより、循環流路92を短くすることが出来る。
尚、蒸発器191は、画像表示パネル11の下方、即ち画像表示パネル11の下端面114側に配置されてもよい。
更に図14に示される様に、蒸発器191は、循環流路92の流路部11cの下端部において、収容室121を形成する背面壁125に近接して配置されている。これにより、背面壁125は、その下端近傍の領域が蒸発器191によって冷却されることとなる。
凝縮器192は、図11及び図12に示される様に、筐体12の内部であって、且つ収容室121の外側の位置に配備されている。具体的には、凝縮器192は、収容室121の下方位置、即ち画像表示パネル11の下方位置にて、一対の通気用プレート6,6の間に配置されている。
又、一対の通気用プレート6,6の間には吸排気用ファンが配置されている(図示せず)。該吸排気用ファンは、一方の通気用プレート6に形成されている通気口61から空気を吸い込んで、凝縮器192に送り込み、そして他方の通気用プレート6に形成されている通気口61から空気を排出する。
これにより、凝縮器192から発散される熱を、筐体12の外部に効率良く放出することが出来る。
これにより、凝縮器192から発散される熱を、筐体12の外部に効率良く放出することが出来る。
尚、本実施の形態では、図10〜図12並びに図14において矢印Dで示される様に、前面101に配備されている通気用プレート6の通気口61から空気が吸い込まれ、背面102に配備されている通気用プレート6の通気口61から空気が排出される。即ち、前者の通気口61は吸気口として用いられ、後者の通気口61は排気口として用いられている。
上記空気調和機19によれば、蒸発器191及び凝縮器192の何れにおいても熱交換効率が高いので、循環流路92内を流れる空気から熱を蒸発器191によって効率良く回収し、そして凝縮器192によって、通気用プレート6に形成された複数の通気口61から筐体12の外部に、熱を効率良く放出することが出来る。よって、画像表示パネル11で発生した熱が、空気調和機19によって回収されることとなり、画像表示パネル11の温度上昇が抑制され、その結果、画像表示パネル11の機能は良好な状態に維持されることとなる。
又は、本実施の形態においては、背面壁125の下端近傍の領域が蒸発器191によって冷却されるので、画像表示パネル11から発生した熱を回収する蒸発器191を用いて、回路基板11eで発生した熱をも回収することが可能となる。しかも、上述したように、画像表示パネル11で発生した熱は回路基板11eに殆ど伝わらないので、回路基板11eの冷却が、蒸発器191によって効率良く行わることとなる。
尚、本実施の形態においては、後述するように、蒸発器191を用いたより効率的な回路基板11eの冷却が、回路基板用の集熱フィン71と送風ファン72によって可能となっている。
尚、本実施の形態においては、後述するように、蒸発器191を用いたより効率的な回路基板11eの冷却が、回路基板用の集熱フィン71と送風ファン72によって可能となっている。
本実施の形態では、循環流路92内の空気から熱を回収するための熱交換手段として蒸発器191を用い、蒸発器191で回収した熱を筐体12の外部に放出するために熱交換手段として凝縮器192を用いたが、蒸発器191及び凝縮器192に替えて他の熱交換手段を採用してもよい。
又、本実施の形態では、通気口61から空気を吸排気するための吸排気手段として吸排気用ファンを用いたが、吸排気用ファンに替えて他の吸排気手段を採用してもよい。
又、本実施の形態では、通気口61から空気を吸排気するための吸排気手段として吸排気用ファンを用いたが、吸排気用ファンに替えて他の吸排気手段を採用してもよい。
更に、本実施の形態においては、通気用プレート6と筐体12とを別部材とし、通気用プレート6に通気口61を形成したが、通気用プレート6を設けずに、筐体12に通気口61を形成してもよい。
<循環用ファン18,181>
循環用ファン18,181は、循環流路92内の空気を循環流路92に沿って循環させるためのファンである。循環用ファン18は、図11及び図12に示される様に、画像表示パネル11の背面111側であって、且つ画像表示パネル11の上端面113近傍の位置に配備されている。即ち、循環用ファン18は、循環流路92の流路部11cの上端部に配備されている。
そして、循環用ファン18は、図13に示される様に、循環流路92の流路部11c内の空気を下方に向けて流す。
循環用ファン18,181は、循環流路92内の空気を循環流路92に沿って循環させるためのファンである。循環用ファン18は、図11及び図12に示される様に、画像表示パネル11の背面111側であって、且つ画像表示パネル11の上端面113近傍の位置に配備されている。即ち、循環用ファン18は、循環流路92の流路部11cの上端部に配備されている。
そして、循環用ファン18は、図13に示される様に、循環流路92の流路部11c内の空気を下方に向けて流す。
循環用ファン181は、収容室121の内部において、画像表示パネル11の背面111側であって、且つ蒸発器191の近傍に配備されている。本実施の形態では、図11及び図12に示される様に、循環流路92の流路部11cの下端部において、蒸発器191の上方位置に配備されている。
そして、循環用ファン181は、図14に示される様に、蒸発器191に向けて風を送り込む。
そして、循環用ファン181は、図14に示される様に、蒸発器191に向けて風を送り込む。
これにより、循環流路92内の空気は、図13及び図14に示される様に、画像表示パネル11の周囲を実線矢印の方向へ循環することとなる。
即ち、循環用ファン18,181を駆動することによって、画像表示パネル11の表面112に沿う流路部11a内の空気は、図13に示される様に、略鉛直方向において下から上へ流れ、そして画像表示パネル11の上端面113に沿う流路部11bを通って、背面111に沿う流路部11cへ流れ込む。流路部11c内に流れ込んだ空気は、図14に示される様に、流路部11cに沿って上から下へ流れ、そして画像表示パネル11の下端面114に沿う流路11dを通って流路部11aに戻る。
即ち、循環用ファン18,181を駆動することによって、画像表示パネル11の表面112に沿う流路部11a内の空気は、図13に示される様に、略鉛直方向において下から上へ流れ、そして画像表示パネル11の上端面113に沿う流路部11bを通って、背面111に沿う流路部11cへ流れ込む。流路部11c内に流れ込んだ空気は、図14に示される様に、流路部11cに沿って上から下へ流れ、そして画像表示パネル11の下端面114に沿う流路11dを通って流路部11aに戻る。
上記循環用ファン18,181によれば、画像表示パネル11の表面112に沿う流路部11a内の空気を、背面111に沿う流路部11cに効率良く導くことが出来る。よって、画像表示パネル11の表示画面112aで発生した熱は、空気を媒体として、画像表示パネル11の背面111側に配備されているヒートパイプ13及び蒸発器191へ導かれ、そしてヒートパイプ13及び蒸発器191によって効率良く回収されることとなる。即ち、循環流路92内の空気を用いて、画像表示パネル11、特に画像表示パネル11の表示画面112aを空冷することが出来る。
よって、画像表示パネル11の温度上昇、特に発熱しやすい画像表示パネル11の表示画面112aの温度上昇が抑制され、その結果、画像表示パネルの機能は良好な状態に維持されることとなる。
よって、画像表示パネル11の温度上昇、特に発熱しやすい画像表示パネル11の表示画面112aの温度上昇が抑制され、その結果、画像表示パネルの機能は良好な状態に維持されることとなる。
又、回路基板11eで発生した熱も、背面壁125の表面から循環流路92内を循環する空気に伝わって、ヒートパイプ13及び蒸発器191によって回収される。このようにして、回路基板11eも冷却されることとなる。
尚、循環用ファン18,181、ヒートパイプ13、及び蒸発器191によって画像表示パネル11や回路基板11eが冷却されることに鑑みれば、循環用ファン18,181、ヒートパイプ13、及び蒸発器191によって冷却機構が構成されていると把握することが出来る。
本実施の形態においては、循環用ファン181によって蒸発器191に向けて風が送り込まれるので(図14参照)、循環流路92内の空気を、流路部11cで停滞させることなく蒸発器191に送り込むことが出来る。よって、蒸発器191によって熱を効率良く回収することが可能となる。
又、本実施の形態においては、循環用ファン18,181が流路部11cの上端部と下端部のそれぞれに配備されているので、空気が循環流路92に沿って流れやすくなると共に、流速が大きくなる。従って、画像表示パネル11を均一に冷却することが可能となり、その結果、画像表示パネル11のうち蒸発器191近傍の部分だけが冷えるということがなくなる。
但し、循環流路92内を流れる空気の流速を大きくし過ぎると、ヒートパイプ13や蒸発器191での熱交換効率が低下する。よって、本実施の形態では、図4に示される様に流路部11cの上端部に10個の循環用ファン18を配備する一方、流路部11cの下端部には、図15及び図16に示される様に3個の循環用ファン181を配備することが好ましい。
又、本実施の形態においては、循環流路92を構成する流路部11aの幅W(=W1)が、流路部11cの幅W(=W2)よりも小さいので(図12参照)、循環流路92に沿って流れる空気の流速が、流路部11a内において大きくなる。従って、画像表示パネル11の表示画面112aからヒートパイプ13及び蒸発器191に導かれる熱量が増大し、その結果、表示画面112aの冷却効率が高まることとなる。
更に、本実施の形態においては、画像表示パネル11の表面112に沿う流路部11a内の空気が、略鉛直方向において下から上に流れるので、熱によって温まった空気は上昇するという空気の性質と相俟って、流路部11a内の空気は効率良く下から上へ流れることとなる。
よって、循環流路92に沿って空気が循環しやすくなり、画像表示パネル11の表示画面112aで発生した熱を、効率良くヒートパイプ13及び蒸発器191に導くことが出来る。その結果、ヒートパイプ13及び蒸発器191での熱交換(集熱)効率が高まり、以って画像表示装置1の冷却効率がより高まることとなる。
よって、循環流路92に沿って空気が循環しやすくなり、画像表示パネル11の表示画面112aで発生した熱を、効率良くヒートパイプ13及び蒸発器191に導くことが出来る。その結果、ヒートパイプ13及び蒸発器191での熱交換(集熱)効率が高まり、以って画像表示装置1の冷却効率がより高まることとなる。
更に又、本実施の形態においては、循環用ファン18を、循環流路92の流路部11cの上端部、即ち画像表示パネル11の上端面113に沿う流路部11bから空気が流れ出る位置又はその近傍の位置に配置し、流路部11c内の空気を下方に向けて流しているので、循環流路92内の空気を効率良く循環させることが出来る。理由は以下のとおりである。
循環流路92のうち、幅Wが狭い部分では流路抵抗が高く、幅Wが広い部分では流路抵抗が低いので、循環する過程で幅Wの狭い部分を流れている空気は、幅Wが広い部分へ流れ出ようとする。
本実施の形態における循環流路92では、図13に示されるように、流路部11a,11bの幅W(=W1,W2)が流路部11cの幅Wよりも狭いので、流路部11a,11bの流路抵抗は流路部11cの流路抵抗よりも高く、従って流路部11a,11bを流れる空気は、流路部11cの方へ流れ出ようとする。
本実施の形態における循環流路92では、図13に示されるように、流路部11a,11bの幅W(=W1,W2)が流路部11cの幅Wよりも狭いので、流路部11a,11bの流路抵抗は流路部11cの流路抵抗よりも高く、従って流路部11a,11bを流れる空気は、流路部11cの方へ流れ出ようとする。
よって、流路部11bから空気が流れ出る位置またはその近傍の位置に循環用ファン18を配置し、流路部11b内の空気を流路部11cの方に流すことにより、流路部11b内の空気は効率良く流路部11cへ導かれる。その結果、循環流路92内の空気が効率良く循環されることとなる。
尚、流路部11bの幅W(=W2)が流路部11aの幅W(=W1)よりも広い場合には、上述したのと同じ理由から、流路部11aから空気が流れ出る位置またはその近傍の位置に循環用ファン18を配置してもよい。
又、本実施の形態においては、循環用ファン18,181が画像表示パネル11の背面111側に配置されているので、画像表示装置1が高さ方向に大型化することを回避することが出来る。
本実施の形態では、循環流路92内の空気を循環させるための循環手段として、循環用ファン18,181を用いたが、循環用ファン18,181に替えて他の循環手段を採用してもよい。
<放熱フィン14>
放熱フィン14は、図9に示されるように通気路122の内部に配備されており、ヒートパイプ13のうち通気路122の内部に突出した突出部131に接続されている。本実施の形態では、放熱フィン14は、アルミニウムによって形成されている。
放熱フィン14は、図9に示されるように通気路122の内部に配備されており、ヒートパイプ13のうち通気路122の内部に突出した突出部131に接続されている。本実施の形態では、放熱フィン14は、アルミニウムによって形成されている。
具体的には、放熱フィン14は、ヒートパイプ13の突出部131を両側から挟む第1放熱部141と第2放熱部142によって構成されている。第1放熱部141は、基部141aと、基部141aに対して垂直に連結されたフィン部141bとを有し、ヒートパイプ13の突出部131に対して筐体12の表面、即ち画像表示システムの表面101側に配置されている。
第2放熱部142は、基部142aと、基部142aに対して垂直に連結されたフィン部142bとを有し、ヒートパイプ13の突出部131に対して筐体12の背面、即ち画像表示システムの背面102側に配置されている。
第2放熱部142は、基部142aと、基部142aに対して垂直に連結されたフィン部142bとを有し、ヒートパイプ13の突出部131に対して筐体12の背面、即ち画像表示システムの背面102側に配置されている。
そして、第1放熱部141と第2放熱部142のそれぞれには、図17及び図18に示される様に、基部141a,142aに一対の溝141c,142cが形成されている。第1放熱部141と第2放熱部142によってヒートパイプ13の突出部131を両側から挟んだとき、該一対の溝141c,142cに該突出部131が嵌合する。
より具体的には、一対の溝141c,142cは半円筒状に形成されており、第1放熱部141と第2放熱部142によってヒートパイプ13の突出部131を両側から挟んだとき、一対の溝141c,142cによって円筒状の穴が形成され、ヒートパイプ13の突出部131は該円筒状の穴に嵌合する。
より具体的には、一対の溝141c,142cは半円筒状に形成されており、第1放熱部141と第2放熱部142によってヒートパイプ13の突出部131を両側から挟んだとき、一対の溝141c,142cによって円筒状の穴が形成され、ヒートパイプ13の突出部131は該円筒状の穴に嵌合する。
本実施の形態では、画像表示パネル11の背面111に、複数のヒートパイプ13が略鉛直方向に並んで配備されると共に(図4参照)、通気路122の内部には、複数のヒートパイプ13のそれぞれに対応する複数の放熱フィン14が略鉛直方向に配備されている。
そして、図17及び図18に示される様に、複数のヒートパイプ13のそれぞれに対応する複数の第1放熱部141が一体に形成されると共に、該複数のヒートパイプ13のそれぞれに対応する複数の第2放熱部142も一体に形成されている。
そして、図17及び図18に示される様に、複数のヒートパイプ13のそれぞれに対応する複数の第1放熱部141が一体に形成されると共に、該複数のヒートパイプ13のそれぞれに対応する複数の第2放熱部142も一体に形成されている。
通気路122の内部に配備された上記放熱フィン14と同様に、通気路123の内部にも放熱フィン14が配備されている(例えば図4参照)。
上記放熱フィン14によれば、ヒートパイプ13から通気路122,123の内部への放熱効率が高まり、その結果、画像表示装置1の冷却効率が高まることとなる。
本実施の形態においては、放熱フィン14が第1放熱部141と第2放熱部142によって構成され、第1放熱部141と第2放熱部142には一対の溝141c,142cが形成されているので、第1放熱部141と第2放熱部142によってヒートパイプ13を両側から挟み、そして該ヒートパイプ13を一対の溝141c,142cに嵌合するだけで、放熱フィン14を形成しながら該放熱フィン14をヒートパイプ13に接続することが出来る。よって、ヒートパイプ13への放熱フィン14の接続が容易である。
又、本実施の形態においては、複数のヒートパイプ13のそれぞれに対応する複数の第1放熱部141が一体に形成されると共に、該複数のヒートパイプ13のそれぞれに対応する複数の第2放熱部142も一体に形成されているので、複数のヒートパイプ13を第1放熱部141と第2放熱部142で挟むという一回の作業で、該複数のヒートパイプ13の全てに放熱フィン14を取り付けることが出来る。その結果、複数のヒートパイプ13への放熱フィン14の取付けが簡略化されることとなる。
本実施の形態では、図17に示される様に第1放熱部141において、複数のフィン部141bが基部141aに垂直に連結されており、複数のフィン部141bの間に隙間が形成されている。第2放熱部142においても同様である。そして、通気路122,123内を流れる空気は、上記隙間を通って流れる。
尚、図17では第1放熱部141において、複数のフィン部141bの先端が、連結部143によって互いに連結されており、上記隙間はフィン部141b、基端部141a及び連結部143によって囲まれている。第2放熱部142においても同様である。この場合、通気路122,123内の空気を該隙間だけに通すことによって、放熱フィン14を、ダクトとしても機能するダクトフィンとすることが出来る。もちろん、隙間及び該隙間の外側の両方に、通気路122,123内の空気を流してもよい。
本実施の形態では、ヒートパイプ13から通気路122,123の内部への放熱効率を高めるための放熱部材として、放熱フィン14を用いたが、放熱フィン14に替えて他の放熱部材を採用してもよい。
<通気用ファン15,16>
通気用ファン15,16は、図4に示される様に通気路122の内部に配備されており、通気用ファン15は、通気路122の上端部122aに配置され、通気用ファン16は、通気路122の下端部122bに配置されている。
通気用ファン15,16は、図4に示される様に通気路122の内部に配備されており、通気用ファン15は、通気路122の上端部122aに配置され、通気用ファン16は、通気路122の下端部122bに配置されている。
通気用ファン15,16は、通気路122内の空気を通気路122に沿って同じ方向に流す。具体的には通気用ファン15は、図6に示される様に、通気路122内の空気を通気口62から筺体12の外部へ排出することにより、通気路122内の空気を略鉛直方向において下から上に流す。通気用ファン16は、図7に示される様に、筺体12の外部の空気を通気口61から通気路122の内部へ吸入することにより、通気路122内の空気を略鉛直方向において下から上に流す。尚、図6及び図7では、空気の流れが実線矢印によって示されている。
通気路123の内部にも、通気路122と同様に、通気用ファン15,16が配備されており(図4参照)、通気用ファン15,16によって、通気路123内の空気が略鉛直方向において下から上に流される。
上記通気用ファン15,16によれば、ヒートパイプ13から通気路122,123の内部に放出された熱を、筐体12の外部に効率良く発散することが出来る。よって、通気路122の内部においてヒートパイプ13及び放熱フィン14の放熱効率が高まる。
そして、本実施の形態においては、通気路122,123内の空気が下から上に流れるので、通気路122,123内に放出された熱によって温まった空気は上昇するという空気の性質と相俟って、通気路122,123内の空気は効率良く下から上に流れることとなる。よって、通気路122,123内に放出された熱を効率良く筐体12の外部に発散することが出来る。
本実施の形態では、通気路122,123内の空気を筐体12の外部に排出する送風手段として、通気用ファン15,16を用いたが、通気用ファン15,16に替えて他の送風手段を採用してもよい。
<集熱フィン17>
集熱フィン17は、図4に示されるように、収容室121の内部において複数のヒートパイプ13に跨って接続されている。具体的には集熱フィン17は、図9に示されるように、基部171とフィン部172とから構成されている。基部171は、複数のヒートパイプ13に跨って延びると共に、該複数のヒートパイプ13に接触している。フィン部172は、基部171の表面に垂直に連結され、基部171の長手方向に基部171の一端から他端まで延びている。
集熱フィン17は、図4に示されるように、収容室121の内部において複数のヒートパイプ13に跨って接続されている。具体的には集熱フィン17は、図9に示されるように、基部171とフィン部172とから構成されている。基部171は、複数のヒートパイプ13に跨って延びると共に、該複数のヒートパイプ13に接触している。フィン部172は、基部171の表面に垂直に連結され、基部171の長手方向に基部171の一端から他端まで延びている。
上記集熱フィン17によれば、画像表示パネル11から循環流路92内に放たれた熱を、効率良く回収してヒートパイプ13に導くことが出来る。これにより、熱交換手段としてのヒートパイプ13の機能が高まり、その結果、画像表示装置1の冷却効率が高まることとなる。
尚、図4は、集熱フィン17が、中心線111aに対して通気路122側のヒートパイプ13にのみ接続されている状態を示しているが、実際は、通気路123側のヒートパイプ13にも集熱フィン17が接続されている。
本実施の形態では、循環流路92内を流れる空気から集熱する集熱部材として、集熱フィン17を用いたが、集熱フィン17に替えて他の集熱部材を採用してもよい。
<断熱部材7>
断熱部材7は、図14に示される様に、蒸発器191と画像表示パネル11との間に介在している。具体的には、蒸発器191は、画像表示パネル11の背面111側に配置されており、断熱部材7は、画像表示パネル11の背面111と蒸発器191の前面191aとの間に配置されている。断熱部材7の材質には、例えばウレタンやシリコン系のゴムなどが用いられる。
断熱部材7は、図14に示される様に、蒸発器191と画像表示パネル11との間に介在している。具体的には、蒸発器191は、画像表示パネル11の背面111側に配置されており、断熱部材7は、画像表示パネル11の背面111と蒸発器191の前面191aとの間に配置されている。断熱部材7の材質には、例えばウレタンやシリコン系のゴムなどが用いられる。
上述したように、画像表示パネル11で発生した熱は、循環流路92内を流れる空気を媒体として蒸発器191に導かれ、そして蒸発器191によって回収される。上記断熱部材7によれば、蒸発器191によって熱を回収する過程で、画像表示パネル11のうち蒸発器191の近傍位置の部分が過剰に冷えてしまうことを防止することが出来る。よって、画像表示パネル11の温度分布が均一となり、その結果、画像表示パネル11の機能は良好な状態に維持されることとなる。
<回路基板用の集熱フィン71と送風ファン72>
回路基板用の集熱フィン71は、図14及び図20に示される様に、背面壁125の背面のうち蒸発器191の背面側の領域、即ち背面壁125の下端近傍の領域に配置されている。これにより、集熱フィン71は、収容室121を形成する背面壁125のうち蒸発器191によって冷却される領域(冷却領域)に配置されることとなる。該集熱フィン71は、集熱手段として機能し、背面壁125の背面上に存在する空気から熱を集める。
回路基板用の集熱フィン71は、図14及び図20に示される様に、背面壁125の背面のうち蒸発器191の背面側の領域、即ち背面壁125の下端近傍の領域に配置されている。これにより、集熱フィン71は、収容室121を形成する背面壁125のうち蒸発器191によって冷却される領域(冷却領域)に配置されることとなる。該集熱フィン71は、集熱手段として機能し、背面壁125の背面上に存在する空気から熱を集める。
又、回路基板用の送風ファン72は、図14及び図20に示される様に、回路基板用の集熱フィン71の上方近傍の位置にて背面壁125の背面に配置されている。該送風ファン72は、送風手段として機能し、背面壁125の冷却領域の背面側に存在する空気を、背面壁125の背面に沿って流す。本実施の形態では、図20において矢印D1で示される様に、背面壁125の冷却領域の背面側に存在する空気が、送風ファン72によって回路基板11eへ送り込まれる。
上述した回路基板用の集熱フィン71によれば、背面壁125の冷却領域の背面側に存在する空気から熱を集め、集めた熱を蒸発器191によって回収することが出来る。よって、背面壁125の冷却領域の背面側に存在する空気が、蒸発器191によって効率良く冷却されることとなる。
そして、冷却された空気は、回路基板用の送風ファン72によって、背面壁125の背面に配備されている回路基板11eに送り込まれ、該空気によって、回路基板11eで発生した熱が回収されることとなる。その結果、回路基板11eが効率良く冷却されることとなる。
本実施の形態では、回路基板11eを効率良く冷却するための集熱手段及び送風手段として、回路基板用の集熱フィン71及び送風ファン72を用いたが、これらに替えて他の集熱手段及び送風手段を採用してもよい。又、本実施の形態では、背面壁125の冷却領域の背面側に存在する空気を、送風ファン72によって回路基板11eへ送り込んだが(図20参照)、例えば回路基板11e近傍の空気を、送風ファン72によって集熱フィン71に送り込んでもよい。
更には、集熱フィン71を、蒸発器191の上方の位置であって、且つ送風ファン72の下方の位置に配置してもよい。これにより、集熱フィン71は、蒸発器191によって生成された冷気を放出するフィンとして機能することとなる。
3.画像表示装置を支持台に取り付けるための構成について
図21に示される様に、画像表示装置1の背面には、該背面から突出した棒状の係合部材81が取り付けられ、係合部材81の先端には、画像表示装置1の背面からの突出量を大きくするための延長部材811が着脱可能に取り付けられている。具体的には、係合部材81の先端部には雌ねじが形成される一方、延長部材811の基端部には雄ねじが形成されており、該雄ねじを雌ねじにねじ込むことによって延長部材811が係合部材81の先端に取り付けられる(図24参照)。
本実施の形態では、4つの係合部材81が画像表示装置1の背面に配備されており、それらの係合部材81は、該背面の両側端縁に沿って上下に1つずつ取り付けられている。
図21に示される様に、画像表示装置1の背面には、該背面から突出した棒状の係合部材81が取り付けられ、係合部材81の先端には、画像表示装置1の背面からの突出量を大きくするための延長部材811が着脱可能に取り付けられている。具体的には、係合部材81の先端部には雌ねじが形成される一方、延長部材811の基端部には雄ねじが形成されており、該雄ねじを雌ねじにねじ込むことによって延長部材811が係合部材81の先端に取り付けられる(図24参照)。
本実施の形態では、4つの係合部材81が画像表示装置1の背面に配備されており、それらの係合部材81は、該背面の両側端縁に沿って上下に1つずつ取り付けられている。
又、図22に示される様に、フレーム部21を構成する一対の側壁フレーム部211,211には、その内周面に、リング状の被係合部材82がゴム状の弾性部材84を介して取り付けられている。ここで、被係合部材82は、画像表示装置1に取り付けられている係合部材81が係合されるものである。
本実施の形態では、図22に示される様に、画像表示装置1に取り付けられている4つの係合部材81のそれぞれに対応して、4つの被係合部材82が側壁フレーム211,211に取り付けられている。
本実施の形態では、図22に示される様に、画像表示装置1に取り付けられている4つの係合部材81のそれぞれに対応して、4つの被係合部材82が側壁フレーム211,211に取り付けられている。
画像表示装置1を支持台2に取り付ける場合、図21及び図23に示される様に、係合部材81に取り付けられている延長部材811を、その先端から、該係合部材81に対応する被係合部材82に挿入する。そして、画像表示装置1をフレーム部21の方へ押し込む。
これにより、係合部材81は、延長部材811によって被係合部材82まで案内され、係合部材81は被係合部材82に嵌挿される。その結果、係合部材81と被係合部82とは、画像表示装置1をフレーム部21に嵌め込んだ嵌め込み状態において互いに係合することとなる。このように、延長部材811は、被係合部材82への係合部材81の嵌挿を補助するものである。
係合部材81を被係合部材82に嵌挿した後、図24に示される様に、延長部材811を取り外す。そして、図25に示される様に、被係合部材82に嵌挿された係合部材81の先端部に、係合保持部材83を着脱可能に取り付ける。具体的には、係合保持部材83には雄ねじが形成されており、該雄ねじを係合部材81に形成されている雌ねじにねじ込むことによって、係合保持部材83を係合部材81の先端に取り付ける。
係合保持部材83を係合部材81の先端に取り付けた取付け状態においては、被係合保持部材83は、被係合保持部材82の開口端面82aに当接する。これにより、係合部材81と被係合部材82との係合が、係合保持部材83によって保持されることとなる。
上記構成によれば、係合部材81と被係合部材82とを係合するだけで、嵌め込み状態での画像表示装置1の位置が決まるので、取付け時の画像表示装置1の位置決めを簡略化することが出来る。しかも、係合部材81と被係合部材82との係合を係合保持部材83によって保持することにより、画像表示装置1は、支持台2に固定されることとなる。
又、本実施の形態においては、被係合部材82が弾性部材84を介してフレーム部21に取り付けられているので、画像表示システムに振動が加えられた場合でも、該振動は弾性部材84によって吸収されることとなる。従って、フレーム部21から画像表示装置1に振動が伝達することを防止することが出来、その結果、振動による画像表示装置1の破損が防止されることとなる。
4.照明器具の配置について
収容室121を形成する背面壁125は、図12に示される様に、鉛直壁部125aと、傾斜壁部125b,125cとを具えている。鉛直壁部125aは、画像表示パネル11の背面111に沿って拡がっている。傾斜壁部125bは、鉛直壁部125aの上端から背板3側に屈曲して斜め上方向に延びる一方、傾斜壁部125cは、鉛直壁部125aの下端から背板3側に屈曲して斜め下方向に延びている。
収容室121を形成する背面壁125は、図12に示される様に、鉛直壁部125aと、傾斜壁部125b,125cとを具えている。鉛直壁部125aは、画像表示パネル11の背面111に沿って拡がっている。傾斜壁部125bは、鉛直壁部125aの上端から背板3側に屈曲して斜め上方向に延びる一方、傾斜壁部125cは、鉛直壁部125aの下端から背板3側に屈曲して斜め下方向に延びている。
これにより、背面壁125と画像表示パネル11の背面111との間に、傾斜壁部125b,125cの表面のそれぞれに沿う第1収容空間12b,12cが形成されることとなる。即ち、循環流路92の流路部11cの上端部と下端部のそれぞれに、第1収容空間12b,12cが形成されている。
又、背面壁125と背板3との間には、鉛直壁部125aの背面に沿う第2収容空間12aが形成されることとなる。
又、背面壁125と背板3との間には、鉛直壁部125aの背面に沿う第2収容空間12aが形成されることとなる。
そして、一方の第1収容空間12bには、図12及び図13に示される様に、循環用ファン18が配置され、他方の第1収容空間12cには、図12及び図14に示される様に、循環用ファン181と蒸発器191が配置されている。
又、第2収容空間12aには、図12に示される様に、広告フィルムを照明するための照明器具5が配置されている。具体的には、照明器具5を構成する複数の蛍光灯が、第2収容空間12aの内部において、鉛直壁部125aに沿って水平方向に並んでいる。
又、第2収容空間12aには、図12に示される様に、広告フィルムを照明するための照明器具5が配置されている。具体的には、照明器具5を構成する複数の蛍光灯が、第2収容空間12aの内部において、鉛直壁部125aに沿って水平方向に並んでいる。
上述したように収容室121を形成する背面壁125に傾斜壁部125b,125cを設けることによって、循環用ファン18,181及び蒸発器191が配置される第1収容空間12b,12cが収容室121の内部に形成されると共に、照明器具5が配置される第2収容空間12aが、循環用ファン18のほぼ下方位置であって、且つ循環用ファン181及び蒸発器191のほぼ上方位置にて、収容室121の外側に形成される。即ち、第2収容空間12aは、鉛直方向又はほぼ鉛直方向において第1収容空間12b,12cの間に介在することとなる。
よって、循環用ファン18,181及び蒸発器191と、照明器具5とを鉛直方向又はほぼ鉛直方向に並べて配置することが可能となり、その結果、画像表示装置1が厚み方向に大型化することが回避される。
よって、循環用ファン18,181及び蒸発器191と、照明器具5とを鉛直方向又はほぼ鉛直方向に並べて配置することが可能となり、その結果、画像表示装置1が厚み方向に大型化することが回避される。
5.画像表示システムの設置状態について
上記画像表示システムは、図3に示される様に、交通機関の停留所に設置されるべき待合いユニット9に具えられる。待合いユニット9は、待合い空間91に面して設置されるべきフレーム体93を具え、該フレーム体93は、壁や屋根など待合い空間91を形成するフレーム部と、支持台2となる側壁フレーム部931とによって構成されている。
上記画像表示システムは、図3に示される様に、交通機関の停留所に設置されるべき待合いユニット9に具えられる。待合いユニット9は、待合い空間91に面して設置されるべきフレーム体93を具え、該フレーム体93は、壁や屋根など待合い空間91を形成するフレーム部と、支持台2となる側壁フレーム部931とによって構成されている。
停留所に設置された待合いユニット9において、画像表示装置1は、図3に示される様に、フレーム体93、即ち支持台2となる側壁フレーム部931に取り付けられており、画像表示パネル11の表示画面112aを待合い空間91に向けて設置されている。
上記待合いユニット9によれば、画像表示装置1は、画像表示パネル11の表示画面112aが待合い空間91に向けて設置されているので、待合いユニット9が設置された停留所で待機している利用者に対して、種々の情報を動画や静止画によって提供することが出来る。又、待合い空間91に面してフレーム体93が設置されているので、停留所の近辺を通行する車両の運転者には画像表示パネル11の表示画面112aが見えにくい。よって、運転者の注意が表示画面112aに映し出された画像に向きにくく、その結果、事故等を招く危険性が低減されることとなる。
図3に示される様に停留所が、交通機関の進行方向941が一方向に規定された通路94に沿って設けられている場合には、図3に示される様に、フレーム体93の側壁フレーム部931を、通路94から待合い空間91に向かって進行方向941とは逆側に設置し、画像表示装置1を、進行方向941に向けて側壁フレーム931に取り付けることが好ましい。
尚、図3に示される待合いユニット9は、例えば通路が対向する2車線から成る場合であって交通機関が右側通行である場合において、片方の車線に沿って設けられた形態のものであり、例えば交通機関が左側通行である場合においては、待合いユニットは、図3に示される待合いユニット9を左右逆転させた形態のものとなる。
これにより、車両の運転者から画像表示パネル11の表示画面112aが見えなくなるので、運転者の注意が表示画面112aに映し出された画像に向くことがなくなる。よって、事故等を招く危険性がより低減される。
上述したように画像表示装置1が待合い空間91に向けて設置されることによって、背面102、具体的には背板3が、待合い空間91の外側に向くこととなる。よって、背板3に広告フィルムを貼付することにより、待合いユニット9が設置された停留所の外側を通行する者又は運転者に対しても、種々の情報を提供することが出来る。尚、広告フィルムであれば、それが運転者から見えたとしても事故等を招く危険性は低い。
上述したように画像表示装置1を、画像表示パネル11の表示画面112aを待合い空間91に向けて設置する場合、空気調和機19によって回収した熱は、図3において矢印Dで示される様に、画像表示システムの背面102から待合い空間91の外側に向けて放出されることが好ましい。
これにより、待合いユニット9が設置された停留所に待機している利用者に熱風が掛かることがなくなる。従って、利用者に不快感を与えることがない。
これにより、待合いユニット9が設置された停留所に待機している利用者に熱風が掛かることがなくなる。従って、利用者に不快感を与えることがない。
6.変形例
6−1.変形例1
上述した画像表示装置1では、複数のヒートパイプ13は略鉛直方向へ所定間隔で繰り返し配列されているが(図4参照)が、これに限らず他の態様であってもよい。例えば、異なる間隔でヒートパイプ13を配列してもよい。
但し、画像表示装置1の冷却効率を高めるという観点からは、上述した画像表示装置1のように画像表示パネル11の背面111全体に亘ってヒートパイプ13が配設されることが好ましい。これにより、画像表示パネル11の背面111全体から熱を回収することが可能になる。
6−1.変形例1
上述した画像表示装置1では、複数のヒートパイプ13は略鉛直方向へ所定間隔で繰り返し配列されているが(図4参照)が、これに限らず他の態様であってもよい。例えば、異なる間隔でヒートパイプ13を配列してもよい。
但し、画像表示装置1の冷却効率を高めるという観点からは、上述した画像表示装置1のように画像表示パネル11の背面111全体に亘ってヒートパイプ13が配設されることが好ましい。これにより、画像表示パネル11の背面111全体から熱を回収することが可能になる。
6−2.変形例2
上述した画像表示装置1では、通気路122,123内の空気を、通気用ファン15,16によって下から上に向かって流しているが、上から下に向かって流してもよい。例えば、画像表示装置1を搭載した画像表示システムの設置場所における環境等を考慮した場合、通気路122,123内の空気を上から下に流した方がよいことがある。
上述した画像表示装置1では、通気路122,123内の空気を、通気用ファン15,16によって下から上に向かって流しているが、上から下に向かって流してもよい。例えば、画像表示装置1を搭載した画像表示システムの設置場所における環境等を考慮した場合、通気路122,123内の空気を上から下に流した方がよいことがある。
又、上述した画像表示装置1では、通気路122,123に、通気用ファンが2つずつ配備されているが、通気路122,123に配備する通気用ファンの数は、1つでもよいし、3つ以上であってもよい。
更に、上述した画像表示装置1では、通気用ファン15を通気路122,123の上端部122a,123aに配置し、通気用ファン16を通気路122,123の下端部122b,123bに配置しているが、これに限らず他の位置に配置してもよい。但し、通気路122,123内の空気を筐体12の外部に排出することが可能な配置にする必要がある。
6−3.変形例3
上述した画像表示装置1では、循環流路92は、表面112に沿う流路部11a、上端面113に沿う流路部11b、背面111に沿う流路部11c、及び下端面114に沿う流路部11dから構成されているが、収容室121の内部において画像表示パネル11を包囲する他の経路を循環流路92としてもよい。
例えば、画像表示パネル11の側面と、収容室121を形成する側面壁121a,121bとの間に流路部を形成し、該流路部と流路部11a,11cとによって循環流路92を形成してもよい。
上述した画像表示装置1では、循環流路92は、表面112に沿う流路部11a、上端面113に沿う流路部11b、背面111に沿う流路部11c、及び下端面114に沿う流路部11dから構成されているが、収容室121の内部において画像表示パネル11を包囲する他の経路を循環流路92としてもよい。
例えば、画像表示パネル11の側面と、収容室121を形成する側面壁121a,121bとの間に流路部を形成し、該流路部と流路部11a,11cとによって循環流路92を形成してもよい。
又、上述した画像表示装置1では、循環用ファン18によって、表面112に沿う流路部11a内の空気を下から上に向かって流しているが、上から下に向かって流してもよい。この場合、循環用ファン18は、画像表示パネル11の下端面114近傍の位置に設置することが好ましい。尚、循環用ファン18の位置は、画像表示パネル11の上端面113または下端面114近傍の位置に限定されるものではなく、他の位置であってもよい。
6−4.変形例4
上述した画像表示装置1では、循環用ファン181は、循環流路92の流路部11cの下端部において蒸発器191の上方位置に配置されているが、循環用ファン181を、蒸発器191の下方位置に配置してもよい。
上述した画像表示装置1では、循環用ファン181は、循環流路92の流路部11cの下端部において蒸発器191の上方位置に配置されているが、循環用ファン181を、蒸発器191の下方位置に配置してもよい。
かかる態様によれば、循環用ファン181は蒸発器191から空気を吸い込むので、蒸発器191に対して上方から空気が送り込まれることとなる。よって、かかる態様でも、蒸発器191によって熱を効率良く回収することが出来る。
6−5.変形例5
上述した画像表示装置1では、通気路122の内部に配備されている放熱フィン14を第1放熱部141と第2放熱部142によって構成し、ヒートパイプ13の突出部131を一対の溝141c,142cに嵌合させた状態で、第1放熱部141と第2放熱部142によって突出部131を両側から挟んでいたが、例えば、放熱フィン14を第1放熱部141のみで構成し、第1放熱部141に形成されている溝141cにヒートパイプ13の突出部131を嵌合させることによって、放熱フィン14をヒートパイプ13の突出部131に取り付けてもよい。
上述した画像表示装置1では、通気路122の内部に配備されている放熱フィン14を第1放熱部141と第2放熱部142によって構成し、ヒートパイプ13の突出部131を一対の溝141c,142cに嵌合させた状態で、第1放熱部141と第2放熱部142によって突出部131を両側から挟んでいたが、例えば、放熱フィン14を第1放熱部141のみで構成し、第1放熱部141に形成されている溝141cにヒートパイプ13の突出部131を嵌合させることによって、放熱フィン14をヒートパイプ13の突出部131に取り付けてもよい。
かかる態様によれば、ヒートパイプ13への放熱フィン14の取付けを簡略化することが出来る。
6−6.変形例6
上述した画像表示装置1では、集熱フィン17が、収容室121の内部において複数のヒートパイプ13に跨って接続されていたが、これに限られるものでない。例えば、図26に示される様に、集熱フィン17を配備せずに画像表示装置1を構成してもよい。
上述した画像表示装置1では、集熱フィン17が、収容室121の内部において複数のヒートパイプ13に跨って接続されていたが、これに限られるものでない。例えば、図26に示される様に、集熱フィン17を配備せずに画像表示装置1を構成してもよい。
尚、本発明の各部構成は上記実施の形態に限らず、特許請求の範囲に記載の技術的範囲内で種々の変形が可能である。例えば、液晶ディスプレイに限らず、プラズマディスプレイや有機EL(Electro-Luminescence)ディスプレイなどの平面型ディスプレイを具えた画像表示装置についても、上述した技術を適用することが出来る。
1 画像表示装置
10 液晶ディスプレイ(平面型ディスプレイ)
11 画像表示パネル
111 背面
112 表面
112a 表示画面
113 上端面
114 下端面
11e 回路基板
12 筺体
121 収容室
121a,121b 側面壁
122,123 通気路(熱回収手段)
124 表面壁
125 背面壁
125a 鉛直壁部
125b,125c 傾斜壁部
126 貫通孔
127 上面壁
128 下面壁
12b,12c 第1収容空間
12a 第2収容空間
13 ヒートパイプ(熱交換手段)
132 シール部材
14 放熱フィン(放熱部材)
141 第1放熱部
142 第2放熱部
141c,142c 一対の溝
15,16 通気用ファン(送風手段)
17 集熱フィン(集熱部材)
18,181 循環用ファン(循環手段)
19 空気調和機
191 蒸発器(熱交換手段)
191a 前面
192 凝縮器
92 循環流路
921,921 一対の流路形成部材
11a 流路部(第1流路部)
11c 流路部(第2流路部)
71 回路基板用の集熱フィン(集熱手段)
72 回路基板用の送風ファン(送風手段)
2 支持台
21 フレーム部
3 背板(設置台)
5 照明器具
7 断熱部材
9 待合いユニット
91 待合い空間
93 フレーム体
931 側壁フレーム部
94 通路
941 進行方向
10 液晶ディスプレイ(平面型ディスプレイ)
11 画像表示パネル
111 背面
112 表面
112a 表示画面
113 上端面
114 下端面
11e 回路基板
12 筺体
121 収容室
121a,121b 側面壁
122,123 通気路(熱回収手段)
124 表面壁
125 背面壁
125a 鉛直壁部
125b,125c 傾斜壁部
126 貫通孔
127 上面壁
128 下面壁
12b,12c 第1収容空間
12a 第2収容空間
13 ヒートパイプ(熱交換手段)
132 シール部材
14 放熱フィン(放熱部材)
141 第1放熱部
142 第2放熱部
141c,142c 一対の溝
15,16 通気用ファン(送風手段)
17 集熱フィン(集熱部材)
18,181 循環用ファン(循環手段)
19 空気調和機
191 蒸発器(熱交換手段)
191a 前面
192 凝縮器
92 循環流路
921,921 一対の流路形成部材
11a 流路部(第1流路部)
11c 流路部(第2流路部)
71 回路基板用の集熱フィン(集熱手段)
72 回路基板用の送風ファン(送風手段)
2 支持台
21 フレーム部
3 背板(設置台)
5 照明器具
7 断熱部材
9 待合いユニット
91 待合い空間
93 フレーム体
931 側壁フレーム部
94 通路
941 進行方向
Claims (6)
- 防水構造を有する筐体(12)の内部に収容室(121)が形成され、該収容室(121)の内部には、前記筐体(12)の表面側から視認可能な画面を有する画像表示パネル(11)が配備されており、該画像表示パネル(11)の背面(111)には、前記収容室(121)の内部から外部に延びる1又は複数のヒートパイプ(13)が取り付けられ、前記収容室(121)の外部において前記ヒートパイプ(13)には、該ヒートパイプから熱を回収する熱回収手段が配備されている画像表示装置。
- 前記ヒートパイプ(13)は、前記収容室(121)の内部から外部に斜め上方に向かって延びている請求項1に記載の画像表示装置。
- 前記ヒートパイプ(13)は、前記画像表示パネル(11)の背面(111)に沿って延びている請求項1又は請求項2に記載の画像表示装置。
- 前記ヒートパイプ(13)には、前記収容室(121)の内部において集熱部材(17)が接続されている請求項1乃至請求項3の何れかに記載の画像表示装置。
- 前記熱回収手段は、前記筐体(12)の内部において前記収容室(121)の外側に形成される通気路(122)によって構成され、該通気路(122)は該筐体(12)の外部に通じており、前記ヒートパイプ(13)は、前記収容室(121)の内部から該通気路(122)の内部に延びている請求項1乃至請求項4の何れかに記載の画像表示装置。
- 前記収容室(121)の側面壁(121a)には貫通孔(126)が形成され、前記ヒートパイプ(13)は、該貫通孔(126)を通って該収容室(121)の内部から前記通気路(122)の内部に延びており、前記貫通孔(126)は、前記ヒートパイプ(13)が貫通した状態でシールされている請求項5に記載の画像表示装置。
Priority Applications (3)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2008310199A JP2010134200A (ja) | 2008-12-04 | 2008-12-04 | 画像表示装置 |
US12/629,988 US20100142149A1 (en) | 2008-12-04 | 2009-12-03 | Display Apparatus And Display System |
EP09015004A EP2194520A1 (en) | 2008-12-04 | 2009-12-03 | Display apparatus and display system |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2008310199A JP2010134200A (ja) | 2008-12-04 | 2008-12-04 | 画像表示装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2010134200A true JP2010134200A (ja) | 2010-06-17 |
Family
ID=42345559
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2008310199A Withdrawn JP2010134200A (ja) | 2008-12-04 | 2008-12-04 | 画像表示装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2010134200A (ja) |
-
2008
- 2008-12-04 JP JP2008310199A patent/JP2010134200A/ja not_active Withdrawn
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Legal Events
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Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7423 Effective date: 20110328 |
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A300 | Withdrawal of application because of no request for examination |
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