JP6499525B2 - 火災受信機 - Google Patents

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Description

本発明は、警戒区域に設置した火災感知器からの火災信号を受信して警報する火災受信機に関する。
従来、火災報知設備に設けられた例えばP型の火災受信機にあっては、火災受信機から引き出された回線に発信機や火災感知器を接続して回線単位に火災を監視しており、火災が発生した場合には、音響や表示灯によって管理人等の建物関係者に警報を出すようにしている。
また、火災受信機の火災警報に対し音響停止釦を操作し、続いて音声案内釦を操作すると、音声ガイダンスにより現場確認の後に火災であれば火災断定釦を操作し、火災でなければ地区音響一時停止釦を操作するといった操作手順を知らせるようにしている。
また、火災受信機には電話ジャックが設けられており、火災警報に伴い現場確認を行った場合の非常電話子機の通話接続があると呼出音を出力し、例えば受信機扉の裏側に収納している非常電話機を取り出して電話ジャックに差し込むとで通話連絡を行うことができる。
また、火災受信機で感知器外れ、ヒューズ切れ、回線断線等の障害を検出した場合にも障害警報音を出力するようにしている。
更に、火災報知設備の施工で火災受信機に各種の設定登録操作を行う場合には、例えば登録モードを設定するスイッチ操作に伴い所定の操作音を出力するようにしている。
一方、火災報知設備にあっては、設備を施工する場合や運用中に定期点検を行っており、その中で、試験治具を用いて火災感知器を実際に作動させる感知器試験を行う。
感知器試験は、受信機に一人、感知器側に一人の2名の点検員により行われる。感知器側の点検員は、支持ポールの先端に試験ヘッドを設けた試験治具を使用し、試験ヘッドを例えば煙感知器を覆うように下から密着させ、この状態で試験ヘッドから煙を流入させて煙感知器を動作するか、あるいは磁石によるリードスイッチ等の動作で煙感知器を擬似的に動作する。この場合、点検員は現場に設置されている発信機の電話ジャックに非常電話子機を接続して受信機側を呼び出し、呼出しを受けた受信機の点検員が火災受信機に接続している非常電話親機を使用して火災感知器の動作試験に伴う火災受信の有無を連絡しながら試験作業を進めている。
特開平05−151478号公報 特開平2002−026744号公報
ところで、火災受信機から出力される火災警報音は85デシベル以上、その他の音響、例えば障害警報音、非常電話呼出音等は、70デシベル以上の音圧レベルを確保することが法的に定められており、これにより火災警報を管理者や係員に確実に知らせることを可能としている。
しかしながら、火災報知設備を施工する場合や運用中に定期点検で感知器試験を行う場合、火災受信機と試験現場との間で係員が非常電話機で連絡を取りながら作業をすすめるが、この場合、火災受信機から頻繁に非常電話の呼出音が70デシベル以上となる大音量で出力され、非常電話の呼出音が非常にうるさく、施工に伴う火災受信機回りの作業の妨げとなり、また、騒音により周囲に迷惑をかける恐れがある。
このような問題は、施工や定期点検おける音声ガイダンスやスイッチ操作音についても同様に起きている。
本発明は、施工や保守点検における音響出力による騒音を低減して作業性を向上可能とする火災受信機を提供することを目的とする。
(火災受信機)
本発明は、警戒区域に設置した火災感知器からの火災信号を受信して警報する火災受信機に於いて、
警報音信号及び非警報音信号を出力する音源部と、
音源部から出力された警報音信号及び非警報音信号を増幅してスピーカから出力する音圧レベルを制御可能な増幅部と、
第1モードでは、警報音信号及び非警報音信号のスピーカ出力が所定の第1音圧レベルとなるように増幅部を制御し、第2モードでは、警報音信号のスピーカ出力が第1音圧レベルとなるように増幅部を制御する共に、非警報音信号のスピーカ出力が第1音圧レベルより低い所定の第2音圧レベルとなるように増幅部を制御する制御部と、
を設けたことを特徴とする。
(利得制御)
増幅器は利得を制御可能であり、
制御部は、増幅部の利得を制御することにより警報音信号及び非警報音信号の音圧レベルを変更する。
(減衰量制御)
増幅器は入力する音声信号の減衰量を制御可能であり、
制御部は、増幅部の減衰量を制御することにより警報音信号及び非警報音信号の音圧レベルを変更する。
(警報音信号と非警報音信号)
音源部が出力する警報音信号は火災警報信号または障害警報信号を含み、音源部が出力する非警報音信号は非常電話呼出音信号、音声ガイダンス信号またはスイッチ操作音信号を含む。
(音圧レベル)
第1音圧レベルを70デシベル以上(70dB以上)とし、記第2音圧レベルを40デシベル乃至50デシベル(40dB乃至50dB)とする。
(基本的な効果)
本発明は、警戒区域に設置した火災感知器からの火災信号を受信して警報する火災受信機に於いて、警報音信号及び非警報音信号を出力する音源部と、音源部から出力された警報音信号及び非警報音信号を増幅してスピーカから出力する音圧レベルを制御可能な増幅部と、第1モードでは、警報音信号及び非警報音信号のスピーカ出力が所定の第1音圧レベルとなるように増幅部を制御し、第2モードでは、警報音信号のスピーカ出力が第1音圧レベルとなるように増幅部を制御する共に、非警報音信号のスピーカ出力が第1音圧レベルより低い所定の第2音圧レベルとなるように増幅部を制御する制御部を設けるようにしたため、第2モードに対応した火災報知設備の施工又は保守点検で、例え非常電話で連絡を取りながら感知器試験を進めるような場合、火災受信機からの非常電話の呼出音は、通常の警報音の第1音圧レベルに対しそれより低い第2音圧レベルに低下され、火災受信機から頻繁に非常電話の呼出音が出力されてもうるさく感じることはなく、施工に伴う火災受信機回りの作業の妨げることもなく、また、騒音により周囲に迷惑をかけることもない。
(利得制御による効果)
また、増幅器は利得を制御可能であり、制御部は、増幅部の利得を制御することにより警報音信号及び非警報音信号の音圧レベルを変更するようにしたため、増幅部の利得を制御することで、警報音は第1音圧レベルによる十分な音量とし、非警報音は第1音圧レベルより比較に第2音圧レベルとして騒音問題を解消可能とする。
(減衰量制御による効果)
また、増幅器は入力する音声信号の減衰量を制御可能であり、制御部は、増幅部の減衰量を制御することにより警報音信号及び非警報音信号の音圧レベルを変更するようにしたため、増幅部に入力する音声信号の減衰量を制御することで、警報音は第1音圧レベルによる十分な音量とし、非警報音は第1音圧レベルより比較に第2音圧レベルとして騒音問題を解消可能とする。
(警報音信号と非警報音信号による効果)
また、音源部が出力する警報音信号は火災警報信号または障害警報信号を含み、音源部が出力する非警報音信号は非常電話呼出音信号、音声ガイダンス信号またはスイッチ操作音信号を含むようにしたため、第2モードに対応した施工又は保守点検の際には、非常電話呼出音、音声ガイダンス及びスイッチ操作音の音圧レベルが低下して騒音問題を解消可能とし、一方、施工又は保守点検であっても、火災警報音や障害警報音は十分な音圧レベルを維持することで、警報音による報知機能を損なうことがない。
(音圧レベルによる効果)
また、第1音圧レベルを70デシベル以上とし、第2音圧レベルが40デシベル乃至50デシベルとするようにしたため、警報音は通常監視状態及び施工・施工保守状態のいずれについても、法的に定めた70デシベル以上の十分な音圧を確保し、一方、非警報音については40デシベル〜50デシベルの範囲となる低い音圧とすることで、当事者は十分に聞き取り可能であり、且つ周囲に対する騒音問題を確実に解消可能とする。
本発明によるスピーカ音圧レベルを制御可能な火災受信機を備えた火災報知設備の概略を示した説明図 増幅部に入力する音声信号の減衰量を制御する火災受信機の他の実施形態を示したブロック図
[火災報知設備の概要]
図1は本発明によるスピーカ音圧レベルを制御可能な火災受信機を備えた火災報知設備の概略を示した説明図であり、回線単位に火災を監視するP型として知られた火災受信機を例にとっている。
図1に示すように、建物の管理人室などに設置した火災受信機10からは建物内の警戒区域に向けて火報線L、コモン線C及び電話線Tを引き出しており、火報線Lとコモン線Cで火報回線12aを構成し、電話線Tとコモン線Cで電話回線12bを構成している。
火災受信機10から引き出された火報回線12aには警戒区域内の所定の感知区域ごとに設置した火災感知器14を接続している。火災感知器14は火災に伴う煙を検出する煙感知器又は火災に伴う熱を検出する熱感知器である。火災感知器14は煙濃度又は温度の検出信号から火災を検出して動作した場合(これを「発報」又は「発報動作」という)、発報電流を火報回線12aに流すことで火災信号を火災受信機10に送信して火災警報を出力させる。
火災受信機10は火報回線12aを介して火災感知器14が送信した火災信号を受信すると、主音響警報、地区音響警報、代表火災表示、地区火災表示等による火災警報の出力を行う。また、火災受信機10は音声警報機能を備えており、火災信号を受信すると回線発報を示す所定の音声メッセージを出力する。
火災受信機10から引き出された火報回線12aには発信機16を接続している。発信機16は複数の火災感知器14が設置された警戒区域ごと、例えば各部屋に火災感知器14を設置した場合は廊下壁面等の共用部に設置される。発信機16は保護板でカバーされた発信機釦16aを備え、この押し込み操作によるスイッチのオンにより火報回線12aに発報電流を流すことで火災発信信号を火災受信機10に送信して火災警報を出力させる。
発信機16に設けた開閉自在なカバー扉の中には電話機接続端子として機能する電話ジャック18を設けており、電話ジャック18は火災受信機10からの電話回線12bに接続している。発信機16に設けた電話ジャック18に試験員が携帯した非常電話機36のプラグ38を差し込むことで、火災受信機10側の電話ジャック34にプラグ42を差し込んでいる非常電話機40との間の通話接続が可能となる。
ここで、発信機16は火災受信機10から警戒区域毎に引き出された火報回線12aに接続されているが、火災受信機10から引き出された電話回線12bは全ての警戒区域に共通回線として引き回されており、このため複数の発信機16に設けた電話ジャック18は同じ電話回線12bに共通に接続されている。なお、電話回線12bは可聴帯域の音声周波数帯域300〜3400Hとなる音声信号の伝送品質を確保している。
[火災受信機]
(火災受信機の概要)
図1に示すように、火災受信機10は制御部20を備え、制御部20は、CPU、メモリ、各種の入出力ポートを備えたコンピュータ回路で構成している。制御部20に対しては、回線受信部22、表示部24、操作部26、移報部28、音声警報部30及び通話回路部32を設けている。
回線受信部22は火災感知器14の火災検知による発報動作又は発信機16の押し釦操作で流れる発報電流を検出して火災信号を制御部20に出力する。火災感知器14は煙濃度や温度に基づく火災を検知している場合に発報動作を継続しており、煙濃度や温度に基づく火災状態が解消されると発報動作を停止する。このため回線受信部22は火災感知器14が火災を検知して発報動作をしている間、火災信号を出力しており、火災感知器14の火災発報動作が停止すると火災信号の出力を停止する。
表示部24は受信機の盤前面や盤内に設けた各種の表示灯や表示器を備えている。例えば表示部24には、火災代表灯、地区表示灯、電話灯、地区音響一時停止灯、主音響停止灯等を設けている。
操作部26は受信機の盤前面や盤内に設けた各種の操作スイッチを備えている。例えば操作部26には、地区音響一時停止スイッチ、主音響停止スイッチ、保守施工モード(第2モード)を設定するスイッチ等を設けている。移報部28には、外部接続する例えば表示盤等に火災代表移報信号や回線移報信号を出力する無電圧リレー接点を用いた移報回路を設けている。
音声警報部30には、外部信号により利得制御可能な増幅部50とスピーカ52を設けており、制御部20に設けた音声出力ポート48からの音声信号を増幅部50で増幅してスピーカ52に出力することで、警報音として火災警報音及び障害警報音等をスピーカ52から出力し、また、非警報音として非常電話呼出音、ガイダンス音声及びスイッチ操作音等をスピーカ52から出力する。
通話回路部32は電話回線12bの電話線TにコンデンサC1,C2を直列接続し、コンデンサC1,C2の接続点を火災受信機10に設けた電話ジャック34に接続している。また電話線Tには抵抗R3を介して例えばDC24ボルトの電源電圧Vcを印加しており、更に抵抗R1,R2を直列接続した分圧回路の分圧電圧を通話接続検出信号として制御部20に出力している。
発信機16の電話ジャック18に非常電話機36のプラグ38を差し込み接続すると、抵抗R3から電話線T、電話ジャック18の非常電話機及びコモン線Cとなる経路で電流が流れ、抵抗R1,R2で分圧した通話接続検出信号(電圧信号)が所定値以下に低下し、これを制御部20で検出して電話灯を点灯すると共に呼出音を出力し、火災受信機10の電話ジャック34に別の非常電話機40のフラグ42を差し込み接続することで、発信機16側の非常電話機36との間で通話ができる。
(火災受信機の音圧制御)
火災受信機10の制御部20には警報音信号又は非警報音信号を出力する音源部46の機能を設けている。音源部46は例えば音声ROMであり、警報音データとして火災警報音データ及び障害警報音データを予め記憶し、また非警報音データとして非常電話呼出音データ、ガイダンス音声データ及びスイッチ操作音データを予め記憶している。
制御部20は、通常監視モード(第1モード)では、増幅部50に第1利得G1を設定し、警報音及び非警報音のスピーカ出力が所定の第1音圧レベルである85デシベル以上となるように制御する。
また、制御部20は、操作部26の操作により保守施工モード(第2モード)を設定した状態では、警報音を出力する場合には増幅部50に第1利得G1を設定して、警報音のスピーカ出力が第1音圧レベルである85デシベル以上となるように制御する。
また、制御部20は、操作部26の操作により保守施工モードを設定した状態で非警報音を出力する場合には、増幅部50に第1利得G1より小さい所定の第2利得G2を設定して、警報音のスピーカ出力が第2音圧レベルである例えば40デシベル〜50デシベルの範囲内の低い音圧となるように制御する。
このため火災報知設備の施工や定期点検では、火災受信機10に保守施工モードを設定し、例えば火災感知器14の発報試験に伴い発信機16の電話ジャック18に点検員が非常電話機36のプラグ38を差し込み接続したことを通話回路部32で検出すると、制御部20は音声警報部30の増幅部50に利得制御信号を出力して第2利得G2を設定し、音源部46から出力された非常電話呼出音データはD/A変換ポート48でアナログ音声信号に変換され、増幅部50により第2利得G2で増幅され、スピーカ52から40デシベル〜50デシベルの範囲内の低い音圧で非常電話呼出音が出力される。
このため施工や定期点検の際には、火災受信機10からの非常電話の呼出音は、通常の警報音の85デシベル以上の第1音圧レベルに対し、それより十分に低い40デシベル〜50デシベル程度の第2音圧レベルに低下し、火災受信機10から頻繁に非常電話の呼出音が出力されてもうるさく感じることはなく、施工に伴う火災受信機回りの作業の妨げることもなく、また、騒音により周囲に迷惑をかけることもない。
このようなスピーカからの音圧を40デシベル〜50デシベル程度の第2音圧レベルに下げる制御部20の制御は、保守施工モードを設定した状態での火災受信機10の音声ガイダンス機能によるガイダンス音及び操作部26のスイッチ操作音についても同様となる。
一方、火災受信機10に保守施工モードを設定していても、火災感知器14又は発信機16からの火災信号を受信した場合には、制御部20は音声警報部30の増幅部50に利得制御信号を出力して第1利得G1を設定し、音源部46から出力された警報音データをD/A変換ポート48で変換したアナログ音声信号は、増幅部50により第1利得G1で増幅され、スピーカ52から85デシベル以上の音圧で警報音が出力され、火災発生や障害発生を、保守施工モードであっても、確実に知らせるようにする。
[減衰量による音圧制御]
図2は増幅部に入力する音声信号の減衰量を制御する火災受信機の他の実施形態を示したブロック図である。
図2に示すように、火災受信機の制御部20に対し設けた本実施形態の音声警報部30は、固定利得を設定した増幅部50とスピーカ52を設け、増幅部50に対するD/A変換ポート48からの音声信号の入力ラインに抵抗を用いたアッテネータ(減衰器)60を挿入接続し、アッテネータ60と並列にスイッチ部62を接続し、制御部20からの制御信号によりオン、オフ可能としている。それ以外の構成及び機能は図1の実施形態と同じになる。
制御部20は、通常監視モードでは、スイッチ部62をオン制御してアッテネータ60をバイパスしており、制御部20のD/A変換ポート48から出力された警報音信号及び非警報音信号を減衰することなく、そのまま増幅部50に入力して固定利得で増幅することで、スピーカ出力が第1音圧レベルである85デシベル以上となるように制御する。
また、制御部20は、操作部26の操作により保守施工モードを設定した状態では、警報音を出力する場合には、スイッチ部62をオン制御してアッテネータ60をバイパスしており、制御部20のD/A変換ポート48から出力された警報音信号及び非警報音信号を減衰することなく、そのまま増幅部50に入力して固定利得で増幅することで、スピーカ出力が第1音圧レベルである85デシベル以上となるように制御する。
また、制御部20は、操作部26の操作により保守施工モードを設定した状態で非警報音を出力する場合には、スイッチ部62をオフ制御して音声信号の入力ラインにアッテネータ60を挿入接続し、制御部20のD/A変換ポート48から出力された非警報音信号をアッテネータ60により減衰し、非警報音のスピーカ出力が第2音圧レベルである例えば40デシベル〜50デシベルの範囲内の低い音圧となるように制御する。
このため火災報知設備の施工や定期点検では、火災受信機10に保守施工モードを設定していると、非常電話呼出音、ガイダンス音声及びスイッチ操作音等の非警報音については、スピーカ52から40デシベル〜50デシベルの範囲内の低い音圧で出力され、非警報音が出力されてもうるさく感じることはなく、施工に伴う火災受信機回りの作業の妨げることもなく、また、騒音により周囲に迷惑をかけることもない。
[本発明の変形例]
(R型火災報知設備)
上記の実施形態はP型の火災受信機を例とっているが、R型として知られた伝送回線にアドレスを設定したアナログ火災感知器を接続して感知器単位に火災を監視して警報する火災受信機についても同様に適用することができる。
(警報音と非警報音)
上記の実施形態は、火災受信機のスピーカ出力を、警報音と非警報音に分け、保守施工モードでは非警報音のみを低い音圧に制御するようにしているが、警報音と非警報音の分類に限定されることなく、適宜の音響出力及び又は音声出力について低い音圧に制御するようにしても良い。
(その他)
また、本発明は上記の実施形態に限定されず、その目的と利点を損なうことのない適宜の変形を含み、更に上記の実施形態に示した数値による限定は受けない。
10:受信機
12a:火報回線
12b:電話回線
14:火災感知器
16:発信機
18,34:電話ジャック
20:制御部
22:回線受信部
24:表示部
26:操作部
28:移報部
30:音声警報部
32:通話回路部
36,40:非常電話機
38,42:プラグ
46:音源部
48:音声出力ポート
50:増幅部
52:スピーカ
60:アッテネータ
62:スイッチ部

Claims (5)

  1. 警戒区域に設置した火災感知器からの火災信号を受信して警報する火災受信機に於いて、
    警報音信号又は非警報音信号を出力する音源部と、
    前記音源部から出力された警報音信号又は非警報音信号を増幅してスピーカから出力する音圧レベルを制御可能な増幅部と、
    第1モードでは、前記警報音信号及び非警報音信号のスピーカ出力が所定の第1音圧レベルとなるように前記増幅部を制御し、第2モードでは、前記警報音信号のスピーカ出力が前記第1音圧レベルとなるように前記増幅部を制御する共に、前記非警報音信号のスピーカ出力が前記第1音圧レベルより低い所定の第2音圧レベルとなるように前記増幅部を制御する制御部と、
    を設けたことを特徴とする火災受信機。
  2. 請求項1記載の火災受信機に於いて、
    前記増幅器は利得を制御可能であり、
    前記制御部は、前記増幅部の利得を制御することにより前記警報音信号及び前記非警報音信号の音圧レベルを変更することを特徴とする火災受信機。
  3. 請求項1記載の火災受信機に於いて、
    前記増幅器は入力する音声信号の減衰量を制御可能であり、
    前記制御部は、前記増幅部の減衰量を制御することにより前記警報音信号及び前記非警報音信号の音圧レベルを変更することを特徴とする火災受信機。
  4. 請求項1記載の火災受信機に於いて、前記音源部が出力する警報音信号は火災警報信号または障害警報信号を含み、前記音源部が出力する非警報音信号は非常電話呼出音信号、音声ガイダンス信号またはスイッチ操作音信号を含むことを特徴とする火災受信機。
  5. 請求項1記載の火災受信機に於いて、前記第1音圧レベルを70デシベル以上とし、前記第2音圧レベルを40デシベル乃至50デシベルとしたことを特徴とする火災受信機。
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