JP2019129388A - 音声出力装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】テレビ等の外部装置が接続された場合でも、外部装置のスピーカーから音声が出力されることを防止すること。【解決手段】バータイプスピーカー1は、マイク9と、DSP5と、マイクロコンピューター2と、を備える。DSP5は、マイク9により集音された音声と、出力音声と、を比較する。マイクロコンピューター2は、DSP5が、マイク9により集音された音声と、出力音声とが、同一の信号であり、且つ、音量差があると判断した場合、テレビ101のスピーカー102から音声が出力されないようにするための処理を行う。【選択図】図1
Description
本発明は、音声を出力する音声出力装置に関する。
音声を出力する音声出力装置として、例えば、テレビに接続され、テレビから出力される音声信号を増幅するバータイプのスピーカー装置(以下、「バータイプスピーカー」という。)がある。従来のバータイプスピーカー等では、テレビからの音声信号出力を入力するポートとして、光オーディオ入力、アナログオーディオ入力を搭載するものが多く存在する。光オーディオ入力、アナログオーディオ入力は、テレビとの接続状態によって連動する機能を持っておらず、バータイプスピーカーをテレビに接続していても、テレビのスピーカーから音が出てしまう。これにより、本来のバータイプスピーカーのスピーカー出力のみでチューニングされた音声とは違った状態で、ユーザーが使ってしまうことになる。
また、バータイプスピーカーにボイスアシスタント機能を搭載し、音声認識を行う際に、ユーザーの声を正確に認識するために、マイクに入った音声から、バータイプスピーカーのスピーカー出力をキャンセルするエコーキャンセルが働く(例えば、特許文献1参照。)。しかしながら、テレビのスピーカーとバータイプスピーカーのスピーカーとの両方から音声が出力されている場合、シンプルなエコーキャンセルのみでは、テレビのスピーカーから出力されている音声がキャンセルできず、ユーザーの声を正確に認識することができないことが頻発することになりうる。
上述したように、テレビがバータイプスピーカーに接続された状態で、テレビのスピーカーから音声が出力されると、様々な問題が発生する。
本発明の目的は、テレビ等の外部装置が接続された場合でも、外部装置のスピーカーから音声が出力されることを防止することである。
第1の発明の音声出力装置は、外部装置と接続され、前記外部装置から入力された音声を出力する音声出力装置であって、マイクと、前記マイクにより集音された音声と、出力音声と、を比較する信号処理部と、前記信号処理部が、前記マイクにより集音された音声と、出力音声とが、同一の信号であり、且つ、音量差があると判断した場合、前記外部装置のスピーカーから音声が出力されないようにするための処理を行う制御部と、を備えることを特徴とする。
本発明では、制御部は、信号処理部が、マイクにより集音された音声と、出力音声とが、同一の信号であり、且つ、音量差があると判断した場合、外部装置のスピーカーから音声が出力されないようにするための処理を行う。これにより、外部装置のスピーカーから音声が出力されることを防止することができる。
第2の発明の音声出力装置は、第1の発明の音声出力装置において、前記制御部は、前記処理として、前記外部装置のスピーカーからの出力音量を下げるコマンドを前記外部装置に送信することを特徴とする。
本発明では、制御部は、処理として、外部装置のスピーカーからの出力音量を下げるコマンドを外部装置に送信する。これにより、外部装置のスピーカーから音声が出力されることを防止することができる。
第3の発明の音声出力装置は、第1又は第2の発明の音声出力装置において、前記制御部は、前記処理として、前記外部装置のスピーカーからの出力音量を無音とするコマンドを前記外部装置に送信することを特徴とする。
本発明では、制御部は、処理として、外部装置のスピーカーからの出力音量を無音とするコマンドを外部装置に送信する。これにより、外部装置のスピーカーから音声が出力されることを防止することができる。
第4の発明の音声出力装置は、第2又は第3の発明の音声出力装置において、前記コマンドは、リモコンコードであることを特徴とする。
第5の発明の音声出力装置は、第1の発明の音声出力装置において、前記制御部は、前記処理として、前記外部装置のスピーカーから音声が出力されていることを報知することを特徴とする。
第6の発明の音声出力装置は、第5の発明の音声出力装置において、表示部をさらに備え、前記制御部は、前記表示部に、前記外部装置のスピーカーから音声が出力されていることを表示することで、前記外部装置のスピーカーから音声が出力されていることを報知することを特徴とする。
第7の発明の音声出力装置は、第1〜第6のいずれかの発明の音声出力装置において、前記制御部は、前記信号処理部が、前記マイクにより集音された音声と、出力音声とが、同一の信号であり、且つ、音量差に加え音声遅延があると判断した場合、前記処理を行うことを特徴とする。
第8の発明の音声出力装置は、外部装置と接続され、前記外部装置から入力された音声を出力する音声出力装置であって、マイクと、前記マイクにより集音された音声と、出力音声と、を比較する信号処理部と、前記信号処理部が、出力音声以外のノイズがあると判断した場合、ノイズが低減されるようにするための処理を行う制御部と、を備えることを特徴とする。
本発明では、制御部は、信号処理部が、出力音声以外のノイズがあると判断した場合、ノイズが低減されるようにするための処理を行う。これにより、ノイズを低減することができる。
第9の発明の音声出力装置は、第8の発明の音声出力装置において、前記制御部は、前記処理として、前記外部装置のスピーカーからの出力音量を下げるコマンドを前記外部装置に送信することを特徴とする。
本発明では、制御部は、処理として、外部装置のスピーカーからの出力音量を下げるコマンドを外部装置に送信する。これにより、外部装置から音声が出力されることが防止され、ノイズを低減することができる。
第10の発明の音声出力装置は、第8の発明の音声出力装置において、前記制御部は、前記処理として、出力音声以外のノイズがあることを報知することを特徴とする。
第11の発明の音声出力装置は、第10の発明の音声出力装置において、表示部をさらに備え、前記制御部は、前記表示部に、出力音声以外のノイズがあることを表示することで、出力音声以外のノイズがあることを報知することを特徴とする。
第12の発明の音声出力装置は、第9の発明の音声出力装置において、前記制御部は、出力音声以外の平均ノイズレベルを記録することを特徴とする。
第13の発明の音声出力装置は、第12の発明の音声出力装置において、前記制御部は、自装置が電源オンからスタンバイとなる場合に、記録した平均ノイズレベルとなるように、前記外部装置のスピーカーからの出力音量を上げるコマンドを前記外部装置に送信することを特徴とする。
本発明では、制御部は、自装置が電源オンからスタンバイとなる場合に、記録した平均ノイズレベルとなるように、外部装置のスピーカーからの出力音量を上げるコマンドを外部装置に送信する。これにより、音声出力装置の使用が止められた後、下げられていた外部装置の音量が元の音量に戻される。
第14の発明の音声出力装置は、外部装置と接続され、前記外部装置から入力された音声を出力する音声出力装置であって、前記外部装置からの音声信号の入力の有無を検出する検出部と、前記検出部が、音声信号の入力があると判断した場合、前記外部装置のスピーカーからの出力音量を下げるコマンドを前記外部装置に送信する制御部と、を備えることを特徴とする。
本発明では、制御部は、検出部が、音声信号の入力があると判断した場合、外部装置のスピーカーからの出力音量を下げるコマンドを外部装置に送信する。これにより、外部装置からの音声信号の入力がある場合、外部装置のスピーカーからも音声が出力されている可能性があるが、これが防止される。
本発明によれば、外部装置のスピーカーから音声が出力されることを防止することができる。
以下、本発明の実施形態について説明する。
(第1実施形態)
図1は、本実施形態に係るバータイプスピーカーの構成を示すブロック図である。バータイプスピーカー1(音声出力装置)は、テレビ101(外部装置)に接続される。バータイプスピーカー1は、テレビ101から入力された音声を増幅等し、スピーカー8から出力する。図1に示すように、バータイプスピーカー1は、マイクロコンピューター2、入力ポート3、DIR(Digital Interface Receiver)4、DSP(Digital Signal Processor)5、D/Aコンバーター(以下、「DAC」という。)6、増幅回路7、スピーカー8、マイク9、表示部10、赤外線送信部11等を備える。なお、図1において、実線の矢印は、音声信号の流れを、破線の矢印は、制御信号の流れを示している。
図1は、本実施形態に係るバータイプスピーカーの構成を示すブロック図である。バータイプスピーカー1(音声出力装置)は、テレビ101(外部装置)に接続される。バータイプスピーカー1は、テレビ101から入力された音声を増幅等し、スピーカー8から出力する。図1に示すように、バータイプスピーカー1は、マイクロコンピューター2、入力ポート3、DIR(Digital Interface Receiver)4、DSP(Digital Signal Processor)5、D/Aコンバーター(以下、「DAC」という。)6、増幅回路7、スピーカー8、マイク9、表示部10、赤外線送信部11等を備える。なお、図1において、実線の矢印は、音声信号の流れを、破線の矢印は、制御信号の流れを示している。
マイクロコンピューター2(制御部)は、CPU(Central Processing Unit)、ROM(Read Only Memory)、RAM(Random Access Memory)、入出力インターフェース等のハードウェアから構成されている。CPUは、ROMに格納されたプログラムに従って、バータイプスピーカー1を構成する各部を制御する。すなわち、マイクロコンピューター2は、バータイプスピーカー1を構成する各部を制御する。RAMは、CPUが各種制御処理を実行する際にROMから読み出したプログラム、CPUが各種制御処理を実行する際に必要なデータ等を一時的に記憶する。RAMは、電源の供給が遮断されると、記憶しているデータが消失する揮発性メモリである。
入力ポート3は、光オーディオ入力、アナログオーディオ入力等である。入力ポート3は、テレビ101の音声出力ポートに接続される。入力ポート3に入力されたデジタル音声信号(SPDIF信号)は、DIR4に出力される。DIR4は、SPDIF信号をI2S信号に変換する。DIR4により変換されたI2S信号は、DSP5に出力される。DSP5(信号処理部)は、I2S信号に、イコライザー処理等の信号処理を行う。DSP5により信号処理が行われたI2S信号は、DAC6に出力される。DAC6は、I2S信号をアナログ音声信号にD/A変換する。DAC6によりD/A変換されたアナログ音声信号は、増幅回路7に出力される。増幅回路7は、アナログ音声信号を増幅し、増幅したアナログ音声信号をスピーカー8に出力する。スピーカー8は、アナログ音声信号に基づいて、音声を出力する。なお、本実施形態では、DAC6とアナログの増幅回路7とが用いられているが、これらに替えて、デジタルアンプが用いられていてもよい。
マイク9は、周囲の音声を集音する。マイク9が集音した音声信号は、DSP5に出力される。DSP5は、マイク5が集音した音声信号に、ノイズキャンセル、エコーキャンセルを行う。ノイズキャンセル、エコーキャンセルが行われた音声信号に基づいて、音声認識が行われる。なお、音声認識は、例えば、音声認識を有効とするためのトリガーワード(例えば、「ハロー、オンキヨー」)検出を含め、全てサーバーで行われてもよいし、トリガーワード検出のみ、DSP5で行われてもよい。
表示部10は、種々の画像(静止画像、動画像を含む)を表示する液晶パネル、電源のオン/オフを示すLED等により構成されている。赤外線送信部11は、テレビ101に対して、テレビ101を制御するためのリモコンコードを送信する。
以下、テレビ101のスピーカー102から音声が出力されているか否かを判断する処理動作について、図2に示すフローチャートに基づいて説明する。DSP5は、マイク9により集音された音声と、スピーカー8からの出力音声と、を比較する(S1)。具体的には、DSP5は、マイク9により集音された音声信号と、DAC6に送っている音声信号と、を比較する。DSP5は、マイク9により集音された音声と、スピーカー8からの出力音声と、が同一の信号であるか否かを判断する(S2)。DSP5が、マイク9により集音された音声と、出力音声と、が同一の信号でないと判断した場合(S2:No)、マイク9により集音された音声は、ノイズであり、問題ないため、マイクロコンピューター2は、処理を終了する。
DSP5は、マイク9により集音された音声と、出力音声と、が同一の信号であると判断した場合(S2:Yes)、音量差・音声遅延があるか否かを判断する(S3)。なお、ここで、DSP5は、マイク9により集音された音声と、出力音声と、に音量差、及び、音声遅延があるか否かを判断しているが、音量差があるか否かのみを判断するようになっていてもよい。DSP5が、マイク9により集音された音声と、出力音声と、に音量差・音声遅延がないと判断した場合(S3:No)、マイク9により集音された音声は、スピーカー8から出力された音声であり、問題ないため、マイクロコンピューター2は、処理を終了する。
DSP5が、マイク9により集音された音声と、出力音声と、に音量差・音声遅延があると判断した場合(S3:Yes)、マイクロコンピューター2は、テレビ101のスピーカー102から音声が出力されないようにするための処理を行う(S4)。具体的には、マイクロコンピューター2は、表示部10に、テレビ101のスピーカー102から音声が出力されていることを示すメッセージを表示することで、テレビ101のスピーカー102から音声が出力されていることをユーザーに報知する。例えば、「テレビのスピーカーから音声が出力されています。音量を小さくして下さい。」等のメッセージである。又は、マイクロコンピューター2は、赤外線送信部11により、テレビ101のスピーカー102からの出力音量を下げるリモコンコード(コマンド)を送信する。例えば、マイクロコンピューター2は、赤外線送信部11により、テレビ101のスピーカー102からの出力音量を無音とするリモコンコード(ミュート)を送信する。
以上説明したように、本実施形態では、マイクロコンピューター2は、DSP5が、マイク9により集音された音声と、出力音声とが、同一の信号であり、且つ、音量差・音声遅延があると判断した場合、テレビ101のスピーカー102から音声が出力されないようにするための処理(メッセージの表示、音量低下)を行う。これにより、テレビ101のスピーカー102から音声が出力されることを防止することができる。このため、シンプルなエコーキャンセルでも、認識精度を下げずに、音声認識機能を使うことができる。
(第2実施形態)
第2実施形態でのバータイプスピーカー1の基本的な処理動作を、図3に示すフローチャートに基づいて説明する。DSP5は、マイク9により集音された音声と、スピーカー8からの出力音声と、を比較する(S11)。DSP5は、スピーカー8からの出力音声以外のノイズがあるか否かを判断する(S12)。DSP5が、スピーカー8からの出力音声以外のノイズがないと判断した場合(S12:No)、問題がないため、処理を終了する。DSP5が、スピーカー8からの出力音声以外のノイズがあると判断した場合(S12:Yes)、マイクロコンピューター2は、ノイズが低減されるようにするための処理を行う(S13)。
第2実施形態でのバータイプスピーカー1の基本的な処理動作を、図3に示すフローチャートに基づいて説明する。DSP5は、マイク9により集音された音声と、スピーカー8からの出力音声と、を比較する(S11)。DSP5は、スピーカー8からの出力音声以外のノイズがあるか否かを判断する(S12)。DSP5が、スピーカー8からの出力音声以外のノイズがないと判断した場合(S12:No)、問題がないため、処理を終了する。DSP5が、スピーカー8からの出力音声以外のノイズがあると判断した場合(S12:Yes)、マイクロコンピューター2は、ノイズが低減されるようにするための処理を行う(S13)。
具体的には、マイクロコンピューター2は、表示部10に、ノイズの低減を促すメッセージを表示することで、スピーカー8からの出力音声以外のノイズがあることをユーザーに報知する。例えば、「本装置の出力音声以外のノイズが大きくなっています。ノイズを小さくして下さい。」等のメッセージである。又は、マイクロコンピューター2は、赤外線送信部11により、テレビ101のスピーカー102からの出力音量を下げるリモコンコードを送信する。例えば、マイクロコンピューター2は、赤外線送信部11により、テレビ101のスピーカー102からの出力音量を無音とするリモコンコード(ミュート)を送信する。
次に、スタンバイから電源オンとなる場合のバータイプスピーカー1の処理動作を、図4に示すフローチャートに基づいて説明する。DSP5は、マイク9により集音された音声と、スピーカー8からの出力音声と、を比較する(S21)。DSP5は、スピーカー8からの出力音声以外のノイズがあるか否かを判断する(S22)。DSP5が、スピーカー8からの出力音声以外のノイズがないと判断した場合(S22:No)、問題ないため、マイクロコンピューター2は、処理を終了する。DSP5が、スピーカー8からの出力音声以外のノイズがあると判断した場合(S22:Yes)、マイクロコンピューター2は、以下の処理を行う(S23)。マイクロコンピューター2は、平均ノイズレベルを記録しておき、赤外線送信部11により、テレビ101のスピーカー102からの出力音量を下げるリモコンコードを送信する。
次に、DSP5は、スピーカー8からの出力音声以外のノイズがあるか否かを判断する(S24)。DSP5が、スピーカー8からの出力音声以外のノイズがないと判断した場合(S24:No)、問題がないため、マイクロコンピューター2は、処理を終了する。DSP5が、スピーカー8からの出力音声以外のノイズがあると判断した場合(S24:Yes)、マイクロコンピューター2は、以下の処理を行う(S25)。マイクロコンピューター2は、記録した平均ノイズレベルをリセットし、表示部10に、ノイズの低減を促すメッセージを表示することで、スピーカー8からの出力音声以外のノイズがあることをユーザーに報知する。
次に、電源オンからスタンバイとなる場合のバータイプスピーカー1の処理動作を、図5に示すフローチャートに基づいて説明する。マイクロコンピューター2は、スピーカー8からの音声出力レベルを下げる(S31)。マイクロコンピューター2は、起動時に記録しておいた平均ノイズレベルとなるように、テレビ101のスピーカー102からの出力音量を上げるリモコンコードを送信する(S32)。次に、マイクロコンピューター2は、バータイプスピーカー1をスタンバイに移行させる(S33)。
以上説明したように、本実施形態では、マイクロコンピューター2は、DSP5が、出力音声以外のノイズがあると判断した場合、ノイズが低減されるようにするための処理(メッセージの表示、音量低下)を行う。これにより、ノイズを低減することができる。
また、本実施形態では、マイクロコンピューター2は、バータイプスピーカー1が電源オンからスタンバイとなる場合に、記録した平均ノイズレベルとなるように、テレビ101のスピーカー102からの出力音量を上げるコマンドをテレビ101に送信する。これにより、音声出力装置の使用が止められた後、下げられていたテレビ101の音量が元の音量に戻される。また、テレビ101の音量を戻すために、ハードウェアを追加する必要もない。
(第3実施形態)
第3実施形態でのバータイプスピーカー1の基本的な処理動作を、図6に示すフローチャートに基づいて説明する。DIR4(検出部)は、テレビ101からの音声信号の入力の有無を検出する(S41)。次に、DIR4は、テレビ101からの音声信号の入力があるか否かを判断する(S42)。DIR4は、判断結果をマイクロコンピューター2に通知する。なお、ここでは、DI4がテレビ101からの音声信号の入力の有無を検出し、テレビ101からの音声信号の入力があるか否かを判断するようになっているが、DSP5、又は、他の回路が、音声信号の入力の有無を検出し、音声信号の入力があるか否かを判断するようになっていてもよい。
第3実施形態でのバータイプスピーカー1の基本的な処理動作を、図6に示すフローチャートに基づいて説明する。DIR4(検出部)は、テレビ101からの音声信号の入力の有無を検出する(S41)。次に、DIR4は、テレビ101からの音声信号の入力があるか否かを判断する(S42)。DIR4は、判断結果をマイクロコンピューター2に通知する。なお、ここでは、DI4がテレビ101からの音声信号の入力の有無を検出し、テレビ101からの音声信号の入力があるか否かを判断するようになっているが、DSP5、又は、他の回路が、音声信号の入力の有無を検出し、音声信号の入力があるか否かを判断するようになっていてもよい。
DIR4が、音声信号の入力がないと判断した場合(S42:No)、マイクロコンピューター2は、処理を終了する。DIR4が、音声信号の入力があると判断した場合(S42:Yes)、マイクロコンピューター2は、以下の処理を行う(S43)。マイクロコンピューター2は、赤外線送信部11により、テレビ101のスピーカー102からの出力音量を下げるリモコンコードを送信する。
以上説明したように、本実施形態では、マイクロコンピューター2は、DIR4が、音声信号の入力があると判断した場合、テレビ101のスピーカー102からの出力音量を下げるコマンドをテレビ101に送信する。これにより、テレビ101からの音声信号の入力がある場合、テレビ101のスピーカー102からも音声が出力されている可能性があるが、これが防止される。
以上、本発明の実施形態について説明したが、本発明を適用可能な形態は、上述の実施形態には限られるものではなく、以下に例示するように、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で適宜変更を加えることが可能である。
上述の実施形態においては、バータイプスピーカー1は、テレビ101のスピーカー102から出力される音量を、赤外線によるリモコンコードにより、制御していた。これに限らず、他の手段によって、テレビ101のスピーカー102から出力される音量が制御されていてもよい。
上述の第1及び第2実施形態においては、DSP5が、信号の比較及び同一信号であるか否かの判断等と、ノイズキャンセル及びエコーキャンセルと、を行うようになっている。これに限らず、信号の比較及び同一信号であるか否かの判断等と、ノイズキャンセル及びエコーキャンセルと、は別のDSPにより行われてもよい。
上述の実施形態においては、スピーカーを備える外部装置として、テレビを例示した。これに限らず、他の外部装置であってもよい。また、音声出力装置として、バータイプスピーカーを例示した。これに限らず、AVレシーバー等の他の音声出力装置であってもよい。
本発明は、音声を出力する音声出力装置に好適に採用され得る。
1 バータイプスピーカー(音声出力装置)
2 マイクロコンピューター(制御部)
4 DIR(検出部)
5 DSP
8 スピーカー
9 マイク
10 表示部
11 赤外線送信部
101 テレビ(外部装置)
102 スピーカー
2 マイクロコンピューター(制御部)
4 DIR(検出部)
5 DSP
8 スピーカー
9 マイク
10 表示部
11 赤外線送信部
101 テレビ(外部装置)
102 スピーカー
Claims (14)
- 外部装置と接続され、前記外部装置から入力された音声を出力する音声出力装置であって、
マイクと、
前記マイクにより集音された音声と、出力音声と、を比較する信号処理部と、
前記信号処理部が、前記マイクにより集音された音声と、出力音声とが、同一の信号であり、且つ、音量差があると判断した場合、前記外部装置のスピーカーから音声が出力されないようにするための処理を行う制御部と、
を備えることを特徴とする音声出力装置。 - 前記制御部は、前記処理として、前記外部装置のスピーカーからの出力音量を下げるコマンドを前記外部装置に送信することを特徴とする請求項1に記載の音声出力装置。
- 前記制御部は、前記処理として、前記外部装置のスピーカーからの出力音量を無音とするコマンドを前記外部装置に送信することを特徴とする請求項1又は2に記載の音声出力装置。
- 前記コマンドは、リモコンコードであることを特徴とする請求項2又は3に記載の音声出力装置。
- 前記制御部は、前記処理として、前記外部装置のスピーカーから音声が出力されていることを報知することを特徴とする請求項1に記載の音声出力装置。
- 表示部をさらに備え、
前記制御部は、前記表示部に、前記外部装置のスピーカーから音声が出力されていることを表示することで、前記外部装置のスピーカーから音声が出力されていることを報知することを特徴とする請求項5に記載の音声出力装置。 - 前記制御部は、前記信号処理部が、前記マイクにより集音された音声と、出力音声とが、同一の信号であり、且つ、音量差に加え音声遅延があると判断した場合、前記処理を行うことを特徴とする請求項1〜6のいずれか1項に記載の音声出力装値。
- 外部装置と接続され、前記外部装置から入力された音声を出力する音声出力装置であって、
マイクと、
前記マイクにより集音された音声と、出力音声と、を比較する信号処理部と、
前記信号処理部が、出力音声以外のノイズがあると判断した場合、ノイズが低減されるようにするための処理を行う制御部と、
を備えることを特徴とする音声出力装置。 - 前記制御部は、前記処理として、前記外部装置のスピーカーからの出力音量を下げるコマンドを前記外部装置に送信することを特徴とする請求項8に記載の音声出力装置。
- 前記制御部は、前記処理として、出力音声以外のノイズがあることを報知することを特徴とする請求項8に記載の音声出力装置。
- 表示部をさらに備え、
前記制御部は、前記表示部に、出力音声以外のノイズがあることを表示することで、出力音声以外のノイズがあることを報知することを特徴とする請求項10に記載の音声出力装置。 - 前記制御部は、出力音声以外の平均ノイズレベルを記録することを特徴とする請求項9に記載の音声出力装置。
- 前記制御部は、自装置が電源オンからスタンバイとなる場合に、記録した平均ノイズレベルとなるように、前記外部装置のスピーカーからの出力音量を上げるコマンドを前記外部装置に送信することを特徴とする請求項12に記載の音声出力装置。
- 外部装置と接続され、前記外部装置から入力された音声を出力する音声出力装置であって、
前記外部装置からの音声信号の入力の有無を検出する検出部と、
前記検出部が、音声信号の入力があると判断した場合、前記外部装置のスピーカーからの出力音量を下げるコマンドを前記外部装置に送信する制御部と、
を備えることを特徴とする音声出力装置。
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Cited By (2)
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---|---|---|---|---|
WO2023013793A1 (ko) * | 2021-08-02 | 2023-02-09 | 엘지전자 주식회사 | 디스플레이 장치 및 그의 동작 방법 |
JP7491957B2 (ja) | 2022-01-06 | 2024-05-28 | Necパーソナルコンピュータ株式会社 | 音量制御支援システム及び音量制御支援方法並びにプログラム |
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- 2018-01-24 JP JP2018009267A patent/JP2019129388A/ja active Pending
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