JP4305407B2 - 音声入出力装置 - Google Patents
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Description
(A:構成)
図1は、本発明の1実施形態に係る音声入出力装置10の構成例を表すブロック図である。この音声入出力装置10は、例えば、コンサートホールなどの音響空間に置かれるスピーカアレイとして機能する音声入出力デバイスアレイ110を含んでおり、この音声入出力デバイスアレイ110は、例えば、図2に示すように、m×n個の単位デバイスDU(i、j)(i=1〜m,j=1〜n)を面状に並べて構成されている。なお、以下では、これら複数の単位デバイスDU(i,j)の各々を区別する必要がない場合には、「単位デバイスDU」と表記する。この単位デバイスDUは、詳細な図示は省略したが、振動板を備えており、入力された電気信号に応じてその振動板を振動させ、その電気信号に対応する音声を出力するスピーカ機能と、外部音源から放音された音声に応じて上記振動板が振動した場合に、その振動を電気信号に変換して出力するマイクロホン機能とを併有している。また、本実施形態では、m×n個の単位デバイスDUがマトリクス状に配置されて矩形状のスピーカ面を形成している場合について説明するが、例えば円筒の周面状のスピーカ面を形成するように各単位デバイスDUが配置されている場合など、その配置は図2に示す配置に限定されるものではないことは言うまでもない。また、本実施形態では、音声入出力デバイスアレイ110がコンサートホールなどに置かれるスピーカアレイである場合について説明するが、一般家屋のリビングなどに置かれホームシアターシステムを形成するスピーカアレイであっても良いことは勿論である。
より詳細に説明すると、動作モードが音声出力モードに設定されている場合には、制御部170は、記憶部160に単位デバイスDU毎に書き込まれている信号処理パラメータを読み出し、その信号処理パラメータを信号処理部180へ設定するパラメータ設定処理を行う。そして、信号処理部180は、例えばDSP(Digital Signal Processor)であり、入力されたオーディオ信号に各単位デバイスDU毎に固有な信号処理(すなわち、上記各信号処理パラメータに応じた遅延や信号レベルの調整)を施して各単位デバイスDUに対応するアンプ140へ出力する。
次いで、本実施形態に係る音声入出力装置10が行う動作のうち、その特徴を顕著に示す動作について図面を参照しつつ説明する。
まず、動作モードが診断モードに設定されている場合に、音声入出力装置10が行う動作について説明する。なお、以下に説明する動作例では、図4(a)に示すように状況下で特定された特性データおよび信号処理パラメータが記憶部160に既に格納されているものとする。そして、以下に説明する動作例では、図4(b)に示すような音響空間320(例えば、音声入出力装置10が置かれているコンサートホールなど)において、音声入出力デバイスアレイ110のスピーカ面から距離Lだけ離れた位置に音源310が置かれ、その音源から放音される音を用いて、各単位デバイスDUの出力特性の変化の有無および断線などの故障の有無について診断を行う場合について説明する。
以上、本発明の1実施形態について説明したが、上記実施形態に以下のような変形を加えても良いことは勿論である。
(1)上述した実施形態では、音声入出力デバイスアレイ110のスピーカ面から距離Lだけ離れた位置に音源310を置いてその音源310から出力されるインパルス音を各単位デバイスDUに受音させてその出力特性を診断する場合について説明した。しかしながら、図6(a)に示すように、残響室330の側壁近傍に音源340を置いてその音源340から例えばピンクノイズなどを出力させた状況下で特定された信号波形と、図6(b)に示すように音響空間320の側壁近傍に音源340を置い状況下で特定された信号波形とを比較して、各単位デバイスDUについて設定するべき信号処理パラメータを生成し直しようにしても勿論良い。このようにすると、音声入出力装置10が置かれる音響空間の音響特性に応じて信号処理パラメータを調整することが容易になるといった効果を奏する。また、インパルス音を用いた場合の特性データおよび信号処理パラメータの組と、ピンクノイズを用いた場合の特性データおよび信号処理パラメータの組と、を夫々単位デバイスDU毎に記憶部160へ書き込んでおくなど、複数の音源の各々に対応する特性データと信号処理パラメータとの組を単位デバイスDU毎に記憶部160に書き込んでおくとともに、診断に使用する音源の種類を指定する指定手段を音声入出力装置10に設けておき、その指定手段により指定された音源に対応する特性データを用いて上記診断を行い、その音源に対応する信号処理パラメータのみを生成し直すようにしても勿論良い。
Claims (3)
- 振動板を備え、入力された電気信号に応じて前記振動板を振動させてその電気信号に応じた音を出力するスピーカ機能および入力された音による前記振動板の振動を電気信号に変換して出力するマイクロホン機能を併有する単位デバイスを面状に複数配置してなる音声入出力デバイスアレイと、
所定の音源から放音された音を前記マイクロホン機能により受音した前記単位デバイスから出力された電気信号の信号波形を表す特性データが前記単位デバイス毎に書き込まれている記憶手段と、
前記単位デバイスの前記スピーカ機能を有効化するモードと、前記単位デバイスの前記マイクロホン機能を有効化するモードのいずれかに切り換える制御手段と、
前記制御手段により前記単位デバイスの前記マイクロホン機能が有効化されているときに、前記所定の音源から放音された音を前記単位デバイスにより受音し、前記単位デバイスの各々から出力される電気信号を解析してその信号波形を前記単位デバイス毎に特定する特定手段と、
前記特定手段により信号波形が特定されなかった単位デバイスがあった場合、または、前記特定手段によって特定された信号波形と前記記憶手段に記憶されている特性データの表す信号波形との差が所定の閾値を超えている単位デバイスがあった場合に、その旨を報知する報知手段と
を有する音声入出力装置。 - 振動板を備え、入力された電気信号に応じて前記振動板を振動させてその電気信号に応じた音を出力するスピーカ機能および入力された音による前記振動板の振動を電気信号に変換して出力するマイクロホン機能を併有する単位デバイスを面状に複数配置してなる音声入出力デバイスアレイと、
所定の音源から放音された音を前記マイクロホン機能により受音した前記単位デバイスから出力された電気信号の信号波形を表す特性データが前記単位デバイス毎に書き込まれている記憶手段と、
前記単位デバイスの前記スピーカ機能を有効化するモードと、前記単位デバイスの前記マイクロホン機能を有効化するモードのいずれかに切り換える制御手段と、
前記制御手段により前記単位デバイスの前記マイクロホン機能が有効化されているときに、前記所定の音源から放音された音を前記単位デバイスにより受音し、前記単位デバイスの各々から出力される電気信号を解析してその信号波形を前記単位デバイス毎に特定する特定手段と、
前記単位デバイスの各々について、前記特定手段により特定された信号波形と前記記憶手段に記憶されている特性データの表す信号波形との差に応じて、前記制御手段により前記単位デバイスの前記スピーカ機能が有効化されているときに、前記単位デバイスへ入力する電気信号に付与するべき信号処理を表すパラメータを生成する生成手段と、
を有する音声入出力装置。 - 前記各単位デバイスにより受音される音声の音源を指定する指定手段を備え、前記記憶手段には、
前記単位デバイスの各々について、前記特性データが音源毎に複数記憶されており、
前記生成手段は、
前記単位デバイスの各々について、前記指定手段により指定された音源に対応する特性データの表す信号波形と前記特定手段により特定された信号波形との差に応じて、前記パラメータを生成する
ことを特徴とする請求項2に記載の音声入出力装置。
Priority Applications (1)
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JP2005081596A JP4305407B2 (ja) | 2005-03-22 | 2005-03-22 | 音声入出力装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2005081596A JP4305407B2 (ja) | 2005-03-22 | 2005-03-22 | 音声入出力装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
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JP2006270184A JP2006270184A (ja) | 2006-10-05 |
JP4305407B2 true JP4305407B2 (ja) | 2009-07-29 |
Family
ID=37205717
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JP5034107B2 (ja) * | 2007-10-15 | 2012-09-26 | Necカシオモバイルコミュニケーションズ株式会社 | 音声処理装置、音声処理装置の音声処理方法及びプログラム |
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2005
- 2005-03-22 JP JP2005081596A patent/JP4305407B2/ja not_active Expired - Fee Related
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