JP3674757B2 - 火災報知システム用電話装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、火災報知システム用電話装置に関し、特に、火災受信盤と、電話ジャックを備えた端末との間の通話を行うための火災報知システム用電話装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、火災監視区域毎に設置された火報発信機や表示盤等の火報端末(以下、単に、発信機という)と、複数の発信機に電話線を介して接続された単一の火災受信盤(以下、単に、受信機という)を有して構成される火災報知システムにおいて、発信機側と受信機側との間で通話を行うための電話装置は、図17に示すような構成を有している。
【0003】
すなわち、図17に示すように、発信機110及び受信機130の所定の位置に電話ジャック(ピンジャック)PJ1、PJ2が設けられ、当該電話ジャックPJ1、PJ2に送受話器120、140のピンプラグPP1、PP2を各々差し込み接続することにより、特定の火災監視区域に設置された発信機110と、管理者側の受信機130とが電話線LTにより接続されて所望の通話を行うことができる。なお、図17において、130Aは、操作表示パネルであって、火災代表灯や地区表示窓、地区表示灯、スピーカSPA、電話灯ILA、音響停止スイッチ等が適宜配置されるとともに、操作表示パネル130Aの下方に設けられた小扉(カバー)130Bの内側には、保守用の各種スイッチ、及び、ピンジャックPJ2が設けられている。
【0004】
ここで、従来の火災報知システム用電話装置の概略構成について、図18を参照して説明する。
図18において、発信機110及び受信機130に接続される各送受話器120、140は、通話時の音声を入出力するためのマイク121、141及びスピーカ122、142と、当該音声に対応する電気信号を増幅するためのアンプ回路123、143と、アンプ回路123、143からの電気信号を伝達するとともに、アンプ回路駆動用の電源を供給するための2芯の信号コードLC1、LC2及び2極のピンプラグPP1、PP2と、を各々備えた略同等の構成を有している。
発信機110は、発信機側の送受話器120を接続するためのピンジャックPJ1を備え、該ピンジャックPJ1に接続される送受話器120の2芯の信号コードLC1に対応する2芯の電話線(T線、TC線)LTを介して、受信機130に接続されている。
【0005】
一方、受信機130は、発信機110との間に設けられたT線、TC線からなる2芯の電話線LTの各々に、所定の電源電圧VMC、GNDを供給する発信機側電源供給部131と、T線の電圧変化に基づいて、発信機に送受話器が接続されたか否かを検出する発信機側接続検出回路132と、受信機側の送受話器140を接続するためのピンジャックPJ2と、該ピンジャックPJ2を介して接続される受信機側の送受話器140に所定の電源電圧をVMC、GNDを供給する受信機側電源供給部133と、受信機側の送受話器140に電源が供給される信号線の電圧変化に基づいて、受信機130に送受話器140が接続されたか否かを検出する受信機側接続検出回路134と、発信機側及び受信機側の電源供給部131、133間に設けられたカップリングコンデンサCと、発信機側及び受信機側の各接続検出回路132、134から出力される検出信号に基づいて、図17に示した電話灯ILAの点灯やスピーカSPAによる呼出音の鳴動を制御する制御回路(MPU)135と、を備えた構成を有している。
【0006】
このような構成を有する火災報知システム用電話装置において、各火災監視区域に設置されている発信機側から受信機側への通話が必要な場合には、図19に示すように、まず、発信機110に備えられているピンジャックPJ1に、送受話器120のピンプラグPP1を差し込み接続することにより、受信機130内部に設けられた発信機側電源供給部131から電源電圧VMC、GNDが、電話線LTを介して発信機側の送受話器120に内蔵されたアンプ回路123に供給される。
これによって、高電位電源(VMC)側からT線、送受話器(アンプ回路123)120、TC線を介して低電位電源(GND)側に電流が流下するため、この電流の流下による電圧降下を発信機側接続検出回路132により検出することにより、発信機110と送受話器120の接続状態を検出する。
【0007】
制御回路135は、発信機側接続検出回路132から出力される検出信号に基づいて、発信機側からの通話要請があることを判断して、受信機130の操作表示パネル130Aに設けられた電話灯ILAを点灯させるとともに、スピーカSPAにより呼出音を鳴動する制御を行い、受信機側の管理者に報知する。
このような発信機側からの呼び出しに対して、図20に示すように、管理者が、受信機130に備えられているピンジャックPJ2に、送受話器140のピンプラグPP2を差し込み接続することにより、受信機130内部に設けられた受信機側電源供給部133から電源電圧VMC、GNDが、受信機側の送受話器140に内蔵されたアンプ回路143に供給される。
【0008】
これによって、高電位電源(VMC)側から送受話器(アンプ回路143)140を介して低電位電源(GND)側に電流が流下するため、この電流の流下による電圧降下を受信機側接続検出回路134により検出することにより、受信機130と送受話器140の接続状態を検出する。
このようにして、発信機側と受信機側の各送受話器120、140は、受信機130内部のカップリングコンデンサC及び電話線LTを介して、通話可能な状態で接続されるとともに、受信機側接続検出回路134から出力される検出信号に基づいて、制御回路135は、スピーカSPAによる呼出音の鳴動を停止する制御を行う。
以上のような一連の動作制御により、発信機側と受信機側との間で通話回路が形成され、発信機110及び受信機130に接続された送受話器120、140を用いて、各火災監視区域からの火災の発生状況の報告や、火災報知システムの保守点検時の連絡等が行われていた。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、上述した火災報知システム用電話装置においては、受信機130に付設されたピンジャックPJ2に、送受話器140のピンプラグPP2を接続していない状態で、発信機110に付設されたピンジャックPJ1に、送受話器120のピンプラグPP1を接続した場合に、発信機側接続検出回路132から出力される検出信号に基づいて、制御回路135が操作表示パネル130Aに設けられた電話灯ILAを点灯させるとともに、スピーカSPAにより呼出音を鳴動し、その後、受信機130に付設されたピンジャックPJ2に、送受話器140のピンプラグPP2を接続することにより、スピーカSPAによる呼出音の鳴動を停止するように構成されていたため、次に示すような問題を有している。
【0010】
すなわち、受信機130に送受話器140を接続したままの状態で、発信機110からの通話要請があった場合、操作表示パネル130Aの電話灯1LAは点灯するものの、スピーカSPAによる呼出音の鳴動が行われず、受信機側の管理者が呼び出しに気付いて応答するまでに時間を要したり、又は、通話要請を見過ごす可能性があり、非常時の連絡に支障を来す可能性があるという問題を有していた。
特に、このような問題は、受信機に電話線を介して接続された複数の発信機との間で保守点検を行う場合のように、各発信機と受信機との間で順次通話を繰り返す場合に、一つの発信機との通話が終了して送受話器のピンプラグが引き抜かれた後、他の(次の)発信機に送受話器のピンプラグを挿入して、受信機に対して通話要請しても、受信機側で呼出音が鳴動しないことになるため、発信機との通話終了後、その都度受信機から送受話器のピンプラグを引き抜くか、あるいは、常時電話灯の点灯状況を監視する必要があり、点検作業を極めて繁雑なものとしていた。
【0011】
また、上述した点検作業時に限らず、受信機から送受話器のプラグを抜き忘れた場合には、火災現場の発信機からの通話要請が見過ごされるという危険性を有していた。
なお、上記と同様の問題点を解決する技術として、実開昭56−41385号公報や実開平5−23296号公報等には、受信機に送受話器を接続したままの状態で、発信機からの通話要請があった場合、一定時間だけ呼出音を鳴動する構成が記載されている。しかしながら、このような構成においては、発信機からの通話要請に対して、呼出音の鳴動が一定時間だけ行われ、その後呼出音が停止してしまうため、受信機側の管理者が呼出音を聞き逃したり、一時的に不在であったりした場合には、十分な報知機能を果たせないという問題を有していた。
【0012】
そこで、本発明は、このような問題点に鑑み、受信機に送受話器を接続したままの状態で、発信機からの通話要請があった場合にも、受信機のスピーカから呼出音を鳴動させて、受信機側の管理者に確実に報知することができる火災報知システム用電話装置を提供することを目的とする。
【0013】
【課題を解決するための手段】
請求項1記載の発明に係る火災報知システム用電話装置は、各々電話ジャックを備えた火報端末及び火災受信盤とを電話線を介して接続し、該火報端末と該火災受信盤との間で通話を行う火災報知システム用電話装置において、
前記火災受信盤は、前記火災受信盤に備えられた前記電話ジャックを介して第1の送受話器を接続したことを検出する受信機側接続検出手段と、
前記火報端末に備えられた前記電話ジャックを介して前記火報端末に第2の送受話器が接続されたことを検出する端末側接続検出手段と、
前記端末側接続検出手段が第2の送受話器を接続したことを検出したときに呼出音を出力する音響手段と、
前記呼出音を停止する信号を出力する呼出音停止手段と、
前記端末側接続検出手段が第2の送受話器の接続を検出した際に前記受信機側接続検出手段の検出状態に係わらず前記音響手段から呼出音を継続して出力し、呼出音の出力中に前記呼出音停止手段を操作するか受信機側接続検出手段が第1の送受話器を接続したことを検出した場合に前記呼出音の出力を停止する制御手段と、
を備えたことを特徴とする。
【0014】
また、請求項2記載の発明に係る火災報知システム用電話装置は、前記制御手段は、前記端末側接続検出手段が第2の送受話器の接続を検出した際に前記受信機側接続検出手段が第1の送受話器の接続を検出していないときは、受信機側接続検出手段が第1の送受話器を接続したことを検出した場合にのみ前記音響手段からの呼出音の出力を停止することを特徴とする。
請求項3記載の発明に係る火災報知システム用電話装置は、前記呼出音停止手段は、前記火災受信盤の操作面に設けられた、既存の音響停止用の操作スイッチであることを特徴とする。
請求項4記載の発明に係る火災報知システム用電話装置は、前記呼出音停止手段は、前記火災受信盤の操作面に設けられた、前記呼出音を停止する専用の操作スイッチであることを特徴とする。
請求項5記載の発明に係る火災報知システム用電話装置は、前記火災受信盤は、前記第1の送受話器を懸下する送受話器懸下部を備え、
前記呼出音停止手段は、前記送受話器懸下部から前記送受話器を取り上げた際に、前記呼出音を停止する信号を前記制御手段に出力する操作スイッチであることを特徴とする。
【0015】
【発明の実施の形態】
以下、本発明に係る火災報知システム用電話装置の実施形態について、図面を参照しながら説明する。
<第1の実施形態>
図1は、本発明に係る火災報知システム用電話装置の第1の実施形態を示す外観構成図であり、図2は、本実施形態に係る火災報知システム用電話装置の内部構成を示す図である。
図1に示すように、火災報知システム用電話装置100は、火報発信機や表示盤等の火報端末(発信機)10と、発信機10にピンジャック(電話ジャック)PJ及びピンプラグPPを介して接続される送受話器(第2の送受話器)20と、複数の発信機(図示を省略したものを含む)10に電話線LTを介して接続された単一の火災受信盤(受信機)30と、受信機30にモジュラージャックMJ及びモジュラープラグMPを介して接続される送受話器(第1の送受話器)40と、を有して構成されている。
【0016】
以下、各構成について、図1及び図2を参照して説明する。
発信機10は、火災監視区域毎に設置され、本来の火災報知機能部に加えて、専用の送受話器20を接続するためのピンジャックPJを備えている。また、発信機側の送受話器20は、従来技術に示したものと同様に、音声を入出力するためのマイク21及びスピーカ22と、当該音声に対応する電気信号を増幅するためのアンプ回路23と、アンプ回路23からの電気信号を伝達するとともに、アンプ回路駆動用の電源を供給するための2芯の信号コードLC及び2極のピンプラグPPと、を備えている。そして、発信機10は、ピンジャックPJに接続される送受話器20の2芯の信号コードLCに対応する2芯の電話線(T線、TC線)LTを介して、受信機30に接続されている。
【0017】
受信機30は、本来の火災監視機能部に加えて、発信機10との間に設けられたT線、TC線からなる2芯の電話線LTの各々に、所定の電源電圧Vin、GNDを常時印加する電源(Vin、GND)と、電源(Vin)とT線の間に設けられ、T線の電圧変化に基づいて、発信機10に送受話器20が接続されたか否かを検出する発信機側接続検出回路(端末側接続検出手段)31と、受信機側の送受話器40を接続するためのモジュラージャックMJと、受信機側の送受話器40に内蔵されたマイク41及びスピーカ42を介して入出力される音声に対応する電気信号を増幅するためのアンプ回路32と、モジュラージャックMJを介して受信機30に送受話器40が接続されたか否かを検出する受信機側接続検出回路33と、発信機側接続検出回路31から出力される検出信号に基づいて、アンプ回路32及び受信機側接続検出回路33への電源(VMC)の供給を制御するスイッチング回路34と、操作表示パネル(操作面)30Aに設けられた種々の表示灯や音響機器等の出力制御、操作スイッチによる火災報知システムの制御等を行う制御回路(MPU:制御手段)35と、を備えている。
【0018】
ここで、制御回路35は、発信機側及び受信機側の接続検出回路31、33から出力される検出信号に基づいて、電話灯ILの点灯や音響機器となるスピーカ(又はブザー)SPによる呼出音の鳴動を制御するとともに、操作表示パネル30Aに設けられた所定の呼出音停止スイッチ(呼出音停止手段)SWAから出力される呼出音停止信号に基づいて、スピーカSPによる呼出音の鳴動を停止する。
受信機側の送受話器40は、音声を入出力するためのマイク41及びスピーカ42と、入出力される音声に対応する電気信号を伝達するとともに、マイク41及びスピーカ42に接地電位GNDを供給するための4芯のモジュラーコードMC及び4極のモジュラープラグMPを備えている。
【0019】
次に、上述したような構成を有する火災報知システム用電話装置に適用される受信機について、図面を参照して説明する。
図3は、本実施形態に係る火災報知システム用電話装置に適用される火災受信盤(受信機)の操作表示パネルの一例を示す概略図である。
図3に示す火災受信盤の操作表示パネル30Aにおいて、火災代表灯30aは、各火災監視区域に設けられる発信機10、又は、火災感知器から発報がある場合に点滅する。また、地区代表灯30bは、地区に対応して複数設けられ、発信機発報、又は、火災感知器発報があった場合に、該当する地区表示灯30bが点滅する。
【0020】
主操作部30cは、各種表示灯や操作スイッチを備え、特に、発信機10からの電話呼出時には、電話灯ILが点灯し、スピーカSPが鳴動して呼出音が出力される。また、音響停止スイッチSAは、本実施形態における呼出音停止スイッチSWAを構成し、スピーカSPからの音響を任意に停止したい場合、及び、発信機側からの通話要請による呼出音を停止する場合に押下される。具体的な動作制御については、後述する。
なお、スピーカSPから出力される音響としては、電話呼出音以外に、火災警報音や、各種障害警報音等があり、これらの警報音は、共通の音響停止スイッチSAのON操作により停止される。
保守操作部30dは、保守点検作業時に使用する各種操作スイッチや電話ジャックMJを備え、通常は、図1に示した小扉(カバー)30Bにより保護されて、操作スイッチ類に直接接触できないように構成されている。ここで、電話ジャックMJは、上述したように、受信機側の送受話器40に内蔵されたマイク41及びスピーカ42への入出力信号、及び、接地電位GNDを供給するための4芯のモジュラージャックにより構成されている。
【0021】
次に、上述したような構成を有する火災報知システム用電話装置における動作制御について、図面を参照して詳しく説明する。
図4は、本実施形態に係る火災報知システム用電話装置における動作手順を示すフローチャートであり、図5は、本実施形態に係る火災報知システム用電話装置における通常の電話呼出状態を示す概念図であり、図6は、本実施形態に係る火災報知システム用電話装置における通常の呼出応答状態を示す概念図であり、図7は、本実施形態に係る火災報知システム用電話装置における送受話器接続継続状態を示す概念図であり、図8は、本実施形態に係る火災報知システム用電話装置における送受話器接続時の電話呼出状態を示す概念図である。なお、ここでは、必要に応じて、図2に示した内部構成、及び、図3に示した操作表示パネルを参照しながら説明する。
【0022】
(手順ST11)
図5に示すように、まず、発信機10に備えられているピンジャックPJに、発信機専用の送受話器20のピンプラグPPが差し込み接続されると、受信機30内部に設けられた電源から電源電圧Vin、GNDが、電話線LTを介して発信機10に接続された送受話器20に供給される。
これによって、高電位電源(Vin)から発信機側接続検出回路31、T線、発振機側の送受話器20、TC線を介して低電位電源(GND)に電流が流下し、この電流の流下による電圧降下を発信機側接続検出回路31によって検出することにより、発信機10と送受話器20の接続状態が検出される。
【0023】
(手順ST12)
そして、発信機側接続検出回路31から、発信機10と送受話器20の接続状態を示す検出信号が制御回路35に出力されると、制御回路35は、発信機側からの通話要請があることを判断して、受信機30の操作表示パネル30Aに設けられた電話灯ILを点灯させるとともに、スピーカSPにより所定の呼出音を鳴動して、受信機側の管理者に報知する。
なお、発信機側接続検出回路31から出力される上記検出信号は、スイッチング回路34にも制御信号として出力されて、スイッチング回路34がON動作することにより、電源電圧Vinを電圧VMCとして、受信機側のアンプ回路32及び受信機側接続検出回路33に供給する。これにより、アンプ回路32及び受信機側接続検出回路33は駆動可能状態となる。
【0024】
(手順ST13)
このとき、制御回路35は、受信機側接続検出回路33から出力される検出信号に基づいて、受信機30と送受話器40の接続状態にあるか否かを判断し、把握する。
具体的には、受信機30に備えられているモジュラージャックMJに、受信機側の送受話器40のモジュラープラグMPを差し込み接続することにより、アンプ回路32から、モジュラーコードMC、送受話器40のマイク41を介して低電位電源(GND)に電流が流下するので、この電流の流下による電圧降下を受信機側接続検出回路33によって検出することにより、受信機30と送受話器40の接続状態が検出され、検出信号として制御回路35に出力される。
【0025】
(手順ST14)
そして、受信機30に送受話器40が接続されていないと判断した場合には、通常の呼出応答動作が行われる。すなわち、上記手順ST12における電話灯ILの点灯、及び、スピーカSPからの呼出音に対して、図6に示すように、管理者が受信機30に備えられているモジュラージャックMJに、受信機側の送受話器40のモジュラープラグMPを差し込み接続したか否かが、受信機側接続検出回路33により検出され、その検出信号に基づいて、受信機30と送受話器40の接続状態が判断される。
(手順ST15)
上記手順ST14において、受信機30に送受話器40が接続されたことを検出した場合には、制御回路35は、発信機側と受信機側との間で通話回路が形成されたものと判断して、受信機30のスピーカSPによる呼出音の鳴動を停止する。このとき、電話灯ILは、発信機側と受信機側との間で通話回路が形成されている間は、点灯状態を継続する。
【0026】
(手順ST16)
このようにして、発信機側と受信機側の送受話器20、40は、電話線LTを介して通話可能な状態で接続されるので、各火災監視区域からの火災の発生状況の報告や、火災報知システムの点検時の連絡等が行われる。
(手順ST17/手順ST18)
次いで、上記通話終了後、発信機10から送受話器20を取り外すことにより、発信機側接続検出回路31により、発信機10と送受話器20の非接続状態が検出される。このとき、発信機側接続検出回路31から出力される検出信号に基づいて、制御回路35は、発信機側と受信機側との間で通話回路が遮断されたことを判断して、電話灯ILを消灯する。
【0027】
(手順ST19/手順ST20)
一方、上記手順ST14において、受信機30に送受話器40が接続されないまま、管理者が発信機10から送受話器20を取り外した場合には、制御回路35は、発信機10からの通話要請が中断、又は、終了したものと判断して、電話灯ILを消灯するとともに、スピーカSPによるの鳴動呼出音を停止し、処理を終了する。
なお、発信機10から送受話器20が取り外されない場合には、上記手順ST14に示したように、受信機30に送受話器40が接続されるまで待って、上記手順ST15〜手順ST18の一連の動作が実行され、スピーカSPによる呼出音の鳴動が停止されるとともに、通話が可能な状態となる。
【0028】
(手順ST21)
また、上記手順ST13において、受信機30に送受話器40が接続されていると判断した場合、すなわち、図7に示すように、発信機10に送受話器20が接続される以前に、すでに受信機30に送受話器40が継続して接続されている状態で、図8に示すように、発信機10に送受話器20が接続された場合には、本発明特有の呼出応答動作を行う。すなわち、上記手順ST12における電話灯ILの点灯、及び、スピーカSPからの呼出音に対して、管理者が受信機30に接続されている送受話器40を一旦取り外し、その後、再度受信機30に接続した場合には、上記手順ST14〜手順ST18の一連の動作が実行され、スピーカSPによる呼出音の鳴動が停止されるとともに、通話が可能な状態となる。
一方、管理者が受信機30に接続されている送受話器40を取り外した後、再度受信機30に送受話器40が接続されない場合には、上記手順ST14、手順ST19の動作が繰り返し実行され、また、この状態で、発信機10から送受話器20を取り外した場合には、制御回路35は、発信機10からの通話要請が中断、又は、終了したものと判断して、電話灯ILを消灯するとともに、スピーカSPによる呼出音の鳴動を停止する。
【0029】
(手順ST22)
上記手順ST21において、管理者が受信機30に送受話器40を接続したままの状態で、受信機30の操作表示パネル30Aに設けられた音響停止スイッチSAをON操作した場合には、上記手順ST15〜手順ST18の一連の動作が実行され、スピーカSPによる呼出音の鳴動が停止されるとともに、通話が可能な状態となる。
【0030】
(手順ST23)
上記手順ST21において、管理者が受信機30に送受話器40を接続したままの状態で、受信機30の操作表示パネル30Aに設けられた音響停止スイッチSAを操作せず、さらに、発信機10から送受話器20を取り外した場合には、制御回路35は、発信機10からの通話要請が中断、又は、終了したものと判断して、電話灯ILを消灯するとともに、スピーカSPによる呼出音の鳴動を停止する。
なお、発信機10から送受話器20が取り外されない場合には、上記手順ST21、手順ST22に示したように、受信機30から送受話器40が取り外されるまで、あるいは、音響停止スイッチSAがON操作されるまで待って、上記手順ST14〜手順ST18の一連の動作、又は、上記手順ST14、手順ST19、手順ST20の一連の動作が実行され、スピーカSPによる呼出音の鳴動が停止される。
【0031】
以上説明したように、通常の呼出応答動作(手順ST13〜手順ST20)においては、図5に示すように、受信機30に送受話器40が接続されていない状態で、発信機10に送受話器20が接続されることにより、受信機30の電話灯ILを点灯するとともに、スピーカSPにより呼出音を鳴動する呼出動作を行って、発信機10からの通話要請を受信機側の管理者に報知する。
次いで、図6に示すように、管理者が受信機30に送受話器40を接続することにより、呼出音の鳴動を停止するとともに、通話を可能とする応答動作を行う。ここで、発信機側と受信機側は、受信機30に送受話器40が接続された時点で、通話可能な状態となる。
【0032】
一方、本発明特有の呼出応答動作(手順ST13、手順ST21〜手順ST23)においては、図7に示すように、受信機30に送受話器40が接続された状態で、図8に示すように、発信機10に送受話器20が接続されることにより、受信機30の電話灯ILを点灯するとともに、スピーカにより呼出音を鳴動する呼出動作を行って、発信機10からの通話要請を受信機側の管理者に報知する。次いで、管理者が操作表示パネル30Aに設けられた音響停止スイッチSAをON操作することにより、呼出音の鳴動を停止する応答動作を行う。ここで、発信機側と受信機側は、発信機10に送受話器20が接続された時点で、通話可能な状態となる。
【0033】
したがって、本実施形態に係る火災報知システム用電話装置によれば、受信機に送受話器を接続したままの状態で、発信機に送受話器が接続された場合であっても、操作表示パネルの電話灯の点灯とともに、スピーカにより呼出音を鳴動することができ、受信機側の管理者が呼出音を停止する操作を行うまで、鳴動状態が継続するので、管理者に通話要請があることを確実に報知することができ、非常時の連絡を迅速かつ確実に行うことができる。
また、火災報知システムの保守点検を行う場合、受信機に送受話器を接続したままの状態であっても、各発信機からの通話要請を呼出音で報知することができるので、従来技術に示したように、発信機からの通話終了毎に、受信機から送受話器を取り外したり、常時電話灯の点灯状況を監視する必要がなくなり、点検作業を効率的に行うことができる。
【0034】
さらに、呼出音停止スイッチとして、火災受信盤に既設の音響停止スイッチSAを適用することができるので、他の音響停止機能と操作方法を統一することができ、操作表示パネル30Aにおけるボタン数を削減して、操作性の向上を図ることができる。
なお、本実施形態においては、受信機30に送受話器40が接続されたままの状態で、発信機10から送受話器20が取り外されている場合には、発信機側接続検出回路31により、発信機10と送受話器20との接続解除状態が検出され、この接続解除状態を示す検出信号により、スイッチング回路34が、OFF動作して受信機側のアンプ回路32及び受信機側接続検出回路33への電源電圧VMCの供給を遮断するので、受信機30における電力消費を低減することができる構成を有している。
【0035】
また、受信機側の送受話器40は、マイク41及びスピーカ42のみを内蔵し、アンプ回路32を受信機30内に設け、さらに、受信機30と送受話器40との接続をモジュラープラグMP及びモジュラージャックMJを介して行っているので、受信機側に適用される送受話器40を、一般電話用の、汎用かつ簡易な送受話器により実現することができるとともに、モジュラーコードMCや送受話器40が破損した場合にも、極めて容易かつ安価に代替え品を入手することができるように構成されている。
【0036】
<第2の実施形態>
次に、本発明に係る火災報知システム用電話装置の第2の実施形態について、図面を参照して説明する。
図9は、本発明に係る火災報知システム用電話装置の第2の実施形態に適用される火災受信盤(受信機)の操作表示パネルを示す概略図である。
図9に示すように、本実施形態に適用される火災受信盤の操作表示パネル30Bは、主操作部30cに既設の音響停止スイッチSAに加え、電話呼出音停止スイッチSBを備えている。
【0037】
ここで、電話呼出音停止スイッチSBは、発信機10からの電話呼出時に、スピーカSPによる呼出音の鳴動を停止するための専用の操作スイッチとして設けられる。
このような電話呼出音の鳴動停止専用の操作スイッチを操作表示パネル30Bに備えることにより、発信機側からの通話要請による呼出音の鳴動に対して、管理者は、操作表示パネル30B上の電話呼出音停止スイッチSBの所在を容易に認識することができるので、呼出音の停止方法を迷うことなく一義的に把握することができ、迅速かつ確実な呼出音停止操作を行うことができる。
【0038】
<第3の実施形態>
次に、本発明に係る火災報知システム用電話装置の第3の実施形態について、図面を参照して説明する。
図10は、本発明に係る火災報知システム用電話装置の第3の実施形態を示す外観構成図であり、図11は、本実施形態に係る火災報知システム用電話装置における電話呼出状態を示す概念図であり、図12は、本実施形態に係る火災報知システム用電話装置における呼出応答状態を示す概念図であり、図13は、本実施形態に係る火災報知システム用電話装置の他の例を示す外観構成図である。
本実施形態に係る火災報知システム用電話装置は、図10に示すように、たとえば、受信機30前面の操作表示パネル30A近傍に送受話器懸下部36を備えている。
【0039】
送受話器懸下部36は、送受話器40を懸下するための懸下部材36aと、送受話器40を懸下することにより、ON/OFF動作するフックスイッチ36bと、を備えている。
ここで、フックスイッチ36bからの信号は、送受話器40を懸下すること(ON動作)により、電話呼出音を鳴動可能な状態とし、送受話器40を取り上げることにより、電話呼出音を鳴動停止、かつ、通話可能状態とする制御信号として制御回路35に出力される。
このような構成を有する火災報知システム用電話装置において、図11に示すように、送受話器40を受信機30と接続し、送受話器懸下部36に送受話器40を懸下して、発信機10からの通話要請を待つ待機状態においては、発信機10に送受話器20を接続することにより通話要請が発生すると、受信機30の電話灯ILが点灯するとともに、スピーカSPにより呼出音が鳴動するように制御される。
【0040】
そして、受信機側の管理者が呼出音を認識し、図12に示すように、送受話器40を送受話器懸下部36から取り上げてフックスイッチ36bをOFF状態にすると、フックスイッチ36bから呼出音停止信号が制御回路35に出力され、呼出音の鳴動が停止される。
したがって、送受話器40を受信機30に接続したままの状態であっても、モジュラーコードMC、プラグMP、ジャックMJに過負荷が掛からない位置に、送受話器40を懸下して待機状態とすることができるとともに、送受話器40を持ち上げるという通話に必須の動作により、フックスイッチ36bをOFF状態にして、呼出音の鳴動を停止することができるので、呼出音を停止するために、送受話器40を受信機30から取り外したり、あるいは、操作スイッチを操作する必要がなく、迅速かつ簡易に発信機側との通話を行うことができる。
【0041】
なお、本実施形態においては、送受話器懸下部36の懸下部材36aと、フックスイッチ36bを個別に設けた場合について説明したが、本発明はこれに限定されるものではなく、懸下部材36aとフックスイッチ36bを一体の構成としてもよい。この場合、送受話器40を懸下部材36aに懸下することにより、フックスイッチ36bを確実にON操作することができるので、送受話器40の懸下状態の不良によってフックスイッチ36bの操作不良を招くことがない。
また、本実施形態においては、送受話器懸下部36を、受信機30前面に凹状に設けた場合について説明したが、本発明はこれに限定されるものではない。すなわち、送受話器40を受信機30に接続した状態でモジュラーコードMCの伸縮の範囲内(モジュラープラグやモジュラージャックに過負荷が掛からない位置)に設置するものであれば、図13(a)に示すように、受信機30前面に突出する形状を有するものであってもよいし、図13(b)に示すように、受信機30の側面に設けるものであってもよい。さらに、個別の送受話器用ホルダを設けるものであってもよい。
【0042】
<第4の実施形態>
次に、本発明に係る火災報知システム用電話装置の第4の実施形態について、図面を参照して説明する。
図14は、本発明に係る火災報知システム用電話装置の第4の実施形態を示す内部構成図である。
本実施形態に係る火災報知システム用電話装置は、従来技術に示した構成(図17〜図20参照)に、本発明を適用したものである。したがって、上述した従来技術と同等の構成については、同一の符号を付して説明を省略する。
本実施形態に係る火災報知システム用電話装置は、図14に示すように、図18に示した内部構成において、受信機130に内蔵された制御回路135に電話灯ILAやスピーカSPA等の報知手段が接続されるとともに、スピーカSPAによる呼出音の鳴動を停止する呼出音停止スイッチSWBが接続されていることを特徴としている。
【0043】
このような構成を有する火災報知システム用電話装置の動作制御について、図面を参照して説明する。
図15は、本実施形態に係る火災報知システム用電話装置における送受話器接続継続状態を示す概念図であり、図16は、本実施形態に係る火災報知システム用電話装置における電話呼出状態を示す概念図である。なお、ここでは、受信機にすでに送受話器が接続された状態にあるものとして、図4に示したフローチャートの手順ST13、手順ST21〜手順ST23の一連の処理動作を参照して説明する。
図15に示すように、受信機130に、送受話器140がピンプラグPP2及びピンジャックPJ2を介して、すでに接続された状態において、図16に示すように、発信機110に備えられているピンジャックPJ1に、送受話器120のピンプラグPP1を差し込み接続することにより、受信機130内部に設けられた発信機側電源供給部131から送受話器120に電源電圧が供給されて、電流が流下するため、この電流の流下に伴う電圧降下を発信機側接続検出回路132により検出することにより、発信機110と送受話器120の接続状態が検出される。
【0044】
制御回路135は、発信機側接続検出回路132から出力される、発信機110と送受話器120の接続状態を示す検出信号に基づいて、発信機側からの通話要請があることを判断して、図16に示すように、受信機130の操作表示パネル130Aに設けられた電話灯ILを点灯させるとともに、スピーカSPにより呼出音を鳴動して、受信機側の管理者に報知する。
このような発信機側からの呼び出しに対して、管理者が、受信機130の操作表示パネル130Aの所定の位置に設けられている呼出音停止スイッチSWBをON操作することにより、受信機130のスピーカSPAによる呼出音の鳴動を停止する。そして、受信機130にすでに接続されている送受話器140を用いて、発信機側と所定の通話が行われる。なお、発信機側の送受話器120と受信側の送受話器140は、発信機110に送受話器120を接続した時点で、電話線LT及び受信機130内部のカップリングコンデンサCを介して、通話回線が形成される。
【0045】
ここで、呼出音停止スイッチSWBは、上述した実施形態にも示したように、受信機130の操作表示パネル130Aにあらかじめ設置されている既設の音響停止スイッチであってもよいし、本発明を適用するに当たって新たに設けた専用のスイッチであってもよく、また、懸下された送受話器140を取り上げることによって作動するフックスイッチであってもよいことはいうまでもない。
したがって、本実施形態に係る火災報知システム用電話装置によれば、上述した第1の実施形態と同様に、受信機に送受話器を接続したままの状態で、発信機に送受話器が接続された場合であっても、操作表示パネルの電話灯の点灯とともに、スピーカから呼出音を出力することができ、受信機側の管理者が呼出音を停止する操作を行うまで、鳴動状態が継続するので、管理者に通話要請があることを確実に報知することができ、非常時の連絡を迅速かつ確実に行うことができる。
【0046】
【発明の効果】
請求項1又は2記載の発明によれば、火災受信盤は、第2送受話器が挿入された場合には、第1送受話器の接続の有無に関係なく音響手段から呼出音を出力するという構成であるので、火災受信盤に第1の送受話器を接続した状態で、火報端末に第2の送受話器が接続された場合であっても、火災受信盤の操作面に設けられたスピーカ等の音響機器から呼出音を出力することができ、受信機側の管理者が呼出音を停止する操作を行うまで、鳴動状態を継続させて、管理者に通話要請があることを確実に報知することができる。したがって、非常時の連絡を迅速かつ確実に行うことができるとともに、火災報知システムの保守点検を効率的に行うことができる。
【0047】
また、請求項3記載の発明によれば、呼出音停止手段として、火災受信盤の操作面に設けられた、既存の音響停止用の操作スイッチを適用することができるので、他の音響機器の停止機能と操作方法を統一することができ、操作面におけるボタン数を削減して、操作性の向上を図ることができる。
そして、請求項4記載の発明によれば、呼出音停止手段として、火災受信盤の操作面に設けられた呼出音停止専用の操作スイッチを適用することができるので、管理者は、操作面上の呼出音停止スイッチの所在を容易に認識することができるので、呼出音の停止方法を迷うことなく一義的に把握することができ、迅速かつ確実な呼出音停止操作を行うことができる。
【0048】
請求項5記載の発明によれば、火災受信盤は、第1の送受話器を懸下する送受話器懸下部を備え、送受話器懸下部に呼出音を停止する信号を出力する操作スイッチを設けているので、第1の送受話器を受信機に接続し、送受話器懸下部に懸下した状態で、操作スイッチがON動作して、発信機側からの通話要請による呼出音を良好に出力することができるとともに、送受話器を持ち上げるという通話に必須の動作により、フックスイッチ等の操作スイッチを操作して、呼出音の出力を停止することができ、特別な操作を行うことなく、簡易かつ確実に呼出応答動作、及び、発信機側との通話を行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る火災報知システム用電話装置の第1の実施形態を示す外観構成図である。
【図2】第1の実施形態に係る火災報知システム用電話装置の内部構成を示す図である。
【図3】第1の実施形態に係る火災報知システム用電話装置に適用される火災受信盤(受信機)の操作表示パネルの一例を示す概略図である。
【図4】第1の実施形態に係る火災報知システム用電話装置における動作手順を示すフローチャートである。
【図5】第1の実施形態に係る火災報知システム用電話装置における通常の電話呼出状態を示す概念図である。
【図6】第1の実施形態に係る火災報知システム用電話装置における通常の呼出応答状態を示す概念図である。
【図7】第1の実施形態に係る火災報知システム用電話装置における送受話器接続継続状態を示す概念図である。
【図8】第1の本実施形態に係る火災報知システム用電話装置における送受話器接続時の電話呼出状態を示す概念図である。
【図9】本発明に係る火災報知システム用電話装置の第2の実施形態に適用される火災受信盤(受信機)の操作表示パネルを示す概略図である。
【図10】本発明に係る火災報知システム用電話装置の第3の実施形態を示す外観構成図である。
【図11】第3の実施形態に係る火災報知システム用電話装置における電話呼出状態を示す概念図である。
【図12】第3の実施形態に係る火災報知システム用電話装置における呼出応答状態を示す概念図である。
【図13】第3の実施形態に係る火災報知システム用電話装置の他の例を示す外観構成図である。
【図14】本発明に係る火災報知システム用電話装置の第4の実施形態を示す内部構成図である。
【図15】第4の実施形態に係る火災報知システム用電話装置における送受話器接続継続状態を示す概念図である。
【図16】第4の実施形態に係る火災報知システム用電話装置における電話呼出状態を示す概念図である。
【図17】従来の火災報知システム用電話装置を示す外観構成図である。
【図18】従来の火災報知システム用電話装置の内部構成を示す概略図である。
【図19】従来の火災報知システム用電話装置における電話呼出状態を示す概念図である。
【図20】従来の火災報知システム用電話装置における呼出応答状態を示す概念図である。
【符号の説明】
10 発信機(火報端末)
20 発信機側送受話器(第2の送受話器)
30 受信機(火災受信盤)
30A 操作表示パネル
31 発信機側接続検出回路(端末側接続検出手段)
33 受信機側接続検出回路
34 スイッチング回路
35 制御回路(制御手段)
40 受信機側送受話器(第1の送受話器)
100 火災報知システム用電話装置
IL 電話灯
SP スピーカ(音響機器)
SWA、SWB 呼出音停止スイッチ(呼出音停止手段)

Claims (5)

  1. 各々電話ジャックを備えた火報端末及び火災受信盤とを電話線を介して接続し、該火報端末と該火災受信盤との間で通話を行う火災報知システム用電話装置において、
    前記火災受信盤は、前記火災受信盤に備えられた前記電話ジャックを介して第1の送受話器を接続したことを検出する受信機側接続検出手段と、
    前記火報端末に備えられた前記電話ジャックを介して前記火報端末に第2の送受話器が接続されたことを検出する端末側接続検出手段と、
    前記端末側接続検出手段が第2の送受話器を接続したことを検出したときに呼出音を出力する音響手段と、
    前記呼出音を停止する信号を出力する呼出音停止手段と、
    前記端末側接続検出手段が第2の送受話器の接続を検出した際に前記受信機側接続検出手段の検出状態に係わらず前記音響手段から呼出音を継続して出力し、呼出音の出力中に前記呼出音停止手段を操作するか受信機側接続検出手段が第1の送受話器を接続したことを検出した場合に前記呼出音の出力を停止する制御手段と、
    を備えたことを特徴とする火災報知システム用電話装置。
  2. 前記制御手段は、前記端末側接続検出手段が第2の送受話器の接続を検出した際に前記受信機側接続検出手段が第1の送受話器の接続を検出していないときは、受信機側接続検出手段が第1の送受話器を接続したことを検出した場合にのみ前記音響手段からの呼出音の出力を停止することを特徴とする請求項1記載の火災報知システム用電話装置。
  3. 前記呼出音停止手段は、前記火災受信盤の操作面に設けられた、既存の音響停止用の操作スイッチであることを特徴とする請求項1記載の火災報知システム用電話装置。
  4. 前記呼出音停止手段は、前記火災受信盤の操作面に設けられた、前記呼出音を停止する専用の操作スイッチであることを特徴とする請求項1記載の火災報知システム用電話装置。
  5. 前記火災受信盤は、前記第1の送受話器を懸下する送受話器懸下部を備え、
    前記呼出音停止手段は、前記送受話器懸下部から前記送受話器を取り上げた際に、前記呼出音を停止する信号を前記制御手段に出力する操作スイッチであることを特徴とする請求項1記載の火災報知システム用電話装置。
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